JP2010089776A - トラニオン運搬システム及びそれを使用するクレーン - Google Patents

トラニオン運搬システム及びそれを使用するクレーン Download PDF

Info

Publication number
JP2010089776A
JP2010089776A JP2009215545A JP2009215545A JP2010089776A JP 2010089776 A JP2010089776 A JP 2010089776A JP 2009215545 A JP2009215545 A JP 2009215545A JP 2009215545 A JP2009215545 A JP 2009215545A JP 2010089776 A JP2010089776 A JP 2010089776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trunnion
vehicle body
crawler
crawler frame
linear actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009215545A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5513820B2 (ja
JP2010089776A5 (ja
Inventor
Kenneth J Porubcansky
ジェイ. ポルブキャンスキー ケニス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Manitowoc Crane Companies LLC
Original Assignee
Manitowoc Crane Companies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Manitowoc Crane Companies Inc filed Critical Manitowoc Crane Companies Inc
Publication of JP2010089776A publication Critical patent/JP2010089776A/ja
Publication of JP2010089776A5 publication Critical patent/JP2010089776A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5513820B2 publication Critical patent/JP5513820B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/62Constructional features or details
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/18Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes
    • B66C23/36Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes mounted on road or rail vehicles; Manually-movable jib-cranes for use in workshops; Floating cranes
    • B66C23/365Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes mounted on road or rail vehicles; Manually-movable jib-cranes for use in workshops; Floating cranes dismantable into smaller units for transport purposes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49826Assembling or joining

Abstract

【課題】移動式リフトクレーンのクローラ、車体、トラニオン等の分解組み立てを容易にする装置の提供。
【解決手段】移動式リフトクレーンのクローラ14,16は、軸線を有するトラニオンによって車体12に取り付けられるクローラフレーム27を有する。クローラフレーム27は、トラニオンの軸線を中心に車体12に対し枢動できるように取り付けられる。リニアアクチュエータをクローラフレーム27と車体12との間に接続し、トラニオンを通して延在させ、リニアアクチュエータによりトラニオンを、車体12に着脱自在に接続させる。リニアアクチュエータは、油圧シリンダであることが好ましい。
【選択図】図3

