JP2010089158A - しごき加工装置、しごき加工方法、および成形加工品 - Google Patents

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卓 土屋
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Abstract

【課題】一度のしごき加工で、ワークの板厚を複数の方向に沿って変化させることができるしごき加工装置を提供すること。
【解決手段】プレス機10は、互いに略直交する対向成形面30Aおよび平行成形面30Bを有する上型30と、上型30の対向成形面30Aに対向する対向成形面20A、および、上型30の平行成形面30Bに平行な平行成形面20Bを有する下型20と、上型30と下型20との間にワークを挟持するように上型30を昇降する昇降機構40と、を備える。上型30の平行成形面30Bは、下型20の平行成形面20Bに対するクリアランスが第1所定値cとなる第1平行成形面611と、下型20の平行成形面20Bに対するクリアランスが第2所定値cとなる第2平行成形面621と、第1平行成形面611から第2平行成形面621に至る第3平行成形面631と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、しごき加工装置、しごき加工方法、および成形加工品に関する。詳しくは、平板状のワークをしごき加工するしごき加工装置、しごき加工方法、および成形加工品に関する。
従来より、自動車の安全性能を確保しつつ軽量化を図るため、車体を構成するパネル部材の一部の板厚を変更することが要請されている。
そこで、例えば、テーラードブランク材を用いることが提案されている。このテーラードブランク材は、板厚の異なる複数種類の板材を溶接により接合することで形成される。
しかしながら、この手法では、板材を接合するための設備が必要となり、コスト高となる。また、材料の接合部では、強度が低下したり、成形性が低下したりするため、成形金型の構造が複雑化する、という問題がある。
また、しごき加工が提案されている。しごき加工とは、所定の板厚の板材の少なくとも一部を工具でしごくことにより、このしごいた部分の板厚を薄くする加工である。
しごき加工の手法としては、例えば、せん断加工用のプレス機を用いて、このプレス機の一対の金型同士の隙間にワークを挟み込んで、上下方向に相対移動することにより、しごき加工を行う(特許文献1参照)ものがある。
このような手法によれば、板状のワークの一部を薄くして、複数の板厚を有する板材を形成できる。よって、テーラードブランク材のように接合部が生じず、接合部で強度が低下するのを防止できる。
特開2006−297461号公報
以上の特許文献1の手法では、板状のワークを搬送方向にのみしごき加工する。よって、一度のしごき加工で、ワークの板厚は一方向に沿って変化することになる。
しかしながら、近年、自動車をより軽量化することが要請されており、そのため、短いサイクルタイムで、板厚がより複雑に変化する板材を製造する必要がある。具体的には、一度のしごき加工で、ワークの板厚を、搬送方向だけではなく、搬送方向以外の方向にも沿って変化させる必要がある。
本発明は、一度のしごき加工で、ワークの板厚を複数の方向に沿って変化させることができる、しごき加工装置、しごき加工方法、および成形加工品を提供することを目的とする。
本発明のしごき加工装置(例えば、後述のプレス機10)は、互いに略直交する対向成形面(例えば、後述の対向成形面30A)および平行成形面(例えば、後述の平行成形面30B)を有する第1金型(例えば、後述の上型30)と、前記第1金型の対向成形面に対向する対向成形面(例えば、後述の対向成形面20A)、および、前記第1金型の平行成形面に平行な平行成形面(例えば、後述の平行成形面20B)を有する第2金型(例えば、後述の下型20)と、前記第1金型と前記第2金型との間にワークを挟持するように、前記第1金型および第2金型のうち少なくとも一方を移動する移動装置(例えば、後述の昇降機構40)と、を備え、前記第1金型の平行成形面は、前記第2金型の平行成形面に対するクリアランスが第1所定値となる第1平行成形面(例えば、後述の第1平行成形面611)と、前記第2金型の平行成形面に対するクリアランスが第2所定値となる第2平行成形面(例えば、後述の第2平行成形面621)と、前記第1平行成形面から前記第2平行成形面に至る第3平行成形面(例えば、後述の第3平行成形面631)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、以下の手順で、しごき加工を行う。
