JP6290459B1 - 契約書管理システム、契約書管理方法、および契約書管理プログラム - Google Patents

契約書管理システム、契約書管理方法、および契約書管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 契約書を管理する契約書管理システムにおいて、リスクを事前に知らせるとともに、契約書の更新や管理を適切に行う。【解決手段】 契約書を管理する契約書管理システムにおいて、契約書の文章中から所定のキーワードを検出するキーワード検出モジュール111と、検出されたキーワードの中から、契約するユーザにとっての重要箇所を認識する重要箇所認識モジュール112と、を備え、注目度変更モジュール151により、認識された重要箇所の注目度を変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、契約書を管理する契約書管理システムにおいて、契約するユーザにとって重要な契約期間や契約の種類、契約相手等の情報等を端末の画面等に見やすく表示し、リスクを事前に知らせてくれるとともに、契約書の更新や管理を適切に行うことが可能な契約書管理システム、契約書管理方法、および契約書管理プログラムに関する。
契約書面を作成するための方法としては、顧客にタブレット端末に契約書の入力を促すことで、契約書の入力・管理の効率を上げ、管理を行うシステムが開示されている(特許文献1)。
特開2009−48416号公報
しかしながら、特許文献1のシステムは、人が契約についての入力を行うにすぎず、入力する顧客にとっては、契約期間や契約の種類、契約相手等について、どのようなリスクが発生するか不明なまま、契約を行ってしまう恐れがある。
さらに、特許文献1には、契約の更新や、顧客の契約書に対するアクセス制限等に関する記載がないため、ユーザが複数の契約書を適切に管理したい場合や、複数人のユーザで使用する場合に適切なセキュリティを設けたい場合に、対応することができない。
本発明では、これらの課題に鑑み、契約書を管理する契約書管理システムにおいて、契約するユーザにとって重要な契約期間や契約の種類、契約相手等の情報等を端末の画面等に見やすく表示し、リスクを事前に知らせてくれるとともに、契約書の更新や管理を適切に行うことが可能な契約書管理システム、契約書管理方法、および契約書管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
第1の特徴に係る発明は、契約書を管理する契約書管理システムであって、
前記契約書の文章中から所定のキーワードを検出するキーワード検出手段と、
前記検出されたキーワードの中から契約相手を認識する契約相手認識手段と、
前記認識された契約相手の企業情報を管理する契約相手企業情報管理手段と、
前記契約相手又は前記契約相手の企業情報に応じて、重要箇所を認識する重要箇所認識手段と、
前記認識された重要箇所の注目度を変更する注目度変更手段と、
を備えることを特徴とする契約書管理システムを提供する。
第1の特徴に係る発明によれば、契約書を管理する契約書管理システムにおいて、前記契約書の文章中から所定のキーワードを検出するキーワード検出手段と、前記検出されたキーワードの中から契約相手を認識する契約相手認識手段と、前記認識された契約相手の企業情報を管理する契約相手企業情報管理手段と、前記契約相手又は前記契約相手の企業情報に応じて、重要箇所を認識する重要箇所認識手段と、前記認識された重要箇所の注目度を変更する注目度変更手段と、を備える。
第1の特徴に係る発明は、契約書管理システムのカテゴリであるが、契約書管理方法、および契約書管理プログラムであっても同様の作用、効果を奏する。
第2の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明である契約書管理システムであって、
前記検出されたキーワードの中から前記契約書の契約期間を認識する契約期間認識手段と、
前記認識された契約期間を所定の期間だけ更新する契約期間更新手段と、
を備えることを特徴とする契約書管理システムを提供する。
第2の特徴に係る発明によれば、第1の特徴に係る発明である契約書管理システムにおいて、前記検出されたキーワードの中から前記契約書の契約期間を認識する契約期間認識手段と、前記認識された契約期間を所定の期間だけ更新する契約期間更新手段と、を備える。
第3の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明である契約書管理システムであって、
前記検出されたキーワードの中から契約種類を認識する契約種類認識手段と、
前記認識された契約種類に基づいて、前記契約書を分類する契約書分類手段と、
を備えることを特徴とする契約書管理システムを提供する。
第3の特徴に係る発明によれば、第1の特徴に係る発明である契約書管理システムにおいて、前記検出されたキーワードの中から契約種類を認識する契約種類認識手段と、前記認識された契約種類に基づいて、前記契約書を分類する契約書分類手段と、を備える。
第4の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明である契約書管理システムであって、
前記契約書にIDを付与する契約書ID付与手段と、
ーザにIDを付与するユーザID付与手段と、
前記契約書IDと前記ユーザIDとを関連付けてID関連情報として記憶するID関連情報記憶手段と、
前記記憶されたID関連情報に基づいて、前記ユーザに対して、前記契約書へのアクセスを制御する契約書アクセス制御手段と、
を備えることを特徴とする契約書管理システムを提供する。
第4の特徴に係る発明によれば、第1の特徴に係る発明である契約書管理システムにおいて、前記契約書にIDを付与する契約書ID付与手段と、ユーザにIDを付与するユーザID付与手段と、前記契約書IDと前記ユーザIDとを関連付けてID関連情報として記憶するID関連情報記憶手段と、前記記憶されたID関連情報に基づいて、前記ユーザに対して、前記契約書へのアクセスを制御する契約書アクセス制御手段と、を備える。
の特徴に係る発明は、第の特徴に係る発明である契約書管理システムであって、
前記検出されたキーワード、前記契約相手、前記契約相手の企業情報、の少なくともいずれか一つから契約のリスクを判断する契約リスク判断手段を備え、
前記注目度変更手段は、判断された契約のリスクに応じて、注目度を段階的に表示することを特徴とする契約書管理システムを提供する。
の特徴に係る発明によれば、第の特徴に係る発明である契約書管理システムにおいて、前記検出されたキーワード、前記契約相手、前記契約相手の企業情報、の少なくともいずれか一つから契約のリスクを判断する契約リスク判断手段を備え、前記注目度変更手段は、判断された契約のリスクに応じて、注目度を段階的に表示する。
の特徴に係る発明は、契約書を管理する契約書管理システムが実行する契約書管理方法であって、
前記契約書の文章中から所定のキーワードを検出するステップと、
前記検出されたキーワードの中から契約相手を認識するステップと、
前記認識された契約相手の企業情報を管理するステップと、
前記契約相手又は前記契約相手の企業情報に応じて、重要箇所を認識するステップと、
前記認識された重要箇所の注目度を変更するステップと、
を備えることを特徴とする契約書管理方法を提供する。
の特徴に係る発明は、契約書を管理する契約書管理システムに、
前記契約書の文章中から所定のキーワードを検出するステップ、
前記検出されたキーワードの中から契約相手を認識するステップ、
前記認識された契約相手の企業情報を管理するステップ、
前記契約相手又は前記契約相手の企業情報に応じて、重要箇所を認識するステップ、