Description

本発明は、トラニオンを介して車体に取り付けられるクローラを使用する移動式リフトクレーンに関する。本発明は、クレーンが新しい現場に設置されるときに容易にトラニオンを取り付け、クローラを車体に接続する方法を提供する。
移動式リフトクレーンは、典型的に、可動地面係合部材を有する車体と、地面係合部材に対し旋回できるように車体に回転可能に接続される旋回体と、旋回体の前側部分に枢動可能に取り付けられるブームであって、それから吊り荷ホイストラインが延在するブームと、クレーンが吊り荷を持ち上げるときにクレーンの平衡を保つことを補助するカウンタウエイトとを含む。異なるタイプの地面係合部材、特に、トラックに取り付けられるクレーン用のタイヤ、及びクローラが在る。クローラは、典型的に、フレーム、フレームに支持される少なくとも1つの駆動タンブラ及び、フレームの周りに巻き付けられかつシューの複数が駆動タンブラと接触するように駆動タンブラに係合する複数の接続された無限軌道シューから形成される無限軌道とを有する。多くのクレーンは、2つのクローラ、すなわち車体の両側に1つのクローラを有する。しかし、4つのクローラ、すなわち車体の両側に2つのクローラを有するクレーンが在る。
移動式リフトクレーンは平坦でない地面に使用されることが多いので、クローラフレームが車体に接続される水平軸線を中心にクローラフレームが枢動できるように、4つのクローラの各クローラを車体に取り付けたクレーンには利点がある。クレーンが平坦でない地面を移動するとき、このような枢動運動により、クローラは車体に対し、クレーン及び持ち上げられる任意の吊り荷の重量を最善に分布させる必要に応じて、回転することができる。クローラが枢動できるように、クローラを車体に取り付ける1つの方法は、トラニオンを使用することである。トラニオンが取り付けられた4つのクローラを有するクレーンの例は、Bucyrus Erie Model 300Dのドラグライン(dragline)である。
クレーンは、様々な場所に使用されることが多いので、1つの現場から次の現場に運搬できるように設計する必要がある。機械が大型で重い場合、クレーンの移動は大変困難な仕事になり得る。例えば、車軸荷重に対する高速道路の制限が遵守されなければならず、また頭上の障害物によって、現場への長くて不便な経路が定められる場合がある。クレーンのような大型建設機械の移動性を改善する1つの解決方法は、クレーンをより小さな、より取り扱いやすい構成要素に分解することである。その結果、別個の構成要素を新たな現場に運搬することができ、ここでこれらが再び組み立てられる。例えば、典型的な方法は、クローラをクレーン車体から別個に切り離し、取り外し、また運搬することであった。非常に大型のクレーンでは、車体を個々の部材に分離することも必要であり得る。クレーンを容易に分解しかつ設置できることは、クレーンの合計使用コストに影響を及ぼす。従って、クレーンの設置のために工数がほとんど必要とされない点で、クレーン所有者には直接の利点がある。
従来型クレーンでは、クローラの各々は、典型的に、クレーンの車体にボルト止めされる。クローラとクレーン車体との間の接続部は、極めて大きな荷重に耐えなければならないので、これら接続部に使用されるボルトの大きさ及び数は相当なものになる可能性がある。したがって、クローラの各々をクレーンの車体から取り外すには、通常、クローラの各々からの車体接続部への多くの大型ボルトを弛めて取り外すことが必要である。クレーン構成要素が新たな現場に供給されると、クローラを車体と慎重に整列しなければならず、次に、クローラと車体接続部の各々のためにボルトの各々を再び挿入して締め付けなければならない。その結果、クレーンに対するクローラの切り離し及び再接続は、困難でありかつ時間のかかる作業になることがある。
上述の問題のいくつかを克服する1つの試みは、1998年10月20日に発行された「車体とクローラとの接続部(Carbody to Crawler Connection)」という表題のペゾルド(Petzold)に付与された米国特許第5,823,279号に開示されている。この特許は、1対のピンを利用する車体とクローラとの接続部を開示している。垂直のピンは、車体アームの頂部の水平フランジから上方に延在し、クローラフレーム溶接部の頂部の水平フランジの孔に緩く係合するように構成される。水平のピンは、車体アームの垂直フランジ及びクローラフレーム溶接部の垂直フランジの下方部分を通過する。クローラは、最初に、クローラフレーム溶接部の頂部の水平フランジの孔を車体アームの頂部の垂直ピンの上方に配置することによって車体に取り付けられる。次に、クローラフレーム溶接部の垂直フランジの孔が車体アームの垂直フランジの孔と整列される。次に、水平ピンがこれらの孔に挿入され、接続が完了する。
米国特許第5,823,279号に開示された車体とクローラとの接続部は、従来型クレーンに典型的に使用されるボルト止め型接続部と比べて幾つかの利点を有する。例えば、このタイプの接続部により、多くのボルトを慎重に整列して、締結する必要がなくなる。しかし、このタイプの接続部は、クローラが水平軸線を中心に枢動し得るように、クローラがトラニオンによって取り付けられることを可能にしない。米国特許第7,007,764号は、より大型のクレーンに有益であることが分かっている他の車体とクローラとの接続部を開示しており、これにより、クレーン運搬のためにクローラの容易かつ迅速な取り外しがさらに可能になる。しかし、やはり、このタイプの接続部は、車体とクローラフレームとの間の枢動接続部の使用を可能にしない。
したがって、容易に分解して再び組み立てることができ、好ましくは、それ自体を容易に分解して運搬し、次に新しい現場で再び組み立てることができる車体に使用できる枢動接続部により車体に取り付けられるクローラを非常に大型のクレーンに設けることができる機構が依然として必要とされている。
米国特許第5,823,279号明細書 米国特許第7,007,764号明細書
本発明は、水平軸線を中心とする枢動を可能にする、トラニオン接続部により各々が取り付けられる少なくとも4つのクローラを有する車体を有するクレーンを含む。本発明のトラニオン接続システムは、非常に大型のクレーン用に使用することができる。本発明により、比較的迅速かつ容易に車体及びクローラ接続部を分解し、再び組み立てることができる。本発明はまた、クレーンを分解して運搬し、及び、トラニオン接続システムを利用してクレーンを設置する方法を含む。
第1の態様では、本発明は、車体と、車体に取り付けられる少なくとも4つのクローラであって、各クローラが軸線を有するトラニオンによって車体に取り付けられるクローラフレームを有し、クローラフレームが、トラニオンの軸線を中心に車体に対し枢動できるように車体に取り付けられる少なくとも4つのクローラと、クローラに対し旋回できるように車体に回転可能に接続される旋回体と、旋回体に枢動可能に取り付けられるブームとを備える移動式リフトクレーンである。リニアアクチュエータは、クローラフレームと車体との間に接続され、トラニオンを通して延在し、トラニオンを車体にかつクローラをトラニオンに接続するための動力供給される機構を提供する。
第2の態様では、本発明は、自動取付け機構を有する移動式リフトクレーン用のトラニオンである。トラニオンは、a)長手方向軸線と、クレーン車体に接続するために構成された第1端部と、クローラフレームに接続するために構成された第2端部とを有する管状部材であって、端部の少なくとも1つが、長手方向軸線を中心に車体に対しクローラフレームの回転運動を可能にするように構成される管状部材と、b)中空の中央管状部材内に取り付けられるリニアアクチュエータであって、第1及び第2の端部を有するリニアアクチュエータと、c)リニアアクチュエータの第1端部に取り付けられる車体コネクタと、d)リニアアクチュエータの第2端部に取り付けられるクローラフレームコネクタとを備える。
第3の態様では、本発明は、操業中に移動式リフトクレーンを組み立てる方法であって、移動式リフトクレーンが、i)車体と、ii)トラニオンを介して車体に各々が接続される少なくとも4つのクローラであって、各トラニオンが中空の中央管状部材を備え、該トラニオンが車体に対するクローラの枢動を可能にし、クローラがクレーンの地面上の移動を可能にする少なくとも4つのクローラと、iii)クローラに対し旋回できるように車体に回転可能に接続される旋回体と、iv)旋回体に枢動可能に取り付けられるブームであって、それから吊り荷ホイストラインが延在するブームとを有し、方法が、a)各トラニオンに自動取付け機構を設けるステップであって、自動取付け機構が、i)中空の中央管状部材内に取り付けられるリニアアクチュエータであって、第1及び第2の端部を有するリニアアクチュエータと、ii)リニアアクチュエータの第1端部に取り付けられる車体コネクタと、iii)リニアアクチュエータの第2端部に取り付けられるクローラフレームコネクタとを備えるステップと、b)トラニオンを車体に隣接して配置するステップと、c)車体コネクタを車体に接続できる箇所にリニアアクチュエータを伸長し、車体コネクタを車体に接続するステップと、d)リニアアクチュエータを引っ込め、これによって、トラニオンを車体に対する作業位置に引き込むステップと、e)クローラをトラニオンに隣接して配置するステップと、f)クローラフレームコネクタをクローラフレームに接続できる箇所にリニアアクチュエータを伸長し、クローラフレームコネクタをクローラフレームに接続するステップと、g)リニアアクチュエータを引っ込め、これによって、クローラフレームをトラニオンに対する作業位置に引き込むステップと、を含む方法である。
