JP2010100544A - アミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物及びその製造方法 - Google Patents

アミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010100544A
JP2010100544A JP2008271619A JP2008271619A JP2010100544A JP 2010100544 A JP2010100544 A JP 2010100544A JP 2008271619 A JP2008271619 A JP 2008271619A JP 2008271619 A JP2008271619 A JP 2008271619A JP 2010100544 A JP2010100544 A JP 2010100544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
compound
substituted
carbon atoms
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008271619A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5359185B2 (ja
Inventor
Takayuki Honma
孝之 本間
Toru Kubota
透 久保田
Ayumi Kiyomori
歩 清森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2008271619A priority Critical patent/JP5359185B2/ja
Publication of JP2010100544A publication Critical patent/JP2010100544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5359185B2 publication Critical patent/JP5359185B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

【解決手段】一般式(1)
Figure 2010100544

(R1及びR2は炭素数1〜10の置換又は非置換の脂肪族1価炭化水素基であって、R1とR2が結合してこれらが結合する窒素原子と共に環を形成しても良く、各々同一又は異なっていても良い。また、R1及びR2はヘテロ原子を含んでも良い。R3、R4、R5、R6及びR7は炭素数1〜10の置換又は非置換の1価炭化水素基で、各々同一又は異なっていても良い。Aは炭素数1〜10の置換又は非置換の2価炭化水素基であり、炭素原子の1個以上がN、O、Sで置き換えられていても良い。nは0〜2の整数である。)
で示されるアミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物。
【効果】本発明によれば、上記アミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物を用いることで、高分子材料に剛直性、高い機械的強度を付与することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、シランカップリング剤、表面処理剤、繊維処理剤、接着剤、塗料添加剤、高分子変性剤等に有用なアミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物及びその製造方法に関するものである。
従来、アミノ基を有する有機ケイ素化合物はシランカップリング剤、表面処理剤、繊維処理剤、接着剤、塗料添加剤等に有用であることが知られている。特に、高分子材料の機械的特性や耐熱性を向上させる目的で無機材料(例えばガラス繊維、金属、酸化物充填剤)を添加する場合、上記有機ケイ素化合物を用いることで、高分子材料と無機材料との密着性向上や無機材料の分散状態が良くなることが知られており、期待される添加効果がより高くなることが知られている。
芳香族アミノ基やアニリン等の芳香族を有する場合と異なり、脂肪族アミノ基を有するケイ素化合物は、上記カップリング特性以外にも、紫外線領域を含む透明性が保持され、かつ水溶性が高く、使用できる用途や使用方法が非常に幅広い。
近年、光学材料や電子材料等において、これらの樹脂、硬化物に、剛直性、高い機械的強度、紫外線領域を含んだ透明性等の高い特性が要求されている。脂肪族アミノ基と水酸基の両方を有する有機ケイ素化合物は、アミノ基と水酸基の相乗効果により、高分子材料と無機材料との密着性や分散状態がより良くなり、高分子材料の剛直性、機械的強度といった様々な特性を更に向上することが可能で、かつ2つの官能基を有することで、効果の期待できる高分子材料の幅が大きく広がる。また、変性剤としては高分子材料にアミノ基と水酸基を同時に導入することも可能である。よって、より付加価値の高い様々な高分子材料を開発するために、これら両方を有する有機ケイ素化合物を開発することが望まれていた。
しかしながら、水酸基を有する有機ケイ素化合物は、水酸基とケイ素原子との間で分子間反応を起こし、高分子化してしまうために、安定な状態で存在することができない(非特許文献1)。よって、これまではアミノ基と水酸基の両方を有する有機ケイ素化合物を単離・精製することはできなかった。
「ORGANOHALOSILANES Precursors to Silicone」,(オランダ),ELSEVIER PUBLISHING COMPANY,p.350,7〜15行目
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、アミノ基と水酸基と同等の効果を発現することができるトリオルガノシリル基で保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、下記一般式(1)
Figure 2010100544