前記認識された重要箇所の注目度を変更するステップ、
を実行させるためのコンピュータ読み取り可能な契約書管理プログラムを提供する。
本発明によれば、契約書を管理する契約書管理システムにおいて、契約するユーザにとって重要な契約期間や契約の種類、契約相手等の情報等を端末の画面等に見やすく表示し、リスクを事前に知らせてくれるとともに、契約書の更新や管理を適切に行うことが可能な契約書管理システム、契約書管理方法、および契約書管理プログラムを提供することが可能となる。
図1は、本発明の好適な実施形態の概要図である。 図2は、端末100の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。 図3は、端末100での重要箇所の注目度変更処理のフローチャート図である。 図4は、契約期間更新機能を備える場合の端末100の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。 図5は、端末100での契約期間更新処理のフローチャート図である。 図6は、契約書分類機能を備える場合の端末100の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。 図7は、端末100での契約書分類処理のフローチャート図である。 図8は、ID関連情報記憶機能と、契約書アクセス制御機能と、を備える場合の端末100とコンピュータ200の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。 図9は、端末100とコンピュータ200のID関連情報記憶処理のフローチャート図である。 図10は、端末100とコンピュータ200の契約書アクセス制御処理のフローチャート図である。 図11は、契約リスク判断機能を備える場合の端末100とコンピュータ200の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。 図12は、契約リスク判断処理とのフローチャート図である。 図13は、注目度変更処理の表示の一例を示す図である。 図14は、契約期間更新処理の表示の一例を示す図である。 図15は、契約リスク判断処理の表示の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
[契約書管理システムの概要]
図1は、本発明の好適な実施形態の概要図である。この図1に基づいて、本発明の概要を説明する。
端末100は、図2に示すように、制御部110、通信部120、記憶部130、入力部140、出力部150、から構成される。制御部110は記憶部130と協働してキーワード検出モジュール111、重要箇所認識モジュール112を実現する。また、出力部150は、制御部110、記憶部130と協働して注目度変更モジュール151を実現する。
端末100は、契約書管理システムを使用するユーザが所持する端末装置である。端末100は、例えば、携帯電話、携帯情報端末、タブレット端末、パーソナルコンピュータに加え、ネットブック端末、スレート端末、電子書籍端末、携帯型音楽プレーヤ等の電化製品や、スマートグラス、ヘッドマウントディスプレイ等のウェアラブル端末や、その他の物品である。端末100として図示しているスマートフォンはその一例にすぎない。
図1の契約書管理システムにおいて、はじめに、端末100のキーワード検出モジュール111は、契約書管理システムで管理したい契約書400から、キーワードの検出を行う(ステップS01)。この時、契約書400は、通信部120を介して取得してもよいし、端末100のカメラで撮影した書面を、OCR処理(光学文字認識処理:Optical Character Recognition)することにより取得してもよい。
ここで、キーワードとは、契約期間、契約種類、契約者、契約相手、リスクや報酬、等を判断するために使用できる語句である。例えば、契約期間を判断するためのキーワードには、年、月、日、契約締結日、有効期間、等が考えられる。契約種類を判断するためのキーワードには、秘密保持、販売、作業委託、使用許諾、等が考えられる。契約者と契約相手を判断するためのキーワードには、会社、甲、乙、会長、社長、取締役、部長、等が考えられる。リスクや報酬を判断するためのキーワードとしては、損害賠償、義務、責任、ならない、禁止、報酬、対価、円、等が考えられる。キーワードは、端末100の入力部140を用いてユーザが入力してもよいし、端末100の通信部120を介して外部から取得してもよい。
図1では、契約書400から、キーワードとして、『秘密保持契約、有効期間、損害賠償、契約締結日、平成、年、月、日、甲、乙、…』が検出されたことを図示している。
次に、端末100の重要箇所認識モジュール112は、検出したキーワードから、重要箇所を認識する(ステップS02)。ここでの重要箇所とは、契約するユーザ(契約者)にとっての重要箇所であるため、例えば、契約期間、契約種類、契約相手、リスク、報酬、等に関する内容である。
重要箇所の認識を行うためには、人間が重要箇所の教師学習を行ってもよいし、機械学習やディープラーニング(深層学習)を利用してもよい。また、学習のためには、大量のデータが必要となるので、学習済みの重要箇所認識モジュール112を、通信部120を介して外部から取得することとしてもよい。
図1では、検出したキーワードを基に、『○○株式会社(以下「甲」という。)、××××(以下「乙」という。)、秘密保持契約、有効期間は、契約締結日より一年間、平成28年7月7日、…』が重要箇所として認識されたことを図示している。
最後に、端末100の注目度変更モジュール151は、認識した重要箇所の注目度を変更する(ステップS03)。注目度変更方法として具体的には、端末100の出力部150に契約書400を表示する際に、重要箇所に対して、下線表示、ラインマーカー表示、点滅表示、文字色の変更、背景色の変更、重要であることを表すマークの表示、重要な理由の表示、等を行うことが考えられる。音声出力を行う場合には、重要箇所の開始場所と終了場所を、音声で案内してもよい。
図13は、注目度変更処理の表示の一例を示す図である。端末100の出力部150に、契約書400を表示している。注目度変更モジュール151は、契約書400の内容を、重要箇所については注目度を変更しながら、表示部1301に出力する。表示部1301に全内容を表示できない場合には、スクロール表示やページ表示を使用して、ユーザが全文を確認できるようにする。ここで、画面上部に図示しているように、契約書の重要箇所を下線で表示して注目度を変更していることをあわせて説明してもよい。また、ここでは注目度の変更を下線表示により行っているが、前述した別の手段を用いても良い。この画面で、締結するボタン1302を選択することにより、本契約を締結する。通信部120を介して契約書400を取得した場合には、制御部110により通信部120を介して契約締結処理を継続してよいし、また、書面の契約書400をOCR処理により取得した場合には、書面で契約締結を行ったことを端末100の記憶部130に保存してもよい。締結しないボタン1303を選択することにより、本契約は締結処理を行わない。通信部120を介して契約書400を取得した場合には、制御部110により通信部120を介して契約締結処理を破棄して終了してもよいし、また、書面の契約書400をOCR処理により取得した場合には、書面で契約締結を行わないことを端末100の記憶部130に保存してもよい。締結するボタン1302と締結しないボタン1303の処理が終了した後には、契約書管理システムを終了してもよいし、契約書管理システムのメニュー画面等に遷移してもよい。また、この画面でリスク詳細表示ボタン1304を選択することにより、本契約書400による契約を締結する場合に考えられるリスクを詳細に表示する。リスク詳細表示ボタン1304を選択した場合の画面例は、図15の説明として後述する。
