JP2004110766A - カード発行システム及びカード発行方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客に応じた審査を行うことができるカード発行システム及びカード発行方法を提供する。
【解決手段】カード会社1のカード会社用コンピュータ11は、処理制御部13と、カード発行データベース15と、複数の端末16とを備えている。カード発行データベース15には、顧客を区分する複数のセグメント情報と、複数の審査基準とが記憶されている。処理制御部13は、端末16を操作するカード会社1の担当者の指示に従って、複数のグループを形成するとともに、形成したグループごとに所定の審査基準を定める。そして、処理制御部13は、顧客が該当するグループを特定し、特定したグループに定められた審査基準により顧客の審査を行う。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カード発行システム及びカード発行方法に関し、詳しくは、クレジットカードのようなカードを発行するカード発行システム及びカード発行方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無人店舗ブース内に、例えば、カード発行機と、カードの発行を申し込む顧客に関する情報をカード会社のコンピュータに送信する端末と、を備えた装置を配置し、申し込んだその日にカードを発行することができるカード発行システムが提供されている。
【0003】
このカード発行システムによれば、無人店舗ブース内に配置された装置を顧客が操作して、顧客に関する情報(カード発行申込書に記載する情報)等をカード会社に送信する。カード会社では、送信された情報から内部及び外部の調査機関により顧客の信用情報を調査した後、顧客がカード利用者としての基準を満たしているか否かを審査する。そして、顧客がカード利用者としての基準を満たしている場合、カードを顧客に発行する。
【0004】
また、インターネット利用の広がりに伴い、インターネットを利用してカードの発行を申し込むことができるカード発行システムが提供されている。このカード発行システムにおいても顧客に関する情報がカード会社に送信されると、カード会社では送信された情報から顧客がカード利用者としての基準を満たしているか否かを審査している。
【0005】
このようなカード発行システムでは、例えば、性別、年齢、年収、勤務先等の顧客属性、あるいは、申込ルート、信用情報によってリスク状況が異なる顧客について、単一の審査基準・約定基準を用いてカード発行の適否を審査している。これは、大数の法則により、一定値以上の顧客数を確保するとリスクが一定値に落ち着くことを利用したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、大数の法則を利用したカード発行の審査では、リスクの増減が起きたときに、その動きに応じて細かくリスクをコントロールし、収益を確保することが困難であった。さらに、顧客数が所定数以上に達しないと、リスクを一定値にコントロールすることができなくなってしまう。
【0007】
また、このようなカード発行システムでは、早期に顧客がカード利用者としての基準を満たしているか否かを審査しなければならないので、一般に、審査が画一的になりやすく、カード発行を申し込んだ顧客に応じた審査を行うことが困難であった。
【0008】
さらに、カード発行を申し込んだ顧客に応じてカードの約定、例えば、利用限度額、料率(利率)、カードの有効期限を設定するような、柔軟な対応をすることができなかった。
【0009】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、顧客に応じた審査を行うことができるカード発行システム及びカード発行方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、顧客に応じて柔軟にカード発行を行うことができるカード発行システム及びカード発行方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、リスクをコントロールすることができるカード発行システム及びカード発行方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかるカード発行システムは、
カードの発行申し込みを行った顧客の審査を行い、顧客がカード利用者としての基準を満たしている場合に、顧客にカードを発行するカード発行システムであって、
前記顧客の顧客情報を含むカードの発行申し込みに関する申込情報を記憶する申込情報記憶手段と、
前記顧客を区分する複数のセグメント情報と複数の審査基準とを含む審査情報を記憶する審査情報記憶手段と、
前記審査情報記憶手段に記憶されたセグメント情報を選択させるセグメント情報選択手段と、
前記セグメント情報選択手段により選択されたセグメント情報に基づいて、複数のグループを作成するグループ作成手段と、
前記グループ作成手段により作成された各グループに所定の審査基準を選択させる審査基準選択手段と、
前記申込情報記憶手段に記憶された申込情報から顧客が該当するグループを特定し、該特定したグループが前記審査基準選択手段により選択された審査基準により、顧客の審査を行う審査手段と、
を備える、ことを特徴とする。
【0011】
前記顧客を区分する複数のセグメント情報と前記カードの複数の約定とを含む約定情報を記憶する約定情報記憶手段と、
前記約定情報記憶手段に記憶されたセグメント情報を指定させるセグメント情報指定手段と、
前記セグメント情報指定手段により選択されたセグメント情報に基づいて、複数のグループを形成するグループ形成手段と、
前記グループ形成手段により形成された各グループに所定の約定を選択させる約定選択手段と、
前記申込情報記憶手段に記憶された申込情報から顧客が該当するグループを特定し、該特定したグループが前記約定選択手段により選択された約定をカードの約定に設定する約定設定手段と、
を、さらに備えてもよい。
【0012】
前記セグメント情報としては、例えば、カード発行会社、申込ルート、カード種類、カード区分、顧客スコア、顧客の性別、顧客の年齢、顧客の住居区分、顧客の勤務区分、顧客の年収がある。
【0013】
通信ネットワークを介して、前記申込情報を受信する受信手段を、さらに備えていてもよい。この場合、前記申込情報記憶手段は、例えば、前記受信手段で受信された申込情報を記憶する。
【0014】
本発明の第2の観点にかかるカード発行方法は、
カードの発行申し込みを行った顧客の審査を行い、顧客がカード利用者としての基準を満たしている場合に、顧客にカードを発行するカード発行方法であって、
前記顧客の顧客情報を含むカードの発行申し込みに関する申込情報を記憶する申込情報記憶ステップと、
前記顧客を区分する複数のセグメント情報と複数の審査基準とを含む審査情報を記憶する審査情報記憶ステップと、
前記審査情報記憶ステップで記憶されたセグメント情報を選択させるセグメント情報選択ステップと、
前記セグメント情報選択ステップで選択されたセグメント情報に基づいて、複数のグループを作成するグループ作成ステップと、
前記グループ作成ステップで作成された各グループに所定の審査基準を選択させる審査基準選択ステップと、
前記申込情報記憶ステップで記憶された申込情報から顧客が該当するグループを特定し、該特定したグループが前記審査基準選択ステップで選択された審査基準により、顧客の審査を行う審査ステップと、
を備える、ことを特徴とする。
【0015】
前記顧客を区分する複数のセグメント情報と前記カードの複数の約定とを含む約定情報を記憶する約定情報記憶ステップと、
前記約定情報記憶ステップで記憶されたセグメント情報を指定させるセグメント情報指定ステップと、
前記セグメント情報指定ステップで選択されたセグメント情報に基づいて、複数のグループを形成するグループ形成ステップと、
前記グループ形成ステップで形成された各グループに所定の約定を選択させる約定選択ステップと、
前記申込情報記憶ステップで記憶された申込情報から顧客が該当するグループを特定し、該特定したグループが前記約定選択ステップで選択された約定をカードの約定に設定する約定設定ステップと、
を、さらに備えてもよい。
【0016】
前記セグメント情報には、カード発行会社、申込ルート、カード種類、カード区分、顧客スコア、顧客の性別、顧客の年齢、顧客の住居区分、顧客の勤務区分、顧客の年収を用いてもよい。
【0017】
通信ネットワークを介して、前記申込情報を受信する受信ステップをさらに備えていてもよい。この場合、前記申込情報記憶ステップでは、例えば、前記受信ステップで受信された申込情報を記憶する。
