JP6752480B1 - 出願データと調査書データのマッチング方法 - Google Patents

出願データと調査書データのマッチング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】入学試験や検定試験等の各種試験のインターネット出願において出身校側において試験事務に係る教員の業務時間の削減を行う。【解決手段】Webサーバが、出身校識別子が調査書仮登録データの有する出身校識別子と一致する出願データのうち、生年月日情報と氏名の振仮名情報が一致する出願データの有無をデータベースサーバ7内で受験校のデータベース71から検出する出願データ検出工程を含み、出身校端末から暗号化して入力されWebサーバ内で復号した提出用調査書データであって再度暗号化して仮登録された調査書データと、志願者端末から入力される出願データとをマッチングさせる。【選択図】図10

Description

本発明は、インターネットで出願受付を行う高校入学試験等、入試又は検定等の各種試験のインターネット出願における、出願データと調査書データのマッチング方法及びマッチングシステムに関する。
一億総活躍社会の実現に向けて、働き方改革の社会的要請が大きくなっている。これに従い、働き方改革の一環として、労働時間法制の見直し等が進められている。
一方で、学校を取り巻く環境に目を転じると、2016年に文部科学省が発表した日本の公立中学校における勤務実態調査では、中学校の約6割の教員がいわゆる過労死ライン以上の時間外労働を日常的にこなしていることが明らかにされている。そこで、中央教育審議会において、学校における働き方改革について、2019年1月に時間外労働時間規制を含めた各種施策が答申された。
教員の時間外労働時間削減のためには、教員本来の業務である授業時間以外の業務をいかに削減するかが重要である。その中でも、短期間に大量の事務処理を必要とする、入試に係る業務を削減することは、生徒を送り出す側の学校にとっても受け入れる側の学校にとっても双方にメリットがある。
入試業務の削減の手段として、インターネット出願システムの普及が進んでいる。しかしながら、インターネット出願システムでは出願データを入力し、高度な個人情報である成績情報等を記載する調査書は、生徒を送り出す側の学校(以下、「出身校」という)の教員が別途紙で作成し、厳封の上、生徒を受け入れる側の学校(以下、「受験校」という)に送付している。この調査書の紙のやり取りの過程で、幾重にも確認作業が入り、膨大な時間が費やされるとともに、生徒を受け入れる側の受験校では、転記作業が発生するため、成績入力ミスを誘発しているのが現状である。さらに、インターネット出願システムを介して入力された出願データと生徒を送り出す側の出身校の教員が作成した調査書データを紐付ける作業にやはり膨大な時間が費やされている。
当該状況を解決する手段として、高校への入学試験では、エクセル(登録商標)等の表計算ソフトを用いて、調査書データを作成し、生徒を受け入れる側の受験校の高校へUSBを用いて郵送した例はあるが、USBの盗難による機密性リスクや、USBを介するウイルス感染のリスクから断念されている。また、メールを用いたデータ送信については、やはり、高度な個人情報をメールで取り扱うには、大きなリスクを伴うことから断念されている。なお、調査書データを、表計算データファイルとして、USBで提出する場合、調査書データの並び順と同じ並びで、志願者の出身校である中学校から受験先の高校すなわち受験校に紙の願書を提出してもらい、受験校において紙の願書(受験票付き)にナンバリングにより受験番号を印字し、各出身校(中学校)の先頭の受験番号を、調査書データの先頭に書き込むことにより、全調査書データに受験番号を入れていた。つまり、これもまた、調査書と願書の紐づけは受験番号で行っていた。
さらに、生徒を送り出す側の出身校の教員が、マークシートを用いて調査書データを作成し、運用している例があるが、マーキング過程に膨大な時間を費やされる一方で、作業ミスによる完全性リスクや、読み取り不具合の完全性リスクは払しょくできない。また、マークシートを運用するためには専用の機器で作業する必要が生じることから、多大な作業時間が必要となり、簡易な方法とは言えない。また、調査書をマークシート用紙に記入させる方式では、紙の願書と一緒に、マークシートで記載された紙の調査書を提出させているが、願書(受験票付き)と、調査書を同じ順に並べ、ナンバリングにより、同じ志願者の願書と調査書に同じ受験番号を印字し、マークシート読み取り機で、印字された受験番号をOCRで読み込んでいる。つまり、調査書と願書の紐づけは受験番号で行っている。
従来、出身校からの調査書と受験生の出願を電子的に受け取るシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−312498号公報
しかし、特許文献1記載のシステムでは、調査書登録時に受験生の出願登録番号を必要とするという問題があった。また、上述したUSB提出による方法やマークシート提出による方法では、志願者数によって作業が膨大となり、また1枚ナンバリングを飛ばしただけでその後の全ての番号がずれてしまうという問題があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、出身校側において試験事務に係る教員の業務時間の削減を実現することを目的とする。
本願発明者は、上記目的を達成するため、試行錯誤のうえ、入試のインターネット出願における出願データと調査書のマッチング方法及びマッチングシステムを発明した。本発明は、受験番号によるマッチングや申込番号(出願識別子)によるマッチングではなく、もともと保有しているデータで自動マッチングするものである。受験番号によるマッチングでは、受験番号が決まってからしか、調査書データの登録を受け付けることができず、受験生の出願の後にしか、出身校の先生が調査書データを登録できないということになる。そのため、受験番号によるマッチングでは、出願を早く締め切らなければならないということになり、この場合は、受験生数の減少が心配される。また、出身校毎に受験番号を並べたいという要望もあり、そうすると、出願が完了してからでないと受験番号を割り振ることができず、調査書データの登録はさらに遅れる。調査書データの登録期間が短くなると、忙しい出身校(高校入試においては中学校)の先生には極めて困難な作業になる。また、申込番号(出願識別子)によるマッチングでは、受験番号を割り振る前でも、調査書データの登録ができるが、受験生が出願をしていなければならないという状況に変わりない。しかも、出身校の先生が調査書データに、申込番号などの何らかの識別子情報を追記する必要があり、先生が入力するには作業ミスが危惧され、一連の情報をダウンロードするとしても、手持ちの調査書データを編集して、他の人のデータと入れ違いがないか等の人的ミスを防ぐための手段の確保が大変難しいという問題に直面する。本願発明者は、「何らかの特別なデータ(受験番号など)ではなく、もともと、保有しているデータで自動マッチングすればいいのではないか」との着想を得て、本発明を試行錯誤のうえ発明したものである。
本発明の第1の態様は、インターネットを介した出願において、
志願者端末及び出身校端末にネットワークを介して接続された1又は複数のWebサーバと、
前記Webサーバに相互に接続した1又は複数のデータベースサーバと、
を含む複数種類のサーバの機能を備えるサーバ群が、
前記志願者端末から入力される出願データと前記出身校端末から入力される調査書データとをマッチングさせるマッチング方法であって、
前記Webサーバが、志願者1人につき1又は複数の調査書データを1又は複数人分含む提出用調査書データのアップロード受付画面を、出身校毎のログインIDにより受付された前記出身校端末に表示し、前記出身校端末から、前記提出用調査書データのアップロードを受付する提出用調査書データ受付工程と、
前記Webサーバが、前記提出用調査書データに生年月日情報と氏名の振仮名情報と内申書データの漏れ又はミスがないかを検出し、漏れ及びミスがない場合に、前記提出用調査書データの仮登録を受付する仮登録受付工程と、
前記Webサーバが、前記ログインIDに関連付けられる出身校識別子と、仮登録を受付した前記提出用調査書データ毎に同じ登録番号と、を各調査書データに関連付けて調査書仮登録データとして、前記データベースサーバ内で受験校のデータベースに追加し、前記登録番号を前記出身校端末に表示させる登録番号発行工程と、
前記Webサーバが、前記志願者端末から、受験校に提出する生年月日情報と氏名の振仮名情報と出身校識別子を含む出願データを受付して、前記データベースサーバ内で受験校のデータベースに追加する出願受付工程と、
前記Webサーバが、出身校毎のログインIDにより受付された前記出身校端末から、登録番号の入力を受付する調査書確認受付工程と、
前記Webサーバが、前記データベースサーバ内で受験校のデータベースから、前記登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを読み込む仮登録データ読込工程と、
前記Webサーバが、出身校識別子が前記ログインIDに関連付けられる出身校識別子と一致する出願データのうち、生年月日情報と氏名の振仮名情報が一致する出願データの有無を前記データベースサーバ内で受験校のデータベースから検出する出願データ検出工程と、
前記Webサーバが、前記出願データ検出工程で出願データが検出されなかった調査書データについては、前記登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを、出願が未登録であることを含めて、前記出身校端末に表示させるマッチング結果表示工程と、
を含むことを特徴とするマッチング方法を提供する。「サーバ群」には、複数のサーバの組み合わせのみならず、複数種類のサーバ機能を有する1つのサーバをも含む。各サーバは物理的に独立したサーバであっても、複数種類のサーバが物理的に同じサーバであっても、1つのサーバが物理的に複数のサーバで構成されていてもよい。データベースはいずれかのサーバ内にあってもよいし、独立したサーバにあってもよいし、複数のサーバに分散して存在してもよい。また、志願者は、入学試験の受験者の他、検定試験の受検者であってもよい。振仮名情報は、ひらがな表記でもカタカナ表記でもよいし、アルファベット表記でもよい。
本発明において、登録番号は、受験校のデータベース内で一意の登録番号であることが好ましい。「一意の」には、一意的な、一義的なという意味を含む。「一意の登録番号」には、例えば、調査書仮登録データ毎に別々の識別子であることを含む。「識別子」には、種々の形式の識別子を含み、例えば、アルファベットその他の文字や記号、英数字等のいずれでもよく、また、これらの複数種類を組み合わせてもよい。また、識別子の文字長は特に制限されない。提出用調査書データは、CSV、エクセル(登録商標)、タブ区切り等の表形式で表現されたデータでもよいし、XML、JSONのデータでもよく、データの種類は限定されない。また、提出用調査書データは、作成時に暗号化してからアップロードを受付してもよく、調査書データは、データベースに記憶される際にWebサーバが暗号化してもよい。
本発明の第1の態様によれば、インターネット出願する志願者が受験校に提出する出願情報と出身校が受験校に提出する調査書情報について、情報の完全性、機密性に配慮しつつ簡便に、短期間に大量にマッチングすることができる。また、これにより、出身校側において試験事務に係る教員の業務時間の削減を実現することができる。さらに、受験校側において試験事務に係る教員の業務時間の削減を実現することができる。
また、受験番号も出願識別子もマッチング時に入力不要であるので、受験番号付与前でも、また、生徒が受験手続を行う前でも、出身校(高校入試においては中学校)の教員は調査書の仮登録が可能となるし、出願識別子の入力ミスにより確認作業・修正作業が増加することも回避できる。したがって、作業を行う時期を分散することができ、教員の負担が減る。また、受験校(高校入試においては高校)は、出願を早く締め切らなくて済むようになる。
前記提出用調査書データ受付工程において、
前記提出用調査書データは、公開鍵又は共通鍵を用いて暗号化すること、
前記仮登録受付工程において、
前記Webサーバが、前記提出用調査書データを、前記公開鍵に対応する秘密鍵又は共通鍵を用いて復号することが好ましい。秘匿性の高い調査書データを含む提出用調査書データが、暗号化した状態でアップロードされるため、調査書データの情報漏洩を防止でき、セキュリティを強化できる。
前記仮登録受付工程において、
前記Webサーバが、前記データベースサーバ内で受験校のデータベースから、出身校識別子と生年月日情報と氏名の振仮名情報が一致する出願データの有無を検出し、出願データがある場合は出願が登録済みであることの情報を、出願データがない場合は未登録であることの情報を、各調査書データに含めて前記提出用調査書データの一覧を前記出身校端末に表示させること、
及び、
前記仮登録受付工程において、
前記Webサーバが、前記提出用調査書データに生年月日情報と氏名の振仮名情報と内申書データのいずれかで漏れ又はミスが検出された場合に、仮登録を受け付けず、漏れ又はミスがあった個所のエラー表示を、各調査書データに含めて前記提出用調査書データの一覧を前記出身校端末に表示させることが好ましい。志願者が出願手続きを行っていないことが出身校で把握でき、かつ、志願者が出願手続き前でも、調査書データのエラーが表示されるので、出願締め切り前でも調査書の不備が確認でき、業務の集中を緩和することができる。
1つの調査書データにマッチングされた出願者が複数いた場合には、氏名の漢字、住所の一部(市区町村)、クラス、クラス内の番号(出席番号等)など出願データに含まれる情報を表示させ、選択させてもよい。クラス、クラス内の番号は、本実施例では出願データに含まれていないが、出願データに入れることが望ましい。調査書データとマッチングされた出願者が複数いた場合の区別に使えるほか、出身校の先生が出願状況の確認をしやすくする。
前記出願受付工程において、
前記Webサーバが、受付した出願データに一意の出願識別子を追加すること、
及び、
前記マッチング結果表示工程において、
前記Webサーバが、前記出願データ検出工程で出願データが検出された調査書仮登録データに出願識別子が含まれるかを検出し、
出願識別子が検出された場合には、前記登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを、すでに調査書データが確定済であることを含めて、前記出身校端末に表示させることがより好ましい。すでに確定した調査書を二重に提出することを防止できる。
