JP2010098609A - 導波管−マイクロストリップ線路変換器、及び、その製造方法 - Google Patents

導波管−マイクロストリップ線路変換器、及び、その製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造工程を複雑化せずに製造可能な、気密構造を有する導波管−マイクロストリップ線路変換器を提供する。
【解決手段】誘電体基板104は、積層された複数の誘電体基板から成る。アンテナパターン101は、誘電体基板104の内層に形成される。マイクロストリップ線路118は、誘電体基板104の表層に形成される。接続ビア105は、誘電体基板104の表面から裏面までを貫通し、アンテナパターン101とマイクロストリップ線路118とを接続する。導体パターン119、122は、それぞれ、誘電体基板104を挟む上部筐体110及び下部筐体111に接続される。接続ビア113は、誘電体基板104の表面及び裏面の導体パターン119、122を相互に接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、導波管−マイクロストリップ線路変換器、及び、その製造方法に関し、更に詳しくは、導波管を伝搬した信号を基板内の伝送に変換する導波管−マイクロストリップ線路変換器、及び、その製造方法に関する。
導波管内の伝送を、マイクロストリップ線路の伝送に変換する導波管−マイクロストリップ線路変換器がある。導波管−マイクロストリップ線路変換器にて、誘電体基板上のアンテナのパターンが表層面にある場合、全ての導波管が閉空間にて電波伝搬されていなかった。このような場合、不要な電磁放射によって電磁干渉の問題が発生するだけでなく、送受信機を設計する際に、送受信間のアイソレーション特性の劣化が生じるという問題も発生した。また、空間の電波の回りこみによって帰還がかかり、増幅器の発振にもつながっていた。
上記問題に対し、特許文献1には、気密性確保が可能な導波管−マイクロストリップ線路変換器が記載されている。図7に、特許文献1に記載の導波管−マイクロストリップ線路変換器の断面を示す。導波管−マイクロストリップ線路変換器は、誘電体基板201a〜201fで構成される。誘電体基板201c上には、マイクロストリップ線路202が形成され、誘電体基板201cの裏面には、接地導体205が形成される。導波管キャビティ203は、誘電体基板を刳り貫いて形成される。スルーホール204は、導波管キャビティ203の周囲に、複数配列して形成される。ショート板206は、導波管キャビティ203の短絡面を構成する。
高周波デバイスから出力された高周波信号は、誘電体基板201c上に形成されたマイクロストリップ線路202に伝わる。ショート板206は、誘電体基板201bによって、マイクロストリップ線路202から導波管キャビティ203へ高周波信号が効率よく導波管モードに変換される距離に配置されている。導波管モードに変換された高周波信号は、導波管内部の誘電体基板201eにより反射が生じる。しかし、誘電体基板201eの厚みを、信号周波数における基板内伝搬波長のほぼ1/2となる厚みとすることで、定在波分布が誘電体基板201eの上面及び下面において位相が同層となり、良好な通過特性が得られる。特許文献1では、このような構成とすることで、導波管内部において気密性を確保し、かつ、広帯域な通過特性を持つ導波管−マイクロストリップ線路変換器を得ることができるとしている。
特開2001−196815号公報
特許文献1では、多層誘電体基板内に形成した導波管キャビティ203の周囲に複数のスルーホール204の列を形成している。このスルーホール204は、誘電体基板201a〜201fまでを貫通する貫通ビアとなっておらず、ブラインドビアとなっている。また、特許文献1には明示の記載はないものの、マイクロストリップ線路202が形成された誘電体基板201cが導波管キャビティ203内に突き出していることや、誘電体基板201bの厚みが、導波管キャビティ203を挟んで左右で異なっていることから推測すると、特許文献1では、各誘電体基板に導波管キャビティ203部分及びスルーホール204を形成した上で、誘電体基板201a〜201fを貼り合わせているものと考えられる。この場合、誘電体基板を重ねる際の位置合わせに高い精度が要求され、導波管−マイクロストリップ線路変換器の製造工程が複雑化するという問題がある。
