JP2010092461A5 - - Google Patents

Claims (11)

1. 入力画像のインパルスノイズを低減したプレノイズ低減画像を生成するノイズ低減手段と、
   前記入力画像の、処理対象画素を含む局所的な領域の複数の画素の信号レベルを平滑化した値を算出する平滑化手段と、
   前記プレノイズ低減画像を用いて、前記処理対象画素のエッジの程度を示す特徴量を算出する特徴量算出手段と、
   前記特徴量に応じた割合で、前記処理対象画素の信号レベルと前記平滑化した値とを加重加算し、加重加算の結果を前記入力画像のノイズ低減処理後の信号レベルとして出力する加算手段とを有し、
   前記加算手段は、エッジの程度が高いことを示す特徴量を有する画素ほど、前記平滑化した値の割合が小さくなるように加重加算することを特徴とする画像処理装置。
2. 前記特徴量算出手段は、前記プレノイズ低減画像の前記処理対象画素を含む局所的な領域の複数の画素の信号レベルの分散値と、前記プレノイズ低減画像のノイズの分散値を用いて前記特徴量を算出するものであり、
   前記ノイズの分散値に対する前記信号レベルの分散値の割合が大きくなるほど、前記特徴量が示すエッジの程度が高くなることを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
3. 前記入力画像の縮小画像を生成する縮小画像生成手段と、
   前記加算手段から出力された複数の信号レベルの中からいずれかを選択する選択手段とをさらに有し、
   前記ノイズ低減手段は、前記縮小画像のインパルスノイズを低減したプレノイズ低減画像をさらに生成し、
   前記平滑化手段は、前記縮小画像の処理対象画素を含む局所的な領域の複数の画素の信号レベルを平滑化した値をさらに算出し、
   前記特徴量算出手段は、前記縮小画像のプレノイズ低減画像を用いて、前記処理対象画素のエッジの程度を示す特徴量をさらに算出し、
   前記加算手段は、前記縮小画像のプレノイズ低減画像を用いて算出した前記特徴量に応じた割合で、前記縮小画像の処理対象画素の信号レベルと前記縮小画像の前記平滑化した値とを加重加算し、加重加算の結果を前記縮小画像のノイズ低減処理後の信号レベルとしてさらに出力し、
   前記選択手段は、前記入力画像の信号レベルの分散値が閾値以上であれば、前記入力画像のノイズ低減処理後の信号レベルを選択し、前記入力画像の信号レベルの分散値が前記閾値よりも小さければ、前記縮小画像のノイズ低減処理後の信号レベルを選択して出力するか、あるいは、前記入力画像のプレノイズ低減画像の信号レベルの分散値が閾値以上であれば、前記入力画像のノイズ低減処理後の信号レベルを選択し、前記入力画像のプレノイズ低減画像の信号レベルの分散値が前記閾値よりも小さければ、前記縮小画像のノイズ低減処理後の信号レベルを選択して出力することを特徴とする請求項２に記載の画像処理装置。
4. 前記閾値は、前記縮小画像の信号レベルに含まれるノイズの分散値であることを特徴とする請求項３に記載の画像処理装置。
5. 前記選択手段にて出力された信号レベルと、前記入力画像の信号レベルとを加重加算し、加重加算の結果の信号レベルを前記入力画像のノイズ低減後の信号レベルとして出力する混合処理手段を有することを特徴とする請求項３または４記載の画像処理装置。
6. 前記混合処理手段は、前記入力画像を撮影した際に撮影装置に設定されていた感度が高いほど、前記選択手段にて出力された信号レベルの割合が大きくなるように加重加算することを特徴とする請求項５に記載の画像処理装置。
7. 前記加算手段は、前記入力画像を撮影した際に撮影装置に設定されていた感度が高いほど、前記平滑化した値の割合が大きくなるように加重加算することを特徴とする請求項１または２に記載の画像処理装置。
8. 画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
   ノイズ低減手段が、入力画像のインパルスノイズを低減したプレノイズ低減画像を生成するノイズ低減工程と、
   平滑化手段が、前記入力画像の、処理対象画素を含む局所的な領域の複数の画素の信号レベルを平滑化した値を算出する平滑化工程と、
   特徴量算出手段が、前記プレノイズ低減画像を用いて、前記処理対象画素のエッジの程度を示す特徴量を算出する特徴量算出工程と、
   加算手段が、前記特徴量に応じた割合で、前記処理対象画素の信号レベルと前記平滑化した値とを加重加算し、加重加算の結果を前記入力画像のノイズ低減処理後の信号レベルとして出力する加算工程とを有し、
   前記加算工程において前記加算手段は、エッジの程度が高いことを示す特徴量を有する画素ほど、前記平滑化した値の割合が小さくなるように加重加算することを特徴とする画像処理方法。
9. 前記特徴量算出工程において前記特徴量算出手段は、前記プレノイズ低減画像の処理対象画素を含む局所的な領域の複数の画素の信号レベルの分散値と、前記プレノイズ低減画像のノイズの分散値を用いて前記特徴量を算出し、
   前記ノイズの分散値に対する前記信号レベルの分散値の割合が大きくなるほど、前記特徴量が示すエッジの程度が高くなることを特徴とする請求項８に記載の画像処理方法。
10. 縮小画像生成手段が、前記入力画像の縮小画像を生成する縮小画像生成工程と、
    選択手段が、前記加算工程において出力された複数の信号レベルの中からいずれかを選択する選択工程とをさらに有し、
    前記ノイズ低減工程において前記ノイズ低減手段は、前記縮小画像のインパルスノイズを低減したプレノイズ低減画像をさらに生成し、
    前記平滑化工程において前記平滑化手段は、前記縮小画像の処理対象画素を含む局所的な領域の複数の画素の信号レベルを平滑化した値をさらに算出し、
    前記特徴量算出工程において前記特徴量算出手段は、前記縮小画像のプレノイズ低減画像を用いて、前記処理対象画素のエッジの程度を示す特徴量をさらに算出し、
    前記加算工程において前記加算手段は、前記縮小画像のプレノイズ低減画像を用いて算出した前記特徴量に応じた割合で、前記縮小画像の処理対象画素の信号レベルと前記縮小画像の前記平滑化した値とを加重加算し、加重加算の結果を前記縮小画像のノイズ低減処理後の信号レベルとしてさらに出力し、
    前記選択工程において前記選択手段は、前記入力画像の信号レベルの分散値が閾値以上であれば、前記入力画像のノイズ低減処理後の信号レベルを選択し、前記入力画像の信号レベルの分散値が前記閾値よりも小さければ、前記縮小画像のノイズ低減処理後の信号レベルを選択して出力するか、あるいは、前記入力画像のプレノイズ低減画像の信号レベルの分散値が閾値以上であれば、前記入力画像のノイズ低減処理後の信号レベルを選択し、前記入力画像のプレノイズ低減画像の信号レベルの分散値が前記閾値よりも小さければ、前記縮小画像のノイズ低減処理後の信号レベルを選択して出力することを特徴とする請求項９に記載の画像処理方法。
11. コンピュータを、請求項１乃至請求項７のいずれか１項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。