JP2010096579A - エンコーダ信号処理回路およびエンコーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンコーダの信号処理回路においてカウンタの誤動作や検出遅れ時間を発生させることなくA相信号とB相信号のデューティの不均衡や位相誤差による位置誤差を補正する。
【解決手段】補正前のA相信号とB相信号でアップダウンさせるカウンタBと前回のA相信号、B相信号から推定した位置でアップダウンするカウンタAを備え、A相信号立ち上がり毎にカウンタBの値をカウンタAにロードする。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに90度位相の異なるパルス信号であるA相信号及びB相信号でのデューティ不均衡や位相誤差の補正を行うためのエンコーダ信号処理回路およびエンコーダに関する。
従来移動体の位置を検出するエンコーダにおける互いに90度位相の異なるパルス信号であるA相信号及びB相信号のデューティ不均衡や位相誤差による位置誤差の補正を行う信号処理回路技術が開示されている。 A相信号の前回の立ち上がりから今回の立ち上がりまでの時間を1/4にした時間とCPUの計算値(CPU設定値)を用いてA相信号とB相信号のデューティ不均衡や位相誤差を補正する方法が例えば、特許文献1に記載されている。また、A相信号の前回の立ち上がりから今回の立ち上がりまでの時間を1/2と1/4にした時間を用いてA相信号とB相信号の間のデューティ不均衡や位相誤差を補正する方法が例えば、特許文献2に記載されている。
図4の(A)は特許文献1に開示された技術の回路ブロック図を示したものである。図4の(B)は前記回路ブロック図中の4分割回路20と4逓倍周期信号生成回路21の詳細を示したものである。4分割回路20では前回のA相信号 ASの立ち上り時刻から今回のA相信号の立ち上がり時刻までの時間を計測しておき、前記計測した時間を2ビット右シフトすることでA相信号の立ち上がりから次の立ち上がりまでの時間を1/4にした時間nh(以下hは16進を表す)を演算する。4逓倍周期信号生成回路21中の4逓倍周期信号は、前記A相信号の立ち上がり信号ASPと、前記1/4にした時間nhと、移動体加減速時の位相変化に対する補償を行うためのCPU設定値を用いて生成される。
図5は特許文献2に示される回路ブロック図である。特許文献1と同様に、A相信号AOの前回の立ち上がりから今回の立ち上がりまでの時間を1/2と1/4にして、受光素子からの信号A相信号AOとB相信号BOに補正をかけ90度位相差のA相信号とB相信号を生成している。このようにして従来のエンコーダ信号処理回路では、A相信号とB相信号のデューティ不均衡や位相誤差を補正していた。

特開2007-333669号(第8頁、図1、図2) 特開2004−184254号(第9項、図2)
しかし従来のエンコーダ信号処理回路では、動作中に移動体の加減速時の位相が変化する毎にCPU設定値を変更しなければならなかった。図6の(A)は特許文献1の構成の装置での動作をしめすタイミングチャートである。前記1/4にした時間nhは、A相信号の前回の立ち上がりから今回の立ち上がりまでの時間から算出している。図中、等速運動をしている区間1でのCPU設定値は0hを示している。前記1/4にした時間がnhであるから、等速回転時の第2アップカウンタ29のカウンタ値は、0、nh、nh、nh、0と等間隔で変化し、同じく等間隔で4逓倍周期信号が出力される。しかしこの状態から移動体の加減速により位相が変化した時、例えば区間2でCPU設定値が0hのままであった場合、前記1/4時間nhに起因して、4逓倍周期信号SR(nh)が多く入来してしまい4つ以上になり、結果としてカウンタの誤動作を起こしてしまう。したがって動作中に位相が変化した時は必ずCPUで所定の計算をおこない、カウンタが誤動作を起こさないCPU設定値(nh+kh)をセットする必要がある。このためCPUの負荷増加、処理の複雑化という問題が発生していた。
