JP2010094438A - 集塵装置および電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気を濾過するフィルタを容易に清掃できる集塵装置を提供する。
【解決手段】空気から塵埃を分離するサイクロン集塵装置Yは、集塵容器11と、内筒内パイプ124と、内筒フィルタ122とを備える。空気から分離された塵埃が堆積する集塵容器11は、空気が流入する流入口および空気の出口となる流出口を有する。内筒内パイプ124は、集塵容器11の内部に配置され、流入口から流出口へ向かう空気が流通するように軸線回りに回転可能に設けられている。内筒フィルタ122は、内筒内パイプ124へ流入する空気を濾過する。内筒内パイプ124は、内筒フィルタ122に対して相対的に回転する。
【選択図】図7

Description

本発明は、塵埃を含む空気から塵埃を分離する集塵装置、および、その集塵装置を備える電気掃除機に関する。
従来のサイクロン集塵装置を備えた掃除機が、たとえば特許文献1に開示されている。サイクロン集塵装置は、略円筒状の捕集容器の円周部に設けられた空気吸い込み部から吸い込まれた空気を捕集容器の内周面に沿って旋回させた後、フィルタ手段を経て、捕集容器に設けられた排気部から捕集容器内の空気を排気するものである。サイクロン集塵装置では、空気に含まれる比較的大きい塵埃を旋回させることで遠心力によって捕集容器の底部で捕集し、空気流に乗って飛翔する比較的小さい塵埃については、空気流中におかれたフィルタ手段によって捕集する。
上記のようなサイクロン集塵装置を一般家庭で使用すると、布団や衣類から生じる綿ホコリが集塵ごみ容積の大半を占める。この綿ホコリを構成する繊維などは、それ自体が弾性を持つため、塵埃の密度は小さく、頻繁に集塵部から取り除く(捨てる)必要がある。また、このような塵埃は、軽くて容易に飛散するため、外部のごみ箱などに廃棄する際、塵埃が舞い散って再飛散することで使用者が不快に感じるという問題がある。
しかしながら、特許文献1に記載のサイクロン集塵装置は、あくまで空気の流れに頼って塵埃を捕集するものであるため、捕集された繊維などの低密度の埃を一定以上に圧縮することができず、限られた塵埃の捕集空間における塵埃の集積度をそれほど向上させることができない。したがって、捕集された塵埃を頻繁に捨てないと捕集効率が低下するので、ゴミを捨てる手間がかかる点、または、塵埃を捨てるときに、塵埃が固く圧縮されておらず、空気中で分散されやすいので、ごみ箱などに廃棄する際、塵埃が舞い散って再飛散することによる不快感を解消することができないという問題があった。
このような課題を解決するためには、捕集された塵埃をできるだけ固く圧縮する必要がある。特許文献2では、塵埃の圧縮手段を備えた従来の集塵装置として、機械的な圧縮手段を備えた集塵装置が提案されている。このような機械的な圧縮手段を備えた集塵装置では、捕集された塵埃を固く圧縮することができるので、長時間連続的に使用しても集塵効率が低下することがない。
特開2006−75584号公報 特開2005−13312号公報
サイクロン集塵装置を備える電気掃除機では、サイクロン集塵装置で分離されなかった比較的小さな塵埃は、サイクロン集塵装置から排出された空気が通過するフィルタ手段でさらに捕集される。フィルタ手段に塵埃が溜まると塵埃の捕集効率が低下するので、定期的にフィルタ手段の清掃を行なう必要がある。特許文献1のサイクロン集塵装置では、空気を濾過するグリル部材がサイクロン本体の内部に配置されているが、このグリル部材を清掃する手段については開示されていない。
特許文献2では、メッシュ部の塵埃を取り除くブラシが開示されているが、使用者によって操作されるハンドルを上方より押し下げることによりブラシを動かしてメッシュ部から塵埃を取り除くものであるため、使用者の手を煩わせるという新たな問題を生じるものであった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、空気を濾過するフィルタの清掃を容易に行なうことのできる、集塵装置を提供することである。
本発明に係る集塵装置は、塵埃を含む空気から塵埃を分離する集塵装置であって、集塵容器と、回転部と、フィルタとを備える。集塵容器は、空気が流入する流入口および空気の出口となる流出口を有する。集塵容器には、空気から分離された塵埃が堆積する。回転部は、集塵容器の内部に配置されており、流入口から流出口へ向かう空気が流通するように設けられている。回転部は、軸線回りに回転可能とされている。フィルタは、回転部へ流入する空気を濾過する。回転部は、フィルタに対して相対的に回転する。
また、回転部は、中空円筒形状に形成されており、回転部の側部を経由して回転部の内部へ空気が流入し、回転部の端部を経由して回転部の外部へ空気が流出するものであってもよい。
また、フィルタは、円筒形状に形成されており、回転部の側部の外周側を覆うように配置されていてもよい。
また、集塵装置は、電力を供給されて回転部に回転駆動力を作用させるモータをさらに備えてもよい。
また、集塵装置は、集塵装置の外部からの操作により回転部を回転させる操作部材をさらに備えてもよい。
また、集塵容器は円筒状部分を有し、円筒状部分の内周面に沿って流入口から流入する空気を旋回させて空気から塵埃を分離するものであってもよい。
本発明に係る電気掃除機は、上記のいずれかの局面の集塵装置を備える。
本発明の集塵装置によると、フィルタに対して相対的に回転する回転部にフィルタを清掃する機能を持たせることによって、空気を濾過するフィルタを容易に清掃することができる。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
なお、以下に説明する実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下の実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、上記個数などは例示であり、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。