本発明において、「一意の出願識別子」には、例えば、出願毎に別々の識別子であることを含む。「識別子」には、種々の形式の識別子を含み、例えば、アルファベットその他の文字や記号、英数字等のいずれでもよく、また、これらの複数種類を組み合わせてもよい。また、識別子の文字長は特に制限されない。
また、前記Webサーバが、決済会社のシステムに接続され、
前記Webサーバが、出願データ毎の受験料納付済情報を受信し、前記出願データに受験料納付済情報を追加する納付状況更新工程を含み、
前記マッチング結果表示工程において、
前記Webサーバが、前記出願データ検出工程で出願データが検出された調査書仮登録データに出願識別子が検出されなかった場合に、
対応する出願データにおいて受験料納付済情報の有無を検出し、
受験料納付済情報が検出されなかった場合には、前記登録番号と関連づけられている調査書データを、未払いであることを含めて、前記出身校端末の画面に表示し、
受験料納付済情報が検出された場合には、前記登録番号と関連づけられている調査書データを、支払済であること及び内容確定の選択が可能なエリアを含めて、前記出身校端末の画面に表示し、内容確定の選択を受付すること、
さらに、
前記Webサーバが、前記マッチング結果表示工程において内容確定の選択がされた調査書データについて、前記出願データに含まれる出願識別子を追加して確定済調査書データとして前記データベース内で受験校のデータベースに前記調査書仮登録データと関連付けて記憶する確定済調査書記憶工程を含むことがより好ましい。志願者が受験料納付手続きを行っていないことが出身校で把握でき、かつ、志願者が受験料納付手続き前でも、調査書データの仮登録ができるので、出身校の教員の業務集中を緩和することができる。
また、前記出願受付工程において、
前記Webサーバが、前記出願データに志願者識別子を追加すること、
前記確定済調査書記憶工程において、
前記Webサーバが、前記確定済調査書データに志願者識別子を追加し、前記出願データに調査書確定フラグを追加すること、
及び、
前記マッチング結果表示工程において、
前記Webサーバが、前記出願データ検出工程で検出した出願データに調査書確定フラグを含むかを検出し、
調査書確定フラグが検出された場合には、前記登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを、すでに調査書データが確定済であることを含めて、前記出身校端末に表示させることが好ましい。すでに確定した調査書を二重に提出することを防止できる。
さらに、前記出願データが、出願識別子と受験番号情報と出願種別情報と志願者識別子とを有する個別受験データ及び、志願者識別子と生年月日情報と振仮名情報と出身校識別子とを有する志願者データと、を有することが好ましい。志願者が同じ受験校に複数の出願種別で出願する際に利便性が高い。
また、前記Webサーバが、さらに、受験校端末にネットワークを介して接続されており、
前記Webサーバが、受験校端末からの確定済調査書データ要求を受付し、
前記Webサーバが、前記データベースサーバ内の受験校のデータベースに記憶された前記調査書データを表示しダウンロードする調査書出力工程を含むことが好ましい。表示する調査書データは、前記データベースサーバ内で受験校のデータベースに記憶された確定済調査書データ及び前記確定済調査書データに関連付けられた出願データに含まれる。受験校側では、調査書と出願データとの突合せが不要となると同時に、ナンバリングも不要となり、出願受付業務が飛躍的に軽減される。したがって、情報の完全性、機密性に配慮しつつ簡便に、短期間に大量のインターネット出願システムで作成する出願データと調査書データを紐付けることができ、出身校側及び受験校側の試験事務に係るすべての教員の業務時間の削減ができる。
前記データベースサーバには、前記調査書データの暗号化及び復号する調査書用共通鍵を、出身校用パスフレーズを用いて暗号化して暗号化調査書用共通鍵(出身校用)として記憶し、
また、前記調査書用共通鍵を、受験校用パスフレーズを用いて暗号化して暗号化調査書用共通鍵(受験校用)として記憶していること、
前記提出用調査書データ受付工程において、
前記WEBサーバが、前記出身校用パスフレーズを受付すること、
前記登録番号発行工程において、
前記Webサーバが、前記調査書用共通鍵を、前記暗号化調査用共通鍵(出身校用)から、前記出身校用パスフレーズを用いて復号し、復号した前記調査書用共通鍵を用いて前記各調査書データを暗号化し、前記出身校識別子と前記登録番号とは、暗号化した前記各調査書データに関連付けて調査書仮登録データとすること、
前記仮登録データ読込工程において、
前記Webサーバが、前記調査書用共通鍵を、前記暗号化調査用共通鍵(出身校用)から、前記出身校用パスフレーズを用いて復号し、復号した前記調査書用共通鍵を用いて、前記各調査書データを復号すること、
前記調査書出力工程において、
前記Webサーバが、受験校端末からの受験校用パスフレーズを受付し、
前記Webサーバが、前記調査書用共通鍵を、前記暗号化調査用共通鍵(受験校用)から、前記受験校用パスフレーズを用いて復号し、前記各調査書データを、復号した前記調査書用共通鍵を用いて復号して、表示しダウンロードすることが好ましい。秘匿性の高い調査書データを含む提出用調査書データを、暗号化した状態でアップロードを受付し、復号し、調査書データを調査書用共通鍵によって暗号化してデータベースに記憶するため、提出用調査書データ作成後、どの段階でも調査書データの情報漏洩を防止でき、セキュリティを強化できる。さらに、調査書用共通鍵の暗号化及び復号を組み合わせ、情報漏洩をより防止できる。また、受験校端末へ調査書データを表示するには、調査書データを復号する共通鍵を、出身校と別のパスフレーズを用いて復号するため、情報漏洩防止の観点から、セキュリティ面でより優れる。
また、本発明の第2の態様は、インターネットを介した出願において、
志願者端末及び出身校端末にネットワークを介して接続された1又は複数のWebサーバと、
前記Webサーバに相互に接続した1又は複数のデータベースサーバと、
を含む複数種類のサーバの機能を備えるサーバ群を有し、
前記志願者端末から入力される出願データと前記出身校端末から入力される調査書データとをマッチングさせるマッチングシステムであって、
前記Webサーバが、
志願者1人につき1又は複数の調査書データを1又は複数人分含む提出用調査書データのアップロード受付画面を、出身校毎のログインIDにより受付された前記出身校端末に表示し、前記出身校端末から、前記提出用調査書データのアップロードを受け付けする提出用調査書データ受付手段と、
前記提出用調査書データに生年月日情報と氏名の振仮名情報と内申書データの漏れ又はミスがないかを検出し、漏れ及びミスがない場合に、前記提出用調査書データの仮登録を受付する仮登録受付手段と、
前記ログインIDに関連付けられる出身校識別子と、仮登録を受付した前記提出用調査書データ毎に同じ登録番号と、を各調査書データに関連付けて調査書仮登録データとして、前記データベースサーバ内で受験校のデータベースに追加し、前記登録番号を前記出身校端末に表示させる登録番号発行手段と、
前記志願者端末から、受験校に提出する生年月日情報と氏名の振仮名情報と出身校識別子を含む出願データを受付して、前記データベースサーバ内で受験校のデータベースに追加する出願受付手段と、
出身校毎のログインIDにより受付された前記出身校端末から、登録番号の入力を受付する調査書確認受付手段と、
前記データベースサーバ内で受験校のデータベースから、前記登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを読み込む仮登録データ読込手段と、
出身校識別子が前記ログインIDに関連付けられる出身校識別子と一致する出願データのうち、生年月日情報と氏名の振仮名情報が一致する出願データの有無を前記データベースサーバ内で受験校のデータベースから検出する出願データ検出手段と、
前記出願データ検出手段で出願データが検出されなかった調査書データについては、前記登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを、出願が未登録であることを含めて、前記出身校端末に表示させるマッチング結果表示手段と、
を有することを特徴とするマッチングシステムを提供する。
本発明の第2の態様によれば、情報の完全性、機密性に配慮しつつ簡便に、短期間に大量のインターネット出願システムで作成する出願データと調査書データを紐付けることができ、出身校側において試験事務に係る教員の業務時間の削減ができる。また、受験番号も出願識別子もマッチング時に入力不要であるので、受験番号付与前でも、また、生徒が受験手続を行う前でも、出身校(高校入試においては中学校)の教員は調査書の仮登録が可能となるし、出願識別子の入力ミスにより確認作業・修正作業が増加することも回避できる。したがって、作業を行う時期を分散することができ、教員の負担が減る。また、受験校(高校入試においては高校)は、出願を早く締め切らなくて済むようになる。
前記Webサーバが決済会社のシステム及び受験校端末に接続されており、
前記Webサーバが、
出願データ毎の受験料納付済情報を受信し、前記出願データに受験料納付済情報を追加する納付状況更新手段と、
前記マッチング結果表示手段によって内容確定の選択がされた調査書データについて、前記出願データに含まれる出願識別子を追加して確定済調査書データとして前記データベース内で受験校のデータベースに前記調査書仮登録データと関連付けて記憶する確定済調査書記憶手段と、
前記受験校端末からの確定済調査書データ要求を受付け、前記データベースサーバ内で受験校のデータベースに記憶された確定済調査書データ及び前記確定済調査書データに関連付けられた出願データを表示しダウンロードする調査書出力手段と、
を有することが好ましい。志願者が受験料納付手続きを行っていないことが出身校で把握でき、かつ、志願者が受験料納付手続き前でも、調査書データの仮登録ができるので、出身校の教員の業務集中を緩和することができる。受験校側では、調査書と出願データとの突合せが不要となると同時に、ナンバリングも不要となり、出願受付業務が飛躍的に軽減される。
また、前記Webサーバが決済会社のシステム及び受験校端末に接続されており、
前記データベースサーバには、前記調査書データを暗号化及び復号する調査書用共通鍵を、暗号化して記憶してあり、
前記Webサーバがアップロードを受付する前記提出用調査書データは、前記調査書用共通鍵とは別の鍵を用いて暗号化してあり、
前記仮登録受付手段が、
前記提出用調査書データを、暗号化した前記提出用調査書データから復号すること、
前記登録番号発行手段が、
前記調査書用共通鍵を、暗号化した前記調査書用共通鍵から復号し、
復号した前記調査書用共通鍵を用いて、各調査書データを暗号化すること、
前記仮登録データ読込手段が、
前記調査書用共通鍵を復号し、復号した前記調査書用共通鍵を用いて、前記Webサーバが各調査書データを復号すること、
及び、
前記Webサーバが、
出願データ毎の受験料納付済情報を受信し、前記出願データに受験料納付済情報を追加する納付状況更新手段と、
前記マッチング結果表示手段によって内容確定の選択がされた調査書データについて暗号化し、前記出願データに含まれる出願識別子を追加して確定済調査書データとして前記データベース内で受験校のデータベースに前記調査書仮登録データと関連付けて記憶する確定済調査書記憶手段と、
前記受験校端末からの確定済調査書データ要求を受付け、前記データベースサーバ内で受験校のデータベースに記憶された確定済調査書データ及び前記確定済調査書データに関連付けられた出願データを、各調査書データは復号して、表示しダウンロードする調査書出力手段と、
を有することが好ましい。秘匿性の高い調査書データを含む提出用調査書データが、暗号化した状態でアップロードされ、暗号化された共通鍵によって暗号化されてデータベースに記憶されるため、サーバ運営にあたる運営者でも調査書データを閲覧できないため、さらに調査書データの情報漏洩を防止でき、セキュリティの強化を実現できる。
本発明によれば、出身校側において試験事務に係る教員の業務時間の削減を実現できる。
実施例1・実施例2のマッチングシステムの構成例を示す図である。 実施例1・実施例2のマッチングシステムのサーバ構成を示す図である。 本発明のマッチング方法の実施例1・実施例2の全体の流れを示す図である。 本発明のマッチング方法の実施例1・実施例2のフローを示す概念図(出身校側)である。 本発明のマッチング方法の実施例1・実施例2のフローを示す概念図(志願者側)である。 本発明のマッチング方法の実施例1・実施例2における表計算ファイルのダウンロード受付画面例である。 本発明のマッチング方法の実施例1・実施例2における所定の表計算ファイルの例である。 本発明のマッチング方法の実施例1・実施例2における提出用調査書データのアップロード受付画面から登録番号発行画面までの推移例である。 本発明のマッチング方法の実施例1・実施例2における調査書確認画面からマッチング結果表示画面までの推移例である。 本発明のマッチング方法の実施例1・実施例2におけるマッチング処理のフロー図である。 本発明のマッチング方法の実施例2における出身校テーブルの一例を示す図である。 本発明のマッチング方法の実施例2における管理者テーブル及び共通鍵管理テーブルの一例を示す図である 本発明のマッチング方法の実施例2における調査書仮登録テーブルの一例を示す図である。
本発明のマッチングシステムは、CPUなどの演算処理装置、RAMやハードディスクなどの記憶装置を有するコンピュータ端末(サーバも含む)上でその処理が実現される。本実施例のマッチングシステムを実現するプログラムは、当該コンピュータ端末のハードディスクに記憶されており、かかるプログラムは、所定の操作をされることによってRAM等などに読み込まれ、その機能(手段)を演算処理装置で実行し、もって、所定の処理が行われる。そして、かかる処理に用いる記憶手段として記憶する情報は、データベースやデータファイルなどの各種のファイル保存形式でRAMやハードディスクなどの記憶装置に記憶されており、その処理の際に適宜読み出されることで、所定の処理が行われる。また、処理した結果も、RAMやハードディスクなどの記憶装置に書き出され、適宜記憶される。本発明に於ける各手段は、その機能が論理的に区別されているに過ぎず、物理上あるいは事実上は同一の領域を構成するものであってもよい。
以下、本発明のマッチング方法及びマッチングシステムについて、添付図面を参照して実施例を用いて本発明の好適な実施の形態を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本実施例は、入学試験の出願を受験校に申し込む1又は複数の受験生側の出願登録情報と受験生の出身校がその受験校に提出する各受験生の調査書データとを、受験生の氏名のふりがなと生年月日のデータでマッチングすることにより、入試に関する出身校の教員の業務時間の削減を実現するものである。