クローラは、車体に対する枢動運動を提供するためにトラニオンに滑り嵌めを有するが、本発明の好ましいトラニオンの自動取付け機構は、重量があるクローラを車体に組み立てることを補助するために、動力供給される装置を提供する。油圧シリンダは、トラニオンを車体に取り付けるために使用できるのみならず、クローラアセンブリを車体に取り付けるためにも使用できる。好ましいクレーンの車体は、車体を分解し、別個の部材として新しい現場に運搬し、次に、新しい現場で迅速に再び組み立てることを可能にするコネクタを含む。さらに、本発明は、トラニオンを運搬する、異なる構造を提供し、すなわち、トラニオンアセンブリは別個の物として運搬することができ、一方又は両方のトラニオンを車体ビームアセンブリに取り付けて、それと共に運搬することができるか、あるいはトラニオンをクローラアセンブリに取り付けて、それと共に運搬することができる。これらの様々なトラニオンの輸送方法は、様々な広範囲の輸送重量制約に従う際に柔軟性を与える様々な構造で、クレーンを運搬することを可能にする。本発明のこれらの及び他の利点、ならびに本発明それ自体は、添付図面を参照してより容易に理解されるであろう。
本発明を使用する移動式リフトクレーンの側面図である。 図1のクレーンの斜視図である。 図1のクレーンに使用される車体及びクローラの斜視図である。 図1のクレーンに使用される車体を構成する端部横断部材の斜視図である。 格納位置に車体ブレースを有する図1のクレーンに使用される車体を構成する側部部材の斜視図である。 図1のクレーンの車体の側部部材と端部横断部材との間の接続部の斜視図である。 図1のクレーンの側部部材と端部横断部材及び一方のクローラの分解斜視図である。 運搬トレーラーの図1のクレーンの組み合わせたクローラ及びトラニオンアセンブリの斜視図である。 クローラ又は車体部材から別個に運搬するための運搬トレーラー上の、図1のクレーンの4つのトラニオンの斜視図である。 運搬トレーラーの図1のクレーンの組み合わせた車体ビーム及びトラニオンアセンブリの斜視図である。 トラニオンが車体部材に取り付けられたか又は車体部材から取り外されたときのアセンブリを示している図1のクレーンのトラニオン及び車体部材の断面図である。 図1のクレーンの車体部材に取り付けられたときのトラニオンの断面図である。 図9の車体部材に取り付けられたトラニオンの部分断面斜視図である。 図8の線10−10に沿った断面図である。 図5に示したような運搬モードの図1のクレーンに使用されるクローラ及びトラニオンアセンブリの部分的に破断された平面図である。 図11の線12−12に沿った断面図である。 運搬構成から作業位置に移動される図1のクレーンに使用されるクローラ及びトラニオンアセンブリの部分的に破断された平面図である。 図13の線14−14に沿った断面図である。 図9と同様の部分分解断面図であるが、クローラが、すでに車体の適所にあるトラニオンに組み立てられる第1ステップを示している。 図9と同様の断面図であるが、クローラが、すでに車体の適所にあるトラニオンに組み立てられる第2ステップを示している。 図8と同様の断面図であるが、車体に組み立てられる、組み合わせたクローラ及びトラニオンを示している。 図9と同様の断面図であるが、トラニオンの適所のクローラを示しており、クローラ及び車体は作業位置に在る。 図17のようなクローラフレームに取り付けられたトラニオンの部分的に破断された斜視図である。 図17の線18−18に沿った断面図である。 図9の線19−19に沿った端部立面図であるが、トラニオン構成要素のみを示している。 図8のトラニオンアセンブリに使用される管状部材の斜視図である。 図8のトラニオンアセンブリに使用される油圧シリンダの斜視図である。 図21の線22−22に沿った断面図である。 図9Aに示したようなトラニオンアセンブリを車体に接続するために使用される保持プレートの斜視図である。 車体端部のトラニオン管状部材の端部に取り付けられたブラケットの斜視図である。 クローラフレーム端部のトラニオン管状部材の端部に取り付けられたブラケットの斜視図である。 図9のトラニオンアセンブリに使用される長手方向シリンダガイドの部分的に破断された側面図である。 図26の長手方向シリンダガイドの部分的に破断された平面図である。 図9のクローラフレームコネクタの横断方向部材の部分斜視図である。 図9に示したようなトラニオンアセンブリを車体に固定するために使用される保持リングの斜視図であり、保持リングは閉位置に在る。 図17に示したようなクローラフレームをトラニオンアセンブリに固定するために使用される保持リングの一方の半部の斜視図であり、他方の半部は同一である。 図17に示したようなトラニオンアセンブリをクローラフレームに接続して、クローラフレームを作業位置に移動させるために使用される頂部ショートリンクの斜視図である。 図17に示したようなトラニオンアセンブリをクローラフレームに接続して、クローラフレームを作業位置に移動させるために使用される底部ショートリンクの斜視図である。 トラニオンアセンブリを図11に示したような運搬位置のクローラフレームに接続するために使用される長いリンクを共に形成する2つの部分リンクの斜視図である。 横断方向部材及び捕捉されたピンを図17Aに示したような油圧シリンダのピストン端部に接続するために使用されるリテーナの斜視図である。
次に、本発明についてさらに説明する。以下の文章では、本発明の異なる態様をより詳細に定義する。以下の文章のように定義される各態様は、相反する明確な記載がない限り、1つ又は複数の他の態様と組み合わせることができる。具体的には、好ましい又は有利であると示されるすべての特徴は、好ましい又は有利であると示される1つ又は複数の他の特徴と組み合わせることができる。
本明細書及び特許請求の範囲に使用するいくつかの用語は、次のように定義される意味を有する。
用語「車体コネクタ」は、車体に通常は永続的に取り付けられない構造によってリニアアクチュエータが車体に接続される構造を示す。車体コネクタは、典型的に、複数の部分から製造され、そのいくつかは、典型的に、クレーンの引き下ろし、運搬及び設置操作中にリニアアクチュエータに取り付けられたままであるが、そのいくつかは、リニアアクチュエータから分解し、設置行程中に再び接続することが可能である。用語「車体コネクタ」は、集合体の複数の部分を指すことがあるが、構造の主要な構成要素の1つのみを指すこともある。
用語「クローラフレームコネクタ」は、クローラフレームに通常は永続的に取り付けられない構造によってリニアアクチュエータがクローラフレームに接続される構造を示す。クローラフレームコネクタは、典型的に、複数の部分から製造され、そのいくつかは、典型的に、クレーンの引き下ろし、運搬及び設置操作中にリニアアクチュエータに取り付けられたままであるが、そのいくつかは、リニアアクチュエータから分解し、設置行程中に再び接続することが可能である。用語「クローラフレームコネクタ」は、集合体の複数の部分を指すことがあるが、構造の主要な構成要素の1つのみを指すこともある。
本発明は、他の形式の建設機械に適用性を有するが、図1と図2の作業形態に示した移動式リフトクレーン10に関連して説明する。移動式リフトクレーン10は、車体12とも称される下方構造体と、クローラ14と16の形態の可動地面係合部材とを含む。当然、2つの前側クローラ14及び2つの後側クローラ16が在り、その各々の1つのみを図1の側面図に見ることができる。当然、図示したクローラに加えて追加のクローラを使用することができる。
旋回体20は、旋回体が地面係合部材に対し旋回できるように車体12に回転可能に接続される。旋回体は、図3に最善に見える回転リング31で車体12に取り付けられ、この結果、旋回体20は地面係合部材14、16に対し軸線を中心に旋回できる。旋回体は、旋回体の前側部分に枢動可能に取り付けられるブーム22と、ブームの第1端部で旋回体に取り付けられるマスト28と、マストと旋回体の後側部分との間に接続される背面連結部材30と、支持部材33の上にカウンタウエイト43を有する可動式のカウンタウエイトユニット34とを支持する。カウンタウエイトは、支持部材33上の多数の積み重ねの個々のカウンタウエイト部材の形態でもよい。(図2は明瞭さのため単純化され、ブーム、マスト及び背面連結部材の全長を示していない)。
マスト28の頂部とブーム22の頂部との間のブームホイスト綱具装置25は、ブーム角度を制御するために使用され、カウンタウエイトを使用してクレーンによって持ち上げられる吊り荷の平衡を保つことができるように吊り荷を運搬する。吊り荷ホイストライン24は、ブーム22から伸長し、フック26を支持する。旋回体20は、運転室と、綱具装置25及び吊り荷ホイストライン24用の引上げドラムのような、移動式リフトクレーンに通常見られる他の要素も含む。必要に応じて、ブーム22は、メインブームの頂部に枢動可能に取り付けられるラフィングジブ、又は他のブーム構成要素を備えてもよい。背面連結部材30は、マスト28の頂部に隣接して接続されるが、マストに接続された他の物と干渉しないようにマストの十分に下方に接続される。背面連結部材30は、図1に示すように圧縮荷重及び引張荷重の両方を支えるように設計される格子部材を備えてもよい。クレーン10では、引上げ、移動、設置作業のようなクレーンの操作中、マストは旋回体に対して固定した角度で保持される。
カウンタウエイトユニットは、旋回体20の残部に対し可動である。マストの頂部に隣接して接続される引張部材32は、吊り下げモードでカウンタウエイトユニットを支持する。カウンタウエイト移動構造は、カウンタウエイトユニットが、マスト頂部の前側の第1位置(図1の実線で示される)と、マスト頂部の後側の第2位置(図1の破線で示される)とを含む多数の位置に動かされ、そこに保持され得るように、旋回体とカウンタウエイトユニットとの間に接続される。
少なくとも1つのリニアアクチュエータ装置、この実施形態では、ラックピニオンアセンブリ36が、及び、第1端部で旋回体に第2端部でラックピニオンアセンブリ36に枢動可能に接続される少なくとも1つのアームが、カウンタウエイトの位置を変更するためにクレーン10のカウンタウエイト移動構造に使用される。アーム及びラックピニオンアセンブリ36は、その伸縮により旋回体に対するカウンタウエイトユニットの位置が変わるように、旋回体とカウンタウエイトユニットとの間に接続される。図2は、例えば、吊り荷がフック26から懸吊されるときに、カウンタウエイトユニットを中間位置に移動させる部分的に伸長したラックピニオンアセンブリ36を示している。
