JP2010090671A - 後方超小旋回型の作業機械 - Google Patents

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吉弘 岡本
Shogo Fukusato
昇吾 福里
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Abstract

【課題】後方超小旋回型の作業機械に関し、オペレータの居住性を良好に向上させることができるようにする。
【解決手段】キャブ6を装備した後方超小旋回型の作業機械において、キャブ6内に配設され、エンジン11を冷却した後の温まったエンジン冷却水が熱源として導入されるヒータユニット31と、温まったエンジン冷却水をヒータユニット31へ供給するサプライ用配管33と、ヒータユニット31へ供給されたエンジン冷却水をエンジン11へ戻すリターン用配管34と、サプライ用配管33内を流通する温まったエンジン冷却水の流通を止めるコック35とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、後方超小旋回型の作業機械に関するものである。
従来、後方超小旋回型の油圧ショベルにおいては、車体が小さいために、オペレータ室として、オペレータシートの周囲を窓ガラスや乗降用ドアが取り付けられた壁面で覆い外部と区画するキャブが装備されておらず、オペレータシートの上方をルーフで覆うのみのキャノピが装備されることが多い。そして、キャブが装備されていないために、エアコン(冷房機能及び暖房機能を備えた空調装置)も装備されていないのが実情である。なお、このような後方超小旋回型の油圧ショベルは、例えば特許文献1に開示されている。
特開2007−40061号公報
しかしながら、後方超小旋回型の油圧ショベルにおいても、オペレータの居住性を向上させるべく、少なくともヒータの装備が望まれていた。ただし、車体が小さい分空間スペースがないので、キャブを装備し、さらにヒータを装備したとしても、ヒータ用配管の経路確保が非常に困難であった。
本発明はこのような課題に鑑みて案出されたもので、オペレータの居住性を良好に向上させることができるようにした、後方超小旋回型の作業機械を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の後方超小旋回型の作業機械は、キャブを装備した後方超小旋回型の作業機械において、該キャブ内に配設され、エンジンを冷却した後の温まったエンジン冷却水が熱源として導入されるヒータユニットと、該温まったエンジン冷却水を該ヒータユニットへ供給するサプライ用配管と、該ヒータユニットへ供給されたエンジン冷却水を該エンジンへ戻すリターン用配管と、該サプライ用配管内を流通する該温まったエンジン冷却水の流通を止めるコックとを備えたことを特徴としている。
本発明の後方超小旋回型の作業機械によれば、既存のエンジン冷却水を熱源として有効活用してヒータユニットを装備するので、スペースの制限がありながらも、オペレータの居住性を良好に向上させることができる。
また、コックによりサプライ用配管内のエンジン冷却水の流通を止めれば、ヒータユニットを単なる扇風機として使用することができ、ヒータユニットの装備のみで寒暖時両方に対応することができる。
さらに、キャブ内に配設するのはヒータユニットのみであるので、例えばエアコンユニットを配設した場合に比べて配管の部品点数を抑え、配管経路の確保が容易になるという利点がある。また、その設置スペースも抑えることができるという利点がある。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
[一実施形態]
本発明の一実施形態について図1〜図5により説明する。図1〜図5は本発明の一実施形態に係る後方超小旋回型の作業機械の模式図であって、図1はその暖房装置と暖房装置周辺とを機体左側から見た側面図、図2はその暖房装置と暖房装置周辺とを機体前方から見た正面図、図3はその暖房装置の配管及びコックがファンガードに取付けられる様子を示す断面図(図1のA−A矢視断面図)、図4はそのキャブの斜視図、図5はその作業機械の全体像を示す側面図である。
<構成>
図5に示すように、本発明の後方超小旋回型の油圧ショベル(以下、ミニ油圧ショベルという)1は、オペレータ室として、オペレータシート2の周囲を窓ガラス3や乗降用ドア4(図4参照)が取り付けられた壁面5で覆い外部と区画したキャブ6を装備している。
ミニ油圧ショベル1はまた、図1に示すように、キャブ6の後方下部にエンジンルーム10を有している。キャブ6とエンジンルーム10とは、キャブ6の床面をなすフロアプレート20に立設され且つオペレータシート2を支持するサポートフレーム21によって区画されている。
エンジンルーム10には、図2に示すように、エンジン11と、エンジン11によって駆動され作動油を吐出する油圧ポンプ12と、エンジン冷却水を冷却するラジエータ13と、作動油を冷却するオイルクーラ14と、エンジン11によって駆動され、外気を冷却風としてエンジンルーム10内に吸気し、その冷却風でラジエータ13及びオイルクーラ14のコアを流通するエンジン冷却水及び作動油を冷却する冷却ファン(図示略)と、冷却ファンの周囲を覆うファンガード15とが配設されている。
また、ミニ油圧ショベル1には、図1に示すように、暖房機能及び送風機能を有する暖房装置30が取り付けられており、暖房装置30の装置本体であるヒータユニット31は、キャブ6の右側壁面の前部に取り付けられている。
ここで、ファンガード15には、図3に示すようにプレート32が取り付けられて、そのプレート32に、エンジン11からヒータユニット31に向かってエンジン冷却水を供給するサプライ用配管33と、ヒータユニット31からエンジン11に向かってエンジン冷却水を戻すリターン用配管34と、サプライ用配管33の中を流通するエンジン冷却水の流通を止めることが可能な開閉自在のコック35とが固定されている。コック35は、手動で開閉できるようになっている。
