JP2010091981A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤供給部材への現像剤の入り込みによる硬度上昇が生じても、現像剤担持体と現像剤供給部材及び像担持体と現像剤担持体それぞれにおける当接部での圧力を安定して維持できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像剤ローラと供給ローラとの軸間を一定距離に保持しつつ、感光体ドラムの長手方向に直角で長手方向中央位置を通る断面において、感光体ドラムの回転中心と現像ローラの回転中心を結ぶ直線P1、現像ローラの回転中心と供給ローラの回転中心を結ぶ直線をP2としたときの、直線P1と直線P2のなす角を可変にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、像担持体上に形成された静電潜像を現像剤で現像する電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
従来、非磁性1成分現像剤を用いた現像方式としては、弾性体ローラにより構成される現像剤担持体を用いた接触現像方式が広く使用されている。
このような現像方式においては、現像剤担持体表面に現像剤を供給し、かつ現像剤担持体表面へ現像剤を供給する供給部材が広く採用されている。
図16は、一般的な非磁性1成分現像剤を用いた接触現像方式を適用した画像形成装置を示したものである。すなわち、静電潜像が形成される像担持体としての感光体ドラム101と、感光体ドラム101上の静電潜像を現像するための現像剤担持体としての現像ローラ103とを備えている。さらに、現像ローラ103に当接して現像剤を供給するための現像剤供給部材としての供給ローラ105とを備えている。
供給ローラ105によって、現像ローラ103上に付与された現像剤は、現像剤規制部材として片持ちタイプのブレード状の規制部材104により、コート層規制及び摩擦帯電による電荷付与が行われる。ここで、規制部材104は、現像ローラ103に接触する金属シート板104aと、これを接着支持する支持板金104bとから構成される。
現像ローラ103上において、コート規制及び電荷付与が行われた現像剤は、感光体ローラ101上に形成された静電潜像と、現像ローラ103に印加されたバイアスによる電位差により、感光体ドラム101上の潜像を現像する。
供給ローラ105としては、表面に粗さを持った弾性体や、植毛ブラシ、スポンジ等を用いた供給ローラが広く用いられている(特許文献1、2参照)。現像ローラ103への現像剤の供給は、現像ローラ103に当接しながら、図16中、矢印d方向に回転する供給ローラ105により行われる。供給ローラ105は、現像器内から現像剤を搬送して現像ローラ103に付着させると共に、感光体ドラム101に移行せずに現像ローラ103に残った現像剤を一旦除去する機能も担っている。
供給ローラ105による、現像剤の供給能力や、剥ぎ取り能力は、表面の微細構造や、現像ローラ103との周速比、現像ローラ103との当接圧等の条件により異なるものであり、これらを適切な条件に設定することで、良好な画像形成を実現している。
しかしながら、供給ローラ105による現像剤の供給及び剥ぎ取り能力は、使用環境や使用状況で変化しやすく、供給ローラ105は、初期状態では供給、剥ぎ取りに問題なかったとしても、使用期間後半では供給、剥ぎ取りが十分に行えない場合があった。これは、使用の後半に至ると、負荷を受け続けた現像剤の付着力等が変化するため、現像剤の持つ供給性や剥ぎ取り性が変化するためである。また、植毛ブラシやスポンジの表面性も磨耗等の影響により変化し、現像剤の供給能力や剥ぎ取り能力が低下するという問題があった。
また、供給ローラ105にスポンジを用いる場合、現像装置の使用初期と使用後で、供給ローラ105の硬度が変化するという問題があった。この現象は、供給ローラ105内
の現像剤含有量の違いが、硬度変化をもたらすものであり、印刷枚数とともに、供給ローラ105内部の現像剤含有量が増えることで硬度が高くなる。
これにより、供給ローラ105が現像ローラ103を感光体ドラム101側へ向かって加圧して、現像ローラ103と感光体ドラム101の加圧力が上昇してしまうものである。現像剤の供給性を高めるためには、スポンジ内部での現像剤の含有量の多い連泡スポンジが有利であるが、前記の問題はより大きな課題となる。
加圧力の上昇は、当接部に介在する現像剤に高い負荷を与えて、現像剤劣化の大きな要因になると共に、当接圧分布ムラの発生を引き起こし、低圧部では、画像の抜けを、高圧部では現像ローラ103上への現像剤融着等の発止要因となる。
これらの問題を回避し、供給ローラ105の現像剤供給能力と剥ぎ取り能力を維持する方法として、従来から、前記状況の変化に応じ、現像ローラ103と供給ローラ105との軸間距離を調整する方法が特許文献3に提案されている。
特開昭60−229067号公報 特開昭61−42672号公報 特開2003−122121号公報