本発明は、製造工程を複雑化せずに製造可能な、気密構造を有する導波管−マイクロストリップ線路変換器、その製造方法、及び、マイクロ波集積回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の導波管−マイクロストリップ線路変換器は、積層された複数の誘電体基板と、少なくとも一部が前記誘電体基板の内層に形成されたアンテナパターンと、前記誘電体基板の表層に形成されたマイクロストリップ線路と、前記誘電体基板の表面から裏面までを貫通し、前記誘電体基板の内層に形成されたアンテナパターンと前記マイクロストリップ線路とを接続する第1の接続ビアと、前記誘電体基板外で導波管を形成し、前記積層された複数の誘電体基板を挟む上部筐体及び下部筐体に、前記誘電体基板の表面及び裏面で接続された導体パターンと、前記表面及び裏面の導体パターンを接続する第2の接続ビアとを備えることを特徴とする。
本発明のマイクロ波集積回路は、積層された複数の誘電体基板と、少なくとも一部が前記誘電体基板の内層に形成されたアンテナパターンと、前記誘電体基板の表層に形成されたマイクロストリップ線路と、前記誘電体基板の表面から裏面までを貫通し、前記誘電体基板の内層に形成されたアンテナパターンと前記マイクロストリップ線路とを接続する第1の接続ビアと、前記誘電体基板外で導波管を形成し、前記積層された複数の誘電体基板を挟む上部筐体及び下部筐体に、前記誘電体基板の表面及び裏面で接続された導体パターンと、前記表面及び裏面の導体パターンを接続する第2の接続ビアと、前記誘電体基板の表層に配置され、前記マイクロストリップ線路に接続された表面実装素子とを備えることを特徴とする。
本発明の導波管−マイクロストリップ線路変換器の製造方法は、積層された複数の誘電体基板に、内層のアンテナパターンとなる導体パターンと、表層のマイクロストリップ線路となる導体パターンと、前記誘電体基板外で導波管を形成する上部筐体及び下部筐体のそれぞれに接続する誘電体基板の表面及び裏面の導体パターンとを形成する工程と、前記積層された複数の誘電体基板を貫通するスルーホールを形成し、前記内層のアンテナパターンとなる導体パターンと、表層のマイクロストリップ線路となる導体パターンとを第1の接続ビアで接続すると共に、前記表面及び裏面の導体パターンを第2の接続ビアで接続する工程と、前記上部筐体及び下部筐体を、前記表面の導体パターンと前記上部筐体とが接続し、前記裏面の導体パターンと前記下部筐体とが接続するように取り付ける工程とを有することを特徴とする。
本発明の導波管−マイクロストリップ線路変換器及びその製造方法は、製造工程を複雑化せずに、気密構造を有する導波管−マイクロストリップ線路変換器を得ることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1に、本発明の一実施形態の導波管−マイクロストリップ線路変換器を含むマイクロ波集積回路を示す。誘電体基板104は、積層された複数の誘電体基板から成る。誘電体基板104は、1層目(表層)の第1層パターン114、2層目の第2層パターン115、3層目の第3層パターン116、及び、4層目(裏面)の第4層パターン117を有する。誘電体基板104は、上部筐体110と、下部筐体111とに挟み込まれる。上部筐体110及び下部筐体111は、金属筐体であり、誘電体基板104の外部における導波管の電界遮蔽壁を構成する。
表層の第1層パターン114は、SMD(Surface Mount Device)106に接続されるマイクロストリップ線路118を含む。内層の第2層パターン115は、導波管とマイクロストリップ線路との変換アンテナパターンであるアンテナパターン101を含む。内層のアンテナパターン101と、表層のマイクロストリップ線路118とは、誘電体基板104を貫通する接続ビア(第1の接続ビア)105を介して接続される。導波管内をTE10モードで伝搬した信号は、アンテナパターンでマイクロストリップ線路(一部ストリップ線路)のTEMモードへ変換される。その後、接続ビア105を通して第1層パターン114のマイクロストリップ線路に伝達され、SMD106に伝えられる。導波管−マイクロストリップ線路変換回路と、SMD106とで、マイクロ波集積回路が構成される。
図2(a)に上部筐体の横断面を示し、(b)に誘電体基板104の各層を平面図で示し、(c)に下部筐体の横断面を示す。なお、図2(a)及び(c)に示す断面は、それぞれ、図1におけるA−B断面、及び、C−D断面に相当する。また、図1に示す断面は、図2(b)におけるE−F断面に相当する。表層の第1層パターン114は、上部筐体110の足の部分に対応した形状に形成された、言い換えれば、導波管開口部を取り囲むように形成された導体パターン119を有する。裏面の第4層パターン117は、導波管開口部の形状に対応した導体パターン122を有する。表面の導体パターン119と、裏面の導体パターン122とは、誘電体基板104を貫通する接続ビア(第2の接続ビア)113で、相互に接続される。