{構成}
本実施例では、一例として、インターネットで出願受付を行う高校入学試験における、出願データと調査書のマッチングについて述べるが、高校入学試験に限定するものではなく、大学入学試験や中学校入学試験等、他の入学試験でもよく、さらには各種検定試験でもよい。志願者は、入学試験の受験者の他、検定試験の受検者であってもよい。
図1は、実施例1・実施例2のマッチングシステムの構成例を示す図である。本実施例では、マッチングシステムは、1又は複数のサーバから構成されるサーバ群5を有し、サーバ群5は、1又は複数のWebサーバ6と、Webサーバ6に相互に接続する1又は複数のデータベースサーバ7を有する。各サーバは、それぞれ、物理的に1又は複数のサーバから構成されて1種類のサーバとして機能するものであってもよく、また、複数種類のサーバとしての機能が物理的に1つのサーバから構成されていてもよい。例えば、データベースサーバがWebサーバ内にあってもよい。また、データベースは、1つのデータベースサーバ内にあってもよいし、また複数のデータベースサーバに分散して存在していてもよい。本実施例では、Webサーバとデータベースサーバとは物理的に相互に接続されているが、同じサーバ内にあってもよく、また、ネットワークを介して接続されて相互にアクセスできるものであってもよい。
本実施例のマッチングシステムは、入試のインターネット出願において、(A)志願者端末1と出身校端末2と受験校端末3とにネットワーク4を介して接続された1又は複数のWebサーバ6と、Webサーバ6に相互に接続した1又は複数のデータベースサーバ7と、を含む複数種類のサーバの機能を備えるサーバ群5を有し、(B)志願者端末1から入力される出願データと出身校端末2から入力される調査書データとをマッチングさせるマッチングシステムである。本実施例のマッチングシステムは、Webサーバ6が、(C)志願者1人につき1又は複数の調査書データを1又は複数人分含む提出用調査書データのアップロード受付画面を、出身校毎のログインIDにより受付された出身校端末2に表示し、出身校端末2から、提出用調査書データのアップロードを受け付けする提出用調査書データ受付手段と、(D)提出用調査書データに生年月日情報と氏名の振仮名情報と内申書データの漏れ又はミスがないかを検出し、漏れ及びミスがない場合に、提出用調査書データの仮登録を受付する仮登録受付手段と、(E)ログインIDに関連付けられる出身校識別子と、仮登録を受付した提出用調査書データ毎に同じ登録番号と、を各調査書データに関連付けて調査書仮登録データとして、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに追加し、登録番号を出身校端末2に表示させる登録番号発行手段と、(F)志願者端末1から、受験校に提出する生年月日情報と氏名の振仮名情報と出身校識別子を含む出願データを受付して、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに追加する出願受付手段と、(G)出身校毎のログインIDにより受付された出身校端末2から、登録番号の入力を受付する調査書確認受付手段と、(H)データベースサーバ7内で受験校のデータベースから、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを読み込む仮登録データ読込手段と、(I)出身校識別子がログインIDに関連付けられる出身校識別子と一致する出願データのうち、生年月日情報と氏名の振仮名情報が一致する出願データの有無をデータベースサーバ7内で受験校のデータベースから検出する出願データ検出手段と、(J)出願データ検出手段で出願データが検出されなかった調査書データについては、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを、出願が未登録であることを含めて、出身校端末2に表示させるマッチング結果表示手段と、を有する。
さらに、Webサーバ6は、専用回線又はインターネット等のネットワークを介して決済会社のシステムに接続されており、(K)出願データ毎の受験料納付済情報を受信し、出願データに受験料納付済情報を追加する納付状況更新手段と、(L)マッチング結果表示手段によって内容確定の選択がされた調査書データについて、出願データに含まれる出願識別子を追加して確定済調査書データとしてデータベース内で受験校のデータベースに調査書仮登録データと関連付けて記憶する確定済調査書記憶手段と、(M)受験校端末3からの確定済調査書データ要求を受付け、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに記憶された確定済調査書データ及び確定済調査書データに関連付けられた出願データを表示しダウンロードする調査書出力手段と、を有する。本実施例においては、通信手段、入力手段及び表示手段が、志願者端末1及び出身校端末2及び受験校端末3内にある。Webサーバ6は、メモリ、CPU、磁気ディスク等の二次記憶であるストレージ(ハード)、オペレーティングシステム、デバイスドライバ等で構成される制御装置である制御手段、LANボード等の通信制御装置である通信手段を有し、磁気ディスクにマッチングプログラムや各種Webページ内容を格納し、制御部が各種プログラム処理を実行するものであり、データベースサーバ7とのローカル接続手段を有し、志願者端末1、出身校端末2、受験校端末3との間で何度もやりとりをするために、一時的に情報を不揮発性メモリに記憶でき、さらに、入力手段や表示その他の出力手段を有してもよい。データベースサーバ7は、メモリ、CPU、ストレージ(ハード)、Webサーバ6とのローカル接続手段を有するが、通信手段や入力手段や表示その他の出力手段を有してもよい。Webサーバ6とデータベースサーバ7は、Webサーバ6からの操作命令に基づき、互いに協働して本発明のマッチング処理を行う。Webサーバ6とデータベースサーバ7は、通常のサーバが有するクロック機能等を備えている。
図2は、実施例1・実施例2のマッチングシステムのサーバ構成を示す図である。本実施例においては、Webサーバ6は、志願者用のa−Webサーバ61の機能と、出身校用のb−Webサーバ62の機能が1台のサーバである例で説明するが、志願者用の機能と出身校用の機能が一体となったWebサーバであってもよいし、アクセスの集中に対応するため、Webサーバが複数あってロードバランサーを備えていても良い。また、1又は複数のWebサーバがクラウド上にあるクラウドサーバであってもよい。クラウドサーバは仮想的なものであり、実際には物理的に複数サーバを一つのクラウドサーバとして使ってもよい。その場合、メモリとCPU(コア数)を瞬時に拡張・縮小が可能となる。
また、Webサーバ6は、出身校用の提出用調査書データのアップロード受付画面を含む調査書登録画面と、志願者用の出願フォーム画面と、受験校用の出願&調査書管理画面のデータと表計算フォーマットデータとを有する。データベースサーバ7には、出身校毎のログイン用に割り振られたID(ログインID)が、パスワードとURLと出身校識別子とに関連づけられて記憶され、受験校のデータベース71が、受験校毎に格納されている。出身校用の調査書登録画面と志願者用の出願フォーム画面は、受験校別であり、出身校は、各受験校の専用の調査書登録画面で調査書データの登録を行い、志願者は、各受験校の専用の出願フォーム画面で出願手続を行うことができる。各画面に表示される説明文等は受験校毎に共通で、複数の出身校画面で同じ説明文が表示される。各画面に表示されるデータとしては、受験校のデータベース内のデータを動的に表示する。
受験校のデータベース71には、出願データと調査書データとセッション情報がそれぞれデータベースとして蓄積される。調査書データには調査書仮登録データと確定済調査書データを含む。出願データベースは出願データテーブルを持ち、調査書データテーブルは調査書データテーブルを持つ。
受験校のデータベース71には、出身校名と出身校識別子とを関連づけるリストと、出願種別名と出願種別識別子とを関連づけるリストと、内申書データの入力規則リストと、ひらがな・カタカナの変換プログラムが記憶されている。出願種別は、例えば、特進コース、普通コース等となる。
振仮名情報は、本実施例ではひらがなであるが、カタカナでもアルファベットでもよい。カタカナで入力されたデータをひらがな・カタカナの変換プログラムでひらがなに変換し、表示する際にひらがな表記に統一してもよい。かかる変換プログラムは、アルファベットからひらがなへの変換プログラムでもよく、これらの表記を相互に変換するものであってもよい。
本実施例において、調査書仮登録データと確定済調査書データと調査書データに入っている、調査書評点部分、及び欠席日数、その他特記事項(委員会活動、部活動など)を内申書データとする。なお、テーブル定義ファイルをデータベースサーバ7に有する。
本実施例においては、データベースサーバ7は専用サーバで、Webサーバ6とともにデータセンターに存在するが、ともに受験校内にあってもよい。本実施例では、データベースサーバ7は専用サーバであり、物理的なサーバを専用(単独)で使用するので、データベースのIO処理が早い。その場合、受験校の端末とWebサーバはインターネットを介さず、学内LANで接続されることになる。本実施例では、データベースサーバ7は、システムの可用性のために、つまり、ダウンしても重要な機密情報を失わず、かつ、すぐに復旧できるように、ミラーリングしたデータベースを保持している。元のデータベースがマスターデータベース、ミラーリング側がスレーブデータベースとなる。スレーブデータベースは書き込みができず、読み込みだけできる。システムが書き込みをするときは、マスターデータベースに書き込まれる。スレーブデータベースは、マスターデータベースに書き込みがされると、瞬時にそのデータがミラーリングされて、スレーブデータベースにも書き込まれる。
Webサーバ6内には、提出用調査書データ受付手段と仮登録受付手段と登録番号発行手段と出願受付手段と調査書確認受付手段と仮登録データ読込手段と出願データ検出手段とマッチング結果表示手段と納付状況更新手段と確定済調査書記憶手段と調査書出力手段とを有する。Webサーバ6もデータベースサーバ7も、制御部がどのサーバに存在するかを意識しないために、それぞれのフロント部を介してもよい。各フロント部は、各サーバ内で実行するプログラムを有し、処理の連携を行う。本実施例では、Webサーバ6でもデータベースサーバ7でも、各手段はそれぞれのフロント部によって制御される。
志願者端末1や出身校端末2や受験校端末3に接続先としてひとつのURL(Uniform Resource Locator)を示してアクセスさせ、そのURL宛のアクセスをロードバランサーが受けて、ロードバランサーが、ロードバランサーに接続された複数のWebサーバ6に上記アクセスを分散させることによってそれぞれのWebサーバへの負荷分散することができる。また、Webアクセスの集中を回避する別の方法として、DNS(Domain Name System)でラウンドロビンを使用するシステムがある。Webサーバ6によって作成された接続先URLは、仮想Webサーバ内のWebページである。さらに、仮想サーバの特定のWebページを表示させるのに、仮想ディレクトリを含むURLを接続先URLとしてもよい。所定のアクセス用Webページを作成する際に、既存のアクセス用Webページを複製してもよい。
サーバ群5は、志願者端末1や出身校端末2や受験校端末3と、インターネットやLAN、WAN等の通信ネットワークを介して相互に情報の送受信が可能である。志願者端末1は、例えば、ノートPCやタブレットPCを含むパーソナルコンピュータ(PC)や、スマートフォンを含む携帯電話、PDA等でもよい。出身校端末2や受験校端末3は、例えば、ノートPCやタブレットPCを含むパーソナルコンピュータ(PC)等でもよい。
登録番号発行手段は、Webサーバ6のクロック機能を利用して、システムタイムをベースに一意の登録番号を作成する。登録番号は、受験校毎に一意の登録番号であることが好ましい。「一意の」には、一意的な、一義的なという意味を含む。「一意の登録番号」には、例えば、調査書仮登録データ毎に別々の識別子であることを含む。「識別子」には、種々の形式の識別子を含み、例えば、アルファベットその他の文字や記号、英数字等のいずれでもよく、また、これらの複数種類を組み合わせてもよい。また、識別子の文字長は特に制限されない。例えば、「zR5ArC」のような、記号や英数字の組み合わせで作成する。日付データと、Webサーバ6のシステムタイムをベースに生成した一意のキーとを組み合わせるなどにより、データベースサーバ7内にある受験校毎の受験校データベースに記憶されている他の登録番号と重ならないように自動作成される。
Webサーバ6に搭載されているマッチングプログラムは、コンピュータに、(ア)志願者1人につき1又は複数の調査書データを1又は複数人分含む提出用調査書データのアップロード受付画面を、出身校毎のログインIDにより受付された出身校端末2に表示し、出身校端末2から、提出用調査書データのアップロードを受け付けする提出用調査書データ受付機能と、(イ)提出用調査書データに生年月日情報と氏名の振仮名情報と内申書データの漏れ又はミスがないかを検出し、漏れ及びミスがない場合に、提出用調査書データの仮登録を受付する仮登録受付機能と、(ウ)ログインIDに関連付けられる出身校識別子と、仮登録を受付した提出用調査書データ毎に同じ登録番号と、を各調査書データに関連付けて調査書仮登録データとして、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに追加し、登録番号を出身校端末2に表示させる登録番号発行機能と、(エ)志願者端末1から、受験校に提出する生年月日情報と氏名の振仮名情報と出身校識別子を含む出願データを受付して、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに追加する出願受付機能と、(オ)出身校毎のログインIDにより受付された出身校端末2から、登録番号の入力を受付する調査書確認受付機能と、(カ)データベースサーバ7内で受験校のデータベースから、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを読み込む仮登録データ読込機能と、(キ)出身校識別子がログインIDに関連付けられる出身校識別子と一致する出願データのうち、生年月日情報と氏名の振仮名情報が一致する出願データの有無をデータベースサーバ7内で受験校のデータベースから検出する出願データ検出機能と、(ク)出願データ検出機能で出願データが検出されなかった調査書データについては、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを、出願が未登録であることを含めて、出身校端末2に表示させるマッチング結果表示機能と、(ケ)出願データ毎の受験料納付済情報を受信し、出願データに受験料納付済情報を追加する納付状況更新機能と、(コ)マッチング結果表示機能によって内容確定の選択がされた調査書データについて、出願データに含まれる出願識別子を追加して確定済調査書データとしてデータベース内で受験校のデータベースに調査書仮登録データと関連付けて記憶する確定済調査書記憶機能と、(サ)受験校端末3からの確定済調査書データ要求を受付け、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに記憶された確定済調査書データ及び確定済調査書データに関連付けられた出願データを表示しダウンロードする調査書出力機能を実現させるためのプログラムである。