しかしながら、供給ローラ105を移動可能とする機構を設ける場合、供給ローラ軸を支持する軸受部にある程度の開口を設ける必要が生じる。このため、現像剤の漏れを防止するシール部に十分な配慮をしなければならないという問題がある。
また、供給ローラ105の移動は数百ミクロン単位で調整する必要があり、これを実現するために、複雑な機構を設けなければならないという問題があった。
本発明の目的は、現像剤担持体と現像剤供給手段との軸間を一定距離に保ったままの簡易な構成で、現像剤担持体と供給部材との加圧力を制御することで、使用期間全域にわたり良好な画像が出力できる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、静電潜像が形成される像担持体と、像担持体に当接して像担持体上の静電潜像を現像するための現像剤担持体と、現像剤担持体に当接して現像剤を供給するための現像剤供給部材と、を有する画像形成装置において、前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材との軸間は一定距離を保ち、前記像担持体の長手方向に直角の断面において、前記像担持体の回転中心と前記現像剤担持体の回転中心を結ぶ直線をP1、前記現像剤担持体の回転中心と前記現像剤供給部材の回転中心を結ぶ直線をP2としたとき、直線P1と直線P2のなす角を変更可能とする角度変更手段を設け、該角度変更手段によって直線P1と直線P2のなす角を変更することにより、前記現像剤供給部材、現像剤担持体及び像担持体間の相互の加圧力を制御可能としたことを特徴とする。
本発明によれば、現像剤担持体と現像剤供給部材、及び像担持体と現像剤担持体それぞれにおける加圧力を制御することで、使用期間全域にわたり良好な画像を出力することが可能となる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
[実施例1]
図2は、本発明の実施例1に係る画像形成装置の全体構成を示す断面図である。
本実施例1の画像形成装置は、電子写真プロセス利用のフルカラーレーザプリンタである。本実施例1の画像形成装置は、画像形成装置本体A、及びこれに着脱自在なプロセスカートリッジBにより構成されている。プロセスカートリッジBは、帯電装置、現像装置D、クリーニング装置、及び、像担持体としての感光体ドラム1等が一体となって構成されている。
プロセスカートリッジB(By,Bm,Bc,Bk)は、イエロー、マゼンダ、シアン、黒色の各色に対して設けられている。そして、これらが4連に並べられ、各色のプロセスカートリッジでそれぞれ感光体ドラム1上に形成された現像剤による像を、転写装置の中間転写ベルト20上に転写することでフルカラー画像が形成される。その後、記録材への転写工程、及び定着工程を経て画像が形成されるものである。
ここで、本実施形態においては、現像剤は、各色共に平均粒径6.0μmの非磁性1成分トナーが使用されている。なお、プロセスカートリッジBの詳細については後述する。
各色のプロセスカートリッジにより、感光体ドラム1上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト20を挟んで、各色の感光体ドラム1の対向位置に設けられた1次転写ローラ22y,22m,22c,22kにより、中間転写ベルト20上に転写される。そして、中間転写ベルト20上に転写されたトナー像は、中間転写ベルト20の移動方向下流側に設けられた2次転写ローラ23により、一括して記録材上に転写される。なお、中間転写ベルト20上の未転写トナーは、中間転写ベルトクリーナ21によって回収される。
記録材Pは画像形成装置本体Aの下部のカセット24内に積載されており、画像形成動作の要求とともに給送ローラ25により搬送され、2次転写ローラ23による転写位置において、中間転写ベルト20上に形成されたトナー像が転写される。
その後、定着ユニット26により記録材上のトナー像は記録材に加熱定着され、排出部27を経て画像形成装置本体Aの外部に排出される。
本実施形態の画像形成装置においては、各4色のプロセスカートリッジ等を収納する上部のユニットと、転写ユニットや記録材等を収納する下部のユニットとは分離可能になっている。これにより、記録材の詰まり等のジャム発生時や、プロセスカートリッジの交換時において、上下のユニットを分離することで、ジャム処理やカートリッジ交換作業を容易に行うことができる。
次にプロセスカートリッジBの構成について述べる。
図3は、一方向に並列に配置された4つのプロセスカートリッジBy,Bm,Bc,Bkのうち1つのプロセスカートリッジBについて、その概略構成を示す断面図である。なお、4つのプロセスカートリッジBy,Bm,Bc,Bkは、使用するトナーが異なることを除いて、本質的にすべて同じ構成である。
画像形成プロセス(画像形成動作)の中心となる感光体ドラム1には、アルミニウム製シリンダの外周面に機能性膜である下引き層、キャリア発生層、キャリア移送層が順にコーティングされた有機感光体ドラムが用いられている。画像形成プロセスにおいて、感光体ドラム1は所定の速度で図3において矢印a方向へ駆動される。
帯電装置としての帯電ローラ2は、導電性ゴムのローラ部が感光体ドラム1に加圧接触されることにより、図3における矢印b方向に従動回転する。ここで、帯電ローラ2の芯金には、帯電工程として、感光体ドラム1に対して−1100Vの直流電圧が印加されており、これにより誘起された電荷によって、感光体ドラム1の表面電位は、−550Vとなる一様な暗部電位(Vd)が形成される。
この一様な表面電荷分布面に対して、スキャナユニット10により、画像データに対応して発光されるレーザ光のスポットパターンは、図3において矢印Lで示されるように感光体ドラム1を露光する。感光体ドラム1において露光された部位は、キャリア発生層からのキャリアにより表面の電荷が消失し、電位が低下する。この結果、露光部位は明部電位Vl=−100V、未露光部位は暗部電位Vd=−550Vの静電潜像が、感光体ドラム1上に形成される。
感光体ドラム1上に形成された静電潜像は、回転可能な現像剤担持体としての現像ローラ3上において、所定のコート量及び電荷量を持って形成されたトナーコート層により現像される。現像装置Dの構成については、後述する。
現像ローラ3は、感光体ドラム1に接触しながら、感光体ドラム1の回転方向に対して順方向(図3において矢印c方向)に回転する。現像ローラ3には、画像形成工程時にDCバイアス=−350Vが印加されている。そして、現像ローラ3上の摩擦帯電によりマイナスに帯電したトナーが、感光体ドラム1に接触する現像部において、その電位差により、明部電位部にのみ飛翔することで、感光体ドラム1上に形成された静電潜像が実像化される。
各プロセスカートリッジBの感光体ドラム1に接触する中間転写ベルト20は、感光体ドラム1に対向した1次転写ローラ22y,22m,22c,22kにより感光体ドラム1に加圧当接されている。また、1次転写ローラ22y,22m,22c,22kには直流電圧が印加されており、感光体ドラム1との間で電界が形成されている。
これにより、感光体ドラム1上で実像化されたトナー像は、前記の加圧接触する転写領域において、電界の力を受けて感光体ドラム1上から中間転写ベルト20上に転写される。
一方、感光体ドラム1上で中間転写ベルト20に転写されずに残った未転写トナーは、クリーニング装置Cに設置されたウレタンゴム製のクリーニングブレード6により、ドラム表面から掻き落とされ、クリーニング装置C(クリーニング容器)内に収納される。
現像装置Dは、画像形成装置本体Aに固定された駆動源40aと、被駆動部41にて歯車対を形成しており、駆動源40aからの駆動力により、現像装置Dが現像ローラ3の回転軸を揺動中心として回転可能となっている。
図4は、現像装置Dの概略断面図である。
現像装置Dは、現像剤担持体としての現像ローラ3、現像剤供給部材としての供給ロー
ラ5、規制部材4、現像剤t、及び、これらを収納する現像容器などから構成される。現像ローラ3は、感光体ドラム1に当接して感光体ドラム1上の静電潜像を現像するためのもので、供給ローラ5は、現像ローラ3に当接して現像剤としてのトナーtを供給するためのものである。
規制部材4は、シート状弾性部材が支持部材で支持され、現像ローラ3の表面に当接するように構成されるもので、現像ローラ3上に担持された現像剤の層厚を規制する現像剤層厚規制部材に相当する。
現像ローラ3には、たとえば、外径φ6mmの芯金に導電性の弾性層3mmを形成した、アスカーC硬度70度のφ12mmの弾性ローラが用いられる。弾性層には、カーボンブラック等の導電性粒子の分散により、体積抵抗値106Ωcmに調整したEPDMゴムを用いている。なお、弾性ローラ表層には現像剤への電荷付与機能を持つコート層等を設けるようにしてもよい。また、所定のトナーコート量を得るために表面粗さRzは6μmとした。
なお、本発明における現像ローラ3は、上記のゴムに限定されることなく、ウレタンゴム、シリコーンゴム等、一般的に広く使われるゴムを使用することができ、抵抗値、硬度、表面粗さ等も、現像剤等、他の部材に最適化した条件で使用することができる。
供給ローラ5には、外径φ5mmの芯金上に体積抵抗値1014Ωcmの絶縁性ウレタンスポンジゴムの弾性層5.5mmが形成された、外径φ16mmの弾性スポンジローラが用いられる。なお、本発明における供給ローラ5は、スポンジローラに限定されることなく、現像ローラ3に加圧接触し、現像剤の供給性や剥ぎ取り性を有するローラであれば、ソリッドローラや、ブラシローラ等を用いても良い。
現像ローラ3は、感光体ドラム1に接触しながら、感光体ドラム1の回転方向に対して順方向(図4に矢印cで示す方向)に回転している。また、供給ローラ5は、現像ローラ3に接触しながら、現像ローラ3の回転方向と逆方向(図4に矢印dで示す方向)に回転している。
供給ローラ5は、現像容器内の非磁性一成分トナーである現像剤tを付着して、現像ローラ3との接触部に搬送し、現像ローラ3に現像剤tを供給する機能を有する。また、供給ローラ5は、現像ローラ3上において、現像部で現像されずに残ったトナーを、現像ローラ3上から剥ぎ取り、現像容器内に回収する機能を有する。
供給ローラ5から現像ローラ3上に供給された非磁性一成分トナーは、現像ローラ3と規制部材4との当接面を通過する際、摩擦帯電により帯電されると共に、コート層厚の規制を受け、所定の帯電量、及びコート層厚を持つトナーコート層が形成される。
図1は、実施例1の特徴である画像形成装置本体中における現像装置Dの動きを説明する概略断面図である。
すなわち、現像ローラ3と供給ローラ5との軸間は一定距離を保っている。感光体ドラム1の長手方向に直角の断面において、感光体ドラム1の回転中心と現像ローラ3の回転中心を結ぶ直線をP1、現像ローラの回転中心と供給ローラ5の回転中心を結ぶ直線をP2とする。この直線P1と直線P2のなす角を変更可能とする角度変更機構40が設けられている。この角度変更機構40によって、直線P1と直線P2のなす角を変更することにより、現像ローラ3、供給ローラ5、及び像担持体間、すなわち感光体ドラム1間の相互の加圧力を制御可能としている。
なお、本実施例においては、供給ローラ5として単泡スポンジであり、その表面に平板を1mm侵入させたときの荷重が300gfに達する硬度のものを用いた。本実施例の現像ローラ3と供給ローラ5との加圧力は400gfであった。
本実施例では、現像装置Dは、角度変更機構40によって、現像ローラ3の回転軸を揺動中心として、現像装置Dを構成する全ての部材が一体となって回転可能な構成となっている。現像剤の使用量に伴い、本体中に設けられた回転する駆動源40aから、現像装置D上の被駆動部41へ駆動力を伝達し、現像装置D全体を回転させる。ここで、駆動源40aと被駆動部41とは歯車対としているが、摩擦係数の高い部材を用いて摩擦による駆動力の伝達を行ってもよい。
本実施例においては、現像装置Dは、現像装置Dの使用初期状態に対して、角度変更機構40により、使用期間の後半で、図中、時計回りの方向に回転移動する。この時、感光体ドラム1、現像ローラ3及び供給ローラ5の、各回転中心の位置関係は、時計回りの回転移動後において、一直線上の配列に近づくように設定されている。具体的には、現像装置Dの初期状態から、使用終了時までに60度回転するようになっている。使用期間は、たとえば、現像装置内の現像剤が無くなるまでの期間、一定の印字枚数を印字する期間等である。本実施例における、感光体ドラム1に対する供給ローラ5と現像ローラ3の配置の変化と、それに伴う作用を、図5及び図6を用いて詳細に説明する。
図5(a)に示すように、感光体ドラム1と現像ローラ3、及び、現像ローラ3と供給ローラ5は、それぞれ、所定の回転軸の軸間距離をもって設置されている。感光体ドラム1と現像ローラ3のみが当接した場合の加圧力はFd0、また、現像ローラ3と供給ローラ5のみが当接した場合の加圧力はFr0になっている。
これに対し、3つのローラが、同じ軸間距離を保ったまま、同時に当接した状態では、感光体ドラム1と現像ローラ3の加圧力Fd、及び、現像ローラ3と供給ローラ5の加圧力Frは、それぞれ、Fd0及びFr0より大きくなる(図5(b)参照)。これは、現像ローラ3と供給ローラ5の加圧力Frに注目した時、現像ローラ3と供給ローラ5のみの当接状態に比して、感光体ドラム1から現像ローラ3に作用する加圧反力Faが作用するからである。すなわち、加圧反力Faは、感光体ドラム1と現像ローラ3の当接による反発力であり、現像ローラ3を押す力としてFr0に加わる。
この現象について、更に図6を用いて詳細に説明する。現像ローラ3と供給ローラ5の加圧力Frは、長手方向に直角な断面で考えた場合、双方のローラが重なり合う長さと、ローラの硬度により求めることができる。しかし、このような説明では、現像ローラ3が感光体ドラム1と当接していることは、加圧力Frに影響を与えないことになる。
しかしながら、2本のローラが当接している状態では、長手方向において、ローラの撓みが発生するために、例えば、現像ローラ3と供給ローラ5のみが当接している場合の、長手方向の圧力分布は、図6(a)に示すように、両端部に比べて中央部が小さい。
これに対して、現像ローラ3に、感光ドラム1も当接している状態における、現像ローラ3と供給ローラ5の当接部の圧力分布は、図6(b)に示すようになる。圧力全体が上がるが、特に中央部の圧力の上昇が大きく、長手方向での圧分布の均一化が進む。このため、現像ローラ3と供給ローラ5の回転軸間の距離が同じ場合でも、現像ローラ3と感光体ドラム1との当接が、加圧力Frに影響を与え、加圧力Frは、加圧力Fr0よりも大きくなることを理解できる。
本実施例1においては、現像ローラ3と感光体ドラム1との当接による反発力Faの、現像ローラ3と供給ローラ5の当接部に与える影響を制御することにより、現像ローラ3と供給ローラ5の当接状態を、制御することを特徴とする。
すなわち、角度変更機構40によって、直線P1と直線P2のなす角を、所定角度から単調減少させることにより、感光体ドラム1ら現像ローラ3に作用する加圧反力Faの直線P2方向の分力を増大させ、現像ローラ3と供給ローラ5間の加圧力を増大させる。現像ローラ3と供給ローラ5間の加圧力は、現像剤担持体と現像剤供給部材間の加圧力である。
次に、本実施例の特徴である、各ローラの配置と、その時の、現像ローラ3と供給ローラ5との当接状態を、図5(c)(d)を用いてより詳細に説明する。
図5(c)、(d)中、現像ローラ3の芯金13と供給ローラ5の芯金15は、軸受部材30にて軸間が一定距離に保たれている。 一点鎖線で示されるP1は、感光体ドラム1の長手方向に直角で長手方向中央位置を通る断面において、感光体ドラム1の回転中心と現像ローラ3の回転中心を結ぶ直線である。同じく一点鎖線で示されるP2は、断面において、現像ローラ3の回転中心と供給ローラ5の回転中心を結ぶ直線である。
P1とP2の角度をθとし、初期状態における角度はθs、使用期間後半における角度はθeとすると、本実施例においては、θs>θeに設定されている(90>θ≧0)。
前記説明において述べたように、現像ローラ3と供給ローラ5との当接状態に影響を与える、感光体ドラム1と現像ローラ3の当接による反発力Faは、前記直線P1上でその値を持つ。しかし、直線P2上においては、その分力として、Fa・cosθの値を持ち、現像ローラ3と供給ローラ5の当接に加わる力となる。
本実施例においては、θs>θeとすることで、Fa・cosθe >Fa・cosθsとなり、初期状態よりも、使用期間の後半で、現像ローラ3と供給ローラ5との加圧力が上昇するように設定されている。
現像ローラ3と供給ローラ5との加圧力は、現像ローラ3と供給ローラ5との当接部における当接圧として測定することができる。当接圧の測定は、シート型圧力センサーシステムI−SCAN(ニッタ株式会社製)を当接部に挟むことにより行った。
角度θに対する現像ローラ3と供給ローラ5との当接圧の変化を、図7に示す。
感光体ドラム1、現像ローラ3及び供給ローラ5の回転中心が一直線上に並んだ時(θ=0度)、当接圧は最も高く、θが大きくなるに連れて小さくなる。
本実施例は、現像装置Dの使用期間における後半で発生しやすい濃度低下や、画像不良等の問題に対応して改善をするものである。前記濃度低下は、現像装置の使用が進むことで現像装置中の現像剤tがストレスを受け、電荷付与能力が低下することを原因として発生しやすい。そのため、熱による現像剤の表面劣化や、湿度による低抵抗化の傾向が顕著になりやすい高温高湿度環境下などでは、特に大きな問題になりやすい。
また、画像不良とは、同様にして現像剤がストレスを受けることで、非常に高い電荷分布をもった現像剤が発生しやすくなることを原因とする。このような現像剤は、現像ローラ3から剥がれにくくなるため、本来の供給ローラ5の持つ機能としての、現像剤の剥ぎ取り効果が働きにくくなる。感光体ドラム1上の潜像を現像した後の、現像ローラ3表面
のコート層は、現像残の像が存在するが、供給ローラ5の剥ぎ取り効果により、現像剤は剥ぎ取られ、一旦、ムラのない状態にリセットされる。
しかしながら、前記説明のように、剥がれにくい現像剤が発生すると、リセットが十分に行われず、供給ローラ5との当接部を通過した後も、現像ローラ3表面には、先の現像残の影響が残った現像剤のコート層が形成される。このため、この現像残の像が、再び、画像上に現れる、所謂ゴースト画像が発生しやすくなるという問題があった。
これらの問題に対して、本実施例においては、現像装置の使用期間における後半で、現像ローラ3と供給ローラ5との加圧力を上げることで、現像剤の供給力を高め、画像濃度の低下を抑えることを可能にしている。また、同様に、加圧力を上げることで、現像剤の剥ぎ取り能力を高め、ゴースト画像の発生を抑えることを可能にしている。
本実施例において、現像装置の回転移動量、すなわち角度調節機構40の変移量は、あらかじめ移動量のテーブルを作成しメモリーに記憶しておく。そして、実使用状態において、感光体ドラムの回転数や現像剤の消費量等をモニター各種検知器で検出し、CPU等の制御部にて前記テーブルに対応するように駆動源40aの送り量を演算することにより、適正な移動制御を行っている。移動量のテーブルは、予め、感光体ドラム1の回転数や現像剤の消費量に対する、現像剤の劣化や、供給ローラ5の表面劣化等について、これらの状態の測定から得られたデータを元にして作成される。
図8は、本実施例において使用したテーブルに基づく印字枚数と角度θの関係を示したグラフである。印字枚数1500枚までは初期の角度60度のままとし、2000枚まで段階的に角度を減少させて加圧力を増大させ、2000枚で角度を0とするようになっている。
なお、本実施例においては、現像装置Dを回転させるという簡易な構成で、現像ローラ3に対する供給ローラ5の位置を変化させたが、これに限られるものではない。現像ローラ3に対する供給ローラ5の距離を一定に保ちながら、供給ローラ5の位置を変化させる機構であれば、本発明を実現できる。
このように、本実施例1においては、現像ローラ3に対する、適正な現像剤の供給能力と剥ぎ取り能力を、使用期間全域にわたって維持することができ、良好な画像を安定して維持することが可能となった。
[実施例2]
次に本発明の実施例2について説明する。以下の説明では、主として上記実施例1と異なる点についてのみ説明するものとし、同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略するものとする。
図9は、実施例2の特徴を示す現像装置D全体の動きを説明する概略断面図である。
本実施例2においては、供給ローラ5として、連泡スポンジであり、その表面に平板を1mm侵入させたときの荷重が150gfに達する硬度のものを用いた。なお、連泡スポンジは、スポンジ内部での現像剤の含有量が多いため、現像ローラ3への供給性を向上させる効果を持つ。
本実施例2でも、実施例1と同様に、現像装置Dは、現像ローラ3の回転軸を揺動中心として、現像装置Dを構成する全ての部材が一体となって回転可能な構成となっている。
そして、現像装置の使用量に伴い、駆動源40aから被駆動部41へ駆動力を伝達し、現像装置D全体が回転する角度変更機構40を備えている。
この実施例2では、角度変更機構40は、直線P1と直線P2のなす角を、使用初期から現像ローラ3の現像剤の含有量がほぼ飽和するまで単調増加させる。これにより、現像ローラ3から供給ローラ5に作用する加圧反力Fbを減少させ、供給ローラ5の現像剤含有量が増大することによる像担持体と現像剤担持体間である感光体ドラム1と現像ローラ3間の加圧力の変化を抑制するようになっている。
したがって、本実施例2における現像装置の回転移動方向は、実施例1とは逆方向に設定されている。本実施例2では、初期の位置から、使用期間の初期段階である印字100枚目までに、前記角度変更機構により、現像装置Dは60度回転移動する。
以下に、従来例における課題と、それに対する本実施例2における優位性を説明する。
特許文献3においては、従来例の課題として、供給ローラ5のスポンジ層内への現像剤の入り込みによる、供給ローラ5の硬度変化を挙げている。これは、例えば、供給ローラ5のスポンジ層が連泡の場合、供給ローラ5内へ現像剤が入り込み、供給ローラ5の硬度が上がってしまうという現象である。このため、回転軸間の位置が固定のままでは、スポンジ層内の含有する現像剤が少ない初期状態に比べて、供給ローラ5と現像ローラ3との当接部において加圧力が上昇する。本実施例2と同様の構成の画像形成装置における、印字枚数に対する供給ローラ5の重量変化を測定した結果を、図10に示す。
本実施例における、現像装置D中の現像剤量は50gであり、印字率5%で印字した場合、約2000枚まで印字可能であるが、開始から100枚程度で、供給ローラ5の重量はほぼ飽和していることがわかる。供給ローラ5への現像剤の入り込みは、印字率にはほとんど影響を受けないため、本実施例による構成では、印字100枚相当程度のローラの回転数で、供給ローラ5への現像剤の入り込み量は、ほぼ飽和すると言える。
なお、現像剤、供給ローラ5の発泡構造、現像装置の構成等により、飽和枚数は異なるが、現像装置の寿命に比べると、比較的早い段階で、供給ローラ5への現像剤の入り込みは飽和する。
特許文献3では、この現象による問題として、供給ローラ5と現像ローラ3との当接部の圧力の上昇に注目しているが、本実施例においては、感光体ドラム1と現像ローラ3との当接部の圧力に注目した。
供給ローラ5が硬度アップすると、供給ローラ5と現像ローラ3との当接部において、加圧力が上昇し、現像ローラ3は感光体ドラム1の回転軸へ向かって曲げ変形を生じさせる。この結果、現像ローラ3と感光体ドラム1との加圧力が上昇し、特に、現像ローラ3の変形は長手方向中央で大きくなるため、長手方向での圧力分布ムラも大きくなってしまう。
供給ローラ5の現像剤の含有による、硬度アップの影響を調べるため、図10における供給ローラ5を用いて、現像ローラ3と供給ローラ5の各枚数での加圧力を測定した。その結果、スポンジ層内に、十分な量の現像剤を含有した状態では、初期状態に比べて40%の現像ローラ3との加圧力の上昇が見られた。
供給ローラ5の硬度変化による、感光体ドラム1と現像ローラ3の当接圧の変化を、有限要素法を用いたシミュレーションにより計算した結果を、図11に示す。
感光体ドラム1、現像ローラ3及び供給ローラ5のそれぞれの位置が固定の場合、感光体ドラム1と現像ローラ3の当接圧分布は、図11(a)のようになり、初期状態に比べて、長手の中央部と両端部で、大きな圧力差を生じた。
これに対して、本実施例における構成を適用させ、供給ローラ5の硬度上昇に合わせて、現像装置Dを回転させたところ、その圧力分布ムラの発生は、図11(b)に示すように大きく軽減できた。以下に、その詳細について、図12を用いて説明する。
供給ローラ5と現像ローラ3の当接により発生する、直線P2方向で現像ローラ3が受ける力をFbとすると、感光体ドラム1と現像ローラ3の加圧力は、図に示したFdに、Fbの直線P1方向の分力、Fb・cosθを加えたものになる。本実施例においては、初期状態における角度をθs、供給ローラ5への現像剤の含有量がほぼ飽和する、印字100枚後における角度をθeとすると、θe>θsとする。このようにすれば、Fb・cosθs>Fb・cosθsとなり、現像ローラ3が供給ローラ5から受ける力を軽減できる。従って、感光体ドラム1と現像ローラ3の加圧力Fdの変化を抑制することが出来る。
本実施例では、感光体ドラム1と現像ローラ3の当接状態について注目してきたが、課題の原因が、供給ローラ5の硬度アップであるとすると、現像ローラ3と供給ローラ5の当接状態についても注意が必要である。