図6の(B)は特許文献2の動作タイミングチャートを示す。A相信号の前回の立ち上がりから今回の立ち上がりまでの時間を1/2と1/4にした時間を用いて補正をおこなうため、補正値が反映されるのは、1周期遅れた形となり、制御はこれを加味しておこなわなければならないという問題もあった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、カウンタが誤動作することなく、また1周期遅れも起こさないエンコーダ信号処理回路を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成した。
請求項1に記載の発明は、互いに90度位相差のパルス信号であるA相信号とB相信号を用いて、カウンタをアップダウンさせ移動体の位置を検出するエンコーダの信号処理回路において、前記A相信号の1周期前の周期Tから周期Tを正しく4分割した推定位置、(1/4)T、(2/4)T、(3/4)TでアップダウンカウントするカウンタAと、前記A相信号と前記B相信号の立ち上り、立下り毎にアップダウンカウントするカウンタBと前記カウンタAの推定した位置でアップダウンカウント信号を出力するカウンタAイネーブル生成回路と前記A相信号の立ち上がり毎に前記カウンタBの値をカウンタAへロードするようにしたものである。
また、請求項2に記載の発明は、互いに90度位相差のパルス信号であるA相信号とB相信号を用いて、カウンタをアップダウンさせ位置を検出するためのエンコーダの信号処理回路において前記A相信号の1周期前の周期Tから周期Tを正しく4分割した推定位置、(1/4)T、(2/4)T、(3/4)TでアップダウンカウントするカウンタAと前記A相信号と前記B相信号の立ち上り、立下り毎にアップダウンカウントするカウンタBと前記カウンタAの推定した位置でアップダウンカウント信号を出力するカウンタAイネーブル生成回路と前記A相信号の立ち下がり毎に前記カウンタBの値をカウンタAへロードするようにしたものである。
また、請求項3に記載の発明は、互いに90度位相差のパルス信号であるA相信号とB相信号を用いて、カウンタをアップダウンさせ位置を検出するためのエンコーダの信号処理回路において、前記B相信号の1周期前の周期Tから周期Tを正しく4分割した推定位置、(1/4)T、(2/4)T、(3/4)TでアップダウンカウントするカウンタAと、前記A相信号と前記B相信号の立ち上り、立下り毎にアップダウンカウントするカウンタBと、前記カウンタAの推定した位置でアップダウンカウント信号を出力するカウンタAイネーブル生成回路と前記B相信号の立ち上がり毎に前記カウンタBの値をカウンタAへロードするようにしたものである。
また、請求項4に記載の発明は、互いに90度位相差のパルス信号であるA相信号とB相信号を用いてカウンタをアップダウンさせ位置を検出するためのエンコーダの信号処理回路において、前記B相信号の1周期前の周期Tから周期Tを正しく4分割した推定位置、(1/4)T、(2/4)T、(3/4)TでアップダウンカウントするカウンタAと、前記A相信号と前記B相信号の立ち上り、立下り毎にアップダウンカウントするカウンタBと、前記カウンタAの推定した位置でアップダウンカウント信号を出力するカウンタAイネーブル生成回路と前記B相信号の立ち下がり毎に前記カウンタBの値をカウンタAへロードするようにしたものである。
また、請求項5に記載の発明は前記カウンタAイネーブル生成回路が前記A相信号または前記B相信号の1周期Tを計測するためのタイマ回路とレジスタ回路と、前記1周期のカウント値Tを割算し1/4の値を演算する2ビットシフト回路と、前記2ビットシフト回路出力を用い(2/4)T、(3/4)Tを演算する加算器と、0、(1/4)T、(2/4)T,(3/4)T毎にカウンタのイネーブル信号を出力するようにしたものである。
また、請求項6に記載の発明は前記カウンタAと前記カウンタBの出力を入力とし、2つの信号の1つを上位装置の選択信号により選択し位置信号とするようにしたものである。
また、請求項7に記載の発明は上記エンコーダ信号処理回路を搭載したエンコーダである。
(実施例および請求項の内容確定後見直す。詳細検討不要)
