JP2011236593A - 建設機械 - Google Patents

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Kazumasa Omotera
和正 表寺
Manabu Ogasawara
学 小笠原
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Abstract

【課題】ブームとブームシリンダとを一体的に取り扱うことができ、しかも、ブームとブームシリンダとの車体への取付け取外し作業を容易に行える建設機械を提供する。
【解決手段】下ブーム14とブームシリンダ21,22との間には、下ブーム14に対してブームシリンダ21,22を一定の範囲で揺動可能に連結するシリンダ連結機構26,27を設ける。このシリンダ連結機構26,27は、下ブーム14に設けられた突起28と、ブームシリンダ21,22に固定されたシリンダブラケット32と、突起28に移動可能に係合する長孔37Aが設けられると共にシリンダブラケット32に揺動可能に取付けられるリンク37とにより構成する。また、下ブーム14の下面には、下ブーム14と左,右のブームシリンダ21,22とを車体のブラケット8から取外して地面に置くときに下ブーム14の荷重を受ける受台40を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に関し、特に、車体とブームとを分割して作業現場等に輸送する建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体とにより車体が構成され、車体を構成する上部旋回体の前部側には作業装置が俯仰動可能に設けられている。そして、例えば高層建築物等の地上高さが大きな構造物を解体する場合には、上部旋回体の前部側に解体作業用の作業装置が取付けられた油圧ショベルが好適に用いられる。
ここで、解体作業用の作業装置は、通常、マルチブームと呼ばれる複数のブームを有し、該マルチブームは、上部旋回体に設けられたブラケットに基端側が回動可能にピン結合された下ブームと、該下ブームの先端側に取付けられた上ブームとにより構成されている。そして、上ブームの先端側にはミドルアームがピン結合され、該ミドルアームの先端側にはアームがピン結合され、アームの先端側には圧砕機等の作業具が取付けられる構成となっている。また、上ブームとブラケットとの間にはブームシリンダが取付けられており、該ブームシリンダの伸縮により作業装置を俯仰動させる構成となっている。
ところで、この種の解体作業用の油圧ショベルを作業現場に輸送する場合には、通常、上部旋回体から作業装置を取外すことにより、油圧ショベルを車体と作業装置とに分割し、これら車体と作業装置とを輸送車両に積載して別々に作業現場に輸送する。そして、作業現場において、油圧ショベルの車体(上部旋回体)に作業装置を組付けることにより、この作業装置を用いて地上高さが大きな構造物に対する解体作業等を行うようになっている(特許文献1,2参照)。
ここで、特許文献1による従来技術では、一端側が車体に取付けられると共に他端側がブームに取付けられるブームシリンダを、ブームに取付けたまま輸送できる構成となっている。具体的には、車体から取外されたブームシリンダの一端部をブームに仮固定するためのブラケットがブームの下面に設けられており、このブラケットにブームシリンダの一端部を仮固定した状態で、これらブームとブームシリンダとを一体的に輸送できる構成となっている。
また、特許文献2による従来技術では、ブームのフート部(基端部)とブームシリンダの一端部とがアダプタを介して車体のアタッチメント取付部材に取付けられており、ブームとブームシリンダとをアダプタに取付けたまま一体的に輸送できる構成となっている。
特開2004−132115号公報 特許第4244765号公報
ところで、上述した特許文献1による従来技術によれば、ブームとブームシリンダとを一体的に輸送できるが、ブームとブームシリンダとを車体から取外すときや車体に取付けるときに、ブームを吊上げるためのクレーンとブームシリンダを吊上げるためのクレーンとの2台のクレーンが必要になり、その分、取付け取外し作業が面倒になる虞がある。
一方、特許文献2による従来技術によれば、ブームとブームシリンダとをアダプタを介して車体に取付けるため、アダプタ分車体重量が増大し、接地圧の増大や走行性能の低下を招く虞がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、ブームとブームシリンダとを一体的に取り扱うことができ、しかも、ブームとブームシリンダとの車体への取付け取外し作業を容易に行える建設機械を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、自走可能な車体と、フート部が該車体に俯仰動可能に取付けられたブームと、一端側が前記車体に取付けられると共に他端側が前記ブームに取付けられ該ブームを俯仰動させるブームシリンダとを備えてなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記ブームと前記ブームシリンダとの間には、前記ブームに対して前記ブームシリンダを他端側を中心に一定の角度範囲で揺動可能に連結するシリンダ連結機構を設け、前記ブームの俯仰動方向の下面には、前記シリンダ連結機構を介して連結された前記ブームと前記ブームシリンダとを前記車体から取外して地面に置くときに前記ブームの荷重を受ける受台を設ける構成としたことにある。