以上のように、本発明によれば、契約書を管理する契約書管理システムにおいて、契約するユーザにとって重要な契約期間や契約の種類、契約相手等の情報等を端末の画面等に見やすく表示し、リスクを事前に知らせてくれる契約書管理システム、契約書管理方法、および契約書管理プログラムを提供することが可能となる。
[各機能の説明]
図2は、端末100の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。端末100は、制御部110、通信部120、記憶部130、入力部140、出力部150、から構成される。制御部110は記憶部130と協働してキーワード検出モジュール111、重要箇所認識モジュール112を実現する。また、出力部150は、制御部110、記憶部130と協働して注目度変更モジュール151を実現する。
端末100は、例えば、携帯電話、携帯情報端末、タブレット端末、パーソナルコンピュータに加え、ネットブック端末、スレート端末、電子書籍端末、携帯型音楽プレーヤ等の電化製品や、スマートグラス、ヘッドマウントディスプレイ等のウェアラブル端末や、その他の物品である。端末100として図示しているスマートフォンはその一例にすぎない。
端末100は、制御部110として、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備える。制御部110は記憶部130と協働してキーワード検出モジュール111、重要箇所認識モジュール112を実現する。
通信部120として、他の機器と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWiFi(Wireless Fidelity)対応デバイス又は第3世代、第4世代移動通信システム等のIMT−2000規格に準拠した無線デバイス等を備える。有線によるLAN接続であってもよい。
また、記憶部130として、ハードディスクや半導体メモリによる、データのストレージ部を備え、契約書400の内容や、キーワード、重要箇所等の処理に必要なデータ等を記憶する。
入力部140は、契約書管理システムを利用するために必要な機能を備えるものとする。入力を実現するための例として、タッチパネル機能を実現する液晶ディスプレイ、キーボード、マウス、ペンタブレット、装置上のハードウェアボタン、音声認識を行うためのマイク等を備えることが可能である。入力方法により、本発明は特に機能を限定されるものではない。
出力部150は、契約書管理システムを利用するために必要な機能を備えるものとする。出力部150は、制御部110、記憶部130と協働して注目度変更モジュール151を実現する。出力を実現するための例として、液晶ディスプレイ、PCのディスプレイ、プロジェクターへの投影等の表示と音声出力等の形態が考えられる。出力方法により、本発明は特に機能を限定されるものではない。
[注目度変更処理]
図3は、端末100での重要箇所の注目度変更処理のフローチャート図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
はじめに、端末100の制御部110は、契約書管理システムで管理したい契約書400を選択する(ステップS301)。この時、契約書400は、通信部120を介して取得してもよいし、端末100のカメラで撮影した書面を、OCR処理することにより取得してもよい。また、その他の記憶媒体を端末100に接続することにより、取得してもよい。
次に、端末100のキーワード検出モジュール111は、契約書400からキーワードの検出を行う(ステップS302)。
ここで、キーワードとは、契約期間、契約種類、契約者、契約相手、リスクや報酬、等を判断するために使用できる語句である。例えば、契約期間を判断するためのキーワードには、年、月、日、契約締結日、有効期間、等が考えられる。契約種類を判断するためのキーワードには、秘密保持、販売、作業委託、使用許諾、等が考えられる。契約者と契約相手を判断するためのキーワードには、会社、甲、乙、会長、社長、取締役、部長、等が考えられる。リスクや報酬を判断するためのキーワードとしては、損害賠償、義務、責任、ならない、禁止、報酬、対価、円、等が考えられる。キーワードは、端末100の入力部140を用いてユーザが入力してもよいし、端末100の通信部120を介して外部から取得してもよい。また、その他の記憶媒体を端末100に接続することにより、取得してもよい。
次に、端末100の重要箇所認識モジュール112は、検出したキーワードから、重要箇所を認識する(ステップ303)。ここでの重要箇所とは、契約するユーザ(契約者)にとっての重要箇所であるため、例えば、契約期間、契約種類、契約相手、リスク、報酬、等に関する内容である。
重要箇所の認識を行うためには、人間が重要箇所の教師学習を行ってもよいし、機械学習やディープラーニングを利用してもよい。また、学習のためには、大量のデータが必要となるので、学習済みの重要箇所認識モジュール112を、通信部120を介して外部から取得することとしてもよいし、その他の記憶媒体を端末100に接続することにより、取得してもよい。
例えば、ステップS302で「甲」というキーワードを検出した場合、その前後の文脈を確認し、「○○株式会社(以下「甲」という。)」という箇所を重要箇所として認識する。また、「秘密保持契約」というキーワードを検出した場合、その前後の文脈を確認し、「秘密保持契約」というキーワードをそのまま重要箇所として認識することもある。
最後に、端末100の注目度変更モジュール151は、認識した重要箇所の注目度を変更する(ステップS304)。注目度変更方法として具体的には、端末100の出力部150に契約書400を表示する際に、重要箇所に対して、下線表示、ラインマーカー表示、点滅表示、文字色の変更、背景色の変更、重要であることを表すマークの表示、重要な理由の表示、等を行うことが考えられる。音声出力を行う場合には、重要箇所の開始場所と終了場所を、音声で案内してもよい。
図13は、端末100の注目度変更処理の表示の一例を示す図である。詳細は、前述した通りである。
以上のように、本発明によれば、契約書を管理する契約書管理システムにおいて、契約するユーザにとって重要な契約期間や契約の種類、契約相手等の情報等を端末の画面等に見やすく表示し、リスクを事前に知らせてくれる契約書管理システム、契約書管理方法、および契約書管理プログラムを提供することが可能となる。
[契約期間更新機能]
図4は、契約期間更新機能を備える場合の端末100の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。図2の構成に加えて、端末100の制御部110は記憶部130と協働して契約期間認識モジュール113を実現する。また、制御部110は通信部120、記憶部130と協働して契約期間更新モジュール114を実現する。
図5は、端末100での契約期間更新処理のフローチャート図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。図5のステップS501からステップS504の処理は、図3のステップS301からステップS304の処理に相当するため、ステップS505以降について説明する。
