JP2010100883A - 三次元形状造形物の製造方法 - Google Patents

三次元形状造形物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010100883A
JP2010100883A JP2008272084A JP2008272084A JP2010100883A JP 2010100883 A JP2010100883 A JP 2010100883A JP 2008272084 A JP2008272084 A JP 2008272084A JP 2008272084 A JP2008272084 A JP 2008272084A JP 2010100883 A JP2010100883 A JP 2010100883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
powder
modeling
shaped object
dimensional shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008272084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5189953B2 (ja
Inventor
Satoshi Abe
諭 阿部
Tokuo Yoshida
徳雄 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Electric Works Co Ltd filed Critical Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority to JP2008272084A priority Critical patent/JP5189953B2/ja
Publication of JP2010100883A publication Critical patent/JP2010100883A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5189953B2 publication Critical patent/JP5189953B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F10/00Additive manufacturing of workpieces or articles from metallic powder
    • B22F10/20Direct sintering or melting
    • B22F10/28Powder bed fusion, e.g. selective laser melting [SLM] or electron beam melting [EBM]
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F12/00Apparatus or devices specially adapted for additive manufacturing; Auxiliary means for additive manufacturing; Combinations of additive manufacturing apparatus or devices with other processing apparatus or devices
    • B22F12/40Radiation means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

【課題】固化層の剥離現象をできるだけ抑えた三次元形状造形物の製造方法を提供する。
【解決手段】(i)粉末層の所定箇所に光ビームを照射して前記所定箇所の粉末を焼結又は溶融固化させて固化層を形成する工程、および(ii)得られた固化層の上に新たな粉末層を形成し、前記新たな粉末層の所定箇所に光ビームを照射して更なる固化層を形成する工程を繰り返して行う三次元形状造形物24の製造方法であって、粉末層または固化層が設けられる造形テーブルまたは造形プレートの主面に凹部が少なくとも1つ設けられており、製造される三次元形状造形物の底面と前記凹部とが相互に接することを特徴とする、三次元形状造形物の製造方法。
【選択図】図6

