JP2010096403A - 非鉄金属溶解炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】不純物の除滓効率を高めた非鉄金属溶解炉を提供する。
【解決手段】溶湯Yを加熱し昇温及び保温する昇温室11と、昇温室11から供給された溶湯Yに非鉄金属を投入する渦室12と、渦室12から供給された溶湯Y内の非鉄金属を、溶湯Yの熱により溶解させる溶解室23と、溶解室23から供給された溶湯Y内に存在する不純物を取り除き、しかも溶湯Yの一部を昇温室11に供給する除滓室14と、溶湯Yを外部に取出す出湯室15と、を備える非鉄金属溶解炉20において、溶解室23から除滓室14へ溶湯Yを供給する流路23aの除滓室14側に、横断面が略直角三角形の整流ブロックBを配置することにより、流路23aの除滓室14側に、流路23aの幅を徐々に狭くする絞りSを形成することで溶湯Yの流速を速めた。
【選択図】図1

Description

本発明は、アルミニウム合金等の非鉄金属を、各種鋳造製品の製造に使用すべく溶解するための非鉄金属溶解炉に関するものである。
アルミニウム合金等の非鉄金属は、再溶解に掛かるエネルギーが、鉱石を製錬するエネルギーに比べて遥かに小さいことから、所謂スクラップをリサイクルすることは非常に有益であるので、積極的にリサイクルが行われている。
従来、このような再溶解には図5に示すような、非鉄金属を溶解させてなる溶湯Yを循環させる非鉄金属溶解炉10が使用されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2554510号公報
このような非鉄金属溶解炉10は、昇温室11と、渦室12と、溶解室13と、出湯室15と、を備え、溶湯Yが各室を循環するものである。
昇温室11は、溶湯Yをバーナで加熱し、昇温及び保温するための室である。
渦室12は、昇温室11から供給された溶湯Yに非鉄金属を投入し、非鉄金属を溶湯Yに混合するための室である。
溶解室13は、渦室12から供給された溶湯Y内の非鉄金属を、溶湯Yの熱により溶解させるための室である。
出湯室15は、溶湯Yを外部に取出すための室である。
ここで、溶解させる非鉄金属はスクラップであるので、異物が付着していることが多い。よって、その非鉄金属を溶解させた溶湯Yは異物を含む。また、溶湯Yの表面は空気と触れ合っているので、溶湯Yを加熱することにより、溶湯Y表面には当該非鉄金属の酸化物が発生する。
これら酸化物や異物を含めた不純物が昇温室11に流れ込むと、不純物が熱抵抗となるので、溶解効率の低下に繋がる。また、溶湯Y内の不純物の比率分だけ、対象の非鉄金属の純度が低下する。
そこで、図6に示すような、除滓室14を備えた非鉄金属溶解炉10が提案されている。
除滓室14は、溶解室13から供給された溶湯Y内に存在する不純物を取り除くための室である。その取り除く方法は濾過式であり、除滓室14にはフィルターFが備えられている。
この濾過式の除滓方法において、微細な不純物を除去するためにフィルターFのメッシュを小さくし過ぎると、不純物が多い場合、フィルターF表面での目詰まりが短期間で生じる。この場合、フィルターFの交換を怠るとこの目詰まりのため溶湯Y自体もフィルターFを通過できなくなる。また、頻繁にフィルターFを交換することは、経費の面及び作業効率の面から、できるだけ避けたいことである。
一方、フィルターFのメッシュを大きくすると、細かな不純物はフィルターFを通過して昇温室11に流れ込んでしまうので、フィルターFの効果が低い。
このように、濾過式による不純物の除去では不十分であるので、除滓室14において浮遊する不純物を人為的、又は機械的に杓等ですくう方法を併用している。
しかしながら、不純物は溶湯Y中に拡散しているので、不純物を杓ですくう方法の除滓効率は悪い。
そこで、本発明の目的とするところは、不純物の除滓効率を高めた非鉄金属溶解炉を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の非鉄金属溶解炉(20)は、溶湯(Y)を加熱し昇温及び保温する昇温室(11)と、昇温室(11)から供給された溶湯(Y)に非鉄金属を投入する渦室(12)と、渦室(12)から供給された溶湯(Y)内の非鉄金属を、溶湯(Y)の熱により溶解させる溶解室(23)と、溶解室(23)から供給された溶湯(Y)内に存在する不純物を取り除き、しかも溶湯(Y)の一部を昇温室(11)に供給する除滓室(14)と、溶湯(Y)を外部に取出す出湯室(15)と、を備える非鉄金属溶解炉(20)において、溶解室(23)から除滓室(14)へ溶湯(Y)を供給する流路(23a)の除滓室(14)側に、流路(23a)の幅を縮小する絞り(S)を形成して溶湯(Y)の流速を速めたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の非鉄金属溶解炉(20)は、絞り(S)を、除滓室(14)の昇温室(11)側端部に形成したことを特徴とする。