枢動フレーム40の中実溶接されたプレート構造は、旋回体20と、ラックピニオンアセンブリ36の第2端部との間に接続される。背面連結部材30は、必要なときにカウンタウエイト移動構造が脚部の間を通過することを可能にする間隔を空けた下方脚部を有するA字形構造を有する。リアアーム38は、枢動フレーム40とカウンタウエイトユニットとの間に接続される。1組のピン37は、リアアーム38と枢動フレーム40とを接続するために使用される。同様に、リアアーム38は、枢動フレーム40に接続する端部にアングル部分39を有する溶接されたプレート構造である。これにより、アーム38は、枢動フレーム40と一直線に直接接続できる。
クレーン10には、カウンタウエイト支持システム9が備えられ、このシステムは、引き上げ、移動、及び設置作業中にカウンタウエイトは決して地上に設置されないが、いくつかの国のクレーン規制に従う必要があり得る。カウンタウエイトユニット34は、旋回体の前側に対しかなり前方に移動できるので、支持システムのカウンタウエイト支持部が十分に離れていない限り、カウンタウエイト支持部は旋回操作に干渉するおそれがある。しかし、このことは、支持構造それ自体を非常に幅広くする。したがって、クレーン10は、伸縮式カウンタウエイト支持システムを含むカウンタウエイトユニットに取り付けられるカウンタウエイト支持構造を使用する。
カウンタウエイト支持システム9は、支持脚部41の形態の少なくとも2つの地面係合部材を含み、この部材は、吊り荷の突然の解放の場合にカウンタウエイトに支持を提供することができる。支持システムは、地面係合部材41の間の距離を調整できるように、地面係合部材41の間にかつそれらに接続される伸縮構造35を備える。カウンタウエイトユニット34は、カウンタウエイト支持システム9を取り外すことができるように構成され、クレーンはそのシステムと共にまたそれなしに機能できる。
図3、図3A、図3B、図3C及び図4に最善に示されているように、リフトクレーン10は、2つの側部部材11と、2つの端部横断部材、すなわち前側及び後側の車体ビームアセンブリ13とから形成される車体12を備える。各側部部材11は、各端部横断部材13に車体接続部により接続され、この車体接続部は、側部部材11と端部横断部材13を現場間で個々に運搬し、新しい現場で再び組み立てることができるように取り離すことができる。さらに、車体12は、側部部材11及び端部横断部材13から同様に分解可能な中央横断部材15を備える。中央横断部材15は、旋回体20がクローラ14、16に対し旋回できるように旋回体が枢動可能に取り付けられるキングピン17を含む。対角線ブレース19は、中央横断部材15及び他の車体部材に接続される。車体側部部材11には、車体部材が共に接続された後にクローラを接続できるように、車体の持ち上げを可能にするジャッキが装備されることが好ましい。回転リング31を形成するローラ通路及びリングギヤは、組立時間を低減するために車体部材と一体化されることが好ましい。
各側部部材11は、少なくとも1つの第1垂直フランジと、第1垂直フランジの厚さよりも大きな距離だけ隔てられた少なくとも2つの第2垂直フランジとを備える車体接続部により、各端部横断部材13に接続され、この結果、第1フランジは車体部材が接続されるときに第2フランジの間に嵌る。第1及び第2フランジの各々は、それらのそれぞれの側部部材11又は端部横断部材13に接続され、それらが取り付けられる基部と、突出前面とを有する。本実施形態に示したように、端部横断部材13の車体接続部の各々は、2つの第1垂直フランジ142と144を備え、側部部材11の車体接続部は、4つの第2垂直フランジ161、162、163と164を備える。第1及び第2の垂直フランジの各々は、フランジを貫通する2つの水平孔を有し、この水平孔は、第1垂直フランジが第2垂直フランジの間に配置されるときに、側部部材を端部横断部材に接続するフランジを通して2つのピンの配置を可能にするように寸法決めされかつ隔てられる。端部横断部材13の第1の垂直フランジ142と144は、底部孔146と頂部孔148とを含む。側部部材11の第2垂直フランジ161〜164は同様の孔を有する。このように、各車体接続は、第1及び第2の垂直フランジの孔を通して4つのピン168を挿入することによって行われる。
側部部材11は、互いに交換可能であることが好ましい。端部横断部材13も、車体を形成するときに互いに交換可能であることが好ましい。車体12を形成するために、第1側部部材11及び第1端部横断部材13は、最初に、それらが長手方向に隔てられるが、互いに同一の相対的な垂直位置に在るように配向され、この結果、それらは車体を形成するために1回で接続され得る。次に、第1側部部材及び第1端部横断部材が、接続位置に水平にのみ移動される。次に、第1側部部材が第1端部横断部材に固定される。最後に、第2側部部材11及び第2端部横断部材13が、組み合わせた第1側部部材及び第1端部横断部材に接続される。第2側部部材及び第2端部横断部材を、組み合わせた第1側部部材及び第1端部横断部材に接続するステップは、第2側部部材及び組み合わせた第1側部部材と第1端部横断部材が長手方向に隔てられるが、互いに同一の相対的な垂直位置に在り、この結果、車体を形成するために1回で接続され得るように、第2側部部材及び組み合わせた第1側部部材と第1端部横断部材を配置するステップと、第2側部部材を接続位置に水平にのみ移動させるステップとを含むことが好ましい。第2側部部材及び第2端部横断部材を、組み合わせた第1側部部材及び第1端部横断部材に接続するステップは、第2端部横断部材及び組み合わせた第1側部部材、第2側部部材及び第1端部横断部材が長手方向に隔てられるが、互いに同一の相対的な垂直位置に在り、この結果、車体を形成するために1回で接続され得るように、第2端部横断部材及び組み合わせた第1側部部材、第2側部部材及び第1端部横断部材を配置するステップと、第2端部横断部材を接続位置に水平にのみ移動させるステップとをさらに含むことが好ましい。当然、旋回体が枢動可能に取り付けられるキングピンを含む中央横断部材15は、接続された第1及び第2の側部部材と第1及び第2の端部横断部材に接続される。好ましくは、第1側部部材を第1端部横断部材に固定するステップは、対角線ブレース19を第1側部部材及び第1端部横断部材の中間点の間に接続するステップをさらに含む。
第1及び第2の垂直フランジの孔を整列し、ひいては迅速に車体部材を共に接続することを補助するために、好ましい車体接続システムは位置確認特徴部を含む。第1又は第2のフランジのいずれかは、2つの孔の高さの中間の高さにおいてフランジの突出前面に形成されるノッチを含み、第1フランジ及び第2フランジの他方は、2つの孔の高さの中間の高さにおいて突出前面に捕捉されたピンを含む。図示した実施形態では、ノッチ145が第1垂直フランジ142と144に設けられ、捕捉されたピン165は2つの第2垂直フランジの対の間に跨り、一方はフランジ161と162の間に、他方はフランジ163と164の間に跨る。ノッチ145の深さ、ピン165の位置及びピンとノッチのそれぞれの高さは、側部部材11が端部横断部材13と共に移動されるときにピン165がノッチ145に嵌合し、フランジの孔が整列されるように協働する。端部横断部材13のブラケット152と側部部材11のブラケット154との間に取り付けられる油圧シリンダ186(図3C)は、ピン168を挿入するために部材11と13を所定の位置に引き込むことを補助するように作動されることができる。次に、2つのピンが、操作位置で整列される第1側部部材及び第1端部横断部材の車体接続構造の孔を通して挿入されて、第1側部部材を前記第1端部横断部材に固定する。さらに、油圧式ピンプッシャが、4つのピン168の各々に隣接する側部部材11に好ましくは取り付けられ、油圧駆動により第1及び第2の垂直フランジの孔を通してピンを押す。
クローラ14と16の各々は、少なくとも1つ、好ましくは2つの、クローラフレーム27に支持される駆動タンブラ23(図4)と、複数の接続された無限軌道シュー29から形成される無限軌道とを有し、無限軌道シューの各々は、地面係合表面と、地面係合表面と反対側の内面を有する。無限軌道は、複数のシューが駆動タンブラと接触し、無限軌道がフレームの周りを通過するように駆動タンブラ23の周りに巻き付けられる。
図4に示されているように、トラニオン50は、クローラフレーム27を車体12に接続する。トラニオン50は、前側及び後側の車体ビームアセンブリ13に取り付けることができ、クローラフレーム27の孔21内にも嵌合する。トラニオン50は長手方向軸線51を有する。クローラフレーム27は、軸線51を中心に車体12に対し枢動できるように車体12に取り付けられる。上述のように、トラニオン50は、それ自体で輸送トレーラー8で運搬されることができ、この場合、クレーンに使用される4つのすべてのトラニオン50は、同一のトレーラー(図6)で運搬してもよく、あるいはクローラ14、16(図5)に接続しつつ運搬してもよく、あるいは前側又は後側の車体ビームアセンブリ13(図7)に取り付けつつ運搬してもよい。当然、別個のトラニオン50の1つ以上は、最大の重量制限が遵守される限り、他のクレーン構成要素と同一のトレーラー8で運搬してもよい。
図8〜図19は、トラニオン50の細部について、車体ビームアセンブリ13及びクローラフレーム27に対するその接続状態、車体ビームアセンブリ又はクローラ内のその取付け状態、及び構成全体のその作業構造の状況を示している。図20〜図34は、トラニオンアセンブリ及び車体とクローラフレームに対するその接続部を構成するために使用される個々の構成要素を示している。上述のように、トラニオンを最初に車体ビームアセンブリ13内に取り付け、次にクローラを取り付けることができ、あるいはトラニオンをクローラに取り付け、次にクローラとトラニオンとの組み合わせを車体に取り付けてもよい。同様に、クローラに取り付けられると、トラニオンは、その作業位置(図13、図14と図16)、又は組み合わせたクローラ及びトラニオンの幅が運搬上の寸法制限に適合するように短縮される運搬位置(図11と図12)に取り付けることができる。