Description

本発明は、三次元形状造形物の製造方法および製造装置に関する。より詳細には、本発明は、粉末層の所定箇所に光ビームを照射して固化層を形成することを繰り返し実施することによって複数の固化層が積層一体化した三次元形状造形物を製造する方法およびそのための装置に関する。
従来より、粉末材料に光ビームを照射して三次元形状造形物を製造する方法(一般的には「粉末焼結積層法」と称される)が知られている。かかる方法では、「(i)粉末層の所定箇所に光ビームを照射することよって、かかる所定箇所の粉末を焼結又は溶融固化させて固化層を形成し、(ii)得られた固化層の上に新たな粉末層を敷いて同様に光ビームを照射して更に固化層を形成する」といったことを繰り返して三次元形状造形物を製造している(特許文献1または特許文献2参照)。粉末材料として金属粉末を用いた場合では、得られた三次元形状造形物を金型などとして用いることができ、粉末材料として樹脂粉末を用いた場合では、得られた三次元形状造形物をプラスチックモデルとして用いることができる。このような製造技術によれば、複雑な三次元形状造形物を短時間で製造することが可能である。
粉末焼結積層法では、酸化防止等の観点から不活性雰囲気下に保たれたチャンバー内で三次元形状造形物が製造される。具体的には、三次元形状造形物は、チャンバー内の“造形テーブル”又は“造形テーブル上に配される造形プレート”の上で製造される。図1に示すように、造形テーブル20に配された造形プレート21上で三次元形状造形物を製造する場合を例にとると、まず、所定の厚みt1の粉末層22を造形プレート21上に形成した後(図1(a)参照)、光ビームを粉末層22の所定箇所に照射して、造形プレート21上において固化層24を形成する。そして、形成された固化層24の上に新たな粉末層22を敷いて再度光ビームを照射して新たな固化層を形成する。このように固化層を繰り返し形成すると、複数の固化層24が積層一体化した三次元形状造形物を得ることができる(図1(b)参照)。最下層に相当する固化層は造形プレート面に接着した状態で形成され得るので、「三次元形状造形物の底面」と「三次元形状造形物が設けられている造形プレート面」とは、一般的には相互に接合された状態となる。
ここで、三次元形状造形物は、光ビームの照射を通じて製造されるため、光ビームによる熱の影響を少なからず受けてしまう。具体的には、粉末層の照射箇所が一旦溶けて溶融状態となり、その後固化することで固化層は形成されるが、その固化する際に収縮現象が生じ得る。特定の理論に拘束されるわけではないが、溶融した粉末が冷却され固化する際に収縮現象が生じる(図2(a)参照)。一方、固化層(即ち、三次元形状造形物)を支える造形プレートは、鋼材などから成る剛体であり、光ビームの照射位置から離れているため光ビームによる熱の影響を実質的に受けにくい。その結果、造形プレート上の三次元形状造形物24には、反り上がる力(モーメント)が生じることになり、それがある限度を超えると、図2(b)に示すように製造過程において三次元形状造形物が造形プレート21から剥離する現象が生じてしまう。三次元形状造形物が造形プレート21から剥離すると、所望の三次元形状造形物を製造できなくなる点で望ましくない。つまり、三次元形状造形物(即ち、固化層)が反り上がって剥離すると、得られる三次元形状造形物の形状精度が出なくなるだけでなく、固化層が反り上がること起因して、その固化層上に新たな粉末層を所定厚みで敷くことができなくなる(例えば、次に敷く粉末層の厚さよりも大きく固化層が反り上がると、均一に粉末層を敷けなくなる)。
特表平1−502890号公報 特開2000−73108号公報
本発明は、かかる事情に鑑みて為されたものである。即ち、本発明の課題は、固化層(即ち、三次元形状造形物)の剥離現象をできるだけ抑えた「三次元形状造形物の製造方法」および「三次元形状造形物の製造装置」を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明では、
(i)粉末層の所定箇所に光ビーム(例えばレーザ光のような指向性エネルギービーム)を照射して前記所定箇所の粉末を焼結又は溶融固化させて固化層を形成する工程、および
(ii)得られた固化層の上に新たな粉末層を形成し、前記新たな粉末層の所定箇所に光ビームを照射して更なる固化層を形成する工程
をチャンバー内において繰り返して行う三次元形状造形物の製造方法であって、
粉末層または固化層が設けられる造形テーブルまたは造形プレートの主面に凹部が少なくとも1つ設けられており、三次元形状造形物の底面(または“三次元形状造形物の底部分”もしくは“前記凹部内に形成される三次元形状造形物の固化部”)と前記凹部とが相互に接することを特徴とする、三次元形状造形物の製造方法が提供される。
本発明の製造方法は、三次元形状造形物の底面の少なくとも一部の領域と接することになるように、造形テーブルまたは造形プレートの主面に凹部が少なくとも1つ設けられている点において特徴を有している。より具体的には、本発明では、凹部内部に形成される固化部が凹部と接する(嵌合/接合する)ことによって、三次元形状造形物と造形プレートとの接合力を補っている。換言するならば、本発明においては、製造過程において反り上がろうとする三次元形状造形物の底面を局所的に凹部で引っかけることによって又は三次元形状造形物の底面と凹部とを局所的に嵌合させることによって、三次元形状造形物の剥離を防止している(以下、このような凹部によって供される効果を「引っかけ効果」または「アンカー効果」とも称する)。
本明細書にいう「主面」とは、造形テーブルまたは造形プレートに含まれる面のうち、三次元形状造形物(または粉末層もしくは固化層)が供される面を実質的に意味している。
また、本明細書にいう「三次元形状造形物の底面」とは、造形テーブルまたは造形プレートと接する面のことを実質的に意味しており、平らな面のみならず、上述の凹部に対応して形成され得る凸形状の底面部分も含んだ面も意図している。
更に、本発明における「凹部」は、三次元形状造形物の底面を引っかけるために又は三次元形状造形物の底面と嵌合させるために意図的に造形テーブルまたは造形プレートの主面に対して設けたものであり、造形テーブルまたは造形プレートの製造に際して不可避的または偶発的に形成されたキズなどを意味していないことに留意されたい。
ある好適な態様では、製造過程において三次元形状造形物の周縁部分の底面と凹部とが接する。つまり、製造される三次元形状造形物の周縁部分の底面と接するように、凹部が造形テーブルまたは造形プレートに設けられている。別の見方をすれば、三次元形状造形物の周縁部分が凹部に位置することになるように固化層を形成していく。これにより、三次元形状造形物の周縁部分からの反り上がり/剥離を効果的に防止することができる。
本発明では、上述した製造方法を実施するための「三次元形状造形物の製造装置」も提供される。このような三次元形状造形物の製造装置は、
粉末層を形成するための粉末層形成手段、
粉末層および/または固化層が形成されることになる“造形テーブル”または“造形テーブル上に配される造形プレート”、ならびに
固化層が形成されるように粉末層に光ビームを照射するための光ビーム照射手段
を有して成り、
造形テーブルまたは造形プレートの主面の造形物形成領域には凹部が少なくとも1つ設けられていることを特徴とする。
ある好適な態様では、凹部が下方に向かって広がるテーパ形状を有している。換言すれば、凹部の垂直方向断面は、垂直方向(鉛直方向)の上向きから下向きに向かって徐々に広がる形状を有している。このようなテーパ形状によって、三次元形状造形物の底面をより効果的に“引っかける”ことができ、三次元形状造形物の反り上がり/剥離をより確実に防止できる。