注目度変更モジュール151による注目度の変更後、契約期間認識モジュール113は、契約期間の認識を行う(ステップS505)。ここでの契約期間認識は、ステップ502で検出したキーワードを基に行う。例えば、ステップS502で「有効期間」「契約締結日」「年」というキーワードを検出した場合、その前後の文脈を確認し、「本契約の有効期間は、契約締結日より一年間」という箇所を契約期間として認識する。また、「年」「月」「日」というキーワードを契約書の末尾付近で検出した場合、その前後の文脈を確認し、「平成28年7月7日」が契約締結日であると認識する。つまり、この場合、契約締結日である平成28年7月7日から一年間が有効期間であるため、契約期間は「平成28年7月7日から平成29年7月6日」であると判断する。
契約期間の認識を行うためには、人間が契約期間の教師学習を行ってもよいし、機械学習やディープラーニングを利用してもよい。また、学習のためには、大量のデータが必要となるので、学習済みの契約期間認識モジュール113を、通信部120を介して外部から取得することとしてもよいし、その他の記憶媒体を端末100に接続することにより、取得してもよい。
その後、契約期間更新モジュール114は、契約書400の契約が締結済みであるかどうかを確認し、契約締結済みである場合に契約を自動更新するかの確認を行う(ステップS506)。契約を自動更新するかどうかは、出力部150を介してユーザに問い合わせ、入力部140からのユーザ入力に応じて決定してよい。
契約の自動更新を行う場合、契約期間更新モジュール114は、自動更新日を契約書管理システムに登録する(ステップS507)。具体的には、端末100の記憶部130に自動更新日を保存してよい。ここで、自動更新日は、契約期間の終了日の一か月前等、システム側で決定しておいてもよいし、ユーザに具体的な日付を選択させてもよい。自動更新日をユーザに選択させる場合は、契約期間の終了日より前を選択させるものとする。契約の自動更新を行わない場合、次のステップS508に進む。
契約期間更新モジュール114は、今日が契約の自動更新日であるかどうかを確認する(ステップS508)。
自動更新日である場合、契約期間更新モジュール114は、所定の期間だけ契約期間の更新処理を行う(ステップS509)。契約期間の更新処理は、通信部120を介して行ってよい。所定の期間は、最初の契約と同じ期間としてもよいし、自動更新日の登録時に、あわせてユーザに指定させても良い。ここで、契約書400を書面のOCR処理により取得したり、その他の記憶媒体から取得したりした場合には、通信部120を介した契約期間の自動更新処理を行うことはできないため、契約の更新を行うよう、ユーザに対して注意喚起することにしてもよい。
ここでは、契約の自動更新日の登録後に、ステップS508およびステップS509の契約期間自動更新処理を行うフローを記載したが、ステップS508とステップS509の処理は、自動更新日が登録されている場合には毎日行う必要がある。また、契約書管理システムに、複数の契約についての自動更新日が登録されている場合には、契約毎にステップS508とステップS509の処理を繰り返すものとする。
図14は、契約期間更新処理の表示の一例を示す図である。この画面は、図13の締結するボタン1302を選択して契約を締結した後に表示してもよい。ここでは、表示部1401に契約書400を表示し、あわせて画面中央部に本契約の締結手続きを行ったため締結済みであることを表示している。画面下部で、あわせて、本契約の自動更新を行うかどうかをユーザに設定させる。選択肢1402では、ラジオボタンにより、「自動更新しない」、「自動更新する」、「通知を行い、更新するか確認する」、のいずれかをユーザに選択させる。ここでは、「通知を行い、更新するか確認する」が選択された状態を図示している。また、「自動更新する」か「通知を行い、更新するか確認する」がユーザにより選択された場合には、選択肢1403で、何年何月何日に自動更新または通知を行うかを選択させる。選択肢1403では、ラジオボタンにより、「契約終了の二か月前(平成29年5月7日)」、「契約終了の一か月前(平成29年6月7日)」、「日付の指定」、のいずれかをユーザに選択させる。ここでは、「契約終了の二か月前(平成29年5月7日)」が選択された状態を図示している。「日付の指定」を選択した場合には、適切な年月日もユーザに入力または選択させる。また、ここでは表記していないが、年月日とあわせて、時刻をユーザに設定させてもよい。選択肢1402と選択肢1403の選択後、設定ボタン1404を選択することにより、自動更新日を登録する。また、キャンセルボタン1405を選択した場合には、本画面を終了し、後で自動更新を行うかどうかの設定を可能としてもよいし、自動更新を行わないものとして処理を終了してもよい。
以上のように、本発明によれば、契約書を管理する契約書管理システムにおいて、契約するユーザにとって重要な契約期間や契約の種類、契約相手等の情報等を端末の画面等に見やすく表示し、リスクを事前に知らせてくれるとともに、契約書の更新や管理を適切に行うことが可能な契約書管理システム、契約書管理方法、および契約書管理プログラムを提供することが可能となる。
[契約書分類機能]
図6は、契約書分類機能を備える場合の端末100の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。図2の構成に加えて、端末100の制御部110は記憶部130と協働して契約種類認識モジュール115、契約書分類モジュール116を実現する。
図7は、端末100での契約書分類処理のフローチャート図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。図7のステップS701からステップS702の処理は、図3のステップS301からステップS302の処理に相当するため、ステップS703以降について説明する。
キーワード検出モジュール111によるキーワードの検出後、契約種類認識モジュール115は、契約種類の認識を行う(ステップS703)。ここでの契約種類認識は、ステップS702で検出したキーワードを基に行う。例えば、ステップS702で「秘密保持契約」というキーワードを検出した場合、契約種類は「秘密保持契約」であると認識する。契約種類の認識を行うために、キーワードとして「秘密保持契約」、「売買契約」、「業務委託契約」、等の契約の種類を登録しておくことが望ましい。また、契約書管理システムが対応する契約書の種類に応じて、キーワードに「使用許諾」、「ライセンス」等を含めてもよい。
キーワードにより契約種類そのものが検出された場合には、容易に契約種類を認識することが可能であるが、そうでない場合には、文章全体から契約種類を類推する。その場合の類推処理には、人間が契約種類類推の教師学習を行ってもよいし、機械学習やディープラーニングを利用してもよい。また、学習のためには、大量のデータが必要となるので、学習済みの契約種類認識モジュール115を、通信部120を介して外部から取得することとしてもよいし、その他の記憶媒体を端末100に接続することにより、取得してもよい。
次に、契約書分類モジュール116は、認識した契約種類に基づいて契約書を分類する(ステップS704)。ここでの契約書分類処理により、契約書管理システムに複数の契約書が存在する場合、契約種類毎に契約書を並べ替えて一覧表示することが可能になる。また、あわせて、契約期間、契約相手、リスクや報酬、等のキーワードを登録することで、これらのキーワードを基にして並べ替えて表示することも可能となる。
次に、重要箇所認識モジュール112は、ステップS702で検出したキーワードから、重要箇所を認識する(ステップS705)。ここでの重要箇所とは、ステップS703で認識した契約種類に加え、例えば、契約期間、契約相手、リスク、報酬、等に関する内容である。
