JP2010092227A - 文書作成支援装置、文書作成支援方法およびプログラム - Google Patents

文書作成支援装置、文書作成支援方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】契約書の作成段階において、改変された契約条件に係るリスクの認識、改変された契約条件が妥当であるか否かの意思決定、リスクに対する対応策の提示などの審査業務を支援する技術を提供する。
【解決手段】文書作成支援装置10は、雛形契約書データを条文毎に分割した雛形契約書分割データと、改変契約書データを条文毎に分割した改変契約書分割データとを生成する契約書分割部140と、雛形契約書分割データおよび改変契約書分割データに基づいて、両契約書の各条文の対応関係および対応関係にある条文同士の差異部分を示す対照データを生成する対照情報生成部150と、対照データに基づいて、雛形契約書の条文毎に規定された審査項目データのなかから差異部分に係る審査項目データを抽出する審査項目抽出部160と、対照データと抽出された審査項目データとに基づいて、出力データを生成する出力データ生成部170とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、文書作成支援装置、文書作成支援方法およびプログラムに関する。特に、本発明は、契約書に係る文書作成支援装置、文書作成支援方法およびプログラムに関する。
契約時の証拠として機能する契約書は非常に重要である。一般に、企業は、個々の契約に活用すべく、契約内容(例えば、物品購入、不動産売買)毎に、記載内容に問題のない審査済みの「雛型契約書」を予め用意している。雛形契約書を活用した契約書作成のフローは以下の通りである(例えば、A社、B社間の契約)。
作業1:A社は、雛型契約書に基づいて契約書を作成しB社に提案する。
作業2:B社は、A社作成の契約書の記載内容を確認し、同意できない部分の条項(契約条件)を変更してA社に再提案する。
作業3:A社は、B社作成の契約書の記載内容を確認し、同意できない部分の条項を変更してB社に再提案する。
以降、作業2、3を両社が合意できるまで繰り返して契約書を作成する。なお、A社は、作業3において、提出した契約書とB社作成の契約書とを比較し変更部分を確認する。また、B社は、2順目以降の作業3において、提出した契約書とA社作成の契約書とを比較し変更部分を確認する。
また、契約書作成に関し、種々の技術も考案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。特許文献1には、適切な契約書を契約内容に応じて簡便に作成するための技術が開示されている。具体的には、特許文献1には、契約文書を作成する際に、種々の契約内容(契約種別)毎に予め想定される全ての契約パターン(雛型契約書・自雛型条項)を用意し、取引に内在するリスクを回避するために契約文書に盛り込むべき事項をチェックリストとして表示して、自動的に条文の順序や引用条文を整合して、規定漏れや不備のない契約文書を作成するシステムが開示されている。
特許文献2には、上述の作業2、3の繰り返しフェーズ以外における契約書の変更を防止(つまり両社合意後における契約書の改変を防止)するための技術が開示されている。具体的には、契約締結のための手続きにおける不正な改ざんを防止するとともに、契約の交渉過程を確実に証明可能とし、契約業務を適切に支援する契約支援サービス方法および契約支援システムが開示されている。なお、特許文献2によれば、改ざん防止、および、交渉過程の証明は、契約書に署名をする際、署名の実施前と実施後の契約条項を示す情報を、実施日時と実施者とを特定可能な態様により記録することによって実現される。
特開2006−65421号公報 特開2002−123764号公報
しかしながら、実際は、何れか一方が提示した契約書を元に相手方と協議を行いつつ、相互に契約書の変更案を提示しながら契約条件を詰めていくことがほとんどである。従って、単に、自社にとって最善の契約条件に固執して交渉するのではなく、相手方の変更案はどのようなものであるかを把握し、相手方の変更案を検討する際の留意点に着目し、相手方の変更案を受け容れた場合に発生し得るリスクを認識する必要がある。
ところが、相手方の変更案を検討する際の全ての留意点に着目し、相手方の変更案を受け容れた場合に発生し得るリスクを的確に認識し、相手方の契約条件を受け容れるか否かを妥当に判断するためには、専門家(例えば契約主管)の経験や知識に頼るしかなく、担当者の教育、育成に多くの時間とコストが必要になるという問題がある。換言すれば、契約書の作成段階において、人材不足などに起因して、リスクの充分な認識、また、契約条件を受け容れるか否かの妥当な判断がなされない場合があるという問題がある。また、審査担当者が認識したリスクを現場担当者に指摘した後に、専門家(例えば契約主管)の見解を参考にして指摘されたリスクに対してどのような対策(例えば、状況に応じて契約書の変更案を提示、受け容れる旨の意思決定)が採られたか否かをきちんと把握(追跡)していない組織も存在するという問題点がある。換言すれば、相手方から変更された契約条件におけるリスクに対する対策に係る審査が不十分となり易いという問題がある。
なお、特許文献1に記載の技術は、一方の当事者による契約書の作成を支援するが、当事者双方での契約条件の変更が発生する場面を想定したものではない。即ち、特許文献1は、相手方から変更された契約条件に係るリスクの認識、相手方から変更された契約条件を受け容れるか否かの判断に関する技術を提供していない。同様に、相手方から変更された契約条件におけるリスクに対する対応策に係る審査に関する技術を提供していない。
また、特許文献2記載の技術は、契約締結後に契約書に改ざんの把握を支援するが、契約書作成時の契約条項の変更を想定したものではない。即ち、特許文献2は、相手方から変更された契約条件に係るリスクの認識、相手方から変更された契約条件を受け容れるか否かの判断に関する技術を提供していない。同様に、相手方から変更された契約条件におけるリスクに対する対応策に係る審査に関する技術を提供していない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、契約書の作成段階において、改変された契約条件に係るリスクの認識、改変された契約条件が妥当であるか否かの意思決定、リスクに対する対応策の提示などの審査業務を支援する技術を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明の一態様である文書作成支援装置は、契約書の雛形である雛形契約書データを条文毎に分割した雛形契約書分割データと、雛形契約書データから改変された改変契約書データを条文毎に分割した改変契約書分割データとを生成する契約書分割部と、契約書分割部によって生成された雛形契約書分割データおよび改変契約書分割データに基づいて、両契約書の各条文の対応関係および対応関係にある条文同士の差異部分を示す対照データを生成する対照情報生成部と、対照情報生成部によって生成された対照データに基づいて、改変契約書を審査するためのデータであって雛形契約書の条文毎に規定された審査項目データのなかから、差異部分に係る審査項目データを抽出する審査項目抽出部と、対照情報生成部によって生成された対照データと審査項目抽出部によって抽出された審査項目データである抽出審査項目データとに基づいて、改変契約書の作成者に出力する出力データを生成する出力データ生成部とを備えることを特徴とする。