造形テーブルまたは造形プレートの凹部は溝形状を有していてもよい。この場合、溝形状の凹部が三次元形状造形物の底面の周縁(エッジ)に沿うような形態を有していることが好ましい。かかる場合、三次元形状造形物の底面の周縁部全体に対して「引っかけ効果」を供すことができ、三次元形状造形物の周縁部からの反り上がり/剥離をより確実に防止できる。尚、このような溝形状の凹部は、その加工自体が容易であるといった点でも好ましい。
本発明では、製造過程において三次元形状造形物の内部に生じ得る応力(特に三次元形状造形物が全体的に収縮する際に生じ得る応力)を造形テーブルまたは造形プレートの凹部で受けることができる。つまり、三次元形状造形物の底面の少なくとも一部の領域を凹部に引っかける(又はそれらを相互に嵌合させる)ことによって、三次元形状造形物の反り上がりを防止することができる。これにより、三次元形状造形物(即ち、固化層)が、造形テーブル面または造形プレート面から剥離する現象を防止できるので、固化層上に新たな粉末層を所定厚みで敷くことが可能となるだけでなく、最終的に得られる三次元形状造形物の形状精度も向上することになる。
即ち、本発明では、三次元形状造形物(即ち、最下層の固化層)と造形テーブルまたは造形プレートとの接合に加えて、凹部の引っかけ効果を付加的に供することができるので、「三次元形状造形物」と「造形テーブル面または造形プレート面」との接合状態をより強固にすることができ、“造形物の剥離現象”を効果的に防止できる。
また、従来技術において三次元形状造形物の形状精度を出すには、“反り上がり”や“剥離”などの現象を予め想定した上で設計しておかなければならなかったものの、本発明では造形物を支える部材に単に凹部を設けるだけで形状精度を実質的に出すことができる。つまり、本発明は、そのような具体的に予測困難な現象を視野に入れた設計を簡易な手段によって省くことができるといった点においても非常に有益である。
以下では、図面を参照して本発明をより詳細に説明する。
[粉末焼結積層法]
まず、本発明の製造方法の前提となる粉末焼結積層法について説明する。図1,図3および図4には、粉末焼結積層法を実施できる光造形複合加工機1の機能および構成が示されている。光造形複合加工機1は、「金属粉末および樹脂粉末などの粉末を所定の厚みで敷くことによって粉末層を形成する粉末層形成手段2」と「外周が壁27で囲まれた造形タンク29内においてシリンダー駆動で上下に昇降する造形テーブル20」と「造形テーブル20上に配され造形物の土台となる造形プレート21」と「光ビームLを任意の位置に照射する光ビーム照射手段3」と「造形物の周囲を削る切削手段4」とを主として備えている。粉末層形成手段2は、図1に示すように、「外周が壁26で囲まれた粉末材料タンク28内においてシリンダー駆動で上下に昇降する粉末テーブル25」と「造形プレート上に粉末層22を形成するためのスキージング用ブレード23」とを主として有して成る。光ビーム照射手段3は、図3および図4に示すように、「光ビームLを発する光ビーム発振器30」と「光ビームLを粉末層22の上にスキャニング(走査)するガルバノミラー31(スキャン光学系)」とを主として有して成る。必要に応じて、光ビーム照射手段3には、光ビームスポットの形状を補正するビーム形状補正手段(例えば一対のシリンドリカルレンズと、かかるレンズを光ビームの軸線回りに回転させる回転駆動機構とを有して成る手段)やfθレンズが具備されている。切削手段4は、「造形物の周囲を削るミーリングヘッド40」と「ミーリングヘッド40を切削箇所へと移動させるXY駆動機構41」とを主として有して成る(図4参照)。
光造形複合加工機1の動作を図1及び図5を参照して詳述する。図5は、光造形複合加工機の動作フローを示している。
光造形複合加工機の動作は、粉末層22を形成する粉末層形成ステップ(S1)と、粉末層22に光ビームLを照射して固化層24を形成する固化層形成ステップ(S2)と、造形物の表面を切削する切削ステップ(S3)とから主に構成されている。粉末層形成ステップ(S1)では、最初に造形テーブル20をΔt1下げる(S11)。次いで、粉末テーブル25をΔt1上げた後、図1(a)に示すように、スキージング用ブレード23を、矢印A方向に移動させ、粉末テーブル25に配されていた粉末(例えば「平均粒径5μm〜100μm程度の鉄粉」または「平均粒径30μm〜100μm程度のナイロン、ポリプロピレン、ABS等の粉末」)を造形プレート21上へと移送させつつ(S12)、所定厚みΔt1にならして粉末層22を形成する(S13)。次に、固化層形成ステップ(S2)に移行し、光ビーム発振器30から光ビームL(例えば炭酸ガスレーザーまたは紫外線)を発し(S21)、光ビームLをガルバノミラー31によって粉末層22上の任意の位置にスキャニングし(S22)、粉末を溶融させ、固化させて造形プレート21と一体化した固化層24を形成する(S23)。
固化層24の厚みがミーリングヘッド40の工具長さ等から求めた所定厚みになるまで粉末層形成ステップ(S1)と固化層形成ステップ(S2)とを繰り返し、固化層24を積層する(図1(b)参照)。尚、新たに積層される固化層は、焼結又は溶融固化に際して、既に形成された下層を成す固化層と一体化することになる。
積層した固化層24の厚みが所定の厚みになると、切削ステップ(S3)へと移行し、ミーリングヘッド40を駆動させる(S31)。例えば、ミーリングヘッド40の工具(ボールエンドミル)が直径1mm、有効刃長さ3mmである場合、深さ3mmの切削加工ができるので、Δt1が0.05mmであれば、60層の固化層を形成した時点でミーリングヘッド40を駆動させる。XY駆動機構41によってミーリングヘッド40を矢印X及び矢印Y方向に移動させ、積層した固化層24から成る造形物の表面を切削加工する(S32)。そして、三次元形状造形物の製造が依然終了していない場合では、粉末層形成ステップ(S1)へ戻ることになる。以後、S1乃至S3を繰り返して更なる固化層24を積層することによって、三次元形状造形物の製造を行う。
固化層形成ステップ(S2)における光ビームLの照射経路と、切削ステップ(S3)における切削加工経路とは、予め三次元CADデータから作成しておく。この時、等高線加工を適用して加工経路を決定する。例えば、固化層形成ステップ(S2)では、三次元CADモデルから生成したSTLデータを等ピッチ(例えばΔt1を0.05mmとした場合では0.05mmピッチ)でスライスした各断面の輪郭形状データを用いる。
[本発明の製造方法]
本発明の製造方法は、上述した粉末焼結積層法につき、“三次元形状造形物に生じ得る内部応力の緩和”に特に着目したものである。即ち、本発明は、図2(b)に示すように内部応力に起因して三次元形状造形物が反り上がって造形プレートまたは造形テーブルから剥離する現象を、造形プレート面または造形テーブル面に設けた凹部で抑制する点において特徴を有している(図6参照)。
図7(a)に示すように造形プレート21上で三次元形状造形物24を製造する場合を想定すると、本発明にいう「凹部」は、かかる造形プレート21の主面に形成された凹部を実質的に意味している。その一方、図7(b)に示すように、造形テーブル20上に直接的に三次元形状造形物24を製造する場合を想定すると、「凹部」は、かかる造形テーブル20の主面に形成された凹部を実質的に意味している。
以下の説明では、粉末として「金属粉末」を用い(即ち、粉末層として金属粉末層を用い)、固化層が焼結層となる条件下において、造形プレート上で三次元形状造形物を製造する態様を例にとって説明する。