重要箇所の認識を行うためには、人間が重要箇所の教師学習を行ってもよいし、機械学習やディープラーニングを利用してもよい。また、学習のためには、大量のデータが必要となるので、学習済みの重要箇所認識モジュール112を、通信部120を介して外部から取得することとしてもよい。
最後に、注目度変更モジュール151は、認識した重要箇所の注目度を変更する(ステップS706)。注目度変更方法として具体的には、端末100の出力部150に契約書400を表示する際に、重要箇所に対して、下線表示、ラインマーカー表示、点滅表示、文字色の変更、背景色の変更、重要であることを表すマークの表示、重要な理由の表示、等を行うことが考えられる。音声出力を行う場合には、重要箇所の開始場所と終了場所を、音声で案内してもよい。
以上のように、本発明によれば、契約書を管理する契約書管理システムにおいて、契約するユーザにとって重要な契約期間や契約の種類、契約相手等の情報等を端末の画面等に見やすく表示し、リスクを事前に知らせてくれるとともに、契約書の管理を適切に行うことが可能な契約書管理システム、契約書管理方法、および契約書管理プログラムを提供することが可能となる。
[端末100とコンピュータ200から構成される契約書管理システム]
端末100とコンピュータ200から構成される契約書管理システムについて説明する。図8は、ID関連情報記憶機能と、契約書アクセス制御機能と、を備える場合の端末100とコンピュータ200の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。端末100、コンピュータ200は、通信網300を介してデータ通信可能であるものとする。端末100は、制御部110、通信部120、記憶部130、入力部140、出力部150、から構成される。出力部150は、制御部110、通信部120、記憶部130と協働して注目度変更モジュール152を実現する。コンピュータ200は、制御部210、通信部220、記憶部230、入力部240、出力部250、から構成される。制御部210は通信部220、記憶部230と協働してキーワード検出モジュール211、重要箇所認識モジュール212、契約書ID付与モジュール213、ユーザID付与モジュール214、ID関連情報記憶モジュール215、契約書アクセス制御モジュール216を実現する。通信網300は、インターネット等の公衆通信網でも専用通信網でも良い。
端末100は、コンピュータ200とデータ通信可能な、契約書管理システムを使用するユーザが所持する端末装置である。端末100は、例えば、携帯電話、携帯情報端末、タブレット端末、パーソナルコンピュータに加え、ネットブック端末、スレート端末、電子書籍端末、携帯型音楽プレーヤ等の電化製品や、スマートグラス、ヘッドマウントディスプレイ等のウェアラブル端末や、その他の物品である。端末100として図示しているスマートフォンはその一例にすぎない。
端末100は、制御部110として、CPU、RAM、ROM等を備える。
通信部120として、他の機器と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWiFi対応デバイス又は第3世代、第4世代移動通信システム等のIMT−2000規格に準拠した無線デバイス等を備える。有線によるLAN接続であってもよい。
また、記憶部130として、ハードディスクや半導体メモリによる、データのストレージ部を備え、契約書400の内容や重要箇所等の、処理に必要なデータ等を記憶する。
入力部140は、契約書管理システムを利用するために必要な機能を備えるものとする。入力を実現するための例として、タッチパネル機能を実現する液晶ディスプレイ、キーボード、マウス、ペンタブレット、装置上のハードウェアボタン、音声認識を行うためのマイク等を備えることが可能である。入力方法により、本発明は特に機能を限定されるものではない。
出力部150は、契約書管理システムを利用するために必要な機能を備えるものとする。出力部150は、制御部110、通信部120、記憶部130と協働して注目度変更モジュール152を実現する。出力を実現するための例として、液晶ディスプレイ、PCのディスプレイ、プロジェクターへの投影等の表示と音声出力等の形態が考えられる。出力方法により、本発明は特に機能を限定されるものではない。
コンピュータ200は、後述の機能を備える、一般的な計算機であってよい。
コンピュータ200は、制御部210として、CPU、RAM、ROM等を備える。制御部210は通信部220、記憶部230と協働して、キーワード検出モジュール211、重要箇所認識モジュール212、契約書ID付与モジュール213、ユーザID付与モジュール214、ID関連情報記憶モジュール215、契約書アクセス制御モジュール216を実現する。
通信部220として、他の機器と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWiFi対応デバイス又は第3世代、第4世代移動通信システム等のIMT−2000規格に準拠した無線デバイス等を備える。有線によるLAN接続であってもよい。
記憶部230として、ハードディスクや半導体メモリによる、データのストレージ部を備え、契約書400の内容や、キーワード、重要箇所、契約書ID、ユーザID、ID関連情報、等の処理に必要なデータ等を記憶する。
入力部240は、契約書管理システムを管理するために必要な機能を備えるものとする。入力を実現するための例として、タッチパネル機能を実現する液晶ディスプレイ、キーボード、マウス、ペンタブレット、装置上のハードウェアボタン、音声認識を行うためのマイク等を備えることが可能である。入力方法により、本発明は特に機能を限定されるものではない。
出力部250は、契約書管理システムを管理するために必要な機能を備えるものとする。出力を実現するための例として、液晶ディスプレイ、PCのディスプレイ、プロジェクターへの投影等の表示と音声出力等の形態が考えられる。出力方法により、本発明は特に機能を限定されるものではない。
[ID関連情報記憶機能]
図9は、端末100とコンピュータ200のID関連情報記憶処理のフローチャート図である。上述した各装置のモジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
まず、端末100の制御部110は、通信部120を介してコンピュータ200にログイン要求を送信する(ステップS901)。ここで、すでに契約書管理システムに登録済みのユーザは、ログインするために必要なアカウント情報と認証情報を、ログイン要求とあわせてコンピュータ200に送信するものとする。アカウント情報とは、名前やニックネーム等であり、認証情報とは、パスワードやパスフレーズ、ICカードやスマートカード、指紋や虹彩、等であるものとする。また、契約書管理システムに未登録のユーザには、アカウント情報と認証情報が存在しないので、その場合には、ログイン要求とあわせてユーザ登録の要求を送信してもよい。
コンピュータ200は端末100からのログイン要求をうけて、契約書管理システムに登録済みのユーザかどうかの確認を行う(ステップS902)。
登録済みのユーザでない場合で、ユーザ登録の要求をあわせて受信した場合、ユーザID付与モジュール214は、端末100のユーザに対してユーザIDを付与し、ユーザIDに対応するアカウント情報と認証情報を登録させる(ステップS903)。登録済みのユーザである場合には、ステップS904に進む。
次に、コンピュータ200は端末100に対してログイン許可を送信する(ステップS904)。ここでは、簡略化のためにログインが成功したものとしてフローチャートを記載しているが、ログインが失敗した場合には、リトライを行わせてもよいし、一定回数以上失敗した場合にはアカウントをロックしてログイン処理を終了してもよい。
