JP2010099737A - 異形断面成形方法およびスポット溶接性に優れた四辺形断面成形品 - Google Patents

異形断面成形方法およびスポット溶接性に優れた四辺形断面成形品 Download PDF

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Abstract

【課題】スポット溶接性に優れた高寸法精度の異形断面成形品を得る方法を提供する。
【解決手段】引張強さ(TS)690MPa以上の管材10に、内圧を負荷しない状態もしくは液体により50MPa以下の内圧を負荷した状態で、少なくとも1つの面が平坦部を有する異形断面金型1,1Aにて潰し加工を行い、引続き前記液体により50MPa超の内圧を負荷して、管材を異形断面形状に成形するにあたり、成形後の周長増加率がA%以上11.0%以下となるように成形する。A=4.167×10−3×(TS−590)
【選択図】図1

Description

本発明は、異形断面成形方法およびスポット溶接性に優れた四辺形断面成形品に関し、詳しくは、管材を素材とし、これをハイドロフォーミング加工により異形断面形状に成形する異形断面成形方法、および該成形方法で管材を成形してなるスポット溶接性に優れた一又は二の平行2辺を有する四辺形断面成形品に関する。
従来、管材を素材として用い、これをハイドロフォーミング加工により、異形断面形状に成形する方法が知られている(例えば特許文献1の従来技術の[0003]〜[0005]および図1、図2参照)。これは、特許文献1の図1の(a)に示すように、断面が円形のパイプを所要平面形状たとえば特許文献1の図3の(b)に示すようなU字状に曲げ加工(本発明では、予成形と称す)し、その曲げ加工品のパイプ径よりも狭い幅の製品部分については、プレスあるいは専用機により特許文献1の図1の(b)のように素材径よりも幅寸法が減縮した断面形状に潰し加工し、この潰し加工品を特許文献1の図1の(c)のように上下型のキャビテイに装填し、特許文献1の図1の(d)のように上下型の型締めを行った後、特許文献1の図1の(e)のように潰し加工品内に液体を注入して、例えば22000psi(151MPa)の内圧を負荷させることにより、型面に馴染むように塑性変形させ、特許文献1の図1の(f)のような断面形状に成形する第1のタイプの方法が開示されている。また、特許文献1の図2の(a)に示すように、断面が円形のパイプを所要平面形状たとえば特許文献1の図3の(b)に示すようなU字状に曲げ加工し、その曲げ加工品をやはりプレスあるいは専用機により特許文献1の図2の(b)に示すように幅寸法が減縮した断面形状に潰し加工し、この潰し加工品を特許文献1の図2の(c)のように上下型のキャビテイに装着し、特許文献1の図2の(d)のように型締め前に潰し加工品内に例えば1000psi(7MPa)程度の低圧を負荷させて予備加圧成形し、ついで、特許文献1の図2の(e)のように型締めを行い、予備加圧成形品を特許文献1の図2の(f)のような断面形状になるように6000〜7000psi(42−49MPa)の高い内圧にして、型面に馴染むように塑性変形させる第2のタイプが開示されている。
特開2000−246361号公報
しかし、上記従来の成形方法では、第1のタイプでは10%以上の大きな周長増加率を採用することが一般的であり、延性の低い管材、例えば高強度の鋼管では高内圧負荷時に破断が発生する傾向が増加し、第2のタイプでは、潰し加工を行うことにより異形断面成形品の平坦であるべき部位(例えば四辺形断面の辺になる部位)にかなりの凹みを生じる部分があり、スポット溶接、特に片側スポット溶接が非常に困難となる。また、コーナーR部(例えば四辺形断面のコーナーになる部位)の曲率半径Rが、金型の対応隅部のそれよりかなり大きくなり、シャープな断面形状を得難く、製品の形状精度が不十分である。
つまり、従来のハイドロフォーミング加工による異形断面成形技術では、スポット溶接性に優れた高寸法精度の異形断面成形品を得るのが困難であるという課題があった。
ここで、異形断面とは円形以外の断面をいう。
発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討し、その結果、スポット溶接を容易ならしめる高寸法精度の異形断面成形品をハイドロフォーミング加工により実現する手段に想到し、本発明をなした。すなわち本発明は以下のとおりである。
(1) 引張強さ690MPa以上の管材に、内圧を負荷しない状態もしくは液体により50MPa以下の内圧を負荷した状態で、少なくとも1つの面が平坦部を有する異形断面金型にて潰し加工を行い、引続き前記液体により50MPa超の内圧を負荷して、前記管材を異形断面形状に成形するにあたり、成形後の周長増加率が下記A%以上11.0%以下となるように成形することを特徴とする異形断面成形方法。