(式中、R1及びR2は炭素数1〜10の置換又は非置換の脂肪族1価炭化水素基であって、R1とR2が結合してこれらが結合する窒素原子と共に環を形成しても良く、各々同一又は異なっていても良い。また、R1及びR2はヘテロ原子を含んでも良い。R3、R4、R5、R6及びR7は炭素数1〜10の置換又は非置換の1価炭化水素基で、各々同一又は異なっていても良い。Aは炭素数1〜10の置換又は非置換の2価炭化水素基であり、炭素原子の1個以上がN、O、Sで置き換えられていても良い。nは0〜2の整数である。)
で示されるアミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物を用いた場合に、シランカップリング剤、表面処理剤、高分子変性剤として用いた後で、脱保護することにより、任意で水酸基を発生することができ、アミノ基と水酸基を有する有機ケイ素化合物を用いたのと同等の効果が発現し、剛直性、高い機械的強度等の物性を高分子材料に付与することができることを知見した。更に、アニオン重合末端変性剤として用いた場合、アニオン重合末端は保護された水酸基とは反応せず、選択的にアルコキシケイ素部位と反応するため、定量的にアニオン重合末端に保護された水酸基を導入することができ、その後脱保護することにより容易にアミノ基及び水酸基変性高分子を製造できることを知見し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は下記有機ケイ素化合物及びその製造方法を提供する。
請求項1:
下記一般式(1)
Figure 2010100544

(式中、R1及びR2は炭素数1〜10の置換又は非置換の脂肪族1価炭化水素基であって、R1とR2が結合してこれらが結合する窒素原子と共に環を形成しても良く、各々同一又は異なっていても良い。また、R1及びR2はヘテロ原子を含んでも良い。R3、R4、R5、R6及びR7は炭素数1〜10の置換又は非置換の1価炭化水素基で、各々同一又は異なっていても良い。Aは炭素数1〜10の置換又は非置換の2価炭化水素基であり、炭素原子の1個以上がN、O、Sで置き換えられていても良い。nは0〜2の整数である。)
で示されるアミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物。
請求項2:
下記一般式(5)
Figure 2010100544

(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びnは請求項1で定義した通りである。)
で示される請求項1記載のアミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物。
請求項3:
下記一般式(2)
Figure 2010100544

(式中、R1、R2、R3、R4及びR5は請求項1で定義した通りである。A’は炭素数1〜8の置換又は非置換の2価炭化水素基であり、炭素原子の1個以上がN、O、Sで置き換えられていても良い。)
で示される化合物と、下記一般式(3)
HSiR6 n(OR73-n (3)
(式中、R6、R7及びnは請求項1で定義した通りである。)
で示されるハイドロジェンシラン化合物を反応させることを特徴とする請求項1記載のアミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物の製造方法。
請求項4:
式(2)の化合物1モルに対し、式(3)の化合物を0.5〜2モルの割合で反応させると共に、反応温度が0〜120℃である請求項3記載の製造方法。
請求項5:
反応を遷移金属触媒の存在下で行う請求項3又は4記載の製造方法。
請求項6:
下記一般式(4)
Figure 2010100544

(式中、R1、R2、R6、R7、A及びnは請求項1で定義した通りである。)
で示される化合物をR345Si−基(R3、R4及びR5は請求項1で定義した通りである。)を有するシリル化剤によってシリル化することを特徴とする請求項1記載のアミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物の製造方法。
請求項7:
式(4)の化合物1モルに対し、シリル化剤をシリル基のモル数で1〜4モルの割合で反応させると共に、反応温度が0〜150℃である請求項6記載の製造方法。
本発明によれば、上記アミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物を用いることで、高分子材料に剛直性、高い機械的強度を付与することができる。
本発明の化合物は、下記一般式(1)
Figure 2010100544