請求項1に記載の発明によると、A相信号とB相信号のデューティ不均衡や位相誤差が補正されていない状態でカウント動作するカウンタBと、前回のA相信号の周期を1/4、2/4、3/4して補正した信号でカウント動作するカウンタAを設け、A相信号の立ち上がり毎にカウンタBの値をカウンタAにロードするようにしたため、カウンタが誤動作することなく、また1周期遅れも起こさずA相信号とB相信号の補正を行うことができる。
請求項2に記載の発明によると、A相信号とB相信号のデューティ不均衡や位相誤差が補正されていない状態でカウント動作するカウンタBと前回のA相信号の周期を1/4、2/4、3/4して補正した信号でカウント動作するカウンタAを設け、A相信号の立ち下がり毎にカウンタBの値をカウンタAにロードするようにしたため、カウンタが誤動作することなく、また1周期遅れも起こさずA相信号とB相信号のデューティ不均衡や位相誤差による位置誤差の補正を行うことができる。
また、請求項3に記載の発明によると、A相信号とB相信号のデューティ不均衡や位相誤差が補正されていない状態でカウント動作するカウンタBと前回のB相信号の周期を1/2、2/4、3/4して補正した信号でカウント動作するカウンタAを設け、B相信号の立ち上がり毎にカウンタBの値をカウンタAにロードするようにしたためカウンタが誤動作することなく、また1周期遅れも起こさずA相信号とB相信号のデューティ不均衡や位相誤差による位置誤差の補正を行うことができる。
また、請求項4に記載の発明によると、A相信号とB相信号のデューティ不均衡や位相誤差が補正されていない状態でカウント動作するカウンタBと前回のB相信号の周期を1/4、2/4、3/4して補正した信号でカウント動作するカウンタAを設け、B相信号の立ち下がり毎にカウンタBの値をカウンタAにロードするようにしたためカウンタが誤動作することなく、また1周期遅れも起こさずA相信号とB相信号のデューティ不均衡や位相誤差による位置誤差の補正を行うことができる。
また、請求項5に記載の発明によると、前記カウンタAイネーブル生成回路をタイマ回路とレジスタ回路と2ビットシフト回路と加算器と比較器により簡単な回路で構成することができる。
また、請求項6に記載の発明によると、2つの前記カウンタAと前記カウンタBの出力信号を上位装置の選択信号により選択するセレクタを備けることにより加減速時に誤動作信号を出力することなく、位置誤差を補正することができる。
また、請求項7に記載の発明によると、上記エンコーダのA相信号とB相信号のデューティ不均衡や位相誤差による位置誤差の補正ができる精度良いエンコーダが実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施例を示す回転型エンコーダの信号処理回路の回路図である。図中のCLKはクロック入力を示し、A相信号とB相信号に比べて十分小さい所定の周波数のクロックである。カウンタAイネーブル生成回路69はタイマ回路50とレジスタ回路A 51と2ビットシフト回路53と加算器A 54と加算器B 55と比較器56から構成される。タイマ回路50はNAND回路66の出力が“L”の区間で”1“がロードされるフリーランのタイマである。フリーランのタイマ回路50のバスライン出力は、レジスタ回路A 51の入力に接続される。レジスタ回路A 51はレジスタ回路B 52の立ち上がり毎(A相信号の立ち上がり毎)にタイマ回路50のデータをラッチする。レジスタ回路A 51の出力は、2ビットシフト回路53に接続される。2ビットシフト回路53はレジスタ回路A 51の出力毎に右へ2ビットシフト(÷4の動作)を行なう。2ビットシフト回路53の出力は、加算器A 54と加算器B 55に入力される。加算器B 55の他方の入力には、加算器A 54の出力が接続される。加算器A 54の出力は、2ビットシフト回路53の出力の値を2倍とした値である。また、加算器B 55の出力は2ビットシフト回路53の出力の値を3倍した値である。従ってA相信号の前回の立ち上がりから今回の立ち上がりを1としたとき、比較器56からは、前記1に対して、1/4、2/4、3/4進んだ時”H“がそれぞれ出力される。すなわち、カウンタA 57は、まずA相信号の立ち上がり、それから1/4進んだ時、さらに2/4進んだ時、さらに3/4進んだ時、そして次のA相信号の立ち上がりでアップダウン動作をおこなう。タイマ回路50の出力と2ビットシフト回路53の出力と加算器A 54の出力と加算器B 55の出力は、比較器56に入力される。比較器56の出力はカウンタA 57のイネーブル端子(EN)に接続される。