内層の第2層パターン115及び第3層パターン116は、それぞれ、第1層パターン114における導体パターン119と同様な形状の導体パターン120、121を有する。ただし、第2層パターン115は、導波管開口部に突き出すアンテナパターン101を有するので、2層目の導体パターン120では、アンテナパターン101と干渉する位置の導体が省略されている。接続ビア113は、導波管開口部を取り囲むように、複数形成されている。第1層の導体パターン119から、第4層の導体パターン122までの各層の導体パターンは、接続ビア113により相互に接続される。第1層の導体パターン119から第4層の導体パターン122、及び、接続ビア113は、誘電体基板104内の電界遮蔽壁を構成する。
導波管−マイクロストリップ線路変換器の製造方法について説明する。はじめに、積層された複数の誘電体基板に、内層のアンテナパターン101となる導体パターンと、表層のマイクロストリップ線路118となる導体パターンと、それぞれ上部筐体110及び下部筐体111に接続する表面及び裏面の導体パターン119、122を形成する。次いで、積層された複数の誘電体基板を貫通するスルーホールを形成し、内層のアンテナパターン101となる導体パターンと、表層のマイクロストリップ線路となる導体パターンとを接続ビア105で接続する。また、表面及び裏面の導体パターン119、122を、接続ビア113で相互に接続する。
図3A〜図3D及び図4A〜図4Cに、誘電体基板104の製作過程を示す。図3A〜図3Dは、誘電体基板104の断面図であり、図4A〜図4Cは、誘電体基板104を上から見た上面図である。まず、誘電体基板123の表面に、アンテナパターン101となる導体パターンを形成すると共に、表面及び裏面に、電界遮蔽壁となる導体パターン120、121を形成する(図3A)。この工程で、第2層パターン115と第3層パターン116とが形成される。第2層パターン115と第3層パターン116とを重ねた状態は、図4Aに示すようになる。
次いで、誘電体基板123の両側から、誘電体基板123を、誘電体基板124、125で挟み込む(図3B)。図3Bで、誘電体基板124、125を、圧着等によりプレスすることで、第2層パターン115及び第3層パターン116の導体間にできた隙間が埋まる。積層された3つの誘電体基板123〜125は、図1における誘電体基板104に相当する。
続いて、誘電体基板104の表面に、上部筐体110に接続する導体パターン119と、マイクロストリップ線路118となる導体パターンとを形成する。また、誘電体基板104の裏面に、下部筐体111と接続する導体パターン122を形成する(図3C)。この工程で、第1層パターン114と、第4層パターン117とが形成される。第1層パターン114から第4層パターンまでを重ねた状態は、図4Bに示すようになる。
導体パターン形成後、第2層のアンテナパターン101と、第1層のマイクロストリップ線路118とがオーバラップする位置に、誘電体基板104を貫通するスルーホールを形成し、アンテナパターン101とマイクロストリップ線路118とを接続ビア105で接続する。また、誘電体基板104を貫通するスルーホールを形成し、第1層パターン114から第4層パターン117の導体パターン119〜122を、接続ビア113で相互に接続する(図3D)。接続ビア113は、図4Cに示すように、導波管開口を取り囲むように複数形成する。
上記で得られた誘電体基板104のマイクロストリップ線路118上にSMD106を実装し、誘電体基板104を上部筐体110と下部筐体111とで挟み込むように取り付ける。SMD106は、例えば、抵抗、コンデンサ、コイル、ショットキーダイオードやPINダイオード(p-intrinsic-n Diode)などである。或いは、MMICアンプ(MMIC:モノリシックマイクロ波集積回路)などである。上部筐体110と誘電体基板104の表面の導体パターン119とを接続し、下部筐体111と裏面の導体パターン122とを接続することで、図1に示す導波管−マイクロストリップ線路変換器が得られる。第1層の導体パターン119と上部筐体110との間、及び、第4層の導体パターン122と下部筐体111との間には隙間が存在しないため、導波管の気密構造が保たれる。
図1において、誘電体基板104の下面をH面とする。下部筐体111で囲まれた導波管の電波伝搬TE10モードにおける電界の向きは、電界方向109で示す向きとなる。誘電体基板104の裏面に形成された第4層パターン117は、H面の遮蔽導体の役割を果す。下部筐体111は、導波管内の電界を、誘電体基板104の下面から上面へと伝達するE面ベント103を有する。図1にて、紙面向かって右側から左側に伝搬してきた電波は、E面ベント103で基板上部へ90°回転する。上部筐体110で囲まれた導波管における電界の向きは、電界方向112で示す向きとなる。導波管内の電波の位相が180°回転すると、電界方向109及び112の向きは、180°回転する。