また、請求項2の発明は、前記シリンダ連結機構は、前記ブームの幅方向の側面に該側面から突出して設けられた突起と、前記ブームシリンダに固定されたシリンダブラケットと、前記突起が移動可能に係合する長孔が設けられると共に前記シリンダブラケットに揺動可能に取付けられるリンクとにより構成したことにある。
また、請求項3の発明は、前記長孔は、前記ブームを最も俯動させた状態から最も仰動させた状態までの範囲にわたって、前記突起の移動を許容する長さに設定する構成としたことにある。
また、請求項4の発明は、前記リンクには、前記ブームと前記ブームシリンダとを前記車体から取外すときに前記突起と当接することにより、前記ブームに対する前記ブームシリンダの俯仰動方向の動きを制限するストッパを着脱可能に取付ける構成としたことにある。
さらに、請求項5の発明は、前記受台は前記ブームの下面に対して着脱可能に設ける構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、ブームとブームシリンダとの間にシリンダ連結機構を設ける構成としているので、ブームとブームシリンダとをシリンダ連結機構により連結した状態で、これらブームとブームシリンダとを一体的に車体から取外したり車体に取付ることができる。このとき、ブームシリンダはシリンダ連結機構によりブームに連結されているから、1台のクレーンでブームとブームシリンダとを吊上げることができる。このため、車体に対するブームおよびブームシリンダの取付け取外し作業を容易に行うことができ、この作業時間の短縮を図れる。
しかも、ブームには受台が設けられているので、ブームとブームシリンダとをシリンダ連結機構により連結した状態で、地面(地表面、輸送車両の荷台の搭載面等)に安定して置くことができる。このとき、受台によってブームの荷重がブームシリンダに加わることを防止できるため、ブームシリンダの変形を防止して、このブームシリンダの信頼性、耐久性を確保できる。
また、請求項2の発明によれば、シリンダ連結機構は、突起とリンクとシリンダブラケットとにより構成しているので、このシリンダ連結機構を簡素かつ軽量に構成できる。このため、シリンダ連結機構がブームとブームシリンダとの間に取付けられたままでも、従来技術に比べ、車体重量の増大を抑えることができ、接地圧の低減や走行性能の向上を図れる。
また、請求項3の発明によれば、ブームを最も俯動させた状態から最も仰動させた状態までの範囲にわたって、リンクの長孔内でブームに設けられた突起の移動が許容されるから、建設機械の稼働時にシリンダ連結機構がブームの動きの妨げになることを防止でき、建設機械による作業を安定して行える。
また、請求項4の発明によれば、ブームに対するブームシリンダの動きを制限するストッパをリンクに着脱可能に取付ける構成としているので、ストッパと突起との当接により、ブームをクレーンで吊上げた状態でブームとブームシリンダとの位置決めを図れる。このため、車体に対するブームおよびブームシリンダの取付け取外し作業を行うときに、ブームのフート部とブームシリンダの一端側とを車体の取付け部に容易に位置合わせすることができ、取付け取外し作業の容易化、作業時間の短縮化を図れる。
さらに、請求項5の発明によれば、受台をブームの下面に対して着脱可能に設ける構成としているので、受台が不要な場合、すなわち、例えばブームおよびブームシリンダが車体に取付けられている場合に、受台をブームから取外しておくことができる。この結果、建設機械の稼働時の重量の低減を図ることができる。
本発明の実施の形態によるマルチブーム式の油圧ショベルを示す正面図である。 油圧ショベルを図1中の矢示II−II方向からみた拡大側面図である。 車体からブームとブームシリンダとを取外すための準備状態を示す正面図である。 ブーム、ブームシリンダ、シリンダ連結機構、ストッパ、受台等を示す図3中のA部拡大正面図である。 車体からブームとブームシリンダとを取外した状態を示す正面図である。 取外したブームとブームシリンダとを地面に置いた状態を示す正面図である。 油圧ショベルの作業時にブームを最も俯動させた状態を示す正面図である。 ブーム、ブームシリンダ、シリンダ連結機構、受台等を示す図7中のB部拡大正面図である。 油圧ショベルの作業時にブームとブームシリンダとのなす角度が最も大きくなる状態を示す正面図である。 油圧ショベルの作業時にブームを最も仰動させた状態を示す正面図である。 ブーム、ブームシリンダ、シリンダ連結機構、受台等を図4中の矢示XI−XI方向からみた断面図である。 ブーム、ブームシリンダ、シリンダ連結機構、ストッパ等の分解斜視図である。 ブーム、受台等を図4中の矢示XIII−XIII方向からみた拡大断面図である。 受台を単体で示す斜視図である。