カウンタAロードイネーブル生成回路70は、レジスタ回路B 52とレジスタ回路D 65とNAND回路66により構成される。レジスタ回路B 52はA相信号を入力としてCLK毎にCLKに同期させたA相信号を出力する。レジスタ回路B 52の出力は、レジスタ回路A 51のクロック入力へ、またNAND回路66とレジスタ回路D 65に接続される。レジスタ回路D 65は、レジスタ回路B 52の出力を入力して、この出力を反転してNAND回路66に接続される。NAND回路66の他方の入力には、レジスタ回路B 52の出力とCLKが接続される。NAND回路66の出力は、タイマ回路50のロード端子(LOAD ENT)とカウンタA 57のロードイネーブル端子(LOAD EN)へ接続される。カウンタAロードイネーブル生成回路70ではA相信号の立ち上がり毎にCLKの“H”区間で”L”のパルスを出力する。
レジスタ回路C 60はカウンタのアップダウン信号(例えばA相信号がB相信号に比べて進んでいた場合“H”を、遅れていた場合”L”を出力)をCLK毎に出力する。レジスタ回路C 60の出力は、カウンタA 57とカウンタB 58のアップダウン端子(UP/DOWN)に接続される。レジスタ回路E 67はカウンタイネーブル信号68(A相とB相のエッジ毎に1CLK幅の“H”パルスを出力、図示しない)をCLK毎に出力する。レジスタ回路E 67の出力は、カウンタB 58のイネーブル端子(EN)に接続される。
カウンタイネーブル信号68はA相信号とB相信号の立ち上がりあるいは立下りを検出してCLKの1周期の間に“H”を出力する。カウンタA 57とカウンタB 58はENが”H”でかつUP/DOWNが“H”でアップカウントをまた、ENが”H“でUP/DOWNが”L”でダウンカウントを行なう。また、カウンタA 57はロードイネーブル信号(LOAD EN)が“L”の時、カウンタB 58の出力がロードされるよう接続されている。カウンタA 57とカウンタB 58の出力は、セレクタ59に接続される。セレクタ59の出力(カウンタ出力64)は指令値変更信号63によって選択出力される。指令値変更信号63は、回転方向が変化した等の場合上位装置(図示しない)より入来する信号で、カウンタA 57の出力を制御に使用するか、カウンタB 58の出力を使用するかを選択する。本発明が従来技術と異なる部分はカウンタAイネーブル生成回路69とカウンタAロードイネーブル生成回路70とカウンタA 57とセレクタ 59を備えた部分である。
図2は本発明の第1の実施例の動作を示すタイミングチャートである。
その動作を図1と図2を用いて説明する。図2は等速回転時、A相信号とB相信号にデューティ不均衡や位相誤差がある場合を示している。まずA相信号61が立ち上がりでレジスタ回路A 51に前回までのタイマ回路50の出力(例えば“8”であったとすれば)がレジスタ回路A_ 51に“8”がラッチされる(図2の一番左端の状態)。次にNAND回路66の出力に”L”パルスが出力される。この“L”を受けてタイマ回路50に”1“がロードされ、タイマ回路50は次のCLKよりアップカウントを開始する。2ビットシフト回路53にはレジスタ回路A 51の出力”8“が入力されるので、”8“を2ビットシフト(÷4)した”2“が2ビットシフト回路53より出力される。加算器A 54では”2“と”2“の加算結果”4“(2ビットシフト回路の出力×2)が出力され、同様に加算器B 55からは”6“(2ビットシフト回路の出力×3)が出力される。比較器56はタイマ回路50の出力と他の3つの入力が一致したところで”H“を出力する。即ちタイマ回路50の出力が”2“と”4“と”6“の区間で”H“を出力し、同区間でカウンタA 57を3カウントアップする。カウンタB 58はA相信号とB相信号の立ち上がりと立下りを検出して4カウントアップする(”4“の状態)。この状態で再度A相信号が立ち上がると、NAND回路66からは”L”パルスが出力されるから、カウンタA 57のLOAD EN信号が“L”となりカウンタB 58の”4“をカウンタA 57にロードする。