契約書管理システムへのログイン後、端末100は契約書管理システムで管理したい契約書400をコンピュータ200に送信する(ステップS905)。
コンピュータ200は、通信部220を介して契約書400を受信し、記憶部230に保存する(ステップS906)。
次に、コンピュータ200のキーワード検出モジュール211は、契約書400からキーワードの検出を行う(ステップS907)。
ここで、キーワードとは、契約期間、契約種類、契約者、契約相手、リスクや報酬、等を判断するために使用できる語句である。例えば、契約期間を判断するためのキーワードには、年、月、日、契約締結日、有効期間、等が考えられる。契約種類を判断するためのキーワードには、秘密保持、販売、作業委託、使用許諾、等が考えられる。契約者と契約相手を判断するためのキーワードには、会社、甲、乙、会長、社長、取締役、部長、等が考えられる。リスクや報酬を判断するためのキーワードとしては、損害賠償、義務、責任、ならない、禁止、報酬、対価、円、等が考えられる。キーワードは、端末100の入力部140を用いてユーザが入力したものを取得してもよいし、コンピュータ200の入力部240を用いて管理者が入力したものを使用してもよい。また、コンピュータ200の通信部220を介して外部から取得してもよい。また、その他の記憶媒体をコンピュータ200に接続することにより、取得してもよい。
次に、コンピュータ200の重要箇所認識モジュール212は、検出したキーワードから、重要箇所を認識し、重要箇所の情報を端末100に送信する(ステップS908)。ここでの重要箇所とは、契約するユーザ(契約者)にとっての重要箇所であるため、例えば、契約期間、契約種類、契約相手、リスク、報酬、等に関する内容である。重要箇所の認識を行うためには、人間が重要箇所の教師学習を行ってもよいし、機械学習やディープラーニングを利用してもよい。
次に、契約書ID付与モジュール213は、契約書400に対して契約書IDを付与する(ステップS909)。ここで、付与した契約書IDを、端末100に対して通知し、端末100の記憶部130に保存するものとする。契約書IDとあわせて、契約期間、契約種類、契約相手、等を保存してもよい。
契約書IDの付与後、ID関連情報記憶モジュール215は、ID関連情報を記憶部230に記憶する(ステップS910)。ここで、ID関連情報とは、契約書管理システムにログインしているユーザIDと契約書400の契約書IDを関連づけたものである。
最後に、端末100の注目度変更モジュール151は、コンピュータ200から受信した重要箇所情報に基づき注目度を変更する(ステップS911)。注目度変更方法として具体的には、端末100の出力部150に契約書400を表示する際に、重要箇所に対して、下線表示、ラインマーカー表示、点滅表示、文字色の変更、背景色の変更、重要であることを表すマークの表示、重要な理由の表示、等を行うことが考えられる。音声出力を行う場合には、重要箇所の開始場所と終了場所を、音声で案内してもよい。
図13は、端末100の注目度変更処理の表示の一例を示す図であり、詳細は、前述した通りである。コンピュータ200でキーワード検出処理や重要箇所認識処理を行う場合にも、端末100で同様の表示を使用することが可能である。
以上のように、本発明によれば、契約書を管理する契約書管理システムにおいて、契約するユーザにとって重要な契約期間や契約の種類、契約相手等の情報等を端末の画面等に見やすく表示し、リスクを事前に知らせてくれる契約書管理システム、契約書管理方法、および契約書管理プログラムを提供することが可能となる。
[契約書アクセス制御機能]
図10は、端末100とコンピュータ200の契約書アクセス制御処理のフローチャート図である。上述した各装置のモジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
まず、端末100の制御部110は、通信部120を介してコンピュータ200にログイン要求を送信する(ステップS1001)。ここでは、ユーザが契約書管理システムに登録済みであるものとし、ログインするために必要なアカウント情報と認証情報を、ログイン要求とあわせてコンピュータ200に送信するものとする。アカウント情報とは、名前やニックネーム等であり、認証情報とは、パスワードやパスフレーズ、ICカードやスマートカード、指紋や虹彩、等であるものとする。また、端末100にユーザIDを保持している場合には、あわせてユーザIDを送付してもよい。
次に、コンピュータ200は端末100に対して、ログイン許可を送信する(ステップS1002)。ここでは、簡略化のためにログインが成功したものとしてフローチャートを記載しているが、ログインが失敗した場合には、リトライを行わせてもよいし、一定回数以上失敗した場合にはアカウントをロックしてログイン処理を終了してもよい。
契約書管理システムへのログイン後、端末100は契約書管理システムで管理している契約書へのアクセス要求を行う(ステップS1003)。アクセス要求として、アクセスしたい契約書の契約書IDを含めるものとする。
コンピュータ200の契約書アクセス制御モジュール216は、アクセス要求があった契約書IDと現在ログイン中のユーザのユーザIDがID関連情報として記憶されているか確認する(ステップS1004)。
契約書IDとユーザIDがID関連情報として記憶されていない場合には、契約書アクセス制御モジュール216は、端末100に対してアクセス拒否を送信する(ステップS1005)。
契約書IDとユーザIDがID関連情報として記憶されている場合には、契約書アクセス制御モジュール216は、端末100に対してアクセス許可を送信する(ステップS1006)。
その後、契約書アクセス制御モジュール216は、端末100に対してアクセス要求のあった契約書情報を送信する(ステップS1007)。ここで、契約書情報には、契約書の文章だけでなく、検出済みのキーワードや認識済みの重要箇所を含めても良いものとする。
端末100は、コンピュータ200から契約書情報を受信する(ステップS1008)。受信した情報は、ユーザが内容を確認するために、端末100の出力部150に出力可能であるものとする。
また、ここでは、契約書IDが端末100の記憶部130に保持されていた例を記載したが、コンピュータ200が複数の契約書のタイトルやキーワード、契約書IDを関連付けた情報をリストとして端末100に送信し、そのリストの中からユーザにアクセスしたい契約書を選択させてもよい。その場合、選択した契約書の契約書IDを、契約書アクセス要求(ステップS1003)のときに送信すればよい。
以上のように、本発明によれば、契約書を管理する契約書管理システムにおいて、契約書の管理を適切に行うことが可能な契約書管理システム、契約書管理方法、および契約書管理プログラムを提供することが可能となる。
[契約リスク判断機能]
図11は、契約リスク判断機能を備える場合の端末100とコンピュータ200の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。端末100、コンピュータ200は、通信網300を介してデータ通信可能であるものとする。端末100は、制御部110、通信部120、記憶部130、入力部140、出力部150、から構成される。出力部150は、制御部110、通信部120、記憶部130と協働して注目度変更モジュール152を実現する。コンピュータ200は、制御部210、通信部220、記憶部230、入力部240、出力部250、から構成される。制御部210は通信部220、記憶部230と協働してキーワード検出モジュール211、重要箇所認識モジュール212、契約相手認識モジュール217、契約相手企業情報管理モジュール218、契約リスク判断モジュール219を実現する。通信網300は、インターネット等の公衆通信網でも専用通信網でも良い。