(式中、R1及びR2は炭素数1〜10の置換又は非置換の脂肪族1価炭化水素基であって、R1とR2が結合してこれらが結合する窒素原子と共に環を形成しても良く、各々同一又は異なっていても良い。また、R1及びR2はヘテロ原子を含んでも良い。R3、R4、R5、R6及びR7は炭素数1〜10の置換又は非置換の1価炭化水素基で、各々同一又は異なっていても良い。Aは炭素数1〜10の置換又は非置換の2価炭化水素基であり、炭素原子の1個以上がN、O、Sで置き換えられていても良い。nは0〜2の整数である。)
で示されるアミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物である。
上記一般式(1)中、R1及びR2は炭素数1〜10の置換又は非置換の1価炭化水素基、特に脂肪族1価炭化水素基であって、R1とR2が結合してこれらが結合する窒素原子と共に環を形成しても良く、また、各々同一又は異なっていても良い。また、R1及びR2はヘテロ原子を含んでも良い。具体例としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、sec−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、イソヘプチル基、n−オクチル基、イソオクチル基、tert−オクチル基、n−ノニル基、イソノニル基、n−デシル基、イソデシル基、n−ウンデシル基、イソウンデシル基、n−ドデシル基、イソドデシル基等の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基といった非環状又は環状脂肪族1価炭化水素基が挙げられる。R1とR2が結合して環を形成した場合、R12N−は含窒素複素環となる。また、該含窒素複素環は置換基を有していてもよく、該置換基としては、具体的には、例えば、メチル基、エチル基、(イソ)プロピル基、ヘキシル基等のアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、(イソ)プロポキシ基等のアルコキシ基;フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子からなる基、シアノ基、アミノ基、芳香族炭化水素基、エステル基、エーテル基、アシル基、チオエーテル基等が挙げられ、これらを組み合わせて用いることもできる。これらの置換基の置換位置は特に限定されず、置換基数も限定されない。このような含窒素複素環としては、具体的には、例えば、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、ピロリジン、ピロリドン、ピペリドン及びこれらの誘導体等が挙げられる。
3、R4、R5、R6及びR7は炭素数1〜10、好ましくは1〜6の1価炭化水素基であり、直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、アルケニル基、アリール基等が挙げられる。具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、デシル基、ビニル基、アリル基、メタリル基、ブテニル基、フェニル基等が例示され、特に、メチル基、エチル基、(イソ)プロピル基等が好ましい。
Aは炭素数1〜10の直鎖状又は分岐状の2価炭化水素基であり、炭素原子の1個以上がN、O、Sで置き換えられていても良い。例えば、アルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基等が挙げられ、具体的には、メチレン基、ジメチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ヘキサメチレン基、イソブチレン基等が例示され、エーテル基、チオエーテル基、カルボニル基、アミノ基、エステル基、アミド基、ウレア基、スルフィド基、ジスルフィド基等を含んでも良い。具体的には、−(CH24−、−(CH26−、−(CH28−、−CH2−O−(CH23−等が挙げられ、特に、−CH2−O−(CH23−が好ましい。
本発明のアミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物を具体的に例示すると、下記化合物Aや化合物Bが例示されるが、本発明はこの例示により制限されるものではない。なお、Meはメチル基、Etはエチル基、Prはプロピル基、iPrはイソプロピル基、Buはブチル基、tBuはtert−ブチル基、c−C611はシクロヘキシル基である(以下、同様)。
Figure 2010100544
但し、化合物A及び化合物B中のRa、Rb並びにRcは、下記のRa、Rb並びにRcの組み合わせが例示される。
Figure 2010100544
これらの中で、より好ましくは下記一般式(5)で示される有機ケイ素化合物である。
Figure 2010100544

(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びnは上記の通りである。)
一般式(1)で示されるアミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物の製造方法は、下記一般式(2)
Figure 2010100544