【0018】
本発明の第3の観点にかかるプログラムは、
カードの発行申し込みを行った顧客の審査を行い、顧客がカード利用者としての基準を満たしている場合に、顧客にカードを発行するカード発行システムとして機能させるためのプログラムであって、
コンピュータを、
前記顧客の顧客情報を含むカードの発行申し込みに関する申込情報を記憶する申込情報記憶手段、
前記顧客を区分する複数のセグメント情報と複数の審査基準とを含む審査情報を記憶する審査情報記憶手段、
前記審査情報記憶手段に記憶されたセグメント情報を選択させるセグメント情報選択手段、
前記セグメント情報選択手段により選択されたセグメント情報に基づいて、複数のグループを作成するグループ作成手段、
前記グループ作成手段により作成された各グループに所定の審査基準を選択させる審査基準選択手段、
前記申込情報記憶手段に記憶された申込情報から顧客が該当するグループを特定し、該特定したグループが前記審査基準選択手段により選択された審査基準により、顧客の審査を行う審査手段、
前記顧客を区分する複数のセグメント情報と、前記カードの複数の約定とを含む約定情報を記憶する約定情報記憶手段、
前記約定情報記憶手段に記憶されたセグメント情報を指定させるセグメント情報指定手段、
前記セグメント情報指定手段により選択されたセグメント情報に基づいて、複数のグループを形成するグループ形成手段、
前記グループ形成手段により形成された各グループに所定の約定を選択させる約定選択手段、
前記申込情報記憶手段に記憶された申込情報から顧客が該当するグループを特定し、該特定したグループが前記約定選択手段により選択された約定をカードの約定に設定する約定設定手段、
として機能させることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のカード発行システム及びカード発行方法について説明する。本発明のカード発行システム及びカード発行方法は、所定のセグメント情報に基づいて顧客を区分する複数のグループを作成し、各グループ毎にカード発行の適否に関する判定及び約定の判定の基準を定めることにより、顧客の状況に応じた柔軟なカードの発行を行うことができるものである。図1は、本実施の形態のカード発行システムの構成を示す図である。
【0020】
図1に示すように、カード発行システムは、カード会社1と、通信ネットワーク2と、通信ネットワーク2を介して接続されたカード発行機3(3〜3)と、情報センタ4と、顧客用端末5(5〜5)と、から構成されている。
【0021】
カード会社1は、カードの発行を希望する顧客の申込に応じて、カードの発行を審査(判定)し、カードを発行する会社である。カード会社1のカード会社用コンピュータ11は、カード発行システムに関する各種の処理をするためのものである。カード会社用コンピュータ11は、通信制御部12と、処理制御部13と、データ記憶部14と、カード発行データベース(DB)15と、複数の端末16(16〜16)とを備えている。
【0022】
通信制御部12は、例えば、ルータなどの所定の通信装置から構成され、カード会社用コンピュータ11と通信ネットワーク2とを接続する。通信制御部12は、処理制御部13の制御により、通信ネットワーク2を介した各種データ(情報)の送受信を行う。
【0023】
処理制御部13は、カード会社用コンピュータ11の各部を制御するとともに、所定の動作プログラムを実行することで、後述する各処理を実現する。この処理制御部13は、CGI(Common Gateway Interface)を有している。このため、処理制御部13は、カード発行データベース15に記憶されたデータにアクセスしてHTML形式の所定のページを作成し、端末16及びカード発行機3に出力(表示)する。また、処理制御部13は、通信制御部12を制御することで通信ネットワーク2を介した通信を行う。さらに、処理制御部13は、所定の画像データを作成する。
【0024】
データ記憶部14は、半導体メモリ、磁気ディスク記録装置等から構成され、各種の情報やプログラムを記録する。
【0025】
カード発行データベース15は、カード発行システムに関する各種の情報を記憶するデータベース(DB)である。図2にカード発行データベース15の構成を示す。図2に示すように、カード発行データベース15は、申込受付情報DB151と、自社情報DB152と、電話番号情報DB153と、センタ送信情報DB154と、センタ回答情報DB155と、判定用セグメント情報DB156と、約定用セグメント情報DB157と、判定基準情報DB158と、約定情報DB159と、システム判定情報DB160と、約定判定情報DB161と、画像情報DB162と、を備えている。
【0026】
申込受付情報DB151は、カードの発行を希望する顧客の申込内容に関する情報を記憶するデータベースである。この申込受付情報DB151は、後述する申込受付処理で読み取られたカード発行申込書に記載された情報が記憶される。申込受付情報DB151には、例えば、図3に示すように、申込受付番号毎にレコードが作成され、各レコードには、カード種類、カード区分、顧客名、性別、生年月日、年齢、住所、電話番号、メールアドレス、勤務先名称、勤務先住所、勤務先電話番号などを示す情報が記憶されている。
【0027】
自社情報DB152は、カード会社1が今までに取り扱ったクレジット、ローン等の案件に関する情報を記憶するデータベースである。自社情報DB152には、例えば、図4に示すように、案件毎にレコードが作成され、各レコードには、顧客名、取扱金額、支払期間、支払回数、支払金額、支払遅延の有無などを示す情報が記憶されている。
【0028】
電話番号情報DB153は、電話番号に関する情報を記憶するデータベースである。電話番号情報DB153には、例えば、図5に示すように、電話番号毎にレコードが作成され、各レコードには、電話番号に対応する個人名/法人名、住所/居所などを示す情報が記憶されている。
【0029】
センタ送信情報DB154は、顧客がカード利用者としての基準を満たしているかの判断指針となる顧客の信用情報の調査を情報センタ4に依頼するため、カードの発行を申し込んだ顧客に関する情報を記憶するデータベースである。センタ送信情報DB154には、例えば、図6に示すように、申込受付番号毎にレコードが作成され、各レコードには、顧客名、性別、生年月日、年齢、住所、電話番号などを示す情報が記憶されている。
【0030】
センタ回答情報DB155は、情報センタ4が調査した結果に関する情報を記憶するデータベースである。センタ回答情報DB155には、例えば、図7に示すように、申込受付番号毎にレコードが作成され、各レコードには、顧客名、調査結果などを示す情報が記憶されている。
【0031】
判定用セグメント情報DB156は、後述するシステム判定で顧客を区分けするための判定用セグメントに関する情報を記憶するデータベースである。判定用セグメント情報DB156には、例えば、図8に示すように、カード発行会社、カード種類、カード区分、申込ルート、顧客スコア、顧客属性(性別、年齢、未既婚、住居区分、勤務区分、勤続年数、年収)などを示す情報が記憶されている。ここで、顧客スコアとは、カード会社1の所定の基準に基づいて定められた顧客が有するポイント値であり、例えば、顧客がカード会社1が提携する店舗で商品を購入した購入金額や、顧客の勤続年数、年収のような顧客属性などに基づいて定められる。
【0032】
約定用セグメント情報DB157は、後述する約定判定で顧客を区分けするための約定用セグメントに関する情報を記憶するデータベースである。約定用セグメント情報DB157には、例えば、図9に示すように、カード種類、勤務区分、年齢区分、顧客スコアなどを示す情報が記憶されている。
【0033】
判定基準情報DB158は、システム判定の判断基準となる判定基準に関する情報を記憶するデータベースである。判定基準情報DB158には、例えば、図10に示すように、判定基準番号毎にレコードが作成され、各レコードには、それぞれ所定の判定基準に関する情報が記憶されている。
【0034】
約定情報DB159は、カードの約定に関する情報を記憶するデータベースである。約定情報DB159には、例えば、図11に示すように、約定番号毎にレコードが作成され、各レコードには、利用限度額、料率(利率)、カードの有効期限などを示す情報が記憶されている。
【0035】
システム判定情報DB160は、システム判定に関する情報を記憶するデータベースである。システム判定情報DB160は、後述するシステム判定情報登録処理により登録される。