現像剤を含んだ供給ローラ5の硬度を、正確に把握することは難しい。これは、力を受けたスポンジの変形に伴い、スポンジ層内の現像剤が、流動的に移動可能で、スポンジ層内において、均一な密度で存在しないことによる。
連泡の多孔質体であるスポンジ層内に、十分な量の現像剤を含んだ状態での、現像ローラ3と供給ローラ5の当接圧力の状態を測定したところ、加圧力は40%程度上昇していたが、ピーク圧の上昇は3%程度とほとんどなかった。これは、スポンジ層内での現像剤が流動的に移動できるためで、最も圧力の高くなる最近接部では、スポンジ内の空隙部が潰され、現像剤は、スポンジ内部にはあまり存在せず、圧力の低い当接部近傍に移動しているためと考えられる。
従って、本実施例では、供給ローラ5の硬度が上昇した場合でも、現像ローラ3との当接幅や当接ピーク圧の変化は少ないと考えられる。
現像ローラ3と供給ローラ5の当接圧に関わる問題として、現像剤の供給性や剥ぎ取り性、また、圧力負荷を受けた時の現像剤の劣化等が挙げられるが、これらの問題は、一般に、総圧よりもピーク圧との関連が、大きいことが分かっている。
また、特に前記トナー劣化については、本実施例による課題は、使用時から印字100枚程度に関わる現象についてであるため、100枚目以降の圧上昇と捉えるよりは、初期100枚目までの圧力不足の現象として捉えることができる。現像剤の劣化等の問題は、現像装置のライフを考えると、大きな問題にならない。
本実施例において課題としている、感光体ドラム1と現像ローラ3の加圧力変化の問題を解決する手段として、特許文献3で提案された構成を比較例1として、本実施例の構成と比較を行う。
本実施例による構成と比較例1の構成を用い、印字初期から100枚目までの、現像剤
含有による供給ローラ5の硬度変化に対し、感光体ドラム1と現像ローラ3の加圧力の変化を抑えるための、供給ローラ5の適正変位量をシミュレーションにより求めた。
比較例1の構成を図13に、印字初期から100枚目での経過に対する供給ローラ5の適正変位量のグラフを図14に示す。比較例1は、印字初期から100枚目にかけて、図13の矢印dで示す方向に供給ローラ5が変位する構成となっている。
また、この時の当接圧分布の結果を、初期状態、及び、印字100枚目について、本実施例の構成における結果を図15(a)、比較例1の構成における結果を図15(b)に示す。
なお、供給ローラ5の変位量は、比較例1の構成では、現像ローラ3と供給ローラ5の軸間距離の変位量とし、本実施例の構成では、回転移動するため供給ローラ5の回転軸中心の変位量とした。
図15から分かるように、いずれの構成でも、供給ローラ5を変位させることで、感光体ドラム1と現像ローラ3の当接圧分布のムラを最小限に抑えることが出来る。しかしながら、変位量は、図14に示すように、比較例1の0.48mmに対して本実施例は14.6mmであり、本実施例の構成の方が、明らかに大きいことが分かる。従って、本実施例に比べて、比較例1の構成では、高い精度の変位構成が要求される。
感光体ドラム1と現像ローラ3の加圧力変化の問題は、現像ローラ3の弾性層として、比較的高い硬度のゴムを用いた場合、また、供給ローラ5の弾性層として、連泡スポンジのように、現像剤含有量の多いものを用いた場合に顕著になる。比較例1に対する優位性も、前記問題が顕著になる条件ほど顕著になる。
本実施例2では、図9に示すように、角度調節手段として、画像形成装置本体内に駆動源40aを設けており、この駆動源40aが被駆動部41を駆動する機構になっている。被駆動部41の位置は、駆動源40aに要求される精度と変位量から、現像装置D上に接する場所であれば、自由に選択できる。本実施例では、現像装置Dの端部となる、現像ローラ3の回転軸上から40mmの位置に被駆動部41を設けることで、比較的大きな変位量を取ることができる。したがって、変位量に対する公差を大きく取ることができるため、低い精度の機構でも本発明を実現できる。
本実施例2においては、本発明を適用することで、感光体ドラム1と現像ローラ3の加圧力変動を抑えることが出来る。その結果、感光体ドラム1と現像ローラ3の当接部における、加圧力の上昇による現像剤劣化や、当接圧分布ムラによる画像の抜け、現像ローラ3上への現像剤融着等の発生を抑えることが可能になった。これにより、現像剤含有による硬度変化の大きい連泡スポンジを用いても、高い現像剤供給性と、良好で安定した画像の両立が可能となった。
なお、上記実施例1,2では、角度変更機構によって、直線P1と直線P2の角度を単調減少させる場合と(実施例1)、単調増加させる場合(実施例2)について説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、角度を実施例1と実施例2を組み合わせて、使用期間初期には実施例2のように制御し、使用期間の後半で実施例1の制御を行うようにしてもよいことはもちろんである。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の角度変更機構の動作状態を示すプロセスカートリッジ近傍の概略断面図。 図1の構成が適用される画像形成装置の一例を示す概略断面図。 図1の角度変更機構が動作した状態のプロセスカートリッジ近傍の概略断面図。 図1の現像装置を示す概略断面図。 