JP2010087848A - 画像読取装置、及び画像読取方法 - Google Patents

画像読取装置、及び画像読取方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光量を適切に設定できる画像読取装置、及び画像読取方法を提供する。
【解決手段】光源と、前記光源からの光に照射された原稿を読み取って画素信号を出力する読取手段と、前記原稿が、両面に画像が形成されている両面原稿であるか又は片面にのみ画像が形成されている片面原稿であるかを判定(S101)する判定手段と、前記判定手段で両面原稿と判定された場合は前記光源の光量を相対的に少ない少光量に設定(S107)し、片面原稿と判定された場合は相対的に多い多光量に設定(S102)する設定手段と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置、及び画像読取方法に関する。
従来、原稿の紙種に応じてLED(光源)の光量を設定することにより、原稿の裏面に形成されている画像が写り込む所謂裏写りを防止する画像読取装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2004ー320472公報
原稿を読み取る場合、少光量で読み取るよりも多光量で読み取った方が原稿の階調を精度よく再現できる。したがって、読み取る面の裏側の面に画像が形成されていない場合は、多光量で読み取った方がよい。
しかしながら、上述した画像形成装置によると、他の紙種と比べて相対的に少ない光量(少光量)に設定される紙種の場合は、読み取る面の裏側の面に画像が形成されていない場合にも少光量で読み取ってしまうという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、光量を適切に設定できる画像読取装置、及び画像読取方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、画像読取装置であって、光源と、前記光源からの光に照射された原稿を読み取って画素信号を出力する読取手段と、前記原稿が、両面に画像が形成されている両面原稿であるか又は片面にのみ画像が形成されている片面原稿であるかを判定する判定手段と、前記判定手段で両面原稿と判定された場合は前記光源の光量を相対的に少ない少光量に設定し、片面原稿と判定された場合は相対的に多い多光量に設定する設定手段と、を備える。
両面原稿の場合は原稿の両面に画像(文字、図形、記号など)が形成されているので、多光量で読み取ると裏写りの可能性が高くなる。したがって、両面原稿の場合は少光量で読み取ることにより裏写りを低減できる。
一方、片面原稿の場合は片面にしか画像が形成されていないので、多光量で読み取っても裏写りすることはない。裏写りしない場合は多光量で読み取ることにより階調を精度よく再現できる。よってこの発明によると、光量を適切に設定できる
第2の発明は、第1の発明の画像読取装置であって、前記読取手段は原稿の両面を読み取り可能に構成されており、原稿の両面を読み取るか又は片面を読み取るかを操作者が指定するための読取指定手段を備え、前記判定手段は、前記読取指定手段で両面の読み取りが指定されると両面原稿であると判定し、片面の読み取りが指定されると片面原稿であると判定する。
この発明によると、原稿が両面原稿であるか又は片面原稿であるかを両面の読み取りが指定されたか又は片面の読み取りが指定されたかによって判定するので、高い精度で判定できる。
第3の発明は、第1の発明の画像読取装置であって、前記原稿が両面原稿であるか又は片面原稿であるかを操作者が指定するための原稿指定手段を備え、前記設定手段は、前記原稿指定手段で両面原稿が指定されると両面原稿であると判定し、片面原稿が指定されると片面原稿であると判定する。
この発明によると、両面原稿であるか片面原稿であるかを操作者に指定させることにより、両面原稿であるか片面原稿であるかを判定できる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発明の画像読取装置であって、前記読取手段で両面原稿の一方の面を読み取って出力された画素信号に基づいて生成された画像データの濃度変化を解析する濃度変化解析手段を備え、前記設定手段は、当該両面原稿の他方の面を読み取るとき、少光量として照射する光量を前記濃度変化解析手段による解析結果に基づいて設定する。
一般に、読み取る面の裏側の面に形成されている画像の濃度変化の程度が大きいほど裏写りが目立ち易くなる。