上記文書作成支援装置において、契約書分割部は、予め定義した正規表現に従って、雛形契約書データおよび改変契約書データのそれぞれに属性タグを付与する属性タグ付与部と、予め定義した分割規則に従って、属性タグ付与部によって属性タグを付与された雛形契約書データおよび改変契約書データから、雛形契約書分割データおよび改変契約書分割データを生成する分割データ生成部とを備えてもよい。
上記文書作成支援装置において、対照情報生成部は、共通部分抽出部と対照データ生成部とを備え、共通部分抽出部は、改変契約書分割データの条文と雛形契約書分割データの条文との共通部分を抽出し、改変契約書分割データの条文毎に雛形契約書分割データの全条文うち共通部分が最多である1の条文を選択し、改変契約書分割データの条文と雛形契約書分割データの条文との対応関係を示す対応関係データおよび対応関係にある条文同士の共通部分を示す共通部分データを対照データ生成部に供給し、対照データ生成部は、改変契約書分割データ、改変契約書分割データ、対応関係データおよび共通部分データに基づいて、対照データを生成してもよい。
上記問題を解決するために、本発明の他の態様である文書作成支援方法は、契約書分割部が、契約書の雛形である雛形契約書データを条文毎に分割した雛形契約書分割データと、雛形契約書データから改変された改変契約書データを条文毎に分割した改変契約書分割データとを生成するデータ分割ステップと、対照情報生成部が、契約書分割部によって生成された雛形契約書分割データおよび改変契約書分割データに基づいて、両契約書の各条文の対応関係および対応関係にある条文同士の差異部分を示す対照データを生成する対照データ生成ステップと、審査項目抽出部が、対照情報生成部によって生成された対照データに基づいて、改変契約書を審査するためのデータであって雛形契約書の条文毎に規定された審査項目データのなかから、差異部分に係る審査項目データを抽出する審査項目データ抽出ステップと、出力データ生成部が、対照情報生成部によって生成された対照データと審査項目抽出部によって抽出された審査項目データである抽出審査項目データとに基づいて、改変契約書の作成者に出力する出力データを生成する出力データ生成ステップとを有することを特徴とする。
上記問題を解決するために、本発明の他の態様であるプログラムは、文書の作成を支援する文書作成支援装置のコンピュータに、契約書の雛形である雛形契約書データを条文毎に分割した雛形契約書分割データと、雛形契約書データから改変された改変契約書データを条文毎に分割した改変契約書分割データとを生成するデータ分割ステップと、契約書分割部によって生成された雛形契約書分割データおよび改変契約書分割データに基づいて、両契約書の各条文の対応関係および対応関係にある条文同士の差異部分を示す対照データを生成する対照データ生成ステップと、対照情報生成部によって生成された対照データに基づいて、改変契約書を審査するためのデータであって雛形契約書の条文毎に規定された審査項目データのなかから、差異部分に係る審査項目データを抽出する審査項目データ抽出ステップと、対照情報生成部によって生成された対照データと審査項目抽出部によって抽出された審査項目データである抽出審査項目データとに基づいて、改変契約書の作成者に出力する出力データを生成する出力データ生成ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、契約書の作成段階において、改変された契約条件に係るリスクを的確に認識し、改変された契約条件が妥当であるか否かを的確に判断でき、リスクに対する対応策に係る審査を充分に実施することができるようになる。特に、相手方から変更された契約条件に係るリスクを的確に認識し、相手方の契約条件を受け容れるか否かを妥当に判断し、相手方から変更された契約条件におけるリスクに対する対応策に係る審査を充分に実施することができるようになる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る文書作成支援装置10を含むシステムのシステム構成図である。文書作成支援装置10は、一般ユーザからの要求に基づいて、予め格納した雛型契約書と一般ユーザが作成した改変契約書とを各条文単位(章、条、項などの単位)に比較し、両者の差異部分と差異部分に係る審査項目とを各条文単位に一般ユーザに出力する文書作成支援機能を備える。なお、審査項目は、改変契約書を審査するために雛形契約書の条文毎に規定された項目である。
文書作成支援装置10は、図1(a)に示すように、ネットワーク2を介して管理者が使用する管理者端末20にからアクセスされる。また、文書作成支援装置10は、ネットワーク3を介して一般ユーザが使用するユーザ端末30からアクセスされる。ネットワーク2の一例は、LANであって、文書保護のため、例えば、VLAN(Virtual Local Area Network)などのセキュリティ機能を実装してもよい。ネットワーク3の一例は、インターネットであって、同様に、例えば、IPSec(Security Architecture for Internet Protocol)、SSL(Secure Socket Layer)/TLS(Transport Layer Security)などのセキュリティ機能を実装してもよい。
文書作成支援装置10は、例えば、DBMS(DataBase Management System)を実装するコンピュータ(サーバ)である。管理者端末20およびユーザ端末30は、パーソナルコンピュータ(クライアント)である。説明の便宜上、図1(a)には1つの管理者端末20を記載したが、管理者端末20は2以上であってもよい。同様に、ユーザ端末30は2以上であってもよい。
管理者端末20は、管理者から種々の情報の入力を受け付ける入力受付部21、管理者に対して種々の情報を出力する出力部22を備える。同様に、ユーザ端末30は、一般ユーザから種々の情報の入力を受け付ける入力受付部31、一般ユーザに対して種々の情報を出力する出力部32を備える。なお、入力受付部21および入力受付部31の一例は、キーボード、マウスである。また、出力部22および出力部32の一例は、ディスプレイである。
図2は、文書作成支援装置10のブロック図である。図3は、ユーザ情報記憶部100に記憶される情報の一例である。図4は、雛形契約書情報記憶部102に記憶される情報の一例である。図5は、改変契約書情報記憶部104に記憶される情報の一例である。図6は、審査項目情報記憶部106に記憶される情報の一例である。図7は、出力基礎情報記憶部108に記憶される情報の一例である。文書作成支援装置10は、図2に示すように、ユーザ情報記憶部100、雛形契約書情報記憶部102、改変契約書情報記憶部104、審査項目情報記憶部106、出力基礎情報記憶部108、ユーザ情報管理部110、雛形契約書情報管理部112、審査項目情報管理部116、ユーザインターフェース部120、改変契約書情報登録部130、契約書分割部140、対照情報生成部150、審査項目情報抽出部160および出力データ生成部170を備える。契約書分割部140は、属性タグ付与部142および分割データ生成部144を備える。対照情報生成部150は、共通部分抽出部152および対照データ生成部154を備える。
ユーザ情報記憶部100は、図3(a)に示すように、ユーザデータテーブルを有する。ユーザデータテーブルは、ユーザに係るデータであるユーザデータを記憶するためのテーブルである。図3(b)に示す例において、ユーザデータは、ユーザID、ユーザ名、部署および権限の各データである。なお、ユーザデータのうちユーザIDが候補キーである。