図1は、本発明の実施の形態に係る電気掃除機の外観図である。図2は、本発明の実施の形態に係るサイクロン集塵装置の内部構造を説明するための断面図である。図3は、底蓋が閉じた状態のサイクロン集塵装置の斜視図である。図4は、底蓋が開いた状態のサイクロン集塵装置の斜視図である。図5は、サイクロン集塵装置の内部構造を螺旋状回転圧縮部を中心として説明するための断面図である。図6は、サイクロン集塵装置の螺旋状回転圧縮部への回転力伝達経路を説明するための断面図である。
まず、図1を用いて、電気掃除機Xの概略構成について説明する。図1に示すように、電気掃除機Xは、掃除機本体部1、吸気口部2、接続管3、接続ホース4、操作ハンドル5を備える。掃除機本体部1には、図示しない電動送風機、サイクロン集塵装置Y、図示しない制御装置などが内蔵されている。サイクロン集塵装置Yの詳細は後述する。
上記電動送風機は、吸気を行なうための送風ファンおよび送風ファンを回転駆動する送風駆動モータを有している。上記制御装置は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などの制御機器を有し、電気掃除機Xを統括的に制御する。具体的には、制御装置では、ROMに記憶された制御プログラムに従って、CPUが各種の処理を実行する。
掃除機本体部1は、掃除機本体部1の前端に接続された接続ホース4と、接続ホース4に接続された接続管3とを介在させて、吸気口部2に接続されている。したがって、電気掃除機Xでは、掃除機本体部1に内蔵された上記電動送風機が作動することにより、吸気口部2からの吸気が行なわれる。そして、吸気口部2から吸気された空気は、接続管3および接続ホース4を経由してサイクロン集塵装置Yに流入する。サイクロン集塵装置Yでは、吸い込まれた空気から塵埃が遠心分離される。サイクロン集塵装置Yで塵埃が分離された後の空気は、掃除機本体部1の後端に設けられた図示しない排気口から排出される。
操作ハンドル5には、ユーザが電気掃除機Xの稼動の有無や運転モードの選択操作などを行なうための、図示しない操作スイッチが設けられている。また、その操作スイッチの近傍には、電気掃除機Xの現在の状態を表示するLED(Light Emitting Diode)などの図示しない表示部も設けられている。
以下、図2〜図6を参照しつつ、サイクロン集塵装置Yについて詳説する。なお、図3および図4では、わかりやすいようにサイクロン集塵装置Yの内部を透視して図示している。図2に示すように、サイクロン集塵装置Yは、概略円筒形状に形成され、筐体10、集塵容器11(捕集容器の一例)、内筒12、上部フィルタユニット13、塵埃受部14および図3に示す除塵駆動機構15などを備えて概略構成される。筐体10は、集塵容器11の開口部を覆う上蓋の一例である。
サイクロン集塵装置Yでは、集塵容器11、内筒12、上部フィルタユニット13、および塵埃受部14が、略円筒状の集塵容器11の垂直方向に延びる中心軸である垂直中心軸Pを中心に、同軸上に配置されている。また、サイクロン集塵装置Yは、掃除機本体部1に対して着脱可能に構成されている。集塵容器11の内部には、内筒フィルタ122を備えた内筒12が配置されている。
サイクロン集塵装置Yの下部に配置された集塵容器11は、内周面11cが略円筒状で、且つ外形も略円筒状の容器である。集塵容器11は、サイクロン集塵装置Yの筐体10に対し着脱可能に構成されている。集塵容器11の底部には、図2〜図4に示すように底蓋310が開閉自在に取り付けられている。図3は底蓋310が閉じた状態を、図4は底蓋310が開いた状態を示す。ユーザは、掃除機本体部1からサイクロン集塵装置Yを取り出した後、底蓋310を図4に示すように開いて、開口311を経由させて集塵容器11内の塵埃を外部に放出して、塵埃を廃棄する。
なお、サイクロン集塵装置Yの筐体10と集塵容器11との間には、環状のシール部材161が設けられている。このシール部材161により、筐体10および集塵容器11の間からの空気の漏れが防止される。
また、集塵容器11の底蓋310には、内筒12に取り付けられた後述の回転軸部123bに嵌合する、嵌合部11aが設けられている。嵌合部11aの外周部には、内筒12の回転軸部123bとの隙間を埋めるための環状のシール部材11bが設けられている。このシール部材11bにより、回転軸部123bおよび底蓋310の間からの空気の漏れが防止される。
さらに、集塵容器11には、接続ホース4(図1参照)が接続される接続部111が設けられている。吸気口部2から接続管3および接続ホース4を通じて吸い込まれた空気は、接続部111から集塵容器11内に流入する。
このサイクロン集塵装置Yでは、接続部111の集塵容器11への空気流入口111aは、略円筒状の集塵容器11の円周部に設けられており、接続ホース4から流入する空気が集塵容器11内で旋回するように形成されている。具体的には、空気流入口111aが集塵容器11の接線方向に向くように形成されていることで、集塵容器11では、空気流入口111aから吸い込まれた空気が集塵容器11の内周面11cに沿って旋回する。
このとき、旋回する空気に含まれる比較的大きい捕集対象物である綿ホコリなどの塵埃は、旋回による遠心力で集塵容器11の内周面11cに押し付けられ、内周面11cから抵抗を受けるために旋回の速度を失って、旋回空気から分離(遠心分離)されて集塵容器11の底に落下する。空気流入口111aから吸い込まれた空気に含まれる塵埃は、集塵容器11において空気から遠心分離され、集塵容器11の底部の集塵部105に収容され捕集される。つまり、サイクロン集塵装置Yは、塵埃を含む空気を流通させ、旋回により気流から塵埃を遠心分離させる、サイクロン分離装置として機能する。空気から分離された塵埃は、集塵容器11の集塵部105に堆積する。
一方、塵埃が分離された後の空気は、矢印112aで示す排気経路112に沿って集塵容器11から流出し、流出口113を経由して、掃除機本体部1に設けられた図示しない排気口から外部に排出される。ここで、集塵容器11から排気口までの排気経路112上には、内筒12、塵埃受部14および上部フィルタユニット13が順に配置されている。集塵容器11内の空気は、集塵容器11に設けられた内筒12を経由して集塵容器11から排出される。集塵容器11から排出された空気は、内筒フィルタ122および上部フィルタユニット13を経て、流出口113から集塵容器11の外部へ排気される。