本発明の製造方法で用いる造形プレートの主面(即ち、三次元形状造形物の底面が接する面)には、凹部が少なくとも1つ設けられている。具体的には、造形プレート21の主面のうち、図8に示すように造形物が形成される領域21aには凹部60が設けられている。凹部60の形状は、特に限定されるわけではないが、図9に示すように、円柱形状(図9(a))、多角柱形状(例えば四角柱形状(図9(b))、円錐形状(図9(c))、円錐台形状(図9(d)および図9(e))などであってよい。加工が簡易となる観点でいえば、図9(a)に示すような円柱形状が好ましい。凹部の個数は、その個々のサイズ、造形物の底面サイズまたは造形プレートの主面サイズなどに依存し得るものの、例えば、図8に示すような造形物エリア21a(横幅La:100mm、横幅Lb:100mm)および凹部の個数(4〜100個程度)を仮に想定した場合、図9(a)に示す円柱形状の凹部の幅Waは0.5〜20mm程度であり、深さDaは0.5〜10mm程度である。尚、設けられる凹部のピッチも、造形物エリア、凹部サイズまたは凹部の個数などに依存し得るものの、例えば図10(a)に示すような態様を例にとると、凹部のピッチLpは10〜80mm程度であってよい。
尚、反り上がろうとする又は剥離しようとする三次元形状造形物の底面をより効果的に“引っかける”という観点から、凹部の形態は下方に向かって広がるテーパ状になっていることが好ましい。即ち、凹部の形態は、図9(e)に示すような形態であることが好ましい。また、図9(f)および図11に示すように、ある深さ以上となってから下方に向かってテーパ状に広がる形態であってもよい。凹部がテーパ状を有する場合、図9(e)の右上に示すようなテーパの広がり角αは、1°〜45°程度であることが好ましい。凹部がテーパ状を有する場合、凹部自体の加工が容易となる点で図12に示すような貫通孔の形態であってもよい。
製造過程における三次元形状造形物は、その周縁部分から反り上がろうとする傾向又は剥離しようとする傾向を有し得るので(図2(b)参照)、図10(a)〜(c)に示すように、造形プレートの造形物エリア21aの周縁部に凹部60を設けることが好ましい。特に造形物のコーナー(角部分)からの反り上がりが考えられるので、簡易的には図10(c)に示す態様であってもよい。また、凹部を造形物エリア21aの周縁部に設ける場合では、凹部60が全体的に溝形態を有していてもよい(図13参照)。かかる場合、三次元形状造形物の底面エッジが溝形状の凹部に沿うように三次元形状造形物を形成していくと、「引っかけ効果」を三次元形状造形物の周縁全体に対して供すことができ、反り上がり/剥離をより確実に防止することができる。ちなみに、溝形状の凹部は、その加工が容易となる点でも有利である。溝形状の凹部のサイズについて例示すると、図13に示す溝幅Wbは0.5〜10mm程度であり、溝深さDbは0.5〜10mm程度である。
造形プレートの造形物エリア21aの周縁部に凹部を設ける場合では、三次元形状造形物の底面が凹部の少なくとも一部にのみ接するように、最下層の固化層を形成してよい。例えば、図13(a)において21bで示す領域(破線で囲った領域)に最下層を形成してよく、特に図13(b)に示すように造形物底部の周縁部が溝形状凹部にかかるようにしてよい。この場合であっても中心に向かって反り上がろうとする造形物が凹部に引っかかることになるので、造形物の内部の応力が緩和され、“剥離”が抑えられる。
造形プレートに凹部を設ける方法としては、特に制限するわけではないが、切削加工、放電加工またはレーザ加工などを用いることができる。また、ダイサーを用いたり、ドリル加工やサンドブラストなどの機械的な方法で造形プレートの表面に凹部を設けることも可能である。貫通孔形態の凹部を設ける場合には、ドリルなどの機械加工による作製が好ましい。
本発明の製造方法で得られる三次元形状造形物は造形プレートと接合した状態で一体的に得られるので、そのように一体化した「三次元形状造形物」と「造形プレート」とを分離することなく金型等の製品として用いることができる。かかる場合、造形プレートの材質は、三次元形状造形物(即ち、形成される固化層)と接合性の高いものが望ましい。例えば三次元形状造形物の製造に際して鉄粉を用いる場合では、造形プレートは鋼材またはステンレス等の材質から成ることが好ましく、三次元形状造形物の製造に際してナイロンなどの樹脂粉末を用いる場合では、造形プレートは、同種の樹脂(ナイロンなど)等の材質から成ることが好ましい。但し、必要に応じて、三次元形状造形物を造形プレートから分離して使用してもよく、その場合には、造形プレートの材質は、三次元形状造形物(即ち、形成される固化層)と接合性の低いものが望ましい。例えば三次元形状造形物の製造に際して鉄粉を用いる場合では、造形プレートはアルミナまたはジルコニア等の高融点材質から成ることが好ましく、溶射などによるコーティングでもよい。三次元形状造形物の製造に際してナイロンなどの樹脂粉末を用いる場合では、造形プレートは金属またはアルミナ等のセラミックス等の材質から成ることが好ましい。三次元形状造形物を造形プレートから分離した後は、“凹部に対応して形成され得る造形物底面の凸部”を必要に応じて切削除去してよい。尚、三次元形状造形物を造形プレートから分離する場合、図14に示すように、凹部60と、その内部に形成される造形物底部24’との接触面積を小さくしてよい。これにより、“材料面”でなく、“構造面”に起因して容易な分離が助力される。
次に、図15および図16を参照することによって、造形プレート上で三次元形状造形物を製造する工程を経時的に説明する。ちなみに、粉末としては「金属粉末」を用い、固化層が焼結層となると共に、造形プレートが固化層に対して接合性の高い材質から成る場合を例にとって説明する。
まず、図15(a)に示すように、三次元形状造形物が設けられる領域に凹部60を備えた造形プレート21を用意する。次いで、図15(b)に示すように凹部を粉末19pで充填した後、充填された粉末19pに光ビームを照射することによって、粉末を焼結させて焼結部24pを形成する(図15(c)参照)。焼結を経ることに起因して、焼結部24pは凹部表面に接合し得る。形成された焼結部24pに対しては、必要に応じて切削加工を施してもよい(例えば、焼結部24pが凹部からはみ出すように盛り上がって形成された場合では、造形プレート面が平らになるように切削除去してもよい)。引き続いて、図15(d)に示すように焼結部24pを覆うように造形プレート21上に第1金属粉末層19aを形成し、所定の箇所に光ビームを照射することによって第1焼結層24aを形成する(図15(e)参照)。焼結を経ることに起因して、第1焼結層24aは、造形プレート面に接合すると共に、その下に存在する焼結部24pと一体化する。次いで、図15(f)に示すように第1焼結層24a上に第2金属粉末層19bを形成し、所定の箇所に光ビームを照射することによって第2焼結層24bを形成する(図15(g)参照)。焼結を経ることに起因して、第2焼結層24bは、その下に存在する第1焼結層24aと積層一体化する。以降は、同様の操作を繰り返すことによって、三次元形状造形物の形状を構成していく。かかる製造工程に際しては、複数の焼結層(24a,24b、24c・・・)から成る三次元形状造形物に対して、図15(g)に示すように、内向きに反り上がる力(モーメント)が生じることになるものの、焼結部24aが凹部に接合又は引っかかることに起因して、それを打ち消す力が反作用として生じる。つまり、凹部によって、三次元形状造形物が造形プレートから剥離する現象が防止される。