Webサーバ6は、Webサーバ6のCPUが、Webサーバ6のマッチングプログラムをWebサーバ6のメモリにロードして実行することにより本発明のマッチング処理が可能なコンピュータの機能を実現する。Webサーバ6及びデータベースサーバ7のCPUは、通常のコンピュータに搭載する演算処理装置であり、各種プログラムを実行し、各種制御等を行うことができる。
本実施例では、Webサーバ6は、前述のハードウェア構成とマッチングプログラムによって、上述した(C)〜(M)の各手段として機能する。
なお、Webサーバ6には、マッチングプログラムの他、後述する受験番号発行処理を行う受験番号発行プログラムやその他のプログラムが搭載されている。
図3は、本発明のマッチング方法の実施例1・実施例2の全体の流れを示す図である。受験校は予め各出身校に出身校画面(出身校毎に作成されたWebページ)のURLを記載した出身校画面情報を配布する。また、表計算ソフトで作成したマクロを含む所定の表計算ファイルを配布し又はダウンロードさせる。出身校の教員は、その受験校を受験する志願者の調査書内容を上記表計算ファイルに入力し、マクロで提出用調査書データを作成しデスクトップに保存(出力)しておく。志願者は、本実施例のマッチングシステムにより表示された出願フォーム画面において、アカウント作成し、所定の事項を入力して出願の登録を行う。志願者は願書のプレビュー印刷を行うことができ、また、クレジットカードによるネット決済等の方法により受験料の支払を行うことができる。出身校の教員は、本実施例のマッチングシステムにより表示されたアップロード受付画面を含む調査書登録画面において、提出用調査書データのアップロードを行うと、志願者の手続の進行状況とのマッチング結果の表示を行うことができ、志願者の手続の進行状況にかかわらず、データの正当性のチェックがされ調査書Web仮登録を行うことができ、仮登録毎に登録番号の付与を受けることができる。仮登録は何度でもやり直すことができる。登録番号が付与されると、後日、志願者が出願の登録と受験料の納付の完了後に、確定済調査書データとして本実施例のマッチングシステムに蓄積できる(調査書登録確定)。一度確定した志願者の調査書データを変更することはできない。確定済調査書データは、受験校の教員が、本実施例のマッチングシステムによって表示等させて確認することができる。仮登録された段階の未確定の調査書データは受験校側では閲覧できない。
{処理プロセス}
本実施例のマッチング方法は、入試又は検定のインターネット出願において、(A)志願者端末1と出身校端末2とにネットワーク4を介して接続された1又は複数のWebサーバ6と、Webサーバ6に相互に接続した1又は複数のデータベースサーバ7と、を含む複数種類のサーバの機能を備えるサーバ群5を有し、(B)志願者端末1から入力される出願データと出身校端末2から入力される調査書データとをマッチングさせるマッチング方法である。本実施例のマッチング方法は、(Step10)Webサーバ6が、志願者1人につき1又は複数の調査書データを1又は複数人分含む提出用調査書データのアップロード受付画面を、出身校毎のログインIDにより受付された出身校端末2に表示し、出身校端末2から、提出用調査書データのアップロードを受付する提出用調査書データ受付工程と、(Step20)Webサーバ6が、提出用調査書データに生年月日情報と氏名の振仮名情報と内申書データの漏れ又はミスがないかを検出し、漏れ及びミスがない場合に、提出用調査書データの仮登録を受付する仮登録受付工程と、(Step30)Webサーバが、ログインIDに関連付けられる出身校識別子と、仮登録を受付した提出用調査書データ毎に同じ登録番号と、を各調査書データに関連付けて調査書仮登録データとして、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに追加し、登録番号を出身校端末2に表示させる登録番号発行工程と、(Step40)Webサーバ6が、志願者端末1から、受験校に提出する生年月日情報と氏名の振仮名情報と出身校識別子を含む出願データを受付して、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに追加する出願受付工程と、(Step50)Webサーバ6が、出身校毎のログインIDにより受付された出身校端末2から、登録番号の入力を受付する調査書確認受付工程と、(Step60)Webサーバ6が、データベースサーバ7内で受験校のデータベースから、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを読み込む仮登録データ読込工程と、(Step70)Webサーバ6が、ログインIDに関連付けられる出身校識別子が調査書仮登録データの有する出身校識別子と一致する出願データのうち、生年月日情報と氏名の振仮名情報が一致する出願データの有無をデータベースサーバ7内で受験校のデータベースから検出する出願データ検出工程と、(Step80)Webサーバ6が、出願データ検出工程で出願データが検出されなかった調査書データについては、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを、出願が未登録であることを含めて、出身校端末2に表示させるマッチング結果表示工程と、を含むものである。
本実施例においては、さらに、Webサーバが決済会社のシステムに接続され、出願受付工程の後に、(Step41)Webサーバ6が、出願データ毎の受験料納付済情報を受信し、出願データに受験料納付済情報を追加する納付状況更新工程を含み、マッチング結果表示工程の後に、(Step90)Webサーバ6が、マッチング結果表示工程において内容確定の選択がされた調査書データについて、出願データに含まれる出願識別子を追加して確定済調査書データとしてデータベース内で受験校のデータベースに調査書仮登録データと関連付けて記憶する確定済調査書記憶工程とを含む。
さらに、本実施例においては、Webサーバが、さらに、受験校端末3にネットワークを介して接続されており、確定済調査書記憶工程の後に、(Step100)Webサーバが、受験校端末3からの確定済調査書データ要求を受付け、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに記憶された確定済調査書データ及び確定済調査書データに関連付けられた出願データを表示しダウンロードする調査書出力工程を含む。
本実施例において、マッチングプログラムは、以下に示すステップをコンピュータに実行させるものである。
図4は、本発明のマッチング方法の実施例1・実施例2のフローを示す概念図(出身校側)である。なお、図4において、括弧書の内容は、後述する実施例2における追加内容であり、実施例1では省略する。また、図5は、本発明のマッチング方法の実施例1・実施例2のフローを示す概念図(志願者側)である。
本実施例のマッチング方法の処理プロセスをより詳細に説明する。Webサーバ6は、フロント部によって制御されて下記各工程を実行する。
(Step1)
Webサーバ6は、出身校に配布された出身校画面情報に記載された出身校画面のURLにアクセスした出身校端末2から、IDとパスワードでログインを受付する。出身校画面にログインしたIDより特定される出身校識別子が、データベースサーバ7内の受験校のデータベース71に記憶される。ログインされたアカウント情報すなわちログインIDに出身校識別子が関連づけて記憶されている。
(Step2)
Webサーバ6は、出身校画面にログインした出身校端末2から、表計算ソフトで作成したマクロを含む所定の表計算ファイルフォーマットのダウンロードを受付する。図6は、本発明のマッチング方法の実施例1・実施例2における表計算ファイルのダウンロード受付画面例である。なお、図6において、パスフレーズ及びその枠については、後述する実施例2における画面例での追加内容であり、実施例1では表示しない。図6に示したように、出身校画面において、フォーマットとしてクリックしてダウンロード可能としてあり、ダウンロードを受け付ける。表計算ファイルのダウンロードをした出身校の教員は、上述した表計算ファイルに志願者1人につき1又は複数の調査書データを1又は複数人分入力する。既存のファイルからコピーしてペーストしてもよい。図7は、本発明のマッチング方法の実施例1・実施例2における所定の表計算ファイルの例である。上述した表計算ファイルには、提出用ファイル書き出しスイッチが設けてあり、クリックによりマクロがスタートし、提出用調査書データがデスクトップに自動作成される。
(Step10)提出用調査書データ受付工程
図8は、本発明のマッチング方法の実施例1・実施例2における提出用調査書データのアップロード受付画面から登録番号発行画面までの推移例である。例えば、図7において、一番左の組番、番号はマッチングに使用しない。左から2番目、3番目の性別情報はマッチングに使用してもよい。左から4番目の氏名の振仮名はマッチングに使用する。左から5番目の氏名漢字はマッチングに使用してもよい。左から6〜8番目の生年月日はマッチングに使用する。左から9〜18番目の内申書データはマッチングに使用しない。左から19番目の学校コードは受験校を特定するコードであり、マッチングに使用しない。出身校画面にログインしているアカウント情報により特定される出身校識別子はマッチングに使用される。提出用調査書データのアップロード受付画面から登録番号発行画面、そしてマッチング結果表示画面、登録確定の画面まで、出身校端末に表示する一連の画面を総称して調査書登録画面という。なお、図8において、パスフレーズ及びその枠については、後述する実施例2における画面例での追加内容であり、実施例1では表示しない。
Webサーバ6が、志願者1人につき1又は複数の調査書データを1又は複数人分含む提出用調査書データのアップロード受付画面を、図8左上に示すように、出身校毎のログインIDにより受付された出身校端末2に表示し、出身校端末2から、提出用調査書データのアップロードを受付する。アップロード受付画面では、図8右上に示すように、出身校の教員の氏名等を入力させる。
(Step20)仮登録受付工程
Webサーバ6が、提出用調査書データに生年月日情報と氏名の振仮名情報と内申書データの漏れ又はミスがないかを検出し、漏れ及びミスがない場合に、提出用調査書データの仮登録を受付する。図8左下に示すように、出身校画面には、入力した内容が表として表示される。
Webサーバ6が、データベースサーバ7内で受験校のデータベースから、生年月日情報と氏名の振仮名情報が一致する出願データの有無を検出し、出願データがある場合は出願が登録済みであることの情報を、出願データがない場合は未登録であることの情報を、各調査書データに含めて提出用調査書データの一覧を出身校端末2に表示させる。
Webサーバ6が、提出用調査書データに生年月日情報と氏名の振仮名情報と内申書データのいずれかで漏れ又はミスが検出された場合に、仮登録を受け付けず、漏れ又はミスがあった個所のエラー表示を、各調査書データに含めて提出用調査書データの一覧を前記出身校端末2に表示させる。例えば、生年月日が抜けている場合や振仮名が抜けている場合には、図8左下に示したような表を表示する際に、エラーがあるセルを色づけしてエラー表示し、仮登録のボタンを表示しない。その場合は、アップロード画面まで戻ってやり直しとなる。内申書データは、数字入力、アルファベットの入力、数字の範囲等について、内申書データの入力規則リストに一致するとエラー表示はないが、一致しないとその箇所の入力部分をエラー表示する。
本実施例では、カタカナで入力されていても自動的にひらがなに統一して変換し、表示する振仮名をひらがなの代わりにカタカナで統一して表示してもよいし、アルファベットで統一して表示してもよい。
仮登録受付工程では、アップロードした提出用調査書データで、アップロードした全ての志願者について未入力がなく内申書データが入力規則通りであれば、志願者の出願データが検出されなくても、仮登録ボタンが表示され、仮登録が可能となる。仮登録は何度でもやり直しすることができる。
(Step30)登録番号発行工程
Webサーバが、ログインIDに関連付けられる出身校識別子と、仮登録を受付した提出用調査書データ毎に同じ登録番号情報と、を各調査書データに関連付けて調査書仮登録データとして、データベースサーバ7内で受験校のデータベースの調査書仮登録テーブルに追加し、図8右下に示すように、登録番号を出身校端末2に表示させる。したがって、本実施例では、対応する出願データがデータベースサーバ7内になくても仮登録を受付することができる。調査書仮登録データは、登録番号、生年月日、氏名の振仮名、氏名の漢字、内申書データ、出身校識別子、調査書登録ナンバーの各属性(カラム)のレコード(要素)を有しており、出願識別子は有していない。調査書仮登録データは、そのほかに、性別や出願種別の各属性(カラム)のレコード(要素)を有してもよい。出身校端末2は、登録番号発行工程後、ログアウトして、後述する調査書確認受付工程(Step50)で再度ログインしてもよい。
(Step40)出願受付工程
Webサーバ6が、志願者端末1から、受験校に提出する生年月日情報と氏名の振仮名情報と出身校識別子を含む出願データを受付して、データベースサーバ7内で受験校のデータベースの出願データテーブルに追加する。出願受付工程は、提出用調査書データ受付工程より前でもよい。確定済調査書記憶工程前までに完了していれば、その志願者の調査書データについては、確定済調査書記憶工程に進むことができる。出願受付工程において志願者端末1に表示させる画面は出願フォーム画面で、出願フォーム画面では、生年月日、氏名の漢字、氏名の振仮名、出身校識別子(出身校名での選択による自動入力でもよい)、クラス、クラス内の番号、住所、性別、出願種別のほか、電話番号や保護者名等を入力させてもよい。