雛形契約書情報記憶部102は、図4(a)に示すように、雛形契約書データテーブルおよび雛形契約書分割テーブルを有する。雛形契約書データテーブルは、雛形契約書のデータである雛形契約書データを記憶するためのテーブルである。図4(b)に示す例において、雛形契約書データは、文書ID、登録ユーザ、雛形契約書名および本文の各データである。なお、雛形契約書データのうち文書IDが候補キーである。また、本文のデータ(以下、「本文データ」という)は、雛形契約書の章タイトル、章番号、条タイトル、条番号、項番号および条文(規定内容)に係る文字データなどから構成されている。例えば、図4(a)において、文書ID「0001」に対応付けられた本文データ「第1条 (目的) 甲は、別紙記載の業務(以下「本業務」という。)を乙に…」は、条番号に係る文字データ「第1条」、条タイトルに係る文字データ「(目的)」および条文に係る文字データ「甲は、別紙記載の業務(以下「本業務」という。)を乙に…」から構成されている。また、登録ユーザは雛形契約書を記憶したユーザのユーザIDである。
雛形契約書分割データテーブルは、雛形契約書データを条文毎に分割した雛形契約書分割データを記憶するためのテーブルである。図4(c)に示す例において、雛形契約分割データは、雛形契約書名、条タイトル、条番号、項番号、号番号および条文の各データである。なお、雛形契約書分割データのうち雛形契約書名、条番号、項番号および号番号が候補キーである。
改変契約書情報記憶部104は、図5(a)に示すように、改変契約書データテーブルおよび改変契約書分割テーブルを有する。改変契約書データテーブルは、改変契約書のデータである改変契約書データを記憶するためのテーブルである。図5(b)に示す例において、改変契約書データは、文書ID、登録ユーザ、雛形契約書IDおよび本文の各データである。なお、改変契約書データのうち文書IDが候補キーである。また、本文データは、雛形契約書データと同様、改変契約書の章タイトル、章番号、条タイトル、条番号、項番号および条文(規定内容)に係る文字データなどから構成されている。また、雛形契約書IDは改変の元とした雛形契約書の文書IDである。
改変契約書分割データテーブルは、改変契約書データを条文毎に分割した改変契約書分割データを記憶するためのテーブルである。図5(c)に示す例において、改変契約書分割データは、条タイトル、条番号、項番号、号番号および条文の各データである。なお、改変契約書分割データのうち条番号、項番号および号番号が候補キーである。なお、改変契約書情報記憶部104は、改変契約書毎に改変契約書分割データテーブルを有する。
審査項目情報記憶部106は、図6(a)に示すように、審査項目データテーブルを有する。審査項目データテーブルは、審査項目に係る各データ(以下、「審査項目データ」という)を記憶するためのテーブルである。図6(a)に示す例において、審査項目データは、条タイトル、条番号、趣旨、チェックポイント、変更によって生じるリスクおよびリスクを回避する方法の各データである。なお、審査項目データのうち条番号が候補キーである。なお、審査項目情報記憶部106は、雛形契約書毎に審査項目データテーブルを有する。
出力基礎情報記憶部108は、図7(a)に示すように、対照データテーブルおよび抽出審査項目データテーブルを有する。対照データテーブルは、雛形契約書および改変契約書の各条文の対応関係および対応関係にある条文同士の差異部分を示す対照データを記憶するためのテーブルである。図7(b)に示す例において、対照データは、改変契約書に係る条タイトル、条番号、項番号および号番号の各データ、並びに、雛形契約書に係る条タイトル、条番号、項番号および号番号の各データである。なお、対照データのうち改変契約書に係る条番号、項番号および号番号が候補キーである。
抽出審査項目データテーブルは、抽出された審査項目データである抽出審査項目データを記憶するためのテーブルである。抽出審査項目データは、図7(c)に示すように、条タイトル、条番号、趣旨、チェックポイント、変更によって生じるリスクおよびリスクを回避する方法の各データである。なお、抽出審査項目データのうち条番号が候補キーである。なお、出力基礎情報記憶部108は、改変契約書毎に抽出審査項目データテーブルを有する。
続いて、文書作成支援装置10の備える文書作成支援機能を実行する主なプロセスと各プロセスにおけるデータの流れに関して説明する。図8は、文書作成支援装置10の主なプロセスにおける各種データの流れを示すDFD(Data Flow Diagram)である。具体的には、図8に示すDFDは、ネットワーク2を介して一般ユーザが使用するユーザ端末30から改変契約書データを受信してから、当該ユーザ端末30に出力するべき出力データを生成するまでの各プロセスにおける各種データの流れを示す。
文書作成支援装置10は、図8に示すように、改変契約書データを受信してから出力データを生成するまでに、データ分割プロセス、対照データ生成プロセス、審査項目データ抽出プロセスおよび出力データ生成プロセスを実行する。
データ分割プロセスは、雛形契約書情報記憶部102(雛形契約書データテーブル)の雛形契約書データを入力し、雛形契約書データを章タイトル、章番号、条タイトル、条番号、項番号および条文(規定内容)などの単位毎に分割し、分割後の雛形契約書分割データを雛形契約書情報記憶部102(雛形契約書分割データテーブル)に出力(記憶)するとともに、改変契約書情報記憶部104(改変契約書データテーブル)の改変契約書データを入力し、改変契約書データを章タイトル、章番号、条タイトル、条番号、項番号および条文(規定内容)などの単位毎に分割し、分割後の改変契約書分割データを改変契約書情報記憶部104(改変契約書分割データテーブル)に出力(記憶)する処理である。なお、データ分割プロセスは、契約書分割部140(属性タグ付与部142および分割データ生成部144)によって実行されるが、詳細は後述する。
対照データ生成プロセスは、雛形契約書情報記憶部102(雛形契約書分割データテーブル)の雛形契約書分割データおよび改変契約書情報記憶部104(改変契約書分割データテーブル)の改変契約書分割データを入力し、改変契約書の条文と雛形契約書の条文との対応関係、および、対応関係にある条文同士の差異部分を示す対照データを生成し、生成した対照データを出力基礎情報記憶部108(対照データテーブル)に出力(記憶)する処理である。なお、対照データ生成プロセスは、対照情報生成部150(共通部分抽出部152および対照データ生成部154)によって実行されるが、詳細は後述する。
審査項目データ抽出プロセスは、出力基礎情報記憶部108(対照データテーブル)の対照データおよび審査項目情報記憶部106(審査項目データテーブル)の審査項目データを入力し、対照データに関わる審査項目を審査項目データから抽出し、抽出後の抽出審査項目データを出力基礎情報記憶部108(抽出審査項目データテーブル)に出力(記憶)する処理である。なお、審査項目データ抽出プロセスは、審査項目情報抽出部160によって実行されるが、詳細は後述する。
出力データ生成プロセスは、出力基礎情報記憶部108(対照データテーブルおよび抽出審査項目データテーブル)の対照データおよび抽出審査項目データを入力し、出力データを生成する処理である。なお、出力データ生成プロセスは、出力データ生成部170によって実行されるが、詳細は後述する。
続いて、ユーザ情報管理部110、雛形契約書情報管理部112、審査項目情報管理部116、ユーザインターフェース部120、改変契約書情報登録部130、契約書分割部140(属性タグ付与部142および分割データ生成部144)、対照情報生成部150(共通部分抽出部152および対照データ生成部154)、審査項目情報抽出部160および出力データ生成部170の機能を説明する。図9および図10は、出力画面の一例である。図11は、属性タグ付与部142および分割データ生成部144の動作を説明するための説明図である。