(式中、R1、R2、R3、R4及びR5は上記の通りである。A’は炭素数1〜8の置換又は非置換の2価炭化水素基であり、炭素原子の1個以上がN、O、Sで置き換えられていても良い。)
で示される化合物と、下記一般式(3)
HSiR6 n(OR73-n (3)
(式中、R6、R7及びnは一般式(1)で定義した通りである。)
で示されるハイドロジェンシラン化合物を反応させる。反応は、遷移金属触媒の存在下で行うのが好ましく、遷移金属触媒としては白金触媒が好ましい。
ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6及びR7は上記と同様である。
A’は炭素数1〜8の直鎖状又は分岐状の2価炭化水素基であり、炭素原子の1個以上がN、O、Sで置き換えられていても良い。例えば、アルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基等が挙げられ、具体的には、メチレン基、ジメチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ヘキサメチレン基、イソブチレン基等が例示され、エーテル基、チオエーテル基、カルボニル基、アミノ基、エステル基、アミド基、ウレア基、スルフィド基、ジスルフィド基等を含んでも良い。具体的には、−(CH22−、−(CH24−、−(CH26−、−CH2−O−CH2−等が挙げられ、特に、−CH2−O−CH2−が好ましい。
上記一般式(2)で示される化合物としては、具体的には、下記化合物C、化合物Dが例示されるが、本発明はこの例示により制限されるものではない。
Figure 2010100544
但し、化合物C及び化合物D中のRa並びにRbは、上記のRa並びにRbの組み合わせが例示される。
上記反応で用いられる一般式(3)で示されるハイドロジェンシラン化合物としては、具体的には、トリメトキシシラン、メチルジメトキシシラン、ジメチルメトキシシラン、トリエトキシシラン、メチルジエトキシシラン、ジメチルエトキシシラン等が例示される。
一般式(2)で示される化合物と、一般式(3)で示されるハイドロジェンシラン化合物の配合比は特に限定されないが、反応性、生産性の点から、一般式(2)で示される化合物1モルに対し、一般式(3)で表されるハイドロジェンシラン化合物0.5〜2モル、特に0.7〜1.2モルの範囲が好ましい。
上記反応で用いられる白金触媒としては、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶液、白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体のトルエン又はキシレン溶液、テトラキストリフェニルホスフィン白金、ジクロロビストリフェニルホスフィン白金、ジクロロビスアセトニトリル白金、ジクロロビスベンゾニトリル白金、ジクロロシクロオクタジエン白金等が例示される。
白金触媒の使用量は特に限定されないが、反応性、生産性の点から一般式(2)で示される化合物1モルに対し、0.000001〜0.01モル、特に0.00001〜0.001モルの範囲が好ましい。
上記反応の反応温度は特に限定されないが、0〜120℃、特に20〜100℃が好ましく、反応時間は1〜20時間、特に1〜10時間が好ましい。
なお、上記反応は無溶媒でも進行するが、溶媒を用いることもできる。用いられる溶媒としては、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性極性溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム等の塩素化炭化水素系溶媒等が例示される。これらの溶媒は1種を単独で使用してもよく、あるいは2種以上を混合して使用しても良い。
また、本発明における上記一般式(1)で示されるアミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物の製造方法として、下記一般式(4)
Figure 2010100544

(式中、R1、R2、R6、R7、A及びnは一般式(1)で定義した通りである。)
で示される化合物をR345Si−基(R3、R4及びR5は一般式(1)で定義した通りである。)を有するシリル化剤によってシリル化する方法も例示される。
上記一般式(4)で示される化合物としては、具体的には、下記化合物E、化合物Fが例示されるが、本発明はこの例示により制限されるものではない。
Figure 2010100544