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、図1ないし図14を参照しつつ詳細に説明する。
図中、1はマルチブーム式の油圧ショベルを示し、該油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載され該下部走行体2と共に車体を構成する上部旋回体3と、該上部旋回体3の前部側に俯仰動可能に設けられた後述の作業装置13とにより大略構成され、例えば高層建築物等の地上高さが大きな構造物を解体するのに好適に用いられるものである。
ここで、上部旋回体3は、ベースとなる旋回フレーム4と、該旋回フレーム4の前部左側に配設され運転室を画成するキャブ5と、旋回フレーム4の後端側に配設されたカウンタウエイト6と、該カウンタウエイト6の前側に配置されエンジン、油圧ポンプ等の搭載機器(図示せず)を収容する建屋カバー7とにより大略構成されている。
8は旋回フレーム4の前部側に一体に設けられたブラケットで、該ブラケット8は、後述する作業装置13の下ブーム14と左,右のブームシリンダ21、22とを回動可能(俯仰動可能)に支持するものである。ここで、ブラケット8は、左右方向で対面して設けられ、いずれも旋回フレーム4の底板4Aから上方に向けて山型状に突出した左,右のブラケット9,10により構成されている。
そして、左ブラケット9には、後述の下ブーム14の左ブームフート部14Cがブーム用連結ピン11を介して取付けられると共に、後述の左ブームシリンダ21を構成するロッド21Aの先端部がシリンダ用連結ピン12を介して取付けられている。このために、左ブラケット9の上端側にはブーム用ピン挿通孔9Aが設けられており、左ブラケット9の前部下端側にはシリンダ用ピン挿通孔9Bが設けられている。
また、右ブラケット10には、後述の下ブーム14の右ブームフート部14Dがブーム用連結ピン11を介して取付けられると共に、後述の右ブームシリンダ22を構成するロッド22Aの先端部がシリンダ用連結ピン12を介して取付けられている。このために、右ブラケット10の上端側にはブーム用ピン挿通孔(図示せず)が設けられており、右ブラケット10の前部下端側にはシリンダ用ピン挿通孔(図示せず)が設けられている。
13は上部旋回体3の前部側に俯仰動可能に取付けられたマルチブーム式の作業装置で、該作業装置13は、ブームとしての下ブーム14、継ぎブーム15、上ブーム16からなるマルチブームと、上ブーム16の先端側に回動可能に取付けられたミドルアーム17と、ミドルアーム17の先端側に回動可能に取付けられた下アーム18、上アーム19からなるアームと、上アーム19の先端側に回動可能に取付けられた作業具としての圧砕機20とにより大略構成されている。
ここで、下ブーム14は、前,後方向に延び下ブーム14の上面を構成する上フランジ(図示せず)と、該上フランジと上,下方向で対面しつつ前,後方向に延びブーム14の下面を構成する下フランジ14Aと、左,右方向で対面しつつ上フランジと下フランジ14Aとの間に配置されブーム14の左,右の側面を構成する左,右のウェブ14Bとにより、断面が四角形状のボックス構造体として形成されている。
また、図2に示すように、下ブーム14の基端側には、二又状に分岐した左,右のブームフート部14C,14Dが設けられている。そして、下ブーム14に設けられた左,右のブームフート部14C,14Dは、それぞれブーム用連結ピン11を介して旋回フレーム4のブラケット8(左,右のブラケット9,10)に回動可能に連結される構成となっている。
21,22は旋回フレーム4のブラケット8と下ブーム14との間に設けられた左,右のブームシリンダで、該各ブームシリンダ21,22は、下ブーム14を含んで構成されるマルチブームを俯仰動させるものである。ここで、各ブームシリンダ21,22は、一端側となる各ロッド21A,22Aの先端側が、旋回フレーム4のブラケット8にそれぞれシリンダ用連結ピン12を介して回動可能に取付けられると共に、他端側となるボトム側が、下ブーム14の左,右のウェブ14Bに回動可能に取付けられている。
また、マルチブームを構成する上ブーム16とミドルアーム17との間にはミドルアーム17を作動(回動)させるミドルアームシリンダ23が設けられている。また、ミドルアーム17とアームを構成する下アーム18との間にはアームを作動(回動)させるアームシリンダ24が設けられている。さらに、アームを構成する上アーム19と圧砕機20との間には、圧砕機20を回動させる作業具シリンダ25が設けられている。