等速時はこれを繰り返すから、図2に示されるようにA相信号とB相信号にデューティ不均衡や位相誤差がある場合でも正しくA相信号の1周期(T)のT/4毎にカウンタA 57を動作させることができ、速度リップルを低減させることができる。このように、A相信号とB相信号のデューティ不均衡や位相誤差が補正されていない状態でカウント動作するカウンタB 58と、前回のA相信号の周期を1/4、2/4、3/4して補正した信号でカウント動作するカウンタA 57を設け、A相信号61の立ち上がり毎にカウンタB 58の値をカウンタA 57にロードするようにしたため、カウンタが誤動作することなく、また1周期遅れも起こさずA相信号とB相信号のデューティ不平衡や位相誤差による位置誤差の補正を行うことができる。
図2は等速変化時のタイミングチャートであるが、本発明ではA相信号の立ち上がり毎にカウンタB 58の値をカウンタA 57にロードするようにしたため、A相信号の立ち上がりから次の立ち上がりまでは必ず正しく計測できる。このため多少前回値と今回値に差異があってもA相信号とB相信号にデューティ不均衡や位相誤差がある場合でも補正できる。
また、周期誤差の大きくなる低速回転時や、回転方向が変化する場合には、上位装置より指令値変更信号63で所定の区間、カウンタB 58を使用し、その後速度が落ち着いた所でカウンタA 57の値を使用すればよい。
なお、請求項3のB相信号の立ち上がりを使用する場合は、図1中A相信号61をB相信号におきかえればよい。
図3は請求項2記載の実施例と請求項4記載の実施例を示すエンコーダ信号処理回路に関するカウンタAロードイネーブル生成回路の回路図である。図1のカウンタAロードイネーブル生成回路との相違点は、レジスタ回路B 52の反転出力とレジスタ回路D 65の反転無しの出力をNAND回路66に入力している点である。これによりA相信号とB相信号の立下りを検出してカウンタAロードイネーブル生成回路から(NAND回路66の出力)CLKの“H”区間で”L”パルスを出力する。
このように、A相信号、B相信号の立ち上がりあるいは立下りの間を計測しておき、前記計測値より今回のA相信号、B相信号の立ち上がりと立下りを生成してカウンタA 57をアップダウンさせ、A相信号、B相信号の立ち上がりあるいは立下りでカウンタB 58の値をカウンタA 57にロードするような構成をしているので、カウンタが誤動作することなくまた、1周期遅れのないエンコーダ信号処理回路を提供できる。
以上の説明では回転型エンコーダ信号処理回路について説明したがエンコーダとして回転型に限定するものではなく、要はA相信号と90度位相差を持ったB相信号を出力するエンコーダであればよく、リニア型エンコーダにも適用ができる。また、A相信号とB相信号を検出方法としては光学式エンコーダや磁気式エンコーダ等のA相信号とB相信号を出力する全てのエンコーダの信号処理回路として適用できる。
本発明の第1の実施例を示すエンコーダ信号処理回路の回路図 本発明の第1の実施例の動作を示すタイミングチャート 第2の実施例と第4の実施例を示すエンコーダ信号処理回路の回路図 従来のエンコーダ信号処理回路のブロック図 従来の別のエンコーダ信号処理回路のブロック図 従来のエンコーダの動作タイミングチャート
符号の説明
20 4分割回路
21 4逓倍周期信号生成回路
50 タイマ回路
51 レジスタ回路A
52 レジスタ回路B
53 2ビットシフト回路
54 加算器A
55 加算器B
56 比較器
57 カウンタA
58 カウンタB
59 セレクタ
60 レジスタ回路C
61 A相信号
62 カウンタアップダウン信号
63 指令値変更信号
64 カウンタ出力
65 レジスタ回路D
66 NAND回路
67 レジスタ回路E
68 カウンタイネーブル信号
69 カウンタAイネーブル生成回路
70 カウンタAロードイネーブル生成回路

Claims (7)

  1. 互いに90度位相差のパルス信号であるA相信号とB相信号を用いて、カウンタをアップダウンさせ移動体の位置を検出するエンコーダの信号処理回路において、
    前記A相信号の1周期前の周期Tから周期Tを正しく4分割した推定位置、(1/4)T、(2/4)T、(3/4)TでアップダウンカウントするカウンタAと、