【0036】
約定判定情報DB161は、約定判定に関する情報を記憶するデータベースである。約定判定情報DB161は、後述する約定判定情報登録処理により登録される。
【0037】
画像情報DB162は、後述する各処理で表示される様々な画像を構成する情報を記憶するデータベースであり、これらの画像を生成するための様々な素材の画像、各種フォームなどを記憶する。
【0038】
端末16(16〜16)は、例えば、キーボード、マウス、ディスプレイ等の入出力装置を備えたコンピュータ、などから構成されている。端末16は、顧客に関する情報の入力、その他の操作入力及び処理結果等の表示を行う。
【0039】
通信ネットワーク2は、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等から構成されている。
【0040】
カード発行機3(3〜3)は、顧客からのカード発行の申込を受け付けるとともに、顧客にカードを発行するものである。カード発行機3は、例えば、無人店舗ブース内に配置される。図12にカード発行機3の構成を示す。図12に示すように、カード発行機3は、通信制御部31と、処理制御部32と、画像入力部33と、音声入出力部34と、読み取り部35と、表示部36と、操作部37と、印刷部38と、カード発行部39と、記憶部40と、を備えている。
【0041】
通信制御部31は、例えば、ルータなどの所定の通信装置から構成され、カード発行機3と通信ネットワーク2とを接続する。通信制御部31は、処理制御部32の制御により、通信ネットワーク2を介した各種データ(情報)の送受信を行う。
【0042】
処理制御部32は、カード発行機3の各部を制御するとともに、所定の動作プログラムを実行することで、カード会社1のカード会社用コンピュータ11(処理制御部13)からの指示に従い、カード申込の受付及びカード発行にかかる処理を制御する。
【0043】
画像入力部33は、顧客の容姿、特に顧客の顔を、端末16を操作するオペレータが確認するためのもので、例えば、カメラを備えている。画像入力部33により撮影された顧客の映像は、その画像データが通信ネットワーク2を介して端末16に送信され、端末16の表示装置に表示される。
【0044】
音声入出力部34は、カード申込の受付及びカード発行にかかるガイダンスを音声で出力したり、顧客と端末16を操作するオペレータとが会話したりするためのもので、例えば、電話機、スピーカ、マイクロフォン、音声ファイルを備えている。
【0045】
読み取り部35は、カード発行申込書及び身分証明書に記載された情報を取り込むためのものであり、例えば、スキャナ装置や光学的読み取り装置(OCR)を備えている。本実施の形態では、読み取り部35は、OCRを備えている。
【0046】
表示部36は、CRTまたは液晶ディスプレー等から構成され、例えば、カード申込の受付及びカード発行にかかる操作ガイダンス、処理選択メニュー画面及びイメージデータを表示する。操作部37は、処理選択メニューの選択操作、受付番号、暗証番号の入力をするためのものであり、例えば、タッチパネル、キーボード等から構成されている。表示部36及び操作部37として、タッチディスプレーを用いてもよい。
【0047】
印刷部38は、プリンタから構成され、例えば、カード申込の受付票、カード発行控え等を印刷する。
【0048】
カード発行部39は、カード発行機構から構成され、カード会社1のカード会社用コンピュータ11(処理制御部13)からの指示に従い、カードの発行処理を行う。
【0049】
記憶部40は、半導体メモリ、磁気ディスク記録装置等から構成され、各種の情報やプログラムを記録する。
【0050】
情報センタ4は、カード会社1から送信された顧客に関する情報から、顧客がカード利用者としての基準を満たしているかの判断指針となる顧客の信用情報を調査する外部機関である。
【0051】
顧客用端末5(5〜5)は、例えば、キーボード、ディスプレイ等の入出力装置を備えたコンピュータ、携帯端末などから構成されている。顧客用端末5は、カードの発行申込のために必要な情報の入力を行う。すなわち、顧客は、カード発行機3を操作してカードの発行申込を行うのみならず、顧客用端末5を操作して、通信ネットワーク2、例えば、インターネットによりカードの発行申込を行うことができる。また、顧客用端末5は、その他の操作入力及び処理結果等の表示を行う。
【0052】
次に、以上のように構成されたカード発行システムを用いたカード発行方法について説明する。
【0053】
本システムによりカードを発行するためには、カード会社1の担当者により、顧客を区分する複数のグループを設けるためのセグメント情報(判定用セグメント情報及び約定用セグメント情報)の選定、設けられたグループに適用するカード発行の判定基準の選定及び約定の選定を行い、システム判定情報DB160にシステム判定情報を登録し、約定判定情報DB161に約定判定情報を登録しておくことが必要になる。以下、システム判定情報登録及び約定判定情報登録について説明する。
【0054】
(ログイン)
カード会社1の担当者が端末16からカード発行システムにアクセスすると、処理制御部13は、図13のフローチャートに示す処理を開始する。
【0055】
まず、処理制御部13は、図14に示すようなログイン用ページ(HTML形式の情報)を画像情報DB162から読み出して端末16に送信し、端末16にログイン用ページを表示する(ステップS1)。このページには、ログイン名、パスワードを入力する入力欄が配置されている。
【0056】
カード会社1の担当者は、この画面上で、ログイン名とパスワードとを入力し、「送信」をクリックする。カード会社1の担当者がログイン名とパスワードを入力し、「送信」をクリックすると、入力事項が処理制御部13に通知される。
【0057】
処理制御部13は、この通知に対して、入力された情報が予め登録された情報と一致するか否かを判別する(ステップS2)。処理制御部13は、一致しないと判別した場合(ステップS2;No)、この処理を終了する。
【0058】
一方、処理制御部13は、一致すると判別した場合(ステップS2;Yes)、図15に示すような登録用メニューページの情報(HTML形式の情報)を画像情報DB162から読み出して端末16に送信し、端末16に登録用メニューページを表示し(ステップS3)、この処理を終了する。
【0059】
登録用メニューページには、システム判定情報を登録する「システム判定情報登録」、約定判定情報を登録する「約定判定情報登録」等のメニュー欄が配置されている。カード会社1の担当者は、登録する情報に対応したメニュー欄をクリックすることにより、カード発行システムに必要な情報を事前に登録することができる。
【0060】
(システム判定情報登録処理)
次に、カード会社1の担当者がシステム判定情報を登録するシステム判定情報登録処理を図16のフローチャートを参照して説明する。
【0061】
まず、処理制御部13は、図15に示す登録用メニューページを端末16に表示させる(ステップS11)。次に、処理制御部13は、登録用メニューページから「システム判定情報登録」がクリックされているか否かを判別する(ステップS12)。処理制御部13は、「システム判定情報登録」がクリックされていないと判別すると(ステップS12;No)、この処理を終了する。
【0062】
処理制御部13は、「システム判定情報登録」がクリックされていると判別すると(ステップS12;Yes)、判定用セグメント情報DB156及び画像情報DB162に記憶されたページの情報にアクセスして、判定用セグメントの一覧を示す判定用セグメント一覧ページを作成する。そして、処理制御部13は、判定用セグメント一覧ページの情報を端末16に送信し、端末16に判定用セグメント一覧ページを表示する(ステップS13)。
【0063】
カード会社1の担当者は、この判定用セグメント一覧ページから所定の判定用セグメント及び階層位置を選定して、顧客を区分する複数のグループを作成する(図17参照)。
【0064】
次に、処理制御部13は、複数のグループが作成されているか否かを判別する(ステップS14)。処理制御部13は、複数のグループが作成されていると判別すると(ステップS14;Yes)、判定基準情報DB158及び画像情報DB162に記憶されたページの情報にアクセスして、判定基準の一覧を示す判定基準一覧ページを作成する。そして、処理制御部13は、判定基準一覧ページの情報を端末16に送信し、端末16に判定基準一覧ページを表示する(ステップS15)。
【0065】
