JPH11196296A - 画像処理装置および方法、非線形フィルタ、記録媒体 - Google Patents

画像処理装置および方法、非線形フィルタ、記録媒体

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JPH11196296A
JPH11196296A JP9360707A JP36070797A JPH11196296A JP H11196296 A JPH11196296 A JP H11196296A JP 9360707 A JP9360707 A JP 9360707A JP 36070797 A JP36070797 A JP 36070797A JP H11196296 A JPH11196296 A JP H11196296A
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Osamu Tsujii
修 辻井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばX線画像のような医療画像の撮影部位
や撮影条件に合わせて最適なフィルタパラメータを設定
できるようにして、画像中に発生するインパルス性雑音
や白色ガウス雑音を効率的に低減できるようにする。 【解決手段】 ファジー推論の学習部14でフィルタ係
数の学習する際に用いるフィルタ決定の特徴量として、
X線画像に特有のX線の線量に依存する局所情報量およ
び画像の勾配情報量を導入することにより、量子雑音が
多いところを選択的に処理できるようにするとともに、
エッジ保存特性を改善することができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置および
方法、非線形フィルタ、記録媒体に関し、特に、フィル
タのパラメータを学習により最適化して適用することに
よって、X線画像のような医療画像に発生するノイズを
低減するための装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、インパルス性雑音や白色ガウ
ス雑音が重畳して劣化した画像の復元には、非線形フィ
ルタが有効であることが知られている。その参考文献と
して、原島博らの「“非線形ディジタルフィルタと信号
処理”:信学会(A), vol J71-A, no 2, PP.143-154 (19
88) 」や、荒川薫らの「“インテリジェント信号処理の
現状と展望”:信学会(A), vol J78-A, no 2, PP.103-1
13 (1995) 」等を挙げることができる。
【0003】すなわち、従来よりインパルス性雑音には
メディアンフィルタが有効であり、白色ガウス雑音には
平均値フィルタが有効であることは知られているが、い
ずれも画像のエッジ情報が劣化してしまうという問題が
あった。このことを改善する方法は多数提案されてい
る。その参考文献としては、高島広憲らの「“局所統計
量を考慮した最適チューニング可能なファジーフィル
タ”:信学会(A), vol J78-A, no 2, PP.141-150 (199
5) 」や、棟安実治らの「“適応形エッジ保存平滑化フ
ィルタの一実現法”:信学会(A), vol J80-A, no 1, P
P.45-53 (1997) 」等を挙げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、医療用X線画像
を輝尽性蛍光体や半導体を利用してディジタルデータと
して取り込む装置が導入されるようになったが、この種
の装置には、センサの欠陥によるインパルス性雑音の発
生、X線の透過しにくい部位を撮影した場合の白色ガウ
ス雑音的な量子ノイズの発生という大きな問題がある。
【0005】これらの雑音を除去する手段としては、や
はり非線形フィルタが使用されているが、それらはフィ
ルタの開発者が経験から判断したパラメータを使用して
おり、医療現場で現実に起きている現象を的確に捕らえ
ていない場合が多い。また、撮影している人体部位への
依存や、装置が導入された病院の撮影方法の変化等によ
り画像の性質が変わっても、パラメータは固定されたま
まであり、適当なパラメータによりフィルタ処理が行わ
れていなかった。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みて成され
たものであり、例えばX線画像のような医療画像の撮影
部位や撮影条件に合わせて最適なフィルタパラメータを
設定できるようにして、画像中に発生するインパルス性
雑音や白色ガウス雑音を効率的に低減できるようにする
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】X線画像のような医療画
像を処理する際に、適当なパラメータによってフィルタ
処理が行われていないという従来の欠点を解消するため
の手段としては、ニューラルネットワークやファジー理
論に基づく学習による最適化の手法が考えられる。学習