詳しくは、エンジン11は、周知のように、エンジン冷却水がエンジン11を冷却できるようにウォータージャケット(図示略)が形成されているものであるが、サプライ用配管33及びリターン用配管34は、このウォータージャケットの適宜の箇所に接続されている。そして、エンジン11を冷却した後の温まったエンジン冷却水が、サプライ用配管33を通ってヒータユニット31に供給され、ヒータユニット31の熱源として利用された後、リターン用配管34を通ってエンジン11へと戻るようになっている。このリターン用配管34を通ってエンジン11へと戻るエンジン冷却水は、ヒータユニット31で熱を奪われて冷えた状態になっており、エンジン11の冷却に再び活用することが可能である。
なお、エンジン11には、エンジン冷却水用の配管として、上記のサプライ用配管33とリターン用配管34とに加えて、ラジエータ13からエンジン11に向かって冷えたエンジン冷却水を供給する配管(図示略)と、エンジン11からラジエータ13に向かって温まったエンジン冷却水を戻す配管(図示略)とが接続されている。
また、サポートフレーム21には穴21aが形成されており、サプライ用配管33及びリターン用配管34は、この穴21aを通ってエンジンルーム10からキャブ6内へと延びている。なお、穴21aは、エンジン11の発する熱がキャブ6内へ流れるのを防止するために、設計上可能な限り小さく形成されているのが好ましい。
また、ヒータユニット31は、図1及び図4に示すように、ヒータカバー41で覆われ保護されているが、キャブ6内に延在しているサプライ用配管33及びリターン用配管34も、キャブ6内に露出しないようにホースカバー42で覆われ保護されている。ヒータカバー41には、ヒータユニット41に空気を導入するための吸気口と、ヒータユニット41からの空調風をキャブ6内へ送る送風口が形成されている。
<作用・効果>
本発明の一実施形態にかかる後方超小旋回型の作業機械は上述のように構成されているので、以下のような作用・効果がある。
オペレータが手動でコック35を開くと、エンジン11の熱により高温となったエンジン冷却水がサプライ用配管33を通ってエンジン11からヒータユニット31へと供給され、ヒータユニット31へ達するとヒータユニット31内の空気を暖める。そして、暖められた空気がヒータカバー41に設けられた送風口を介してキャブ6内に送風される。
また、オペレータがコック35を閉じると、サプライ用配管33内のエンジン冷却水のヒータユニット31への供給が停止し、この状態でヒータユニット31を作動させると、空気が暖められることなく冷風としてキャブ6内に送風される。つまり、ヒータユニット31が扇風機として機能する。
したがって、スペースの制限がありながらも、既存の機器であるラジエータ13のエンジン冷却水を熱源として有効活用して暖房装置30を装備することができ、オペレータの居住性を良好に向上させることができる。
特に、暖房装置30は扇風機としても機能するので、寒冷時には暖房装置30を暖房として使用するとともに、炎暑時には暖房装置30を扇風機として使用することができて、寒暖時両方に対応することができる。
また、エンジンルーム10内において、サプライ用配管33,リターン用配管34及びコック35といった暖房装置30の構成要素はファンガード15にプレート32を介して取り付けられているので、狭隘なスペースを有効に活用して暖房装置30を装備することができる。
さらに、暖房装置30のみを装備するので、例えばエアコンを装備した場合に比べて配管の部品点数を抑え、配管経路の確保が容易になるという利点がある。また、その設置スペースも抑えることができるという利点がある。
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することが可能である。
例えば、上記実施形態ではコック35として手動で開閉するタイプを採用しているが、電動で開閉するタイプを採用しても良い。電動タイプのコック35を採用した場合には、コック35へのアクセス性を考慮する必要がなくなり、レイアウトの自由度が増すという利点がある。
また、上記実施形態では、ミニ油圧ショベル1について説明したが、油圧ショベル以外のその他の後方超小旋回型の作業機械に適用されても勿論良い。
本発明の一実施形態に係る後方超小旋回型の作業機械の暖房装置と暖房装置周辺とを機体左側から見た側面図である。 本発明の一実施形態に係る後方超小旋回型の作業機械の暖房装置と暖房装置周辺とを機体前方から見た正面図である。 本発明の一実施形態に係る後方超小旋回型の作業機械の暖房装置の配管及びコックがファンガードに取付けられる様子を示す断面図(図1のA−A矢視断面図)である。 本発明の一実施形態に係る後方超小旋回型の作業機械のキャブの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る後方超小旋回型の作業機械の全体像を示す側面図である。
符号の説明
1 ミニ油圧ショベル(後方超小旋回型の作業機械)
2 オペレータシート
3 窓ガラス
4 乗降用ドア
5 壁面
6 キャブ
10 エンジンルーム
11 エンジン
12 油圧ポンプ
13 ラジエータ
14 オイルクーラ
15 ファンガード
20 フロアプレート
21 サポートフレーム
21a 穴
30 暖房装置
31 ヒータユニット
32 プレート
33 サプライ用配管
34 リターン用配管
35 コック
41 ヒータカバー
42 ホースカバー

Claims (1)

  1. キャブを装備した後方超小旋回型の作業機械において、
    該キャブ内に配設され、エンジンを冷却した後の温まったエンジン冷却水が熱源として導入されるヒータユニットと、
    該温まったエンジン冷却水を該ヒータユニットへ供給するサプライ用配管と、
    該ヒータユニットへ供給されたエンジン冷却水を該エンジンへ戻すリターン用配管と、
    該サプライ用配管内を流通する該温まったエンジン冷却水の流通を止めるコックとを備えた
    ことを特徴とする、後方超小旋回型の作業機械。
JP2008264323A 2008-10-10 2008-10-10 後方超小旋回型の作業機械 Withdrawn JP2010090671A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020138697A (ja) * 2019-03-01 2020-09-03 株式会社竹内製作所 作業用車両の暖房装置
JP7379318B2 (ja) 2020-12-17 2023-11-14 株式会社クボタ 作業機

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