カード会社1の担当者は、この判定基準一覧ページから所定の判定基準番号及び作成したグループを選定することにより全てのグループの判定基準を選定し、図17に示すようなシステム判定用セグメントフローを作成する。図17に示すシステム判定用セグメントフローは、例えば、カード種類「クレジットカード」、カード区分「ノーマル」、申込ルート「インターネット」、顧客スコア「350−」の顧客が、判定基準番号「Z001」の判定基準でシステム判定が行われるように作成されている。
【0066】
続いて、処理制御部13は、全てのグループについて判定基準が選定されている(システム判定用セグメントフローが作成されている)か否かを判別する(ステップS16)。処理制御部13は、全てのグループの判定基準が選定されていると判別すると(ステップS16;Yes)、これらの情報をシステム判定情報DB160に登録し(ステップS17)、この処理を終了する。
【0067】
(約定判定情報登録処理)
次に、カード会社1の担当者が約定判定情報を登録する約定判定情報登録処理を図18のフローチャートを参照して説明する。
【0068】
まず、処理制御部13は、図15に示す登録用メニューページを端末16に表示させる(ステップS21)。次に、処理制御部13は、登録用メニューページから「約定判定情報登録」がクリックされているか否かを判別する(ステップS22)。処理制御部13は、「約定判定情報登録」がクリックされていないと判別すると(ステップS22;No)、この処理を終了する。
【0069】
処理制御部13は、「約定判定情報登録」がクリックされていると判別すると(ステップS22;Yes)、約定用セグメント情報DB157及び画像情報DB162に記憶されたページの情報にアクセスして、約定用セグメントの一覧を示す約定用セグメント一覧ページを作成する。そして、処理制御部13は、約定用セグメント一覧ページの情報を端末16に送信し、端末16に約定用セグメント一覧ページを表示する(ステップS23)。
【0070】
カード会社1の担当者は、この約定用セグメント一覧ページから所定の約定用セグメント及び階層位置を選定して、顧客を区分する複数のグループを作成する(図19参照)。
【0071】
次に、処理制御部13は、複数のグループが作成されているか否かを判別する(ステップS24)。処理制御部13は、複数のグループが作成されていると判別すると(ステップS24;Yes)、約定情報DB159及び画像情報DB162に記憶されたページの情報にアクセスして、約定の一覧を示す約定一覧ページを作成する。そして、処理制御部13は、約定一覧ページの情報を端末16に送信し、端末16に約定一覧ページを表示する(ステップS25)。
【0072】
カード会社1の担当者は、この約定一覧ページから所定の約定番号及び作成したグループを選定することにより全てのグループの約定を選定し、図19に示すような約定判定用セグメントフローを作成する。図19に示す約定判定用セグメントフローは、例えば、カード種類「クレジットカード」、職業「学生以外」、年齢「−19」の顧客が、約定番号「G001」の約定で約定判定が行われるように作成されている。
【0073】
続いて、処理制御部13は、全てのグループの約定が選定されている(約定判定用セグメントフローが作成されている)か否かを判別する(ステップS26)。処理制御部13は、全てのグループの約定が選定されていると判別すると(ステップS26;Yes)、これらの情報を約定判定情報DB161に登録し(ステップS27)、この処理を終了する。
【0074】
次に、カードの発行を希望する顧客がカードの発行を申し込んでから、カードを発行するまでについて説明する。以下、カード発行の申し込みを受け付ける申込受付処理、カード発行の適否を審査する審査処理、顧客にカードを発行するカード発行処理について説明する。
【0075】
(申込受付処理)
申込受付処理としては、例えば、カード発行機3により顧客のカード発行の申し込みを受け付けるカード発行機申込受付処理と、通信ネットワーク2、例えば、インターネットにより顧客のカード発行の申し込みを受け付けるインターネット申込受付処理とがある。
【0076】
(カード発行機申込受付処理)
カード発行機3により顧客からのカード発行の申込を受け付けるカード発行機申込受付処理を図20のフローチャートを参照して説明する。
【0077】
まず、処理制御部13は、顧客がカード発行機3が設置された無人店舗ブースに来店したか否かを判別する(ステップS31)。例えば、カード発行機3の処理制御部32が、顧客が無人店舗ブースに来店してカード発行機3の前の所定の場所に座ったか否かを判別し、判別結果に関する情報を通信制御部31、通信ネットワーク2を介して処理制御部13に送信する。処理制御部13は、受信した判別結果に関する情報に基づいて、顧客が無人店舗ブースに来店したか否かを判別する。
【0078】
処理制御部13は、顧客が無人店舗ブースに来店したと判別すると(ステップS31;Yes)、図21に示すようなメニューページの情報(HTML形式の情報)を画像情報DB162から読み出してカード発行機3に送信し、カード発行機3の処理制御部32にメニューページを表示させる(ステップS32)。カード発行機3の処理制御部32は、メニューページの情報がカード発行機3に送信されると、送信されたメニューページを表示部36に表示する。図21に示すように、メニューページには、カードの申込を受け付ける「カード申込」と、発行されたカードを受け取る「カード受取」等のメニュー欄が配置されている。ここで、処理制御部32は、処理制御部13からの指示に基づいて、カード発行のための案内(音声ガイダンス)を音声入出力部34から出力させることが好ましい。顧客が音声ガイダンスに従うことによりカード発行の申込を容易に行うためである。
【0079】
次に、処理制御部13は、メニューページから「カード申込」がクリックされているか否かを判別する(ステップS33)。処理制御部13は、「カード申込」がクリックされていないと判別すると(ステップS33;No)、この処理を終了する。
【0080】
処理制御部13は、「カード申込」がクリックされていると判別すると(ステップS33;Yes)、図22に示すようなカード選択ページの情報(HTML形式の情報)を画像情報DB162から読み出してカード発行機3に送信する。カード選択ページの情報がカード発行機3に送信されると、カード発行機3の処理制御部32は、送信されたカード選択ページを表示部36に表示する。図22に示すカード選択ページには、本システムで取り扱うカードを示す欄が表示されている。ここで、クレジットカードAとクレジットカードB(クレジットカードC)とは、例えば、提携するクレジット会社が異なっている。そして、処理制御部13は、カード選択ページからカードが選択されているか否かを判別する(ステップS34)。
【0081】
処理制御部13は、カードが選択されていると判別すると(ステップS34;Yes)、選択されたカードの規約に関する情報を示す規約ページ(図示せず)を画像情報DB162から読み出してカード発行機3に送信し、カード発行機3の処理制御部32に規約ページを表示させる(ステップS35)。カード発行機3の処理制御部32は、規約ページがカード発行機3に送信されると、送信された規約ページを表示部36に表示する。この規約ページには、選択されたカードの規約が表示され、さらに、この規約に承諾するか否かを求める「承諾」及び「承諾しない」欄が配置されている。
【0082】
次に、処理制御部13は、「承諾」がクリックされているか否かを判別する(ステップS36)。処理制御部13は、「承諾」がクリックされていないと判別すると(ステップS36;No)、この処理を終了する。
【0083】
処理制御部13は、「承諾」がクリックされていると判別すると(ステップS36;Yes)、本人を確認することができる身分証明書、例えば、運転免許証、パスポート、学生書、保険証に記載された情報(例えば、イメージ画像)を読み取る(ステップS37)。具体的には、処理制御部13(処理制御部32)は、顧客に身分証明書をカード発行機3の読み取り部35の上にセットするように、その旨を表示部36に表示させたり、音声ガイダンスにより音声入出力部34から出力させる。顧客は、この指示に従って、身分証明書を読み取り部35の上にセットする。身分証明書が読み取り部35の上にセットされると、処理制御部13(処理制御部32)は、読み取り部35により、身分証明書のイメージ画像を読み取らせる。処理制御部13は、読み取られたイメージ画像を、例えば、カード会社1の端末16に表示して、端末16を操作するオペレータに示す。
【0084】