このとき、空気流中の比較的小さい捕集対象物である塵埃は、内筒フィルタ122、上部フィルタユニット13などにおいて捕集される。比較的細かい塵埃は、内筒12および上部フィルタユニット13に設けられたフィルタによって取り除かれる。集塵容器11から流出した比較的細かい塵埃を含む空気は、内筒フィルタ122および上部フィルタユニット13を経由してサイクロン集塵装置Yの内部を流通する。内筒フィルタ122および上部フィルタユニット13において、空気から塵埃がさらに分離される。内筒フィルタ122および上部フィルタユニット13は、フィルタ手段の一例である。
内筒12は、集塵容器11の内部に配置された円筒状の部材である。内筒12は、塵埃受部14によって回転可能に支持されている。具体的に、内筒12は、内筒12の上端に設けられた環状の凹部12aが、塵埃受部14の下端に設けられた環状の支持部14cに支持されることにより、垂直中心軸Pの周りに回転可能な状態で吊り下げられている。垂直中心軸Pは、内筒12の回転軸線を形成する。なお、内筒12を回転可能に支持する構成は、これに限られるものではない。たとえば、内筒12の上下の端部を軸支することが一例として考えられる。
内筒12の上端には、後述の傾斜除塵部材134に設けられた係合部134cに係合する複数の連結部12bが設けられている。連結部12bは、内筒12の上端の開口縁部から上方に突出した、内筒12に設けられたリブの一端部である。内筒12は、連結部12bおよび係合部134cの係合によって、傾斜除塵部材134に一体回転可能に連結されている。これにより、内筒12は、傾斜除塵部材134に連動して回転する。なお、内筒12および傾斜除塵部材134の連結構造はこれに限られない。たとえば、内筒12および傾斜除塵部材134各々に設けられた嵌合部を嵌合させることにより一体回転可能に連結する構成が考えられる。
また、内筒12の上部には、集塵容器11で塵埃が遠心分離された後の空気を、上部フィルタユニット13に向けて排気するための内筒排気口121が形成されている。内筒12の外周側には、内筒12の円筒面全体を覆う円筒状に形成された、内筒フィルタ122が設けられている。内筒フィルタ122は、内筒フィルタ122を通過して流れる空気を濾過する。たとえば、内筒フィルタ122は、金属製のメッシュを一層または複数層重ね合わせて形成されたエアフィルタである。内筒フィルタ122はまた、一定の間隔を隔てて一定のパターンで多数の貫通孔が側面に形成された中空の円筒体であってもよく、円筒形状の骨組み材に不織布が貼付されて形成されていてもよい。
内筒12の下部には、集塵容器11内の塵埃を圧縮するための螺旋状回転圧縮部123が設けられている。螺旋状回転圧縮部123は、垂直中心軸Pの周りに回転可能に設けられている。図2〜図4に示すように、螺旋状回転圧縮部123は、螺旋状曲面を備えた螺旋部123a、回転軸部123b、円盤状遮蔽部材123cを有する。回転軸部123bは、集塵容器11の底部に設けられた嵌合部11aに嵌合される中空円筒である。
円盤状遮蔽部材123cは、集塵容器11内において、後述する旋回流の遠心分離力により塵埃を分離する上側空間の部分(分離部104)と、塵埃を蓄積する下側空間の部分(集塵部105)との仕切りの役割を果たす。円盤状遮蔽部材123cは、集塵容器11内に収納された内筒12の下端に、一体的に接合されている。分離部104と集塵部105との境界部である円盤状遮蔽部材123cは、集塵部105に収容された塵埃の再飛散を抑制し、捕集した塵埃が巻き上がり内筒フィルタ122が詰まることを防いでいる。また、円盤状であるため、サイクロン気流中に含まれる塵埃が円盤状遮蔽部材123cに引っかかることがなく、集塵容器11の底部の集塵部105へ塵埃を効率的に誘導できる。
回転軸部123bの円筒面には、螺旋部123a(圧縮部材の一例)が設けられている。螺旋部123aは、回転軸部123bを中心として、集塵部105の底面に向かって螺旋状に延び、その上下面が垂直中心軸Pを中心とする螺旋状曲面を備えて、上下の螺旋状曲面に挟まれて湾曲した板状に形成されている。螺旋部123aは、後述するように内筒12が回転されるとき、集塵容器11内に蓄積され、集塵容器11の内周面に接触して回転に対する抵抗を受けている塵埃を、螺子の運び作用によって集塵容器11の底部へ向かって移動させる。このとき、螺旋部123aの螺旋状曲面が、当該螺旋状曲面を螺子と想定したときに螺旋部123aの回転により螺子が後退するように形成されていることにより、この螺旋状曲面でゴミを圧縮することができる。
螺旋部123aは、円盤状遮蔽部材123cから下方に向かってほぼ垂直に伸びる回転軸部123bを中心にして、集塵容器11の底面に向かって始端(円盤状遮蔽部材123cとの接続部)から終端(下端)までが1周分以上、回転軸部123bの周囲に巻き付くように形成されている。上記巻き付き量の望ましい数字としては、回転軸部123bの1.6周分である。このような回転軸部123bの周囲への巻き付きによって、螺旋部123aには、集塵容器11の内周面に沿ったサイクロン旋回気流(図6に矢印Aで示す)の回転方向に沿って下方に向かって傾斜する、螺旋状の旋回面が形成されている。
螺旋部123aの螺旋状曲面は、図5に示す矢印Aの旋回気流と同様の傾斜方向をもって形成されていることが好ましい。このとき、螺旋部123aを矢印Aの旋回と反対方向に回転させることで、螺旋部123aを螺子と想定したとき螺子が後退する方向に螺旋部123aが回転することになる。そのため集塵容器11内の塵埃は、集塵容器11の内周面11cとの摩擦によって、集塵容器11底部へ移動する。但し、螺旋部123aの螺旋状曲面を、集塵容器11の内周面に沿って旋回する気流の傾き方向とは反対の方向に傾斜させることも可能である。この場合は、螺旋部123aの回転方向を図5矢印Aの旋回気流の旋回方向と同一方向とすればよい。