に関しては、問題の性質を適切に表現する特徴量の導入
が必要である。他方、この特徴量は、非線形フィルタを
設計する際のパラメータと同義とも考えられる。一般に
は、これらの学習に使用する特徴量の選択は難しい。
【0008】本発明においては、従来例に挙げた高島広
憲、棟安実治らが提案している簡易ファジー推論法をベ
ースに、特徴量として彼らが導入していない、例えばX
線画像の局所的なX線量に相関を持つ特徴量およびエッ
ジ情報に相関を持つ特徴量の少なくとも一方を導入し、
X線画像特有のフィルタの設計を行っている。
【0009】さらに、本発明では、少なくとも同一被写
体ごとまたは同一撮影条件ごとに学習用の画像を生成
し、これらの学習用の画像ごとにフィルタの係数を求め
て保存しておくようにする。そして、その後撮影された
新規画像のフィルタの係数を推論する際には、少なくと
も同一被写体または同一撮影条件の係数を読み出して設
定するようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。本実施形態の画像処理装置で使用
する適応形荷重平均フィルタによる処理は、次の式
(1)に示すように、画像中の点(p,q) における局所情
報量に依存した関数により行われる。 y(i,j)=ΣΣWi(p,q)Wg(p,q)χ(i+p,j+q)/ΣΣWi(p,q)Wg(p,q)……(1) (ただし、-M≦p ≦M 、-N≦q ≦N) ここで、y(i,j)はフィルタ出力画像、χ(i,j) は入力画
像、フィルタサイズは(2N+1)×(2M+1)、Wi(p,q) および
Wg(p,q) はそれぞれインパルス性雑音、量子性雑音に関
する重み係数である。
【0011】最初にインパルス性雑音に関する重み係数
Wi(p,q) の決定に関して説明する。これは、棟安実治ら
が提案している次の式(2)に示すような局所情報量Ei
(p,q) を使用して求められる。 Ei(p,q) =|χ(i+p,j+q) −(χ1+χ2)/2|……(2) ただし、χ1 およびχ2 は、χ(i+p,j+q) を中心とした
8近傍のうちχ(i,j)に最も近い画素値とその次の値と
を示す。
【0012】この局所情報量Ei(p,q) とインパルス性雑
音に関する重み係数Wi(p,q) とには負の相関が期待され
ている。つまり、局所情報量Ei(p,q) が大きいときは、
入力画像χ(i+p,j+q) がインパルス性雑音である確率が
大きい。そこで、本実施形態では、局所情報量Ei(p,q)
が大きいときは、重み係数Wi(p,q) を小さくして入力画
像χ(i+p,j+q) を除く操作をする。
【0013】次に量子性雑音に関する重み係数Wg(p,q)
の決定に関して説明する。これは、棟安実治らが提案し
ている次の式(3)および(4)に示すような局所情報
量Eg(p,q) 、Dg(p,q) と、本発明者が導入した次の式
(5)および(6)に示すような局所情報量Ea(i,j) 、
Fs(i,j) とにより決定される。
【0014】 Eg(p,q) =|s(i,j)−χ(i+p,j+q) |……(3) (s(i,j)=Wi(0,0) χ(i,j) +(1−Wi(0,0))χ′(i,j)
) ここで、χ′(i,j) は点(i,j) を中心としたウィンドウ
サイズ3×3のメディアンフィルタの出力である。この
式(3)に示す局所情報量Eg(p,q) は、インパルス性雑
音の存在を考慮した差分信号を示している。つまり、点
(i,j) の情報がインパルス性雑音のときは、メディアン
値を信号値にして、ウィンドウ(2N+1)×(2M+1)内の差分
信号を計算している。
【0015】この局所情報量Eg(p,q) と量子性雑音に関
する重み係数Wg(p,q) とには負の相関が期待されてい
る。つまり、差分Eg(p,q) が大きい場合は、エッジを保
存するために量子性雑音に関する重み係数Wg(p,q) を小
さくして信号を弱め、差分Eg(p,q) が小さい場合は、量
子性雑音に関する重み係数Wg(p,q) を大きくして信号を
強める作用をする。
【0016】 Dg(p,q) =√((p2+q2)/(M2 +N2))……(4) ここで、局所情報量Dg(p,q) は、処理点(i,j) とウィン
ドウ(2N+1)×(2M+1)内の点(i+p,j+q) との距離を、ウィ
ンドウの大きさで正規化したものである。この局所情報
量Dg(p,q) と量子性雑音に関する重み係数Wg(p,q) との
相関は、一般に距離が近いほど強く、遠くなるほど小さ
くなることが期待されている。
【0017】 Ea(i,j) =ΣΣχ(i+p,j+q)/(2N+1)×(2M+1)……(5) この局所情報量Ea(i,j) はX線の線量に依存する情報量
であり、また入力画像χ(i,j) は入射X線量に比例する
情報量である。ここでは、局所情報量Ea(i,j)が意味す
るものは、Ea(i,j) の値が大きければ信号の信頼性が大
きいと判断し、Wg(0,0) のみ“1”にしてその他は
“0”にする。一方、Ea(i,j) の値が小さければ信号の