26,27は下ブーム14と左,右のブームシリンダ21,22との間にそれぞれ設けられた左,右のシリンダ連結機構で、該各シリンダ連結機構26,27は、下ブーム14に対して左,右のブームシリンダ21,22を、該ブームシリンダ21,22の他端側(ボトム側)を中心に一定の角度範囲で揺動可能に連結するものである。すなわち、各シリンダ連結機構26,27は、図7ないし図10に示すように、稼働時(作業時)に下ブーム14を最も俯動させた状態から最も仰動させた状態までの角度範囲で、下ブーム14と左,右のブームシリンダ21,22との揺動を可能にこれら下ブーム14と各ブームシリンダ21,22との間を連結している。
より具体的には、各シリンダ連結機構26,27は、図9に示すようにブームシリンダ21,22の中心軸線X−Xと下ブーム14の中心線Y−Yとのなす角度α1が最大角となる状態と図10に示すようになす角度α2が最小角となる状態との角度範囲で、下ブーム14と左,右のブームシリンダ21,22との揺動を可能にこれら下ブーム14と各ブームシリンダ21,22との間を連結している。
ここで、各シリンダ連結機構26,27は、後述の突起28と、シリンダブラケット32と、ピン35と、リンク37とにより大略構成されている。なお、左,右のシリンダ連結機構26,27は同一の構成を有しているので、以下、左側のシリンダ連結機構26について説明する。
28は下ブーム14を構成する左,右のウェブ14Bに該各ウェブ14Bから突出して設けられた突起で、該突起28は、後述の突起本体29と、抑え部材31とにより大略構成されている。
29は下ブーム14の各ウェブ14Bに固定された突起本体で、該突起本体29は、外径が異なる3段の段付き円柱部材として形成されている。すなわち、突起本体29は、下ブーム14のウェブ14B溶接等により固定された大径部29Aと、後述するリンク37の長孔37Aに挿通された小径部29Bと、これら小径部29Bと大径部29Aとの間に設けられた中間部29Cとにより大略構成されている。また、突起本体29の先端面、すなわち、小径部29Bの先端面には、後述の抑え部材31を突起本体29に固定するためのボルト30を螺合する複数のねじ穴29Dが設けられている。
31は突起本体29の先端部にボルト30を用いて固定された抑え部材で、該抑え部材31は、後述するリンク37が突起本体29から抜け出るのを阻止するものである。ここで、抑え部材31は、有底円筒状に形成されている。すなわち、抑え部材31は、突起本体29の小径部29Bに嵌合される円筒部31Aと、該円筒部31Aの開口部を塞ぐ底部31Bとにより大略構成されている。
また、底部31Bには、突起本体29(小径部29B)の先端面に設けたねじ穴29Dに対応する複数のボルト挿通孔31Cが設けられている。そして、抑え部材31は、突起本体29の小径部29Bに後述するリンク37の長孔37Aを挿通した状態で、突起本体29の小径部29Bに嵌合され、ボルト挿通孔31Cに挿通したボルト30を突起本体29のねじ穴29Dに螺合することにより、突起本体29の先端部に固定されている。
32は左,右のブームシリンダ21,22に固定されたシリンダブラケットで、該シリンダブラケット32は、ブームシリンダ21,22を支持(抱持)するための筒部材32Aと、後述のピン35を介してリンク37に取付けられる取付部32Bとにより大略構成されている。
ここで、筒部材32Aは、ブームシリンダ21,22の径方向外側から当該ブームシリンダ21,22を抱持する1対の半円筒状片32A1により構成され、該各半円筒状片32A1の端部には、それぞれ結合部32A2が設けられている。そして、各半円筒状片32A1によってブームシリンダ21,22を抱持し、各半円筒状片32A1の結合部32A1をボルト33とナット34とを用いて固定することにより、シリンダブラケット32の筒部材32Aをブームシリンダ21,22に固定できるように構成している。
また、取付部32Bは、筒部材32Aの外周面に溶接等により固定される保持ブロック32B1と、該保持ブロック32B1の上面に設けられた1対の取付板32B2とにより大略構成されている。そして、各取付板32B2には、互いに対応する位置にそれぞれピン挿通孔32B3が設けられている。
35はシリンダブラケット32を後述のリンク37に対し揺動可能に連結するためのピンで、該ピン35は、円柱状に形成され、一端部に鍔部35Aが設けられると共に、他端部に止め輪等の抜止め部材36を係止するための係止溝等の係止部35B(図11、図12参照)が設けられている。そして、シリンダブラケット32の各取付板32B2の間に後述のリンク37の下端部を位置させた状態で、各取付板32B2のピン挿通孔32B3とリンク37のピン挿通孔37Bとにピン35を挿通し、抜け止め部材36によりピン35の抜け止めを図ることにより、シリンダブラケット32をリンク37に対し揺動可能に連結している。