さらに、内筒12が回転するとき螺旋部123aも回転し、このとき集塵容器11の底部の集塵部105まで移動した塵埃は、底蓋310との間で生じる摩擦によって、回転軸中心から外周側に向かって押し出されて圧縮されることになる。このようにすれば、塵埃が螺旋部123aの回転によって固く圧縮されるので、集塵容器11の塵埃の蓄積可能量を増加させることができる。したがって、たとえば集塵容器11の小型化を実現することが可能である。また、固く圧縮された塵埃は容易に解けないので、取り出し時にも空気中に飛散する問題がなく、そのままの形でゴミとして廃棄することができる。
円盤状遮蔽部材123cとその下部の螺旋部123aとの外径は、ほぼ同じで、分離部104の内径より小さい。円盤状遮蔽部材123cの外周と集塵容器11の内壁との間には、略円筒状の隙間(クリアランス)106が存在している。隙間106は、分離部104において分離したある程度の体積を持つ塵埃を集塵部105へスムーズに移動することができ、かつ一度集塵部105に移動し蓄積された塵埃が巻き上がり内筒フィルタ122を詰まらせることのないために、適した値に形成される。実験によれば、隙間106の寸法は、13mm程度が望ましいことがわかった。
また、円盤状遮蔽部材123cは、高さ方向に所定の厚みを持つ。円盤状遮蔽部材123cの高さ方向の厚みは、分離部104における遠心分離性能に影響し、本実施例では、実験により求めた13mm程度としている。
螺旋状回転圧縮部123の螺旋部123aの終端(下端)と底蓋310との間には、隙間(クリアランス)108(図2参照)が介在している。これにより、塵埃を回転軸中心から外側に向け押し出し圧縮する処理量を、大幅に増加することができる。隙間108の幅は、集塵部105の底部に押し付けられ圧縮された塵埃が螺旋部123aの終端と底蓋310との間に詰まることによる破損や、異物などの詰まりを起こすことを防ぐために適した値である。本実施例では、IEC(International Electrotechnical Commission)規格に基づくDMT(Deutsche Montan Technologie GmbH)標準ゴミTYPE8を試験ゴミとして10g使用した実験により隙間108の幅を求め、隙間108の幅を6〜13mm程度としている。
内筒12の内筒フィルタ122で濾過された後の空気は、内筒12内を経由して、サイクロン集塵装置Yの上部に配置された上部フィルタユニット13に導かれる。図2に示すように、上部フィルタユニット13は、HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)131、フィルタ除塵部材132および傾斜除塵部材134などを有している。HEPAフィルタ131は、内筒12から排気されて排気経路112上を流れる空気をさらに濾過する、エアフィルタの一種である。
HEPAフィルタ131は、垂直中心軸Pの周りに環状に配置固定された複数枚のフィルタの集合で構成されている。HEPAフィルタ131に含まれた複数枚のフィルタ各々は、たとえば図2に示すような骨組みに固定され、略水平方向に凹凸を繰り返すプリーツ状に配置されている。これにより、HEPAフィルタ131におけるフィルタ面積が十分に確保されている。なお、HEPAフィルタ131の下端と筐体10との間には、環状のシール部材162が設けられている。これにより、HEPAフィルタ131と筐体10との間の空気の漏れが防止される。
図2に示すように、HEPAフィルタ131の中央には中空部131aが形成されており、中空部131aには後述の連結部133が嵌挿されている。連結部133は、支持部131bによって吊り下げられるように、回転可能に支持されている。支持部131bは、連結部133の上端部に螺着されている。
前述したように、サイクロン集塵装置Yでは、内筒フィルタ122およびHEPAフィルタ131の二段階で空気を濾過することにより、塵埃の捕集力が高められている。HEPAフィルタ131に塵埃が堆積して目詰まりが生じると、空気の通過抵抗が大きくなり、図示しない電動送風機の負荷が大きくなり吸塵力が低下するおそれがある。そこで、上部フィルタユニット13には、HEPAフィルタ131に付着した塵埃を除去するフィルタ除塵部材132が設けられている。
フィルタ除塵部材132は、HEPAフィルタ131の中央の中空部131aに設けられた連結部133に取り付けられている。フィルタ除塵部材132は、連結部133とともに、支持部131bによって回転可能に支持されている。
フィルタ除塵部材132は、HEPAフィルタ131の上端部に接触するようにHEPAフィルタ131に沿って所定間隔で配置された接触部132a(図5参照)を有している。接触部132aは板バネ状の弾性部材である。接触部132aは、1つであっても複数設けられていてもよく、また板バネ状の弾性部材に限られるものではない。フィルタ除塵部材132の外周部には、ギヤ132bが形成されている。
連結部133の下端部には、傾斜除塵部材134が螺着されている。フィルタ除塵部材132と傾斜除塵部材134とは、連結部133を介在させて、一体回転可能に連結される。傾斜除塵部材134およびHEPAフィルタ131の間には、隙間を埋める環状のシール部材163が設けられている。これにより、傾斜除塵部材134およびHEPAフィルタ131の間の空気の漏れが防止される。
図6に示すように、サイクロン集塵装置Yに設けられた除塵駆動機構15は、掃除機本体部1側に設けられた除塵駆動モータ151(駆動手段の一例)を有している。除塵駆動モータ151は、回転軸152回りに回転する。除塵駆動モータ151の回転軸152には図示しない減速器が連結されており、減速器にはギヤ15aが連結されている。フィルタ除塵部材132のギヤ132bは、ギヤ15aと噛合している。
除塵駆動機構15では、除塵駆動モータ151の回転力が上記減速器を介してギヤ15aに伝達される。除塵駆動機構15のギヤ15aの回転力は、フィルタ除塵部材132のギヤ132bに伝達される。フィルタ除塵部材132の回転は、前述したように、傾斜除塵部材134に伝達され、傾斜除塵部材134と一体に回転する内筒12および内筒12と一体の螺旋状回転圧縮部123が、垂直中心軸Pの周りに回転する。除塵駆動モータ151に電力が供給されて回転することにより、内筒12に含まれる後述する内筒内パイプ124に回転駆動力が作用する。