信頼性が小さいと判断し、局所情報量Eg(p,q) 、Dg(p,
q) によりエッジの保存に配慮しながら平均化を行うと
いうものである。
【0018】 Fs(i,j) =√(Fsx(i,j)2+Fsy(i,j)2)……(6) (Fsx(i,j)=ΣΣSobelx(p,q) χ(i+p,j+q) 、 Fsy(i,j)=ΣΣSobely(p,q) χ(i+p,j+q) ) ここで、Sobelx(p,q) およびSobely(p,q) はSobel フィ
ルタの出力であり、次の式(7)および(8)のように
表されるものである。
【0019】
【数1】
【0020】ところで、注目する画素の近傍領域内の濃
度の和や平均値の差を計算することにより、雑音に強い
濃度勾配を計算することができる(詳しくは、田村秀行
監修「“コンピュータ画像処理入門”:総研出版 (198
5) 」を参照)。局所情報量Fs(i,j) は、その処理点(i,
j) が構造線(勾配)の上に存在するか否かの情報を持
っている。
【0021】これは、局所情報量Ea(i,j) と同様に、Fs
(i,j) の値が大きければ点(i,j) が構造線(勾配)の上
に存在すると判断し、Wg(0,0) のみ“1”にしてその他
は“0”にする。一方、Fs(i,j) の値が小さければ点
(i,j) が構造線(勾配)の上に存在しないと判断し、局
所情報量Eg(p,q) 、Dg(p,q) によりエッジの保存に配慮
しながら平均化を行う。
【0022】なお、構造線(勾配)を抽出するフィルタ
には、Sobel フィルタの他にもPrewitt フィルタが提案
されており、これを適用することも可能である。
【0023】次に、本実施形態において導入した以上の
各局所情報量Ei(p,q) 、Eg(p,q) 、Dg(p,q) 、Ea(i,j)
、Fs(i,j) により、適応形荷重平均フィルタの各重み
係数Wi(p,q) 、Wg(p,q) を学習、決定するメカニズムを
説明する。再度整理すると、これらの適応形荷重平均フ
ィルタの重み係数Wi(p,q) 、Wg(p,q) は、次の式(9)
および(10)のように表される。 Wi(p,q) =Function1(Ei(p,q))……(9) Wg(p,q) =Function2(Eg(p,q),Dg(p,q),Ea(i,j),Fs(i,j))……(10)
【0024】ここで、Function1 、Function2 は関数で
あることを示している。本実施形態では、これらのFunc
tion1 、Function2 を決定する手法として、簡易ファジ
ー推論法(詳しくは、野村博義らの「“デルタルールに
よるファジー推論の自動チューニング手法と障害物回避
への応用”:日本ファジー学会誌,4,2, pp.379-388(199
2)」を参照)を使用する。
【0025】ここで使用されるメンバシップ関数は、図
2の折れ線に示されるように、計算量を減らすために必
要なパラメータを2つに制限できる特徴がある。すなわ
ち、出力を出すメンバシップ関数のパラメータは、次の
式(11)〜(13)に示すように最高でも2個に制限
されている。 ΣAk,l(Zk)=1……(11) Ak,l=1-(Zk-Ck,l)/(Ck,l+1-Ck,l) ……(12) Ak,l+1=1+(Zk-Ck,l+1)/(Ck,l+1-Ck,l) ……(13)
【0026】ここで、Zkは関数に対するk次元目の入力
量(例えば、局所情報量Eg(p,q) )を示し、Ck,lはk次
元目でのl番目のメンバシップ関数の中央値、Ck,l+1は
(l+1)番目のメンバシップ関数の中央値を示してい
る。1つ入力量に対して何個のメンバシップ関数を設定
するかは、計算量(システムのスピード)や性能に影響
するが、ここでは経験的に全ての入力量に対して、Ck,0
〜Ck,4の5個のメンバシップ関数を設定している。
【0027】さて、上述の式(12)および(13)を
使用して、式(9)のインパルス性雑音に関する重み係
数Wi(p,q) を表すと、 Wi(p,q) =A1,l・V1,l+A1,l+1・V1,l+1……(14) となる。ここで、A1,lおよびA1,l+1の式(12)、(1
3)中に記述されるZ1=Ei(p,q) であり、V1,lおよびV
1,l+1はそれぞれ重み係数Wi(p,q) に対するl番目と
(l+1)番目のファジールールの後件部の実数値を示
している。
【0028】同様に、式(12)および(13)を使用
して、式(10)の量子性雑音に関する重み係数Wg(p,
q) を表すと、次の式(15)のようになる。ここで、Z
2=Eg(p,q) 、Z3=Dg(p,q) 、Z4=Ea(i,j) 、Z5=Fs(i,
j) であり、V2345,m,n,u,v は重み係数Wi(p,q) に対す
る4つのメンバシップ関数m,n,u,v 番目により作られる
ファジールールの後件部の実数値を示している。
【0029】
【数2】
【0030】次に、上記式(14)および(15)に示
された関数の学習方法に関して説明する。本実施形態で
は、ニューラルネットワーク等で広く使用されている勾