出願データに、氏名の漢字情報と出身校のクラスとクラス内の番号を含んでもよい。その場合、上述する仮登録受付工程(Step20)において、Webサーバ6が、提出用調査書データに、生年月日情報と氏名の振仮名情報と内申書データに加えて、氏名の漢字情報と出身校のクラスとクラス内の番号についても漏れ又はミスがないかを検出し、いずれかで漏れ又はミスがあった場合に、仮登録を受け付けない。また、後述する出願データ検出工程(Step70)において、Webサーバ6が、出身校識別子が調査書仮登録データの有する出身校識別子と一致する出願データのうち、生年月日情報と氏名の振仮名情報に加えて出身校のクラスとクラス内の番号も一致する出願データの有無をデータベースサーバ7内で受験校のデータベースから検出する。
また、Webサーバ6が、受付した出願データに一意の出願識別子を追加してもよい。その場合、後述するマッチング結果表示工程(Step80)において、Webサーバ6が、出願データ検出工程で出願データが検出された調査書仮登録データに出願識別子が含まれるかを検出し、出願識別子が検出された場合には、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを、すでに調査書データが確定済であることを含めて、出身校端末2に表示させる。「一意の出願識別子」には、例えば、出願毎に別々の識別子であることを含む。「識別子」には、種々の形式の識別子を含み、例えば、アルファベットその他の文字や記号、英数字等のいずれでもよく、また、これらの複数種類を組み合わせてもよい。また、識別子の文字長は特に制限されない。
また、Webサーバが、出願データに志願者識別子を追加してもよい。その場合、後述する確定済調査書記憶工程(Step90)において、Webサーバ6が、確定済調査書データに志願者識別子を追加し、出願データに調査書確定フラグを追加する。また、後述するマッチング結果表示工程(Step80)において、Webサーバが、出願データ検出工程で検出した出願データに調査書確定フラグを含むかを検出し、調査書確定フラグが検出された場合には、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを、すでに調査書データが確定済であることを含めて、出身校端末に表示させる。
本実施例では、出願データは、個別受験データと志願者データとを有する。個別受験データは、出願識別子と受験番号と、出願種別と志願者識別子の各属性(カラム)のレコード(要素)を有する。志願者データは、志願者識別子と、生年月日情報と振仮名情報と漢字情報と出身校識別子の各属性(カラム)のレコード(要素)を有する。個別受験データには、物理的には出身校識別子は有していないが、志願者データには出身校識別子を有し、仮想的に個別受験データと志願者データは同じテーブルとして扱うことができるので、仮想的には、個別受験データに出身校識別子を有しているように見せることができる。
(Step41)納付状況更新工程
Webサーバ6が、出願データ毎の受験料納付済情報を受信し、出願データに受験料納付済情報を追加する。本実施例では、Webサーバ6が、志願者端末1から、受験料の支払を受付する。即時決済の場合は、決済会社のシステムとのインターフェースによって支払受付完了とともに受験料納付済情報がベースサーバ7内の受験校のデータベース71の出願データに追加される。即時決済でない場合は、決済会社のシステムとのインターフェースによって決済IDを取得し出願データに追加され、コンビニ決済等のクレジットカード決済以外の決済を決済会社のシステムとのインターフェースによって確認すると、受験料納付済情報が出願データに追加される。決済会社の情報は、本実施例のマッチングシステムが自動でアップデートを行う。コンビニやATMでの支払では、決済会社のシステムからPUSHで本実施例のマッチングシステムのサーバに情報を得て、あるいはPULL型では定期的問い合わせで情報を得て、受験料納付済情報を更新する。
(Step43)受験番号発行工程
本工程は、マッチングプログラムではなく受験番号発行プログラムによる。図5の下方に示したように、出願データ作成時において、Webサーバ6が、受験料納付済情報と受験番号の有無を検索し、受験料の支払が完了していて受験番号が未発行である場合、受験番号を発行してデータベースサーバ7内の受験校のデータベース71の出願データに追加する。出願データに調査書データ(確定済み調査書データ又は調査書仮登録データ)が関連づけられたとき、Webサーバ6が、受験料納付済情報と受験番号の有無を検索し、受験料の支払が完了していて受験番号が未発行である場合、受験番号を発行してデータベースサーバ7内の受験校のデータベース71の出願データに追加される。あるいは、出願データに受験料納付済情報が関連づけられた後、予め指定した期日が到来すると、Webサーバ6が、受験番号を発行してデータベースサーバ7内の受験校のデータベース71の出願データに追加されるものであってもよい。受験番号が発行されると、受験校端末3からも、受験番号を確認できるようにする。受験番号が発行されると受験票が発行可能となり、Webサーバ6は、志望者端末1から受験票発行要求を受付し、受験票を志望者端末1に表示しダウンロード可能とする。
(Step50)調査書確認受付工程
図9は、本発明のマッチング方法の実施例1・実施例2における調査書確認画面からマッチング結果表示画面までの推移例である。なお、図9において、パスフレーズ及びその枠については、後述する実施例2における画面例での追加内容であり、実施例1では表示しない。図10は、本発明のマッチング方法の実施例1・実施例2におけるマッチング処理のフロー図である。登録番号発行工程(Step30)でログアウトして再度ログインする場合、Webサーバ6は、出身校に配布された出身校画面情報に記載された出身校画面のURLにアクセスした出身校端末2から、IDとパスワードでログインを受付する。出身校画面にログインしたIDにより特定されるアカウント情報により特定される出身校識別子が、データベースサーバ7内の受験校のデータベース71に記憶される。出身校画面において、図9左上に示したように、確認・登録確定のボタンをクリックすると、図9右上に示したように登録番号の入力画面が表示される。Webサーバ6が、出身校毎のログインIDにより受付された出身校端末2から、登録番号の入力を受付する。
(Step60)仮登録データ読込工程
Webサーバ6が、データベースサーバ7内で受験校のデータベースから、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを読み込む。
(Step70)出願データ検出工程
Webサーバ6が、出身校識別子がログインIDに関連付けられる出身校識別子と一致する出願データのうち、生年月日情報と氏名の振仮名情報が一致する出願データの有無をデータベースサーバ7内で受験校のデータベース71から検出する。本実施例では、カタカナで入力されていても自動的にひらがなに統一してマッチングするが、カタカナで統一してマッチングしてもよいし、アルファベットで統一してマッチングしてもよい。
(Step80)マッチング結果表示工程
Webサーバ6が、出願データ検出工程で出願データが検出されなかった調査書データについては、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを、出願が未登録であることを含めて、出身校端末2に表示させる。
Webサーバ6が、出願データ検出工程で出願データが検出された調査書データに出願識別子が検出されなかった場合に、対応する出願データにおいて受験料納付済情報の有無を検出する。その際に、受験料納付済情報が検出されなかった場合には、Webサーバ6は、登録番号と関連づけられている調査書データを、未払いであることを含めて、出身校端末2に表示させる。その際に、受験料納付済情報が検出された場合には、Webサーバ6は、登録番号と関連づけられている調査書データを、支払済であること及び内容確定の選択が可能なエリアを含めて、出身校端末2の画面に表示し、図9左下に示したように、内容確定の選択を受付する。出願データにすでに確定済調査書データが関連付けられている場合は、Webサーバ6は、「別の登録番号で確定済」の旨を出身校端末に表示させる。図9左下に示した状態の出身校画面において、チェック可能な行のうち1又は複数を選択し、下方の「チェックした調査書の確認手続きを行う」をクリックすると、確定者の担当や氏名や電話番号の入力を受付する画面になる。かかる画面で確定ボタンを押すことが、紙の調査書における校長決済の押印を行うことに代わることになる。
マッチング結果表示工程において、Webサーバ6は、マッチング結果を画面に表示させるとともに、セッション結果をセッション情報としてデータベースサーバ7内の受験校のデータベース71に、調査書データに関連付けて追加する。セッション情報は、マッチング時における、出願の登録・未登録、受験料支払・未払、確定済調査書データが出願データに関連付けられているか、タイムセッション期限の各属性(カラム)のレコード(要素)を有する。
(Step90)確定済調査書記憶工程
Webサーバ6が、マッチング結果表示工程において内容確定の選択がされた調査書データについて、出願データに含まれる出願識別子を追加して確定済調査書データとしてデータベース7内で受験校のデータベース71に調査書仮登録データと関連付けて記憶する。確定済調査書データは、登録番号、調査書登録ナンバー、出願識別子、志願者識別子の各属性(カラム)のレコード(要素)を有する。確定済調査書データは、生年月日、氏名の振仮名、氏名の漢字、内申書データ、出身校識別子については、物理的にコピーを有しておらず、これらの要素については、物理的には、確定済調査書データに関連づけられた調査書仮登録データが有する。調査書仮登録データが有していて確定済調査書データに関連づけられる他の要素として、性別や出願種別を有してもよい。一人の志願者が複数の受験を併願する場合がある。また、出願識別子に対する確定済調査書データが存在しない場合は、志願者識別子に対する調査書データを用いてもよい。確定済調査書データと関連付けられた出願データには、調査書確定フラグが立つ。
図9右下に示した状態の出身校画面において、タイムセッション期限内に確定ボタンをクリックすると、Webサーバ6は、図9左下に示した画面において選択可能エリアを表示されて選択された出願データが上から何番目か、すなわち、セッション情報の中で同じ登録番号がついた一覧の中で何行目かを示す登録指定ナンバーを記憶する。登録指定ナンバーは、選択可能エリア(チェックボックス)にチェックを入れられたもののみにつく番号である。該当する出願データに関連付けられて記憶されている調査書仮登録データに関連付けられているセッション情報を再度読み込んで、登録指定ナンバーが関連付けられていない場合、すなわち、確定可能な調査書仮登録データがデータベースサーバ7内の受験校のデータベース71に見つからない場合は、エラー表示を行い、見つかった場合は、登録指定ナンバーに対する出願識別子と調査書仮登録データを確定済調査書データとしてデータベースサーバ7内の受験校のデータベース71に記憶する。確定済調査書データは、受験料支払いを含む出願手続きを完了し調査書の情報も確定された、志願者別(かつ出願種別毎)の調査書データである。確定済調査書テーブルは、確定された全ての確定済調査書データを有する。調査書仮登録テーブルと確定済調査書テーブルを合わせて調査書テーブルという。
(Step100)調査書出力工程
Webサーバ6が、受験校端末3からの確定済調査書データ要求を受付け、データベースサーバ7内で受験校のデータベース71に記憶された確定済調査書データ及び確定済調査書データに関連付けられた出願データを表示しダウンロードする。調査書出力工程において受験校端末3に表示させる画面は出願&調査書管理画面で、出願&調査書管理画面では、確定済調査書データ及び確定済調査書データに関連付けられた出願データを、出願データ毎に一行に並べて表形式で一覧表示させて印刷するここともできるし、出願データ毎に一枚のシートに、確定済調査書データ及び確定済調査書データに関連付けられた出願データを表示させて印刷することもできる。受験校のデータベース71において各調査書データは確定済調査書データに含まれている。調査書出力工程では、確定済み調査書データ要求を受けて表示される確定済調査書データには、各生徒の調査書データが含まれている。
{効果}
本実施例によれば、インターネット出願する志願者が受験校に提出する出願情報と出身校が受験校に提出する調査書情報について、情報の完全性、機密性に配慮しつつ簡便に、短期間に大量にマッチングすることができる。また、これにより、出身校側において試験事務に係る教員の業務時間の削減を実現することができる。さらに、受験校側において試験事務に係る教員の業務時間の削減を実現することができる。
本実施例では、インターネット出願システムで作成する出願データと調査書データを紐付けることができ、出身校側及び受験校側の試験事務に係るすべての教員の業務時間の削減ができる。本実施例においては、また、受験番号も出願識別子もマッチング時に入力不要であるので、受験番号付与前でも、また、生徒が受験手続を行う前でも、出身校(高校入試においては中学校)の教員は調査書の仮登録が可能となるし、出願識別子の入力ミスにより確認作業・修正作業が増加することも回避できる。したがって、作業を行う時期を分散することができ、教員の負担が減る。また、受験校(高校入試においては高校)は、出願を早く締め切らなくて済むようになる。
また、本実施例によれば、志願者が出願手続きを行っていないことが出身校で把握でき、かつ、志願者が出願手続き前でも、調査書データのエラーが表示されるので、出願締め切り前でも調査書の不備が確認でき、業務の集中を緩和することができる。
本実施例において、出身校識別子、生年月日と振仮名と、性別と氏名の漢字又はクラスとクラス内の番号でマッチングを行う場合、より厳密なマッチングの確率を高めることができる。また、生年月日と振仮名のマッチングで、1つの調査書データにマッチングされた出願者が複数いた場合に、氏名の漢字を表示させ、選択させてもよい。さらに出願データにクラスとクラス内の番号を含む場合は、クラスとクラス内の番号を表示させ、選択させてもよい。
また、本実施例によれば、すでに確定した調査書を二重に提出することを防止できる。
さらに、本実施例によれば、志願者が受験料納付手続きを行っていないことが出身校で把握でき、かつ、志願者が受験料納付手続き前でも、調査書データの仮登録ができるので、出身校の教員の業務集中を緩和することができる。また、志願者が同じ受験校に複数の出願種別で出願する際に利便性が高い。
また、本実施例によれば、受験校側では、調査書と出願データとの突合せが不要となると同時に、ナンバリングも不要となり、出願受付業務が飛躍的に軽減される。
受験校から志願者の受験毎に志願者に新しく付与された受験番号等の情報ではなく、出身校がもともと保有している志願者情報である生年月日や振仮名を使用してマッチングできるので、出身校の教員の負担軽減、入力ミスによる番号ずれ等の防止を実現できる。