A=4.167×10−3×(TS−590)
A:周長増加率の下限(%)、TS:管材の引張強さ(MPa)
(2) 前記潰し加工後の内圧負荷と併せて、管端に管軸方向の圧縮力を負荷して管端を管軸方向中央側に押し込むことを特徴とする上記(1)に記載の異形断面成形方法。
(3) 上記(1)または(2)において、前記管材として引張強さ780MPa以上の鋼管を用い、成形後の周長増加率が下記A%以上10.0%以下となるように成形することを特徴とする異形断面成形方法。

A=4.167×10−3×(TS−590)
A:周長増加率の下限(%)、TS:管材の引張強さ(MPa)
(4) 上記(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記管材として肉厚/外径比t/Dが0.05以下である鋼管を用いることを特徴とする異形断面成形方法。
(5) 管材を上記(1)〜(4)のいずれかに記載の異形断面成形方法で成形してなる一又は二の平行2辺を有する四辺形断面成形品であって、平坦部凹み量が0.5mm以下であり、さらにコーナーRが10mm以下であることを特徴とするスポット溶接性に優れた一又は二の平行2辺を有する四辺形断面成形品。
本発明によれば、上下成形金型を用いた潰し加工後、引続き管材に液体により50MPa超の内圧を負荷し、成形後の周長増加率が適正範囲に収まるように成形することにより、管材を平坦部凹み量が小さくかつ輪郭がシャープな(曲率半径が小さい)コーナーRを有する異形断面形状に成形することができる。得られた異形断面成形品は、平坦部凹み量が小さいことから、金属板との片側スポット溶接性に優れる。また、除荷後のスプリングバック変形が抑制され、高寸法精度の異形断面成形品となる。
本発明方法の概要を示す説明図である。 一又は二の平行2辺を有する四辺形断面成形品の平坦部凹み量およびコーナーRの定義を示す説明図である。 片側スポット溶接が不具合になる状態を示す説明図である。 周長増加率の下限と引張強さの関係を示すグラフである。 スポット溶接実験の実験方法を示す説明図である。
図1は、本発明方法の概要を示す説明図である。管材10には引張強さ(略してTS)が690MPa以上の金属管例えば鋼管を用いる。まず、図1(a)のように管材10を、少なくとも1つの面が平坦部を有する金型、例えば上下一対の面が平坦部を有する金型1,1Aに装入する。金型1,1Aの型断面形状は管材10とは異形の断面形状である。管材10は予成形されたものとされていないものとのいずれであってもよい。なお、本発明で言う予成形とは、前述したように、管材を特許文献1の図3の(b)に示すように長手方向にU字状に曲げ加工する場合やS字形状、90°曲げ加工したり、管材の長手方向の一部を潰し加工したり、局部的に拡管加工あるいは、縮径加工することを言う。
そして、管材への内圧負荷なしの状態、あるいは液体による低内圧(50MPa以下)負荷ありの状態で、管材を上下金型1,1Aで潰し加工する。
なお、本発明方法では、管材への内圧負荷なしの方法の場合、パイプ内に液体が入っていない場合とパイプ内に液体が入っていても液体による内圧が発生しない場合の2つの場合を含む。一般には、ハイドロフォーミングのサイクルタイムを短縮するため、潰し加工を行ないながら、液体の注入による準備(液体を満たしつつ気泡を抜く)を行う。
すると、図1(b)に示すように、金型の平坦部に対面する管壁部分には凹み(平坦部凹みという)が形成され、金型のコーナー部に対面する管壁部分には緩やかなコーナーRが形成される。そこで、型締めしたまま引続き管材に前記液体により50MPa超の内圧を負荷し、成形後の周長増加率が下記A%以上11.0%以下となるように成形する(図1(c))。なお、周長増加率は次式で与えられる。
周長増加率=(成形品の外周長/成形前の管材の外周長−1)×100(%)