また、請求項3に記載の非鉄金属溶解炉(20)は、絞り(S)を、流路(23a)の除滓室(14)側に整流ブロック(B)を配置することにより形成したことを特徴とする。
また、請求項4に記載の非鉄金属溶解炉(20)は、整流ブロック(B)は、溶湯(Y)の表面より上方に露出していることを特徴とする。
また、請求項5に記載の非鉄金属溶解炉(20)は、整流ブロック(B)は、横断面が略直角三角形であり、略直角三角形の斜辺を利用して流路(23a)を溶解室(23)から除滓室(14)側に向かって徐々に狭くして絞り(S)を形成することを特徴とする。
ここで、上記括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための最良の形態に掲載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の請求項1に記載の非鉄金属溶解炉によれば、溶解室から除滓室へ溶湯を供給する流路の除滓室側に、流路の幅を縮小する絞りを形成して溶湯の流速を速めたので、除滓室内で安定して渦が発生し、渦の中央に不純物が集まる。よって、除滓効率がよい。
また、請求項2に記載の非鉄金属溶解炉によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加え、絞りを除滓室の昇温室側端部に形成したので、除滓室には一つの大きな渦が安定して発生する。したがって、不純物は除滓室中央の一箇所に集まるので、より除滓効率がよい。
また、請求項3に記載の非鉄金属溶解炉によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用効果に加え、絞りを流路の除滓室側に整流ブロックを配置することにより形成したので、既存の非鉄金属溶解炉についても絞りを形成することができる。よって、既存の非鉄金属溶解炉であっても、不純物の除滓効率を高めることができる。
また、請求項4に記載の非鉄金属溶解炉によれば、請求項3に記載の発明の作用効果に加え、整流ブロックは溶湯の表面より上方に露出しているので、絞りの上部と下部で溶湯の流れに乱れが生じない。したがって、渦の発生する箇所がより安定するので、渦の中央に集まった不純物が再び拡散してしまうことがない。
また、請求項5に記載の非鉄金属溶解炉によれば、請求項3又は4に記載の発明の作用効果に加え、整流ブロックは、横断面が略直角三角形であり、略直角三角形の斜辺を利用して流路を溶解室から除滓室側に向かって徐々に狭くして絞りを形成するので、より安定して除滓室内で渦が発生する。つまり、広い流路が急激に狭くなると溶湯の流れが乱れ、除滓室に発生していた渦の箇所が変わるので、せっかく一箇所に集まっていた不純物が拡散してしまうが、流路を徐々に狭くすると流れが安定し、集まった不純物が再び拡散しない。よって、除滓効率がよい。
なお、本発明の非鉄金属溶解炉のように、流路の幅を縮小する絞りを形成して溶湯の流速を速めることで不純物が昇温室に流れ込み難くする点は、上述した特許文献1には全く記載されていない。
(第一実施形態)
図1及び図2を参照して、本発明の第一実施形態に係る非鉄金属溶解炉20を説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る非鉄金属溶解炉20を示す平面図である。図2は、図1の非鉄金属溶解炉20における整流ブロックBを示す拡大斜視図である。
この非鉄金属溶解炉20は、アルミニウム合金等の非鉄金属を各種鋳造製品の製造にしようすべく溶解するためのもので、主に昇温室11と、渦室12と、溶解室23と、除滓室14と、出湯室15とを備え、溶湯Yを各室に循環させる。そして、溶解室23と除滓室14とを連結する流路23aに特徴を有するものである。
昇温室11は、対象の非鉄金属を溶解させてなる溶湯Yを、バーナで加熱し昇温及び保温する室である。
そして、昇温室11の渦室12側に配置されたポンプPにて、溶湯Yが渦室12に供給される。