調査確認受付工程後のステップも、受験番号付与前に行うこともできる。これにより、出身校の教員は余裕をもって、調査書の登録作業を行うことができるし、受験校では、受験番号の発行をぎりぎりまで遅らせることができる。受験番号の発行を遅らせることができるため、後から追加される志願者も、他の志願者と同様に出身校毎に受験番号を並べることができる。
本実施例は、出身校端末等、出身校内の情報環境からの情報漏洩のリスクについて鑑み、出身校側において試験事務に係る教員の業務時間の削減に加え、情報漏洩の防止も実現するものである。
本実施例は、さらに、提出用調査書データを暗号化して作成し、暗号化された状態でアップロードを受付し、復号して漏れやミスがないかを確認し、仮登録時には別の暗号化された調査書用共通鍵を復号して調査書データを暗号化するものであって、かかる調査書用共通鍵の暗号化及び復号は、出身校と受験校とシステム管理者はそれぞれ別のパスフレーズによって行われるものであるため、出身校端末には暗号化されていない状態で提出用調査書データが保存されることを防止でき、調査書の内容が外部に流出して情報漏洩することを防止でき、システムを利用する全ての者に対して調査書用共通鍵を知られることを防止できる。すなわち、本実施例は、上述する実施例1の効果に加え、調査書の情報漏洩を防止し、セキュリティ強化を実現するものである。
また、本実施例は、複数の出身校と複数の受験校が利用でき、例えば同じ地区内の複数の受験校で共通する出願ポータルサイトとしてもよい。各出身校は、かかるポータルサイトで受験校を選択して、提出用調査書データ作成用の表計算ファイルフォーマットである調査書作成シートをダウンロードして、受験校毎のアップロード受付画面で、暗号化した提出用調査書データをアップロードする。したがって利便性がさらに向上する。
復号した各調査書データは一時的にサーバのメモリ上に作成されるデータであり、データベースサーバには、暗号化した状態で記憶されることが好ましい。復号した提出用調査書データは、含まれる各調査書データを暗号化して調査書仮登録データを作成した後は削除されることが好ましい。
本実施例のマッチングシステムの構成及びプログラム並びに処理プロセスは、後述した点以外は、上述した実施例1と同様である。
本実施例のマッチングシステムは、入試のインターネット出願において、(A)志願者端末1と出身校端末2と受験校端末3とにネットワーク4を介して接続された1又は複数のWebサーバ6と、Webサーバ6に相互に接続した1又は複数のデータベースサーバ7と、を含む複数種類のサーバの機能を備えるサーバ群5を有し、(B)志願者端末1から入力される出願データと出身校端末2から入力される調査書データとをマッチングさせるマッチングシステムである。本実施例のマッチングシステムでは、(C)志願者1人につき1又は複数の調査書データを1又は複数人分含む提出用調査書データのアップロード受付画面を、出身校毎のログインIDにより受付された出身校端末2に表示し、出身校端末2から、出身校パスフレーズの入力と、暗号化した提出用調査書データ(調査書データ第1暗号化ファイル)のアップロードを受け付けする提出用調査書データ受付手段と、(D提出用調査書データを、暗号化した前記提出用調査書データ(調査書データ第1暗号化ファイル)から復号し、提出用調査書データに生年月日情報と氏名の振仮名情報と内申書データの漏れ又はミスがないかを検出し、漏れ及びミスがない場合に、提出用調査書データの仮登録を受付する仮登録受付手段と、(E)調査書用共通鍵を、暗号化した調査書用共通鍵(暗号化調査書用共通鍵(出身校用))から復号し、復号した調査書用共通鍵を用いて、各調査書データを暗号化し、暗号化した調査書データ(調査書データ第2暗号化ファイル)について、ログインIDに関連付けられる出身校識別子と、仮登録を受付した提出用調査書データ毎に同じ登録番号と、を各調査書データに関連付けて調査書仮登録データとして、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに追加し、登録番号を出身校端末2に表示させる登録番号発行手段と、(F)志願者端末1から、受験校に提出する生年月日情報と氏名の振仮名情報と出身校識別子を含む出願データを受付して、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに追加する出願受付手段と、(G)出身校毎のログインIDにより受付された出身校端末2から、登録番号の入力を受付する調査書確認受付手段と、(H)調査書用共通鍵を、暗号化した調査書用共通鍵(暗号化調査書用共通鍵(出身校用))から出身校パスフレーズを用いて復号し、復号した調査書用共通鍵を用いて、Webサーバが各調査書データを復号し、データベースサーバ7内で受験校のデータベースから、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを読み込む仮登録データ読込手段と、(I)出身校識別子がログインIDに関連付けられる出身校識別子と一致する出願データのうち、生年月日情報と氏名の振仮名情報が一致する出願データの有無をデータベースサーバ7内で受験校のデータベースから検出する出願データ検出手段と、(J)出願データ検出手段で出願データが検出されなかった調査書データについては、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを、出願が未登録であることを含めて、出身校端末2に表示させるマッチング結果表示手段と、(K)出願データ毎の受験料納付済情報を受信し、出願データに受験料納付済情報を追加する納付状況更新手段と、(L)マッチング結果表示手段によって内容確定の選択がされた調査書データについて暗号化し、出願データに含まれる出願識別子を追加して確定済調査書データとしてデータベース内で受験校のデータベースに調査書仮登録データと関連付けて記憶する確定済調査書記憶手段と、(M)受験校端末からの確定済調査書データ要求を受付け、データベースサーバ内で受験校のデータベースに記憶された確定済調査書データ及び確定済調査書データに関連付けられた出願データを、各調査書データは復号して、表示しダウンロードする調査書出力手段を有する。本実施例では、Webサーバ6は、前述のハードウェア構成とマッチングプログラムによって、上述した(C)〜(M)の各手段として機能する。その他の点は上述した実施例1と同様である。
Webサーバ6に搭載されているマッチングプログラムは、コンピュータに、(ア)志願者1人につき1又は複数の調査書データを1又は複数人分含む提出用調査書データのアップロード受付画面を、出身校毎のログインIDにより受付された出身校端末2に表示し、出身校端末2から、出身校パスフレーズの入力と、暗号化した提出用調査書データ(調査書データ第1暗号化ファイル)のアップロードを受け付けする提出用調査書データ受付機能と、(イ)提出用調査書データを、暗号化した前記提出用調査書データ(調査書データ第1暗号化ファイル)から復号し、提出用調査書データに生年月日情報と氏名の振仮名情報と内申書データの漏れ又はミスがないかを検出し、漏れ及びミスがない場合に、提出用調査書データの仮登録を受付する仮登録受付機能と、(ウ)調査書用共通鍵を、暗号化した調査書用共通鍵(暗号化調査書用共通鍵(出身校用))から復号し、復号した調査書用共通鍵を用いて、各調査書データを暗号化し、暗号化した調査書データ(調査書データ第2暗号化ファイル)について、ログインIDに関連付けられる出身校識別子と、仮登録を受付した提出用調査書データ毎に同じ登録番号と、を各調査書データに関連付けて調査書仮登録データとして、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに追加し、登録番号を出身校端末2に表示させる登録番号発行機能と、(エ)志願者端末1から、受験校に提出する生年月日情報と氏名の振仮名情報と出身校識別子を含む出願データを受付して、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに追加する出願受付機能と、(オ)出身校毎のログインIDにより受付された出身校端末2から、登録番号の入力を受付する調査書確認受付機能と、(カ)調査書用共通鍵を、暗号化した調査書用共通鍵(暗号化調査書用共通鍵(出身校用))から出身校パスフレーズを用いて復号し、復号した調査書用共通鍵を用いて、Webサーバが各調査書データを復号し、データベースサーバ7内で受験校のデータベースから、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを読み込む仮登録データ読込機能と、(キ)出身校識別子がログインIDに関連付けられる出身校識別子と一致する出願データのうち、生年月日情報と氏名の振仮名情報が一致する出願データの有無をデータベースサーバ7内で受験校のデータベースから検出する出願データ検出機能と、(ク)出願データ検出機能で出願データが検出されなかった調査書データについては、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを、出願が未登録であることを含めて、出身校端末2に表示させるマッチング結果表示機能と、(ケ)出願データ毎の受験料納付済情報を受信し、出願データに受験料納付済情報を追加する納付状況更新機能と、(コ)マッチング結果表示機能によって内容確定の選択がされた調査書データについて暗号化し、出願データに含まれる出願識別子を追加して確定済調査書データとしてデータベース内で受験校のデータベースに調査書仮登録データと関連付けて記憶する確定済調査書記憶機能と、(サ)受験校端末3からの確定済調査書データ要求を受付け、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに記憶された確定済調査書データ及び確定済調査書データに関連付けられた出願データを、各調査書データは復号して、表示しダウンロードする調査書出力機能を実現させるためのプログラムである。
{処理プロセス}
本実施例のマッチング方法は、入試又は検定のインターネット出願において、(A)志願者端末1と出身校端末2とにネットワーク4を介して接続された1又は複数のWebサーバ6と、Webサーバ6に相互に接続した1又は複数のデータベースサーバ7と、を含む複数種類のサーバの機能を備えるサーバ群5を有し、(B)志願者端末1から入力される出願データと出身校端末2から入力される調査書データとをマッチングさせるマッチング方法である。本実施例のマッチング方法は、(Step10)Webサーバ6が、志願者1人につき1又は複数の調査書データを1又は複数人分含む提出用調査書データのアップロード受付画面を、出身校毎のログインIDにより受付された出身校端末2に表示し、出身校端末2から、調査書用共通鍵とは別の鍵を用いて暗号化した提出用調査書データ(調査書データ第1暗号化ファイル)のアップロードを受付する提出用調査書データ受付工程と、(Step20)Webサーバ6が、提出用調査書データを復号し、提出用調査書データに生年月日情報と氏名の振仮名情報と内申書データの漏れ又はミスがないかを検出し、漏れ及びミスがない場合に、提出用調査書データの仮登録を受付する仮登録受付工程と、(Step30)Webサーバが、調査書用共通鍵を、暗号化した調査書用共通鍵(暗号化調査書用共通鍵(出身校用))から、出身校パスフレーズを用いて復号し、復号した調査書用共通鍵を用いて、各調査書データを暗号化し、ログインIDに関連付けられる出身校識別子と、仮登録を受付した提出用調査書データ毎に同じ登録番号と、を暗号化した各調査書データ(調査書データ第2暗号化ファイル)に関連付けて調査書仮登録データとして、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに追加し、登録番号を出身校端末2に表示させる登録番号発行工程と、(Step40)Webサーバ6が、志願者端末1から、受験校に提出する生年月日情報と氏名の振仮名情報と出身校識別子を含む出願データを受付して、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに追加する出願受付工程と、(Step50)Webサーバ6が、出身校毎のログインIDにより受付された出身校端末2から、登録番号の入力と出身校パスフレーズとを受付する調査書確認受付工程と、(Step60)Webサーバが、調査書用共通鍵を、暗号化した調査書用共通鍵(暗号化調査書用共通鍵(出身校用))から、出身校用パスフレーズを用いて復号し、復号した調査書用共通鍵を用いて、各調査書データを復号し、Webサーバ6が、データベースサーバ7内で受験校のデータベースから、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを読み込む仮登録データ読込工程と、(Step70)Webサーバ6が、ログインIDに関連付けられる出身校識別子が調査書仮登録データの有する出身校識別子と一致する出願データのうち、生年月日情報と氏名の振仮名情報が一致する出願データの有無をデータベースサーバ7内で受験校のデータベースから検出する出願データ検出工程と、(Step80)Webサーバ6が、出願データ検出工程で出願データが検出されなかった調査書データについては、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを、出願が未登録であることを含めて、出身校端末2に表示させるマッチング結果表示工程と、を含むものである。また、Webサーバが、受験校端末3にネットワークを介して接続されており、確定済調査書記憶工程の後に、(Step100)Webサーバが、受験校端末3からの確定済調査書データ要求を受験校パスフレーズとともに受付け、データベースサーバ7内で受験校のデータベースに記憶された確定済調査書データ及び確定済調査書データに関連付けられた出願データを、各調査書データは復号して、表示し、ダウンロードする調査書出力工程を含む。その他のステップについては、暗号化及び復号を行う以外は上述した実施例1と同様である。
本実施例において、マッチングプログラムは、以下に示すステップをコンピュータに実行させるものである。図4に示したフローにおいて、括弧書きで示した部分も本実施例では行われる。
本実施例のマッチング方法の処理プロセスをより詳細に説明する。Webサーバ6は、フロント部によって制御されて下記各工程を実行する。