但し、化合物E及び化合物F中のRa並びにRcは、上記のRa並びにRcの組み合わせが例示される。
上記反応で用いられるシリル化剤としては、トリメチルクロロシラン、トリメチルブロモシラン、トリメチルヨードシラン、トリエチルクロロシラン、t−ブチルジメチルクロロシラン、トリイソプロピルクロロシラン等のR345SiX(R3、R4、R5は上記の通りであり、Xは塩素原子等のハロゲン原子)で表されるトリオルガノハロシラン化合物、ヘキサメチルジシラザン、ヘキサエチルジシラザン等の(R345Si)2NH(R3、R4、R5は上記の通り)で表されるジシラザン、その他のシラザン化合物、ビス(トリメチルシリル)アセトアミド、ビス(トリエチルシリル)アセトアミド、ビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド等のCR3C(−OSiR345)=NSiR345(Rは水素原子又はフッ素原子、R3、R4、R5は上記の通り)等のシリルアミド化合物等が例示される。
一般式(4)で示される化合物と、シリル化剤との配合比は特に限定されないが、反応性、生産性の点から、一般式(4)で示される化合物1モルに対し、シリル化剤を、シリル基のモル数で1〜4モル、特に1〜2モルの範囲が好ましい。
上記反応の反応温度は特に限定されないが、0〜150℃、特に20〜130℃が好ましく、反応時間は1〜20時間、特に1〜10時間が好ましい。
上記反応は、無触媒でも進行するが、触媒を用いることもできる。用いられる触媒としては、4級アンモニウム塩や硫酸、スルホン酸といった酸とその誘導体やその無機塩が例示される。
なお、上記反応は無溶媒でも進行するが、溶媒を用いることもできる。用いられる溶媒としては、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等の非プロトン性極性溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム等の塩素化炭化水素系溶媒等が例示される。これらの溶媒は1種を単独で使用してもよく、あるいは2種以上を混合して使用しても良い。
本発明の製造方法による有機ケイ素化合物は、その目的品質に応じて、蒸留、ろ過、洗浄、カラム分離、固体吸着剤等の各種の精製法によって更に精製して使用することもできる。触媒等微量不純物を取り除き、高純度にするためには、蒸留による精製が好ましい。
得られた有機ケイ素化合物は、シランカップリング剤、ガラス、シリコンウェハ、金属等の表面処理剤、高分子変性剤として有用である。この場合、かかる用途に使用した後において、トリオルガノシリル基(R345Si−基)を加水分解又は加アルコール分解等の常法によって脱離させ、それまで該トリオルガノシリル基によって保護していた水酸基を脱保護して水酸基を顕出させることができる。
以下、合成例及び実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
[合成例1]7−(4−メチルピペラジノ)−6−トリメチルシロキシ−4−オキサ−1−ヘプテンの合成
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えたフラスコに、メチルピペラジン33g(0.33モル)を仕込み、アリルグリシジルエーテル34g(0.30モル)を85〜95℃で4時間かけて滴下し、その温度で1時間撹拌した。60℃まで冷却後、ヘキサメチルジシラザン36g(0.23モル)を60〜70℃で1時間かけて滴下、その温度で1時間撹拌した。反応液を蒸留することで、7−(4−メチルピペラジノ)−6−トリメチルシロキシ−4−オキサ−1−ヘプテンを沸点96〜97℃/0.3kPaの留分として78.4g得た。
得られた留分の質量スペクトル、1H−NMRスペクトル(重クロロホルム溶媒)、IRスペクトルを測定した。質量スペクトルの結果を下記に示す。また、図1には1H−NMRスペクトルのチャート、図2にはIRスペクトルのチャートを示した。
質量スペクトル
m/z 286,271,245,215,113
以上の結果より、得られた化合物は7−(4−メチルピペラジノ)−6−トリメチルシロキシ−4−オキサ−1−ヘプテンであることが確認された。
[実施例1]1−トリメトキシシリル−7−(4−メチルピペラジノ)−6−トリメチルシロキシ−4−オキサヘプタンの合成
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えたフラスコに、7−(4−メチルピペラジノ)−6−トリメチルシロキシ−4−オキサ−1−ヘプテン70g(0.25モル)、白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体のトルエン溶液(白金含量3質量%)0.16gを仕込み、50℃に加熱した。内温が安定した後、トリメトキシシラン24g(0.20モル)を45〜55℃で3時間かけて滴下し、その温度で2時間撹拌した。反応液を蒸留し、沸点154〜155℃/0.3kPaの無色透明留分を73g得た。
得られた留分の質量スペクトル、1H−NMRスペクトル(重クロロホルム溶媒)、IRスペクトルを測定した。質量スペクトルの結果を下記に示す。また、図3には1H−NMRスペクトルのチャート、図4にはIRスペクトルのチャートを示した。
質量スペクトル
m/z 408,393,318,229,121,113
以上の結果より、得られた化合物は1−トリメトキシシリル−7−(4−メチルピペラジノ)−6−トリメチルシロキシ−4−オキサヘプタンであることが確認された。
[実施例2]1−メチルジエトキシシリル−7−(4−メチルピペラジノ)−6−トリメチルシロキシ−4−オキサヘプタンの合成
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えたフラスコに、7−(4−メチルピペラジノ)−6−トリメチルシロキシ−4−オキサ−1−ヘプテン70g(0.25モル)、白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体のトルエン溶液(白金含量3質量%)0.16gを仕込み、50℃に加熱した。内温が安定した後、メチルジエトキシシラン27g(0.20モル)を45〜55℃で3時間かけて滴下し、その温度で2時間撹拌した。反応液を蒸留し、沸点162〜163℃/0.3kPaの無色透明留分を76g得た。
得られた留分の質量スペクトル、1H−NMRスペクトル(重クロロホルム溶媒)、IRスペクトルを測定した。質量スペクトルの結果を下記に示す。また、図5には1H−NMRスペクトルのチャート、図6にはIRスペクトルのチャートを示した。
質量スペクトル
m/z 420,405,330,229,133,113
以上の結果より、得られた化合物は1−メチルジエトキシシリル−7−(4−メチルピペラジノ)−6−トリメチルシロキシ−4−オキサヘプタンであることが確認された。
[合成例2]6−ヒドロキシ−1−トリメトキシシリル−7−(4−メチルピペラジノ)−4−オキサヘプタンの合成
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えたフラスコに、メチルピペラジン33g(0.33モル)を仕込み、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン71g(0.30モル)を80〜90℃で4時間かけて滴下し、その温度で2時間撹拌した。