フィルタ除塵部材132が回転されると、フィルタ除塵部材132に設けられた接触部132aの各々は、プリーツ状に形成されたHEPAフィルタ131に断続的に衝突して振動を与える。HEPAフィルタ131に付着した塵埃は、フィルタ除塵部材132から与えられる振動によって叩き落とされる。
塵埃受部14は、接触部132aのHEPAフィルタ131への接触によってHEPAフィルタ131から落下する塵埃を受ける。塵埃受部14の中央部には、下側の内筒12に向かって開口する、開口14aが形成されている。また塵埃受部14は、開口14aに向かって傾斜しているテーパ状の斜面であるテーパ面14bを有する。テーパ面14bの表面と対向するように、ワイパー141(図5参照)が設けられている。
ワイパー141は、テーパ面14bの表面を掃拭して、HEPAフィルタ131から塵埃受部14に落下した微細な塵埃を集塵容器11内に導くための部材である。ワイパー141のテーパ面14bに対向する側(すなわち、テーパ面14bの表面を掃拭して塵埃受部14に落下した塵埃を掃き出す側)は、たとえば弾性材料や可撓性を有する材料によって形成されている。
ワイパー141は、フィルタ除塵部材132の回転と同期して回転する。清掃具としてのワイパー141は、回転しながらテーパ面14bの表面を掃拭し、HEPAフィルタ131から落下する塵埃を掃き出して、塵埃をテーパ面14bの表面から除去する。掃き出された塵埃は、内筒12の内部を通って、螺旋状回転圧縮部123の回転軸部123bの内部に落下する。図4に示すように底蓋310を開けることで、回転軸部123b内部の塵埃を廃棄することができる。
除塵駆動モータ151は、HEPAフィルタ131に付着した塵埃を除去するフィルタ除塵部材132を駆動する駆動手段として機能し、また塵埃受部14のテーパ面14bから塵埃を除去する傾斜除塵部材134を駆動する駆動手段として機能する。除塵駆動モータ151が作動されるタイミングは、たとえば電気掃除機Xにおける集塵動作の開始前や終了後であることが望ましい。これにより、電気送風機による吸気によってHEPAフィルタ131に下流側への気流がない状態で、HEPAフィルタ131の除塵を効果的に行なうことができる。
なお、本実施の形態では、除塵駆動モータ151によって螺旋状回転圧縮部123が回転される場合を例に挙げているが、除塵駆動モータ151以外の別のモータによって、螺旋状回転圧縮部123を回転させることも当然考えられる。上部フィルタユニット13の除塵と、螺旋状回転圧縮部123の回転による塵埃の圧縮とを別々に行ないたい場合には、このような別駆動の方を採用することも考えられる。
サイクロン集塵装置Yの上面外側には、取っ手314が配置されている。掃除機本体部1に対し着脱自在なサイクロン集塵装置Yが掃除機本体部1に組み付けられている状態で、取っ手314は、サイクロン集塵装置Yの外部(すなわち掃除機本体部1の外部)から操作可能とされている。外部から操作可能な操作部材は、取っ手314を含んで構成される。取っ手314は、上部フィルタユニット13を内部に備えた上部筐体312の上面に設けられている。取っ手314は、上部筐体312とは独立して垂直中心軸Pの回りに回転可能である。
上述したように、HEPAフィルタ131の中央には中空部131aが形成されており、中空部131aには連結部133が嵌挿されている。連結部133の下端部に形成されたネジ穴にボルトが螺着されて、ワイパー141を含む傾斜除塵部材134が連結部133に固定されている。連結部133の上端部に形成されたネジ穴にボルトが螺着されて、支持部131bが連結部133に固定されている。フィルタ除塵部材132と傾斜除塵部材134とは、連結部133を介在させて、一体回転可能に連結されている。
サイクロン集塵装置Yの外部から取っ手314を回転させる操作を行なうと、支持部131bに取っ手314の回転が伝えられる。取っ手314の回転が、支持部131bを経由して、フィルタ除塵部材132に伝達される。フィルタ除塵部材132が回転するとき、連結部133および傾斜除塵部材134も一体として回転する。また、傾斜除塵部材134の係合部134cが内筒12の連結部12bと係合しているので、取っ手314の操作により内筒12も回転する。また、内筒12と一体に連結された螺旋状回転圧縮部123も連動して回転し、これにより螺旋部123aが回転する。
次に、内筒12についてさらに詳しく説明する。図7は、サイクロン集塵装置を上方から見た分解斜視図である。図8は、サイクロン集塵装置を下方から見た分解斜視図である。図9は、円筒フィルタが固定された状態のサイクロン集塵装置を下方から見た分解斜視図である。図2および図7〜図9に示すように、内筒12は、円筒形状に形成された内筒フィルタ122と、内筒フィルタ122の内側に設けられた内筒内パイプ124とを有する。内筒内パイプ124は、垂直中心軸Pを回転中心として回転可能に設けられた、回転部の一例である。
内筒内パイプ124は中空であり、略円筒形状に形成されている。内筒内パイプ124の下端部には、円環形状のフランジ部124aが形成されており、フランジ部124aには複数の貫通孔124bが形成されている。このフランジ部124aが螺旋状回転圧縮部123の円盤状遮蔽部材123cの内部に嵌合し、貫通孔124bを貫通させて円盤状遮蔽部材123cに形成されたボルト穴123dにボルトを螺着することにより、内筒内パイプ124と螺旋状回転圧縮部123は一体に固定される。内筒内パイプ124の内周面に取り付けられて内筒内パイプ124を補強するリブの上方側の端部は、傾斜除塵部材134の係合部134cに係合する連結部12bを形成する。
内筒フィルタ122は、略円筒形状に形成されている。内筒フィルタ122は、内筒内パイプ124の円筒形状の側部外周側を覆うように配置されている。内筒フィルタ122の上端部には、上方に突起した突起部122aが形成されている。図7に示すように、突起部122aは、内筒フィルタ122の上端のリング形状からさらに上方に突起するように、複数個形成されている。