なお、実施例2では、データベースサーバには、調査書データを暗号化及び復号する調査書用共通鍵を、暗号化して記憶してある。また、前記提出用調査書データ受付工程において、Webサーバがアップロードを受付する提出用調査書データは、調査書用共通鍵とは別の鍵を用いて暗号化してある。また、仮登録受付工程において、Webサーバが、提出用調査書データを復号する。さらに、登録番号発行工程において、Webサーバが、調査書用共通鍵を、暗号化した調査書用共通鍵から復号し、Webサーバが、復号した調査書用共通鍵を用いて、各調査書データを暗号化する。また、仮登録データ読込工程において、Webサーバが、暗号した調査書用共通鍵をWebサーバが復号し、Webサーバが、復号した調査書用共通鍵を用いて、調査書データを復号する。
(Step1)
出身校に配布される出身校画面情報は、本実施例では、出身校画面又は地域共通の出願ポータルサイトのURLとIDとパスワードと、出身校パスフレーズである。Webサーバ6は、出身校に配布された出身校画面情報に基づいて出身校画面にアクセスした出身校端末2から、IDとパスワードでログインを受付する。出身校画面にログインしたIDより特定される出身校識別子が、データベースサーバ7内の受験校のデータベース71に記憶される。ログインされたアカウント情報すなわちログインIDに出身校識別子が関連づけて記憶されている。出身校画面は、複数の出身校と複数の受験校が利用可能な(例えば地域共通の)出願ポータルサイトから受験校を選択して遷移する受験校別の出身校画面であってもよい。また、出身校画面は、IDとパスワードでログインを複数の出身校から受付し、ログイン成功時に出身校別の表示がされるものであってもよい。出身校パスフレーズは、本実施例では、出身校毎のパスフレーズであるが、さらに受験校毎にも異なることが好ましい。
本実施例では、予め、提出用調査書データに含まれる1又は複数の調査書データをそれぞれ暗号及び復号するための共通鍵である調査書用共通鍵を生成し、出身校毎に、暗号化した調査書用共通鍵(暗号化調査書用共通鍵)としてデータベースサーバに記憶させてある。調査書用共通鍵は、全てあるいは複数の出身校共通でもよいが、出身校毎であることが好ましい。同じ調査書用共通鍵に対して、出身校パスフレーズを用いて暗号化した暗号化調査書用共通鍵(出身校用)と、受験校パスフレーズを用いて暗号化した暗号化調査書用共通鍵(受験校用)と、システム管理者パスフレーズを用いて暗号化した暗号化調査書用共通鍵(システム管理者用)と、3種類の暗号化情報が生成される。すなわち、暗号化した調査書用共通鍵には、出身校パスフレーズを用いて暗号化した暗号化調査書用共通鍵(出身校用)と、受験校パスフレーズを用いて暗号化した暗号化調査書用共通鍵(受験校用)と、システム管理者パスフレーズを用いて暗号化した暗号化調査書用共通鍵(システム管理者用)とを含む。
図11は、本発明のマッチング方法の実施例2における出身校テーブルの一例を示す図である。図11の例では、出身校名がいろは中学校(id1)の調査書用共通鍵「iroha」は、いろは中学校に配布される出身校画面情報に記載される出身校パスフレーズ「48924」を用いて共通鍵方式で暗号化され、暗号化した調査書用共通鍵(暗号化調査書用共通鍵(出身校用))「GRH(以下省略)」は、データベースサーバに、いろは中学校(id1)と紐付けて記憶されている。同様に、にほへ中学校(id2)の場合、調査書用共通鍵「nihohe」は出身校パスフレーズ「13902」を用いて共通鍵方式で暗号化され、暗号化した調査書用共通鍵(暗号化調査書用共通鍵(出身校用))「9ga(以下省略)」は、にほへ中学校(id2)と紐付けて記憶されている。したがって、システムへの不正アタックがあった場合も調査書用共通鍵はデータベースに記憶されていないので、調査書データが流出するリスクを抑制でき、セキュリティが強固である。
図12は、本発明のマッチング方法の実施例2における管理者テーブル及び共通鍵管理テーブルの一例を示す図である。図12の例では、出身校名がいろは中学校(id1)の調査書用共通鍵「iroha」は、システム管理者パスフレーズ「sasoh」を用いて共通鍵方式で暗号化され、暗号化した調査書用共通鍵(暗号化調査書用共通鍵(システム管理者用))「Jkn(以下省略)」は、データベースサーバに、いろは中学校のID(1)とシステム管理者のID(10)と紐付けて記憶されている。同様に、にほへ中学校(id2)の場合、調査書用共通鍵「nihohe」は上述したシステム管理者パスフレーズを用いて共通鍵方式で暗号化され、暗号化した調査書用共通鍵(暗号化調査書用共通鍵(システム管理者用))「98F(以下省略)」は、にほへ中学校のID(2)とシステム管理者のID(10)と紐付けて記憶されている。さらに、出身校名がいろは中学校(id1)の調査書用共通鍵「iroha」は、受験校パスフレーズ「juken」を用いて共通鍵方式で暗号化され、暗号化した調査書用共通鍵(暗号化調査書用共通鍵(受験校用))「uoI(以下省略)」は、データベースサーバに、いろは中学校のID(1)と受験校のID(11)と紐付けて記憶されている。にほへ中学校(id2)の場合、調査書用共通鍵「nihohe」は上述した受験校パスフレーズを用いて共通鍵方式で暗号化され、暗号化した調査書用共通鍵(暗号化調査書用共通鍵(受験校用))「OLA(以下省略)」は、にほへ中学校のID(2)と受験校のID(11)と紐付けて記憶されている。したがって、出身校側のみならず、サーバ運営にあたる関係者も受験校側も、調査書用共通鍵を直接知得できず、パスフレーズを知らなければ調査書用共通鍵の復号もすることができず、よって調査書データが流出するリスクを抑制でき、セキュリティが強固である。なお、ここで述べた「iroha」「nihohe」等は例示用に簡略化して示したものであり、実際にはランダムに生成した文字列になる。
出身校毎の調査書用共通鍵もパスフレーズ(出身校用、受験校用、システム管理者用)も、Webサーバ6がランダムに生成するため、容易に解読することができず安全性が高い。
以下は、いろは中学校を出身校の一例として説明する。
(Step2)
Webサーバ6は、出身校画面にログインした出身校端末2から、表計算ソフトで作成したマクロを含む所定の表計算ファイルフォーマットのダウンロードを受付する。かかる表計算ファイルフォーマットには、公開鍵C1をマクロに埋め込んである。公開鍵C1及びこれに対応する秘密鍵H1は、データベースサーバに記憶されている。図6に示したように、Webサーバ6は、実施例1と同様に、出身校画面においてダウンロードを受け付ける。出身校の教員は、実施例1と同様に、上述した表計算ファイルに入力し、図7に示したように、提出用ファイル書き出しスイッチのクリックによりマクロがスタートし、提出用調査書データが一時的にメモリ上で作成され、作成された提出用調査書データは、ダウンロードした表計算ファイル内のマクロに埋め込まれた公開鍵C1を用いて公開鍵方式で暗号化され、暗号化した提出用調査書データ(調査書データ第1暗号化ファイル)がデスクトップに自動作成される。調査書データ第1暗号化ファイルは暗号化情報である。出身校端末を操作するユーザには公開鍵の存在を意識されることなく暗号化した提出用調査書データ(調査書データ第1暗号化ファイル)が作成される。暗号化される提出用調査書データは、CSV、エクセル(登録商標)、タブ区切り等の表形式で表現されたデータでもよいし、XML、JSONのデータでもよく、データの種類は限定されない。本実施例によれば、暗号化していないファイルが出身校端末に保存されることがないので、調査書の内容等が外部に流出するリスクを抑制できる。本実施例では、提出用調査書データについて、公開鍵方式による暗号化を行っているため、秘密鍵を持つ本実施例のマッチングシステム以外で復号されるリスクが抑制され、かつ作成時にパスワードを設定する等の手間がかからず、暗号化を意識することもなく利便性が高い。暗号化の方法は公開鍵方式による暗号化が好ましいが、共通鍵方式による暗号化でもよい。共通鍵方式の場合、本発明のマッチングシステムで自動生成した共通鍵で共通鍵方式により暗号化したものであってもよい。高度なセキュリティを要求されない場合は、Step2で作成してStep10で受付する調査書データ第1暗号化ファイル(暗号化した提出用調査書データ)が、公開鍵による暗号化でなく、出身校端末を操作するユーザが設定する提出用パスワードで共通鍵方式により暗号化したものであってもよい。
(Step10)提出用調査書データ受付工程
図8に示したように、Webサーバ6は、実施例1と同様に、提出用調査書データのアップロードを受付する。マッチングに使用する情報についても実施例1と同様である。
Webサーバ6が、志願者1人につき1又は複数の調査書データを1又は複数人分含む提出用調査書データのアップロード受付画面を、図8左上に示すように、出身校毎のログインIDにより受付された出身校端末2に表示し、出身校端末2から、暗号化した提出用調査書データ(調査書データ第1暗号化ファイル)のアップロードを受付する。本実施例では、出身校パスフレーズの入力も受付する。調査書データ第1暗号化ファイルが、出身校端末を操作するユーザが設定する提出用パスワードで共通鍵方式により暗号化してある場合は、提出用パスワードの入力も受付する。アップロード受付画面では、図8右上に示すように、出身校の教員の氏名等を入力させる。図8右上に示した画面で出身校パスフレーズを入力させてもよい。
(Step20)仮登録受付工程
Webサーバ6が、提出用調査書データを、調査書データ第1暗号化ファイル(暗号化した提出用調査書データ)から、公開鍵C1に対応してデータベースサーバに記憶されている秘密鍵H1を用いて公開鍵方式で復号する。なお、調査書データ第1暗号化ファイルが提出用パスワードを用いて暗号化されている場合は、出身校端末から入力された提出用パスワードを用いて共通鍵方式で復号する。本発明のマッチングシステムで生成した共通鍵を用いて暗号化されている場合はデータベースに記憶されている共通鍵を用いて共通鍵方式で復号する。復号できなかった場合はエラーとなり、調査書データ第1暗号化ファイルは受付されない。
復号された提出用調査書データは、実施例1と同様に、生年月日情報と氏名の振仮名情報と内申書データに漏れ及びミスがない場合に、提出用調査書データの仮登録を受付する。図8左下に示すように、出身校画面には、実施例1と同様に、入力した内容が表として表示され、エラー表示等がされ、所定の要件を満たせば仮登録ボタンが表示され、仮登録が可能となる。仮登録は何度でもやり直しすることができる。
(Step30)登録番号発行工程
Webサーバが、調査書用共通鍵(出身校用)を、暗号化した調査書用共通鍵(暗号化調査書用共通鍵(出身校用))(いろは中学校の場合は「GRH(以下省略)」)から、出身校端末から入力された出身校パスフレーズを用いて共通鍵方式で復号する。復号できない場合はエラーとなり登録番号は発行されず仮登録は完了しない。復号した調査書用共通鍵(いろは中学校の場合は「iroha」)は調査書データの暗号化及び復号に使用する。
Webサーバが、ログインIDに関連付けられる出身校識別子と、仮登録を受付した提出用調査書データ毎に同じ登録番号情報と、を各調査書データに関連付けて調査書仮登録データとして、データベースサーバ7内で受験校のデータベースの調査書仮登録テーブルに追加し、図8右下に示すように、登録番号を出身校端末2に表示させる。したがって、本実施例では、対応する出願データがデータベースサーバ7内になくても仮登録を受付することができる。
調査書仮登録データは、登録番号、生年月日、氏名の振仮名、氏名の漢字、内申書データ等、実施例1と同様である。調査書仮登録データに含まれる各調査書データは、Webサーバが、調査書毎に復号した調査書用共通鍵(いろは中学校の場合は「iroha」)を用いて共通鍵方式で暗号化する。調査書データそのままでなく、暗号化した調査書データ(調査書データ第2暗号化ファイル)が調査書仮登録データに含まれることになる。調査書データ第2暗号化ファイルは暗号化情報である。
図13は、本発明のマッチング方法の実施例2における調査書仮登録テーブルの一例を示す図である。図13の例では、いろは中学校の生徒の調査書データは、調査書用共通鍵「iroha」を用いて共通鍵方式で暗号化される。暗号化された調査書データ(いとうたかしさんの場合は「Arp(以下省略)」)は、上述したように生年月日等とともに調査書仮登録データとしてデータベースに記憶される。出身校が異なれば調査書用共通鍵は異なる。
出身校端末2は、登録番号発行工程後、ログアウトして、後述する調査書確認受付工程(Step50)で再度ログインしてもよい。再度ログインする際には出身校パスフレーズを入力させてもよい。出身校端末にクッキー(cookie)を持たせてあり、マッチングシステムにセッションデータを持たせてあって、出身校パスフレーズを参照できた場合は出身校パスフレーズの入力を省略できる。
実施例2のStep40、41、43は、調査書データが暗号化されてデータベースに記憶されている他は、実施例1と同様である。
(Step50)調査書確認受付工程
登録番号発行工程(Step30)でログアウトして再度出身校画面又は地域共通の出願ポータルサイトからログインする場合のログイン方法は、図9に示したように、IDによるログインから登録番号の入力受付まで、出身校パスフレーズの入力も受け付ける点以外は、実施例1と同様であるが、上述したように、所定の場合は出身校パスフレーズの入力は省略できる。また、調査書データを出身校端末に表せずマッチング結果のみを表示する場合は出身校パスフレーズの入力は省略できる。
(Step60)仮登録データ読込工程
Webサーバ6が、データベースサーバ7内で受験校のデータベースから、登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを読み込む。Webサーバ6が、調査書用共通鍵(出身校用)を、調査書確認受付工程(調査書確認受付工程での入力を省略できた場合は、提出用調査書データ受付工程)で入力された出身校パスフレーズを用いて、暗号化調査書用共通鍵(出身校用)(図11の例では「GRH(以下省略)」)から共通鍵方式で復号する。Webサーバが、復号された調査書用共通鍵(図11の例では「iroha」)を用いて、各調査書データを、読み込んだ調査書仮登録データに含まれる各生徒の暗号化された調査書データ(調査書データ第2暗号化ファイル)から復号する。出身校パスフレーズが入力されなかった場合は、かかる復号を行わない。
実施例2のStep70、80、90は、実施例1と同様である。なお、調査書データは調査書用共通鍵を用いて共通鍵方式によって暗号化されて、暗号化された調査書データ(調査書データ第2暗号化ファイル)としてデータベースに記憶されているが、出身校端末に表示するのは復号された調査書データである。確定済調査書データには、調査書仮登録データと同様に、出身校パスフレーズを用いて暗号化調査書用共通鍵から共通鍵方式で復号された調査書用共通鍵を用いて、各生徒の調査書データが、共通鍵方式によって暗号化されて、暗号化した調査書データ(調査書データ第2暗号化ファイル)として含まれる。マッチング結果のみを表示させる場合は、出身校パスフレーズを用いて暗号化調査書用共通鍵から共通鍵方式で復号された調査書用共通鍵を用いて、調査書データを、暗号化した調査書データ(調査書データ第2暗号化ファイル)から、共通鍵方式で復号して調査書データを得る必要がないため、調査書確認受付工程において、出身校パスフレーズの入力を要しない。