37は突起28とシリンダブラケット32との間に設けられたリンクで、該リンク37は、突起28に対する変位を可能にこの突起28とシリンダブラケット32とを連結するものである。ここで、リンク37は、下ブーム14のウェブ14Bと平行に延びる長尺の棒状体として形成されている。また、リンク37には、長さ方向に延びる長孔37Aが設けられ、この長孔37Aには、突起28の小径部29Bが移動可能に係合している。さらに、リンク37の下端部(シリンダブラケット32側の端部)にはピン挿通孔37Bが設けられおり、このピン挿通孔37Bに挿通されるピン35により、リンク37の下端部をシリンダブラケット32の取付部32Bに揺動可能に取付ける構成となっている。
ここで、長孔37Aは、図7ないし図10に示すように、下ブーム14を最も俯動させた状態から最も仰動させた状態までの範囲にわたって、突起28の移動を許容する長さに設定されている。より具体的には、長孔37Aの上端部(シリンダブラケット32とは反対側の端部)は、例えば図9に示すように、ブームシリンダ21,22の中心軸線X−Xと下ブーム14の中心線Y−Yとのなす角度α1が最大角となる状態で、当該長孔37Aの上端部に突起28の小径部29Bが位置するように設定されている。換言すれば、長孔37Aの上端部は、ブーム用連結ピン11の中心O1とシリンダ用連結ピン12の中心O2とを結んだ仮想線Z−Zとブームシリンダ21,22の中心軸線X−Xとのなす角度βが90度となる状態で、当該長孔37Aの上端部に突起28の小径部29Bが位置するように設定されている。
また、長孔37Aの下端部(シリンダブラケット32側の端部)は、例えば図10に示すように、ブームシリンダ21、22の中心軸線X−Xと下ブーム14の中心線Y−Yとのなす角度α2が最小角となる状態で、当該長孔37Aの下端部に突起28の小径部29Bが位置するように設定されている。換言すれば、長孔37Aの下端部は、下ブーム14を最も仰動させた状態で、当該長孔37Aの下端部に突起28の小径部29Bが位置するように設定されている。
さらに、リンク37のうち長孔37Aの周囲の上端寄り部分には、後述のストッパ39をリンク37に着脱可能に取付けるためのボルト38を螺合するねじ穴37Cが設けられている。
39はリンク37の上端側に着脱可能に取付けられたストッパで、該ストッパ39は、下ブーム14と左,右のブームシリンダ21,22とを上部旋回体3のブラケット8から取外すときに、リンク37にボルト38を用いて取付けられるものである。ここで、該ストッパ39は、略直方体状に形成され、四隅にボルト38を挿通するボルト挿通孔39Aが設けられている。また、ストッパ39の下面、すなわち、当該ストッパ39をリンク37に取付けた状態で突起28の抑え部材31の外周面と対向する面には、抑え部材31の円筒部31Aの外周面に倣った円弧状の凹部39Bが設けられている。
そして、ストッパ39をリンク37にボルト38を用いて取付けた場合に、ストッパ39の凹部39Bと突起28を構成する抑え部材31(円筒部31A)の外周面とが当接することにより、下ブーム14に対する各ブームシリンダ21,22の俯仰動方向の動きが制限されるように構成している。言い換えれば、図3および図5に示す様に、左,右のブームシリンダ21,22を上部旋回体3のブラケット8から取外すときに、ストッパ39と突起28(抑え部材31)とが当接することにより、ブームシリンダ21,22の中心軸線X−Xと下ブーム14の中心線Y−Yとのなす角度α3が大きくなる方向へのブームシリンダ21,22の動きが制限されるように構成されている。
40は下ブーム14の俯仰動方向の下面に着脱可能に設けられた受台で、該受台40は、左,右のシリンダ連結機構26、27を介して連結された下ブーム14と左,右のブームシリンダ21,22とをブラケット8から取外して地面(地表面の他、例えば搬送車両の荷台の搭載面等、下ブーム14が置かれる場所の置き面を含む)に置くときに、下ブーム14の荷重を受けるものである。ここで、受台40は、上面が開口した箱状に形成され、底板40Aと、該底板40Aから立設し左,右方向に対向する1対の側面板40Bと、該各側面板40Bの間に設けられ前,後方向に対向する補強板40Cと,各側面板40Bの上側の隅部にそれぞれ架け渡され後述のピン42を挿通する1対の筒部材40Dとにより大略構成されている。
41は下ブーム14の下フランジ14Aに設けられた取付ブラケットで、該取付ブラケット41は、受台40を後述のピン42を用いて着脱可能に取付けるためのものである。ここで、取付ブラケット41は、合計4個の取付板41A、すなわち、下ブーム14の幅方向に対向して互いに対となる1組の取付板41Aを下ブーム14の長さ方向に離間して2組設けることにより構成している。そして、各取付板41Aは、何れも略三角形状の板材として形成されると共に、後述のピン42を挿通するピン挿通孔41B(図11、図13参照)が厚さ方向に貫通して設けられている。また、各取付板41Aは、下ブーム14の下フランジ14Aに溶接等により固定されている。