図8に示すように、塵埃受部14の下端部外周側には嵌合凹部14dが形成されている。嵌合凹部14dは、突起部122aと同数個形成されている。図9に示すように、突起部122aが嵌合凹部14dに嵌合して、内筒フィルタ122は、塵埃受部14の開口14aの周縁部から吊り下げられた状態で、塵埃受部14に一体として固定される。たとえば、突起部122aの先端に形成された爪部を塵埃受部14にラッチ結合させることにより、内筒フィルタ122を塵埃受部14に固定することができる。また内筒フィルタ122は、接着、ボルト結合などの他の任意の方法によって塵埃受部14に固定されていてもよい。
塵埃受部14の中央部には、内筒12に向かって開口する開口14aが形成されており、この開口14aは、集塵容器11からの空気の出口となる流出口として機能する。回転部としての内筒内パイプ124は、空気流入口111aから開口14aへ向かって流れる空気が、内部を流通するように設けられている。図2中の矢印112aに示す排気経路112に沿って、内筒内パイプ124の側部を経由して内筒内パイプ124の内部へ空気が流入する。内筒内パイプ124の、上部フィルタユニット13に対向する上方側の端部を経由して、内筒内パイプ124の外部へ空気が流出する。
内筒フィルタ122は、内筒内パイプ124へ流入する空気を濾過して、空気に含まれる塵埃を除去する。集塵容器11において遠心分離されなかった比重の大きい塵埃は、集塵容器11から内筒内パイプ124へ向かって気流に乗って移動し、内筒内パイプ124の外周側面に設けられた内筒フィルタ122によって空気から分離されて除去される。
内筒フィルタ122は、筐体10の下面を形成する塵埃受部14に取り付けられて固定されている。これに対し、内筒内パイプ124は、垂直中心軸P回りに回転可能に、集塵容器11の中央部に設けられている。つまり、内筒内パイプ124は、内筒フィルタ122に対して相対的に回転可能とされている。除塵駆動モータ151の回転駆動力が伝達されて内筒内パイプ124が回転する場合、または取っ手314の操作によって内筒内パイプ124が回転する場合には、内筒内パイプ124が内筒フィルタ122に対して相対回転し、内筒内パイプ124と内筒フィルタ122との回転位相が異なっている。
以上のように構成された電気掃除機の動作について、以下に説明する。電気掃除機Xの電源を入れて、掃除機本体部1に内蔵されている電動送風機を起動して吸引動作を開始し、吸気口部2から塵埃を含む空気を吸込む。塵埃を含んだ空気は、吸気口部2から接続管3および接続ホース4を通って、掃除機本体部1内部のサイクロン集塵装置Yに導入される。電動送風機により吸引された空気は、分離部104の周方向に形成された接続部111の空気流入口111aから、集塵容器11の分離部104に吸い込まれる。
集塵容器11の分離部104に流入した気流は、図5の矢印Aのように、分離部104の円筒状の内周面11cに沿って高速で旋回する。旋回気流中の比較的大きい塵埃には遠心力が作用して気流から分離され、集塵容器11の内壁へ押し付けられる。その後気流は旋回しながら、集塵部105に入る。図5において二点鎖線で示す矢印Aのように旋回する気流(主流)は、集塵部105の底面に到達した後は上昇に転じる。
図5の例では、この螺旋状回転圧縮部123の周りの隙間107を旋回する気流の回転方向と螺旋状回転圧縮部123の螺旋部123aの傾き方向とが一致しており、サイクロン旋回気流を妨げることがない。このため、圧力損失が少なく塵埃の効率的な遠心分離が可能であり、高い吸い込み仕事率が得られる。また、上記主流により運ばれる塵埃は、螺旋部123aの終端部(下端部)と底蓋310との間の隙間108に引っかかり(トラップされ)、蓄積され、螺旋部123aの螺旋形状の湾曲面に沿って下側から順に積層されていく。このため、さらに圧力損失の増加を防ぐことができる。
さらに、螺旋状回転圧縮部123のまわりの隙間107を旋回する気流の回転方向と螺旋状回転圧縮部123の螺旋部123aの傾き方向が一致しているため、蓄積および積層された塵埃は、気流によっても若干圧縮される。これにより、蓄積および積層された塵埃の体積が小さくなり、より効率的な塵埃捕集を達成できる。
次に、空気流による塵埃の蓄積と積層の作用について説明する。前述したように、吸引された塵埃は分離部104において分離され、隙間106(図2参照)を通り、集塵部105へ導かれる。集塵部105においては、塵埃は隙間107(図5参照)を通り、隙間108においてせき止められる(トラップされる)ことにより、蓄積される。塵埃は、螺旋状回転圧縮部123が回転されるごとに、既に蓄積された塵埃の上に積層されていく。そのため、このサイクロン集塵装置Yでは、螺旋部123aに沿って偏ることなく積層が成長していく。その結果、集塵部105内で塵埃が偏って蓄積されていくことがなく、従来の同容積の集塵部と比較して集塵可能容量が飛躍的に向上する。
また、螺旋部123aは、サイクロン旋回気流の回転方向に沿って下方に向かって傾斜する方向性をもつ螺旋形状とすることができる。この場合には、サイクロンの気流による圧縮効果も得られる。これにより、さらに集塵可能容量が向上する。
次に、螺旋状回転圧縮部123による塵埃の回転圧縮の作用について、具体的に説明する。図10は、螺旋状回転圧縮部の回転によって塵埃が圧縮および積層される状況を説明する、サイクロン集塵装置の断面図である。たとえば、送風駆動モータの駆動停止後(すなわち塵埃の吸引終了後)に、螺旋状回転圧縮部123を自動的に回転させることができる。
送風駆動モータの駆動が停止されると、気流が旋回を止める。送風駆動モータの駆動停止が確認された後、除塵駆動機構15が駆動され除塵駆動モータ151が回転すると、上述したように内筒12、円盤状遮蔽部材123c、螺旋状回転圧縮部123、回転軸部123bが一体となって、垂直中心軸Pを中心として、図6に示す矢印D方向(上面から見て反時計回り方向)に回転する。このようにして、除塵駆動モータ151の回転が、図6に示す第1の回転軸152と第2の回転軸153とを介して、回転軸部123bに伝達される。