配法を使用する。評価関数E(i,j)は、 E(i,j)=(1/2) ・ (y(i,j)−y'(i,j))2 ……(16) と表せる。ここで、y'(i,j) は学習の際のターゲット画
像であり、X線画像収集装置では、以下のような手順で
得ることができる。
【0031】すなわち、装置が設置された時点で、その
施設の撮影部位単位の条件(X線焦点サイズ、X線管電
圧、X線管電流、撮影距離)にあわせて模擬ファントー
ムで複数枚の画像が撮影される。複数枚とは例えば17
枚である。このうち、1枚をランダムに選んで入力画像
χ(i,j) とする。残りの16枚は、平均化処理してター
ゲット画像y'(i,j) とする。ターゲット画像y'(i,j)
は、入力画像χ(i,j) に比べて量子雑音に関して16の
平方根=4倍分、SN比が改善されている。
【0032】さて、勾配法を利用した学習の収束は、以
下の式(17)〜(19)のように記述することができ
る。 Ck,l(t+1) =Ck,l(t) −Kc・∂E(i,j)/∂Ck,l……(17) V1,l(t+1) =V1,l(t) −Kv・∂E(i,j)/∂V1,l……(18) V2345,m,n,u,v(t+1)=V2345,m,n,u,v(t+1)−Kv・∂E(i,j)/∂V2345,m,n,u, v ……(19) ここで、Kc、Kvは学習係数であり、t は変更回数を示
す。
【0033】以上のように各点(i,j) に対してインパル
ス性雑音に関する重み係数Wi(p,q)と量子性雑音に関す
る重み係数Wg(p,q) とが計算される。そして、これらを
もとに処理した結果の誤差と勾配とが計算されて、メン
バシップ関数の中央値Ck,l、ファジールールの後件部の
実数値V1,lとV2345,m,n,u,v が更新される。
【0034】なお、学習に際して、学習点(i,j) を画像
の右上から左下に向かってスキャンする方法の他に、画
像上からランダムに選択してくる方法が考えられる。こ
れは、順次スキャンする場合は、似通ったデータが連続
して発生すると学習が進まないことが予想されるからで
ある。学習の収束条件は、画像中の全ての点(i,j) に対
して、 |E(t)−E(t-1)|≦ε……(20) が成立した時点とする。なお、判別値εは経験的に設定
される。
【0035】以下に、上述のような学習を伴う画像処理
装置の構成および動作について説明する。図1は、本実
施形態の画像処理装置の構成例を示す図である。図1に
おいて、X線発生装置1から曝射されたX線ビーム2
は、被検査体3内を減衰しながら透過して、2次元X線
センサー4に到達する。この2次元X線センサー4によ
り検出されたX線画像は、データ収集装置5によって電
気信号に変換された後、前処理装置6でオフセット補
正、ゲイン補正等の前処理が行われる。このようにして
得たX線画像は、CPU8の制御によってCPUバス7
を介して磁気ディスク10等の記録媒体に転送され、生
画像としてファイルされる。
【0036】本実施形態の画像処理装置を使用して、以
上のような流れで工場あるいは設置先の病院等で画像収
集を行う。このとき、撮影部位毎に同じX線条件および
位置関係で複数枚の画像を撮影する。そして、これら複
数枚の画像から学習に必要な学習入力画像と教師画像と
を上述した方法により作成する。教師画像とは、学習入
力画像を含まない複数の画像の平均値画像(上述したタ
ーゲット画像)である。これらの学習入力画像χ(i,j)
と教師画像y'(i,j) とは、磁気ディスク10に保存され
る。
【0037】その後、操作パネル11により学習開始の
操作がなされると、学習入力画像χ(i,j) は磁気ディス
ク10から読み出され、局所情報量計算部13に転送さ
れて5つの局所情報量Ei(p,q) 、Eg(p,q) 、Dg(p,q) 、
Ea(i,j) 、Fs(i,j) が計算される。これらの局所情報量
は、ファジー推論の学習部14に転送されて、2つの適
応形荷重平均フィルタ、すなわちインパルス性雑音に関
する重み係数Wi(p,q)と量子性雑音に関する重み係数Wg
(p,q) とが推論される。推論された2つの適応形荷重平
均フィルタWi(p,q) ,Wg(p,q) は、フィルタ演算部16
に送られる。
【0038】フィルタ演算部16では、上記2つの重み
係数Wi(p,q) ,Wg(p,q) と学習入力画像χ(i,j) とをも
とに処理後画像y(i,j)が計算され、ファジー推論の学習
部14に返される。ファジー推論の学習部14では、教
師画像y'(i,j) と処理後画像y(i,j)とのエラーから、学
習が進められる。学習のアルゴリズムは、上述した勾配
法を使用する。
【0039】学習は、点(i,j) ごとに行われるが、CP
U8の制御により画素が画像の左上から右下に向けてス
キャンされるのでなく、ランダムに選択することもでき
る。画像中の全ての点に対して上記式(20)で示した
学習の収束条件を満足すれば、学習は完了する。このよ
うにしてファジー推論の学習部14で形成されたパラメ
ータ(重み係数)は、磁気ディスク10およびファジー
推論の推論部15に転送されて保存される。
【0040】このときファジー推論の学習部14で形成
されるパラメータは、少なくとも撮影部位毎または撮影
条件毎に設定される。そして、これらのパラメータが少
なくとも撮影部位毎または撮影条件毎に磁気ディスク1
0に保存される。
【0041】次に、実際の患者画像が撮影されると、そ
れがデータ収集装置5によって電気信号に変換され、前
処理装置6でオフセット補正、ゲイン補正等の前処理が
行われる。このようにして得られたX線画像は、CPU
8の制御によってCPUバス7を介して磁気ディスク1
0に転送され、生画像としてファイルされる。
【0042】そして、現在ファジー推論の推論部15に
保存されているパラメータが、現在の撮影部位、撮影条
件に合致するものと異なれば、現在の撮影部位、撮影条
件に合致するパラメータが磁気ディスク10から読み出
され、ファジー推論の推論部15にロードされる。この
パラメータは、5つの局所情報量に対して、フィルタ係
数を推論するために利用される。
【0043】上記生画像としてファイルされた実際の患
者画像は、磁気ディスク10から読み出され、局所情報
量計算部13に転送されて5つの局所情報量Ei(p,q) 、
Eg(p,q) 、Dg(p,q) 、Ea(i,j) 、Fs(i,j) が計算され
る。これら5つの局所情報量は、ファジー推論の推論部
15に転送されて、インパルス性雑音に関する重み係数
Wi(p,q) と量子性雑音に関する重み係数Wg(p,q) とが推
論される。推論された2つの重み係数Wi(p,q) ,Wg(p,
q) は、フィルタ演算部16に送られる。
【0044】上記実際の患者画像はフィルタ演算部16
に送られ、ここで上記2つの重み係数Wi(p,q) ,Wg(p,
q) によりフィルタ処理が施されて処理画像y(i,j)が作
成される。作成された処理画像は、画像表示装置12に
転送されて表示される。また、これと並行して磁気ディ
スク10にも処理画像が転送され、画像処理後画像とし
てファイルされる。
【0045】なお、以上に述べた一連の処理は、CPU
8によって制御される。このCPU8は、例えばROM
やRAM等により構成されるメインメモリ9、あるいは
ハードディスクにより構成される磁気ディスク10に格
納された作業プログラムに従って動作する。このCPU
8の作業プログラムを格納したメインメモリ9あるいは
磁気ディスク10は、本発明の記録媒体を構成する。ま
た、図示しないインタフェースを介してメインメモリ9
や磁気ディスク10に外部から作業プログラムを供給す
るように構成しても良い。この場合、外部から作業プロ
グラムを供給する手段も本発明の記録媒体を構成する。
【0046】上記作業プログラムを格納するための記録
媒体あるいは外部から作業プログラムを供給する手段と
して、ROMやハードディスクの他に、例えばフロッピ
ーディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、磁気テープ、不揮発性のメモリカードなどを用いて
も良い。
【0047】図3は、上述したような本実施形態による
画像処理方法を説明するためのフローチャートであり、
学習の処理手順を示している。図3において、ステップ
S1では、学習用のX線画像を複数枚収集し、それを磁
気ディスク10に保存する。そして、ステップS2で、
これら複数枚のX線画像から入力画像χ(i,j) と教師画
像y'(i,j) とを生成する。上述したように、入力画像χ
(i,j) とは、同一被写体を同一条件にて複数回撮影した
複数のX線画像のうち、平均化していない1つの非平均
画像であり、教師画像y'(i,j) とは、撮影したうちの残
りの画像を平均化した平均画像である。
【0048】次に、ステップS3で学習開始の入力があ
ったかどうかを確認し、入力があったときはステップS
4に進み、X線画像に適用する非線形フィルタの特徴量
として上述した5つの局所情報量Ei(p,q) 、Eg(p,q) 、
Dg(p,q) 、Ea(i,j) 、Fs(i,j) を入力画像χ(i,j) から
抽出する。そして、ステップS5で、上記5つの局所情
報量をもとに2つのフィルタ係数(インパルス性雑音に
関する重み係数Wi(p,q) および量子性雑音に関する重み
係数Wg(p,q) )を推論し、得られた係数をステップS6
で適用してフィルタ処理を行うことにより、上述の教師
画像y'(i,j) との差から係数の学習を行う。
【0049】学習が完了すると、ステップS7に進み、
学習により得られた2つの重み係数Wi(p,q) ,Wg(p,q)
)が磁気ディスク10およびファジー推論の推論部1
5に転送されて保存される。この学習処理は、例えば同
一の撮影部位毎および同一の撮影条件毎に行う。
【0050】図4は、上述したような本実施形態による
画像処理方法を説明するためのフローチャートであり、
学習完了後の実際のフィルタ処理の手順を示している。
図4において、ステップS11では、実際の患者画像を
撮影する。そして、ステップS12で、現在ファジー推
論の推論部15に設定されているフィルタ係数Wi(p,q)
,Wg(p,q) が、撮影された患者画像の撮影部位および
撮影条件に合っているかどうかを判断する。合っていな
ければ、ステップS13に進み、その患者画像の撮影部
位および撮影条件に合致するフィルタ係数を磁気ディス
ク10より読み出してファジー推論の推論部15に設定
する。一方、合致していればステップS13の処理は行
わずにステップS14に進む。
【0051】ステップS14では、上記ステップS11
で撮影された患者画像から5つの局所情報量Ei(p,q) 、
Eg(p,q) 、Dg(p,q) 、Ea(i,j) 、Fs(i,j) を抽出する。
ステップS15では、患者画像から抽出した5つの局所
情報量およびそのときファジー推論の推論部15に設定
されているパラメータをもとに2つのフィルタ係数Wi
(p,q) ,Wg(p,q) を推論する。そして、ステップS16
で、上記推論されたフィルタ係数により患者画像をフィ
ルタ処理し、その結果を画像表示装置12に表示すると
ともに、磁気ディスク10に保存する。
【0052】以上詳しく述べたように、本実施形態によ
れば、X線画像に特有のX線の線量に依存する局所情報
量Ea(i,j) と画像の勾配情報量Fs(i,j) とをフィルタ決
定の特徴量として導入したので、量子雑音が多いところ
を選択的に処理できるようになるとともに、エッジ保存
特性を改善することができるようになる。これにより、
医療現場で現実に起きている現象を的確に捕らえたパラ
メータを設定することができ、X線画像に重畳されるこ
とがある白色ガウス雑音やインパルス性雑音を効率的に
低減することができる。
【0053】また、学習用の画像を同一被写体ごとおよ
び同一撮影条件ごとに生成し、これらの学習用の画像ご
とにフィルタの係数を求めて保存しておき、その後撮影
された新規画像のフィルタの係数を推論する際には、同
一被写体および同一撮影条件の係数を読み出して設定す
るようにしたので、撮影している人体部位や撮影方法の
変化等により画像の性質が変わった場合でも、適当なパ
ラメータによりフィルタ処理を行うことができ、ノイズ
を効率的に低減することができる。
【0054】なお、上述したファジー推論の学習部14
は、本発明に含まれない他の装置内に設けるようにして
も良い。つまり、この場合は他の装置で学習された結果
が、少なくとも同一撮影部位毎または同一撮影条件毎に
磁気ディスク10に登録される。したがって、この場合
は、図3に示した処理は、上記他の装置内で行われるこ
ととなる。
【0055】他方、推論した結果画像がオペレータある
いは医師の判断により良好な処理例とされた場合に、操
作パネル11の操作により学習画像として追加登録する
ことが可能である。追加登録されるのは、撮影部位情報
がつけられた入力画像と、好結果を得たフィルタ処理後
画像とのペアである。これらの追加登録学習画像が追加
されると、操作パネル11に推論関数の学習の実行/不
実行のプロンプトが表示され、オペレータの希望によ
り、従来の学習画像に今回の学習画像を追加して学習が
行われる。また、プロンプトの表示なしに再学習が実行
されるようにしても良い。追加学習画像が複数例たまっ
た時点で、再学習の実行あるいはプロンプト表示を行っ
ても良い。このようにすれば、撮影部位および撮影条件
毎に更に最適なパラメータを得ることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明は上述したように、X線画像に特
有のX線の線量に依存する局所情報量をフィルタ決定の
特徴量として導入したことにより、量子雑音が多いとこ
ろを選択的に処理できるようになる。また、画像の勾配
情報量をフィルタ決定の特徴量として導入したことによ
り、エッジ保存特性を改善することができるようにな
る。これにより、X線画像に重畳されることがあるイン
パルス性雑音や白色ガウス雑音を効率的に低減すること
ができる。
【0057】また、フィルタの係数を少なくとも同一被
写体ごとまたは同一撮影条件ごとに学習して保存してお
き、その後撮影された新規画像のフィルタの係数を推論
する際に、少なくとも同一被写体または同一撮影条件の
係数を読み出して設定するようにしたことにより、撮影
する人体部位や撮影方法の変化等により画像の性質が変
わった場合でも、適当なパラメータによりフィルタ処理
を行うことができ、上述の雑音を効率的に低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像処理装置の一実施形態を示す
図である。
【図2】本実施形態で採用するメンバシップ関数の特性
図である。
【図3】本実施形態による画像処理方法を説明するため
のフローチャートであり、学習の処理手順を示す図であ
る。
【図4】本実施形態による画像処理方法を説明するため
のフローチャートであり、学習完了後の実際のフィルタ
処理の手順を示す図である。
【符号の説明】
1 X線発生装置 2 X線ビーム 3 被検査体 4 2次元X線センサー 5 データ収集装置 6 前処理装置 7 CPUバス 8 CPU 9 メインメモリ 10 磁気ディスク 11 操作パネル 12 画像表示装置 13 局所情報量計算部 14 ファジー推論の学習部 15 ファジー推論の推論部 16 フィルタ演算部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非線形フィルタのパラメータを学習によ
    り最適化して適用することにより画像のノイズを低減す
    るための画像処理装置であって、 上記画像の局所的なX線量に相関を持つ特徴量およびエ
    ッジ情報に相関を持つ特徴量の少なくとも一方を上記パ
    ラメータ決定のための特徴量として含むことを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像から複数の局所情報量を抽出する抽
    出手段と、 上記複数の局所情報量をもとにフィルタの係数を学習す
    る学習手段と、 上記学習手段で学習された係数により上記複数の局所情
    報量をもとにフィルタの係数を推論する推論手段と、 上記推論されたフィルタの係数を画像に適用するフィル
    タ手段とを備え、 学習用の画像に対して上記抽出手段を適用して複数の局
    所情報量を抽出し、上記学習手段によりフィルタの係数
    を学習するとともに、その後撮影された新規画像に対し
    て上記抽出手段を適用して複数の局所情報量を抽出し、
    抽出した新規画像の局所情報量をもとに上記推論手段に
    よりフィルタの係数を推論し、上記推論されたフィルタ
    の係数により上記新規画像を上記フィルタ手段で処理す
    るようにしたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記複数の局所情報量は、少なくともX
    線線量に相関を持つ局所情報量を含むことを特徴とする
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記複数の局所情報量は、少なくともX
    線画像のエッジ情報に相関を持つ特徴量を含むことを特
    徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記学習用の画像は、同一被写体を同一
    条件にて複数回撮影した画像を平均化した平均画像と、
    上記同一被写体を上記同一条件にて撮影した画像であっ
    て平均化していない非平均画像との組から成ることを特
    徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 上記学習用の画像は、少なくとも同一被
    写体ごとまたは同一撮影条件ごとに作成され、上記作成
    された学習用の画像ごとに上記学習手段により上記フィ
    ルタの係数が求められ、上記求められた係数が記憶手段
    に保存されるようになされるとともに、 上記新規画像のフィルタの係数を推論する際は、少なく
    とも同一被写体または同一撮影条件の係数を上記記憶手
    段から読み出して上記推論手段に設定し、フィルタの係
    数の推論を行うことを特徴とする請求項2〜5の何れか
    1項に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記学習手段は、ファジー推論の勾配法
    により学習を行うことを特徴とする請求項1〜6の何れ
    か1項に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 画像から複数の局所情報量を抽出する抽
    出手段と、 外部で学習されたフィルタの係数を登録する登録手段
    と、 上記登録手段により登録された係数により上記複数の局
    所情報量をもとにフィルタの係数を推論する推論手段
    と、 上記推論されたフィルタの係数を画像に適用するフィル
    タ手段とを備え、 撮影された画像に対して上記抽出手段を適用して複数の
    局所情報量を抽出し、抽出した局所情報量をもとに上記
    推論手段によりフィルタの係数を推論し、上記推論され
    たフィルタの係数により上記撮影された画像を上記フィ
    ルタ手段で処理するようにしたことを特徴とする画像処
    理装置。
  9. 【請求項9】 上記複数の局所情報量は、少なくともX
    線線量に相関を持つ局所情報量を含むことを特徴とする
    請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 上記複数の局所情報量は、少なくとも
    X線画像のエッジ情報に相関を持つ特徴量を含むことを
    特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 上記外部で学習されたフィルタの係数
    は、少なくとも同一被写体ごとまたは同一撮影条件ごと
    に記憶手段に登録されるようになされるとともに、 上記撮影された画像のフィルタの係数を推論する際は、
    少なくとも同一被写体または同一撮影条件の係数を上記
    記憶手段から読み出して上記推論手段に設定し、フィル
    タの係数の推論を行うことを特徴とする請求項8〜10
    の何れか1項に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 上記外部でのフィルタの係数の学習
    は、ファジー推論の勾配法により行われることを特徴と
    する請求項8〜11の何れか1項に記載の画像処理装
    置。
  13. 【請求項13】 非線形フィルタのパラメータを学習に
    より最適化して適用することにより画像のノイズを低減
    するための画像処理方法であって、 上記パラメータ決定のための特徴量として少なくとも画
    像の局所的なX線量に相関を持つ特徴量またはエッジ情
    報に相関を持つ特徴量を含む複数の局所情報量を学習用
    の画像から抽出し、フィルタの係数を学習するステップ
    と、 その後撮影された新規画像から上記複数の局所情報量を
    抽出し、抽出した新規画像の局所情報量をもとに上記学
    習された係数からフィルタの係数を推論し、上記推論さ
    れたフィルタの係数により上記新規画像をフィルタ処理
    するステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  14. 【請求項14】 非線形フィルタのパラメータを学習に
    より最適化して適用することにより画像のノイズを低減
    するための画像処理方法であって、 上記パラメータ決定のための特徴量として少なくとも画
    像の局所的なX線量に相関を持つ特徴量またはエッジ情
    報に相関を持つ特徴量を含む複数の局所情報量を、撮影
    された画像から抽出するステップと、 上記抽出した局所情報量をもとに、記憶手段に登録され
    ている学習済の係数からフィルタの係数を推論するステ
    ップと、 上記推論されたフィルタの係数により上記撮影された画
    像をフィルタ処理するステップとを含むことを特徴とす
    る画像処理方法。
  15. 【請求項15】 上記フィルタの係数の学習は、少なく
    とも同一被写体ごとまたは同一撮影条件ごとに行われ、
    撮影された画像のフィルタの係数を推論する際は、少な
    くとも同一被写体または同一撮影条件の係数を設定して
    行うことを特徴とする請求項13または14に記載の画
    像処理方法。
  16. 【請求項16】 X線画像の局所的なX線量に相関を持
    つ特徴量およびエッジ情報に相関を持つ特徴量の少なく
    とも一方を用いて決定されるパラメータに基づいてフィ
    ルタ処理を行うことを特徴とする非線形フィルタ。
  17. 【請求項17】 非線形フィルタのパラメータ決定のた
    めの特徴量として少なくとも画像の局所的なX線量に相
    関を持つ特徴量およびエッジ情報に相関を持つ特徴量の
    一方を含む複数の局所情報量を学習用の画像から抽出
    し、フィルタの係数を学習する手順と、 その後撮影された新規画像から上記複数の局所情報量を
    抽出し、抽出した新規画像の局所情報量をもとに上記学
    習された係数からフィルタの係数を推論する手順とをコ
    ンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 非線形フィルタのパラメータ決定のた
    めの特徴量として少なくとも画像の局所的なX線量に相
    関を持つ特徴量およびエッジ情報に相関を持つ特徴量の
    一方を含む複数の局所情報量を、撮影された画像から抽
    出する手順と、 上記抽出した局所情報量をもとに、記憶手段に登録され
    ている学習済の係数からフィルタの係数を推論する手順
    とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002536748A (ja) * 1999-02-05 2002-10-29 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド カラー映像処理方法及びその装置
JP2008506199A (ja) * 2004-07-08 2008-02-28 インテル・コーポレーション 表面モデルから抽出される基本フィーチャの組み合わせによる走査ビーム画像のシミュレーション
JP2010092461A (ja) * 2008-09-12 2010-04-22 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法
JP2020521262A (ja) * 2017-05-19 2020-07-16 レチンエイアイ メディカル アーゲー 画像中のノイズの低減

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