ここで、顧客が運転免許証を読み取り部35の上にセットした場合、運転免許証の表及び裏のみならず、透かしについてもイメージ画像を読み取らせることが好ましい。読み取られたイメージ画像から運転免許証の偽造の有無を容易に判別しやすくするためである。透かしのイメージ画像を読み取る方法としては、例えば、読み取り部35の読み取り明度を変えてイメージ画像を読み取る方法がある。
【0085】
また、処理制御部13は、処理制御部32に画像入力部33を制御させ、顧客、特に顧客の顔を撮影させる(ステップS38)。これは、カード発行を申し込んだ者と、後述するカード受取プロセスにおいてカードを受け取りに来た者とが同一人物か否かを確認するためである。ここで、例えば、顧客が運転免許証、学生証のように、顔写真入りの身分証明書を読み取り部35の上にセットした場合、処理制御部13は身分証明書と同一人物か否かをオペレータに確認するように指示することが好ましい。
【0086】
次に、処理制御部13は、顧客が予め必要な事項を記載したカード発行申込書を読み取る(ステップS39)。具体的には、処理制御部13(処理制御部32)は、顧客にカード発行申込書をカード発行機3の読み取り部35にセットするように、その旨を表示部36に表示させたり、音声ガイダンスにより音声入出力部34から出力させる。顧客は、この指示に従って、カード発行申込書を読み取り部35にセットする。カード発行申込書が読み取り部35にセットされると、処理制御部13(処理制御部32)は、読み取り部35により、身分証明書に記載された情報を読み取らせる。処理制御部13は、読み取られた情報を、例えば、カード会社1の端末16に表示して、端末16を操作するオペレータに示す。
【0087】
図23にカード発行申込書の一例を示す。図23に示すように、カード発行申込書には、顧客の氏名、住所、生年月日、性別、配偶者の有無、電話番号、携帯(PHS)番号、居住の形態、勤務先名、所属部署、住所、電話番号等の欄が設けられている。また、カード発行申込書には、銀行口座に関する内容(例えば、銀行名、口座番号)、後述するカード受取処理において必要な暗証番号等を記載する欄が設けられている。読み取り部35により、これらに関する情報が読み取られ、読み取られた情報が端末16に表示される。
【0088】
読み取られた情報(カード発行申込書に記載された内容)が端末16に表示されると、オペレータによりカード発行申込書に記載された内容の確認が行われる。オペレータは、カード発行申込書に記載された内容と、身分証明書のイメージ画像とを比較し、カード発行申込書の本人に関する情報の確認を行う。また、オペレータは、端末16を操作して電話番号情報DB153に記憶されている情報、例えば、自宅、勤務先等の電話番号から自宅住所、氏名、勤務先住所、勤務先名等の情報を読み出し、カード発行申込書の内容との確認を行う。そして、両者の内容が異なる場合、オペレータは、音声入出力部34を介して顧客と会話をし、端末16を用いて本人に関する情報を修正する。このようにして、オペレータによりカード発行申込書に記載された内容が確認される。
【0089】
本実施の形態では、読み取り部35は、OCRを備えている。このため、OCRによりカード発行申込書に記載された内容が読み取られ、申し込み処理の迅速化、及びオペレータによる入力処理の軽減を図ることができる。
【0090】
次に、処理制御部13は、オペレータによりカード発行申込書に記載された内容が確認されたか否かを判別する(ステップS40)。処理制御部13は、カード発行申込書に記載された内容が確認されたと判別すると(ステップS40;Yes)、顧客のE−mailアドレスを入力するE−mailアドレス入力用ページの情報(HTML形式の情報)を画像情報DB162から読み出してカード発行機3に送信する。E−mailアドレス入力用ページの情報がカード発行機3に送信されると、カード発行機3の処理制御部32は、送信されたE−mailアドレス入力用ページを表示部36に表示する。これにより、顧客のE−mailアドレスの入力を受け付ける(ステップS41)。顧客は、操作部37を操作して、E−mailアドレスを入力する。このE−mailアドレスの受付は、後述する審査処理の結果、すなわち、カード発行の適否を通知するためのものであり、顧客がE−mailによる通知を希望しない場合には、入力しなくてもよい。この場合、顧客は、所定時間後、例えば、30分後に再び無人店舗ブースに来店し、審査結果を知ることになる。また、カード発行申込書にE−mailアドレスを記載する欄を設け、読み取り部35による読み取りによりE−mailアドレスに関する情報を取得してもよい。
【0091】
続いて、処理制御部13は処理制御部32に受付票を作成させ、印刷部38により受付票を印刷させる(ステップS42)。この受付票には後述するカード受取処理において必要な受付番号が記載されている。最後に、処理制御部13は、カード発行機申込受付処理に関する情報を申込受付情報DB151に登録し(ステップS43)、この処理を終了する。
【0092】
(インターネット申込受付処理)
インターネットにより顧客からのカード発行の申込を受け付けるインターネット申込受付処理を図24のフローチャートを参照して説明する。本例では、図25に示すようなカード会社のホームページから顧客が「カード発行申込」をクリックして、カードの発行を申し込む場合を例に説明する。
【0093】
まず、処理制御部13は、図25に示すカード会社のホームページの「カード発行申込」がクリックされているか否かを判別する(ステップS51)。処理制御部13は、「カード発行申込」がクリックされていないと判別すると(ステップS51;No)、この処理を終了する。
【0094】
処理制御部13は、「カード発行申込」がクリックされていると判別すると(ステップS51;Yes)、図26に示すようなカード選択用ページの情報(HTML形式の情報)を画像情報DB162から読み出して顧客用端末5に送信し、送信したカード選択用ページの情報を顧客用端末5に表示する(ステップS52)。図26に示すカード選択用ページには、図22と同様に、本システムで取り扱うカードを示す欄が表示されている。顧客は、顧客用端末5を操作して、表示されたカード選択用ページから申込を希望するカードを選択する。
【0095】
次に、処理制御部13は、カードが選択されているか否かを判別する(ステップS53)。処理制御部13は、カードが選択されていると判別すると(ステップS53;Yes)、選択されたカードの規約に関する情報を示す規約ページ(図示せず)を画像情報DB162から読み出して顧客用端末5に送信し、送信された規約ページを顧客用端末5に表示する(ステップS54)。この規約ページには、選択されたカードの規約が表示され、さらに、この規約に承諾するか否かを求める「承諾」及び「承諾しない」欄が配置されている。
【0096】
続いて、処理制御部13は、「承諾」がクリックされているか否かを判別する(ステップS55)。処理制御部13は、「承諾」がクリックされていないと判別すると(ステップS55;No)、この処理を終了する。
【0097】
処理制御部13は、「承諾」がクリックされていると判別すると(ステップS55;Yes)、図27に示すようなカード発行申込用ページの情報(HTML形式の情報)を画像情報DB162から読み出して顧客用端末5に送信し、送信したカード発行申込用ページの情報を顧客用端末5に表示する(ステップS56)。
【0098】
ここで、カード発行申込用ページは、複数の申込入力画面を備え、顧客が入力した顧客の属性に応じて、必要な入力項目を有する申込入力画面に切り替え可能に構成されていることが好ましい。例えば、顧客が職業(仕事)を選択すると、選択した仕事内容における必要な入力項目が表示された申込入力画面に切り替え可能に構成されていることが好ましい。具体的には、図27(a)に示す申込入力画面で、顧客が職業として会社員・公務員を選択し「次へ」をクリックすると、図27(b)に示すように、会社名、所属部署、住所、電話番号、勤続年数等の入力項目が表示された申込入力画面に切り替えられる。また、カード発行申込用ページには、後述するようにメールで受付番号が通知されることから、E−mailアドレスを入力する欄が設けられている。さらに、カード発行申込用ページには、後述するカード受取処理において必要な暗証番号等を入力する欄が設けられている。顧客は、顧客用端末5を操作して、カード発行申込用ページの必要な情報を入力し「送信」をクリックする。
【0099】
次に、処理制御部13は、必要な情報が入力されているか否かを判別する(ステップS57)。処理制御部13は、必要な情報が入力されていないと判別すると(ステップS57;No)、必要な情報が入力されていない旨を示し、顧客に再度必要な情報の入力を求める。
【0100】
