JP6681295B2 - 移動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動装置に関する。
物資を運搬する運搬用の移動装置として、路面および軌道の双方を移動する移動装置が知られている(特許文献1参照)。このような移動装置は、主に農業設備などで用いられている。移動装置は、地面などの路面を走行するための路面用車輪とレールなどの軌道を走行するための軌道用車輪とを備えている。これにより、移動装置は、路面および軌道での物資の運搬を可能としている。
しかしながら、地面のような不整な路面とレールのような軌道とでは、車輪と路面または車輪と軌道との間の摩擦係数が大きく異なっている。また、路面を走行するための車輪と軌道を走行するための車輪とは、その径が異なっている。そのため、移動装置が路面から軌道へ進入、または軌道から路面への脱出の際、路面用車輪または軌道用車輪にスリップが生じやすくなる。その結果、移動装置は、路面から軌道、および軌道から路面への連続的な移動が難しいという問題がある。これにより、使用者は、路面と軌道との境界部分において、移動装置を手作業で移動させる必要があり、作業性の低下を招くという問題がある。スリップを制御する技術として、トラクションコントロールのように車両の姿勢維持の観点からスリップを制御することは公知である(特許文献2参照)。また、摩擦係数の異なる路面においてスリップを検知して、このスリップを適切に制御することも公知である(特許文献3)。しかし、これらの文献は、いずれも車両の姿勢を安定させるための制御であり、路面と軌道との間の連続的な移動については考慮されていない。
特開2001−80326号公報 特開2015−214276号公報 特開2016−40968号公報
そこで、本発明の目的は、摩擦係数の異なる路面と軌道との間でスリップを生じることなく連続的に移動する移動装置を提供することにある。
請求項1記載の発明では、移動装置は、進行方向の前方に前側路面走行車輪および前側軌道走行車輪を備え、進行方向の後方に後側路面走行車輪および後側軌道走行車輪を備えている。前側路面走行車輪および前側軌道走行車輪は、前側駆動部によって駆動される。また、後側路面走行車輪および後側軌道走行車輪は、後側駆動部によって駆動される。制御部は、軌道検出部を用いて、路面から軌道への進入および軌道から路面への脱出を検出する。そして、制御部は、路面から軌道への進入または軌道から路面への脱出が検出されたとき、前側駆動部および後側駆動部を制御する。すなわち、制御部は、前側駆動部によって駆動される前側路面走行車輪および前側軌道走行車輪の回転速度と、後側駆動部によって駆動される後側路面走行車輪および後側軌道走行車輪の回転速度とを制御する。これにより、路面から軌道へ進入するとき、または軌道から路面へ脱出するとき、進行方向の前方の車輪と後方の車輪とでは異なる回転速度に制御される。その結果、進行方向の前方の車輪と後方の車輪とでは、路面または軌道の摩擦係数に応じた回転速度およびトルクとなり、一方のスリップが低減される。したがって、摩擦係数の異なる路面と軌道との間でスリップを生じることなく連続的に移動することができる。
第1実施形態による移動装置を示す模式図 第1実施形態による移動装置を図1の矢印II方向から見た模式図 第1実施形態による移動装置を示すブロック図 第2実施形態による移動装置を図1の矢印II方向から見た模式図 第3実施形態による移動装置を示すブロック図 第4実施形態による移動装置を図1の矢印II方向から見た模式図 第4実施形態による移動装置を示すブロック図 第5実施形態による移動装置を図1の矢印II方向から見た模式図 第5実施形態による移動装置を示すブロック図 第6実施形態による移動装置を図1の矢印II方向から見た模式図 第7実施形態による移動装置を図1の矢印II方向から見た模式図 第8実施形態による移動装置をレール側から見た模式図 第9実施形態による移動装置をレール側から見た模式図 第10実施形態による移動装置をレール側から見た模式図
以下、移動装置の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
図1および図2に示す第1実施形態による移動装置10は、路面と軌道との間を連続的に走行する。移動装置10は、主に農業設備に用いられ、肥料や薬剤などの運搬や収穫した農作物の運搬などに用いられる。移動装置10は、農業設備の従事者に追従して従業者とともに自動的に移動するように制御される。移動装置10は、路面としての地面11と、軌道としてのレール12との間の連続して移動する。地面11は、例えば農作物が植栽されている畝の間に位置する不整または整備された面である。軌道として用いられるレール12は、2本で1対であり、1対のレール12が並列して農業設備のような設備に固定されている。このレール12は、内部を水などが流動可能な筒状に形成されている。レール12の中に流す水の温度を調整することにより、農業設備の温度が調整される。また、レール12の中を流れる水は、散水にも用いてもよい。このように、移動装置10は、路面である地面11と軌道であるレール12との間を相互に行き来する。