まず、平板状のワークを第1金型と第2金型との間に配置する。
次に、移動装置により、第1金型および第2金型のうち少なくとも一方を移動する。
すると、第1金型の対向成形面と第2金型の対向成形面との間でワークが挟持されるとともに、第1金型の平行成形面と第2金型の平行成形面との間でワークがしごき加工される。これにより、ワークの挟持される部分としごき加工される部分とで板厚を変化させることができる。
ここで、第1金型の第1平行成形面の第2金型の平行成形面に対するクリアランスと、第1金型の第2平行成形面の第2金型の平行成形面に対するクリアランスと、を異ならせた。よって、ワークのしごき加工される部分の中でも、板厚を変化させることができる。
したがって、一度のしごき加工で、ワークの板厚を複数の方向に沿って変化させることができる。
本発明によれば、第1金型の対向成形面と第2金型の対向成形面との間でワークが挟持されるとともに、第1金型の平行成形面と第2金型の平行成形面との間でワークがしごき加工される。これにより、ワークの挟持される部分としごき加工される部分とで板厚を変化させることができる。また、第1金型の第1平行成形面の第2金型の平行成形面に対するクリアランスと、第1金型の第2平行成形面の第2金型の平行成形面に対するクリアランスと、を異ならせた。よって、ワークのしごき加工される部分の中でも、板厚を変化させることができる。したがって、一度のしごき加工で、ワークの板厚を複数の方向に沿って変化させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係るしごき加工装置としてのプレス機10の正面図である。図1(b)は、プレス機10のA−A断面図である。
このプレス機10は、ワークの少なくとも一部を薄肉化するしごき加工を行う。
プレス機10は、第2金型としての下型20と、下型20の上方に配置された第1金型としての上型30と、この上型30を下型20に対して接近または離隔させる移動装置としての昇降機構40と、これらを制御する制御装置50と、を有する。
下型20は、平板状の基部21と、この基部21の中央に立設された突部22と、を備える。
突部22は、断面矩形状であり、ワークの搬送方向に沿って延びている。この突部22の上面は、対向成形面20Aであり、この突部22の両側面は、平行成形面20Bである。したがって、対向成形面20Aと平行成形面20Bとは、互いに略直交している。
上型30は、基部31と、この基部31の下面に沿って移動可能な一対のスライド部32と、を備える。
スライド部32は、それぞれ、断面略矩形状であり、ワークの搬送方向に沿って延びている。
基部31の下面のうち一対のスライド部32同士の間の部分は、下型20の対向成形面20Aに対向する対向成形面30Aである。また、スライド部32の互いに対向する側面は、下型20の平行成形面20Bに平行な平行成形面30Bである。
昇降機構40は、対向成形面20A、30A同士が面外方向から接近し、かつ、平行成形面20B、30B同士が面内方向から接近するように、上型30を昇降させる。
以下、スライド部32の構成について説明する。
各スライド部32は、第1平行成形面611を有する第1スライド部61と、この第1スライド部61を上型30の基部31に対して相対移動させる第1送りねじ機構71と、第2平行成形面621を有する第2スライド部62と、この第2スライド部62を上型30の基部31に対して相対移動させる第2送りねじ機構72と、第3平行成形面631を有する第3スライド部63と、この第3スライド部63を上型30の基部31に対して相対移動させる第3送りねじ機構73と、を備える。
以上の第1平行成形面611、第2平行成形面621、および第3平行成形面631は、上型30の基部31に沿って連続しており、上述の平行成形面30Bを構成している。
一対の第1スライド部61の第1平行成形面611同士は、対向して配置されており、第1送りねじ機構71を駆動することにより、接近または離間する。
一対の第2スライド部62の第2平行成形面621同士は、対向して配置されており、第2送りねじ機構72を駆動することにより、接近または離間する。
一対の第3スライド部63の第3平行成形面631同士は、対向して配置されており、第3送りねじ機構73を駆動することにより、接近または離間する。