処理制御部13は、必要な情報が入力されていると判別すると(ステップS57;Yes)、顧客にカード受取方法を選択させる(ステップS58)。カード受取方法としては、カード発行機3での受け取り、カード会社等の店舗での受け取り、郵送での受け取り等がある。顧客は、顧客用端末5を操作して、カード受取方法を指定する。
【0101】
続いて、処理制御部13は、受付番号を採番し、顧客にメールで受付番号を通知する(ステップS59)。最後に、処理制御部13は、インターネット申込受付処理に関する情報を申込受付情報DB151に登録し(ステップS60)、この処理を終了する。
【0102】
(審査処理)
次に、カード発行の適否を審査する審査処理を図28のフローチャートを参照して説明する。審査処理は、申込受付処理が行われた後、申込受付の内容から顧客がカード利用者としての基準を満たしているか否かを審査するものである。
【0103】
まず、処理制御部13は、申込受付情報DB151に登録された顧客について、自社情報DB152に登録されている自社情報を調査し、顧客の信用情報を調査する(ステップS61)。自社情報DB152には、カード会社1が今までに取り扱ったクレジット、ローン等の案件に関する情報が記憶されており、処理制御部13は、申込受付情報DB151に登録された顧客についての過去の取扱状況から顧客の信用情報を調査する。なお、この調査は、申込受付処理時に行ってもよい。
【0104】
次に、処理制御部13は、情報センタ4に顧客の信用情報の調査を依頼し、情報センタ4により顧客の信用情報を調査させる(ステップS62)。具体的には、処理制御部13は、申込受付情報DB151に登録された情報からセンタ送信情報を作成し、作成したセンタ送信情報をセンタ送信情報DB154に登録する。このセンタ送信情報は、顧客がカード利用者としての基準を満たしているかの判断指針となる顧客の信用情報の調査を情報センタ4に依頼するための顧客に関する情報である。そして、処理制御部13は、センタ送信情報DB154に登録したセンタ送信情報を情報センタ4に送信し、送信した顧客の信用情報の調査を依頼する。情報センタ4は、送信された顧客の信用情報の調査が完了すると、調査結果を通信ネットワーク2を介してカード会社1に送信する。処理制御部13は、送信された調査結果から顧客の信用情報を調査する。また、処理制御部13は、送信された調査結果をセンタ回答情報DB155に登録する。
【0105】
次に、処理制御部13は、自社情報調査及び情報センタ調査の結果から顧客スコアを特定する(ステップS63)。顧客スコアは、カード会社1の所定の基準に基づいて定められた顧客が有するポイント値であり、例えば、顧客がカード会社1が提携する店舗で商品を購入した購入金額や、顧客の勤続年数、年収などに基づいて定められる。
【0106】
続いて、処理制御部13は、前述のシステム判定情報登録処理によって登録された条件に従って、顧客がカード利用者としての基準を満たしているか否かを審査するシステム判定を行う(ステップS64)。具体的には、処理制御部13は、システム判定情報DB160に登録されたシステム判定情報(システム判定用セグメントフロー)を読み出し、例えば、顧客がカード種類「クレジットカード」、カード区分「ノーマル」、申込ルート「カード発行機」、顧客スコア「350」の場合、図17に示すように、判定基準番号「T003」の判定基準によりシステム判定を行う。
【0107】
このように、システム判定は、システム判定情報登録処理によって登録された条件に従って行われるので、カード発行を申し込んだ顧客に応じて柔軟な審査を行うことができる。
【0108】
次に、処理制御部13は、顧客がカード利用者としての基準を満たしているか否かを判別する(ステップS65)。処理制御部13は、顧客がカード利用者としての基準を満たしていないと判別すると(ステップS65;No)、ステップS67にジャンプする。
【0109】
処理制御部13は、顧客がカード利用者としての基準を満たしていると判別すると(ステップS65;Yes)、前述の約定判定情報登録処理によって登録された条件に従って、カードの約定を定める約定判定を行う(ステップS66)。具体的には、処理制御部13は、約定判定情報DB161に登録された約定判定情報(約定判定用セグメントフロー)を読み出し、例えば、顧客がカード種類「クレジットカード」、職業「学生以外」、年齢「−19」の場合、図19に示すように、約定番号「G001」に定められた約定をカードの約定とする。
【0110】
このように、約定判定は、約定判定情報登録処理によって登録された条件に従って行われるので、カード発行を申し込んだ顧客に応じて柔軟に約定を定めることができる。
【0111】
また、システム判定や約定判定において、判定基準や約定を自由に複数設定できるため、リスクの増減が起きたときにもリスクのコントロールをすることができる。従って、様々な商品特性を持つカード商品をリスク状況に応じて審査を行い、カードを発行することができる。さらに、カード会社1が、異なる審査基準、約定基準を持つ他の会社の業務を請け負うことも可能になる。
【0112】
続いて、処理制御部13は、E−mailアドレスが申込受付情報DB151に登録されているか否かを判別する(ステップS67)。処理制御部13は、E−mailアドレスが申込受付情報DB151に登録されていないと判別すると(ステップS67;No)、この処理を終了する。処理制御部13は、E−mailアドレスが申込受付情報DB151に登録されていると判別すると(ステップS67;Yes)、顧客に審査処理の結果をE−mailにより通知し(ステップS68)、この処理を終了する。
【0113】
ところで、自社情報調査や情報センタ調査の内容によっては、顧客がカード利用者としての基準を満たしているか否かの判別が困難な場合がある。この場合、この顧客について個別調査が行われる。個別調査が行われる場合としては、例えば、名義虚偽、生年月日虚偽、本人確認不安等がある。
【0114】
なお、顧客がインターネットによりカードの発行を申し込んだ場合には、例えば、ステップS68の審査処理の結果をE−mailにより通知する前に、電話により顧客がカード発行申込を行ったか否かを確認することが好ましい。これは、顧客の意思を確認するためである。
【0115】
(カード受取処理)
次に、顧客がカードを受け取るカード受取処理について説明する。顧客は、カード発行機3またはカード会社等の店舗でカードを受け取ることができる。また、顧客は、郵送によりカードを受け取ることができる。本例では、カード発行機3でカードを受け取る場合を例に、カード受取処理を説明する。図29にカード受取処理を説明するためのフローチャートを示す。
【0116】
まず、処理制御部13は、顧客が無人店舗ブースに来店したか否かを判別する(ステップS71)。処理制御部13は、顧客が無人店舗ブースに来店したと判別すると(ステップS71;Yes)、図21に示すメニューページをカード発行機3に送信し、処理制御部32にメニューページを表示部36に表示させる(ステップS72)。
【0117】
次に、処理制御部13は、メニューページから「カード受取」がクリックされているか否かを判別する(ステップS73)。処理制御部13は、「カード受取」がクリックされていないと判別すると(ステップS73;No)、この処理を終了する。
【0118】
処理制御部13は、「カード受取」がクリックされていると判別すると(ステップS73;Yes)、図示しない受付番号入力用ページの情報(HTML形式の情報)を画像情報DB162から読み出してカード発行機3に送信し、処理制御部32に受付番号入力用ページを表示部36に表示させる。顧客は、操作部37を操作して、受付票に記載されている受付番号を入力する。
【0119】
次に、処理制御部13は、入力した受付番号が申込受付情報DB151に登録されている受付番号と一致するか否かを判別する(ステップS74)。処理制御部13は、受付番号が一致しないと判別すると(ステップS74;No)、再び受付番号の入力を求め、例えば、所定回数受付番号と一致しない場合には、この処理を終了する。
【0120】
処理制御部13は、受付番号が一致すると判別すると(ステップS74;Yes)、図示しない暗証番号入力用ページの情報(HTML形式の情報)を画像情報DB162から読み出してカード発行機3に送信し、処理制御部32に暗証番号入力用ページを表示部36に表示させる。顧客は、操作部37を操作して、カード発行申込書に記載した暗証番号を入力する。
【0121】