端末100は、コンピュータ200とデータ通信可能な、ユーザが所持する端末装置である。端末100は、例えば、携帯電話、携帯情報端末、タブレット端末、パーソナルコンピュータに加え、ネットブック端末、スレート端末、電子書籍端末、携帯型音楽プレーヤ等の電化製品や、スマートグラス、ヘッドマウントディスプレイ等のウェアラブル端末や、その他の物品である。端末100として図示しているスマートフォンはその一例にすぎない。
端末100は、制御部110として、CPU、RAM、ROM等を備える。
通信部120として、他の機器と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWiFi対応デバイス又は第3世代、第4世代移動通信システム等のIMT−2000規格に準拠した無線デバイス等を備える。有線によるLAN接続であってもよい。
また、記憶部130として、ハードディスクや半導体メモリによる、データのストレージ部を備え、契約書400の内容や重要箇所等の、処理に必要なデータ等を記憶する。
入力部140は、契約書管理システムを利用するために必要な機能を備えるものとする。入力を実現するための例として、タッチパネル機能を実現する液晶ディスプレイ、キーボード、マウス、ペンタブレット、装置上のハードウェアボタン、音声認識を行うためのマイク等を備えることが可能である。入力方法により、本発明は特に機能を限定されるものではない。
出力部150は、契約書管理システムを利用するために必要な機能を備えるものとする。出力部150は、制御部110、通信部120、記憶部130と協働して注目度変更モジュール152を実現する。出力を実現するための例として、液晶ディスプレイ、PCのディスプレイ、プロジェクターへの投影等の表示と音声出力等の形態が考えられる。出力方法により、本発明は特に機能を限定されるものではない。
コンピュータ200は、後述の機能を備える、一般的な計算機であってよい。
コンピュータ200は、制御部210として、CPU、RAM、ROM等を備える。制御部210は通信部220、記憶部230と協働して、キーワード検出モジュール211、重要箇所認識モジュール212、契約相手認識モジュール217、契約相手企業情報管理モジュール218、契約リスク判断モジュール219を実現する。
通信部220として、他の機器と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWiFi対応デバイス又は第3世代、第4世代移動通信システム等のIMT−2000規格に準拠した無線デバイス等を備える。有線によるLAN接続であってもよい。
記憶部230として、ハードディスクや半導体メモリによる、データのストレージ部を備え、契約書400の内容や、キーワード、重要箇所、契約書ID、ユーザID、ID関連情報、等の処理に必要なデータ等を記憶する。
入力部240は、契約書管理システムを管理するために必要な機能を備えるものとする。入力を実現するための例として、タッチパネル機能を実現する液晶ディスプレイ、キーボード、マウス、ペンタブレット、装置上のハードウェアボタン、音声認識を行うためのマイク等を備えることが可能である。入力方法により、本発明は特に機能を限定されるものではない。
出力部250は、契約書管理システムを管理するために必要な機能を備えるものとする。出力を実現するための例として、液晶ディスプレイ、PCのディスプレイ、プロジェクターへの投影等の表示と音声出力等の形態が考えられる。出力方法により、本発明は特に機能を限定されるものではない。
図12は、契約リスク判断処理のフローチャート図である。上述した各装置のモジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
まず、端末100の制御部110は、通信部120を介してコンピュータ200にログイン要求を送信する(ステップS1201)。ここでは、ユーザが契約書管理システムに登録済みであるものとし、ログインするために必要なアカウント情報と認証情報を、ログイン要求とあわせてコンピュータ200に送信するものとする。アカウント情報とは、名前やニックネーム等であり、認証情報とは、パスワードやパスフレーズ、ICカードやスマートカード、指紋や虹彩、等であるものとする。また、端末100にユーザIDを保持している場合には、あわせてユーザIDを送付してもよい。また、簡略化のためにログインが成功したものとしてフローチャートを記載しているが、ログインが失敗した場合には、リトライを行わせてもよいし、一定回数以上失敗した場合にはアカウントをロックしてログイン処理を終了してもよい。
契約書管理システムへのログイン後、端末100は契約書管理システムで契約リスクを判断したい契約書400をコンピュータ200に送信する(ステップS1202)。
コンピュータ200は、通信部220を介して契約書400を受信し、記憶部230に保存する(ステップS1203)。
次に、コンピュータ200のキーワード検出モジュール211は、契約書400からキーワードの検出を行う(ステップS1204)。
ここで、キーワードとは、契約期間、契約種類、契約者、契約相手、リスクや報酬、等を判断するために使用できる語句である。例えば、契約期間を判断するためのキーワードには、年、月、日、契約締結日、有効期間、等が考えられる。契約種類を判断するためのキーワードには、秘密保持、販売、作業委託、使用許諾、等が考えられる。契約者と契約相手を判断するためのキーワードには、会社、甲、乙、会長、社長、取締役、部長、等が考えられる。リスクや報酬を判断するためのキーワードとしては、損害賠償、義務、責任、ならない、禁止、報酬、対価、円、等が考えられる。キーワードは、端末100の入力部140を用いてユーザが入力したものを取得してもよいし、コンピュータ200の入力部240を用いて管理者が入力したものを使用してもよい。また、コンピュータ200の通信部220を介して外部から取得してもよい。また、その他の記憶媒体をコンピュータ200に接続することにより、取得してもよい。
契約相手認識モジュール217は、検出したキーワードから、契約相手を認識する(ステップS1205)。例えば、ステップS1204で「甲」と「乙」というキーワードを検出した場合、その前後の文章「○○株式会社(以下「甲」という。)」、「××××(以下「乙」という。)、」や、契約書全体の文脈、契約書末尾の署名等を確認し、「○○株式会社」を契約相手として認識する。契約相手の認識を行うためには、人間が重要箇所の教師学習を行ってもよいし、機械学習やディープラーニングを利用してもよい。
次に、契約相手企業情報管理モジュール218は、契約相手の企業情報を管理する(ステップS1206)。例えば、契約相手企業情報管理モジュール218は、契約相手の企業情報として、株価やニュースリリース、口コミ等をインターネット等から取得する。取得した企業情報は、契約書IDや取得日と関連づけて、記憶部230に保存するものとする。
重要箇所認識モジュール212は、キーワードと契約相手企業情報に応じて重要箇所を認識し、重要箇所の情報を端末100に送信する(ステップ1207)。ここでの重要箇所とは、契約するユーザ(契約者)にとっての重要箇所であるため、例えば、契約期間、契約種類、契約相手、リスク、報酬、等に関する内容である。重要箇所の認識を行うためには、人間が重要箇所の教師学習を行ってもよいし、機械学習やディープラーニングを利用してもよい。