実施例1の現像ローラ、供給ローラ、感光体ドラムの間の加圧力の関係を説明するもので、同図(a)は現像ローラと感光体ドラム間の加圧力の関係を示す斜視図、同図(b)は現像ローラと供給ローラ間の加圧力の関係を示す斜視図、同図(c)は供給ローラ、現像ローラ及び感光体ドラム間の加圧力の関係を示す斜視図、同図(d)は同図(c)の概略側面図。 (a)は実施例1の現像ローラと供給ローラ間の長手方向の当接状態の模式図、(b)は(a)の長手方向の当接圧分布を説明するグラフ、(c)は実施例1の現像ローラ、供給ローラ及び感光体ドラム間の長手方向の当接状態の模式図、(d)は(c)の現像ローラと感光体ドラム間の長手方向の当接圧分布を説明するグラフ。 実施例1の供給ローラ配置角度と供給ローラと現像ローラ間の当接圧の関係を示すグラフ。 実施例1の印字枚数と供給ローラ配置角度の関係を示すグラフ。 本発明の実施例2に係る画像形成装置の角度変更機構の動作状態を示すプロセスカートリッジ近傍の概略断面図。 実施例2に用いられる供給ローラの印字枚数に対する重量変化を示すグラフ。 (a)は角度変更機構が無い場合の感光体ドラムと現像ローラの長手方向の当接圧分布を示すグラフ、(b)は本発明の実施例2の感光体ドラムと現像ローラの長手方向の当接圧分布を示すグラフ。 (a)は供給ローラ、現像ローラ及び感光体ドラム間の加圧力の関係を示す斜視図、同図(b)は同図(a)の概略側面図。 比較例1の画像形成装置の移動機構を示す概略断面図。 本発明の実施例2と比較例1の印字枚数と変位量を比較するグラフ。 (a)は本発明の実施例2の感光体ドラムと現像ローラ間の長手方向の当接圧分布を示すグラフ、(b)は比較例1の感光体ドラムと現像ローラ間の長手方向の当接圧分布を示すグラフ。 一般的な従来の画像形成装置のプロセスカートリッジ近傍の概略断面図。
符号の説明
D 現像装置
3 現像ローラ(現像剤担持体)
4 規制部材
5 供給ローラ(現像剤担持体)
40 角度変更機構(角度変更手段)
40a 駆動機構
41 被駆動機構

Claims (7)

  1. 静電潜像が形成される像担持体と、
    該像担持体に当接して像担持体上の静電潜像を現像するための現像剤担持体と、
    該現像剤担持体に当接して現像剤を供給するための現像剤供給部材と、
    を有する画像形成装置において、
    前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材との軸間は一定距離を保ち、前記像担持体の長手方向に直角の断面において、前記像担持体の回転中心と前記現像剤担持体の回転中心を結ぶ直線をP1、前記現像剤担持体の回転中心と前記現像剤供給部材の回転中心を結ぶ直線をP2としたとき、直線P1と直線P2のなす角を変更可能とする角度変更手段を設け、該角度変更手段によって直線P1と直線P2のなす角を変更することにより、前記現像剤供給部材、現像剤担持体及び像担持体間の相互の加圧力を制御可能としたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記角度変更手段は、前記直線P1と直線P2のなす角を、所定角度から減少させることにより、像担持体から現像剤担持体に作用する加圧反力Faの直線P2方向の分力を増大させて現像剤担持体と現像剤供給部材間の加圧力を増大させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記角度変更手段は、前記直線P1と直線P2のなす角を、現像剤担持体の現像剤の含有量がほぼ飽和するまで増加させることにより、現像剤担持体から現像剤供給部材に作用する加圧反力Fbの直線P1方向の分力を減少させ、現像剤供給部材の現像剤含有量が増大することによる像担持体と現像剤担持体間の加圧力の変化を抑制することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤供給部材が連泡の多孔質体であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記角度変更手段により、前記直線P1と直線P2のなす角を所定角度から減少させる制御は使用期間の後半において行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記角度変更手段により、直線P1と直線P2のなす角を所定角度から増加させる制御は、使用期間の初期段階において行うことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  7. 前記直線P1と直線P2のなす角を変更可能とする角度変更手段は、少なくとも、前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材とを有する現像装置を、前記現像剤担持体の回転軸中心において回転させる機構であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかの項に記載の画像形成装置。
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