次に、処理制御部13は、入力した暗証番号が申込受付情報DB151に登録されている暗証番号と一致するか否かを判別する(ステップS75)。処理制御部13は、暗証番号が一致しないと判別すると(ステップS75;No)、再び暗証番号の入力を求め、例えば、所定回数暗証番号と一致しない場合には、この処理を終了する。
【0122】
処理制御部13は、暗証番号が一致すると判別すると(ステップS75;Yes)、カード発行機3で申込受付を行ったか否かを判別する(ステップS76)。処理制御部13は、カード発行機3で申込受付を行っていないと判別すると(ステップS76;No)、本人を確認することができる身分証明書、例えば、運転免許証、パスポート、学生書を読み取る(ステップS77)。
【0123】
具体的には、処理制御部13(処理制御部32)は、顧客に身分証明書をカード発行機3の読み取り部35の上にセットするように、その旨を表示部36に表示させたり、音声ガイダンスにより音声入出力部34から出力させる。顧客は、この指示に従って、身分証明書を読み取り部35の上にセットする。身分証明書が読み取り部35の上にセットされると、処理制御部13(処理制御部32)は、読み取り部35により、身分証明書のイメージ画像を読み取らせる。処理制御部13は、読み取られたイメージ画像を、例えば、カード会社1の端末16に表示して、端末16を操作するオペレータに示す。
【0124】
一方、処理制御部13は、カード発行機3で申込受付を行ったと判別すると(ステップS76;Yes)、ステップS78にジャンプする。このように、カード発行機3で申込受付を行っていればステップS78にジャンプするのは、カード発行機申込受付処理で身分証明書の読み取りを行っているためである。
【0125】
次に、処理制御部13は、本人か否か、すなわち、両者が一致するか否かを判別する(ステップS78)。例えば、処理制御部13は、処理制御部32に画像入力部33を制御して顧客の顔を撮影し、撮影した顧客の画像と身分証明書のイメージ画像とを対比することにより両者が一致するか否かを判別する。また、カード発行機3で申込受付を行った場合には、申込受付処理で撮影した顧客の画像と対比して、申込受付処理を行った者とカードを受け取りに来た者とが一致するか否かをオペレータに確認させ、その結果を端末16に入力させてもよい。
【0126】
処理制御部13は、両者が一致しないと判別すると(ステップS78;No)、この処理を終了する。
【0127】
処理制御部13は、両者が一致すると判別すると(ステップS78;Yes)、カード発行控えを作成し、印刷部38によりカード発行控えを印刷する(ステップS79)。そして、処理制御部13は、処理制御部32にカード発行部39を制御させ、顧客にカードを発行し(ステップS80)、この処理を終了する。
【0128】
以上説明したように、本実施の形態のカード発行システムによれば、システム判定情報登録処理によって登録された条件に従ってシステム判定が行われるので、カード発行を申し込んだ顧客に応じて柔軟な審査を行うことができる。
【0129】
また、本実施の形態のカード発行システムによれば、約定判定情報登録処理によって登録された条件に従って約定判定が行われるので、カード発行を申し込んだ顧客に応じて柔軟に約定を定めることができる。
【0130】
さらに、本実施の形態のカード発行システムによれば、システム判定や約定判定において、判定基準や約定を自由に複数設定できるので、リスクの増減が起きたときにもリスクのコントロールをすることができる。このため、様々な商品特性を持つカード商品をリスク状況に応じて審査を行い、カードを発行することができる。また、異なる審査基準、約定基準を持つ他の会社の業務を請け負うことが可能になる。
【0131】
また、本実施の形態のカード発行システムによれば、カード発行機3によるカード申込受付において、免許証の読み取りの際に、運転免許証の表及び裏のみならず、透かしについてもイメージ画像が読み取られているので、運転免許証の偽造の有無を容易に判別しやすくなる。
【0132】
さらに、本実施の形態のカード発行システムによれば、カード発行機3によるカード申込受付において、読み取り部35にOCRを備えているので、カード発行申込書に記載された内容を読み取る際の申し込み処理の迅速化、及びオペレータによる入力処理の軽減を図ることができる。
【0133】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、システム構成や画面構成は適宜変更可能である。また、実質的に同一の機能が実現できるならば、処理手順なども適宜変更可能である。
【0134】
上記実施の形態では、約定判定情報登録処理により約定判定情報DB161に約定判定情報を登録し、審査処理において約定判定を行った場合を例に本発明を説明したが、例えば、カードの約定を所定の内容に定め、審査処理において約定判定を行わなくともよい。この場合にも、カード発行を申し込んだ顧客に応じて柔軟な審査を行うことができる。
【0135】
上記実施の形態では、審査処理において、自社情報調査、情報センタ調査、顧客スコア特定、及びシステム判定を行った場合を例に本発明を説明したが、カード会社1の担当者が判定用セグメント情報及び判定基準(審査基準)を選定してシステム判定用セグメントフローを作成し、このシステム判定用セグメントフローに従って顧客の審査を行うものであればよい。
【0136】
この審査基準は、カード会社1の担当者により任意に設定することが可能である。例えば、審査基準は、自社情報を基準としなかったり、自社情報のリスク状況のみを基準としたり、自社情報の利用状況までを基準としたりすることができる。同様に、審査基準は、情報センタ調査の結果を基準としなかったり、1機関のみの情報センタ調査を基準としたり、複数機関の情報センタ調査を基準としたりすることができる。また、情報センタ調査の内容は、リスク状況のみを基準としたり、利用状況までを基準としたりすることができる。
【0137】
また、カードの種類によっては、学生や未成年の場合には、カードを発行しないものがある。このようなカードの場合、例えば、処理制御部13は、申込受付処理において、顧客が学生または未成年であるか否かを判別し、未成年等の場合には、カード発行機3の表示部36に受付断り通知を表示させた後、申込受付処理を終了することにより、本システムによる処理を行うことができる。
【0138】
本発明の実施の形態にかかるカード発行システムは、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、汎用コンピュータに、上述の処理を実行するためのプログラムを格納した記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROMなど)から当該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するカード発行システムを構成することができる。
【0139】
そして、これらのプログラムを供給するための手段は任意である。上述のように所定の記録媒体を介して供給できる他、例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システムなどを介して供給してもよい。この場合、例えば、通信ネットワークの掲示板(BBS)に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを介して搬送波に重畳して提供してもよい。そして、このように提供されたプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行することができる。
【0140】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、顧客に応じた審査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカード発行システムの構成を示す図である。
【図2】図1のカード発行データベースの構成を示す図である。
【図3】申込受付情報データベースの構成を示す図である。
【図4】自社情報データベースの構成を示す図である。
【図5】電話番号情報データベースの構成を示す図である。
【図6】センタ送信情報データベースの構成を示す図である。
【図7】センタ回答情報データベースの構成を示す図である。
【図8】判定用セグメント情報データベースの構成を示す図である。
【図9】約定用セグメント情報データベースの構成を示す図である。
【図10】判定基準情報データベースの構成を示す図である。
【図11】約定情報データベースの構成を示す図である。
【図12】図1のカード発行機の構成を示す図である。
