JP2010089665A - クローラ型の走行装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
小型走行装置1は、遠隔操作により走行制御されるものであり、ボデイ2と、このボデイの左右に設けられた一対の主クローラ10とを備えている。ボデイ2の下には、一対の主クローラ10間の定位置に補助クローラ20が配置されている。補助クローラ20は主クローラ10のホイール11の外周面に接するゴムローラ26を介して、ホイール11の回転トルクを受けるようになっている。補助クローラ20の無端条体23は、主クローラ10の無端条体12と平行をなすとともに、この無端条体12の下部の接地面12xより高い位置に配置されている。整地された平坦な地面Gを走行する際には、補助クローラ20は地面Gから浮いている。不整地走行時に走行装置1が障害物に乗り上げて主クローラ10が空転しても、補助クローラ20が障害物に乗って回転駆動することにより、乗り上げ状態を解消できる。
【選択図】 図1
Description
一方、特許文献1,2に示すように、ロボットの中で特殊環境用ロボットやサービスロボットの走行装置としてクローラを使用することも知られている。これら特許文献1,2のロボット用クローラ走行装置は先に説明した建設用機械等のクローラ走行装置に比べ著しく小型であり、人間が乗らずに遠隔操作で操縦したり、センサーとコンピュータを組み合わせて自動走行するようなものである。
この構成によれば、走行装置が不整地を走行している時に障害物に乗り上げて主クローラが空転した場合でも、補助クローラが回転駆動することにより走行装置が障害物上を移動することができ、乗り上げ状態を解消することができる。
この構成によれば、主クローラの駆動源とは別の駆動源を必要とせず、構成を簡略化することができる。
この構成によれば、回転体を介して主クローラのホイールの回転トルクを確実に補助クローラに伝達することができる。
この構成によれば、摩擦ローラを用いることにより、ホイールからの回転トルクを得るための構成を簡略化することができる。
この構成によれば、摩擦ローラの配置スペースを容易に確保することができる。
この構成によれば、ホイールに係合凸部が形成されているにも拘わらず、摩擦ローラとホイールとの十分な接触面積を確保することができる。
これによれば、ホイールのギア部と小歯車との噛み合いにより、スリップせずに確実にホイールの回転トルクを補助クローラに伝達することができる。
この構成によれば、小歯車の配置スペースを容易に確保することができる。
この構成によれば、ホイールに係合凸部が形成されているにも拘わらず、小歯車とホイールとの十分な噛み合い領域を確保することができる。
この構成によれば、補助クローラが主クローラの側板に支持されているので、補助クローラのための支持構造を簡略化することができる。また、回転体から補助クローラへ回転トルクを伝達するための構成も簡略化することができる。
さらに上記ボデイ2には、必要に応じて種々の計測手段やロボットアーム等の作業手段が搭載されている。
本実施形態の走行装置1は、危険場所や床下等の特殊環境での点検、検査、作業等のためのサービスロボットとして用いられる。
係合凸部11cは一列または複数列をなすが、本実施形態のように一列の場合にはホイール11の外周面の幅方向中央に設けられる。
ホイール11の外周において、係合凸部11cの幅方向両側は、後述の作用をなす円筒面形状の摩擦接触面11xとして提供される。
上記ベルト本体12aの内周には、上記係合凸部11cに係合する係合凹部12c(図3参照)が形成されており、これによりホイール11とベルト12との間のトルク伝達が可能となっている。
上記ベルト12は、上記ホイール11の摩擦接触面11xに接し、これを覆うようにしてホイール11に掛け渡されている。
上記接地ラグ12bは、側板14,15の周縁(すなわちシール材14b,15bの周縁)から突出している。
図1〜図3に示すように、上記ボデイ2の下方には補助クローラ20が配置されている。この補助クローラ20は、左右の主クローラ10間においてボデイ2の水平をなす下面に接近した定位置にある。
図1、図3に示すように、上記補助クローラ20のベルト23は、主クローラ10のベルト12の下側の部分における、接地ラグ12bの先端(すなわち接地面12x)より高い位置に配置されている。
本実施形態では前側のプーリ21が従動プーリとなっており、図3(A)に示すように、左右方向に延びるシャフト24に回転可能に挿通支持されている。このシャフト24の両端部は、左右の主クローラ10の内側の側板14に固定されている。
上記シャフト25の延長部には、ゴムローラ26(摩擦ローラ、回転体)が固定されている。ゴムローラ26の回転軸線、すなわちシャフト25の中心軸線は、ホイール11の中心軸線と平行をなして離間している。
上記回転体と補助クローラの駆動側シャフトとの間にクラッチを介在させて、整地走行中は補助クローラの回転を停止させてもよい。