トラニオン50は、2つの主構成要素と、主な中空の中央管状部材52と、リニアアクチュエータ、好ましくは油圧シリンダを含む自動取付け機構とを有する。トラニオンアセンブリはまた、以下により詳細に説明する長手方向シリンダガイド59と端部ブラケット110と112とを含む。
クレーンが最初に設置されるとき、リニアアクチュエータは、クローラフレームと車体との間に接続され、主な中空の中央管状部材52を通して延在する。長手方向軸線51を有する管状部材52は、クレーン車体に接続するために構成された第1端部53と、クローラフレームに接続するために構成された第2端部54とを有する。図20は管状部材52を示している。好ましくは、端部53は、位置固定して車体に捕捉されるように構成され、一方、端部54は、トラニオンに対し、したがって長手方向軸線51を中心とする車体12に対しクローラフレーム27の回転運動を可能にするように構成される。当然、第1端部53は、車体の回転可能な接続部が、軸51を中心とするクローラの相対回転運動を提供するように構成できるであろう。第1端部53は、管状部材52の中央よりも小さな外径を有する。図8と図9に示されているように、より小さな直径のセクションは、車体ビームアセンブリ13の内側の第1取付け孔61よりもほんの僅かに小さい。中央セクションの直径は、車体ビームアセンブリ13の外側取付け孔62よりもほんの僅かに小さい。管状部材52は、以下に説明するように、管状部材の回転を防止するために使用される第1端部53の両側のノッチ57を含む。
2つのブラケット110(図24)は、管状部材52(図9A)の第1端部にボルト止めされ、2つのブラケット112(図25)は、管状部材52(図17A)の第2端部にボルト止めされる。これらのブラケットは、他の要素を管状部材52に接続するために使用される。ブラケット110は、それらの1つのみが長手方向シリンダガイド59(図26と図27)を管状部材の内側に取り付けるために使用されるが、同一であるように形成され、内側取付けフランジを使用する。また一方、製造の観点から、ブラケットを同一に形成することが好ましい。同様に、2つのブラケット112は互いに同一である。ブラケット110は、外側の取付けフランジに2つの孔を有する。保持プレート87を接続するために、下方孔が使用される。上方孔113(図9Aに最善に図示)は、単に、トラニオン50に接続して、それを持ち上げるために使用できる焼成孔である。
自動取付け機構は、油圧駆動式に作動されることが好ましく、管状部材52内に取り付けられる油圧シリンダ70を含むことが好ましい。油圧シリンダ70は、ボア101(図21と図22を参照)と、ボアに取り付けられかつシリンダのピストン端部71を形成するピストン102と、ピストン端部の反対側のピストンに接続されかつボアの出口端から延在し、シリンダのロッド端部を形成するロッド72とを有する。シリンダ70の行程は、トラニオンチューブの全長である必要はなく、シリンダのピストン端部は、トラニオンチューブ内に組み込まれるスペーサ103を有し、スペーサは端部部材104によって閉鎖される。油圧液は、管107を通してボア101に入り、ピストン102に作用して、ロッド72を延在させ、シリンダのロッド端部のボアの油圧液は、油圧管106を通して出る。シリンダを引っ込めるべきとき、液が管106を通して押しやられ、管107を出る。シリンダには、その外側にフック突起部108が設けられ、トラニオン内への組立中にシリンダ70の持ち上げを補助する。
車体コネクタ80は、油圧シリンダのロッド端部に取り付けられ、クローラフレームコネクタ90は、油圧シリンダ70のピストン端部に取り付けられる。これらは当然逆にすることができ、車体コネクタ80が油圧シリンダのピストン端部71に取り付けられる。図9に示した構成では、管状部材52の第1端部53は車体12に着脱自在に接続され、油圧シリンダのロッド端部もまた、車体コネクタ80を通して車体12に接続される。クローラが取り付けられた後、以下に説明するようにまた図17に示したように、トラニオンの第2端部54はクローラフレーム27に着脱自在に接続され、油圧シリンダのピストン端部71は、クローラフレームコネクタ90を通してトラニオンの第2端部に隣接するクローラフレーム27に接続される。管状部材52は、管状部材の外面に、保持リング81(図9Aと図29)を受容するように構成された第1周方向溝55を含み、車体ビームアセンブリ13内の適所にトラニオンを保持する。管状部材52はまた、以下に説明するように、第2端部に隣接する管状部材の外面に、同様に保持リング96(図30)を受容するように構成された第2周方向溝56を含む。油圧シリンダ70は、トラニオン管状部材52の内側に固定される長手方向シリンダガイド59に沿って回転することができるローラ58に接続される。
車体コネクタ80は、特定の操作のため油圧シリンダを車体に接続するために使用される。さもなければ、車体コネクタは、トラニオン管状部材52の第1端部に固定することができる。好ましいコネクタ80は、第1端部で油圧シリンダロッド72に取り付けられるクレビス部材82を備え、クレビスは、クレビスを車体に接続するための孔83を各々が有する2つの延長部84を有する。車体コネクタ80が車体ビームアセンブリ13に接続されるとき、クレビス部材82の延長部84は、車体交差ビームアセンブリ13内のプレートの間に固定される管状部材18を囲む(図9A、図10と図18参照)。トラニオン管状部材52のノッチ57も、管状部材18の周りに延在し、このように管状部材52の回転を防止する。クレビス部材82の孔83及び保持プレート87(図23)の孔122を通してピンが配置されて、クレビス部材82及び保持プレート87を共にピン止めする。保持プレート87はまた、管状部材18(図9A)の背面に嵌合する半円形ノッチ124を有し、シリンダのロッド端部を車体ビームアセンブリ13に固定する。保持プレート87の耳部128の孔126は、保持プレート87をブラケット110の取付けフランジの孔111に接続するために使用され、トラニオン管状部材52を管状部材18及び車体ビームアセンブリ13の残部にさらに固定する。図9Aは、車体ビームアセンブリ13の頂部に溶接されたリフト用ラグ120、及び、孔が機械加工されている箇所にアクセスして管状部材18を挿入するために、車体ビームアセンブリのプレート材料に形成されているアクセス孔117の位置を示している。
車体コネクタ80が車体に接続されない場合、コネクタ80を保持プレート87にピン止めするために孔83がなお使用され、次に保持プレートはブラケット110にピン止めされ、コネクタ80をトラニオン管状部材52の第1端部に接続することを可能にし、トラニオン管状部材52の第2端部から油圧シリンダのピストン端部を延在させるように、油圧シリンダがトラニオンの第1端部53を押しやることを可能にする。
あるいは、図8に示したように、保持プレート87及びクレビス82は、管状部材18の周りに共にピン止めし、ブラケット110からピンを抜くことができ、油圧シリンダ70を使用してトラニオンを車体ビームアセンブリ13に押し込むか又は押し出すことを可能にする。
好ましいクローラフレームコネクタ90は、油圧シリンダ70のピストン端部71に接続されるクレビス部材92(図21および22)と、横断方向部材91(図28)と、保持器114(図34)とを含む複数の構成要素から形成される。保持器114は、中央ノッチ116と2つの孔118とを有する。クレビス部材92は、クレビス部材82と異なるクレビス形状を有し、孔97を有する2つの平行プレートから形成される。
横断方向部材91は、主部材134、横断部材136、及び、横断部材136を主部材134に固定するのを補助するバッキング部材138とを有する。主部材134は、その中央領域に孔を備える延長部131を有し、その孔に捕捉されたピン132を有する。主部材はまた、孔93の内側対及び孔133の外側対を含む。横断部材136はまた、1対の孔137を含む。孔93は、横断方向部材91をブラケット112に、したがってトラニオン管状部材52に接続することによって、クローラフレームコネクタ90を管状部材52の第2端部54に固定するために使用される。孔133と137は、様々なリンクを通して横断方向部材91をクローラフレームにピン止めするために使用される。
クローラフレーム27がトラニオン50と関係する箇所に応じて、2組のリンクが使用される。図11と図12の位置では、2つの同一の長い水平リンク94(図33)が使用される。図15と図16の位置では、僅かに異なる2つの短いリンク、すなわち頂部リンク95(図31)及び底部リンク105(図32)が使用される。
クローラフレームコネクタ90は、横断方向部材91の捕捉されたピン132をクレビス92のノッチに配置することによって組み立てられる。次に、2つの保持器の中央ノッチ116が捕捉されたピン132の周りに背面から嵌合するように、2つの保持器114が主部材134に平行にかつその反対側に配置される。ピンは、保持器114の孔118と、クレビス部材92の孔97とを通して配置される。これにより、横断方向部材91が、ピン132を中心とする枢動接続により油圧シリンダに固定される。このように、横断方向部材91は、その中央部分においてピン132、保持器114及びクレビス92を通してリニアアクチュエータ70の第2端部に、及び孔97と118を通してピンに接続される。