【図13】ログイン処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】ログイン用ページの一例を示す図である。
【図15】登録用メニューページの一例を示す図である。
【図16】システム判定情報登録処理を説明するためのフローチャートである。
【図17】システム判定用セグメントフローを示す図である。
【図18】約定判定情報登録処理を説明するためのフローチャートである。
【図19】約定判定用セグメントフローを示す図である。
【図20】カード発行機申込受付処理を説明するためのフローチャートである。
【図21】メニューページの一例を示す図である。
【図22】カード選択用ページの一例を示す図である。
【図23】カード発行申込書の一例を示す図である。
【図24】インターネット申込受付処理を説明するためのフローチャートである。
【図25】カード会社のホームページの一例を示す図である。
【図26】カード選択用ページの一例を示す図である。
【図27】カード発行申込用ページの一例を示す図である。
【図28】審査処理を説明するためのフローチャートである。
【図29】カード受取処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 カード会社
2 通信ネットワーク
3 カード発行機
4 情報センタ
5 顧客用端末
11 カード会社用コンピュータ
12 通信制御部
13 処理制御部
14 データ記憶部
15 カード発行データベース
16 端末
31 通信制御部
32 処理制御部
33 画像入力部
34 音声入出力部
35 読み取り部
36 表示部
37 操作部
38 印刷部
39 カード発行部
40 記憶部

Claims (9)

  1. カードの発行申し込みを行った顧客の審査を行い、顧客がカード利用者としての基準を満たしている場合に、顧客にカードを発行するカード発行システムであって、
    前記顧客の顧客情報を含むカードの発行申し込みに関する申込情報を記憶する申込情報記憶手段と、
    前記顧客を区分する複数のセグメント情報と複数の審査基準とを含む審査情報を記憶する審査情報記憶手段と、
    前記審査情報記憶手段に記憶されたセグメント情報を選択させるセグメント情報選択手段と、
    前記セグメント情報選択手段により選択されたセグメント情報に基づいて、複数のグループを作成するグループ作成手段と、
    前記グループ作成手段により作成された各グループに所定の審査基準を選択させる審査基準選択手段と、
    前記申込情報記憶手段に記憶された申込情報から顧客が該当するグループを特定し、該特定したグループが前記審査基準選択手段により選択された審査基準により、顧客の審査を行う審査手段と、
    を備える、ことを特徴とするカード発行システム。
  2. 前記顧客を区分する複数のセグメント情報と前記カードの複数の約定とを含む約定情報を記憶する約定情報記憶手段と、
    前記約定情報記憶手段に記憶されたセグメント情報を指定させるセグメント情報指定手段と、
    前記セグメント情報指定手段により選択されたセグメント情報に基づいて、複数のグループを形成するグループ形成手段と、
    前記グループ形成手段により形成された各グループに所定の約定を選択させる約定選択手段と、
    前記申込情報記憶手段に記憶された申込情報から顧客が該当するグループを特定し、該特定したグループが前記約定選択手段により選択された約定をカードの約定に設定する約定設定手段と、
    を、さらに備える、ことを特徴とする請求項1に記載のカード発行システム。
  3. 前記セグメント情報は、カード発行会社、申込ルート、カード種類、カード区分、顧客スコア、顧客の性別、顧客の年齢、顧客の住居区分、顧客の勤務区分、顧客の年収である、ことを特徴とする請求項1または2に記載のカード発行システム。
  4. 通信ネットワークを介して、前記申込情報を受信する受信手段を、さらに備え、
    前記申込情報記憶手段は、前記受信手段で受信された申込情報を記憶する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカード発行システム。
  5. カードの発行申し込みを行った顧客の審査を行い、顧客がカード利用者としての基準を満たしている場合に、顧客にカードを発行するカード発行方法であって、
    前記顧客の顧客情報を含むカードの発行申し込みに関する申込情報を記憶する申込情報記憶ステップと、
    前記顧客を区分する複数のセグメント情報と複数の審査基準とを含む審査情報を記憶する審査情報記憶ステップと、
    前記審査情報記憶ステップで記憶されたセグメント情報を選択させるセグメント情報選択ステップと、
    前記セグメント情報選択ステップで選択されたセグメント情報に基づいて、複数のグループを作成するグループ作成ステップと、
    前記グループ作成ステップで作成された各グループに所定の審査基準を選択させる審査基準選択ステップと、
    前記申込情報記憶ステップで記憶された申込情報から顧客が該当するグループを特定し、該特定したグループが前記審査基準選択ステップで選択された審査基準により、顧客の審査を行う審査ステップと、
    を備える、ことを特徴とするカード発行方法。
  6. 前記顧客を区分する複数のセグメント情報と前記カードの複数の約定とを含む約定情報を記憶する約定情報記憶ステップと、
    前記約定情報記憶ステップで記憶されたセグメント情報を指定させるセグメント情報指定ステップと、
    前記セグメント情報指定ステップで選択されたセグメント情報に基づいて、複数のグループを形成するグループ形成ステップと、
    前記グループ形成ステップで形成された各グループに所定の約定を選択させる約定選択ステップと、
    前記申込情報記憶ステップで記憶された申込情報から顧客が該当するグループを特定し、該特定したグループが前記約定選択ステップで選択された約定をカードの約定に設定する約定設定ステップと、
    を、さらに備える、ことを特徴とする請求項5に記載のカード発行方法。
  7. 前記セグメント情報には、カード発行会社、申込ルート、カード種類、カード区分、顧客スコア、顧客の性別、顧客の年齢、顧客の住居区分、顧客の勤務区分、顧客の年収が用いられている、ことを特徴とする請求項5または6に記載のカード発行方法。
  8. 通信ネットワークを介して、前記申込情報を受信する受信ステップをさらに備え、
    前記申込情報記憶ステップでは、前記受信ステップで受信された申込情報を記憶する、ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のカード発行方法。
  9. カードの発行申し込みを行った顧客の審査を行い、顧客がカード利用者としての基準を満たしている場合に、顧客にカードを発行するカード発行システムとして機能させるためのプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記顧客の顧客情報を含むカードの発行申し込みに関する申込情報を記憶する申込情報記憶手段、
    前記顧客を区分する複数のセグメント情報と複数の審査基準とを含む審査情報を記憶する審査情報記憶手段、
    前記審査情報記憶手段に記憶されたセグメント情報を選択させるセグメント情報選択手段、
    前記セグメント情報選択手段により選択されたセグメント情報に基づいて、複数のグループを作成するグループ作成手段、
    前記グループ作成手段により作成された各グループに所定の審査基準を選択させる審査基準選択手段、
    前記申込情報記憶手段に記憶された申込情報から顧客が該当するグループを特定し、該特定したグループが前記審査基準選択手段により選択された審査基準により、顧客の審査を行う審査手段、
    前記顧客を区分する複数のセグメント情報と、前記カードの複数の約定とを含む約定情報を記憶する約定情報記憶手段、
    前記約定情報記憶手段に記憶されたセグメント情報を指定させるセグメント情報指定手段、
    前記セグメント情報指定手段により選択されたセグメント情報に基づいて、複数のグループを形成するグループ形成手段、
    前記グループ形成手段により形成された各グループに所定の約定を選択させる約定選択手段、
    前記申込情報記憶手段に記憶された申込情報から顧客が該当するグループを特定し、該特定したグループが前記約定選択手段により選択された約定をカードの約定に設定する約定設定手段、
    として機能させるためのプログラム。
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