本実施形態では、第1平行成形面611の平行成形面20Bに対するクリアランスは、第1所定値cとなり、第2平行成形面621の平行成形面20Bに対するクリアランスは、第1所定値cよりも大きい第2所定値cとなっている。
以上のプレス機10の動作は、以下のようになる。
まず、上型30を上昇させておき、下型20と上型30との間に鋼板Wを配置する。
具体的には、図2(a)に示すように、下型20の突部22上に、ワークとしての平板状の鋼板Wを載置する。
次に、上型30を下降させる。すると、下型20の突部22は、上型30の一対のスライド部32の間に収容されて、図2(b)に示すように、鋼板Wは、断面コの字形状の長尺状に加工される。
例えば、鋼板Wを、図3(a)に示すように、板厚t、下辺W、上辺W、長さ(高さ)Lの台形状とする。
この鋼板Wをプレス成形して、図3(b)に示すように、成形品Wを形成する。図3(b)は、成形品Wを展開した図である。成形品Wは、展開した状態では、下辺W´、上辺W´、長さ(高さ)Lの台形状となる。
この成形品Wは、具体的には、平板状の第1基部81と、この基部に略直交する一対の平板状の第2基部82と、を備える。第2基部82は、第1基部81に沿って並んで配置された第1部分821および第2部分822を備える。
成形品Wの第1基部81は、中央の幅W、長さL、板厚tの部分であり、プレス成形時に、対向成形面20A、30Aで挟まれており、板厚が変化していない。
成形品Wの第1部分821は、図3(b)中左側上下の板厚tの部分であり、プレス成形時に、第1平行成形面611と平行成形面20Bとでしごき加工されて、板厚がtよりも小さいtとなっている。
成形品Wの第2部分822は、図3(b)中右側上下の板厚tの部分であり、プレス成形時に、第2平行成形面621と平行成形面20Bとでしごき加工されて、板厚がtよりも小さくtよりも大きいtとなっている。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)まず、平板状の鋼板Wを下型20と上型30との間に配置する。次に、昇降機構40により、対向成形面20A、30A同士が面外方向から接近しかつ平行成形面20B、30B同士が面内方向から接近させる。
すると、下型20の対向成形面20Aと上型30の対向成形面30Aとの間で鋼板Wが挟持されるとともに、下型20の平行成形面20Bと上型30の平行成形面30Bとの間で鋼板Wがしごき加工される。これにより、鋼板Wの挟持される部分としごき加工される部分とで板厚を変化させることができる。
ここで、上型30の第1平行成形面611の下型20の平行成形面20Bに対するクリアランスと、上型30の第2平行成形面621の下型20の平行成形面20Bに対するクリアランスと、を異ならせた。よって、鋼板Wのしごき加工される部分の中でも、板厚を変化させることができる。
したがって、一度のしごき加工で、鋼板Wの板厚を複数の方向に沿って変化させることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
本発明の一実施形態に係るしごき加工装置の正面図および断面図である。 前記実施形態に係るしごき加工装置の動作を示す正面図である。 前記実施形態に係るしごき加工装置により加工したワークの具体例を示す図である。
符号の説明
W 鋼板(ワーク)
第1所定値
第2所定値
10 プレス機(しごき加工装置)
20 下型(第2金型)
20A 対向成形面
20B 平行成形面
30 上型(第1金型)
30A 対向成形面
30B 平行成形面
40 昇降機構(移動装置)
611 第1平行成形面
621 第2平行成形面
631 第3平行成形面

Claims (1)

  1. 互いに略直交する対向成形面および平行成形面を有する第1金型と、
    前記第1金型の対向成形面に対向する対向成形面、および、前記第1金型の平行成形面に平行な平行成形面を有する第2金型と、
    前記第1金型と前記第2金型との間にワークを挟持するように、前記第1金型および第2金型のうち少なくとも一方を移動する移動装置と、を備え、
    前記第1金型の平行成形面は、前記第2金型の平行成形面に対するクリアランスが第1所定値となる第1平行成形面と、前記第2金型の平行成形面に対するクリアランスが第2所定値となる第2平行成形面と、前記第1平行成形面から前記第2平行成形面に至る第3平行成形面と、を備えることを特徴とするしごき加工装置。
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