    前記A相信号と前記B相信号の立ち上り、立下り毎にアップダウンカウントするカウンタBと、
    前記カウンタAの推定した位置でアップダウンカウント信号を出力するカウンタAイネーブル生成回路と
    前記A相信号の立ち上がり毎に前記カウンタBの値をカウンタAへロードするカウンタAロードイネーブル生成回路を備えたことを特徴とするエンコーダ信号処理回路。
  2. 互いに90度位相差のパルス信号であるA相信号とB相信号を用いて、カウンタをアップダウンさせ位置を検出するためのエンコーダの信号処理回路において、
    前記A相信号の1周期前の周期Tから周期Tを正しく4分割した推定位置、(1/4)T、(2/4)T、(3/4)TでアップダウンカウントするカウンタAと、
    前記A相信号と前記B相信号の立ち上り、立下り毎にアップダウンカウントするカウンタBと、
    前記カウンタAの推定した位置でアップダウンカウント信号を出力するカウンタAイネーブル生成回路と
    前記A相信号の立ち下がり毎に前記カウンタBの値をカウンタAへロードするカウンタAロードイネーブル生成回路を備えたことを特徴とするエンコーダ信号処理回路。
  3. 互いに90度位相差のパルス信号であるA相信号とB相信号を用いて、カウンタをアップダウンさせ位置を検出するためのエンコーダの信号処理回路において、
    前記B相信号の1周期前の周期Tから周期Tを正しく4分割した推定位置、(1/4)T、(2/4)T、(3/4)TでアップダウンカウントするカウンタAと、
    前記A相信号と前記B相信号の立ち上り、立下り毎にアップダウンカウントするカウンタBと、
    前記カウンタAの推定した位置でアップダウンカウント信号を出力するカウンタAイネーブル生成回路と
    前記B相信号の立ち上がり毎に前記カウンタBの値をカウンタAへロードするカウンタAロードイネーブル生成回路を備えたことを特徴とするエンコーダ信号処理回路。
  4. 互いに90度位相差のパルス信号であるA相信号とB相信号を用いてカウンタをアップダウンさせ位置を検出するためのエンコーダの信号処理回路において、
    前記B相信号の1周期前の周期Tから周期Tを正しく4分割した推定位置、(1/4)T、(2/4)T、(3/4)TでアップダウンカウントするカウンタAと、
    前記A相信号と前記B相信号の立ち上り、立下り毎にアップダウンカウントするカウンタBと、
    前記カウンタAの推定した位置でアップダウンカウント信号を出力するカウンタAイネーブル生成回路と
    前記B相信号の立ち下がり毎に前記カウンタBの値をカウンタAへロードするカウンタAロードイネーブル生成回路を備えたことを特徴とするエンコーダ信号処理回路。
  5. 前記カウンタAイネーブル生成回路は前記A相信号または前記B相信号の1周期Tを計測するためのタイマ回路とレジスタ回路と、前記1周期のカウント値Tを割算し1/4の値を演算する2ビットシフト回路と、前記2ビットシフト回路出力を用い(2/4)T、(3/4)Tを演算する加算器と、0、(1/4)T、(2/4)T,(3/4)T毎にカウンタのイネーブル信号を出力する比較器から構成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のエンコーダ信号処理回路。
  6. 前記カウンタAと前記カウンタBの出力を入力とし、2つの信号の1つを上位装置の選択信号により選択し位置信号とするセレクタを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のエンコーダ信号処理回路。
  7. 請求項1〜4記載のエンコーダ信号処理回路を搭載したエンコーダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013172602A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Denso Corp モータ制御装置およびモータ制御方法

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