A=4.167×10−3×(TS−590)…(1)
A:周長増加率の下限(%)、TS:管材の引張強さ(MPa)
これにより、図1(c)に示すように、平坦部凹みは低減し、コーナーR部は材料(管材の材料)が張り出し、シャープなR形状となる。また、残留応力が低減し、除荷後のスプリングバックによる形状変化が小さくなる。なお、(1)式において、右辺の係数を4.167×10−3に代えて、4.8×10−3とすると、成形品の形状がさらに良好となるので好ましい。
また、潰し加工後の内圧負荷時には、材料が張り出すことにより、コーナーR部近傍の肉厚減少が過大となる場合が考えられる。そのような場合には、潰し加工後の内圧負荷に併せて、管端に管軸方向の圧縮力を負荷して管端を管軸方向中央側に押し込むこと(これを「軸押し」という)により、肉厚減少を軽減させることが可能である。なお、「軸押し」の好ましい条件は、軸押し用のプレス機のシリンダーストロークを調整することで、押し込み量(ストローク)をハイドロフィーム加工後の最終製品の成形部長さLと素管外径の比L/Dにおいて、L/D≧10程度ならば軸押し込み量は最終製品の成形部長さLの0〜2%程度、L/D=7超え〜10未満では、Lの0〜3.5%程度、L/D≦7ならばLの0〜5%程度にするのが好ましい。なお、内圧が負荷されていれば、軸押し用のプレス機に反力がかかり、押し戻される傾向があるため、0%の押し込み量でも軸押し力が存在する。
また、管材に用いる鋼管の肉厚/外径比t/Dが0.05を超えると、t/Dの増加につれて平坦部凹み量が増加する傾向があるため、管材にはt/Dが0.05以下の鋼管を用いることが好ましい。
上述の本発明方法により、スポット溶接性に優れた、高寸法精度の異形断面成形品が得られる。この成形品(製品)が、優れた片側スポット溶接性を有するには、製品の平坦部凹み量(図2に定義を示す。具体的な測定方法として、レーザー距離計を用いて、異形断面成形品の平坦部の凹み量を測定し、その最大凹み量を平坦部凹み量とした。)が0.5mm以下である必要がある。製品の平坦部凹み量が0.5mmを超えると、例えば図3に示すように、スポット溶接用電極3で鋼板12を製品11に押し付けた際に、電極3の直下の範囲内の鋼板12と製品11との間に比較的大きな隙間δが生じやすくなり、安定した通電状態が得られず、スポット溶接に不具合が生じやすいからである。
また、一又は二の平行2辺を有する四辺形断面成形品について、高寸法精度を有するには、シャープなR形状が必要であり、その目安として本発明では、製品のコーナーR(図2に定義を示す。具体的な測定方法は、異形断面成形品を長手方向に垂直な面で切断し、全てのコーナーの断面写真を画像に取り込み、種々の大きさの曲率半径の円を各コーナーに重ね合わせることで、全てのコーナーの曲率半径Rを求め、その最大Rをコーナーの曲率半径Rとした。)が10mm以下であることとした。
ここで、本発明において成形後の周長増加率がA%以上11.0%以下となるように成形することと規定した理由を述べる。種々のTSを有する管材を金型にて潰し加工後、液体で内圧を負荷して一又は二の平行2辺を有する四辺形断面形状に成形する場合に、成形品の平坦部凹み量が0.5mm以下となり、かつコーナーRが10mm以下となるための成形条件を検討した。その結果、平坦部凹み量は周長増加率の増加につれて減少し、平坦部凹み量が0.5mmになるときの周長増加率が下限となることがわかった。この下限と管材のTSとの関係は図4のようになり、同図より、TSが690MPa以上において、周長増加率の下限Aは前記式(1)で表される。
一方、コーナーRは、周長増加率の増加につれて増加し、コーナーRが10mmになるときの周長増加率が上限となることがわかった。この上限と管材のTSとの関係(図示省略)を求めた結果によると、TSが690MPa以上では周長増加率は11.0%以下とするのがよい。また、TSが780MPa以上では周長増加率は10.0%以下とするのがよい。
したがって、管材のTSが690MPa以上の場合は、成形後の周長増加率がA〜11.0%となるように成形するのがよい。また、管材のTSが780MPa以上の場合は、成形後の周長増加率がA〜10.0%となるように成形するのがよい。
周長増加率を所定の範囲(A%以上B%以下)に収めるには、型締め時の金型断面の内周長Lと成形前の管材の外周長Lとが、次式の関係を満足するような、金型と管材の組み合わせを用いて成形を行うとよい。
A≦(L/L−1)×100≦B …(2)
また、潰し加工後の成形に用いる内圧は、材料強度に応じた内圧と周長増加率の対応関係を求めておき、この対応関係において目標の周長増加率に対応する内圧に設定するとよい。
なお、本発明の成形方法が適用可能な管材は、TSが690MPa以上の熱延鋼板や冷延鋼板から製造された電縫鋼管であり、焼入れ、焼戻し等の熱処理された熱延鋼板や冷延鋼板から製造された電縫鋼管も含む。また、上記の熱延鋼板および冷延鋼板の鋼種は、普通鋼、低合金鋼、フェライト系ステンレス鋼、オーステナイト系ステンレス鋼あるいは、マルテンサイト系ステンレス鋼であっても良い。これらに限るものではない。
図1に示した矩形断面形状の金型1、1Aを用い、表1に示すTS、サイズを有する管材を下記の工程で異形断面形状に成形した。なお、用いられた管材は、全て電縫鋼管で、No.1〜33の電縫鋼管の素材の鋼板の組成と、鋼板の製造方法を表2に示す。なお、実施例に用いた鋼管の長さは、300mmであった。
[工程] 金型に装入→内圧無しの状態または液体により50MPa以下の内圧(No.8と9は、それぞれ10MPa、13MPa)を負荷した状態で型締めによる潰し加工→表1に示す種々の周長増加率となるように液体により50MPa超の内圧を負荷(一部の管材には軸押しを併用(No.10と11は、それぞれ、押し込み量4%、5%))した。
得られた成形品(製品)の平坦部凹み量およびコーナーの曲率半径R(図2参照)を測定し(平坦部凹み量の測定は、異形断面成形品を長手方向の中央部で、各々4つの平坦部について、長手方向に垂直な方向にレーザー距離計を用いて、各々4つの平坦部の凹み量を測定し、その最大凹み量を平坦部凹み量とした。また、コーナーの曲率半径Rの測定は、異形断面成形品を長手方向の中央部で、長手方向に垂直な面で切断し、各々4つのコーナーの断面写真を画像に取り込み、種々の大きさの半径の円を各コーナーに重ね合わせることで、4つのコーナーの曲率半径Rを求め、その最大Rをコーナーの曲率半径Rとした。)、また、以下の方法でスポット溶接性を試験した。
[スポット溶接性の試験方法]
図5に示すように、製品11の上平坦部に鋼板12を置き、その上から電極3を一定の加圧力(50〜200kgf)で押し当てて、各3個ずつ片側スポット溶接を行う(溶接条件:通電時間10〜20サイクル(50Hz)、溶接電流5〜10kA)。スポット溶接性の良否判定は、ナゲット形成の有無および引張せん断試験(JIS Z 3136)における引張せん断荷重で行い、次の○、×の2段階評価とする。継手の引張せん断荷重の基準値TSSは下式に基づき、基準値を満足する継手を十分(合格)と判定する。
TSS(N)=1.85×t×TS×(1+0.0059EL)×(ND+2.09)
ただし、tは鋼板12の板厚 (mm)
TSは鋼板12の引張強さ (MPa)
ELは鋼板12の伸び (%)
NDは製品11と鋼板12の間のナゲット径 (mm)
鋼板12は、板厚が1.0mm以下の440MPa級以下の鋼板である。
○:スポット溶接部13にナゲット形成有(ナゲット形成の有無は断面写真から判定)、引張せん断荷重は十分(合格)
×:スポット溶接部13にナゲット形成無、もしくは、引張せん断荷重が不十分
上記測定および試験の結果を表1に示す。表1より、本発明例では、TS690MPa以上の管材からスポット溶接性に優れた高寸法精度の異形断面成形品が得られたことがわかる。なお、本発明例において、t/D≦0.05のものは、t/D>0.05のものに比べ、平坦部凹み量が小さくなっている。
Figure 2010099737
Figure 2010099737
1 金型(上金型)
1A 金型(下金型)
3 電極
10 管材
11 製品(異形断面成形品、一又は二の平行2辺を有する四辺形断面成形品)
12 鋼板
13 スポット溶接部