42は受台40を取付ブラケット41に着脱可能に取付けるための1対のピンで、該各ピン42は、受台40の筒部材40Dと取付ブラケット41を構成する各取付板41Aのピン挿通孔41Bとに挿通されるものである。ここで、各ピン42は、円柱状に形成され、一端部に鍔部42Aが設けられると共に、他端部に止め輪等の抜止め部材43(図13参照)を係止するための係止溝等の係止部(図示せず)が設けられている。
そして、互いに対となる取付板41Aの間に受台40の筒部材40Dを位置させた状態で、取付板41Aのピン挿通孔41Bと受台40の筒部材40D内にピン42を挿通し、抜け止め部材43によりピン42の抜け止めを図ることにより、下ブーム14の下面に受台40を取付けられるようにしている。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、この油圧ショベル1を用いて例えば建築物の解体作業を行うときには、上部旋回体3を旋回させつつ、作業装置13を用いて建築物を解体する。そして、建築物の解体によって発生した建築廃材、鉄屑等のスクラップ材を、作業装置13を用いてトラック等の荷台に積込む。
このような作業時、左,右のシリンダ連結機構26,27を構成するリンク37には、ストッパ39が取付けられていないため、図7ないし図10に示すように、リンク37の長孔37A内での突起28の移動が、この長孔37Aの長さ方向全体にわたって許容される。このため、作業装置13の動き(下ブーム14と左,右のブームシリンダ21,22との動き)がシリンダ連結機構26,27により妨げられることはない。
次に、作業装置13を構成する下ブーム14と左,右のブームシリンダ21,22とを上部旋回体3のブラケット8(左,右のブラケット9,10)から取外す場合と、このブラケット8に取付ける場合とについて、それぞれ説明する。
まず、下ブーム14と左,右のブームシリンダ21,22とをブラケット8から取外す場合は、図3に示すように、ブームシリンダ21,22を最も縮めることにより下ブーム14を最も俯動させた状態にする。そして、図3および図4に示すように、左,右のシリンダ連結機構26,27のリンク37にボルト38を用いてストッパ39を取付ける。このとき、ストッパ39の凹部39Bは突起28を構成する抑え部材31の外周面に当接ないし近接する。また、ストッパ39をリンク37に取付けたならば、油圧ホースの切り離しを行う。
次いで、図3に示すように、下ブーム14を油圧クレーン44により吊るした状態で、ブラケット8からブーム用連結ピン11とシリンダ用連結ピン12とを取外す(抜出す)。このとき、下ブーム14は油圧クレーン44により吊られているため、ブーム用連結ピン11が取外されても、図3に示す状態のまま保持される。また、ブームシリンダ21,22は下ブーム14にシリンダ連結機構26,27を介して連結されているので、シリンダ用連結ピン12が取外されても、図3に示す状態のまま保持される。
すなわち、シリンダ用連結ピン12が取外されると、ブームシリンダ21,22が自重により下方、すなわち、ブームシリンダ21,22の中心軸線X−Xと下ブーム14の中心線Y−Yとのなす角度α3が大きくなる方向に動こうとするが、ストッパ39と突起28(抑え部材31)との当接によりその動きが制限される。このため、ブラケット8からブーム用連結ピン11とシリンダ用連結ピン12とが取外され、油圧クレーン44により下ブーム14が吊るされた状態でも、下ブーム14とブームシリンダ21,22との位置関係(なす角度α3)は、下ブーム14を最も俯動させた状態の位置関係が維持される。
そして、図5に示すように、油圧クレーン44により下ブーム14をブラケット8から離れる方向に吊り上げると、下ブーム14にシリンダ連結機構26,27を介して連結されたブームシリンダ21,22も下ブーム14と共に一体的に吊り上げられる。このとき、下ブーム14とブームシリンダ21,22との位置関係(なす角度α3)は、ストッパ38と突起28(抑え部材31)との当接により、下ブーム14を最も俯動させた状態の位置関係が維持される。
次いで、図6に示すように、油圧クレーン44により下ブーム14とブームシリンダ21,22とを地面(例えば輸送車両の荷台等の搭載面)に置くときは、下ブーム14の下面に設けられた受台40が地面に当接(接地)するのに先立って、ブームシリンダ21,22のロッド21Aの先端が地面に当接(接地)する。そして、このようにブームシリンダ21,22のロッド21Aの先端が接地した状態からさらに下ブーム14が下降すると、ブームシリンダ21,22は下ブーム14に近付く方向、すなわち、ブームシリンダ21,22と下ブーム14とのなす角度が小さくなる方向に(なす角度がα3からα4へと)相対変位する。このとき、突起28は、リンク37の長孔37Aの長さ方向に関してストッパ39とは反対側に相対変位するため、なす角度が小さくなる方向への(α3からα4への)ブームシリンダ21,22と下ブーム14との相対変位は円滑に行われる。また、このようになす角度がα3からα4へと小さくなることにより、ブームシリンダ21,22と下ブーム14との接地(設置)が完了した状態での下ブーム14の地面からの高さ(輸送高さ)を低くすることができる。