ユーザ情報管理部110は、ネットワーク3を介して管理者(例えばシステム担当管理者)が使用する管理者端末20からユーザデータの追加、更新および削除の入力を受信する。ユーザ情報管理部110は、ユーザデータの追加の入力を受信した場合には当該入力に基づいてユーザ情報記憶部100(ユーザデータテーブル)に新規レコードを追加し、ユーザデータの更新の入力を受信した場合には当該入力に基づいてユーザ情報記憶部100(ユーザデータテーブル)の既存レコードを更新し、ユーザ情報の削除の入力を受信した場合には当該入力に基づいてユーザ情報記憶部100(ユーザデータテーブル)の既存レコードを削除する。
雛形契約書情報管理部112は、ネットワーク3を介して管理者(例えば契約審査担当者)が使用する管理者端末20から雛形契約書の追加、更新および削除の入力を受け付ける。雛形契約書情報管理部112は、雛形契約書の追加の入力を受け付けた場合には当該入力に基づいて雛形契約書情報記憶部102(雛形契約書データテーブル)に新規レコードを追加し、雛形契約書の更新の入力を受け付けた場合には当該入力に基づいて雛形契約書情報記憶部102(雛形契約書データテーブル)の既存レコードを更新し、雛形契約書の削除の入力を受け付けた場合には当該入力に基づいて雛形契約書情報記憶部102(雛形契約書データテーブル)の既存レコードを削除する。
審査項目情報管理部116は、ネットワーク3を介して管理者(例えば契約審査担当者)が使用する管理者端末20から審査項目の追加、更新および削除の入力を受け付ける。審査項目情報管理部116は、審査項目の追加の入力を受け付けた場合には当該入力に基づいて審査項目情報記憶部106(審査項目データテーブル)に新規レコードを追加し、審査項目の更新の入力を受け付けた場合には当該入力に基づいて審査項目情報記憶部106(審査項目データテーブル)の既存レコードを更新し、審査項目の削除の入力を受け付けた場合には当該入力に基づいて審査項目情報記憶部106(審査項目データテーブル)の既存レコードを削除する。
ユーザインターフェース部120は、ネットワーク2を介して一般ユーザ(例えば営業担当者)が使用するユーザ端末30から改変契約書データを受信する。ユーザインターフェース部120は、改変契約書データを受信した場合には、ユーザ情報記憶部100(ユーザデータテーブル)のユーザデータを参照し、文書作成支援装置10を使用する権限があるか否かを判断する。ユーザインターフェース部120は、文書作成支援装置10を使用する権限があると判断した場合には、改変契約書情報登録部130に当該改変契約書データを供給する。
なお、一般ユーザは、ユーザ端末30の表示部32に表示された出力画面(例えば図9に示す出力画面300)を介して、改変契約書データを文書作成支援装置10に送信する。例えば、一般ユーザは、出力画面300の入力欄「改変契約書データ登録」に改変契約書データを入力するか、選択欄「雛形契約書データの選択」にて改変契約書の元となった標準契約書の契約内容を表す雛形契約書名を選択し、ボタン「登録」を押下することによって、改変契約書データを文書作成支援装置10に送信する。
また、ユーザインターフェース部120は、出力データ生成部170から出力データを取得する。ユーザインターフェース部120は、出力データを取得した場合には、ネットワーク3を介して送信元のユーザ端末30に出力データを送信する。
なお、文書作成支援装置10(ユーザインターフェース部120)から出力データを受信した送信元のユーザ端末30は、出力部32の出力画面に出力データを出力する。なお、出力画面301は、図10に示すように、改変契約書の条文と雛形契約書の条文との対応関係を示すとともに対応関係にある条文同士の差異部分を強調して示している。具体的には、改変契約書の第2条第1項の条文と雛形契約書の第3条第1項の条文が対応関係にあって、改変契約書の第2条第1項の条文中の文字「4」「う」と雛形契約書の第3条第1項の条文中の文字「3」「わない」が差異部分である旨を太い文字により強調して示している(丸を付した部分)。差異部分を強調表示する方法はこれに限定されない。例えば、文字の大きさ、文字の色、文字のフォント、文字(文字領域)への網掛け/塗り潰し、下線などの目印の付加によって差異部分を強調表示してもよい。
改変契約書情報登録部130は、ユーザインターフェース部120から改変契約書データを取得する。ユーザ情報管理部110は、改変契約書データを取得した場合には、改変契約書データを改変契約書情報記憶部104(改変契約書データテーブル)に出力(記憶)する。また、改変契約書情報登録部130は、改変契約書データを出力した旨を示す情報を属性タグ付与部142に通知する。
属性タグ付与部142は、改変契約書情報登録部130から改変契約書データを出力した旨を示す情報を取得する。属性タグ付与部142は、改変契約書データを出力した旨を示す情報を取得した場合には、雛形契約書情報記憶部102(雛形契約書データテーブル)から雛形契約書データを取得して雛形契約書データに属性タグを付与し、改変契約書情報記憶部104(改変契約書データテーブル)から改変契約書データを取得して改変契約書データに属性タグを付与する。
雛形契約書データおよび改変契約書データに属性タグを付与した属性タグ付与部142は、属性タグを付与した雛形契約書データ(以下、「属性タグ付き雛形契約書データ」という。)、および、属性タグを付与した改変契約書データ(以下、「属性タグ付き改変契約書データ」という。)を分割データ生成部144に供給する。
以下、属性タグ付与部142による属性タグの付与に関して詳細に説明する。属性タグ付与部142は、予め定義した正規表現に従って、雛形契約書データに属性タグを付与する。より詳細には、属性タグ付与部142は、雛形契約書データの本文データから、正規表現に合致する章番号、条タイトル、条番号、項番号などを抽出し、属性タグを付与した本文データを出力する。改変契約書データについても同様である。
例えば、あるデータ「第6条(瑕疵担保責任)」に条番号、条タイトルの属性タグを付与する場合、属性タグ付与部142は、正規表現 [^"第" \d "条" "(" .+ ")"]に合致する文字列のうち、”第”\d”条”に合致する部分に<ZYOU_NUM>を”(”.+”)”に合致する部分に<ZYOU_TITLE>を付与し、属性タグ付きのデータ「<ZYOU_NUM>第6条</ZYOU_NUM><ZYOU_TITLE>(瑕疵担保責任)</ZYOU_TITLE>」を出力する。
即ち、属性タグの付与に関する規則の一例は以下の通りである。
規則1:文頭にあり、括弧でくくられた文字列は条項のタイトルを表すため<TITLE>タグを付与する。
規則2:文頭にあり、「第」と「条」で挟まれた数字は条番号を表すため<ZYOU_NUM>タグを付与する。
規則3:文頭にある数字で、後ろに空白の続くものは項番号を現すため<KOU_NUM>タグを付与する。
規則4:文中にある、「前項」「第○条」「第○条○項」「第○条○」は他の条項の参照を表すため<REFER>タグを付与する。
規則5:文中にある、「○○法」は他情報の参照を表すため<REFER>タグを付与する。
以上から、属性タグ付与部142は、例えば、図11(a)に示す雛形契約書データ(本文)から、図11(b)に示す属性タグ付き雛形契約書データを出力する。
分割データ生成部144は、属性タグ付与部142から属性タグ付き雛形契約書データおよび属性タグ付き改変契約書データを取得する。分割データ生成部144は、属性タグ付与部142から属性タグ付き雛形契約書データおよび属性タグ付き改変契約書データを取得した場合には、属性タグ付き雛形契約書データに付されている属性タグに基づいて雛形契約書分割データを生成し、属性タグ付き改変契約書データに付されている属性タグに基づいて改変契約書分割データを生成する。