上部筐体110は、導波管短絡面102を有する。導波管短絡面102は、アンテナパターン101が形成された位置から、管内波長でλ/4(λは波長)だけ離れた位置に設けられる。導波管内の電界の伝搬は、誘電体基板104内のアンテナパターン101により結合され、導波管の伝搬(TE10モード)から基板内の伝搬(TEMモード)へと変換される。導波管短絡面102を、アンテナパターン101からλ/4だけ離れた位置に形成することで、アンテナパターン101におけるTE10モードからTEMモードへの変換効率を向上できる。
本実施形態では、導波管−マイクロストリップ線路変換器は、積層された複数の誘電体基板(誘電体基板104)の内層にアンテナパターン101を有し、誘電体基板104の表層のマイクロストリップ線路118を有する。アンテナパターン101とマイクロストリップ線路118とは、誘電体基板の表面から裏面までを貫通する接続ビア105で接続される。また、導波管−マイクロストリップ線路変換器は、上部筐体110及び下部筐体111に、誘電体基板104の表面及び裏面で接続される導体パターン119、122を有する。表面の導体パターン119と裏面の導体パターン122とは、誘電体基板104の表面から裏面までを貫通する接続ビア113で接続される。
本実施形態では、アンテナパターン101を誘電体基板104の内層に設け、導波管の電界遮蔽壁である上部筐体110及び下部筐体111と、誘電体基板104の表面及び裏面の導体パターン119、122とをそれぞれ接続する。このようにすることで、導波管の気密構造が保たれ、不要な電磁放射が少なくなる。また、アンテナパターン101は、誘電体で囲まれているので、誘電体がない場合に比して導波管との結合が強く、変換効率が優れている。更には、アンテナパターン101を誘電体基板104内の導体パターンで構成しているので、アンテナプローブのような部品を削減することができ、製造コストの削減が可能で、他の回路の実装面積の自由度を増すことができる。なお、本実施形態においても、接続ビア105の箇所で回り込みの可能性はあるが、接続ビア105のギャップは狭いため、放射レベルは問題にならない。
本実施形態では、内層のアンテナパターン101と、表層のマイクロストリップ線路118とを、誘電体基板104を貫通する接続ビア105で接続する。また、誘電体基板104の表面及び裏面の導体パターン119、122を、誘電体基板104を貫通する接続ビア113で接続する。本実施形態では、貫通ビアを用いて、アンテナパターン101とマイクロストリップ線路118、及び、導体パターン119と導体パターン122を接続するため、誘電体基板を重ね合わせた状態で、接続ビア105、113を簡易に形成することができる。従って、各層について個別にビアを設け、ビアの位置が重なるように貼り合わせる特許文献1に比して、基板製作の上での工程を削減することができる。また、ビアを設けた各層を貼り合わせる際のずれによる不連続を避けることができる。本実施形態の誘電体基板104は、各層を形成している誘電体部分に不連続な部分がなく、単純な構成であるので、基板製作及び変換回路製作の歩留まりがよい。
なお、上記実施形態では、2層目にアンテナパターン101を配線する例について示したが、アンテナパターン101は、少なくとも一部が誘電体基板104の内層に形成されていればよく、アンテナパターン101は、図1に示すものには限定されない。図5に、アンテナパターンを、表面及び裏面の導体パターンと内層パターンとで形成する例を示す。導波管開口内の1層目から4層目までに、導体パターンを設け、1層目から4層目までを貫通する接続ビア126(第3の接続ビア)により、1層目から4層目までの導体パターンを相互に接続する。また、2層目及び3層目の導体パターンは、接続ビア105まで延び、接続ビア105を介して、表層のマイクロストリップ線路118と接続している。このような構成のアンテナパターン101aを用いることで、変換効率の広帯域化が可能となる。
また、上記実施形態では、誘電体基板104と導波管短絡面102との間に空間が存在する例について示したが、この空間は、必ずしも必要ではない。図6に、誘電体基板104上に導波管短絡面127が形成される例を示す。使用する周波数において、基板の厚さとλ/4の長さとが近い場合には、導波管短絡面127を、誘電体基板104の1層目パターンのすぐ上に設けることができる。この場合も、図1と同様に、アンテナパターン101の変換効率を向上できる効果がある。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の導波管−マイクロストリップ線路変換器、その製造方法、及び、マイクロ波集積回路は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