また、補助クローラは、一方のシャフトに連結または固定された左右一対の回転体を介して左右の主クローラの前側ホイールから、または左右の主クローラの後側のホイールから回転トルクを得てもよい。この場合、補助クローラのシャフトをワンウエイクラッチを介して回転体に連結することにより、シャフトの両端から逆向きの回転トルクが付与されるのを回避する。
補助クローラの駆動源は主クローラの従動側のホイールであってもよく、主クローラから独立して設けられていてもよい。
補助クローラは、タイミングベルトに限定されず、平ベルト、Vベルト、丸ベルトであってもよい。
駆動源は、主クローラとは別にボデイに設けてもよい。
本発明は、位置センサや距離センサ等のセンサとコンピュータを組み合わせ、人間が乗らずに自動走行する小型の走行装置にも適用可能である。
2 ボデイ
10 主クローラ
11 ホイール
11c 係合凸部
11x 摩擦接触面
11z ギア部
12 ベルト(無端条体)
12c 係合凹部
14、15 側板
20 補助クローラ
21、22 プーリ
23 ベルト(無端条体)
24、25 シャフト
26 ゴムローラ(摩擦ローラ、回転体)
26a 逃がし溝
30 小歯車(回転体)
31 逃がし溝
32 ギア部
Claims (10)
- ボデイと、このボデイの左右に設けられた一対の主クローラとを備えた遠隔制御式または自走式の小型走行装置において、
上記ボデイの下には、上記一対の主クローラ間の定位置に補助クローラが配置され、
上記補助クローラは駆動源に接続されてこの駆動源からの回転トルクを受けるようになっており、
上記補助クローラの無端条体は、上記主クローラの無端条体と平行をなすとともに、主クローラの無端条体の下部の接地面より高い位置に配置されていることを特徴とする小型走行装置。 - 上記補助クローラの駆動源が上記主クローラであることを特徴とする請求項2に記載の小型走行装置。
- 上記補助クローラの駆動源が上記主クローラにおける前後のホイールのうちの少なくとも1つであり、
さらに回転体を備え、この回転体は、上記駆動源としてのホイールと係合することによりホイールからの回転トルクを得、この回転トルクを上記補助クローラに伝達することを特徴とする請求項2に記載の小型走行装置。 - 上記駆動源としての主クローラのホイールには、周方向に延びる環状の摩擦接触面が形成され、
上記回転体が、上記ホイールの摩擦接触面に接する摩擦ローラからなることを特徴とする請求項3に記載の小型走行装置。 - 上記摩擦接触面が上記ホイールの外周に形成され、
上記摩擦ローラは、その回転軸線が上記ホイールの中心軸線と平行をなすようにして回転可能に支持されるとともに、上記主クローラの無端条体の上下部間に配置され、上記ホイールにおいて上記主クローラの無端条体の掛け渡し領域から外れた位置で、上記摩擦接触面に接することを特徴とする請求項4に記載の小型走行装置。 - 上記ホイールの外周には、周方向に等間隔をおいて配置された係合凸部が設けられ、これら係合凸部の幅方向両側に上記摩擦接触面が形成され、
上記主クローラの無端条体がこれら係合凸部に係合される係合凹部を有するベルトからなり、
上記摩擦ローラには上記係合凸部を逃げるための環状の逃がし溝が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の小型走行装置。 - 上記駆動源としての主クローラのホイールには、周方向に延びる環状のギア部が形成され、
上記回転体が、上記ホイールのギア部に噛み合う小歯車からなることを特徴とする請求項3に記載の小型走行装置。 - 上記ギア部が上記ホイールの外周に形成され、
上記小歯車は、その回転軸線が上記ホイールの中心軸線と平行をなすようにして回転可能に支持されるとともに、上記主クローラの無端条体の上下部間に配置され、上記ホイールにおいて上記主クローラの無端条体の掛け渡し領域から外れた位置で、上記ギア部に噛み合うことを特徴とする請求項7に記載の小型走行装置。 - 上記ホイールの外周には、周方向に等間隔をおいて配置された係合凸部が設けられ、これら係合凸部の幅方向両側に周方向に等間隔で噛合凹部を形成することにより上記ギア部が構成され、
上記主クローラの無端条体がこれら係合凸部に係合される係合凹部を有するベルトからなり、
上記小歯車の中央には上記係合凸部を逃げるための環状の逃がし溝が形成されるとともに、その両側には上記ホイールのギア部と噛み合うギア部が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の小型走行装置。 - 上記補助クローラが、前後に配置されたプーリと、このプーリに掛け渡された無端条体としてのベルトを有し、これらプーリを支持する前後のシャフトが、主クローラのホイールを支持する側板に支持され、
前後のシャフトの一方が主クローラ内へと延長し、この延長部に上記回転体が回転トルク伝達可能に固定されていることを特徴とする請求項3〜9に記載の小型走行装置。
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2008
- 2008-10-09 JP JP2008262376A patent/JP5271024B2/ja active Active
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