分割データ生成部144は、生成した雛形契約書分割データを雛形契約書情報記憶部102(雛形契約書データテーブル)に出力(記憶)し、生成した改変契約書分割データを改変契約書情報記憶部104(改変契約書データテーブル)に出力(記憶)する。雛形契約書分割データおよび改変契約書分割データを出力した分割データ生成部144は、雛形契約書分割データおよび改変契約書分割データを出力した旨を示す情報を共通部分抽出部152に通知する。
以下、分割データ生成部144による分割に関して詳細に説明する。分割データ生成部144は、予め定義した分割規則に従って、属性タグ付き雛形契約書データを章タイトル、章番号、条タイトル、条番号、項番号および条文(規定内容)などの単位に分割し、雛形契約書分割データとして雛形契約書情報記憶部102(雛形契約書分割データテーブル)に出力する。なお、分割規則は、属性タグ付き雛形契約書データに付されている属性タグの種類と分割の方法とを対応付けて規定したものである。属性タグ付き改変契約書データについても同様である。
例えば、属性タグ付き雛形契約書データ「<ZYOU_NUM>第6条</ZYOU_NUM><ZYOU_TITLE>(瑕疵担保責任)</ZYOU_TITLE>」から条番号と条タイトルを抽出し、雛形契約書情報記憶部102(雛形契約書分割データテーブル)に出力する場合、分割データ生成部144は、<ZYOU_NUM>タグではさまれた文字列「第6条」のうち数字以外の文字列を削除した文字列「6」を雛形契約書分割データテーブルの項目「条番号」に出力し、<ZYOU_TITLE>タグではさまれた文字列「(瑕疵担保責任)」のうち括弧を削除した文字列「瑕疵担保責任」を雛形契約書分割データテーブルの項目「条タイトル」に出力する。
また、図11(c)は、図11(b)に示す属性タグ付き雛形契約書データから出力される雛形契約書分割データ(条番号、項番号、号番号、条文)である。図11(c)の例の場合、分割データ生成部144は、<ZYOU_TITLE>タグではさまれた文字列「(給付完了)」のうち括弧を削除した文字列「給付完了」を雛形契約書分割データテーブルの項目「条タイトル」に出力し、<ZYOU_NUM>タグではさまれた文字列「第7条」のうち数字以外の文字列を削除した文字列「7」を雛形契約書分割データテーブルの項目「条番号」に出力し、<KOU_NUM>タグではさまれた文字列「2」のうち数字以外の文字列を削除した文字列「2」を雛形契約書分割データテーブルの項目「項番号」に出力し、</ZYOU_NUM >タグと<KOU_NUM>タグではさまれた文字列「甲は、納入物が<REFER>第5条</REFER>の検査等に合格した場合、…」、</ZYOU_NUM>タグと<TITLE>タグではさまれた文字列、または、</KOU_NUM>タグと<TITLE>タグではさまれた文字列「<REFER> 前項</REFER>の規定にかかわらず、本契約において納入物を納入する旨…」を雛形契約書分割データテーブルの項目「条文」に出力する。また、分割データ生成部144は、項目「項番号」に文字列「2」を出力するときは、項目「項番号」に文字列「1」を自動出力する。また、<REFER>タグは、雛形契約書分割データテーブルの項目「条文」に残したままにする。
共通部分抽出部152は、分割データ生成部144から雛形契約書分割データおよび改変契約書分割データを出力した旨を示す情報を取得する。共通部分抽出部152は、雛形契約書分割データおよび改変契約書分割データを出力した旨を示す情報を取得した場合には、雛形契約書記憶部102から雛形契約書分割データを取得し、改変契約書情報記憶部104から改変契約書分割データを取得し、改変契約書分割データの条文と雛形契約書分割データの条文とを比較し共通部分(共通する文字)を抽出する。共通部分を抽出した共通部分抽出部152は、改変契約書分割データの条文毎に、雛形契約書分割データの全条文うち共通部分が最多(共通する文字数が最多)である1つの条文を選択する。
改変契約書分割データの条文毎に雛形契約書分割データの1つの条文を選択した共通部分抽出部152は、改変契約書分割データ、改変契約書分割データ、改変契約書分割データの条文と雛形契約書分割データの条文との対応関係を示す対応関係データおよび対応関係にある条文同士の共通部分を示す共通部分データを対照データ生成部154に供給する。
以下、共通部分抽出部152による共通部分の抽出に関して説明する。例えば、改変契約書分割データの条文a「甲は乙に対して、第4条5項に定める損害賠償責任を負うものとする。」、雛型契約書分割データの条文A「甲は乙に対して、第3条5項に定める損害賠償責任を負わないものとする。」、雛型契約書分割データの条文B「本契約書で用いる用語は以下の通り定義する。」がある場合、共通部分抽出部152は、条文aと条文Aの共通部分として、文字の並び順を維持し一致する文字「「甲」「は」「乙」「に」「対」「し」「て」「、」「第」「条」「5」「項」「に」「定」「め」「る」「損」「害」「賠」「償」「責」「任」「を」「負」「も」「の」「と」「す」「る」「。」」を抽出する。同様に、共通部分抽出部152は、条文aと条文Bの共通部分の文字「「は」「す」「る。」」を抽出する。次に、共通部分抽出部152は、条文aと条文Aの共通部分(文字数「30」)と、条文aと条文Bの共通部分(文字数「3」)を比較し、条文aと共通部分が最多である条文Aを選択する。
なお、ある改変契約書分割データの条文と共通部分が最多である雛形契約書分割データの条文が複数である場合には、条文毎の類似度を算出し、類似度を表す値が最大である雛形契約書分割データの条文を選択する。類似度は改変契約書分割データの条文と雛形契約書分割データの条文からそれぞれ抽出した単語ベクトルの余弦値を採用する方法や、改変契約書分割データの条文と雛形契約書分割データの共通部分の文字数÷雛形契約書分割データの条文の文字数×100(単位%)で算出する値を採用するなどの方法がある。後者の場合、例えば、条文aと条文Aの類似度は、約88.2%(条文aと条文Aの共通部分の文字数「30」÷条文Aの文字数「34」×100)である。
また、改変契約書分割データの条文毎に雛形契約書分割データの1つの条文を選択するのではなく、改変契約書分割データの条文毎に雛形契約書分割データの複数の条文を選択するようにしてもよい。即ち、改変契約書分割データの条文と雛形契約書分割データの条文とを1対1に対応付けるのではなく、1:n(n≧2)に対応付けるようにしてもよい。なお、改変契約書分割データの条文と雛形契約書分割データの条文とを1:n(n≧2)に対応付ける場合、改変契約書分割データの条文と雛形契約書分割データの共通部分の文字数÷改変契約書分割データの条文の文字数×100(単位%)にて算出される類似度の値が所定の閾値以上である雛形契約書分割データの条文を全て選択してもよい。なお、所定の閾値が80%である場合、上述の改変契約書分割データの条文aと上述の雛型契約書分割データの条文Aの類似度は約93.8%(条文aと条文Aの共通部分の文字数「30」÷条文aの文字数「32」×100)であるため、条文Aは条文aに対応する条文として選択される。
続いて、共通部分抽出部152による対照データ生成部154への対応関係データおよび共通部分データの供給に関して説明する。例えば、改変契約書分割データの条文aに対応する雛型契約書分割データの条文として条文Aを選択し、改変契約書分割データの条文bに対応する雛型契約書分割データの条文として条文Bを選択した場合、例えば、共通部分抽出部152は、対応関係データとして、条文aを特定する条番号、項番号、号番号と条文Aを特定する雛形契約書名、条番号、項番号、号番号の組と条文bを特定する条番号、項番号、号番号と条文Bを特定する雛形契約書名、条番号、項番号、号番号の組とを対照データ生成部154へ供給し、共通部分データとして、条文aと条文Aの共通部分の文字、条文bと条文Bの共通部分の文字を対照データ生成部154へ供給する。