重要箇所の受信後、端末100は契約リスクの判断を行うかどうか確認する(ステップS1208)。契約リスクの判断を行うかの選択肢を端末100の出力部150に表示し、ユーザに選択させてもよい。
契約リスクの判断を行う場合、判断要求をコンピュータ200に送信する(ステップS1209)。
契約リスクの判断要求を受信した場合、コンピュータ200の契約リスク判断モジュール219は、契約リスクの判断を行い、端末100に送信する(ステップS1210)。ここで、契約リスクの判断は、検出されたキーワード、契約相手、契約相手の企業情報を基に行う。契約リスクの判断を行うために、人間が契約リスクの教師学習を行ってもよいし、機械学習やディープラーニングを利用してもよい。契約リスクは、「大、中、小」やパーセンテージ等、段階的に表現してもよい。
最後に、端末100の注目度変更モジュール151は、コンピュータ200から受信した重要箇所情報と契約リスク判断情報に基づき注目度を変更する(ステップS1211)。契約リスク情報が存在しない場合には、重要箇所情報のみに基づく。注目度の変更のために、注目度変更方法として具体的には、端末100の出力部150に契約書400を表示する際に、重要箇所に対して、下線表示、ラインマーカー表示、点滅表示、文字色の変更、背景色の変更、重要であることを表すマークの表示、重要な理由の表示、等を行うことが考えられる。音声出力を行う場合には、重要箇所の開始場所と終了場所を、音声で案内してもよい。
図15は、契約リスク判断処理の表示の一例を示す図である。図13でリスク詳細表示ボタン1304を選択することにより、本画面に遷移しても良い。注目度変更モジュール152は、契約書400の内容を、重要箇所については注目度を変更しながら、端末100の表示部1501に出力する。また、リスク情報については、吹き出し1502の指し示す箇所がリスク1、吹き出し1503の指し示す箇所がリスク2、であることを示している。また、表示部1504に、リスク1とリスク2の詳細内容について表示している。図15でのリスク1の内容は「○○株式会社はここ3カ月株価が急落しています。」、リスク2の内容は「契約終了後の義務の存続については、「3年間」が標準的であり「5年間」は長めです。」である。これら複数のリスクを勘案した総合リスク度は、ここでは大、中、小、の三段階であるものとし、「総合リスク度 中」として、総合リスク度表示1505に表示している。この画面で、締結するボタン1506を選択することにより、本契約を締結する。通信部120を介して契約書400を取得した場合には、制御部110により通信部120を介して契約締結処理を継続してよいし、また、書面の契約書400をOCR処理により取得した場合には、書面で契約締結を行ったことを端末100の記憶部130に保存してもよい。締結しないボタン1507を選択することにより、本契約は締結処理を行わない。通信部120を介して契約書400を取得した場合には、制御部110により通信部120を介して契約締結処理を破棄して終了してもよいし、また、書面の契約書400をOCR処理により取得した場合には、書面で契約締結を行わないことを端末100の記憶部130に保存してもよい。締結するボタン1506と締結しないボタン1507の処理が終了した後には、契約書管理システムを終了してもよいし、契約書管理システムのメニュー画面等に遷移してもよい。
以上のように、本発明によれば、契約書を管理する契約書管理システムにおいて、契約するユーザにとって重要な契約期間や契約の種類、契約相手等の情報等を端末の画面等に見やすく表示し、リスクを事前に知らせてくれる契約書管理システム、契約書管理方法、および契約書管理プログラムを提供することが可能となる。
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD(CD−ROMなど)、DVD(DVD−ROM、DVD−RAMなど)、コンパクトメモリ等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置又は外部記憶装置に転送し記憶して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記憶装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
100 端末、200 コンピュータ、300 通信網、400 契約書

Claims (7)

  1. 契約書を管理する契約書管理システムであって、
    前記契約書の文章中から所定のキーワードを検出するキーワード検出手段と、
    前記検出されたキーワードの中から契約相手を認識する契約相手認識手段と、
    前記認識された契約相手の企業情報を管理する契約相手企業情報管理手段と、
    前記契約相手又は前記契約相手の企業情報に応じて、重要箇所を認識する重要箇所認識手段と、
    前記認識された重要箇所の注目度を変更する注目度変更手段と、
    を備えることを特徴とする契約書管理システム。
  2. 前記検出されたキーワードの中から前記契約書の契約期間を認識する契約期間認識手段と、
    前記認識された契約期間を所定の期間だけ更新する契約期間更新手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の契約書管理システム。
  3. 前記検出されたキーワードの中から契約種類を認識する契約種類認識手段と、
    前記認識された契約種類に基づいて、前記契約書を分類する契約書分類手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の契約書管理システム。
  4. 前記契約書にIDを付与する契約書ID付与手段と、
    ーザにIDを付与するユーザID付与手段と、
    前記契約書IDと前記ユーザIDとを関連付けてID関連情報として記憶するID関連情報記憶手段と、
    前記記憶されたID関連情報に基づいて、前記ユーザに対して、前記契約書へのアクセスを制御する契約書アクセス制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の契約書管理システム。
  5. 前記検出されたキーワード、前記契約相手、前記契約相手の企業情報、の少なくともいずれか一つから契約のリスクを判断する契約リスク判断手段を備え、
    前記注目度変更手段は、判断された契約のリスクに応じて、注目度を段階的に表示することを特徴とする請求項1に記載の契約書管理システム。
  6. 契約書を管理する契約書管理システムが実行する契約書管理方法であって、
    前記契約書の文章中から所定のキーワードを検出するステップと、
    前記検出されたキーワードの中から契約相手を認識するステップと、
    前記認識された契約相手の企業情報を管理するステップと、
    前記契約相手又は前記契約相手の企業情報に応じて、重要箇所を認識するステップと、
    前記認識された重要箇所の注目度を変更するステップと、
    を備えることを特徴とする契約書管理方法。
  7. 契約書を管理する契約書管理システムに、
    前記契約書の文章中から所定のキーワードを検出するステップ、
    前記検出されたキーワードの中から契約相手を認識するステップ、
    前記認識された契約相手の企業情報を管理するステップ、
    前記契約相手又は前記契約相手の企業情報に応じて、重要箇所を認識するステップ、
    前記認識された重要箇所の注目度を変更するステップ、
    を実行させるためのコンピュータ読み取り可能な契約書管理プログラム。
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