得られた反応液の質量スペクトル、1H−NMRスペクトル(重クロロホルム溶媒)、IRスペクトルを測定した。質量スペクトルの結果を下記に示す。また、図7には1H−NMRスペクトルのチャート、図8にはIRスペクトルのチャートを示した。
質量スペクトル
m/z 336,318,273,143,121,113
以上の結果より、得られた化合物は6−ヒドロキシ−1−トリメトキシシリル−7−(4−メチルピペラジノ)−4−オキサヘプタンを含む混合物であることが確認された。
[実施例3]6−ヒドロキシ−1−トリメトキシシリル−7−(4−メチルピペラジノ)−4−オキサヘプタンを原料として用いる1−トリメトキシシリル−7−(4−メチルピペラジノ)−6−トリメチルシロキシ−4−オキサヘプタンの合成
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えたフラスコに、ビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド85g(0.33モル)を仕込み、水冷しながら、合成例2で合成した反応液123gを1時間かけて滴下し、室温で1時間撹拌した。反応液を蒸留することで、沸点154〜155℃/0.3kPaの無色透明留分を55g得た。
得られた留分の質量スペクトル、1H−NMRスペクトル(重クロロホルム溶媒)、IRスペクトルを測定したところ、実施例1で得られた化合物のスペクトルと同じであり、得られた化合物は1−トリメトキシシリル−7−(4−メチルピペラジノ)−6−トリメチルシロキシ−4−オキサヘプタンであることが確認された。
[合成例3]6−ヒドロキシ−1−メチルジエトキシシリル−7−(4−メチルピペラジノ)−4−オキサヘプタンの合成
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えたフラスコに、メチルピペラジン20g(0.20モル)を仕込み、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン71g(0.20モル)を90〜100℃で5時間かけて滴下し、その温度で2時間撹拌した。
得られた反応液の質量スペクトル、1H−NMRスペクトル(重クロロホルム溶媒)、IRスペクトルを測定した。質量スペクトルの結果を下記に示す。また、図9には1H−NMRスペクトルのチャート、図10にはIRスペクトルのチャートを示した。
質量スペクトル
m/z 348,330,287,257,143,113
以上の結果より、得られた化合物は6−ヒドロキシ−1−メチルジエトキシシリル−7−(4−メチルピペラジノ)−4−オキサヘプタンを含む混合物であることが確認された。
[実施例4]6−ヒドロキシ−1−メチルジエトキシシリル−7−(4−メチルピペラジノ)−4−オキサヘプタンを原料として用いる1−メチルジエトキシシリル−7−(4−メチルピペラジノ)−6−トリメチルシロキシ−4−オキサヘプタンの合成
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えたフラスコにビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド57g(0.22モル)を仕込み、合成例3で合成した反応液91gを65〜75℃で4時間かけて滴下し、室温で2時間撹拌した。反応液を蒸留することで、沸点162〜163℃/0.3kPaの無色透明留分を52g得た。
得られた留分の質量スペクトル、1H−NMRスペクトル(重クロロホルム溶媒)、IRスペクトルを測定したところ、実施例2で得られた化合物のスペクトルと同じであり、得られた化合物は1−メチルジエトキシシリル−7−(4−メチルピペラジノ)−6−トリメチルシロキシ−4−オキサヘプタンであることが確認された。
[合成例4]7−ジエチルアミノ−6−トリメチルシロキシ−4−オキサ−1−ヘプテンの合成
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えたフラスコに、ジエチルアミン37g(0.50モル)を仕込み、還流下〜95℃でアリルグリシジルエーテル52g(0.46モル)を9時間かけて滴下し、95℃で5時間撹拌した。70℃まで冷却後、ヘキサメチルジシラザン44g(0.28モル)を70〜75℃で2時間かけて滴下、その温度で1時間撹拌した。反応液を蒸留することで、7−ジエチルアミノ−6−トリメチルシロキシ−4−オキサ−1−ヘプテンを沸点93〜94℃/0.8kPaの留分として101g得た。
得られた留分の質量スペクトル、1H−NMRスペクトル(重クロロホルム溶媒)、IRスペクトルを測定した。質量スペクトルの結果を下記に示す。また、図11には1H−NMRスペクトルのチャート、図12にはIRスペクトルのチャートを示した。
質量スペクトル
m/z 259,244,218,188,86
以上の結果より、得られた化合物は7−ジエチルアミノ−6−トリメチルシロキシ−4−オキサ−1−ヘプテンであることが確認された。
[実施例5]1−メチルジエトキシシリル−7−ジエチルアミノ−6−トリメチルシロキシ−4−オキサヘプタンの合成
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えたフラスコに、7−ジエチルアミノ−6−トリメチルシロキシ−4−オキサ−1−ヘプテン52g(0.20モル)、白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体のトルエン溶液(白金含量3質量%)0.13gを仕込み、60℃に加熱した。内温が安定した後、メチルジエトキシシラン22g(0.16モル)を55〜65℃で3時間かけて滴下し、その温度で1時間撹拌した。反応液を蒸留し、沸点146〜147℃/0.4kPaの無色透明留分を55g得た。
得られた留分の質量スペクトル、1H−NMRスペクトル(重クロロホルム溶媒)、IRスペクトルを測定した。質量スペクトルの結果を下記に示す。また、図13には1H−NMRスペクトルのチャート、図14にはIRスペクトルのチャートを示した。
質量スペクトル
m/z 378,303,202,133,86
以上の結果より、得られた化合物は1−メチルジエトキシシリル−7−ジエチルアミノ−6−トリメチルシロキシ−4−オキサヘプタンであることが確認された。
合成例1で得られたシラン化合物の1H−NMRスペクトルである。 合成例1で得られたシラン化合物のIRスペクトルである。 実施例1で得られたシラン化合物の1H−NMRスペクトルである。 実施例1で得られたシラン化合物のIRスペクトルである。 実施例2で得られたシラン化合物の1H−NMRスペクトルである。 実施例2で得られたシラン化合物のIRスペクトルである。 合成例2で得られたシラン化合物の1H−NMRスペクトルである。 合成例2で得られたシラン化合物のIRスペクトルである。 合成例3で得られたシラン化合物の1H−NMRスペクトルである。 合成例3で得られたシラン化合物のIRスペクトルである。 合成例4で得られたシラン化合物の1H−NMRスペクトルである。 合成例4で得られたシラン化合物のIRスペクトルである。 実施例5で得られたシラン化合物の1H−NMRスペクトルである。 実施例5で得られたシラン化合物のIRスペクトルである。