移動装置10は、本体13、前側ユニット14、後側ユニット15、軌道検出部16、軌道検出部17および制御部18を備えている。前側ユニット14は、前側車軸21、前側路面走行車輪22、前側軌道走行車輪23および前側駆動部24を有している。前側ユニット14は、図1の矢印Dで示す移動装置10の進行方向において前方側に設けられている。前側路面走行車輪22および前側軌道走行車輪23は、前側車軸21に設けられている。前側車軸21は、前側駆動部24によって駆動される。前側駆動部24は、例えばモータなどを有しており、前側車軸21を駆動する駆動力を発生する。これにより、前側ユニット14を構成する前側路面走行車輪22および前側軌道走行車輪23は、前側駆動部24によって回転駆動される。前側路面走行車輪22は、例えばゴム製のタイヤなどのように地面11の走行に適した車輪を有している。一方、前側軌道走行車輪23は、例えば金属製の車輪などのようにレール12の走行に適した車輪を有している。
後側ユニット15は、後側車軸31、後側路面走行車輪32、後側軌道走行車輪33および後側駆動部34を有している。後側ユニット15は、移動装置10の進行方向において後方側に設けられている。後側路面走行車輪32および後側軌道走行車輪33は、後側車軸31に設けられている。後側車軸31は、後側駆動部34によって駆動される。後側駆動部34は、例えばモータなどを有しており、後側車軸31を駆動する駆動力を発生する。これにより、後側ユニット15を構成する後側路面走行車輪32および後側軌道走行車輪33は、後側駆動部34によって回転駆動される。後側路面走行車輪32は、例えばゴム製のタイヤなどのように地面11の走行に適した車輪を有している。一方、後側軌道走行車輪33は、例えば金属製の車輪などのようにレール12の走行に適した車輪を有している。
軌道検出部16は、移動装置10の進行方向において前方側に設けられている。一方、軌道検出部17は、移動装置10の進行方向において後方側に設けられている。軌道検出部16および軌道検出部17は、いずれも移動装置10が地面11からレール12へ進入したか、および移動装置10がレール12から地面11へ脱出したか否かを検出する。具体的には、軌道検出部16および軌道検出部17は、レール12を検出することによって、地面11からレール12への進入およびレール12から地面11への脱出を検出する。これら軌道検出部16および軌道検出部17は、例えば距離センサ、カメラまたは磁気センサなどを有している。
軌道検出部16および軌道検出部17に距離センサを用いる場合、図示しない距離センサは、本体13から地面11またはレール12までの距離を検出する。レール12は、一般に地面11よりも天地方向の上方に設けられている。そのため、距離センサが検出する距離は、移動装置10が地面11を走行しているときには大きく、移動装置10がレール12を走行しているときには小さくなる。軌道検出部16および軌道検出部17は、この距離センサで検出する距離の差から、地面11からレール12への進入およびレール12から地面11への脱出を検出する。
また、軌道検出部16および軌道検出部17にカメラを用いる場合、図示しないカメラは、本体13から下方を撮影する。地面11とレール12とは、光の反射率、すなわち撮影される画像の性質が異なる。そのため、軌道検出部16および軌道検出部17は、カメラで撮影した画像を解析することにより、レール12の有無を検出する。さらに、軌道検出部16および軌道検出部17に磁気センサを用いる場合、図示しない磁気センサは本体13の周辺の磁界を検出する。地面11とレール12とは材質が異なることから、磁気センサで検出される磁界も異なる。これにより、軌道検出部16および軌道検出部17は磁気センサによってレール12の有無を検出する。このように、軌道検出部16および軌道検出部17は、レール12の有無を検出することにより、地面11からレール12への進入およびレール12から地面11への脱出を検出する。なお、軌道検出部16および軌道検出部17は、レール12の有無を検出可能であれば、上記のような距離センサ、カメラおよび磁気センサに限らず任意に適用することができる。
軌道検出部16は、図1に示すように移動装置10の進行方向において、前側軌道走行車輪23の前方に設けられている。また、軌道検出部17は、移動装置10の進行方向において、後側軌道走行車輪33の後方に設けられている。厳密には、軌道検出部16は前側軌道走行車輪23の前縁よりも前方でレール12の有無を検出し、軌道検出部17は後側軌道走行車輪33の後縁よりも後方でレール12の有無を検出する。
制御部18は、本体13に搭載されている。制御部18は、図3に示すようにマイクロコンピュータ41を有している。マイクロコンピュータ41は、図示しないCPU、ROMおよびRAMで構成されている。制御部18は、ROMに記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより、移動装置10の全体を制御する。制御部18は、前側駆動部24および後側駆動部34に接続するとともに、軌道検出部16および軌道検出部17に接続している。制御部18は、軌道検出部16および軌道検出部17で検出したレール12の有無に基づいて前側駆動部24および後側駆動部34の回転数を制御する。
具体的には、制御部18は、軌道検出部16および軌道検出部17で地面11からレール12への進入、またはレール12から地面11への脱出が検出されると、前側駆動部24の回転速度と後側駆動部34の回転速度とを制御する。これにより、前側駆動部24で駆動される前側路面走行車輪22および前側軌道走行車輪23と、後側駆動部34で駆動される後側路面走行車輪32および後側軌道走行車輪33との間には、回転速度に差が生じる。
ここで、前側路面走行車輪22および後側路面走行車輪32の外径はr1とし、前側軌道走行車輪23および後側軌道走行車輪33の外径はr2とする。このとき、制御部18は、前側駆動部24の回転数w1および後側駆動部34の回転数w2を、w1×r1=w2×r2となるように制御する。例えば、図1に示すように移動装置10が地面11からレール12へ進入するとき、前側ユニット14の前側軌道走行車輪23はレール12上を移動し、後側ユニット15の後側路面走行車輪32は地面11を移動する。このとき、軌道検出部16はレール12を検出し、軌道検出部17はレール12を検出しない。上述のように前側ユニット14の前側軌道走行車輪23の外径はr2であり、後側ユニット15の後側路面走行車輪32の外径はr1であることから、制御部18はこれらの車輪径の差を考慮して前側駆動部24の回転数w1および後側駆動部34の回転数w2を制御する。すなわち、制御部18は、w1×r1=w2×r2となるように制御する。これにより、移動装置10が地面11からレール12へ進入するとき、前側ユニット14の前側軌道走行車輪23と後側ユニット15の後側路面走行車輪32とは、車輪径の差を考慮した回転数で駆動され、スリップが低減される。
一方、移動装置10がレール12から地面11へ脱出するとき、前側ユニット14の前側路面走行車輪22は地面11を移動し、後側ユニット15の後側軌道走行車輪33はレール12上を移動する。このとき、軌道検出部16はレール12を検出せず、軌道検出部17はレール12を検出する。制御部18は、上述のように車輪径の差を考慮して前側駆動部24の回転数w1および後側駆動部の回転数w2を制御する。これにより、移動装置10がレール12から地面11へ脱出するとき、前側ユニット14の前側路面走行車輪22と後側ユニット15の後側軌道走行車輪33とは、車輪径の差を考慮した回転数で駆動され、スリップが低減される。
以上説明したように、第1実施形態では、制御部18は、軌道検出部16および軌道検出部17を用いて、地面11からレール12への進入およびレール12から地面11への脱出を検出する。そして、制御部18は、地面11からレール12への進入またはレール12から地面11への脱出が検出されたとき、前側駆動部24および後側駆動部34を制御する。すなわち、制御部18は、地面11からレール12へ進入するとき、進行方向の前方でレール12に接する前側軌道走行車輪23と後方で地面11に接する後側路面走行車輪32とを異なる回転速度に制御する。また、制御部18は、レール12から地面11へ脱出するとき、進行方向の前方で地面11に接する前側路面走行車輪22と後方でレール12に接する後側軌道走行車輪33とを異なる回転速度に制御する。その結果、進行方向の前方の車輪と後方の車輪とでは、地面11またはレール12の摩擦係数に応じた回転速度およびトルクとなり、一方のスリップが低減される。したがって、摩擦係数の異なる地面11とレール12との間でスリップを生じることなく連続的に移動することができる。
また、第1実施形態では、軌道検出部16および軌道検出部17は、前側軌道走行車輪23の前方または後側軌道走行車輪33の後方でレール12を検出する。これにより、移動装置10が地面11からレール12へ進入する場合、軌道検出部16は、前側軌道走行車輪23がレール12へ進入する前からレール12への進入を確実に検出する。同様に、移動装置10がレール12から地面11へ脱出する場合、軌道検出部17は、後側軌道走行車輪33がレール12から脱出する前からレール12からの脱出を確実に検出する。そのため、制御部18は、前側軌道走行車輪23または後側軌道走行車輪33のいずれか一方がレール12に載っている間、前側と後側とを異なる回転速度に確実に制御する。したがって、地面11からレール12への進入時、およびレール12から地面11への脱出時における姿勢をより安定することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態による移動装置を図4に示す。
第2実施形態の場合、移動装置10は、路面走行用の車輪としてメカナムホイールを有している。すなわち、移動装置10の前側路面走行車輪22および後側路面走行車輪32は、いずれもメカナムホイールで構成されている。また、第2実施形態の移動装置10は、4組の車輪が個別の駆動部によってそれぞれ駆動される。すなわち、前側ユニット14の前側駆動部24は、図4に示すように前側路面走行車輪22および前側軌道走行車輪23を駆動する2つのモータ241、242を有している。モータ241、242は、それぞれ前側車軸21を通して一対の前側路面走行車輪22および前側軌道走行車輪23を駆動する。図示しない後側ユニット15についても、2組の後側路面走行車輪32および後側軌道走行車輪33は後側駆動部34の2つのモータで個別に駆動される。
第2実施形態のように前側路面走行車輪22および後側路面走行車輪32に用いるメカナムホイールは、第1実施形態のような一般的なタイヤなどと比較して、進行方向に対して垂直な方向へのグリップ性能が低いという特性を有している。そのため、前側路面走行車輪22または後側路面走行車輪32のいずれかにスリップが発生すると、移動装置10の姿勢が乱れやすく、本体13の中心を旋回軸とする回転を招きやすくなる。
すなわち、第2実施形態のように前側路面走行車輪22および後側路面走行車輪32にメカナムホイールを用いる場合、第1実施形態以上にスリップの低減が求められる。第2実施形態では、制御部18は、移動装置10が地面11からレール12への進入するとき、および移動装置10がレール12から地面11へ脱出するとき、前側ユニット14と後側ユニット15との回転数を制御する。これにより、第2実施形態の移動装置10は、前側路面走行車輪22または後側路面走行車輪32のスリップにともなう移動装置10の回転が低減される。すなわち、制御部18は、移動装置10が地面11からレール12へ進入するとき、前側ユニット14の前側軌道走行車輪23と後側ユニット15の後側路面走行車輪32とを車輪径の差を考慮した回転数で駆動する。同様に、制御部18は、移動装置10がレール12から地面11へ脱出するとき、前側ユニット14の前側路面走行車輪22と後側ユニット15の後側軌道走行車輪33とを車輪径の差を考慮した回転数で駆動する。その結果、地面11とレール12との間の相互の移行時に、スリップにともなう移動装置10の旋回が低減される。
第2実施形態では、前側路面走行車輪22および後側路面走行車輪32に、進行方向に対して垂直な方向へのグリップ性能の低いメカナムホイールを用いている。このようにメカナムホイールを用いる場合でも、路面走行用車輪と軌道走行車輪との車輪径の差を考慮して回転速度を制御することにより、車輪のスリップが低減される。したがって、地面11からレール12への進入時、およびレール12から地面11への脱出時におけるスリップを低減することができ、スリップにともなう姿勢の不安定化を低減することができる。
また、第2実施形態では、前側路面走行車輪22および後側路面走行車輪32としてメカナムホイールを用いている。そして、制御部18は、前側路面走行車輪22をモータ241、モータ242で個別に駆動している。また、制御部18は、後側路面走行車輪32についても、図示しない2つのモータで個別に駆動している。すなわち、4つの路面走行車輪は、4つのモータでそれぞれ個別に駆動される。そのため、移動装置10は、地面11において前後だけでなく、左右を含めた平面方向へ自由に移動可能となる。したがって、農業設備などのように限られた空間においても、機動性を高めることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態による移動装置を図5に示す。
第3実施形態では、制御部18は、マイクロコンピュータ41でコンピュータプログラムを実行することにより姿勢制御部42をソフトウェア的に実現している。なお、姿勢制御部42は、ハードウェア的、またはソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現してもよい。第3実施形態の場合、制御部18は、姿勢検出部43に接続している。姿勢検出部43は、例えばジャイロセンサ、加速度センサ、地磁気センサおよびカメラなどのうち1つ以上を有している。姿勢検出部43は、これらジャイロセンサ、加速度センサおよび地磁気センサなどから移動装置10の旋回軸を中心とする回転を検出する。また、姿勢検出部43のカメラは、撮影した画像から移動装置10の旋回軸を中心とする回転を検出する。姿勢制御部42は、姿勢検出部43で検出した移動装置10の回転に基づいて、前側駆動部24および後側駆動部34を制御する。これにより、前側駆動部24および後側駆動部34が発生するトルクが制御される。その結果、姿勢制御部42は、トルクの不均衡にともなう移動装置10の姿勢の不安定化すなわち旋回軸を中心とする回転を抑える制御を行なうとともに、発生するトルクを意図的に不均衡にして目標となる進行方向へ旋回する制御を行なう。
第3実施形態では、姿勢制御部42を備えることにより、移動装置10は旋回軸を中心とする回転が抑えられるとともに、目標とする進行方向へ迅速かつ正確に旋回する。したがって、地面11を移動する移動装置10を固定されたレール12へ正確に案内することができ、地面11からレール12への移行を安定化することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態による移動装置を図6および図7に示す。
第4実施形態では、移動装置10は、トルク検出部51を備えている。トルク検出部51は、前側ユニット14の前側車軸21または後側ユニット15の後側車軸31の少なくともいずれか一方に設けられている。第4実施形態では、トルク検出部51を前側車軸21に設ける例について説明する。すなわち、前側車軸21は検出車軸に相当し、前側駆動部24は検出車軸駆動部に相当する。トルク検出部51は、検出したトルクを制御部18へ出力する。
制御部18は、トルク検出部51で検出したトルクt1が「0」となるように前側駆動部24を制御する。すなわち、制御部18は、トルク検出部51が設けられている前側車軸21を駆動する前側駆動部24を、トルク検出部51で検出するトルクt1が「0」となるように駆動する。このように、トルク検出部51で検出するトルクt1を「0」となるように制御することにより、トルク検出部51でトルクt1を検出する前側車軸21のスリップは低減される。
(第5実施形態)
第5実施形態による移動装置を図8および図9に示す。
第5実施形態では、移動装置10は、動力断続部61を備えている。動力断続部61は、前側ユニット14に設けられている。動力断続部61は、前側車軸21と前側駆動部24との間に設けられ、前側駆動部24から前側車軸21への力の伝達を断続する。すなわち、動力断続部61は、前側車軸21と前側駆動部24との間の動力伝達を断続するクラッチである。制御部18は、動力断続部61に接続している。制御部18は、動力断続部61を断続することにより、前側駆動部24から前側車軸21への動力の伝達を制御する。
制御部18は、軌道検出部16または軌道検出部17で前側軌道走行車輪23または後側軌道走行車輪33のいずれか一方がレール12上にあることを検出したとき、前側駆動部24から前側車軸21への力の伝達を遮断する。一方、制御部18は、前側軌道走行車輪23および後側軌道走行車輪33の双方がレール12上にあるとき、またはレール12が検出されない地面11を走行しているとき、前側駆動部24から前側車軸21へ力を伝達する。
このように、第5実施形態では、制御部18は、前側または後側の一方がレール12上にあるとき、前側駆動部24から前側車軸21への力の伝達を遮断する。そのため、前側ユニット14の前側路面走行車輪22および前側軌道走行車輪23は、前側駆動部24からの力が伝達されず、無動力状態となる。これにより、移動装置10は、地面11からレール12へ進入するとき、地面11と接する後側路面走行車輪32によって進行方向前方へ推進される。また、移動装置10は、レール12から地面11へ脱出するとき、レール12と接する後側軌道走行車輪33によって進行方向前方へ推進される。これらの結果、移動装置10が地面11からレール12へ進入するとき、および移動装置10がレール12から地面11へ脱出するとき、前側ユニット14の車輪と後側ユニット15の車輪とは回転数が制御される。したがって、摩擦係数の異なる地面11とレール12との間でスリップを生じることなく連続的に移動することができる。
第5実施形態では、前側ユニット14の前側車軸21と前側駆動部24との間に動力断続部61を設ける例について説明した。しかし、動力断続部61は、後側ユニット15の後側車軸31と後側駆動部34との間に設けてもよい。この場合、移動装置10は、進行方向の前方に設けられる前側ユニット14によって牽引される。また、動力断続部61は、前側ユニット14および後側ユニット15の双方に設けてもよい。
(第6実施形態)
第6実施形態による移動装置を図10に示す。
第6実施形態では、移動装置10は変速機を備えている。すなわち、移動装置10は、前側ユニット14の前側車軸21と前側駆動部24との間に前側変速機71を備えている。前側変速機71は、前側路面走行車輪22と前側軌道走行車輪23との外径の比に応じて変速比が設定されている。第6実施形態の場合、前側車軸21は、路面用車軸211および軌道用車軸212を有している。路面用車軸211は、前側路面走行車輪22に接続している。路面用車軸211は、前側駆動部24と直に接続している。これにより、前側路面走行車輪22は、路面用車軸211を通して前側駆動部24によって駆動される。一方、軌道用車軸212は、前側軌道走行車輪23に接続している。軌道用車軸212は、前側変速機71を挟んで前側駆動部24と接続している。これにより、前側軌道走行車輪23は、前側駆動部24の駆動力が前側変速機71で変速された後、軌道用車軸212を通して駆動される。また、移動装置10は、後側ユニット15の後側車軸31と後側駆動部34との間に図示しない後側変速機を備えている。後側ユニット15の構成は、前側ユニット14と共通している。そして、後側変速機は、後側路面走行車輪32と後側軌道走行車輪33との外径の比に応じて変速比が設定されている。
上記の構成により、第6実施形態の移動装置10は、軌道検出部16、軌道検出部17および制御部18が不要となる。すなわち、第6実施形態の移動装置10は、前側駆動部24の回転数が一定であっても、前側変速機71によって前側路面走行車輪22と前側軌道走行車輪23とは回転数が異なる。同様に、移動装置10は、後側駆動部34の回転数が一定であっても、図示しない後側変速機によって後側路面走行車輪32と後側軌道走行車輪33とは回転数が異なる。これにより、移動装置10が地面11からレール12へ進入するとき、前側駆動部24および後側駆動部34の回転数を変更しなくても、前側ユニット14の前側軌道走行車輪23と後側ユニット15の後側路面走行車輪32とは回転にともなう進行距離が等しくなる。また、移動装置10がレール12から地面11へ脱出するとき、前側駆動部24および後側駆動部34の回転数を変更しなくても、前側ユニット14の前側路面走行車輪22と後側ユニット15の後側軌道走行車輪33とは回転にともなう進行距離が等しくなる。
第6実施形態では、前側駆動部24が一定の回転数であっても、前側路面走行車輪22および前側軌道走行車輪23は外径の比に応じて異なる回転数となる。同様に、後側駆動部34が一定の回転数であっても、後側路面走行車輪32および後側軌道走行車輪33は外径の比に応じて異なる回転数となる。これにより、地面11からレール12へ進入するとき、またはレール12から地面11へ脱出するとき、地面11に接する車輪とレール12に接する車輪とは外径の比に応じて異なる回転速度に制御される。その結果、地面11に接する車輪およびレール12に接する車輪は、地面11またはレール12の摩擦係数に応じた回転速度およびトルクに機械的に制御され、一方のスリップが低減される。したがって、摩擦係数の異なる地面11とレール12との間でスリップを生じることなく連続的に移動することができる。
また、第6実施形態では、レール12の検出を行なうことなく、前側の車輪または後側の車輪のスリップが低減される。したがって、構成および制御をより簡略化することができる。
(第7実施形態)
第7実施形態による移動装置を図11に示す。
第7実施形態では、前側変速機71として遊星歯車72を用いている。図示しない後側変速機に遊星歯車を用いてもよい。このように前側変速機71に遊星歯車72を用いることにより、前側ユニット14における前側路面走行車輪22と前側軌道走行車輪23とは同一の前側車軸21に設けられる。また、同様に、図示しない後側変速機に遊星歯車を用いることにより、後側ユニット15における後側路面走行車輪32と後側軌道走行車輪33とは同一の後側車軸に設けられる。したがって、前側ユニット14および後側ユニット15の小型化を図ることができる。
(第8実施形態)
第8実施形態による移動装置を図12に示す。
第8実施形態は、第5実施形態の変形例である。第5実施形態では、前側ユニット14または後側ユニット15の少なくともいずれか一方に動力断続部61を設ける例について説明している。すなわち、第5実施形態の場合、前側ユニット14および後側ユニット15は、それぞれ前側駆動部24または後側駆動部34からそれぞれ駆動力が伝達される構成である。
これに対し、第8実施形態では、移動装置10は、1つの駆動部80を備えている。この1つの駆動部80は、動力伝達部81を通して前側車軸21に駆動力を伝達する。また、駆動部80は、動力伝達部82を通して後側車軸31に駆動力を伝達する。このように、第8実施形態では、1つの駆動部80で前側車軸21および後側車軸31をそれぞれ駆動する。動力伝達部81は、駆動部80と前側車軸21とを接続するベルトやチェーンなどを有している。また、動力伝達部82は、駆動部80と後側車軸31とを接続するベルトやチェーンを有している。動力伝達部81および動力伝達部82は、ベルトやチェーンに代えて、歯車を組み合わせて構成してもよい。
また、第8実施形態の場合、移動装置10は、前側車軸21に動力断続部83および動力断続部84、後側車軸31に動力断続部85および動力断続部86をそれぞれ備えている。動力断続部83〜86は、いずれも動力の伝達を断続するクラッチである。このように、第8実施形態では、1つの駆動部80で4輪を駆動するとともに、これらの4輪は動力断続部83〜86によって個別に動力の伝達が断続される。すなわち、制御部18は、4つの動力断続部83〜86を個別に制御することにより、各輪の駆動を制御する。
以上説明したように、第8実施形態では、1つの駆動部80で4つの車輪が独立して制御される。したがって、重量の大きな駆動部80を低減することができ、軽量化および部品点数の低減を図ることができる。
(第9実施形態)
第9実施形態による移動装置を図13に示す。
第9実施形態では、第6実施形態と第8実施形態とを組み合わせたものである。すなわち、第9実施形態では、第8実施形態と同様に、1つの駆動部90で前側車軸21および後側車軸31をそれぞれ駆動している。そして、第9実施形態の移動装置10の前側車軸21は、前側路面走行車輪22のための路面用車軸211、および前側軌道走行車輪23のための軌道用車軸212を有している。同様に、移動装置10の後側車軸31は、後側路面走行車輪32のための第一後側車軸311、および後側軌道走行車輪33のための第二後側車軸312を有している。駆動部90は、これら前側車軸21を構成する路面用車軸211および軌道用車軸212と、後側車軸31を構成する第一後側車軸311および第二後側車軸312にそれぞれ駆動力を提供する。
第9実施形態では、移動装置10は、さらに前側変速機91および後側変速機92を備えている。前側変速機91は、駆動部90と前側車軸21との間に設けられている。具体的には、前側変速機91は、駆動部90と路面用車軸211との間の前側第一変速部911、および駆動部90と軌道用車軸212との間の前側第二変速部912を有している。これら前側第一変速部911と前側第二変速部912との減速比は、前側路面走行車輪22と前側軌道走行車輪23との外径の比に応じて設定されている。また、後側変速機92は、駆動部90と後側車軸31との間に設けられている。具体的には、後側変速機92は、駆動部90と第一後側車軸311との間の後側第一変速部921、および駆動部90と第二後側車軸312との間の後側第二変速部922を有している。これら後側第一変速部921と後側第二変速部922との減速比は、後側路面走行車輪32と後側軌道走行車輪33との外径の比に応じて設定されている。
第9実施形態では、1つの駆動部90で4つの車軸が独立して駆動されるとともに、各車軸が各車輪の外径の比に応じた回転数で制御される。したがって、重量の大きな駆動部90を低減することができ、軽量化および部品点数の低減を図ることができる。
(第10実施形態)
第10実施形態による移動装置を図14に示す。
第10実施形態は、第9実施形態の変形例であり、前側変速機71として遊星歯車72を用いており、後側変速機73に遊星歯車74を用いている。このように前側変速機71に遊星歯車72を用いることにより、前側ユニット14における前側路面走行車輪22と前側軌道走行車輪23とは同一の前側車軸21に設けられる。また、同様に、後側変速機73に遊星歯車74を用いることにより、後側ユニット15における後側路面走行車輪32と後側軌道走行車輪33とは同一の後側車軸31に設けられる。したがって、前側ユニット14および後側ユニット15の小型化を図ることができる。
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
上述の複数の実施形態では、前側路面走行車輪22と後側路面走行車輪32、および前側軌道走行車輪23および後側軌道走行車輪33とは、同一の外径であることを前提に説明した。しかし、前側路面走行車輪22と後側路面走行車輪32、および前側軌道走行車輪23および後側軌道走行車輪33とは、異なる外径であってもよい。この場合、制御部18は、前側路面走行車輪22と後側路面走行車輪32、および前側軌道走行車輪23および後側軌道走行車輪33との外径の差を考慮して前側駆動部24および後側駆動部34を制御する。これにより、第1実施形態と同様に、前側の車輪または後側の車輪のスリップを招くことなく連続的に移動することができる。また、第6実施形態の場合も、前側変速機71および後側変速機は、対象となる車輪の径に応じて変速比を設定することにより、前後の車輪径を任意に変更しても、地面11とレール12との間の相互の移行時におけるスリップを低減することができる。
図面中、10は移動装置、11は地面(路面)、12はレール(軌道)、16、17は軌道検出部、18は制御部、21は前側車軸、22は前側路面走行車輪、23は前側軌道走行車輪、24は前側駆動部、31は後側車軸、32は後側路面走行車輪、33は後側軌道走行車輪、34は後側駆動部、51はトルク検出部、61、83、84、85、86は駆動力断続部、71、91は前側変速機、73、92は後側変速機、80、90は駆動部を示す。

Claims (7)

  1. 摩擦係数の異なる路面(11)と軌道(12)との間を連続的に走行する移動装置(10)であって、
    進行方向の前側に設けられている前側車軸(21)と、
    進行方向の後側に設けられている後側車軸(31)と、
    前記前側車軸(21)に設けられ、前記路面(11)の走行時に用いられる前側路面走行車輪(22)と、
    前記後側車軸(31)に設けられ、前記路面(11)の走行時に用いられる後側路面走行車輪(32)と、
    前記前側車軸(21)に設けられ、前記軌道(12)の走行時に用いられる前側軌道走行車輪(23)と、
    前記後側車軸(31)に設けられ、前記軌道(12)の走行時に用いられる後側軌道走行車輪(33)と、
    前記前側車軸(21)を通して前記前側路面走行車輪(22)および前記前側軌道走行車輪(23)を駆動する前側駆動部(24)と、
    前記後側車軸(31)を通して前記後側路面走行車輪(32)および前記後側軌道走行車輪(33)を駆動する後側駆動部(34)と、
    前記路面(11)から前記軌道(12)への進入、および前記軌道(12)から前記路面(11)への脱出を検出する軌道検出部(16、17)と、
    前記軌道検出部(16、17)で前記路面(11)から前記軌道(12)への進入または前記軌道(12)から前記路面(11)への脱出が検出されたとき、前記前側駆動部(24)による前記前側路面走行車輪(22)および前記前側軌道走行車輪(23)と前記後側駆動部(34)による前記後側路面走行車輪(32)および前記後側軌道走行車輪(34)との回転速度を制御する制御部(18)と、を備え、
    前記制御部(18)は、前記前側路面走行車輪(22)および前記前側軌道走行車輪(23)の回転速度と、前記後側路面走行車輪(32)および前記後側軌道走行車輪(33)の回転速度とが等しくなるように前記前側駆動部(24)および前記後側駆動部(34)を制御する移動装置。
  2. 前記前側車軸(21)または前記後側車軸(31)の少なくともいずれか一方に設けられ、前記前側車軸(21)または前記後側車軸(31)に加わるトルクを検出するトルク検出部(51)をさらに備え、
    前記前側車軸(21)または前記後側車軸(31)のうち前記トルク検出部(51)が設けられている車軸を検出車軸とし、前記検出車軸を駆動する駆動部を検出車軸駆動部とすると、
    前記制御部(18)は、前記検出車軸駆動部から前記検出車軸に加わるトルクが0となるように前記車軸駆動部の回転数を制御する請求項1記載の移動装置。
  3. 前記軌道検出部(16)は、進行方向において前記前側軌道走行車輪(23)の前方に設けられ、
    前記軌道検出部(17)は、進行方向において前記後側軌道走行車輪(33)の後方に設けられている請求項1または2記載の移動装置。
  4. 摩擦係数の異なる路面(11)と軌道(12)との間を連続的に走行する移動装置(10)であって、
    進行方向の前側に設けられている前側車軸(21)と、
    進行方向の後側に設けられている後側車軸(31)と、
    前記前側車軸(21)に設けられ、前記路面(11)の走行時に用いられる前側路面走行車輪(22)と、
    前記後側車軸(31)に設けられ、前記路面(11)の走行時に用いられる後側路面走行車輪(32)と、
    前記前側車軸(21)に設けられ、前記軌道(12)の走行時に用いられる前側軌道走行車輪(23)と、
    前記後側車軸(31)に設けられ、前記軌道(12)の走行時に用いられる後側軌道走行車輪(33)と、
    前記前側車軸(21)および前記後側車軸(31)を駆動する少なくとも1つ以上の駆動部(24、34、80)と、
    前記駆動部(24、34、80)と前記前側車軸(21)の間、または前記駆動部(24、34、80)と前記後側車軸(31)との間の少なくともいずれか一方に設けられ、前記駆動部(24、34、80)から前記前側車軸(21)または前記後側車軸(31)への駆動力の伝達を断続する駆動力断続部(61、83、84、85、86)と、
    前記路面(11)から前記軌道(12)への進入、および前記軌道(12)から前記路面(11)への脱出を検出する軌道検出部(16、17)と、
    前記軌道検出部(16、17)で前記路面(11)から前記軌道(12)への進入または前記軌道(12)から前記路面(11)への脱出が検出されたとき、前記駆動力断続部(61、83、84、85、86)による前記駆動部(24、34、80)から前記前側車軸(21)または前記後側車軸(31)への駆動力の伝達を断続して、前記駆動部(24、80)による前記前側路面走行車輪(22)および前記前側軌道走行車輪(23)に加わる力と、前記駆動部(34、80)による前記後側路面走行車輪(32)および前記後側軌道走行車輪(34)に加わる力とを制御する制御部(18)と、
    を備える移動装置。
  5. 摩擦係数の異なる路面(11)と軌道(12)との間を連続的に走行する移動装置(10)であって、
    進行方向の前側に設けられている前側車軸(21)と、
    進行方向の後側に設けられている後側車軸(31)と、
    前記前側車軸(21)に設けられ、前記路面(11)の走行時に用いられる前側路面走行車輪(22)と、
    前記後側車軸(31)に設けられ、前記路面(11)の走行時に用いられる後側路面走行車輪(32)と、
    前記前側車軸(21)に設けられ、前記軌道(12)の走行時に用いられる前側軌道走行車輪(23)と、
    前記後側車軸(31)に設けられ、前記軌道(12)の走行時に用いられる後側軌道走行車輪(33)と、
    前記前側車軸(21)および前記後側車軸(31)を駆動する少なくとも1つ以上の駆動部(24、34、90)と、
    前記駆動部(24、34、90)と前記前側車軸(21)との間、または前記駆動部に設けられ、前記前側路面走行車輪(22)と前記前側軌道走行車輪(23)との外径の比に応じて設定され、前記駆動部(24、34、90)の回転数が一定であっても前記前側路面走行車輪(22)と前記前側軌道走行車輪(23)との回転数を異ならせる前側変速機(71、91)と、
    前記駆動部(24、34、90)と前記後側車軸(31)との間に設けられ、前記後側路面走行車輪(32)と前記後側軌道走行車輪(33)との外径の比に応じて設定され、前記駆動部(24、34、90)の回転数が一定であっても前記後側路面走行車輪(32)と前記後側軌道走行車輪(33)との回転数を異ならせる後側変速機(73、92)と、
    を備える移動装置。
  6. 前記前側路面走行車輪(22)および前記後側路面走行車輪(32)は、メカナムホイールである請求項1から5のいずれか一項記載の移動装置。
  7. 前記軌道(12)は、内部を水が循環可能な筒状である請求項1から6のいずれか一項記載の移動装置。
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