本発明の一実施形態の導波管−マイクロストリップ線路変換器を含むマイクロ波集積回路を示す断面図。 (a)は、上部筐体の横断面図、(b)は、積層された誘電体基板の各層を示す上面図、(c)は、下部筐体の横断面図。 積層された誘電体基板の製造過程を示す断面図。 積層された誘電体基板の製造過程を示す断面図。 積層された誘電体基板の製造過程を示す断面図。 積層された誘電体基板の製造過程を示す断面図。 誘電体基板の製造過程を示す上面図。 誘電体基板の製造過程を示す上面図。 誘電体基板の製造過程を示す上面図。 変形例の導波管−マイクロストリップ線路変換器を示す断面図。 別の変形例の導波管−マイクロストリップ線路変換器を示す断面図。 特許文献1に記載の導波管−マイクロストリップ線路変換器を示す断面図。
符号の説明
101:アンテナパターン
102、127:導波管短絡面
103:E面ベント
104:誘電体基板
105:接続ビア(第1の接続ビア)
106:SMD
109、112:電界方向
110:上部筐体
111:下部筐体
113:接続ビア(第2の接続ビア)
114:第1層パターン
115:第2層パターン
116:第3層パターン
117:第4層パターン
118:マイクロストリップ線路
119〜122:導体パターン
123〜125:誘電体基板
126:接続ビア(第3の接続ビア)

Claims (8)

  1. 積層された複数の誘電体基板と、
    少なくとも一部が前記誘電体基板の内層に形成されたアンテナパターンと、
    前記誘電体基板の表層に形成されたマイクロストリップ線路と、
    前記誘電体基板の表面から裏面までを貫通し、前記誘電体基板の内層に形成されたアンテナパターンと前記マイクロストリップ線路とを接続する第1の接続ビアと、
    前記誘電体基板外で導波管を形成し、前記積層された複数の誘電体基板を挟む上部筐体及び下部筐体に、前記誘電体基板の表面及び裏面で接続された導体パターンと、
    前記表面及び裏面の導体パターンを接続する第2の接続ビアとを備える導波管−マイクロストリップ線路変換器。
  2. 前記第2の接続ビアが、前記導波管の開口部を取り囲むように形成されている、請求項1に記載の導波管−マイクロストリップ線路変換器。
  3. 前記誘電体基板の内層に、前記表面及び裏面の導体パターンと同様な形状の導体パターンを有し、前記表面及び裏面の導体パターンと、前記内層の導体パターンとが、前記第2の接続ビアで接続されている、請求項1又は2に記載の導波管−マイクロストリップ線路変換器。
  4. 前記アンテナパターンが、前記誘電体基板の表面及び裏面に形成されたパターン部分と、前記誘電体基板の少なくとも一層に形成された内層パターンとを含み、前記表面及び裏面のパターン部分と前記内層パターンとが、第3の接続ビアで接続されている、請求項1乃至3の何れか一に記載の導波管−マイクロストリップ線路変換器。
  5. 前記下部筐体が、E面ベントを有する、請求項1乃至4の何れか一に記載の導波管−マイクロストリップ線路変換器。
  6. 前記アンテナパターンから、管内波長をλとしてλ/4離れた位置に導波管短絡面を有する、請求項1乃至5の何れか一に記載の導波管−マイクロストリップ線路変換器。
  7. 積層された複数の誘電体基板と、
    少なくとも一部が前記誘電体基板の内層に形成されたアンテナパターンと、
    前記誘電体基板の表層に形成されたマイクロストリップ線路と、
    前記誘電体基板の表面から裏面までを貫通し、前記誘電体基板の内層に形成されたアンテナパターンと前記マイクロストリップ線路とを接続する第1の接続ビアと、
    前記誘電体基板外で導波管を形成し、前記積層された複数の誘電体基板を挟む上部筐体及び下部筐体に、前記誘電体基板の表面及び裏面で接続された導体パターンと、
    前記表面及び裏面の導体パターンを接続する第2の接続ビアと、
    前記誘電体基板の表層に配置され、前記マイクロストリップ線路に接続された表面実装素子とを備えるマイクロ波集積回路。
  8. 積層された複数の誘電体基板に、内層のアンテナパターンとなる導体パターンと、表層のマイクロストリップ線路となる導体パターンと、前記誘電体基板外で導波管を形成する上部筐体及び下部筐体のそれぞれに接続する誘電体基板の表面及び裏面の導体パターンとを形成する工程と、
    前記積層された複数の誘電体基板を貫通するスルーホールを形成し、前記内層のアンテナパターンとなる導体パターンと、表層のマイクロストリップ線路となる導体パターンとを第1の接続ビアで接続すると共に、前記表面及び裏面の導体パターンを第2の接続ビアで接続する工程と、
    前記上部筐体及び下部筐体を、前記表面の導体パターンと前記上部筐体とが接続し、前記裏面の導体パターンと前記下部筐体とが接続するように取り付ける工程とを有する導波管−マイクロストリップ線路変換器の製造方法。
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