Claims (7)

  1. 下記一般式(1)
    Figure 2010100544

    (式中、R1及びR2は炭素数1〜10の置換又は非置換の脂肪族1価炭化水素基であって、R1とR2が結合してこれらが結合する窒素原子と共に環を形成しても良く、各々同一又は異なっていても良い。また、R1及びR2はヘテロ原子を含んでも良い。R3、R4、R5、R6及びR7は炭素数1〜10の置換又は非置換の1価炭化水素基で、各々同一又は異なっていても良い。Aは炭素数1〜10の置換又は非置換の2価炭化水素基であり、炭素原子の1個以上がN、O、Sで置き換えられていても良い。nは0〜2の整数である。)
    で示されるアミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物。
  2. 下記一般式(5)
    Figure 2010100544

    (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びnは請求項1で定義した通りである。)
    で示される請求項1記載のアミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物。
  3. 下記一般式(2)
    Figure 2010100544

    (式中、R1、R2、R3、R4及びR5は請求項1で定義した通りである。A’は炭素数1〜8の置換又は非置換の2価炭化水素基であり、炭素原子の1個以上がN、O、Sで置き換えられていても良い。)
    で示される化合物と、下記一般式(3)
    HSiR6 n(OR73-n (3)
    (式中、R6、R7及びnは請求項1で定義した通りである。)
    で示されるハイドロジェンシラン化合物を反応させることを特徴とする請求項1記載のアミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物の製造方法。
  4. 式(2)の化合物1モルに対し、式(3)の化合物を0.5〜2モルの割合で反応させると共に、反応温度が0〜120℃である請求項3記載の製造方法。
  5. 反応を遷移金属触媒の存在下で行う請求項3又は4記載の製造方法。
  6. 下記一般式(4)
    Figure 2010100544

    (式中、R1、R2、R6、R7、A及びnは請求項1で定義した通りである。)
    で示される化合物をR345Si−基(R3、R4及びR5は請求項1で定義した通りである。)を有するシリル化剤によってシリル化することを特徴とする請求項1記載のアミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物の製造方法。
  7. 式(4)の化合物1モルに対し、シリル化剤をシリル基のモル数で1〜4モルの割合で反応させると共に、反応温度が0〜150℃である請求項6記載の製造方法。
JP2008271619A 2008-10-22 2008-10-22 アミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物及びその製造方法 Active JP5359185B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008271619A JP5359185B2 (ja) 2008-10-22 2008-10-22 アミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008271619A JP5359185B2 (ja) 2008-10-22 2008-10-22 アミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010100544A true JP2010100544A (ja) 2010-05-06
JP5359185B2 JP5359185B2 (ja) 2013-12-04