(Step100)調査書出力工程
受験校端末3に、例えば、いろは中学校からの出願について調査書を出力させたい場合について説明する。Webサーバ6が、受験校端末3からの確定済調査書データ要求を受験校パスフレーズ(図12の例では「juken」)とともに受付する。Webサーバ6が、入力された受験校パスフレーズを用いて、調査書用共通鍵(図12の例では、いろは中学校については「iroha」、にほへ中学校については「nihohe」)を、暗号化調査書用共通鍵(受験校用)(図12の例では、いろは中学校については「uoI(以下省略)」、にほへ中学校については「OLA(以下省略)」)から、共通鍵方式により復号する。Webサーバが、復号された調査書用共通鍵(図12の例では、いろは中学校については「iroha」、にほへ中学校については「nihohe」)を用いて、各調査書データを、読み込んだ確定済調査書データに含まれる各生徒の暗号化された調査書データ(調査書データ第2暗号化ファイル)から復号する。出力させる出身校を選択し、対応する出身校IDに関連付けられた暗号化調査書用共通鍵のみ復号してもよい。
データベースサーバ7内で受験校のデータベース71に記憶された確定済調査書データ及び確定済調査書データに関連付けられた出願データを表示しダウンロードする。復号した前記調査書用共通鍵を用いて、各調査書データを復号する。確定済調査書データに含まれる調査書データは復号されて表示・ダウンロードされる。調査書出力工程において受験校端末3に表示させる画面は出願&調査書管理画面で、出願&調査書管理画面では、確定済調査書データ及び確定済調査書データに関連付けられた出願データを、各調査書データは復号して、出願データ毎に一行に並べて表形式で一覧表示させて印刷するここともできるし、出願データ毎に一枚のシートに、確定済調査書データ及び確定済調査書データに関連付けられた出願データを、各調査書データは復号して、表示させて印刷することもできる。受験校のデータベース71において各調査書データは確定済調査書データに暗号化されて含まれている。調査書出力工程では、確定済み調査書データ要求を受けて表示される確定済調査書データには、復号された各生徒の調査書データが含まれている。
データベースサーバ7内の受験校のデータベース71に、暗号化した各調査書データ(図13の例では、いとうたかしさんの場合は「Arp(以下省略)」)を含む確定済調査書データが出願データに関連付けられて記憶されている。調査書出力工程では、Webサーバが、確定済調査書データ及び確定済調査書データに関連付けられた出願データを、各調査書データは復号して、表示しダウンロードする。
{効果}
本実施例によれば、本発明の実施例1が奏する上述した効果のほか、情報漏洩をより防止でき、セキュリティの強化を実現できる。秘匿性の高い調査書データを含む提出用調査書データが、暗号化した状態でアップロードされ、調査書用共通鍵によって暗号化されてデータベースに記憶されるため、出身校内の情報環境においてもシステム環境においても、提出用調査書データが作成された後、アップロード時もサーバでの蓄積時も常に調査書の情報漏洩を防止でき、セキュリティの強化を実現できる。
本実施例によれば、提出用調査書データを作成と同時に暗号化するため、出身校端末を始めとする出身校内の情報環境からの情報漏洩等のリスクを抑制でき、アップロード中及びシステムでの処理過程の万一の情報漏洩も防止し、さらに出身校端末の操作者が意識することなく暗号化できるので利便性が高い。さらに、本実施例によれば、提出用調査書データを暗号化及び復号する鍵と、各生徒の調査書データを暗号化及び復号する鍵が別で、かつ、各生徒の調査書データを暗号化及び復号する鍵が暗号化されており、さらに、各生徒の調査書データを暗号化及び復号する鍵の暗号化及び復号に用いるパスフレーズが、出身校毎、受験校毎に異なるため、システムの安全性が高い。サーバ運営にあたる関係者でもシステム管理者パスフレーズを用いないと調査書用共通鍵を復号できない。なお、複数の出身校で調査書用共通鍵が同じであってもよい。
調査書データの内容を確認する際は調査書データを復号して表示し、マッチングについては、調査書データを暗号化したまま行うことができるので、利便性と安全性を兼ね備えることができる。
調査書データを復号する共通鍵を、出身校と受験校で、別のパスフレーズを用いて復号するため、セキュリティ面でより優れる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々と変形実施が可能である。また、上記各実施の形態の構成要素を発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に組み合わせることができる。
1 志願者端末
2 出身校端末
3 受験校端末
4 ネットワーク
5 サーバ群
6 Webサーバ
61 WebサーバA
62 WebサーバB
7 データベースサーバ
71 受験校のデータベース

Claims (6)

  1. インターネットを介した出願において、
    志願者端末及び出身校端末にネットワークを介して接続された1又は複数のWebサーバと、
    前記Webサーバに相互に接続した1又は複数のデータベースサーバと、
    を含む複数種類のサーバの機能を備えるサーバ群が、
    前記志願者端末から入力される出願データと前記出身校端末から入力される調査書データとをマッチングさせるマッチング方法であって、
    前記Webサーバが、志願者1人につき1又は複数の調査書データを1又は複数人分含む提出用調査書データのアップロード受付画面を、出身校毎のログインIDにより受付された前記出身校端末に表示し、前記出身校端末から、前記提出用調査書データのアップロードを受付する提出用調査書データ受付工程と、
    前記Webサーバが、前記提出用調査書データに生年月日情報と氏名の振仮名情報と内申書データの漏れ又はミスがないかを検出し、漏れ及びミスがない場合に、前記提出用調査書データの仮登録を受付する仮登録受付工程と、
    前記Webサーバが、前記ログインIDに関連付けられる出身校識別子と、仮登録を受付した前記提出用調査書データ毎に同じ登録番号と、を各調査書データに関連付けて調査書仮登録データとして、前記データベースサーバ内で受験校のデータベースに追加し、前記登録番号を前記出身校端末に表示させる登録番号発行工程と、
    前記Webサーバが、前記志願者端末から、受験校に提出する生年月日情報と氏名の振仮名情報と出身校識別子を含む出願データを受付して、前記データベースサーバ内で受験校のデータベースに追加する出願受付工程と、
    前記Webサーバが、出身校毎のログインIDにより受付された前記出身校端末から、登録番号の入力を受付する調査書確認受付工程と、
    前記Webサーバが、前記データベースサーバ内で受験校のデータベースから、前記登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを読み込む仮登録データ読込工程と、
    前記Webサーバが、出身校識別子が前記ログインIDに関連付けられる出身校識別子と一致する出願データのうち、生年月日情報と氏名の振仮名情報が一致する出願データの有無を前記データベースサーバ内で受験校のデータベースから検出する出願データ検出工程と、
    前記Webサーバが、前記出願データ検出工程で出願データが検出されなかった調査書データについては、前記登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを、出願が未登録であることを含めて、前記出身校端末に表示させるマッチング結果表示工程と、
    を含むことを特徴とするマッチング方法
  2. 前記提出用調査書データ受付工程において、
    前記提出用調査書データは、公開鍵又は共通鍵を用いて暗号化すること、
    前記仮登録受付工程において、
    前記Webサーバが、前記提出用調査書データを、前記公開鍵に対応する秘密鍵又は共通鍵を用いて復号することを特徴とする請求項1記載のマッチング方法。
  3. 前記Webサーバが、さらに、受験校端末にネットワークを介して接続されており、
    前記Webサーバが、受験校端末からの確定済調査書データ要求を受付し、
    前記Webサーバが、前記データベースサーバ内の受験校のデータベースに記憶された前記調査書データを表示しダウンロードする調査書出力工程を含むことを特徴とする請求項1記載のマッチング方法。
  4. 前記データベースサーバには、前記調査書データの暗号化及び復号する調査書用共通鍵を、出身校用パスフレーズを用いて暗号化して暗号化調査書用共通鍵(出身校用)として記憶し、
    また、前記調査書用共通鍵を、受験校用パスフレーズを用いて暗号化して暗号化調査書用共通鍵(受験校用)として記憶していること、
    前記提出用調査書データ受付工程において、
    前記WEBサーバが、前記出身校用パスフレーズを受付すること、
    前記登録番号発行工程において、
    前記Webサーバが、前記調査書用共通鍵を、前記暗号化調査用共通鍵(出身校用)から、前記出身校用パスフレーズを用いて復号し、復号した前記調査書用共通鍵を用いて前記各調査書データを暗号化し、前記出身校識別子と前記登録番号とは、暗号化した前記各調査書データに関連付けて調査書仮登録データとすること、
    前記仮登録データ読込工程において、
    前記Webサーバが、前記調査書用共通鍵を、前記暗号化調査用共通鍵(出身校用)から、前記出身校用パスフレーズを用いて復号し、復号した前記調査書用共通鍵を用いて、前記各調査書データを復号すること、
    前記調査書出力工程において、
    前記Webサーバが、受験校端末からの受験校用パスフレーズを受付し、
    前記Webサーバが、前記調査書用共通鍵を、前記暗号化調査用共通鍵(受験校用)から、前記受験校用パスフレーズを用いて復号し、前記各調査書データを、復号した前記調査書用共通鍵を用いて復号して、表示しダウンロードすることを特徴とする、請求項3に記載のマッチング方法。
  5. インターネットを介した出願において、
    志願者端末及び出身校端末にネットワークを介して接続された1又は複数のWebサーバと、
    前記Webサーバに相互に接続した1又は複数のデータベースサーバと、
    を含む複数種類のサーバの機能を備えるサーバ群を有し、
    前記志願者端末から入力される出願データと前記出身校端末から入力される調査書データとをマッチングさせるマッチングシステムであって、
    前記Webサーバが、
    志願者1人につき1又は複数の調査書データを1又は複数人分含む提出用調査書データのアップロード受付画面を、出身校毎のログインIDにより受付された前記出身校端末に表示し、前記出身校端末から、前記提出用調査書データのアップロードを受け付けする提出用調査書データ受付手段と、
    前記提出用調査書データに生年月日情報と氏名の振仮名情報と内申書データの漏れ又はミスがないかを検出し、漏れ及びミスがない場合に、前記提出用調査書データの仮登録を受付する仮登録受付手段と、
    前記ログインIDに関連付けられる出身校識別子と、仮登録を受付した前記提出用調査書データ毎に同じ登録番号と、を各調査書データに関連付けて調査書仮登録データとして、前記データベースサーバ内で受験校のデータベースに追加し、前記登録番号を前記出身校端末に表示させる登録番号発行手段と、
    前記志願者端末から、受験校に提出する生年月日情報と氏名の振仮名情報と出身校識別子を含む出願データを受付して、前記データベースサーバ内で受験校のデータベースに追加する出願受付手段と、
    出身校毎のログインIDにより受付された前記出身校端末から、登録番号の入力を受付する調査書確認受付手段と、
    前記データベースサーバ内で受験校のデータベースから、前記登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを読み込む仮登録データ読込手段と、
    出身校識別子が前記ログインIDに関連付けられる出身校識別子と一致する出願データのうち、生年月日情報と氏名の振仮名情報が一致する出願データの有無を前記データベースサーバ内で受験校のデータベースから検出する出願データ検出手段と、
    前記出願データ検出手段で出願データが検出されなかった調査書データについては、前記登録番号と関連づけられている調査書仮登録データを、出願が未登録であることを含めて、前記出身校端末に表示させるマッチング結果表示手段と、
    を有することを特徴とするマッチングシステム。
  6. 前記Webサーバが決済会社のシステム及び受験校端末に接続されており、
    前記データベースサーバには、前記調査書データを暗号化及び復号する調査書用共通鍵を、暗号化して記憶してあり、
    前記Webサーバがアップロードを受付する前記提出用調査書データは、前記調査書用共通鍵とは別の鍵を用いて暗号化してあり、
    前記仮登録受付手段が、
    前記提出用調査書データを、暗号化した前記提出用調査書データから復号すること、
    前記登録番号発行手段が、
    前記調査書用共通鍵を、暗号化した前記調査書用共通鍵から復号し、
    復号した前記調査書用共通鍵を用いて、各調査書データを暗号化すること、
    前記仮登録データ読込手段が、
    前記調査書用共通鍵を復号し、復号した前記調査書用共通鍵を用いて、前記Webサーバが各調査書データを復号すること、
    及び、
    前記Webサーバが、
    出願データ毎の受験料納付済情報を受信し、前記出願データに受験料納付済情報を追加する納付状況更新手段と、
    前記マッチング結果表示手段によって内容確定の選択がされた調査書データについて暗号化し、前記出願データに含まれる出願識別子を追加して確定済調査書データとして前記データベース内で受験校のデータベースに前記調査書仮登録データと関連付けて記憶する確定済調査書記憶手段と、
    前記受験校端末からの確定済調査書データ要求を受付け、前記データベースサーバ内で受験校のデータベースに記憶された確定済調査書データ及び前記確定済調査書データに関連付けられた出願データを、各調査書データは復号して、表示しダウンロードする調査書出力手段と、
    を有することを特徴とする請求項5記載のマッチングシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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