こうして螺旋状回転圧縮部123が回転すると、螺子の原理により、回転軸方向(図10に矢印Eで示す垂直下向き方向)に推力が発生する。この推力により、集塵部105に蓄積されている塵埃200(図10参照)は、回転軸方向に押し出され、集塵容器11の底蓋310に押し付けられることにより回転軸方向に圧縮される。
螺旋状回転圧縮部123の螺旋部123aの回転によって集塵容器11の底蓋310との間に蓄積した塵埃200に回転を与え、集塵部105内の塵埃200を圧縮する。塵埃200は一度圧縮されると、螺旋状回転圧縮部123の回転停止後、さらには、集塵容器11を解放して圧縮力が解除された後も、圧縮状態が保持される。したがって、塵埃200は集塵容器11の下部で保持されることになり、新たに吸引された塵埃201が上方から積層した場合でも、螺旋状回転圧縮部123の回転により、新たな塵埃をさらに圧縮でき効率的な連続圧縮を行なうことができる。
また、螺旋状回転圧縮部123が回転し圧縮動作を行なうものであるため、螺旋状回転圧縮部123の回転によって塵埃に軸回転中心から外側向きの力が発生する。そのため、塵埃は円筒状の回転軸部123bにはあまり付着しない傾向があり、メンテナンス性が飛躍的に高まる。さらに、塵埃が螺旋状回転圧縮部123に付着した場合においても、螺旋状回転圧縮部123が回転することによって、塵埃を下方へ押し出し圧縮する際に塵埃により剥がされていく。このように、螺旋状回転圧縮部123のメンテナンス性は非常に高い。
前述したように、圧縮後の塵埃はドーナツ型に固められ一体化しているため、ゴミ捨て時のゴミ飛散やこぼれ落ちなどを防ぐことができ、効率的なゴミ捨てが行なえる。
螺旋状回転圧縮部123の回転を、除塵駆動モータ151などの駆動手段によって行なうことにより、吸気を行なうための送風ファンを回転駆動する送風駆動モータの駆動中(すなわち吸引中)に、螺旋状回転圧縮部123を自動的に回転させることができる。この動作によって、塵埃を捕集および集積すると同時に塵埃を圧縮することができる。これにより、さらに効率的に塵埃を圧縮することができ、上記の効果がさらに高まる。また、一度に大量の塵埃を吸引した場合でも圧縮が可能なため、長時間連続して掃除を行なうことができる。
また、送風駆動モータの駆動中(吸引中)に螺旋状回転圧縮部123を間欠的に回転させることにより、塵埃の捕集と同時に圧縮を行なうことができるとともに、螺旋状回転圧縮部123を長い時間にわたって駆動し続けることがないため、消費電力の増加を防ぎ、駆動機構の寿命に伴う製品寿命を高めることができる。さらに、圧縮部駆動機構が駆動する際の騒音を低減することができ、より静かで使用しやすいサイクロン集塵装置が得られる。
さらに、サイクロン集塵装置Yを掃除機本体部1から取り外し、底蓋310を開放して開口311を経由してゴミ捨てを行なうときに、取っ手314を回転させることができる。取っ手314の回転により、支持部131bを経由して、フィルタ除塵部材132に回転力を作用させることができる。つまり、フィルタ除塵部材132がHEPAフィルタ131に振動を加えてHEPAフィルタ131に堆積した塵埃を落下させ、ワイパー141がテーパ面14bの表面を掃拭して塵埃をテーパ面14bの表面から除去することができ、内筒排気口121、内筒12の内部および回転軸部123bの内部を経由して、塵埃を外部へ廃棄することができる。
このとき同時に、取っ手314の回転により、支持部131bに螺着された連結部133、傾斜除塵部材134、内筒12を経由して、螺旋状回転圧縮部123に回転力を作用させ、螺旋部123aを回転させることができる。これによって、螺旋部123aの螺子の運び作用により螺旋部123aにより圧縮された塵埃がゆっくりと螺旋部123aの先端方向に運ばれ、底蓋310が開くことによって開放された集塵容器11の底部の開口311から外部に放出される。このように、操作者が取っ手314を回転することで塵埃がゆっくりと外部に押し出されるので、塵埃に含まれる細かい塵などが舞い上がったり飛散したりすることがなく、室内が塵などによって汚染されることがない。
内筒フィルタ122には、螺旋状回転圧縮部123の周囲に溜まった塵埃から伸びた髪の毛や糸くずなどの長い塵埃が巻きつくことがある。ゴミ捨ての際に長い塵埃が内筒フィルタ122に絡まっていると、底蓋310を開けただけでは内筒フィルタ122に絡まった長い塵埃を容易に引き離すことができない。本実施の形態のサイクロン集塵装置Yでは、内筒フィルタ122は固定されており、取っ手314の操作または除塵駆動モータ151の駆動によって内筒内パイプ124を回転させ、内筒内パイプ124を内筒フィルタ122に対して相対回転させることができる。
このようにすれば、長い塵埃は内筒内パイプ124の回転に伴って回転移動する。塵埃が内筒フィルタ122に対して相対的に回転移動するときに、内筒フィルタ122への塵埃の絡まりが解かれるので、固定されている内筒フィルタ122に絡んでいる長い塵埃の引き離しを容易に行なうことができる。内筒フィルタ122に対して相対的に回転する内筒内パイプ124は、内筒フィルタ122に絡まった長い塵埃を内筒フィルタ122から引き離して廃棄する機能を有している。
内筒内パイプ124に内筒フィルタ122を清掃する機能を持たせることによって、内筒内パイプ124が回転すると同時に内筒フィルタ122が清掃される。HEPAフィルタ131の清掃、螺旋部123aによる集塵部105内の塵埃の圧縮、または集塵容器11からのゴミ捨てなどの際に、除塵駆動モータ151の駆動または取っ手314の操作を行なうことによって、内筒内パイプ124が回転する。そのため、内筒フィルタ122を清掃するための特別な操作を行なう必要がなく、空気を濾過する内筒フィルタ122を容易に定期的に清掃することができるので、使用者の手を煩わせることがない。また上記と同様に、塵埃が螺旋部123aに絡まっている場合も、螺旋部123aの回転をさせることで絡まりを解くことができるので、塵埃を円滑に廃棄することができる。
内筒内パイプ124には、内筒内パイプ124の回転時に内筒フィルタ122に付着した塵埃を清掃し落下させる清掃手段を取り付けることができる。清掃手段の例としては、たとえば、内筒内パイプ124の回転時に内筒フィルタ122に接触して内筒フィルタ122を振動させることにより除塵するビータを備えることができる。またたとえば、ブラシ体またはワイパーなどの掃拭部材を備え、内筒内パイプ124の回転時に内筒フィルタ122の表面を掃拭して除塵することができる。このような清掃手段が内筒フィルタ122と接触するときに内筒フィルタ122に過大な衝撃を加えて内筒フィルタ122を変形または破損させることを防止するために、清掃手段は弾性体または可撓性を有する部材により形成されるのが望ましい。
これまでの説明においては、空気を捕集容器の内周面に沿って旋回させて塵埃を捕集するサイクロン集塵装置Yを例として説明したが、本発明の電気掃除機Xが備える集塵装置はサイクロン方式に限られるものではない。たとえば、塵埃を含む空気が通過する回転可能なフィルタと、当該フィルタの表面を掃拭するワイパーとを有する集塵装置を、本発明の電気掃除機に適用してもよい。
また、本実施の形態では、回転部の一例として回転可能な内筒内パイプ124を集塵容器11の中央部に備え、内筒フィルタ122が内筒内パイプ124の円筒面外側を覆う例について説明したが、回転部はこの構成に限られるものではない。たとえば塵埃受部14から塵埃が落下する開口が集塵容器11の内周面11cに沿って形成されている場合、当該開口へ向かう空気が流通する回転部を内周面11cの内径に対して小径の円環形状に形成し、その回転部の内周面を覆うようにフィルタを配置してもよい。
また、内筒フィルタ122は固定されている例について説明したが、この構成に限られず、内筒フィルタ122と内筒内パイプ124との回転位相が異なるように形成されていれば、内筒フィルタ122から長い塵埃を引き離す効果を得ることができる。たとえば、内筒内パイプ124の回転方向に対して逆方向に回転可能な内筒フィルタを設けることもできる。
また、フィルタは回転部の回転運動を妨げることなく、回転部へ流入する空気を濾過して塵埃を空気から分離でき、回転部に対して相対回転するものであればよいので、回転部およびフィルタの形状は円筒形状でなくてもよい。たとえば、回転部およびフィルタを、回転部の回転中心に対して対称な形状とすることができる。回転部の回転中心に対して直交する断面形状を円形とし、かつ、フィルタの断面形状を、回転部の断面形状の円の直径よりもわずかに小さいまたは大きい直径を有する円形とすることができる。具体的には、たとえば回転部およびフィルタを球面の一部形状、楕円体の一部形状、放物面形状または円錐面形状などに形成することが可能である。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る電気掃除機の外観図である。 本発明の実施の形態に係るサイクロン集塵装置の内部構造を説明するための断面図である。 底蓋が閉じた状態のサイクロン集塵装置の斜視図である。 底蓋が開いた状態のサイクロン集塵装置の斜視図である。 サイクロン集塵装置の内部構造を螺旋状回転圧縮部を中心として説明するための断面図である。 サイクロン集塵装置の螺旋状回転圧縮部への回転力伝達経路を説明するための断面図である。 サイクロン集塵装置を上方から見た分解斜視図である。 サイクロン集塵装置を下方から見た分解斜視図である。 円筒フィルタが固定された状態のサイクロン集塵装置を下方から見た分解斜視図である。 螺旋状回転圧縮部の回転によって塵埃が圧縮および積層される状況を説明する、サイクロン集塵装置の断面図である。
符号の説明
1 掃除機本体部、10 筐体、11 集塵容器、11c 内周面、12 内筒、12a 凹部、12b 連結部、13 上部フィルタユニット、14 塵埃受部、14a 開口、14b テーパ面、14c 支持部、14d 嵌合凹部、15 除塵駆動機構、15a ギヤ、104 分離部、105 集塵部、121 内筒排気口、122 内筒フィルタ、122a 突起部、123 螺旋状回転圧縮部、123a 螺旋部、123b 回転軸部、123c 円盤状遮蔽部材、123d ボルト穴、124 内筒内パイプ、124a フランジ部、124b 貫通孔、131 HEPAフィルタ、131a 中空部、131b 支持部、132 フィルタ除塵部材、132a 接触部、132b ギヤ、133 連結部、134c 係合部、134 傾斜除塵部材、141 ワイパー、151 除塵駆動モータ、310 底蓋、312 上部筐体、314 取っ手、P 垂直中心軸、X 電気掃除機、Y サイクロン集塵装置。

Claims (7)

  1. 塵埃を含む空気から塵埃を分離する集塵装置であって、
    空気が流入する流入口および空気の出口となる流出口を有し、空気から分離された塵埃が堆積する集塵容器と、
    前記集塵容器の内部に配置され、前記流入口から前記流出口へ向かう空気が流通するように設けられた、軸線回りに回転可能な回転部と、
    前記回転部へ流入する空気を濾過するフィルタとを備え、
    前記回転部は、前記フィルタに対して相対的に回転する、集塵装置。
  2. 前記回転部は、中空円筒形状に形成されており、
    前記回転部の側部を経由して前記回転部の内部へ空気が流入し、前記回転部の端部を経由して前記回転部の外部へ空気が流出する、請求項1に記載の集塵装置。
  3. 前記フィルタは、円筒形状に形成されており、前記回転部の前記側部の外周側を覆うように配置されている、請求項2に記載の集塵装置。
  4. 電力を供給されて前記回転部に回転駆動力を作用させるモータをさらに備える、請求項1から請求項3のいずれかに記載の集塵装置。
  5. 前記集塵装置の外部からの操作により前記回転部を回転させる操作部材をさらに備える、請求項1から請求項4のいずれかに記載の集塵装置。
  6. 前記集塵容器は円筒状部分を有し、前記円筒状部分の内周面に沿って前記流入口から流入する空気を旋回させて空気から塵埃を分離する、請求項1から請求項5のいずれかに記載の集塵装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の集塵装置を備える、電気掃除機。
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