Family

ID=42291530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008271619A Active JP5359185B2 (ja) 2008-10-22 2008-10-22 アミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5359185B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011051926A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物及びその製造方法
JP2012017291A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Shin-Etsu Chemical Co Ltd ピペラジニル基含有シラノール化合物水溶液及びその製造方法
EP3015471A1 (en) * 2014-10-31 2016-05-04 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Novel bisalkoxysilane compound and its production method

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10237079A (ja) * 1997-02-21 1998-09-08 Japan Energy Corp 表面処理剤または樹脂への添加剤

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10237079A (ja) * 1997-02-21 1998-09-08 Japan Energy Corp 表面処理剤または樹脂への添加剤

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6013017168; Petrunin M. A., Nazarov A. P.: 'PASSIVITY AND LOCAL DISSOLUTION OF ALUMINUM IN THE PRESENCE OF GRAFTED SURFACE ION-EXCHANGERS.' Proceedings - Electrochemical Society Vol. 94, 1994, 337-346 *

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011051926A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物及びその製造方法
JP2012017291A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Shin-Etsu Chemical Co Ltd ピペラジニル基含有シラノール化合物水溶液及びその製造方法
EP3015471A1 (en) * 2014-10-31 2016-05-04 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Novel bisalkoxysilane compound and its production method
JP2016088854A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 信越化学工業株式会社 新規ビスアルコキシアミノシラン化合物及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5359185B2 (ja) 2013-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5540750B2 (ja) 環状シラザン化合物及びその製造方法
JP5088510B2 (ja) アミノ基を有するビニルシラン化合物及びその製造方法
JP5494233B2 (ja) カルボン酸エステル基を有する環状シラザン化合物及びその製造方法
JP2009143881A (ja) アルキルピペラジノアルキルシラン化合物の製造方法
JP5630458B2 (ja) シリル基で保護された2級アミノ基を有するオルガノキシシラン化合物及びその製造方法
JP5359185B2 (ja) アミノ基と保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物及びその製造方法
JP5652360B2 (ja) オルガノキシシラン化合物の製造方法
JP6052140B2 (ja) ビスシリルアミノ基を有するオルガノキシシラン化合物及びその製造方法
JP4771075B2 (ja) 保護されたピペラジノ基を有するオルガノキシシラン化合物及びその製造方法
JP6167936B2 (ja) 環状シラザン化合物の製造方法
JP2014058480A (ja) カルボニル基とアミノ基を有するオルガノキシシラン化合物及びその製造方法
JP5402413B2 (ja) 保護された水酸基を有する有機ケイ素化合物及びその製造方法
TWI635119B (zh) 包含含氮有機氧矽烷化合物的組成物及其製造方法
EP1714968A1 (en) Protected piperazino group-bearing organoxysilane compound and making method
JP6409695B2 (ja) アミノ基を有する有機ケイ素化合物及びその製造方法
JP5699990B2 (ja) ピペラジニル基を有するオルガノキシシラン化合物の製造方法及びピペラジン化合物
JP6011475B2 (ja) ビスシリルアミノ基を有する含硫黄オルガノキシシラン化合物及びその製造方法
JP4662042B2 (ja) シリル基で保護されたアミノ基を有するビスオルガノキシシラン化合物及びその製造方法
JP5440389B2 (ja) シリル基で保護されたアミノ基とカルボン酸エステル基を有するシラン化合物及びその製造方法
JP5644515B2 (ja) 不飽和結合含有シリル基保護アミノ酸化合物及びその製造方法
JP2011162496A (ja) シリル基で保護されたアミノ基を有する有機ケイ素化合物及びその製造方法
JP6879260B2 (ja) グリコールウリル環を有する有機ケイ素化合物およびその製造方法
JP4433168B2 (ja) 保護された水酸基を有するオルガノキシシラン化合物
JP2017066034A (ja) ジフェニルエチル基及びメトキシシリル基を有する有機ケイ素化合物並びにその製造方法
JP5929837B2 (ja) シリル基で保護された含窒素環状化合物及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130416

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130613

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5359185

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150