そして、さらに下ブーム14が下降すると、下ブーム14の下面に設けられた受台40が地面に当接(接地)し、ブームシリンダ21,22の中心軸線X−Xと下ブーム14の中心線Y−Yとのなす角度がα4となった状態で、下ブーム14とブームシリンダ21,22とが地面に安定的に置かれる。このとき、下ブーム14の荷重は受台40が受けるため、ブームシリンダ21,22には下ブーム14の荷重が加わらない。このため、ブームシリンダ21,22の変形が防止され、ブームシリンダ21,22の信頼性、耐久性を確保できる。
一方、下ブーム14と左,右のブームシリンダ21,22とをブラケット8に取付ける場合には、先ず、図6に示す状態、すなわち、下ブーム14と左,右のブームシリンダ21,22とが地面(例えば輸送車両の荷台等の搭載面)に置かれた状態から、油圧クレーン44により下ブーム14を吊り上げる。このとき、左,右のブームシリンダ21,22が上昇し始めるのに先立って、まず下ブーム14が上昇し始め、この上昇に伴って、下ブーム14に固定された突起28が、リンク37の長孔37Aの長さ方向に関してストッパ39に近付く方向に変位する。そして、突起28を構成する抑え部材31とストッパ39とが当接し、下ブーム14とブームシリンダ21,22とが下ブーム14を最も俯動させた状態の位置関係、すなわち、なす角度がα3の状態で、これら下ブーム14とブームシリンダ21,22とが一体的に地面から離れる。
そして、図5に示すように、油圧クレーン44により吊り上げられた下ブーム14とブームシリンダ21,22とを、上部旋回体3のブラケット8に取付ける。すなわち、下ブーム14のブームフート部14C,14Dを左,右のブラケット9,10のブーム用ピン挿通孔9Aに合わせると共に、左,右のブームシリンダ21,22のロッド21A,22Aの先端部を左,右のブラケット9,10のシリンダ用ピン挿通孔9Bに合わせる。
このとき、下ブーム14とブームシリンダ21,22との位置関係は、下ブーム14を最も俯動させた状態の位置関係(なす角度がα3の状態)となっているため、下ブーム14の左,右のブームフート部14C,14Dと左,右のブラケット9,10のブーム用ピン挿通孔9Aとの位置合わせ、および、左,右のブームシリンダ21,22のロッド21A,22Aの先端部と左,右のブラケット9,10のシリンダ用ピン挿通孔9Bとの位置合わせは容易に行える。
そして、図3に示すように、ブーム用ピン挿通孔9Aにブーム用連結ピン11を取付けると共に、シリンダ用ピン挿通孔9Bにシリンダ用連結ピン12を取付ける。次いで、左,右のシリンダ連結機構26,27のリンク37からストッパ39を取外して終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、下ブーム14と左,右のブームシリンダ21,22との間に左,右のシリンダ連結機構26,27を設ける構成としているので、下ブーム14とブームシリンダ21,22とをシリンダ連結機構26,27により連結した状態で、これら下ブーム14とブームシリンダ21,22とを一体的に車体(ブラケット8)から取外したり車体(ブラケット8)に取付ることができる。このとき、ブームシリンダ21,22はシリンダ連結機構26,27により下ブーム14に連結されているから、1台の油圧クレーン44で下ブーム14とブームシリンダ21,22とを吊上げることができる。このため、車体(ブラケット8)に対する下ブーム14および左,右のブームシリンダ21,22の取付け取外し作業を容易に行うことができ、この作業時間の短縮を図れる。
しかも、下ブーム14には受台40が設けられているので、下ブーム14とブームシリンダ21,22とをシリンダ連結機構26,27により連結した状態で、地面(地表面や輸送車両の搭載面等)に安定して置くことができる。このとき、受台40によって下ブーム14の荷重がブームシリンダ21,22に加わることを防止できるため、ブームシリンダ21,22の変形を防止して、ブームシリンダ21,22の信頼性、耐久性を確保できる。
また、本実施の形態によれば、シリンダ連結機構26,27は、突起28、リンク37、シリンダブラケット32等により構成されているので、シリンダ連結機構26,27を簡素かつ軽量に構成できる。このため、シリンダ連結機構26,27が下ブーム14とブームシリンダ21,22との間に取付けられたままでも、従来技術に比べ、車体重量の増大を抑えることができ、接地圧の低減や走行性能の向上を図れる。
また、本実施の形態によれば、下ブーム14を最も俯動させた状態から最も仰動させた状態までの範囲にわたって、リンク37の長孔37A内で下ブーム14に設けられた突起28の移動が許容されるから、油圧ショベル1の稼働時(作業時)にシリンダ連結機構26,27が下ブーム14およびブームシリンダ21,22の動きの妨げになることを防止でき、油圧ショベル1による作業を安定して行える。
また、本実施の形態によれば、下ブーム14に対するブームシリンダ21,22の動きを制限するストッパ39をリンク37に着脱可能に取付ける構成としているので、ストッパ39と突起28を構成する抑え部材31との当接により、下ブーム14を油圧クレーン44で吊上げた状態で下ブーム14とブームシリンダ21,22との位置決めを図れる。このため、車体(ブラケット8)に対する下ブーム14およびブームシリンダ21,22の取付け取外し作業を行うときに、下ブーム14のブームフート部14C,14Dとブラケット8のブーム用ピン挿通孔9Aとの位置合わせ、および、ブームシリンダ21,22のロッド21A,22Aの先端部とブラケット8のシリンダ用ピン挿通孔9Bとの位置合わせを容易に行うことができ、この作業時間の短縮を図れる。
さらに、本実施の形態によれば、受台40を下ブーム14の下面に対して着脱可能に設ける構成としているので、受台40が不要な場合、すなわち、例えば下ブーム14およびブームシリンダ21,22が車体(ブラケット8)に取付けられている場合に、受台40を下ブーム14から取外しておくことができる。この結果、油圧ショベル1の稼働時(作業時)の重量の低減を図ることができる。
なお、上述した実施の形態では、突起28を下ブーム14に設けるとともに、リンク37をシリンダブラケット32に揺動可能に取付けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばブームシリンダ側に突起を設けると共に、この突起を移動可能に係合する長孔が設けられるリンクを下ブームに揺動可能に取付けてもよい。
また、上述した実施の形態では、車体から下ブーム14およびブームシリンダ21,22を取外して地面に置くときに、ブームシリンダ21,22のロッド21A,22Aの先端部を直接地面に当接させる場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばブームシリンダの先端部と地面との間にマット、木材等の緩衝材を設けてもよい。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車両)
3 上部旋回体(車両)
14 下ブーム(ブーム)
14C 左ブームフート部(フート部)
14D 右ブームフート部(フート部)
21 左ブームシリンダ(ブームシリンダ)
22 右ブームシリンダ(ブームシリンダ)
26 左シリンダ連結機構(シリンダ連結機構)
27 右シリンダ連結機構(シリンダ連結機構)
28 突起
32 シリンダブラケット
37 リンク
37A 長孔
39 ストッパ
40 受台

Claims (5)

  1. 自走可能な車体と、フート部が該車体に俯仰動可能に取付けられたブームと、一端側が前記車体に取付けられると共に他端側が前記ブームに取付けられ該ブームを俯仰動させるブームシリンダとを備えてなる建設機械において、
    前記ブームと前記ブームシリンダとの間には、前記ブームに対して前記ブームシリンダを他端側を中心に一定の角度範囲で揺動可能に連結するシリンダ連結機構を設け、
    前記ブームの俯仰動方向の下面には、前記シリンダ連結機構を介して連結された前記ブームと前記ブームシリンダとを前記車体から取外して地面に置くときに前記ブームの荷重を受ける受台を設ける構成したことを特徴とする建設機械。
  2. 前記シリンダ連結機構は、前記ブームの幅方向の側面に該側面から突出して設けられた突起と、前記ブームシリンダに固定されたシリンダブラケットと、前記突起が移動可能に係合する長孔が設けられると共に前記シリンダブラケットに揺動可能に取付けられるリンクとにより構成してなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記長孔は、前記ブームを最も俯動させた状態から最も仰動させた状態までの範囲にわたって、前記突起の移動を許容する長さに設定する構成としてなる請求項2に記載の建設機械。
  4. 前記リンクには、前記ブームと前記ブームシリンダとを前記車体から取外すときに前記突起と当接することにより、前記ブームに対する前記ブームシリンダの俯仰動方向の動きを制限するストッパを着脱可能に取付ける構成としてなる請求項2または3に記載の建設機械。
  5. 前記受台は前記ブームの下面に対して着脱可能に設ける構成としてなる請求項1,2,3または4に記載の建設機械。
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