トラニオン50は、次のように車体12に接続される。最初に、トラニオン50は、図8のように、車体12に隣接して配置される。クローラフレームコネクタ90は、孔93及びブラケット112の孔を通してピンによってトラニオンの第2端部54にピン止めされる。油圧シリンダ70は伸長され、これにより、ロッド72は、クレビス82が管状部材18を囲むときに車体コネクタ80を車体(図8)に接続できる箇所に向かって外側に押圧される。次に、車体コネクタ80が、プレート87の孔122とクレビス部材82の孔83とを通して保持プレート87をピン止めすることによって車体に接続される。次に、シリンダ70が引っ込められ、これによって、トラニオン50が車体(図9)に対する作業位置に引き込まれる。その時点に、保持リング81を溝55で締め付けることができ、保持プレート87の孔126と、ブラケット110の孔とを通してピンを配置することができる。
クローラは、最初にクローラフレームコネクタ90を管状部材52の第2端部から抜いて、クローラをトラニオンに隣接して配置することによって取り付けられる。図15に示したように、このことは、横断方向部材91をクレビス92から完全に取り外すことができるように、孔93を通してピンを取り外すことのみならず、保持器114を通して孔118からピンを取り出すことを伴うことが好ましい。そのように、油圧シリンダ70が伸長されるとき、クレビス92は、横断方向部材91が破損を受けるか又はクローラフレーム及びトラニオンピボットが枢動するブッシュを破損する恐れなしに、クローラフレームの孔21を通過できる。図15Aに示されているように、ここで、シリンダ70の伸長により、クローラフレームコネクタ90のクレビス92の部分は、横断方向部材91を再び取り付けることができる箇所、すなわち、クレビス92及びブラケット112の両方に押しやられ、次に、クローラフレームコネクタ90をクローラフレーム27に接続することができる。短いリンク95と105は、リンク95と105の孔と、横断方向部材91の孔133とを通してピン止めすることによって、クローラフレーム27とクローラフレームコネクタ90との間に接続される。
油圧シリンダ70を引っ込めることにより、クローラフレームは、トラニオンに対する作業位置に引き込まれる(図17)。クローラフレームをトラニオンに対する作業位置に引き込むステップは、クローラフレーム孔21を中空の中央管状部材52の端部部分に被せて引っ張ることを含む。その時点で、保持リング96(図30はリングの半分を示し、他方の半部は同一である)は、溝56に接続され、クローラフレームをトラニオン管状部材52に、したがってクローラを車体12にさらに固定する。同様に、図17Aの破線に示したように、リンク95と105は横断方向部材91から切り離される。頂部リンク95は、それが上方に枢動される間にその第2ピンを引っ張り、次に、リンク95が上昇位置に位置するように再挿入される。底部リンク105は、簡単に下方に枢動することが可能にされる。これらの位置で、リンク95と105は横断方向部材91に干渉しない。このように、トラニオン及びクローラフレームは共に接続されるが、クローラフレーム27はトラニオン50の軸線51を中心に回転することができる。
油圧シリンダ70を引っ込め、これによって、トラニオンを車体に対する作業位置に引き込むステップは、事前のクレーン設置ステップで行われ得るが、この理由は、図7に示されているように、車体部材に接続しつつトラニオンを新しい現場に運搬し得るからである。その場合、上に略述した手順に続き、クレーンが新しい現場で設置されるとき、クローラは、以前に行われたトラニオンが車体ビームアセンブリ13に接続された後、組み合わせたトラニオン及び車体に接続される。
設置ステップは逆にしてもよく、最初にトラニオンをクローラフレームに接続してもよい。その構成では、最初に、トラニオン50がクローラ16に隣接して配置される。車体コネクタ80は、管状部材52の第1端部53に接続されたままであり、クローラフレームコネクタ90は、管状部材52の第2端部54から切り離される。油圧シリンダ70が伸長され、これにより、ピストン端部71が、クローラフレームコネクタ90をクローラフレーム27に接続することができる箇所の外側に押される。クローラフレームコネクタ90は、短いリンク95と105でクローラフレーム27に接続される。シリンダ70は引っ込められ、これによって、クローラフレームがトラニオンに対する作業位置に引き込まれる。次に、組み合わせたクローラ及びトラニオンは、最初に車体コネクタ80を管状部材52の第1端部53から抜き、トラニオンを車体に隣接して配置することによって車体に取り付けられる。ここで、油圧シリンダ70を伸長することにより、車体コネクタ80は、車体コネクタを車体に接続できる箇所に押しやられる。油圧シリンダ70を引っ込めることにより、トラニオンが車体に引き込まれ、その後、保持リング81を溝55に配置することが可能である。
最初に、トラニオンをクローラフレームに現場で接続するよりもむしろ、クローラフレーム及びトラニオンは、図5に示したように、接続位置に残されかつ共に運搬されることの方が多い。しかし、そのように行われる場合、トラニオンは、クローラフレーム内の運搬位置で新しい現場に運搬され、この場合、管状部材52は、クローラフレーム27の作業位置(図13と図14)よりも、クローラフレーム27内のより中央に位置決めされる(図11と図12)。これが可能なのは、クローラフレームコネクタ90が、クローラフレームに対する2つの異なる組のリンクと接続可能であるからであり、第1の組のリンク95と105は、トラニオンがクローラフレームを通して及びその作業位置で孔に引き込まれるときに使用され、第2の組のリンク94は、トラニオンが運搬位置に移動されるか又は運搬位置に在るときに使用される。
このことを達成するために、トラニオンは最初に車体から引き抜かれる。孔126を通してブラケット110を保持プレート87に接続するピンが取り外され、保持リング81も取り外される。保持リング81は2つの部品から構成され、それらは部品の1つが、2つの部品を共にボルト止めするために使用されるより長いタブを有すること以外、類似している。図29に示されているように、このより長いタブにより、タブを通したボルトが取り外されるとリングの開放を補助するために、必要に応じて、ハンマを打つ位置が与えられている。
第2に、油圧シリンダ70は、クローラ16がトラニオンになお取り付けられている間に(図16)、車体ビームアセンブリ13の孔61と62からトラニオンを押し出すために使用される。次に、車体コネクタ80は、保持プレート87をクレビス部材82から抜くことによって車体から切り離される。車体からトラニオンを切り離した状態で、シリンダが引っ込められ、車体コネクタ80は、保持プレート87をクレビス部材82に再びピン止めすることによって管状部材52の第1端部53に再び固定される。短いリンク95と105は孔133から抜かれる(あるいはクローラが最後にトラニオンと作動する枢動関係にあった場合、短いリンクは抜かれたままである)。図14に示したように、次に、油圧シリンダ70が伸長され、油圧シリンダのピストン端部をトラニオン管状部材から押し出す。次に、長いリンク94は、リンク94を孔137を通して横断方向部材91の横断部材136にピン止めすることによって、クローラフレームコネクタ90に接続される。ここで、油圧シリンダが引っ込められるとき、トラニオン管状部材52は、クローラフレームの内部で、図11と図12に示した位置にさらに引っ張られる。新しい現場で、最後のステップが逆にされ、トラニオンを作業位置に押し戻す。使用されないとき、長いリンク94は、図17Aにまた図11と図13の破線に示した格納位置に折り曲げられる。
この構成では、油圧シリンダを引っ込めるステップ、これによって、クローラフレームをトラニオンに対する作業位置に引き込むステップは、トラニオンを車体に隣接して配置し、トラニオンを車体に関し作業位置に引き込むステップの前に行われる。同様に、油圧シリンダを引っ込めるステップ、これによって、クローラフレームをトラニオンに対する作業位置に引き込むステップは、事前のクレーン設置ステップで行われ、トラニオンは、クローラフレームに接続されつつ新しい現場に運搬され、その後、クレーンが新しい現場で設置され、クローラ及びトラニオンが車体に接続される。
本発明は、容易に分解し、現場間で運搬し、かつ迅速に再び組み立てることができる移動式リフトクレーンを提供する。車体さえも、個々の側部部材と端部横断部材とに分解することができる。トラニオンに各々が取り付けられた独立して動力供給される4つのクローラを使用できることにより、接地圧力が最小にされ、これによって、クレーンが作動する土台を準備するために必要な準備時間が短縮される。本発明を使用することにより、4つのトラニオンが取り付けられたクローラを容易に接続し、クレーン運搬状態の車体から切り離すことが可能であり、これによって、引き下ろし及び設置行程がスピードアップされる。動力供給される自動取付け機構を有する好ましいトラニオンアセンブリは、最初にトラニオンをクローラフレーム又は車体に挿入し、及びそれ自体であるいはクローラ又は車体ビームアセンブリの一方で運搬することを可能にする。
本明細書に記載した本発明の好ましい実施形態に対する様々な変更及び修正が、当業者には明白であろうことを理解すべきである。例えば、リニアアクチュエータは、油圧シリンダよりむしろ電気駆動式ねじであることができるであろう。油圧シリンダが使用される場合、ピストン端部がクローラフレームコネクタの代わりに車体コネクタに接続するように、油圧シリンダを位置決めすることができる。同様に、車体に固定された管状部材18のほかに他のロック装置を使用して、トラニオンが車体に対し回転するのを防止できるであろう。さらに、クローラフレームにブッシュを使用し、トラニオンを車体に固定する代わりに、車体はブッシュを含むことができ、トラニオンは当該ブッシュ内で回転し、操作中にクローラフレームに堅固に取り付けられたままであるように設計できるであろう。
車体接続システム及びトラニオン運搬システムは、互いに別個に使用することができる。同様に、開示した車体接続部とは異なる車体接続部を使用してもよい。このような変更及び修正は、本発明の趣旨と範囲から逸脱することなく、かつその意図する利点を減らすことなく行うことができる。したがって、このような変更及び修正は添付の特許請求の範囲によって網羅されることが意図される。