上述の製造工程では、焼結部24pと第1焼結部24aとを別個に形成したが、それらを一体的に形成してもよい。かかる態様を図16に示す。この態様では、図16(b)に示すように、凹部60が粉末で充填されるように、造形プレート21上に第1金属粉末層19aを形成する。そして、図16(c)に示すように、第1金属粉末層19aの所定箇所の金属粉末のみならず、凹部に充填された金属粉末までもが焼結するように、光ビームを照射する。一般的には、図16(b)に示すA領域の粉末とB領域の粉末とを比べた場合、B領域の粉末に対する方がより大きな照射エネルギー密度となるように光ビームの照射条件を調整する。このような照射によって、焼結部24pと第1焼結層24aとが一体化した焼結層を得ることができる。引き続いて、図16(d)に示すように第1焼結層24a上に第2金属粉末層19bを形成し、所定の箇所に光ビームを照射することによって第2焼結層24bを形成する(図16(e)参照)。焼結を経ることに起因して、第2焼結層24bは、その下に存在する第1焼結層24aおよび焼結部24pと積層一体化する。以降は、同様の操作を繰り返すことによって、三次元形状造形物の形状を構成していく。
[本発明の製造装置]
次に、本発明の製造方法の実施に好適な装置について説明する(粉末として金属粉末を用い、固化層が焼結層となる態様を例にとって説明する)。かかる装置は、図1、図3、図4、図7および図8に示すように
金属粉末層を形成するための粉末層形成手段2、
金属粉末層および/または焼結層が形成されることになる“造形テーブル20”または“造形テーブル20上に配される造形プレート21”、ならびに
焼結層が形成されるように金属粉末層に光ビームを照射するための光ビーム照射手段3
を有して成り、
造形テーブル20または造形プレート21の主面の造形物形成領域21aに凹部60が少なくとも1つ設けられている。かかる装置では、造形プレート21または造形テーブル20の主面の造形物形成領域に設けられた凹部60が、製造過程において焼結層に生じ得る応力(モーメント)を緩和することになるので、三次元形状造形物が造形プレートまたは造形テーブルから剥離する現象を抑えることができる。かかる装置の動作も含めて、「粉末層形成手段2」、「造形テーブル20」、「造形プレート21」、「光ビーム照射手段3」および「凹部60」等については、上述しているので重複を避けるために説明を省略する。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明の適用範囲のうちの典型例を例示したに過ぎない。従って、本発明はこれに限定されず、種々の改変がなされ得ることを当業者は容易に理解されよう。
例えば、造形プレートに設けられる凹部の内面を粗面化しておいてもよい。これにより、三次元形状造形物の底面と凹部との摩擦抵抗が増すので、製造過程において反り上がろうとする三次元形状造形物の底面を凹部でより確実に“引っかける”ことができる。
また、上述の説明では、予め凹部が形成された造形プレートを用いることを前提にしているが、必ずしもこれに限定されるわけではない。例えば、平らな造形プレートを用いてよく、三次元形状造形物の製造に先立って凹部を切削加工して用いてよい。より具体的には、「平らな面を有する未加工の造形プレート」を造形テーブルに配した後、光造形複合加工機を用いて所望の箇所に切削加工を施して凹部を形成してよい。造形プレートに凹部が形成された後は、上述した態様と同様に粉末層/固化層を繰り返して形成して三次元形状造形物を製造する。“平らな造形プレート”を用いた後に凹部を形成する場合では、“位置合わせ”が不要となる点で有利である。つまり、予め凹部が形成された造形プレートを用いる場合では、その予め形成された凹部の位置を考慮した上で、造形プレートを造形テーブル上に配する必要があったり、あるいは、粉末層もしくは固化層の形成位置を決める必要があったものの、平らな造形プレートを用いる場合では、造形テーブル上に配した後で凹部を形成するので凹部の形成箇所を任意かつ随意に選択することができ、“凹部の予め決められた形成位置”に起因する不都合を回避することができる。
尚、上述の説明では、『造形プレート21上にて三次元形状造形物24を製造する態様A(図7(a)参照)』を主として例示したが、『造形テーブル20上にて直接的に三次元形状造形物24を製造する態様B(図7(b)参照)』であっても、これまで説明してきた態様Aと同様の特徴・効果などを有し得ることを当業者は容易に理解できるであろう。つまり、造形テーブル上で直接的に製造する場合であっても、それに凹部を設けることにより、造形物の剥離現象を防止することができる。また、上述の実施形態では、『粉末層が金属粉末層であって、固化層が焼結層となる態様C』を例にとって説明している箇所があるものの、『粉末層が樹脂粉末層であって、固化層が硬化層となる態様D』であっても、態様Cと同様の特徴・効果などを有し得ることを当業者は容易に理解できるであろう。
本発明の三次元形状造形物の製造方法を実施することによって、種々の物品を製造することができる。例えば、『粉末層が金属粉末層であって、固化層が焼結層となる場合』では、得られる三次元形状造形物をプラスチック射出成形用金型、プレス金型、ダイカスト金型、鋳造金型、鍛造金型などの金型として用いることができる。また、『粉末層が樹脂粉末層であって、固化層が硬化層となる』では、得られる三次元形状造形物を樹脂成形品して用いることができる。
光造形複合加工機の動作を模式的に示した断面図 三次元形状造形物が剥離を引き起こす現象を模式的に示した断面図 粉末焼結積層法が行われる態様を模式的に示した斜視図 粉末焼結積層法が実施される光造形複合加工機の構成を模式的に示した斜視図 光造形複合加工機の動作のフローチャート 本発明の特徴を概念的に示した模式図 造形物が製造される態様を模式的に示した断面図 造形プレートを模式的に示した斜視図 凹部の種々の態様を示した模式図 凹部の種々の配置態様を模式的に示した造形プレートの上面図 テーパ形状の凹部を備えた造形プレートを模式的に示した斜視図 貫通孔形態の凹部を模式的に示した断面図 溝形態の凹部を備えた造形プレートを模式的に示した斜視図 凹部と造形物底部との接触面積が小さい態様を模式的に示した図 本発明の製造方法における工程を模式的に示した断面図 本発明の製造方法における工程を模式的に示した断面図
符号の説明
1 光造形複合加工機
2 粉末層形成手段
3 光ビーム照射手段
4 切削手段
19 粉末/粉末層(例えば金属粉末/金属粉末層または樹脂粉末/樹脂粉末層)
19p 凹部に充填された粉末(例えば金属粉末または樹脂粉末)
19a 第1粉末層(例えば第1金属粉末層または第1樹脂粉末層)
19b 第2粉末層(例えば第2金属粉末層または第2樹脂粉末層)
20 造形テーブル
21 造形プレート
21a 造形物形成領域(造形物エリア)
21b 造形物形成領域(造形物エリア)
22 粉末層(例えば金属粉末層または樹脂粉末層)
23 スキージング用ブレード
24 固化層(例えば焼結層または硬化層)またはそれから得られる三次元形状造形物
24p 固化部(例えば焼結部または硬化部)
24a 第1固化層(例えば第1焼結層または第1硬化層)
24b 第2固化層(例えば第2焼結層または第2硬化層)
25 粉末テーブル
26 粉末材料タンクの壁部分
27 造形タンクの壁部分
28 粉末材料タンク
29 造形タンク
30 光ビーム発振器
31 ガルバノミラー
40 ミーリングヘッド
41 XY駆動機構
50 チャンバー
52 光透過窓
60 凹部
L 光ビーム

Claims (5)

  1. (i)粉末層の所定箇所に光ビームを照射して前記所定箇所の粉末を焼結又は溶融固化させて固化層を形成する工程、および
    (ii)得られた固化層の上に新たな粉末層を形成し、前記新たな粉末層の所定箇所に光ビームを照射して更なる固化層を形成する工程
    を繰り返して行う三次元形状造形物の製造方法であって、
    粉末層または固化層が設けられる造形テーブルまたは造形プレートの主面に凹部が少なくとも1つ設けられており、製造される三次元形状造形物の底面と前記凹部とが相互に接することを特徴とする、三次元形状造形物の製造方法。
  2. 三次元形状造形物の周縁部分の底面と前記凹部とが相互に接することになるように、固化層を形成することを特徴とする、請求項1に記載の三次元形状造形物の製造方法。
  3. 粉末層を形成するための粉末層形成手段、
    粉末層および/または固化層が形成されることになる造形テーブルまたは造形テーブル上に配される造形プレート、ならびに
    固化層が形成されるように粉末層に光ビームを照射するための光ビーム照射手段
    を有して成り、
    造形テーブルまたは造形プレートの主面の造形物形成領域には凹部が少なくとも1つ設けられていることを特徴とする、三次元形状造形物の製造装置。
  4. 前記凹部が溝形状を有していることを特徴とする、請求項3に記載の三次元形状造形物の製造装置。
  5. 前記凹部が下方に向かって広がるテーパ形状を有していることを特徴とする、請求項3または4に記載の三次元形状造形物の製造装置。
JP2008272084A 2008-10-22 2008-10-22 三次元形状造形物の製造方法 Expired - Fee Related JP5189953B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008272084A JP5189953B2 (ja) 2008-10-22 2008-10-22 三次元形状造形物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008272084A JP5189953B2 (ja) 2008-10-22 2008-10-22 三次元形状造形物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010100883A true JP2010100883A (ja) 2010-05-06
JP5189953B2 JP5189953B2 (ja) 2013-04-24

Family

ID=42291772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008272084A Expired - Fee Related JP5189953B2 (ja) 2008-10-22 2008-10-22 三次元形状造形物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5189953B2 (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102985199A (zh) * 2010-06-09 2013-03-20 松下电器产业株式会社 三维形状造型物的制造方法、所得到的三维形状造型物及成形品的制造方法
WO2014172496A1 (en) * 2013-04-19 2014-10-23 United Technologies Corporation Build plate and apparatus for additive manufacturing
US8974727B2 (en) 2010-06-09 2015-03-10 Panasonic Corporation Method for manufacturing three-dimensionally shaped object and three-dimensionally shaped object
JP2015183245A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 日本電子株式会社 3次元積層造形装置
JP2016203597A (ja) * 2015-04-17 2016-12-08 肇 南澤 3dプリンターの造形物定着法
EP3034204A4 (en) * 2014-09-24 2016-12-28 Beijing Tiertime Tech Co Ltd OPTIMIZED 3D PRINTING PROCESS
WO2017163405A1 (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構 3次元積層造形装置、3次元積層造形装置の制御方法および3次元積層造形装置の制御プログラム
EP3275575A1 (en) 2016-07-26 2018-01-31 Seiko Epson Corporation Three-dimensional shaped article shaping stage, three-dimensional shaped article production apparatus, and three-dimensional shaped article production method
JP2018020547A (ja) * 2016-07-26 2018-02-08 セイコーエプソン株式会社 三次元造形物の造形ステージ、三次元造形物の製造装置及び三次元造形物の製造方法
US10000021B2 (en) 2009-06-23 2018-06-19 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Method for manufacturing three-dimensional shaped object and three-dimensional shaped object obtained by the same
EP3366392A1 (en) * 2017-02-23 2018-08-29 Siemens Aktiengesellschaft Build platform for additive manufacturing adapted for heat treatment process
JP2018532051A (ja) * 2015-10-14 2018-11-01 シーメンス アクティエンゲゼルシャフト 生成的製造方法を介したワークピースの製造方法、対応するワークピース
JP2018183930A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 花王株式会社 3次元造形用ステージ
WO2018206497A3 (en) * 2017-05-11 2018-12-20 Pharmaprint Limited Llc System and method for producing pharmacutical objects via 3d printing
JP2019038167A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 セイコーエプソン株式会社 三次元造形装置および三次元造形方法
WO2021041154A1 (en) * 2019-08-23 2021-03-04 Indium Corporation Thermally decomposing build plate for facile release of 3d printed objects
WO2022182766A1 (en) * 2021-02-23 2022-09-01 Indium Corporation Thermally decomposing build plate with casting mold for facile release of 3d printed objects
US11440264B2 (en) 2019-10-21 2022-09-13 Seiko Epson Corporation Three-dimensional shaped article manufacturing method and data processing device
US11697158B2 (en) 2019-12-18 2023-07-11 Seiko Epson Corporation Three-dimensional shaping method

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230302541A1 (en) * 2022-03-24 2023-09-28 Indium Corporation Thermally decomposable build plate structure for stabilization of metal build surface during 3d printing and facile release of 3d printed objects

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06155587A (ja) * 1992-11-24 1994-06-03 Matsushita Electric Works Ltd 三次元形状造形物の成形方法
JPH08281807A (ja) * 1995-03-30 1996-10-29 Eos Gmbh Electro Optical Syst 3次元物体の製造方法および装置
JP2001254107A (ja) * 2000-03-13 2001-09-18 Oki Electric Ind Co Ltd 光造形による三次元モデル構造、光造形による造形物構造、および光造形による造形方法
JP2003305778A (ja) * 2003-03-31 2003-10-28 Matsushita Electric Works Ltd 三次元形状造形物の製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06155587A (ja) * 1992-11-24 1994-06-03 Matsushita Electric Works Ltd 三次元形状造形物の成形方法
JPH08281807A (ja) * 1995-03-30 1996-10-29 Eos Gmbh Electro Optical Syst 3次元物体の製造方法および装置
JP2001254107A (ja) * 2000-03-13 2001-09-18 Oki Electric Ind Co Ltd 光造形による三次元モデル構造、光造形による造形物構造、および光造形による造形方法
JP2003305778A (ja) * 2003-03-31 2003-10-28 Matsushita Electric Works Ltd 三次元形状造形物の製造方法

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10000021B2 (en) 2009-06-23 2018-06-19 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Method for manufacturing three-dimensional shaped object and three-dimensional shaped object obtained by the same
US8974727B2 (en) 2010-06-09 2015-03-10 Panasonic Corporation Method for manufacturing three-dimensionally shaped object and three-dimensionally shaped object
US8999222B2 (en) 2010-06-09 2015-04-07 Panasonic Corporation Method for manufacturing three-dimensionally shaped object, three-dimensionally shaped object obtained thereby, and method for manufacturing molded article
CN102985199A (zh) * 2010-06-09 2013-03-20 松下电器产业株式会社 三维形状造型物的制造方法、所得到的三维形状造型物及成形品的制造方法
WO2014172496A1 (en) * 2013-04-19 2014-10-23 United Technologies Corporation Build plate and apparatus for additive manufacturing
CN105142827A (zh) * 2013-04-19 2015-12-09 联合工艺公司 用于增材制造的构建板和装置
JP2016521315A (ja) * 2013-04-19 2016-07-21 ユナイテッド テクノロジーズ コーポレイションUnited Technologies Corporation 付加製造のためのビルドプレート及び装置
US9597730B2 (en) 2013-04-19 2017-03-21 United Technologies Corporation Build plate and apparatus for additive manufacturing
JP2015183245A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 日本電子株式会社 3次元積層造形装置
EP3034204A4 (en) * 2014-09-24 2016-12-28 Beijing Tiertime Tech Co Ltd OPTIMIZED 3D PRINTING PROCESS
JP2016203597A (ja) * 2015-04-17 2016-12-08 肇 南澤 3dプリンターの造形物定着法
JP2018532051A (ja) * 2015-10-14 2018-11-01 シーメンス アクティエンゲゼルシャフト 生成的製造方法を介したワークピースの製造方法、対応するワークピース
JP6220459B1 (ja) * 2016-03-25 2017-10-25 技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構 3次元積層造形装置、3次元積層造形装置の制御方法および3次元積層造形装置の制御プログラム
WO2017163405A1 (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構 3次元積層造形装置、3次元積層造形装置の制御方法および3次元積層造形装置の制御プログラム
EP3275575A1 (en) 2016-07-26 2018-01-31 Seiko Epson Corporation Three-dimensional shaped article shaping stage, three-dimensional shaped article production apparatus, and three-dimensional shaped article production method
JP2018020547A (ja) * 2016-07-26 2018-02-08 セイコーエプソン株式会社 三次元造形物の造形ステージ、三次元造形物の製造装置及び三次元造形物の製造方法
EP3366392A1 (en) * 2017-02-23 2018-08-29 Siemens Aktiengesellschaft Build platform for additive manufacturing adapted for heat treatment process
WO2018153656A1 (en) * 2017-02-23 2018-08-30 Siemens Aktiengesellschaft Build platform for additive manufacturing adapted for heat treatment process
JP2018183930A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 花王株式会社 3次元造形用ステージ
WO2018206497A3 (en) * 2017-05-11 2018-12-20 Pharmaprint Limited Llc System and method for producing pharmacutical objects via 3d printing
US11548221B2 (en) 2017-05-11 2023-01-10 Pharmaprint Limited Llc System and method for producing pharmacutical objects via 3D printing
JP2019038167A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 セイコーエプソン株式会社 三次元造形装置および三次元造形方法
WO2021041154A1 (en) * 2019-08-23 2021-03-04 Indium Corporation Thermally decomposing build plate for facile release of 3d printed objects
CN114555267A (zh) * 2019-08-23 2022-05-27 铟泰公司 用于轻松释放3d打印对象的热分解构建板
US11766721B2 (en) 2019-08-23 2023-09-26 Indium Corporation Thermally decomposing build plate for facile release of 3D printed objects
US11440264B2 (en) 2019-10-21 2022-09-13 Seiko Epson Corporation Three-dimensional shaped article manufacturing method and data processing device
US11697158B2 (en) 2019-12-18 2023-07-11 Seiko Epson Corporation Three-dimensional shaping method
JP7447465B2 (ja) 2019-12-18 2024-03-12 セイコーエプソン株式会社 三次元造形方法
WO2022182766A1 (en) * 2021-02-23 2022-09-01 Indium Corporation Thermally decomposing build plate with casting mold for facile release of 3d printed objects

Also Published As

Publication number Publication date
JP5189953B2 (ja) 2013-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5189953B2 (ja) 三次元形状造形物の製造方法
JP5119123B2 (ja) 三次元形状造形物の製造方法
JP6443698B2 (ja) 三次元形状造形物の製造方法
JP5612735B1 (ja) 三次元形状造形物の製造方法およびその製造装置
JP5877471B2 (ja) 三次元形状造形物の製造方法
JP5584019B2 (ja) 三次元形状造形物の製造方法およびそれから得られる三次元形状造形物
JP5555222B2 (ja) 三次元形状造形物の製造方法およびそれから得られる三次元形状造形物
JP5519766B2 (ja) 三次元形状造形物の製造方法および三次元形状造形物
JP5539347B2 (ja) 三次元形状造形物の製造方法およびそれから得られる三次元形状造形物
JP5599957B2 (ja) 三次元形状造形物の製造方法
JP5302710B2 (ja) 三次元形状造形物の製造装置および製造方法
CN107848212B (zh) 三维形状造型物的制造方法
US10821663B2 (en) Method for manufacturing three-dimensional shaped object
JP2015017294A (ja) 三次元形状造形物の製造方法
JP2010121187A (ja) 三次元造形物及びその製造方法
JP6628024B2 (ja) 三次元形状造形物の製造方法および三次元形状造形物
JP6857861B2 (ja) 三次元形状造形物の製造方法
JP2012224907A (ja) 三次元形状造形物の製造方法
JP2012241261A (ja) 三次元形状造形物の製造方法
JP6817561B2 (ja) 三次元形状造形物の製造方法
JPWO2017221912A1 (ja) 三次元形状造形物の製造方法
JP6731642B2 (ja) 三次元形状造形物の製造方法
JP6726858B2 (ja) 三次元形状造形物の製造方法
JP2005059574A (ja) 三次元形状造形物の製造方法
WO2017221913A1 (ja) 三次元形状造形物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110519

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5189953

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees