JP2022081064A - クローラ式移動ロボット - Google Patents

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勝興 小倉
Katsuoki Ogura
崇 小林
Takashi Kobayashi
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【課題】段差等の障害物を乗り越えることができる優れた走行性能を発揮し、且つ、滑り易い山の斜面等を安全に走行することができるクローラ式移動ロボットを提供する。【解決手段】左右に設けられた一対の主クローラ20と、主クローラ20の前輪21と同軸に設けられて主クローラ20とは独立して回動自在な左右一対のアーム部50と、アーム部50に設けられて主クローラ20と同期して回転する左右一対の補助クローラ40と、を備え、主クローラ20及び補助クローラ40の少なくとも一方の外周には、左右方向に延在し端面34が外側に突出し主面33が回転方向に向かう板状のスパイク部35が設けられており、端面34には、凹部36が形成されている。これにより、主クローラ20と補助クローラ40を駆動し、凹部36が形成されたスパイク部35に走行面を引っ掛けるようにして動力を伝達して、滑り易い斜面等を安全に走行することができる。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 令和1年11月20日に、アグリビジネス創出フェア2019にて発表。
本発明は、無限軌道を備えたクローラ式移動ロボットに関する。
従来、カメラや各種センサ等を備え、災害発生時における要救助者の発見や建物の床下検査等に用いられるロボットとして、クローラによって走行するクローラ式移動ロボットが知られている。この種のクローラ式移動ロボットでは、段差等の障害物を乗り越えるための機構として、各種の方式が提案されている。
例えば、特許文献1には、主クローラと、主クローラの前部に設けられる前クローラと、主クローラの後部に設けられる後クローラと、を備えた、建物の床下点検用に構成されたクローラ式走行車が開示されている。同文献のクローラ式走行車では、主クローラの前プーリーと前クローラの後プーリーとが同軸配置で連動回転するように構成され、主クローラの後プーリーと後クローラの前プーリーとが同軸配置で連動回転するように構成されている。よって、前後のクローラの各ベルトは、主クローラのベルトと同じ方向に同一速度で周回動作を行う。
前クローラは、前方斜め上方を向いて回動不能状態に固定されており、後クローラは、後方を向いた状態から上方へは回動を阻止されていると共に、自重により下方に回動することができるように構成されている。このような構成により、同文献のクローラ式走行車は、段差部を乗り越えて走行することができる。
また例えば、特許文献2には、この字アームを備えたクローラ走行型探査用ロボットが開示されている。前記この字アームは、その両端が車体の両側壁における無限軌道帯の略中央部に設けられる支軸に固着されている。そして、この字アームは、アーム駆動用モータによって駆動されて、車体の前方側、後方側及びクローラ装置と干渉することなく、支軸を中心として360度回動する。また、無限軌道帯の表面には、障害物に対する走行性を高めるため、合成樹脂等からなる半円柱状のトラックシューが、進行方向に対し直交するよう一定の間隔で取り付けられている。
特開2011-63110号公報 特開2014-19210号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術のように、ベルトを周回させる方式のクローラでは、走行面に対してベルトが滑り易く、山の斜面等の走行が困難であるという問題点があった。
また、特許文献2に開示された従来技術のように、合成樹脂等からなる半円柱状のトラックシューを用いたクローラについても同様に、湿った傾斜地等の走行では、クローラが進行方向及び側方に滑り易いという問題点があった。
また、特許文献1に開示された従来技術のように、回動不能状態の前クローラと、上方へは回動が阻止されている後クローラと、が設けられている構成では、主クローラの前後に前クローラと後クローラが突出し、クローラ式走行車の前後方向の寸法が大きくなる。そのため、狭所における旋回が難しくなるという問題点もある。
また、特許文献2に開示された従来技術のように、車体の前後方向中央部に設けられる支軸を中心として回動する、この字アームを備える構成では、この字アームの車体前方または後方への突出寸法を大きく確保することが難しい。このように、この字アームの突出寸法が小さいと、段差等を乗り越えるための走行性能が低下してしまう。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、段差等の障害物を乗り越えることができる優れた走行性能を発揮し、且つ、滑り易い山の斜面等を安全に走行することができるクローラ式移動ロボットを提供することにある。
本発明のクローラ式移動ロボットは、本体の左右に設けられた一対の主クローラと、前記本体の左右側部に前記主クローラの最前輪と同軸に設けられて前記主クローラとは独立して回動自在な左右一対のアーム部と、前記アーム部に設けられて前記主クローラと同期して回転する左右一対の補助クローラと、を備え、前記主クローラ及び前記補助クローラの少なくとも一方の外周には、左右方向に延在し端面が外側に突出し主面が回転方向に向かう板状のスパイク部が設けられており、前記端面には、凹部が形成されていることを特徴とする。
本発明のクローラ式移動ロボットによれば、本体の左右に設けられた一対の主クローラと、本体の左右側部に主クローラの最前輪と同軸に設けられて主クローラとは独立して回動自在な左右一対のアーム部と、アーム部に設けられて主クローラと同期して回転する左右一対の補助クローラと、を備えている。このような構成により、回動自在なアーム部の先端を本体の前方に向けることにより、主クローラと同期して回転する補助クローラを本体の前方に突出させることができる。そして、補助クローラを有するアーム部の傾斜は、走行場所の段差や傾斜に応じて好適に調整可能である。これにより、主クローラと傾斜調整可能な補助クローラとによって、段差等の障害物や傾斜のある走行面に対して走行のための動力を好適に伝達することができ、災害発生時等に倒壊した家屋の内部や、瓦礫が散乱した場所、滑り易い山の斜面等を走行することができる優れた走行性能が発揮される。
また、アーム部の軸が主クローラの最前輪と同軸に設けられることにより、アーム部の長さを短く抑えつつ、アーム部及び補助クローラを本体から前方に長く突き出すことができる。これにより、補助クローラやそれを駆動するモータ等の大型化を抑えつつ、クローラ式移動ロボットの障害路走行性能を高めることができる。
また、アーム部の軸が主クローラの最前輪と同軸に設けられることにより、アーム部を、その先端が本体の後方を向くように回動させて補助クローラを本体の側部に沿って配置することができる。これにより、クローラ式移動ロボットの全長を短くして、アーム部及び補助クローラが邪魔にならないようにして、狭所における旋回を可能とし、クローラ式移動ロボットの走行性能を高めることができる。
また、主クローラ及び補助クローラの少なくとも一方の外周には、左右方向に延在し端面が外側に突出し主面が回転方向に向かう板状のスパイク部が設けられている。これにより、スパイク部の主面で走行面を引っ掛けるようにして走行面に走行動力を伝達することができる。よって、湿った土壌や落葉の上等、非常に滑り易い山の斜面等であってもスパイク部で動力を伝えて効率良く走行することができる。
また更に、本発明のクローラ式移動ロボットによれば、スパイク部の端面には、凹部が形成されている。これにより、スパイク部の左右方向への滑りが抑えられる。即ち、板状のスパイク部が走行する地面に喰い込んで進行方向への滑りが抑制されると共に、クローラ式移動ロボットに対して左右方向の力が作用しても、スパイク部の端面に形成されている凹部が地面に引っ掛かるようになって、左右方向への動きが抑えられる。よって、クローラ式移動ロボットは、整備されていない山地の滑り易い斜面等であっても、前後左右に滑ることなく安全に走行することができる。
また、本発明のクローラ式移動ロボットによれば、前記主クローラ及び前記補助クローラは、無限軌道チェーンを有し、前記主クローラ及び前記補助クローラの少なくとも一方の前記無限軌道チェーンの外周部には、前部と後部が曲折されて一対の前記スパイク部が形成されている溝形鋼状の接地部材が取り付けられても良い。このような構成により、クローラ式移動ロボットが走行面に対して前後方向または左右方向に滑ってしまうことを防止することができる。また、無限軌道チェーンの組み立て、及び優れた滑り止め効果が得られる接地部材の加工や取り付けが容易である。
また、本発明のクローラ式移動ロボットによれば、前記凹部は、V字溝形状に形成されており、前記端面は、左右両端近傍の突出高さが低くなるよう傾斜していても良い。これにより、地面に対するスパイク部の喰い込みが良くなり、前後左右方向への優れた滑り止め効果が得られる。
また、本発明のクローラ式移動ロボットによれば、前記本体の後部には、後方斜め上に延在して先端部近傍に回転輪が取り付けられている転倒防止部材が設けられても良い。これにより、段差を登る際に転倒防止部材が本体を後方から移動可能に支え、クローラ式移動ロボットが後方に転倒してしまうことを防止することができる。よって、大きな障害物を乗り越えることが可能な優れた走行性能が得られる。
また、本発明のクローラ式移動ロボットによれば、前記本体には、周辺を撮影する撮像手段と、周辺の環境情報を計測する環境検出手段と、前記本体の位置を検出する位置検出手段と、前記主クローラ及び前記補助クローラの駆動を制御する制御手段と、が設けられており、前記制御手段と無線通信可能に構成されて前記本体から離れて前記主クローラ及び前記補助クローラの動きを制御する遠隔操作装置を備え、前記遠隔操作装置は、前記撮像手段、前記環境検出手段及び前記位置検出手段で検出された情報を表示可能な表示部を有しても良い。このような構成により、操作者は、クローラ式移動ロボットを直接視認することができない場所から、遠隔操作装置を用いて、クローラ式移動ロボットの周囲の状況を正確に把握して、クローラ式移動ロボットを安全に操作することができる。また例えば、歩行や一般車両による走行が難しい山地等において、温度、湿度、気圧、風速、積雪量等の環境データを正確に計測することができ、林業や農業等のデータとして活用することができる。また、植物の育成状況等も正確に把握することができる。
本発明の実施形態に係るクローラ式移動ロボットの透視図である。 本発明の実施形態に係るクローラ式移動ロボットの概略構造を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るクローラ式移動ロボットの左側の前輪付近の部分断面平面図である。 本発明の実施形態に係るクローラ式移動ロボットの後輪付近の側面図である。 本発明の実施形態に係るクローラ式移動ロボットのアーム部が(A)前方に展開されている状態、(B)上方に回動されている状態、(C)後方に回動されている状態、を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るクローラ式移動ロボットの接地部材を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るクローラ式移動ロボット及び遠隔操作装置の概略構成を示す制御ブロック図である。
以下、本発明の実施形態に係るクローラ式移動ロボットを図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るクローラ式移動ロボット10の透視図である。クローラ式移動ロボット10は、遠隔操作可能に構成された走行式のロボットであり、林業や山間農業における栽培データの取得や、災害発生時における要救助者の発見、建物の床下検査等に用いられるものである。
図1に示すように、クローラ式移動ロボット10は、本体部11の左右に主たる無限軌道である主クローラ20と、主クローラ20と同期して回転する従たる無限軌道である補助クローラ40と、を備えている。
本体部11は、略箱状の形態をなし、その両側方に、主クローラ20が取り付けられている。主クローラ20は、無限軌道チェーン24(図2参照)を有し、無限軌道チェーン24の外周部には、走行面に接触する接地部材30が取り付けられている。
クローラ式移動ロボット10は、左右側部に主クローラ20の最前輪である前輪21(図2参照)と同軸に設けられて主クローラ20とは独立して回動自在な左右一対のアーム部50を有する。アーム部50には、補助クローラ40が設けられている。
補助クローラは、無限軌道チェーン46(図2参照)を有し、無限軌道チェーン46の外周部には、走行面に接地する部材として、例えば、合成ゴム材料等の弾性体から形成された断面略半円形状の筒状部材から形成された接地ゴム部材47が設けられている。接地ゴム部材47は、略半円状の曲面を外側とし、左右方向に延在するよう無限軌道チェーン46に固定されている。
このように本体部11の側方に設けられた主クローラ20と、回動自在なアーム部50に設けられた補助クローラ40と、を有することにより、クローラ式移動ロボット10は、不整地等の走行が可能となる。
クローラ式移動ロボット10は、本体部11の上部に、撮像装置13を備えている。撮像装置13は、全方向の撮像が可能な360度カメラである。このような撮像装置13を有することにより、周囲の状況を正確に把握することができる。例えば、森林における植物の生育状態等を高精度に観察して記録することもできる。
また、本体部11の上部には、他の撮像装置として、撮像装置14が設けられている。撮像装置14は、カメラと、カメラをパン方向及びチルト方向に回動させるパン・チルト装置と、を有する。パン・チルト装置は、カメラの向きを変える手段として、例えば、サーボモータ等を備えている。
本体部11の前面には、距離センサ16が取り付けられている。距離センサ16は、例えば、光電センサや超音波センサ等であり、段差等の障害物の有無やクローラ式移動ロボット10と障害物等との距離を測定することができる。
図2は、クローラ式移動ロボット10の概略構造を示す平面図であり、本体部11の内部構造を示している。図2に示すように、本体部11の側方には、前輪21、後輪22及び転輪23が設けられている。前輪21、後輪22及び転輪23には、主クローラ20が取り付けられている。即ち、主クローラ20の無限軌道チェーン24は、前輪21、後輪22及び転輪23に噛合している。
クローラ式移動ロボット10は、主クローラ20を備えた本体部11の側方に、回動自在なアーム部50を有する。詳しくは、前輪21及び後輪22の外側には、略板状の形態を成して本体部11に固定された車輪ガード37(図1参照)が設けられており、車輪ガード37の外側にアーム部50が設けられている。アーム部50は、一方の端部近傍が本体部11に回動自在に支持されている。左右のアーム部50は、独立して回動自在である。
アーム部50には、最前輪41、前輪42及び転輪43が設けられている。最前輪41は、アーム部50の回転方向外側の端部近傍、即ち前方側の端部近傍に設けられている。前輪42は、アーム部50の回転中心側の端部近傍、即ち本体部11に回動自在に支持されている端部近傍に、主クローラ20の前輪21と同軸に設けられ、主クローラ20の前輪21に同期して回転する。
最前輪41、前輪42及び転輪43には、補助クローラ40が取り付けられている。具体的には、補助クローラ40は、最前輪41、前輪42及び転輪43に噛合される無限軌道チェーン46を有する。
クローラ式移動ロボット10は後輪駆動であり、本体部11の内部には、右側の後輪22aを駆動する走行用モータ60と、左側の後輪22bを駆動する走行用モータ65と、が設けられている。
走行用モータ60の出力軸61は、後輪22の車軸27と略平行に設けられており、その先端が右方向を向いている。また、走行用モータ65の出力軸66は、後輪22の車軸27と略平行に設けられており、その先端が左方向を向いている。
右側の後輪22aを駆動する出力軸61の先端を右方向に、左側の後輪22bを駆動する出力軸66の先端を左方向に向けることにより、走行用モータ60及び走行用モータ65を本体部11の左右方向の中央付近に配置することができる。また、車軸27を短くしてクローラ式移動ロボット10の軽量化を図ることができる。
車軸27は、例えば、滑り軸受や転がり軸受等の軸受28によって回転自在に支持されている。車軸27の本体部11側には、歯車63または歯車68が取り付けられている。詳しくは、右側の車軸27aには歯車63が、左側の車軸27bには歯車68が、固定されている。
そして、右側の走行用モータ60の出力軸61には、右側の歯車63に噛み合う歯車62が固定されている。歯車63と歯車62は、例えば、平歯車等であり、歯車62が回転することにより、歯車63が回転する。
左側の走行用モータ65は、走行用モータ60と略同様に設けられている。具体的には、出力軸66に固定された歯車67は、例えば、平歯車であり、左側の歯車68に噛み合っている。
走行用モータ60、65の動力で後輪22が回転することにより、主クローラ20の無限軌道チェーン24が回転し、前輪21及び転輪23は後輪22の回転に追従する。
また、右側の後輪22a及び左側の後輪22bがそれぞれ独立した走行用モータ60及び走行用モータ65によって駆動されることにより、クローラ式移動ロボット10は、前進、後進に加え、旋回動作を行うことができる。
クローラ式移動ロボット10の前方側において、アーム部50の回転軸となるアーム軸54は、前輪21と同軸に左右一対設けられ、それぞれ左右方向に延在している。左右のアーム軸54は、それぞれが滑り軸受や転がり軸受等の軸受56によって支持されており、独立して回動自在である。
アーム軸54の左右の端部近傍には、アーム部50が取り付けられている。詳しくは、図3に示すように、アーム軸54の左右の端部近傍には、アーム部50を構成する支持板51及び支持板52が取り付けられている。支持板51及び支持板52は、それぞれが略板状に形成されており、その主面がアーム軸54に対して直交するよう取り付けられている。
支持板51及び支持板52は、互いに略平行に対向するよう配列されており、略柱体状の支持部材53を介して接合されている。具体的には、支持板51は、本体部11側に設けられ、支持板52は、支持板51の外側、即ちクローラ式移動ロボット10の外側、に設けられている。
図2を参照して、支持板51と支持板52の間には、最前輪41、前輪42及び転輪43が回転自在に設けられている。詳しくは、最前輪41は、支持板51及び支持板52を接続するよう支持板51及び支持板52の間に設けられた歯車支持軸57に軸支されている。また、前輪42は、アーム軸54に軸支されており、転輪43は、支持板51及び支持板52の間に設けられた歯車支持軸58に軸支されている。
上記のように、アーム部50は、板状体から形成されるので、アーム部50の加工は容易である。また、アーム部50は、その主面がアーム軸54に対して直交するよう接続されているので、本体部11を支え、走行させるための荷重は、アーム部50の主面に対して略平行に作用する。よって、アーム部50は、板状体から形成されて軽量でありながら、本体部11を支えるための十分な強度を発揮する。
本体部11の内部の前方側には、右側のアーム部50を回動させるための右アーム駆動用モータ70と、左側のアーム部50を回動させるための左アーム駆動用モータ73と、が設けられている。
右アーム駆動用モータ70は、その出力軸71が略水平でアーム軸54に対して上面視で直交するよう配設され、出力軸71の先端が前方を向いている。左アーム駆動用モータ73は、その出力軸74が、略水平でアーム軸54に対して上面視で直交し、先端が前方を向くよう配設されている。
なお、図2では図示を省略するが、本体部11の内部には、例えば、クローラ式移動ロボット10の制御等を行う制御手段としての制御装置19(図7参照)や電源回路、周辺を撮影する撮像手段としての撮像装置13、14(図1参照)の制御部が設けられている。
また、本体部11の内部には、例えば、クローラ式移動ロボット10の位置を検出する位置検出手段としての位置センサ15(図7参照)や、本体部11の傾きを検出する角度センサ17(図7参照)が設けられている。
また、本体部11の内部には、例えば、アーム部50の角度を検出するアーム位置センサ18(図7参照)、周辺の環境情報を計測する環境検出手段としての温度センサ等が設けられている。
位置センサ15は、例えば、GPSセンサ等である。角度センサ17は、例えば、ジャイロセンサ等である。アーム位置センサ18は、例えば、アーム軸54の回転角を検出するロータリエンコーダ等を採用し得る。
図3は、左側の前輪21付近の概略構造を示す部分断面平面図であり、図2のA部付近を示している。図3に示すように、左側のアーム軸54には、歯車55が固定されている。左アーム駆動用モータ73の出力軸74には、歯車55に噛み合う歯車75が固定されている。
歯車55と歯車75は、例えば、ウォームギヤ等であり、歯車75が回転することにより、歯車55が回転する。また、出力軸74の先端近傍は、本体部11に設けられた軸受76によって回転自在に支えられている。なお、出力軸74は、図示しない軸継手を用いて回転軸を連結することにより延長されていても良い。
図2に示す右アーム駆動用モータ70についても、前述の左アーム駆動用モータ73と略同等に構成されている。具体的には、右アーム駆動用モータ70の出力軸71は、図3に示す歯車55と歯車75と同様に噛合する歯車機構を介して、動力伝達可能に右側のアーム軸54に連結されている。
前輪21及び前輪42を支持する車軸25は、左右一対設けられ、略同等に構成されている。車軸25は、例えば、滑り軸受や転がり軸受等の軸受26を介して本体部11に対して回転自在に支承されている。車軸25には、前輪21及び前輪42が取り付けられている。即ち、前輪21及び前輪42は、車軸25を介して同じ速度で回転する。
詳しくは、前輪21及び前輪42は、例えば、スプロケット等であり、図示しないボルトや摩擦式締結具等によって車軸25に固定されている。前輪21及び前輪42の固定にボルト等の締結具が用いられることにより、前輪21、42の取り付けや取り外し、位置決め等が容易になる。
車軸25は略筒状に形成されており、車軸25の内径部にアーム軸54が挿通されている。即ち、アーム軸54は、車軸25と同軸に設けられている。車軸25とアーム軸54との間には、例えば、滑り軸受やニードル軸受等の軸受が設けられており、車軸25とアーム軸54とは、それぞれ独立して回転、回動自在である。
上記のようにアーム軸54が車軸25と同軸に設けられることにより、防塵や防爆のための軸シール箇所を減らして本体部11のシール性能を高めることができる。これにより、過酷な環境下における使用に耐え得る信頼性の高いクローラ式移動ロボット10を構成することができる。
また、アーム部50のアーム軸54が主クローラ20の前輪21と同軸に設けられることにより、アーム部50の長さを短く抑えつつ、アーム部50及び補助クローラ40を本体部11から前方に長く突き出すことができる(図5(A)参照)。これにより、補助クローラ40やそれを駆動する右アーム駆動用モータ70、左アーム駆動用モータ73等の大型化を抑えつつクローラ式移動ロボット10の障害路走行性能を高めることができる。
また、アーム部50のアーム軸54が主クローラ20の前輪21と同軸に設けられることにより、アーム部50を、その先端が本体部11の後方を向くように回動させて補助クローラ40を本体部11の側部に沿って配置することができる(図5(C)参照)。
これにより、アーム部50及び補助クローラ40が邪魔にならないようにクローラ式移動ロボット10の全長を短くして、狭所における旋回を可能とし、クローラ式移動ロボット10の走行性能を高めることができる。
図4は、後輪22付近の側面図であり、図1に示す車輪ガード37が取り外された状態を示している。本体部11の後部には、図4に示すように、後方斜め上に延在する転倒防止部材としての転倒防止板38が設けられても良い。転倒防止板38の先端部近傍には、回転輪39が取り付けられている。
転倒防止板38は、本体部11の後部に固定されており、板状の形態をなし、その主面は左右方向を向いている。即ち、転倒防止板38は、その主面が略垂直に設けられている。また、転倒防止板38には、軽量化のための複数の図示しない孔が形成されていても良い。
このような構造により、転倒防止板38は、軽量であって、且つ、傾斜したクローラ式移動ロボット10を後方から支える十分な強度を発揮する。なお、転倒防止部材としての転倒防止板38は、平板状の形態に限定されず、溝形鋼や山形鋼等のような鋼材の形態でも良いし、柱状、管状等、その他の形態であっても良い。
回転輪39は、転倒防止板38の先端部近傍、即ち後方側の端部近傍に、回転自在に軸支されている。クローラ式移動ロボット10が後方に大きく傾斜すると、回転輪39は、走行面に当接し、回転しながらクローラ式移動ロボット10の荷重を支える。
このような構成の転倒防止板38が設けられることにより、転倒防止板38は、段差を登る際に本体部11を後方から移動可能に支え、クローラ式移動ロボット10が後方に転倒してしまうことを防止することができる。よって、例えば、階段のような、大きな段差がある障害物を乗り越えることが可能な、優れた走行性能が得られる。
ここで、主クローラ20の後方底面から転倒防止板38の回転輪39の下面、即ち接地面、を結ぶ線の傾斜角度θは、例えば、10~60度であり、好ましくは、20~50度、更に好ましくは、40~45度である。これにより、段差がある傾斜面に対して、クローラ式移動ロボット10は、優れた登坂能力が得られる。
後輪22には、複数の孔29が形成されている。これにより、後輪22を軽くして、クローラ式移動ロボット10の軽量化を図ると共に、走行用モータ60(図2参照)及び走行用モータ65(図2参照)の負荷を減らすことができる。なお、図2に示す前輪21、転輪23、最前輪41、前輪42及び転輪43についても同様に、軽量化のための孔が形成されても良い。
図5(A)は、クローラ式移動ロボット10のアーム部50が前方に展開されている状態を示す側面図であり、図5(B)は、アーム部50が上方に回動されている状態を示し、図5(C)は、アーム部50が後方に回動されている状態を示す側面図である。
図5(A)に示すように、クローラ式移動ロボット10は、主クローラ20と補助クローラ40の接地面側が略一直線状になるよう、アーム部50の先端、即ち最前輪41が前方になるよう回動した状態で走行可能である。
即ち、補助クローラ40は、本体部11から前方に突出した状態であって、主クローラ20に同期して回転する。これにより、クローラ式移動ロボット10は、主クローラ20と補助クローラ40で走行面に対して走行する力を伝達し、滑り易い傾斜地等であっても優れた登坂能力が得られる。
また、図5(B)に示すように、アーム部50は、先端側が上になるよう回動されても良い。これにより、段差等がある障害物を越えることができる優れた走行性能が発揮される。
アーム部50は、各種センサの支持手段や操作手段等として用いられても良い。例えば、アーム部50の先端近傍にセンサやマニピュレータ等が設けられることにより、センサやマニピュレータ等を本体部11から離れた位置に到達させることができる。
また、図5(B)とは逆に、アーム部50は、先端側が下になるよう回動されても良い。これにより、アーム部50を本体部11を持ち上げるためのリフタとして用いることができる。
また、右側のアーム部50と左側のアーム部50は、独立して回動可能であるので、クローラ式移動ロボット10は、左右のアーム部50が異なる傾斜位置になるよう回動された状態で走行することも可能である。
また、図5(C)に示すように、アーム部50は、その先端が後方を向くように回動されても良い。例えば、アーム部50は、クローラ式移動ロボット10の本体部11の側部、即ち主クローラ20の側部、に略沿った位置に配置されても良い。
この状態においても、補助クローラ40は、主クローラ20に同期して同一方向に回転するので、主クローラ20と補助クローラ40とで、走行面に対して滑りの少ない高効率な動力伝達ができる。そして、クローラ式移動ロボット10は、前後方向の寸法を小さくできるので、狭所への進入や狭所における旋回が可能となり、走行性能が高められる。
なお、補助クローラ40は、主クローラ20よりも長く形成されていても良い。即ち、アーム部50の回転半径方向の長さは、主クローラ20の前後方向の長さよりも大きくても良い。換言すれば、アーム部50の前輪42から最前輪41までの距離は、主クローラ20の前輪21から後輪22までの距離よりも長くても良い。
図6は、クローラ式移動ロボット10の接地部材30を示す斜視図である。図6に示すように、主クローラ20の外周には、スパイク部35が形成された複数の接地部材30が設けられている。
具体的には、主クローラ20は、無限軌道チェーン24を有し、複数の接地部材30が、主クローラ20の無限軌道チェーン24の外周部に取り付けられている。接地部材30には、前後に一対のスパイク部35が形成されている。即ち、接地部材30は、前部と後部が曲折されて、略溝形鋼状の形態をなし、その前部と後部がスパイク部35となる。
このような構成により、無限軌道チェーン24に、スパイク部35を有する接地部材30を容易に組み付けることができる。また、優れた滑り止め効果が得られるスパイク部35を有する接地部材30の加工も容易である。
スパイク部35は、左右方向に延在し、上方の端面34が主クローラ20の外側に突出し、主面33が回転方向に向かう板状の形態をなす。このような形態により、スパイク部35の主面33で走行面を引っ掛けるようにして走行面に走行動力を伝達することができる。よって、湿った土壌や落葉の上等、非常に滑り易い山の斜面等であってもスパイク部35で走行面に動力を伝えて効率良く走行することができる。
スパイク部35の端面34には、複数の略V字溝形状の凹部36が形成されている。換言すれば、スパイク部35は、略台形面状の複数の突出部を有する。このように、端面34に複数の凹部36が形成されることにより、スパイク部35の左右方向への滑りが抑えられる。また、板状のスパイク部35が走行する地面に喰い込んで進行方向への滑りが抑制される。なお、凹部36は、上記のとおり略V字溝形状が好ましいが、略U字溝形状、略半円形状、略角溝形状等、他の溝形状を採用することも可能である。
また、クローラ式移動ロボット10に対して左右方向の力が作用しても、スパイク部35の端面34に形成されている凹部36が地面に引っ掛かるようになって、左右方向への動きが抑えられる。よって、クローラ式移動ロボット10は、整備されていない山地の滑り易い斜面等であっても、走行面に対して前後方向または左右方向に滑ることなく安全に走行することができる。
前述のとおり、凹部36は、略V字溝形状に形成されている。このような溝形状により、スパイク部35は、走行面に対する食い込み性が良くなり、優れた滑り止め効果が得られる。
また、スパイク部35の端面34は、左右両端近傍の突出高さが低くなるよう両端近傍が傾斜している。これにより、地面に対するスパイク部35の喰い込みが良くなる。よって、前後方向及び左右方向への優れた滑り止め効果が得られ、クローラ式移動ロボット10の悪路走行性能が向上する。
なお、スパイク部35は、補助クローラ40(図1参照)の外周に設けられても良い。即ち、補助クローラ40の無限軌道チェーン46(図1参照)の外周部には、接地ゴム部材47(図1参照)に代えて、前部と後部が曲折されて一対のスパイク部35が形成されている溝形鋼状の接地部材30が取り付けられても良い。そして、スパイク部35には、略V字溝形状の凹部36が形成されている。このような構成により、滑り易い走行面に対するクローラ式移動ロボット10の走行性能を更に高めることができる。
図7は、クローラ式移動ロボット10のシステム構成を示す制御ブロック図である。図7に示すように、クローラ式移動ロボット10は、離れた位置から主クローラ20(図1参照)及び補助クローラ40(図1参照)の動きを制御する遠隔操作装置80を備えている。遠隔操作装置80は、画像表示部81と、アーム位置表示部82と、走行操作部83と、アーム操作部84と、を有する。
画像表示部81は、例えば、液晶ディスプレイ等である。画像表示部81には、撮像装置13、14によって撮影された画像や、位置センサ15で検出された位置情報、距離センサ16によって検出された障害物等までの距離情報が表示される。
また、画像表示部81には、バッテリの残量や走行可能時間、角度センサ17で検出された本体部11(図1参照)の傾き情報、温度センサや湿度センサ等の環境検出手段で検出された温度、湿度等の環境情報、その他の各種センサによる検出結果等が表示される。
アーム位置表示部82には、検出手段となるアーム位置センサ18によって検出されたアーム部50(図1参照)の位置情報が表示される。アーム位置表示部82は、例えば、アーム部50に対応して略円形状に配置された複数のLED等によって形成されても良い。アーム位置表示部82は、LEDの点灯位置によりアーム部50の位置を視覚的に示すことができる。
なお、撮像装置13、14によって撮影された画像と、アーム部50の位置情報を含む上記した各種情報が一つのディスプレイに表示される構成でも良い。
走行操作部83は、クローラ式移動ロボット10の左右の後輪22(図2参照)を独立して操作可能な右操作部と左操作部とを有する。走行操作部83は、例えば、アナログスイッチ等であり、後輪22の回転方向や回転速度等を調節することができる。
また、アーム操作部84は、例えば、複数のプッシュ式のスイッチ等によって形成されており、アーム部50を所定方向に回動させるスイッチと、逆方向に回動させるスイッチと、によって形成されている。
遠隔操作装置80には、図示を省略するが、複数のトグルスイッチが設けられていても良い。トグルスイッチを操作することにより、例えば、電源のON、OFF、走行時のモードの切り替え、クローラ式移動ロボット10の通信の同期等が行われる。また、遠隔操作装置80には、撮像装置13、14を操作するための操作部等が設けられている。
遠隔操作装置80は、制御装置87を有する。制御装置87は、クローラ式移動ロボット10と無線通信を行うための通信部88を有する。制御装置87は、入力された信号に基づき、各種演算等を行い、遠隔操作装置80の制御やクローラ式移動ロボット10に操作情報の送信等を行う。
クローラ式移動ロボット10は、制御装置19を有する。制御装置19は、遠隔操作装置80と無線通信を行うための通信部89を有し、遠隔操作装置80から送信された操作情報等に基づき、各種演算を行い、クローラ式移動ロボット10の制御等を行う。また、制御装置19は、クローラ式移動ロボット10内に設けられた各種センサの検出結果等を遠隔操作装置80に送信する。
例えば、遠隔操作装置80の走行操作部83及びアーム操作部84が操作されることにより、操作信号が制御装置87に入力される。制御装置87は、所定の演算を実行し、通信部88を介してクローラ式移動ロボット10に操作信号を送信する。
クローラ式移動ロボット10の制御装置19は、通信部89によって操作信号を受信し、所定の演算を実行し、走行用モータ60、走行用モータ65、右アーム駆動用モータ70、左アーム駆動用モータ73等の制御を行う。これにより、主クローラ20及び補助クローラ40の動作が行われる。
また、撮像装置13、14によって撮影された映像や、位置センサ15、距離センサ16、角度センサ17及びアーム位置センサ18によって検出された情報は、制御装置19に入力され、通信部89を介して遠隔操作装置80に送信される。遠隔操作装置80の制御装置87は、通信部88によって通信部89からの信号を受信すると、所定の演算を実行して、画像表示部81及びアーム位置表示部82に検出結果等の各種情報を表示する。
上記の構成により、クローラ式移動ロボット10の操作者は、遠隔操作装置80を用いて、クローラ式移動ロボット10を直接視認することができない場所から、クローラ式移動ロボット10の周囲の状況やアーム部50の状態を正確に把握することができる。
そして、操作者は、遠隔操作装置80を用いて、クローラ式移動ロボット10を安全に操作することができる。例えば、歩行や一般車両による走行が難しい山地等において、温度、湿度、気圧、風速、積雪量等の環境データを正確に計測することができ、林業や農業等のデータとして活用することができる。また、植物の育成状況等も正確に把握することができる。
以上説明の如く、クローラ式移動ロボット10は、回動自在なアーム部50の先端を本体部11の前方に向けることにより、主クローラ20と同期して回転する補助クローラ40を本体部11の前方に突出させることができる。そして、補助クローラ40を有するアーム部50の傾斜は、走行場所の段差や傾斜に応じて好適に調整可能である。
これにより、クローラ式移動ロボット10は、主クローラ20と傾斜調整可能な補助クローラ40とによって、段差等の障害物や傾斜のある走行面に対して走行のための動力を好適に伝達することができる。そして、クローラ式移動ロボット10は、災害発生時等に倒壊した家屋の内部や、瓦礫が散乱した場所、滑り易い山の斜面等を走行することができる優れた走行性能が発揮される。
また、主クローラ20及び補助クローラ40の少なくとも一方の外周には、外側に向かう端面34に凹部36が形成されており主面33が回転方向に向かう板状のスパイク部35が形成されている接地部材30が設けられている。
これにより、スパイク部35の主面33で走行面を引っ掛けるようにして走行面に走行動力を伝達することができる。よって、湿った土壌や落葉の上等、非常に滑り易い山の斜面等であってもスパイク部35で動力を伝えて効率良く走行することができる。
また、スパイク部35の端面34には凹部36が形成されているので、左右方向の滑りも抑えられる。即ち、スパイク部35によって、前後左右方向への優れた滑り止め効果が得られる。よって、クローラ式移動ロボット10は、整備されていない山地の滑り易い斜面等であっても、前後左右に滑ることなく安全に走行することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。
10 クローラ式移動ロボット
11 本体部
13 撮像装置
14 撮像装置
15 位置センサ
16 距離センサ
17 角度センサ
18 アーム位置センサ
19 制御装置
20 主クローラ
21 前輪
22、22a、22b 後輪
23 転輪
24 無限軌道チェーン
25 車軸
26 軸受
27、27a、28b 車軸
28 軸受
29 孔
30 接地部材
31 前曲折部
32 後曲折部
33 主面
34 端面
35 スパイク部
36 凹部
37 車輪ガード
38 転倒防止板
39 回転輪
40 補助クローラ
41 最前輪
42 前輪
43 転輪
46 無限軌道チェーン
47 接地ゴム部材
50 アーム部
51 支持板
52 支持板
53 支持部材
54 アーム軸
55 歯車
56 軸受
57 歯車支持軸
58 歯車支持軸
60 走行用モータ
61 出力軸
62 歯車
63 歯車
65 走行用モータ
66 出力軸
67 歯車
68 歯車
70 右アーム駆動用モータ
71 出力軸
73 左アーム駆動用モータ
74 出力軸
75 歯車
76 軸受
80 遠隔操作装置
81 画像表示部
82 アーム位置表示部
83 走行操作部
84 アーム操作部
87 制御装置
88 通信部
89 通信部

Claims (5)

  1. 本体の左右に設けられた一対の主クローラと、
    前記本体の左右側部に前記主クローラの最前輪と同軸に設けられて前記主クローラとは独立して回動自在な左右一対のアーム部と、
    前記アーム部に設けられて前記主クローラと同期して回転する左右一対の補助クローラと、を備え、
    前記主クローラ及び前記補助クローラの少なくとも一方の外周には、左右方向に延在し端面が外側に突出し主面が回転方向に向かう板状のスパイク部が設けられており、
    前記端面には、凹部が形成されていることを特徴とするクローラ式移動ロボット。
  2. 前記主クローラ及び前記補助クローラは、無限軌道チェーンを有し、
    前記主クローラ及び前記補助クローラの少なくとも一方の前記無限軌道チェーンの外周部には、前部と後部が曲折されて一対の前記スパイク部が形成されている溝形鋼状の接地部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のクローラ式移動ロボット。
  3. 前記凹部は、V字溝形状に形成されており、
    前記端面は、左右両端近傍の突出高さが低くなるよう傾斜していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクローラ式移動ロボット。
  4. 前記本体の後部には、後方斜め上に延在して先端部近傍に回転輪が取り付けられている転倒防止部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のクローラ式移動ロボット。
  5. 前記本体には、周辺を撮影する撮像手段と、周辺の環境情報を計測する環境検出手段と、前記本体の位置を検出する位置検出手段と、前記主クローラ及び前記補助クローラの駆動を制御する制御手段と、が設けられており、
    前記制御手段と無線通信可能に構成されて前記本体から離れて前記主クローラ及び前記補助クローラの動きを制御する遠隔操作装置を備え、
    前記遠隔操作装置は、前記撮像手段、前記環境検出手段及び前記位置検出手段で検出された情報を表示可能な表示部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のクローラ式移動ロボット。
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