対照データ生成部154は、共通部分抽出部152から改変契約書分割データ、改変契約書分割データ、対応関係データおよび共通部分データを取得する。対照データ生成部154は、共通部分抽出部152から改変契約書分割データ、改変契約書分割データ、対応関係データおよび共通部分データを取得した場合、改変契約書分割データ、改変契約書分割データ、対応関係データおよび共通部分データに基づいて対照データを生成する。なお、対照データ生成部154は、共通部分抽出部152から取得した共通部分データを参照し、共通部分に該当しない部分を差異部分として特定する。なお、図7(b)に示す対照データは、改変契約書の条文と雛形契約書の条文との対応関係および対応関係にある条文同士の差異部分(<CHANGEE>タグではさまれた文字列)を示している。
対照データ生成部154は、生成した対照データを出力基礎情報記憶部108(対照データテーブル)に出力(記憶)する。対照データを出力した対照データ生成部154は、対照データを出力した旨を示す情報を審査項目情報抽出部160に通知する。
審査項目情報抽出部160は、対照データ生成部154から対照データを出力した旨を示す情報を取得する。審査項目情報抽出部160は、対照データ生成部154から対照データを出力した旨を示す情報を取得した場合には、出力基礎情報記憶部108から対照データを取得し、審査項目情報記憶部106から審査項目データを取得し、審査項目データの全項目のうち対照データに関わる項目を抽出して抽出審査項目データを生成する。
審査項目情報抽出部160は、生成した抽出審査項目データを出力基礎情報記憶部108(抽出審査項目データテーブル)に記憶する。抽出審査項目データを出力した審査項目情報抽出部160は、抽出審査項目データを出力した旨を示す情報を出力データ生成部170に通知する。
出力データ生成部170は、審査項目情報抽出部160から抽出審査項目データを出力した旨を示す情報を取得する。出力データ生成部170は、抽出審査項目データを出力した旨を示す情報を取得した場合には、出力基礎情報記憶部108から対照データを取得し、出力基礎情報記憶部108から抽出審査項目データを取得し、出力データを生成する。出力データ生成部170は、生成した出力データをユーザインターフェース部120に供給する。
なお、出力データ生成部170によって生成される出力データにおいて差異部分は強調して表示される。一例として、例えば、差異部分である<CHANGEE>タグではさまれた文字列を太い文字で表示させる場合、出力データ生成部170は、<CHANGEE>タグをユーザ端末30において当該文字列を太い文字で表示させるためのタグ(例えば、<span style=“color : red; font-weight:bold”>)に変換した出力データを生成する。
図12は、文書作成支援装置10の動作を示すフローチャートである。図12に示すフローチャートは、ユーザインターフェース部120がネットワーク2を介して一般ユーザが使用するユーザ端末30から改変契約書データを受信することにより開始する。なお、本フローチャートの開始時において、雛形契約書情報記憶部102には雛形契約書データが記憶され、査項目情報記憶部106には審査項目データが記憶されているものとする。
改変契約書データを受信したユーザインターフェース部120は、ユーザ情報記憶部100内のユーザデータを参照し、文書作成支援装置10を使用する権限があるか否かを判断する(ステップS100)。ユーザインターフェース部120は、文書作成支援装置10を使用する権限があると判断した場合には(ステップS100:Yes)、改変契約書情報登録部130に当該改変契約書データを供給する。
ユーザインターフェース部120から改変契約書データを取得した改変契約書情報登録部130は、改変契約書情報記憶部104(改変契約書データテーブル)に出力(記憶)する(ステップS102)。改変契約書情報登録部130は、改変契約書データを出力した旨を示す情報を属性タグ付与部142に通知する。
改変契約書情報登録部130から改変契約書データを出力した旨を示す情報を取得した属性タグ付与部142は、雛形契約書情報記憶部102から雛形契約書データを取得して雛形契約書データに属性タグを付与し(ステップS104)、改変契約書情報記憶部104から改変契約書データを取得して改変契約書データに属性タグを付与する(ステップS106)。属性タグ付与部142は、属性タグ付き雛形契約書データおよび属性タグ付き改変契約書データを分割データ生成部144に供給する。
属性タグ付与部142から属性タグ付き雛形契約書データおよび属性タグ付き改変契約書データを取得した分割データ生成部144は、雛形契約書データに付されている属性タグに基づいて雛形契約書分割データを生成する(ステップS108)。分割データ生成部144は、生成した雛形契約書分割データを雛形契約書情報記憶部102(雛形契約書分割データテーブル)に出力(記憶)する。また、分割データ生成部144は、改変契約書データに付されている属性タグに基づいて改変契約書分割データを生成する(ステップS110)。分割データ生成部144は、生成した改変契約書分割データを改変契約書情報記憶部104(改変契約書分割データテーブル)に出力(記憶)する。雛形契約書分割データおよび改変契約書分割データを出力した分割データ生成部144は、雛形契約書分割データおよび改変契約書分割データを出力した旨を示す情報を共通部分抽出部152に通知する。
分割データ生成部144から雛形契約書分割データおよび改変契約書分割データを出力した旨を示す情報を取得した共通部分抽出部152は、雛形契約書記憶部102から雛形契約書分割データを取得し、改変契約書情報記憶部104から改変契約書分割データを取得し、改変契約書分割データの条文と雛形契約書分割データの条文とを比較し共通部分(共通する文字)を抽出する(ステップS112)。
共通部分を抽出した共通部分抽出部152は、改変契約書分割データの条文毎に、雛形契約書分割データの全条文うち共通部分が最多(共通する文字数が最多)である1つの条文を選択する(ステップS114)。改変契約書分割データの条文毎に雛形契約書分割データの1つの条文を選択した共通部分抽出部152は、改変契約書分割データ、改変契約書分割データ、対応関係データおよび共通部分データを対照データ生成部154に供給する。
共通部分抽出部152から改変契約書分割データ、改変契約書分割データ、対応関係データおよび共通部分データを取得した対照データ生成部154は、改変契約書分割データ、改変契約書分割データ、対応関係データおよび共通部分データに基づいて、対照データを生成する(ステップS116)。対照データ生成部154は、生成した対照データを出力基礎情報記憶部108(対照データテーブル)に出力(記憶)する。対照データを出力基礎情報記憶部108に出力した対照データ生成部154は、対照データを出力した旨を示す情報を審査項目情報抽出部160に通知する。
対照データ生成部154から対照データを出力した旨を示す情報を取得した審査項目情報抽出部160は、出力基礎情報記憶部108から対照データを取得し、審査項目情報記憶部106から審査項目データを取得し、審査項目データの全項目のうち対照データに関わる項目を抽出して抽出審査項目データを生成する(ステップS118)。審査項目情報抽出部160は、生成した抽出審査項目データを出力基礎情報記憶部108(抽出審査項目データテーブル)に記憶する。審査項目情報抽出部160は、抽出審査項目データを出力した旨を示す情報を出力データ生成部170に通知する。