Claims (5)

  1. 引張強さ690MPa以上の管材に、内圧を負荷しない状態もしくは液体により50MPa以下の内圧を負荷した状態で、少なくとも1つの面が平坦部を有する異形断面金型にて潰し加工を行い、引続き前記液体により50MPa超の内圧を負荷して、前記管材を異形断面形状に成形するにあたり、成形後の周長増加率が下記A%以上11.0%以下となるように成形することを特徴とする異形断面成形方法。

    A=4.167×10−3×(TS−590)
    A:周長増加率の下限(%)、TS:管材の引張強さ(MPa)
  2. 前記潰し加工後の内圧負荷と併せて、管端に管軸方向の圧縮力を負荷して管端を管軸方向中央側に押し込むことを特徴とする請求項1に記載の異形断面成形方法。
  3. 請求項1または2において、前記管材として引張強さ780MPa以上の鋼管を用い、成形後の周長増加率が下記A%以上10.0%以下となるように成形することを特徴とする異形断面成形方法。

    A=4.167×10−3×(TS−590)
    A:周長増加率の下限(%)、TS:管材の引張強さ(MPa)
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記管材として肉厚/外径比t/Dが0.05以下である鋼管を用いることを特徴とする異形断面成形方法。
  5. 管材を請求項1〜4のいずれか1項に記載の異形断面成形方法で成形してなる一又は二の平行2辺を有する四辺形断面成形品であって、平坦部凹み量が0.5mm以下であり、さらにコーナーRが10mm以下であることを特徴とするスポット溶接性に優れた一又は二の平行2辺を有する四辺形断面成形品。
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