Claims (21)

  1. 移動式リフトクレーンであって、
    a)車体と、
    b)前記車体に取り付けられる少なくとも4つのクローラであって、各クローラが軸線を有するトラニオンによって前記車体に取り付けられるクローラフレームを有し、前記クローラフレームが、前記トラニオンの軸線を中心に前記車体に対し枢動できるように前記車体に取り付けられる少なくとも4つのクローラと、
    c)前記クローラに対し旋回できるように前記車体に回転可能に接続される旋回体と、
    d)前記旋回体に枢動可能に取り付けられるブームと、
    e)前記クローラフレームと前記車体との間に接続されかつ前記トラニオンを通して延在するリニアアクチュエータと、
    を備える移動式リフトクレーン。
  2. 前記リニアアクチュエータが、ボアを有する複動油圧シリンダと、前記ボアに取り付けられかつ前記シリンダのピストン端部を形成するピストンと、前記ピストン端部の反対側で前記ピストンに接続されかつ前記ボアの出口端から延在し、前記シリンダのロッド端部を形成するロッドとを備える、請求項1に記載の移動式リフトクレーン。
  3. 前記トラニオンが第1及び第2の反対側端部を有し、前記第1端部が前記車体に着脱自在に接続され、前記油圧シリンダの前記ロッド端部も前記車体に着脱自在に接続される、請求項2に記載の移動式リフトクレーン。
  4. 前記トラニオンの前記第2端部が前記クローラフレームに着脱自在に接続され、前記油圧シリンダの前記ピストン端部も、前記トラニオンの前記第2端部に隣接して前記クローラフレームに着脱自在に接続される、請求項3に記載の移動式リフトクレーン。
  5. 前記車体が、別個に運搬して、現場で再び組み立て得る2つの側部部材と2つの端部横断部材とに分解されることができる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の移動式リフトクレーン。
  6. 前記車体が、前記側部部材及び端部横断部材から同様に分解可能な中央横断部材をさらに備え、前記中央横断部材が、前記旋回体が枢動可能に取り付けられるキングピンを含む、請求項5に記載の移動式リフトクレーン。
  7. 各クローラが、前記フレームに支持される少なくとも1つの駆動タンブラと、複数の接続された無限軌道シューから形成され、かつ地面係合表面と、前記地面係合表面と反対側の内面とを有する無限軌道とをさらに備え、前記無限軌道が、前記複数のシューが前記駆動タンブラと接触し、前記無限軌道が前記フレームの周りを通過するように前記駆動タンブラの周りに巻き付けられる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の移動式リフトクレーン。
  8. 自動取付け機構を有する移動式リフトクレーン用のトラニオンであって、
    a)長手方向軸線と、クレーン車体に接続するために構成された第1端部と、クローラフレームに接続するために構成された第2端部とを有する管状部材であって、前記端部の少なくとも1つが、前記長手方向軸線を中心に前記車体に対し前記クローラフレームの回転運動を可能にするように構成される管状部材と、
    b)前記管状部材内に取り付けられるリニアアクチュエータであって、第1及び第2の端部を有するリニアアクチュエータと、
    c)前記リニアアクチュエータの前記第1端部に取り付けられる車体コネクタと、前記リニアアクチュエータの前記第2端部に取り付けられるクローラフレームコネクタと、
    を備えるトラニオン。
  9. 前記リニアアクチュエータが、ボアを有する油圧シリンダと、前記ボアに取り付けられかつ前記シリンダのピストン端部を形成するピストンと、前記ピストン端部の反対側で前記ピストンに接続されかつ前記ボアの出口端から延在し、前記シリンダのロッド端部を形成するロッドとを備える、請求項8に記載のトラニオン。
  10. 前記車体コネクタが、前記リニアアクチュエータの前記第1端部に取り付けられるクレビス部材を備え、前記クレビスが、孔を各々が有する延長部を有し、前記孔によって前記クレビスを他の構造にピン止めし、前記他の構造を前記車体に接続することができる、請求項8又は9に記載のトラニオン。
  11. 前記クローラフレームコネクタが横断方向部材を備え、該横断方向部材がその中央部分で前記リニアアクチュエータの前記第2端部に接続されかつ孔を有し、前記孔によって、前記横断方向部材を前記クローラフレームにピン止めすることができるようにした、請求項8〜10のいずれか一項に記載のトラニオン。
  12. 前記管状部材が、前記管状部材の外面に設けられ1つの保持リングを受容するように構成された第1周方向溝と、同様に前記管状部材の外面に設けられ前記第2端部に隣接して1つの保持リングを受容するように構成された第2の周方向溝とを含む、請求項8〜11のいずれか一項に記載のトラニオン。
  13. 前記リニアアクチュエータが、前記トラニオンの内側に固定される長手方向ガイドに沿って回転できるローラに接続される、請求項8〜12のいずれか一項に記載のトラニオン。
  14. 移動式リフトクレーンを、その操作に際して、組み立てる方法であって、前記移動式リフトクレーンが、i)車体と、ii)トラニオンを介して前記車体に各々が接続される少なくとも4つのクローラであって、各トラニオンが中空の中央管状部材を備え、前記トラニオンが、前記車体に対する前記クローラの枢動を可能にし、前記クローラが前記クレーンの地面上の移動を可能にする少なくとも4つのクローラと、iii)前記クローラに対し旋回できるように前記車体に回転可能に接続される旋回体と、iv)前記旋回体に枢動可能に取り付けられるブームであって、それから吊り荷ホイストラインが延在するブームとを有し、前記方法が、
    a)各トラニオンに自動取付け機構を設けるステップであって、前記自動取付け機構が、i)前記中空の中央管状部材内に取り付けられるリニアアクチュエータであって、第1及び第2の端部を有するリニアアクチュエータと、ii)前記リニアアクチュエータの前記第1端部に取り付けられる車体コネクタと、iii)前記リニアアクチュエータの前記第2端部に取り付けられるクローラフレームコネクタとを備えるステップと、
    b)前記トラニオンを前記車体に隣接して配置するステップと、
    c)前記車体コネクタを前記車体に接続できる箇所に前記リニアアクチュエータを伸長し、前記車体コネクタを前記車体に接続するステップと、
    d)前記リニアアクチュエータを引っ込め、これによって、前記トラニオンを前記車体に対する作業位置に引き込むステップと、
    e)前記クローラを前記トラニオンに隣接して配置するステップと、
    f)前記クローラフレームコネクタを前記クローラフレームに接続できる箇所に前記リニアアクチュエータを伸長し、前記クローラフレームコネクタを前記クローラフレームに接続するステップと、
    g)前記リニアアクチュエータを引っ込め、これによって、前記クローラフレームを前記トラニオンに対する作業位置に引き込むステップと、
    を含む方法。
  15. 前記トラニオンを前記クローラフレームに関する作業位置に引き込むステップが、クローラフレーム孔を前記中空の中央管状部材の端部部分に被せて引っ張ることを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記リニアアクチュエータを引っ込め、これによって、前記クローラフレームを前記トラニオンに対する作業位置に引き込むステップが、前記トラニオンを前記車体に隣接して配置し、前記トラニオンを前記車体に関し作業位置に引き込むステップの前に行われる、請求項14又は15に記載の方法。
  17. 前記リニアアクチュエータを引っ込め、これによって、前記クローラフレームを前記トラニオンに対する作業位置に引き込むステップが、クレーン設置前ステップで行われ、前記トラニオンがクローラフレームに接続されつつ新しい現場に運搬され、その後、前記クレーンが前記新しい現場で設置されるとき、前記クローラ及び前記トラニオンが前記車体に接続される、請求項15に記載の方法。
  18. 前記トラニオンが、前記クローラフレーム内の運搬位置で前記新しい現場に運搬され、前記管状部材が、前記クローラフレームの作業位置におけるよりも、前記クローラフレーム内のより中央に位置決めされる、請求項17に記載の方法。
  19. 前記クローラフレームコネクタが、2つの異なる組のリンクにより前記クローラフレームに接続可能であり、前記クローラフレーム孔が前記トラニオンの端部部分に被せて及び前記トラニオンの作業位置に引っ張られるときに前記第1の組のリンクが使用され、前記トラニオンが前記運搬位置に在るときに前記第2の組のリンクが使用される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記リニアアクチュエータを引っ込め、これによって、前記トラニオンを前記車体に対する作業位置に引き込むステップが、事前のクレーン設置ステップで行われ、前記トラニオンが車体部材に接続されつつ新しい現場に運搬され、その後、前記クレーンが前記新しい現場で設置されるとき、前記クローラが前記組み合わせたトラニオン及び車体に接続される、請求項14〜19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記車体が、前記新しい現場に別個に各々が運搬される2つの側部部材と2つの端部横断部材とに分解され、前記トラニオンが前記新しい現場への運搬中に前記横断部材に接続される、請求項20に記載の方法。
JP2009215545A 2008-09-22 2009-09-17 トラニオン運搬システム及びそれを使用するクレーン Expired - Fee Related JP5513820B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US9909808P 2008-09-22 2008-09-22
US61/099,098 2008-09-22