なお、溶湯Yへの加熱は昇温室11でのみ行っているが、昇温室11で溶湯Yに十分な熱量を与えており、また非鉄金属溶解炉自体に保温性があることにより、溶湯Yが各室を循環しているうちに熱を失うことはない。
渦室12は、昇温室11からポンプPにより供給された溶湯Yに非鉄金属を投入する室である。
この渦室12は、漏斗状の形状となっており、溶湯Yが渦室12内を上から下へ流れるとき溶湯Yの渦が発生するので、投入された非鉄金属は速やかに溶湯Y中に分散する。
ここで、非鉄金属のスクラップを塊のまま溶湯Yに投入すると、この後の工程で完全に溶解するまでに時間が掛かるので、現実には、溶解しやすいように非鉄金属の塊を別工程にて粉砕してなる切り粉を溶湯Yに投入する。
溶解室23は、渦室12から供給された溶湯Y内の非鉄金属を、溶湯Yの熱により溶解させる室である。
溶解室23内の溶湯Yの量に対して、投入された切り粉の量は少量であるので、切り粉が溶解する十分な熱量を溶湯Yは有している。
また、溶湯Yの流れの下流には、除滓室14が溶解室23と隣接している。
そして、溶解室23から除滓室14に溶湯Yを供給する流路23aには、整流ブロックBを配置している。
これにより、溶解室23から除滓室14へ溶湯Yを供給する流路23aの除滓室14側、且つ除滓室14の昇温室11側端部に、流路23aの幅を縮小する絞りSを形成して除滓室14へ流入する溶湯Yの流速を速めた。
具体的には、整流ブロックBの横断面は略直角三角形であり、略直角三角形の斜面を上流に対して斜めに向け、且つ略直角三角形の他の一辺を反昇温室11側の側面に接触させることによって、略直角三角形の斜辺を利用して流路23aの幅を溶解室23から除滓室14側に向かって徐々に狭くして絞りSを形成する。
また、図2に示すように、整流ブロックBは非鉄金属溶解炉10の底部から延び、溶湯Yの表面より上方に露出する。なお、渦室12での切り粉の投入量等によって溶湯Yの量の増減があるが、常に溶湯Yの表面より上方に露出する、上下方向に長い整流ブロックBとする。
除滓室14は、溶解室23から供給された溶湯Y内に存在する不純物を取り除き、しかも溶湯Yの一部を昇温室11に供給する室である。この不純物を取り除く方法は、濾過法と、汲み上げ法とを併用する。
濾過法とは、除滓室14の昇温室11への供給口に備えられているフィルターFにより除滓を行う方法である。
汲み上げ法とは、溶湯Yに浮遊している不純物を定期的に人為的、又は機械的に杓ですくう方法である。
出湯室15は、金属製品を製作するために、溶湯Yを外部に取出す室である。本実施形態においては、出湯室15は除滓室14に隣接しており、除滓室14で不純物を除滓した後の溶湯Yが供給される構造となっている。
以上のように構成された非鉄金属溶解炉20によれば、溶解室23から除滓室14へ溶湯Yを供給する流路23aの除滓室14側に、流路23aの幅を縮小する絞りSを形成して、除滓室14へ流入する溶湯Yの流速を速めたので、除滓室14内で渦Uが発生し、渦Uの中央に不純物が集まる。
したがって、渦Uの中央だけを杓ですくえばよいので、除滓効率がよい。
しかも、絞りSを除滓室14の昇温室11側端部に形成したので、除滓室14には一つの大きな渦Uが発生する。したがって、不純物は除滓室14の一箇所に集まるので、より除滓効率がよい。
それに加え、流路23aを溶解室23から除滓室14に向かって徐々に狭くしたので、溶湯Yの流れが安定し、除滓室14で発生する渦Uの場所も変化しない。
また、整流ブロックBは溶湯Yの表面より上方に露出しているので、絞りSの上部と下部で溶湯Yの流れに乱れが生じない。したがって、渦Uの発生する箇所が安定するので、渦Uの中央に集まった不純物が再び拡散してしまうことがない。
また、整流ブロックBを設置することで絞りSを形成したので、既存(販売済み)の非鉄金属溶解炉20であっても、整流ブロックBを追加設置するだけで、除滓室14内で安定して渦Uを発生させることができる。したがって、低コストで不純物の除滓効率を高めることができる。
(第二実施形態)
次に図3を参照して、本発明の第二実施形態を説明する。図3は、本発明の第二実施形態に係る非鉄金属溶解炉20を示す平面図である。なお、第一実施形態と同一部分には同一符号を付した。
第一実施形態との違いは、新規に非鉄金属溶解炉20を製造するときに、予め流路23aの幅が徐々に狭くなるように流路23aの壁面を形成していることであり、その他の構造や要素、及び絞りSの効果に関しては第一実施形態と同じである。
要するに、第一実施形態のように整流ブロックBを設置して流路23aの幅を縮小する代わりに、新規製造の段階で流路23aが徐々に狭くなるように流路23aの壁面を形成する。
なお、第一及び第二実施形態において、絞りSを除滓室14の昇温室11側端部に形成したとしたが、これに限られるものではなく、図4に示すように端部でない箇所に絞りSを形成してもよい。この場合、端部に形成したときとは違い、除滓室14に一つの大きな渦Uは発生しない。しかし、大きな渦Uと小さな渦Uが安定してそれぞれ一つずつ発生し、それぞれの渦Uの中央に不純物が集まるので、流路23aを狭くしないときに比べると、除滓の効率がよい。
また、絞りSを除滓室14の反昇温室11側の端部に形成してもよい。この場合も特定の箇所に渦Uができるので、不純物の除滓効率がよい。
また、整流ブロックBは横断面が略直角三角形としたが、これに限られるものではなく、他の形状でもよい。すなわち、テーパー状に徐々に流路23aを狭くできる形状であればよい。
また、整流ブロックBは、溶湯Yの表面より上方に露出しているとしたが、これに限られるものではなく、露出していなくてもよい。すなわち、露出しているほうが望ましいが、整流ブロックBがない場合に比べると、露出していなくても溶湯Yの流れは安定する。
また、出湯室15は除滓室14から溶湯Yを供給されるとしたが、これに限られるものではなく、どの位置で出湯してもよい。但し、不純物の除滓の観点から、除滓した後であって切り粉の投入前に出湯することが好ましい。
また、各室間の溶湯Yの移動は高低差と、ポンプPを用いて行っているが、ポンプPの位置は昇温室11内に限られるものではない。すなわち、各室を溶湯Yが循環する限り、ポンプPはどの室にあってもよい。
また、昇温室11ではバーナで加熱するとしたが、これに限られるものではなく、他の加熱方法であっても非鉄金属が溶解すればよい。そして、昇温室11以外の室においても、加熱していてもよい。
また、渦室12に投入するのは切り粉としたが、これに限られるものではなく、溶解すれば非鉄金属の塊であってもよい。
また、溶解させる非鉄金属はアルミニウムとしたが、これに限られるものではなく、亜鉛、マグネシウム合金等の溶解にも使用可能である。その他、溶解したときの粘性が低く、非鉄金属溶解炉20の各室を循環できる非鉄金属であれば適用できる。
本発明の第一実施形態に係る非鉄金属溶解炉を示す平面図である。 図1の非鉄金属溶解炉における整流ブロックを示す拡大斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る非鉄金属溶解炉を示す平面図である。 本発明のその他の実施形態に係る非鉄金属溶解炉を示す平面図である。 従来例に係る非鉄金属溶解炉を示す平面図である。 他の従来例に係る非鉄金属溶解炉を示す平面図である。
符号の説明
10 非鉄金属溶解炉
11 昇温室
12 渦室
13 溶解室
14 除滓室
15 出湯室
20 非鉄金属溶解炉
23 溶解室
23a 流路
B 整流ブロック
F フィルター
P ポンプ
S 絞り
U 渦
Y 溶湯

Claims (5)

  1. 溶湯を加熱し昇温及び保温する昇温室と、
    前記昇温室から供給された溶湯に非鉄金属を投入する渦室と、
    前記渦室から供給された溶湯内の非鉄金属を、溶湯の熱により溶解させる溶解室と、
    前記溶解室から供給された溶湯内に存在する不純物を取り除き、しかも溶湯の一部を前記昇温室に供給する除滓室と、
    溶湯を外部に取出す出湯室と、を備える非鉄金属溶解炉において、
    前記溶解室から前記除滓室へ溶湯を供給する流路の前記除滓室側に、前記流路の幅を縮小する絞りを形成して溶湯の流速を速めたことを特徴とする非鉄金属溶解炉。
  2. 前記絞りを、前記除滓室の前記昇温室側端部に形成したことを特徴とする請求項1に記載の非鉄金属溶解炉。
  3. 前記絞りを、前記流路の前記除滓室側に整流ブロックを配置することにより形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の非鉄金属溶解炉。
  4. 前記整流ブロックは、溶湯の表面より上方に露出していることを特徴とする請求項3に記載の非鉄金属溶解炉。
  5. 前記整流ブロックは、横断面が略直角三角形であり、前記略直角三角形の斜辺を利用して前記流路を前記溶解室から前記除滓室側に向かって徐々に狭くして前記絞りを形成することを特徴とする請求項3又は4に記載の非鉄金属溶解炉。
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