審査項目情報抽出部160から抽出審査項目データを出力した旨を示す情報を取得した出力データ生成部170は、出力基礎情報記憶部108から対照データを取得し、出力基礎情報記憶部108から抽出審査項目データを取得し、出力データを生成する(ステップS120)。出力データ生成部170は、生成した出力データをユーザインターフェース部120に供給する。
出力データ生成部170から出力データを取得したユーザインターフェース部120は、ネットワーク3を介して送信元のユーザ端末30に出力データを送信する(ステップS122)。そして本フローチャートは終了する。
一方、ユーザインターフェース部120は、文書作成支援装置10を使用する権限があると判断した場合には(ステップS100:Yes)、ステップS102以降を飛ばして本フローチャートは終了する。
図13および図15は、出力画面の一例である。図14は、出力画面の一部である。文書作成支援装置10は、差異部分に加え、例えば、図13に示すように、変更条項または重要情報を強調表示した出力画面301を送信元のユーザ端末30に送信してもよい。なお、図13に示す出力画面301において、破線枠内に太文字で表示した条項が変更情報である。なお、重要条項を強調表示させる場合、例えば、雛形契約書データとして重要条項である旨を示すデータを追加し、重要条項である旨を示すデータである条項については差異部分がなくても対照データに含まれるようにすればよい。
また、文書作成支援装置10は、図14に示すように、チェックポイント欄のチェック内容に応じて更に詳細な情報が表示される出力画面301を送信元のユーザ端末30に送信してもよい。なお、図14(b)は、図14(a)に示すチェックポイント「瑕疵担保責任期間が明記されていますか」に係るラジオボタン「No」にチェックした場合の表示例である。具体的には、チェックポイントに「No」と回答した場合、「想定されるリスク」「アクションプラン」および「アクションプランの詳細説明(アクションプラン内のリンクをクリック)」の表示欄、並びに、コメントの入力欄「想定されるリスクに対するプロジェクトの見解」が画面に表示される例である。なお、チェックポイント欄のチェック内容に応じて更に詳細な情報が表示させる場合、予め審査項目データとして詳細な情報のデータを追加し、チェックポイントに「No」と回答した場合に、通信を伴わずに、抽出審査項目データに詳細な情報が表示されるようにしてもよい。
また、文書作成支援装置10は、図15に示すように、チェックポイント欄への自身のチェックの結果を確認するための出力画面302を送信元のユーザ端末30に送信してもよい。なお、文書作成支援装置10は、出力画面301に出力する出力データとともに、出力画面302に出力する出力データをユーザ端末30に送信してもよいし、出力画面301に出力する出力データとは別に、ユーザ端末30からの要求に応じて出力画面302に出力する出力データをユーザ端末30に送信してもよい。なお、図15に示す出力画面において、「未回答」は、チェックポイントが未回答である旨を示す。また、文書作成支援装置10は、チェック結果に異常がない場合にチェック結果の印刷イメージを確認するための出力画面(非図示)をユーザ端末30に送信してもよい。
以上、上記実施形態によれば、ユーザが改変契約書データを登録することによって、改変契約書の変契約書に対する変更部分が表示されるため、改変契約書の注目すべき条項を迅速かつ容易に把握することができるようになる。また、改変された条項毎に審査に必要な情報が提示されるため、知識の少ないユーザであっても審査作業を簡便に行うことができるようになる。即ち、契約書の作成段階において、改変された契約条件に係るリスクを的確に認識し、改変された契約条件が妥当であるか否かを的確に判断でき、リスクに対する対応策に係る審査を充分に実施することができるようになる。特に、相手方から変更された契約条件に係るリスクを的確に認識し、相手方の契約条件を受け容れるか否かを妥当に判断し、相手方から変更された契約条件におけるリスクに対する対応策に係る審査を充分に実施することができるようになる。
なお、上記実施形態では、契約書分割部140が改変契約書データの受信後に改変契約書分割データを生成する例を説明したが、契約書分割部140は改変契約書データの受信と無関係に予め改変契約書分割データを生成するようにしてもよい。例えば、契約書分割部140は、雛形契約書情報管理部112によって雛形契約書データが変更(追加、更新および削除)されたときに改変契約書分割データを生成してもよい。以下、雛形契約書データが変更(追加、更新および削除)されたときに改変契約書分割データを生成する場合の動作について補足説明する。
図16は、文書作成支援装置10の動作を示すフローチャートである。図16(a)に示すフローチャートは、雛形契約書情報管理部112が雛形契約書データを変更(追加、更新および削除)することにより開始する。なお、図16(a)において図12と同一の符号は同一の処理を示す。
図16(a)において、雛形契約書データを変更した雛形契約書情報管理部112は、雛形契約書データを変更した旨を示す情報を属性タグ付与部142に通知する。雛形契約書情報管理部112から雛形契約書データを変更した旨を示す情報を取得した属性タグ付与部142は、雛形契約書情報記憶部102から変更後の雛形契約書データを取得して雛形契約書データに属性タグを付与する(ステップS104)。属性タグ付与部142は、属性タグ付き雛形契約書データを分割データ生成部144に供給する。属性タグ付与部142から属性タグ付き雛形契約書データを取得した分割データ生成部144は、雛形契約書データに付されている属性タグに基づいて雛形契約書分割データを生成する(ステップS108)。分割データ生成部144は、生成した雛形契約書分割データを雛形契約書情報記憶部102(雛形契約書分割データテーブル)に出力(記憶)する。そして本フローチャートは終了する。
なお、図16(b)に示すフローチャートは、雛形契約書データが変更されたときに改変契約書分割データを生成する場合において、契約書分割部140が改変契約書データを受信したときの動作である。なお、図16(b)において図12と同一の符号は同一の処理であるので簡単に説明する。雛形契約書データが変更されたときに改変契約書分割データを生成する場合、契約書分割部140が改変契約書データを受信したときに既に改変契約書分割データが生成されているため、図16(b)に示すように、雛形契約書に属性タグを付与する処理(ステップS104)および雛形契約書分割データを生成する処理(ステップS108)を実行しない。
なお、上記実施形態では、図2に示すように、ユーザ情報記憶部100、雛形契約書情報記憶部102、改変契約書情報記憶部104、審査項目情報記憶部106、出力基礎情報記憶部108、ユーザ情報管理部110、雛形契約書情報管理部112、審査項目情報管理部116、ユーザインターフェース部120、改変契約書情報登録部130、契約書分割部140、対照情報生成部150、審査項目情報抽出部160および出力データ生成部170を備える文書作成支援装置10について説明したが、文書作成支援装置10に代えて、ユーザ情報記憶部100、雛形契約書情報記憶部102、改変契約書情報記憶部104、審査項目情報記憶部106および出力基礎情報記憶部108などを備えるデータベースサーバである文書作成支援装置11と、ユーザ情報管理部110、雛形契約書情報管理部112、審査項目情報管理部116、ユーザインターフェース部120、改変契約書情報登録部130、契約書分割部140、対照情報生成部150、審査項目情報抽出部160および出力データ生成部170などを備えるアプリケーションサーバである文書作成支援装置12(本発明の文書作成支援装置に相当する)とを用いてもよい。なお、図1(b)は、文書作成支援装置10に代えて、文書作成支援装置11と文書作成支援装置12とを用いる場合のシステム構成例である。