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010089776A true JP2010089776A (ja) 2010-04-22
JP2010089776A5 JP2010089776A5 (ja) 2012-11-01
JP5513820B2 JP5513820B2 (ja) 2014-06-04

Family

ID=41435357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009215545A Expired - Fee Related JP5513820B2 (ja) 2008-09-22 2009-09-17 トラニオン運搬システム及びそれを使用するクレーン

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7997432B2 (ja)
EP (1) EP2165963B1 (ja)
JP (1) JP5513820B2 (ja)
CN (1) CN101717049B (ja)
BR (1) BRPI0903477A2 (ja)
RU (1) RU2509712C2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017214199A (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 コベルコ建機株式会社 建設機械の単位アタッチメント同士を連結する連結装置及び連結方法

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006015307A1 (de) 2005-11-17 2007-05-24 Terex-Demag Gmbh & Co. Kg Mobiler Großkran
US8739988B2 (en) 2010-09-20 2014-06-03 Manitowoc Crane Companies, Llc Pinned connection system for crane column segments
US8256540B1 (en) * 2011-03-29 2012-09-04 Tadano Ltd. Self-storing retainer cap assembly
US8910732B1 (en) * 2011-07-13 2014-12-16 Link-Belt Construction Equipment Co., L.P., Lllp Axle arrangement for mobile crane and related methods
FR2993499B1 (fr) * 2012-07-19 2014-08-29 Haulotte Group Essieu et vehicule comprenant au moins un tel essieu
CN102774437B (zh) * 2012-08-15 2015-06-17 中联重科股份有限公司 履带式底盘和履带式起重机
CN103863426A (zh) * 2014-03-03 2014-06-18 浙江三一装备有限公司 起重机、履带底盘结构及其安装与拆卸方法
JP7077788B2 (ja) * 2018-05-30 2022-05-31 コベルコ建機株式会社 クローラクレーン
CN109178123B (zh) * 2018-09-19 2023-11-17 惊天智能装备股份有限公司 一种隧道清障机器人

Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5297523A (en) * 1976-02-05 1977-08-16 Miller Formless Co Inc Construction machine
JPS55151784U (ja) * 1979-04-17 1980-11-01
JPS55157005U (ja) * 1979-04-27 1980-11-12
JPS55145991A (en) * 1979-04-09 1980-11-13 Harnischfeger Corp Crane
US4278863A (en) * 1979-08-20 1981-07-14 Harnischfeger Corporation Method of making welded structure
JPS5865184U (ja) * 1981-10-29 1983-05-02 石川島播磨重工業株式会社 クロ−ラ間の間隔調整装置
JPS58119589A (ja) * 1982-01-08 1983-07-16 日立建機株式会社 大形クロ−ラクレ−ンにおけるクロ−ラの分解輸送方法
JPS58125592A (ja) * 1982-01-13 1983-07-26 日立建機株式会社 大形クロ−ラクレ−ンにおけるクロ−ラの分解輸送方法
JPH0481375A (ja) * 1990-07-23 1992-03-16 Topy Ind Ltd 無限軌道車輌
JPH05345580A (ja) * 1992-06-17 1993-12-27 Kubota Corp 作業車のトレッド変更構造
JPH09221070A (ja) * 1996-02-19 1997-08-26 Megurogumi:Kk 履帯走行車
JP2000038288A (ja) * 1998-03-27 2000-02-08 Manitowoc Crane Group Inc 4トラック式クロ―ラ―クレ―ン
JP2004189225A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Liebherr Werk Ehingen Gmbh 移動式クレーンの下部構造体
WO2007056969A1 (de) * 2005-11-17 2007-05-24 Terex-Demag Gmbh & Co. Kg Mobiler grosskran
DE202006019192U1 (de) * 2006-12-20 2008-05-08 Liebherr-Werk Ehingen Gmbh Mobiler Großkran
JP2008110877A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Manitowoc Crane Companies Ltd 可変位置カウンタウエイトを装備している自走式リフトクレーン
JP2010076940A (ja) * 2008-09-22 2010-04-08 Manitowoc Crane Companies Ltd 車体接続システム及びそれを使用するクレーン

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3868022A (en) * 1973-11-23 1975-02-25 Harnischfeger Corp Self-propelled heavy duty mobile crane
US4387813A (en) * 1979-07-17 1983-06-14 The Manitowoc Company, Inc. Movable ring supported lift crane
US4763961A (en) 1986-05-13 1988-08-16 Parrott John R Debris removal apparatus for track type vehicles
SU1370057A1 (ru) * 1986-06-02 1988-01-30 Новосибирский Филиал Всесоюзного Института По Проектированию Организации Энергетического Строительства "Оргэнергострой" Самоходный грузоподъемный кран
US4863044A (en) * 1987-12-30 1989-09-05 Neil F. Lampson, Inc. Latticework construction for cranes
DE3813881A1 (de) 1988-04-25 1989-11-09 Krupp Gmbh Zweiraupen-fahrwerk
US5823279A (en) 1991-09-20 1998-10-20 Hanitowoc Crane Group, Inc. Carbody to crawler connection
US6318484B2 (en) 1999-09-20 2001-11-20 Case Corporation Tracked suspension
DE10200175A1 (de) 2002-01-04 2003-07-24 Bauer Maschinen Gmbh Raupenfahrwerk
US6848522B2 (en) 2002-04-19 2005-02-01 Link-Belt Construction Equipment Co. L.P. , Lllp Systems for connecting a ground-engaging motive device to a vehicle and related methods
US7007764B2 (en) 2002-12-06 2006-03-07 Manitowoc Crane Companies, Inc. Carbody to crawler connection

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5297523A (en) * 1976-02-05 1977-08-16 Miller Formless Co Inc Construction machine
JPS55145991A (en) * 1979-04-09 1980-11-13 Harnischfeger Corp Crane
JPS55151784U (ja) * 1979-04-17 1980-11-01
JPS55157005U (ja) * 1979-04-27 1980-11-12
US4278863A (en) * 1979-08-20 1981-07-14 Harnischfeger Corporation Method of making welded structure
JPS5865184U (ja) * 1981-10-29 1983-05-02 石川島播磨重工業株式会社 クロ−ラ間の間隔調整装置
JPS58119589A (ja) * 1982-01-08 1983-07-16 日立建機株式会社 大形クロ−ラクレ−ンにおけるクロ−ラの分解輸送方法
JPS58125592A (ja) * 1982-01-13 1983-07-26 日立建機株式会社 大形クロ−ラクレ−ンにおけるクロ−ラの分解輸送方法
JPH0481375A (ja) * 1990-07-23 1992-03-16 Topy Ind Ltd 無限軌道車輌
JPH05345580A (ja) * 1992-06-17 1993-12-27 Kubota Corp 作業車のトレッド変更構造
JPH09221070A (ja) * 1996-02-19 1997-08-26 Megurogumi:Kk 履帯走行車
JP2000038288A (ja) * 1998-03-27 2000-02-08 Manitowoc Crane Group Inc 4トラック式クロ―ラ―クレ―ン
JP2004189225A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Liebherr Werk Ehingen Gmbh 移動式クレーンの下部構造体
WO2007056969A1 (de) * 2005-11-17 2007-05-24 Terex-Demag Gmbh & Co. Kg Mobiler grosskran
JP2008110877A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Manitowoc Crane Companies Ltd 可変位置カウンタウエイトを装備している自走式リフトクレーン
DE202006019192U1 (de) * 2006-12-20 2008-05-08 Liebherr-Werk Ehingen Gmbh Mobiler Großkran
JP2010076940A (ja) * 2008-09-22 2010-04-08 Manitowoc Crane Companies Ltd 車体接続システム及びそれを使用するクレーン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017214199A (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 コベルコ建機株式会社 建設機械の単位アタッチメント同士を連結する連結装置及び連結方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101717049A (zh) 2010-06-02
EP2165963A3 (en) 2013-01-09
JP5513820B2 (ja) 2014-06-04
EP2165963B1 (en) 2019-06-12
US7997432B2 (en) 2011-08-16
RU2009135280A (ru) 2011-03-27
BRPI0903477A2 (pt) 2010-07-20
US20100084357A1 (en) 2010-04-08
RU2509712C2 (ru) 2014-03-20
CN101717049B (zh) 2014-06-25
EP2165963A2 (en) 2010-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5513820B2 (ja) トラニオン運搬システム及びそれを使用するクレーン
US10865079B2 (en) Mobile lift crane with variable position counterweight
JP5762675B2 (ja) 車体接続システム及びそれを使用するクレーン
EP3106420B1 (en) Mobile lift crane with variable position counterweight
JP5999902B2 (ja) クレーン吊り下げアセンブリの構成部分同士を連結する方法、及び該方法のために使用されるフレーム取り付けアセンブリ
KR20090086922A (ko) 구동 텀블러, 트랙 드라이브, 트랙 연결 시스템 및 트랙 인장 시스템
JP2010076940A5 (ja)
JP2004189219A (ja) 車体とクローラの連結部
JP2011236593A (ja) 建設機械
US20240124276A1 (en) Mobile Lift Crane with Variable Position Counterweight

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111227

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120914

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131029

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131101

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131202

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131205

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140106

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5513820

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees