JP2003305778A - 三次元形状造形物の製造方法 - Google Patents

三次元形状造形物の製造方法

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Isao Fuwa
勲 不破
Shuji Kaminaga
修士 上永
Tokuo Yoshida
徳雄 吉田
Yoshikazu Azuma
喜万 東
Hirohiko Tougeyama
裕彦 峠山
Satoshi Abe
諭 阿部
Seizo Machida
精造 待田
Masataka Takenami
正孝 武南
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より短時間に三次元形状造形物を製造する。 【解決手段】 焼結用テーブル3上に無機質あるいは有
機質の粉末層20を形成して、この粉末層20の所定部
に光ビームを照射して焼結し、この後、上記粉末層の上
に新たな粉末層を形成してその所定部に光ビームを照射
して焼結することで、下層の焼結部21と一体になった
焼結部21を形成することを繰り返し、粉末から三次元
形状造形物を1層ずつ積層的に製造するにあたり、製造
しようとする三次元形状造形物の下部構成材となる基台
1を焼結用テーブル3上にセットし、該基台1の表面に
所要の加工を施した後、基台1と光ビーム照射開始位置
との位置合わせを行い、次いで基台1を覆う粉末層の形
成と該粉末層の所定部の光ビームによる焼結とを繰り返
す。基台1の厚み分だけ粉末層の形成及び光ビームによ
る焼結を繰り返すことを省略することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は粉末材料の選択的焼
結によって三次元形状造形物を製造する三次元形状造形
物の製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】三次元形状造形物の製造方法として、特
許第2620353号公報に示されたものがよく知られ
ている。これは焼結用テーブル上に無機質あるいは有機
質の粉末層を形成して、この粉末層の所定部に光ビーム
を照射して焼結し、この後、上記粉末層の上に新たな粉
末層を形成してその所定部に光ビームを照射して焼結す
ることで、下層の焼結部と一体になった焼結部を形成す
るということを繰り返すことで、粉末から三次元形状造
形物を1層ずつ積層的に製造するもので、複雑な三次元
形状造形物も短時間で製造することができる。 【0003】 【特許文献1】特許第2620353号公報 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、三次元形状造
形物の全ての部分を粉末焼結法で作成するために、つま
り1層ごとにレーザービームを照射して焼結させるとい
う手順をとるために、製造しようとする三次元形状造形
物の形状によっては多くの時間がかかってしまうことが
ある。 【0005】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところはより短時間に三次元
形状造形物を製造することができる三次元形状造形物の
製造方法を提供するにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】しかして本発明に係る三
次元形状造形物の製造方法は、焼結用テーブル上に無機
質あるいは有機質の粉末層を形成して、この粉末層の所
定部に光ビームを照射して焼結し、この後、上記粉末層
の上に新たな粉末層を形成してその所定部に光ビームを
照射して焼結することで、下層の焼結部と一体になった
焼結部を形成するということを繰り返すことで、粉末か
ら三次元形状造形物を1層ずつ積層的に製造するにあた
り、製造しようとする三次元形状造形物の下部構成材と
なる基台を焼結用テーブル上にセットし、該基台の表面
に所要の加工を施した後、基台と光ビーム照射開始位置
との位置合わせを行い、次いで基台の上記加工面を覆う
粉末層の形成と該粉末層の所定部の光ビームによる焼結
とを繰り返すことに特徴を有している。基台の厚み分だ
け粉末層の形成及び光ビームの焼結を繰り返すことを省
略できるようにしたものである。 【0007】この時、焼結用テーブル上にセットする基
台への加工は、その加工所要時間と、粉末層を焼結する
ことで同じ形状を形成する場合の所要時間との事前比較
の上で後者よりも短い時間で加工が完了するものとして
おくとよい。 【0008】焼結用テーブル上にセットする基台への加
工は、粉末層が積層される表面に対する形状加工である
ほか、焼結部が収まる凹部を形成するもの、焼結部が形
成される表面への凹凸加工などであってもよく、凹凸加
工を行う場合、焼結部の輪郭部が形成される表面にのみ
行うようにしてもよい。 【0009】また焼結用テーブル上にセットする基台へ
の加工は、切削加工、レーザ加工、塑性加工のいずれで
あってもよく、レーザ加工の場合は、基台表面に対して
斜め方向からのレーザ照射を行うのが好ましく、塑性加
工の場合は焼結粉末によるブラスト加工を好適に用いる
ことができる。 【0010】焼結部が収まる凹部の形成と焼結部が形成
される表面への凹凸加工を同時に行うようにしてもよ
い。 【0011】形成する三次元形状造形物が射出成形用金
型である場合には、金型におけるパーティング面を基台
への切削加工面で形成するのが好ましく、さらにパーテ
ィング面に対して凸となっている部分は焼結で、凹とな
っている部分は基台への加工で形成するのが好ましい。 【0012】基台に対する加工は冷却水通路の形成であ
ってもよく、この時、焼結部の積層形成部には基台の冷
却水通路に連なる冷却水通路を形成するのが好ましい。
そして基台に設けた冷却水通路は、焼結部の積層形成部
に設けた冷却水通路にある未焼結粉末の排出経路とする
とよい。 【0013】このほか、基台に対する加工はノックアウ
トピン挿通孔の形成であってもよい。 【0014】また、位置合わせに関しては、基台表面に
光ビーム照射を行い、この照射結果に基づいて光ビーム
照射位置の補正を行った後、基台上への粉末層の形成及
び光ビームによる焼結部の形成を行うのが好ましい。 【0015】また、任意の層の焼結部の形成後、焼結部
表面を切削加工し、この後、さらに粉末層の形成と焼結
部の形成とを行うようにしてもよく、この場合、焼結部
表面の切削加工に際して、焼結部表面に凹凸を形成して
もよい。 【0016】このような三次元形状造形物の製造方法に
は、無機質あるいは有機質の粉末層が上面に形成される
焼結用テーブルと、上記粉末層の所定部に光ビームを照
射する照射装置と、上記焼結用テーブル上に粉末層を積
層的に順次形成する粉末供給装置と、予め所要の加工が
施されて焼結用テーブル上にセットする基台の位置とこ
の基台を被覆する粉末層に対する光ビーム照射位置との
位置合わせのための位置合わせ手段と、焼結用テーブル
上にセットされる基台に対する物理的加工を行う加工手
段とからなる三次元形状造形物の製造装置を好適に用い
ることができる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に
基づいて詳述すると、図2は本発明に係る製造装置の一
例を示しており、焼結用テーブル3とこの焼結用テーブ
ル3を昇降させる昇降台30、焼結用テーブル3上に無
機質あるいは有機質の粉末を供給する粉末供給装置4、
焼結用テーブル3上に偏光装置50を介して照射する光
ビームを発生する光ビーム照射装置5、これらを制御す
る制御装置6、そして位置合わせ手段7、物理的加工を
行うための加工手段8とからなるもので、位置合わせ手
段7は焼結テーブル3上を撮影するカメラ70をその部
品とし、制御装置6における位置合わせ用プログラムを
主体とするものとして構成してある。加工手段8にはエ
ンドミルやドリルといった切削加工機、レーザ加工機等
のほか、焼結粉末を噴射することで対象物の塑性加工を
行うブラスト加工機などを好適に用いることができる
が、これらに限定されるものではない。 【0018】この製造装置を用いて所要の三次元形状造
形物を製造するにあたっては、得ようとする三次元形状
造形物における下部構造の全てもしくは一部を別途作成
した基台1で構成する。この基台1はその表面上で粉末
を焼結させる時に焼結部と一体化したものとなるもので
あれば、どのような材料で形成したものであってもよ
い。 【0019】そして、上記基台1を焼結用テーブル3上
にセットして基台1に対して上記加工手段8によって所
要の加工を行う。この加工は、三次元形状造形物のCA
Dデータから事前に条件設定を施して、加工形状のデー
タを作成しておき、このデータに従って加工を行う。造
形を行う輪郭データの軌跡を活用して、切削加工を行う
高さまでのデータ指示のみで加工を行うようにしてもよ
い。 【0020】このように基台1に対する加工を行ったな
らば、ついで基台1表面における焼結開始位置とレーザ
照射位置とを一致させるために、焼結用テーブル3上に
セットした基台1を撮像してその平面形状の輪郭を検出
することでその位置を確認し、次いで低エネルギー光ビ
ームLで基台1表面にマークしつつその位置をカメラ7
0で撮像し、図3に示すように輪郭で捉えた基台1に対
する光ビーム照射予定位置イと実際に照射された位置ロ
とから、基台1と光ビーム照射系との座標のずれを計測
して、これを補正することを制御装置6において行う。 【0021】このようにして位置合わせが完了すれば、
図1(c)に示すように、焼結用テーブル3上に粉体2を
供給するとともに基台1の表面上にΔtの厚みの粉末層
20が生じるようにブレード40によって粉末表面をな
らし、その後、光ビームLを所定の領域に対して照射し
て所定領域の焼結を行う。この時、基台1と焼結部21
とを焼結を利用して一体化させる。そして、図1(d)に
示すように、粉末層20の形成と光ビームLによる焼結
とを繰り返し、最終的には焼結用テーブル3から基台1
を取り外すとともに未焼結で残った粉末を除去すること
で、基台3を下部構造とし且つ積層された焼結部21が
上部構造となっている三次元形状造形物を得る。基台1
の厚み分だけ粉末層20の積層や焼結の手間がかからな
くなるために、粉末焼結にかかる工程の時間を短縮する
ことができるものである。 【0022】新たな粉末層20の形成とこの粉末層20
の所定領域の焼結とを繰り返す間に、上記加工手段8を
利用して、次の加工を焼結部21に対して行うようにし
てもよい。すなわち、焼結部21の側面は及び上面の面
粗度は粗いために、図4(a)に示すように、外形状を構
成する側面や深い溝の立ち壁について、焼結を行った
後、該当部分を切削加工用の加工手段8で加工したり、
図4(b)に示すように、溝の底面となる部分の加工を行
うのである。側面に対する加工は各層毎に行わなくと
も、加工手段8における有効スパン長に相当する複数層
の分を一括して行えばよい。もちろん、オーバーハング
した焼結部21がその上層に形成される場合は上層を形
成する前に加工する。また、図4(c)に示すように、焼
結部21の面粗度を更に粗くする目的で加工を行っても
よい。積層される焼結部21間の密着強度を向上させる
ことができる。 【0023】ところで、基台1に設ける加工に要する時
間が、同じものを粉末焼結で形成する場合の時間よりも
長くては、全体的な製造時間は逆に長くなってしまうこ
とから、基台1に対する加工は、基台1に対する加工の
所要時間と、粉末層20を焼結することで同じ形状を形
成する場合の所要時間との事前比較の上で後者よりも短
い時間で加工が完了するものとしておく。たとえば、図
5に示すように、深さAの凹部を基台1の表面に加工
し、その後、凹部上に焼結部21を積層していく場合、
凹部の深さ分だけ所要形状の焼結部21を形成するのに
要する時間が、凹部を切削加工で形成するのに要する時
間より短い場合であり、要する時間が逆となる場合に
は、基台1に凹部を設けることなく、その上方Bの部分
だけ焼結部21を形成するものとする。なお、上記の所
要時間は、加工前シミュレーションを行って求める。 【0024】基台1に対する加工が形状加工である場
合、図6に示すように、最下層の焼結部21の底面積と
同じ大きさの凹部15を基台1に形成して、この凹部1
5内の空間が焼結部21で埋まるようにしてもよい。基
台1と焼結部21との接合面積が大きくなるために、両
者の境界での剥がれやクラック発生を低減することがで
きる。 【0025】また、基台1に対する加工は、凹凸加工で
あってもよい。図7に示すように、焼結部21が上面に
形成される部分に凹凸18を形成することで、基台1と
焼結部21との密着強度を向上させることができる。 【0026】さらに、基台1に対する加工を切削系の加
工手段8で行う場合には、図8(a)に示す形状加工、同
図(b)に示す凹凸加工のほか、同図(c)に示すように蟻溝
加工も可能であり、このような蟻溝19を形成したなら
ば、焼結部21の基台1との接合強度がアンカー効果に
よってさらに高くなる。 【0027】加工手段8としては前述のようにレーザを
用いてもよい。この場合も図9に示すように、形状加工
及び凹凸加工を基台1に対して行うことができる。ま
た、レーザの照射を図10に示すように斜め方向から
(好ましくは基台1へのレーザ入射角が60°以下)行
って凹凸加工を行うと、この凹凸18はアンカー効果を
発揮するために基台1と焼結部21との密着性が向上す
る。 【0028】なお、基台1表面に凹凸18を形成する場
合、焼結部21が上面に位置する部分全てについて凹凸
18を設けるのではなく、図11に示すように、焼結部
21の輪郭部(幅5〜10mmの範囲)が載る部分にだ
け設けるようにしてもよい。加工時間が短くてすむため
に時間短縮になる。特に内部は低密度(密度80%程
度)、外周部は高密度(密度約100%)で焼結して三
次元形状造形物を製造する条件下では非常に有効であ
る。 【0029】基台1に対する加工が凹凸加工だけである
場合には、図12(a)に示すように円筒状で表面に凹凸
のあるローラを押し付けながら走行させるローレット加
工や、図12(b)に示すように、粉末を吹き付けるブラ
スト処理といった塑性加工で凹凸18を形成するように
してもよい。特にブラスト処理は、焼結粉末を噴射物と
して利用することができ、この場合、粉末材料が同じで
あるために、材料の回収及び装置のメンテナンス作業工
程のロスが無いものとなる。 【0030】上記形状加工と凹凸加工とはいずれか一方
だけでなく、両方を行ってもよいものであり、特に図1
3に示すように、切削系の加工手段8を用いる場合に
は、両種の加工を同時に行うことができる。レーザ加工
手段8を用いる場合も同様である。 【0031】ここにおいて、このような基台1を用いる
ことは、得ようとする三次元形状造形物の下部構造部の
断面積が上部構造部の断面積に比してかなり大きい場合
に特に有効であり、そして、上記のような下部構造部と
上部構造部とを有する三次元形状造形物として、図14
に示すような射出成形用金型をあげることができ、この
場合、金型におけるパーティング面Pを基台1の表面で
形成することができる。 【0032】そして、他方の金型とで図15に示すよう
なキャビティ9で成形品90を形成する場合など、図1
6に示すように、基台1表面のパーティング面Pとなる
部分よりも凸となっているところは焼結部21で、凹と
なっている部分は基台1に対する加工で形成すること
で、金型製造時間を大幅に短縮することができるととも
に、高アスペクトの細溝を有する三次元形状造形物(金
型)の製造も容易となる。 【0033】また、得ようとする三次元形状造形物が金
型である場合、図17に示すように、その下部構造部を
構成する基台1に、冷却水通路13を加工するとともに
その一端を基台1表面に開口させておくと、焼結部21
の積層形成による造形部の内部に設けた冷却水通路23
と基台1に設けた冷却水通路13とを基台1と焼結部2
1との境界部でつないだものを得ることができる。な
お、冷却水通路13を基台1の側面にも開口させる場合
は、図に示すように事後に横孔を明ければよい。 【0034】また、この場合、冷却水通路23内の未焼
結の粉末2は、図18に示すように基台1の冷却水通路
13を通じて排出することができる。なお、ここで示し
た冷却水通路13は、実際に冷却水を通すためのものと
して用いなくてもよい。三次元形状造形物の軽量化のた
めに設けた中空部としてのみ機能するものであってもよ
いものである。 【0035】図19は基台1への加工が金型におけるノ
ックアウトピン挿通孔14である場合を示している。 【0036】上記の例では基台と光ビーム照射位置との
位置合わせをカメラを利用した画像処理で行う用いたも
のを示したが、このほか、レーザー測定器や接触式プロ
ーブなどを用いて、基台の予め定めた部分を計測し、こ
の計測位置を基に光ビームによる加工の原点を設定して
焼結部21の積層形成を行ってもよい。 【0037】 【発明の効果】以上のように本発明においては、焼結用
テーブル上に無機質あるいは有機質の粉末層を形成し
て、この粉末層の所定部に光ビームを照射して焼結し、
この後、上記粉末層の上に新たな粉末層を形成してその
所定部に光ビームを照射して焼結することで、下層の焼
結部と一体になった焼結部を形成するということを繰り
返すことで、粉末から三次元形状造形物を1層ずつ積層
的に製造するにあたり、製造しようとする三次元形状造
形物の下部構成材となる基台を焼結用テーブル上にセッ
トし、該基台の表面に所要の加工を施した後、基台と光
ビーム照射開始位置との位置合わせを行い、次いで基台
の上記加工面を覆う粉末層の形成と該粉末層の所定部の
光ビームによる焼結とを繰り返すために、基台の厚み分
だけ粉末層の形成及び光ビームの焼結を繰り返すことを
省略できるものであり、このために焼結させるべき部分
が多くある造形物も短時間で製造することができる。ま
た、高アスペクトの細溝を備えた三次元形状造形物も製
造することができる。 【0038】また、基台に対する加工を焼結部が収まる
凹部を形成するものとしたり、焼結部が形成される表面
への凹凸加工などとすれば、基台と焼結部との密着接合
強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る製造方法の説明図である。 【図2】同上の製造装置の斜視図である。 【図3】位置合わせについての説明図である。 【図4】(a)(b)(c)は焼結部に対する加工についての説
明図である。 【図5】同上の三次元形状造形物の一例の断面図であ
る。 【図6】(a)(b)は基台に対する加工の一例を示す断面図
である。 【図7】(a)(b)は基台に対する加工の他例を示す断面図
である。 【図8】(a)(b)は基台に対する切削加工の例の斜視図、
(c)は蟻溝加工の例の断面図である。 【図9】(a)(b)は基台に対するレーザ加工の例の斜視図
である。 【図10】(a)(b)は基台に対するレーザ加工の他例の斜
視図と断面図である。 【図11】(a)(b)は基台に対する加工の例の断面図であ
る。 【図12】(a)(b)は基台に対する塑性加工の例の断面図
である。 【図13】(a)(b)は基台に対する他の加工例の断面図で
ある。 【図14】三次元形状造形物の一例の斜視図である。 【図15】(a)(b)は金型の全体構造の断面図と成形品の
断面図である。 【図16】(a)(b)は同上の金型における基台の断面図で
ある。 【図17】冷却水通路を備えた三次元形状造形物の製造
手順を示す断面図である。 【図18】同上の未焼結粉末排出についての説明図であ
る。 【図19】ノックアウトピン挿通孔を備えた三次元形状
造形物の製造手順を示す断面図である。 【符号の説明】 1 基台 2 粉末 3 焼結用テーブル 20 粉末層 21 焼結部
フロントページの続き (72)発明者 吉田 徳雄 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 東 喜万 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 峠山 裕彦 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 阿部 諭 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 待田 精造 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 武南 正孝 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4E068 BB00 4F213 AB16 AC04 AP06 AR07 WA53 WA63 WL43 WL62 WL95 4K018 CA44 DA23 EA51 JA05

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 焼結用テーブル上に無機質あるいは有機
    質の粉末層を形成して、この粉末層の所定部に光ビーム
    を照射して焼結し、この後、上記粉末層の上に新たな粉
    末層を形成してその所定部に光ビームを照射して焼結す
    ることで、下層の焼結部と一体になった焼結部を形成す
    るということを繰り返すことで、粉末から三次元形状造
    形物を1層ずつ積層的に製造するにあたり、製造しよう
    とする三次元形状造形物の下部構成材となる基台を焼結
    用テーブル上にセットし、該基台の表面に所要の加工を
    施した後、基台と光ビーム照射開始位置との位置合わせ
    を行い、次いで基台の上記加工面を覆う粉末層の形成と
    該粉末層の所定部の光ビームによる焼結とを繰り返すこ
    とを特徴とする三次元形状造形物の製造方法。
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WO2005115663A1 (ja) 2004-05-26 2005-12-08 Matsushita Electric Works, Ltd. 三次元形状造形物の製造方法及び製造装置
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