なお、図8のDFDの各プロセスまたは図12のフローチャートの各ステップを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、文書作成支援装置10に係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明の実施形態に係る文書作成支援装置10を含むシステムのシステム構成図である。 文書作成支援装置10のブロック図である。 ユーザ情報記憶部100に記憶される情報の一例である。 雛形契約書情報記憶部102に記憶される情報の一例である。 改変契約書情報記憶部104に記憶される情報の一例である。 審査項目情報記憶部106に記憶される情報の一例である。 出力基礎情報記憶部108に記憶される情報の一例である。 文書作成支援装置10の主なプロセスにおける各種データの流れを示すDFD(Data Flow Diagram)である。 出力画面の一例である。 出力画面の一例である。 属性タグ付与部142および分割データ生成部144の動作を説明するための説明図である。 文書作成支援装置10の動作を示すフローチャートである。 出力画面の一例である。 出力画面の一部である。 出力画面の一例である。 文書作成支援装置10の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
2、3 ネットワーク 10、11、12 文書作成支援装置 20 管理者端末 21 入力受付部 22 出力部 30 ユーザ端末 31 入力受付部 32 出力部 100 ユーザ情報記憶部 102 雛形契約書情報記憶部 104 改変契約書情報記憶部 106 審査項目情報記憶部 108 出力基礎情報記憶部 110 ユーザ情報管理部 112 雛形契約書情報管理部 116 審査項目情報管理部 120 ユーザインターフェース部 130 改変契約書情報登録部 140 契約書分割部 142 属性タグ付与部 144 分割データ生成部 150 対照情報生成部 152 共通部分抽出部 154 対照データ生成部 160 審査項目情報抽出部 170 出力データ生成部 300、301、302 出力画面

Claims (5)

  1. 契約書の雛形である雛形契約書データを条文毎に分割した雛形契約書分割データと、前記雛形契約書データから改変された改変契約書データを条文毎に分割した改変契約書分割データとを生成する契約書分割部と、
    前記契約書分割部によって生成された雛形契約書分割データおよび前記改変契約書分割データに基づいて、両契約書の各条文の対応関係および前記対応関係にある条文同士の差異部分を示す対照データを生成する対照情報生成部と、
    前記対照情報生成部によって生成された対照データに基づいて、前記改変契約書を審査するためのデータであって前記雛形契約書の条文毎に規定された審査項目データのなかから、前記差異部分に係る前記審査項目データを抽出する審査項目抽出部と、
    前記対照情報生成部によって生成された前記対照データと前記審査項目抽出部によって抽出された審査項目データである抽出審査項目データとに基づいて、前記改変契約書の作成者に出力する出力データを生成する出力データ生成部と
    を備えることを特徴とする文書作成支援装置。
  2. 前記契約書分割部は、
    予め定義した正規表現に従って、前記雛形契約書データおよび前記改変契約書データのそれぞれに属性タグを付与する属性タグ付与部と、
    予め定義した分割規則に従って、前記属性タグ付与部によって属性タグを付与された前記雛形契約書データおよび前記改変契約書データから、前記雛形契約書分割データおよび前記改変契約書分割データを生成する分割データ生成部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の文書作成支援装置。
  3. 前記対照情報生成部は、
    共通部分抽出部と対照データ生成部と
    を備え、
    前記共通部分抽出部は、
    前記改変契約書分割データの条文と前記雛形契約書分割データの条文との共通部分を抽出し、前記改変契約書分割データの条文毎に雛形契約書分割データの全条文うち共通部分が最多である1の条文を選択し、前記改変契約書分割データの条文と前記雛形契約書分割データの条文との対応関係を示す対応関係データおよび前記対応関係にある条文同士の共通部分を示す共通部分データを前記対照データ生成部に供給し、
    前記対照データ生成部は、
    前記改変契約書分割データ、前記改変契約書分割データ、前記対応関係データおよび前記共通部分データに基づいて、前記対照データを生成することを特徴とする請求項1に記載の文書作成支援装置。
  4. 契約書分割部が、契約書の雛形である雛形契約書データを条文毎に分割した雛形契約書分割データと、前記雛形契約書データから改変された改変契約書データを条文毎に分割した改変契約書分割データとを生成するデータ分割ステップと、
    対照情報生成部が、前記契約書分割部によって生成された雛形契約書分割データおよび前記改変契約書分割データに基づいて、両契約書の各条文の対応関係および前記対応関係にある条文同士の差異部分を示す対照データを生成する対照データ生成ステップと、
    審査項目抽出部が、前記対照情報生成部によって生成された対照データに基づいて、前記改変契約書を審査するためのデータであって前記雛形契約書の条文毎に規定された審査項目データのなかから、前記差異部分に係る前記審査項目データを抽出する審査項目データ抽出ステップと、
    出力データ生成部が、前記対照情報生成部によって生成された前記対照データと前記審査項目抽出部によって抽出された審査項目データである抽出審査項目データとに基づいて、前記改変契約書の作成者に出力する出力データを生成する出力データ生成ステップと
    を有することを特徴とする文書作成支援方法。
  5. 文書の作成を支援する文書作成支援装置のコンピュータに、
    契約書の雛形である雛形契約書データを条文毎に分割した雛形契約書分割データと、前記雛形契約書データから改変された改変契約書データを条文毎に分割した改変契約書分割データとを生成するデータ分割ステップと、
    前記契約書分割部によって生成された雛形契約書分割データおよび前記改変契約書分割データに基づいて、両契約書の各条文の対応関係および前記対応関係にある条文同士の差異部分を示す対照データを生成する対照データ生成ステップと、
    前記対照情報生成部によって生成された対照データに基づいて、前記改変契約書を審査するためのデータであって前記雛形契約書の条文毎に規定された審査項目データのなかから、前記差異部分に係る前記審査項目データを抽出する審査項目データ抽出ステップと、
    前記対照情報生成部によって生成された前記対照データと前記審査項目抽出部によって抽出された審査項目データである抽出審査項目データとに基づいて、前記改変契約書の作成者に出力する出力データを生成する出力データ生成ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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