この発明によると、他方の面を少光量で読み取るときの光量を、一方の面に形成されている画像の濃度変化に基づいて設定するので、裏写りの目立ち易さに応じて少光量を適切に設定できる。
第5の発明は、第1〜第3のいずれかの発明の画像読取装置であって、少光量として照射する光量を操作者が指定するための少光量指定手段を備え、前記設定手段は、両面原稿を読み取るとき、少光量として照射する光量を前記少光量指定手段で指定された光量に設定する。
少光量で読み取ってもなお裏写りが生じている場合もある。
この発明によると、少光量として照射する光量を操作者が指定できるので、操作者は少光量で読み取ってもなお裏写りが生じている場合は、少光量として照射する光量を指定し直して再度読み取ることにより、より裏写りの少ない画像データを得ることができる。
第6の発明は、第1〜第5のいずれかの発明の画像読取装置であって、前記読取手段は、前記判定手段で両面原稿であると判定された場合は多光量と少光量とで読み取り、多光量で読み取って出力された画素信号に基づいて生成された多光量画像データと少光量で読み取って出力された画素信号に基づいて生成された少光量画像データとを比較することにより、前記多光量画像データの裏写りの程度が所定の程度以下であるか否かを判定する裏写り判定手段と、前記裏写り判定手段で裏写りの程度が前記所定の程度以下であると判定された場合は前記多光量画像データを出力し、前記所定の程度より多いと判定された場合は前記少光量画像データを出力する出力手段とを備える。
両面原稿であっても、読み取る面の裏側の面に形成されている画像によっては多光量で読み取っても裏写りしない場合もある。
この発明によると、両面原稿を多光量で読み取った画像データの裏写りの程度が所定の程度以下の場合は多光量で読み取った多光量画像データを出力するので、両面原稿であっても階調が精度よく再現された画像データを得ることができる。また、裏写りの程度が所定の程度よりも大きい場合は少光量で読み取った少光量画像データを出力するので、操作者は裏写りの少ない画像データを得ることができる。
第7の発明は、第1〜第6のいずれかの発明の画像読取装置であって、前記読取手段で白基準板を読み取って出力される画素信号の信号レベルが飽和レベルを超えないように前記光源の光量の調整を行う調整手段を備え、前記調整手段は、前記設定手段によって多光量に設定されたときは前記調整を行い、少光量に設定されたときは前記調整を行わない。
少光量で白基準板を読み取って出力される画素信号の信号レベルは飽和レベルよりも十分に小さい。このため、少光量に設定したときは調整を行わなくても画素信号の信号レベルが飽和レベルを超える可能性は小さい。
この発明によると、少光量に設定したときは調整を行わないので、原稿の読み取りに要する時間を短縮できる。
第8の発明は、第1〜第7のいずれかの発明の画像読取装置であって、前記光源は発光色が互いに異なる複数の発光部を順に発光させるものであり、前記設定手段は、少光量のときに前記発光部に供給する電流値を、多光量のときに前記発光部に供給する電流値よりも小さくする。
少光量に設定する方法としては、発光部の点灯時間を短くする方法と、発光部に供給する電流値を小さくして光源の輝度を下げる方法とがある。
しかしながら、光源の点灯時間を短くすると、原稿の1ライン分の読み取り中に読取手段が原稿に対して副走査方向に相対移動する区間のうち、光源に照射される区間が狭くなる。言い換えると、光源に照射されず読み取られない区間が広くなり、欠落する情報が多くなる。欠落する情報が多くなると、画像データが表す画像を見た者にとって荒い画質に感じられる。
これに対し、発光部に供給する電流値を小さくすることによって設定すると、照射される光の輝度は小さくなるものの、点灯時間を短くしなくてよいので欠落する情報を低減でき、滑らかな画質にすることができる。
第9の発明は、第8の発明の画像読取装置であって、前記設定手段は、電流値を所定値まで下げても目標とする少光量に至らない場合は、電流値を所定値まで下げた後、前記光源の点灯時間を短くすることによって前記目標とする少光量に設定する。
点灯時間が長い場合は、電流値が小さくなるにつれて電流値の変化に対して画素信号が変化する割合が高くなるという関係がある。つまり、点灯時間を短くせず電流値を小さくすることによって光量を設定する場合は、電流値を小さくし過ぎると、電流値のわずかな変化によって画素信号が大きく変化することとなり、画素信号が不安定になる。
一方、点灯時間が短い場合は、電流値の変化に対する画素信号の変化はリニアに近くなり、電流値を小さくしても画素信号が安定する。
この発明によると、電流値を所定値まで下げた後は、光源の点灯時間を短くすることによって目標とする少光量に設定するので、画質を滑らかにしつつ画素信号を安定させることができる。
第10の発明は、光源と、前記光源からの光に照射された原稿を読み取って画素信号を出力する読取手段とを備える画像読取装置を用いた画像読取方法であって、前記原稿が、両面に画像が形成されている両面原稿であるか又は片面にのみ画像が形成されている片面原稿であるかを判定する判定段階と、前記判定段階で両面原稿と判定された場合は前記光源の光量を相対的に少ない少光量に設定し、片面原稿と判定された場合は相対的に多い多光量に設定する設定段階と、を含む。
この発明によると、光量を適切に設定できる
本発明によれば、光量を適切に設定できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。
(1)画像読取装置の電気的構成
図1は、イメージスキャナ1(画像読取装置の一例)を簡略化して示す模式図である。イメージスキャナ1は原稿の両面を読み取り可能なフラットベッド型のイメージスキャナである。
筐体10は概ね箱形に形成されており、上部に無色透明なガラス板からなる第1プラテンガラス11と第2プラテンガラス12とが並んで設けられている。
原稿カバー13は第1プラテンガラス11を覆う閉姿勢と第1プラテンガラス11を開放する開姿勢とに回動可能に筐体10に連結されている。原稿カバー13はADF14(自動原稿供給装置)、原稿トレイ15、排出トレイ16などを備えている。
ADF14は、一対の搬送ローラ17、一対の排紙ローラ18などの各種のローラ、これらを駆動する図示しないモータ、スイッチバック路22を形成するための回動可能なフラッパ19などを有しており、原稿トレイ15に載置された原稿を一枚ずつ搬送する。
ADF14は原稿の一方の面が読取部20に読み取られた後に原稿を自動で反転させて他方の面が読取部20に読み取られるように搬送することができる。具体的には、搬送ローラ17によって搬送路21に送り出された原稿の後端が排紙ローラ18に狭持されると、排紙ローラ18が逆回転することによりスイッチバックされる。図1ではフラッパ19が原稿に押されて反時計回りに回動した状態であり、そのため搬送路21が解放されているが、搬送路21に原稿がない状態ではフラッパ19は搬送路21を閉塞する姿勢となる。スイッチバックされた原稿はフラッパ19に案内されてスイッチバック路22に送り出され、裏返した状態で再び搬送路21に送り出される。これにより、最初に読み取られた面の裏側の面が読み取られる。
読取部20(読取手段の一例)は筐体10内に収容されており、イメージセンサ23、RGB3色の発光ダイオード(発光部の一例)などで構成される光源24、原稿で反射された反射光をイメージセンサ23の各受光素子に結像させるロッドレンズアレイ25、これらが搭載されるキャリッジ26、キャリッジ26を副走査方向(図中のA方向)に往復移動させる図示しないステッピングモータなどで構成されている。
イメージセンサ23は、主走査方向(紙面垂直方向)に一列に配列された複数の受光素子、各受光素子に蓄積された電荷に応じた画素信号を出力する図示しない出力部などで構成されている。イメージセンサ23は撮像素子であり、原稿で反射された反射光を各受光素子によって受光し、各受光素子に蓄積された電荷に応じた画素信号を出力する。イメージセンサ23はCOMSタイプのイメージセンサであってもよいし、CCDタイプのイメージセンサであってもよいし、これらに代わるイメージセンサであってもよい。
イメージセンサ23は、第1プラテンガラス11上に載置されている原稿を読み取るときはステッピングモータに駆動されて副走査方向(図1の矢線A方向)に一定速度で移動し、第1プラテンガラス11上に載置されている原稿を主走査方向(図1の紙面垂直方向)に1ラインずつ読み取る。また、イメージセンサ23は、ADF14によって搬送される原稿を読み取るときはステッピングモータに駆動されて第2プラテンガラス12の下に停止し、第2プラテンガラス12上を搬送される原稿を主走査方向に1ラインずつ読み取る。
イメージセンサ制御部27(設定手段、調整手段の一例)はASICとして構成されており、フレキシブルフラットケーブル28を介して読取部20に接続されている。イメージセンサ制御部27は図示しないA/D変換部及び図示しない画像処理部を有している。A/D変換部はイメージセンサ23から出力されるアナログの画素信号をデジタルの画素信号(画素濃度)に変換する。画像処理部はA/D変換部から出力される画素濃度にシェーディング補正やガンマ補正などの各種の補正を施して制御部29に出力する。
制御部29(判定手段、設定手段、読取指定手段、原稿指定手段、濃度変化解析手段、少光量指定手段、裏写り判定手段、出力手段、調整手段の一例)は、図示しないCPU、ROM、RAM、NVRAMなどで構成されている。制御部29は所謂パーソナルコンピュータなどの外部装置からインタフェース部31を介して原稿の読み取りが指示されると、又は操作部30から原稿の読み取りが指示されると、イメージスキャナ1の各部を制御して原稿を読み取らせ、イメージセンサ制御部27から出力される画素濃度に基づいて画像データを生成する。制御部29は生成した画像データをJPEG形式などの所定のデータ形式に変換し、インタフェース部31に出力する。
操作部30(読取指定手段、原稿指定手段、少光量指定手段の一例)は、複数のボタンやLCDなどで構成され、ユーザは例えばLCDに表示される画面を参照しつつボタンを操作することにより原稿の両面の読み取り又は片面の読み取りの指定などの各種の設定や、読み取りの指示などを入力することができる。
インタフェース部31(出力手段の一例)はUSBインタフェースやネットワークインタフェースなどで構成されている。
(2)光量の設定
両面に画像が形成されている両面原稿の場合は、多光量で読み取ると裏面に形成されている画像が画像データに写り込む所謂裏写りが起き易くなる。
一方、片面にのみ画像が形成されている片面原稿の場合は、多光量で読み取っても裏写りすることはない。少光量で読み取るよりも多光量で読み取った方が階調をより精度よく再現できるので、裏写りしない場合は多光量で読み取ることが望ましい。
そこで、本実施形態では、両面原稿を読み取る場合は光源24の光量を相対的に少ない少光量に設定し、片面原稿を読み取る場合は相対的に多い多光量に設定する。
(2−1)両面原稿/片面原稿の判定
原稿の両面の読み取りが指定された場合は、原稿は両面原稿である可能性が高い。一方、片面の読み取りが指定された場合は、片面原稿を読み取るのか両面原稿の一方の面のみを読み取るのかまでは判定できないものの、両面の読み取りが指定された場合に比べて片面原稿である可能性が高い。
そこで、本実施形態では、両面の読み取りが指定された場合は両面原稿であると判定し、片面の読み取りが指定された場合は片面原稿であると判定する。
(2−2)少光量の設定
光源24の光量を少光量に設定する方法としては、多光量のときよりも光源24の点灯時間を短くする方法と、多光量のときよりも光源24に供給する電流値を小さくして光源24の輝度を下げる方法とがある。
しかしながら、光源24の点灯時間を短くすると、原稿の1ライン分の読み取り中にイメージセンサ23が原稿に対して副走査方向に相対移動する区間のうち、光源24に照射される区間が狭くなる。言い換えると、光源24に照射されず読み取られない区間が広くなり、欠落する情報が多くなる。欠落する情報が多くなると、生成された画像データが表す画像を見た者にとって荒い画質に感じられる。
これに対し、光源24に供給する電流値を小さくすることによって設定すると、光源24の輝度は小さくなるものの、点灯時間を短くしなくてよいので欠落する情報を低減でき、滑らかな画質にすることができる。
そこで、本実施形態では、点灯時間は短くせずに、電流値を小さくすることによって光量を小さくする。
(3)光量の調整
一般に、光量を設定した場合は、その後に光量の調整を行う。具体的には、設定した光量で白基準板32を読み取り、出力される画素信号の信号レベルが飽和レベルを超えている場合は光量を一定量だけ少なくして再度白基準板32を読み取る。これを、画素信号の信号レベルが飽和レベル以下になるまで繰り返すことによって光量を調整する。
しかしながら、光量を設定する度に光量の調整を行うと時間がかかる。そこで、本実施形態では、多光量に設定したときのみ調整を行い、少光量に設定したときは調整を行わない。少光量で白基準板32を読み取って出力される画素信号の信号レベルは飽和レベルよりも十分に小さいので、少光量に設定したときは調整を行わなくても画素信号の信号レベルが飽和レベルを超える可能性は小さい。したがって、少光量に設定したときは調整を行わないようにすると、少光量で原稿を読み取るときの原稿の読み取りに要する時間を短縮できる。
(4)読み取り処理の流れ
図2は、原稿を読み取る処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、操作者が操作部30を操作して原稿の両面を読み取るか又は片面を読み取るかを指定した後、読み取りを指示すると開始される。
S101では、制御部29は両面の読み取りが指定されたか片面の読み取りが指定されたかを判定し、片面の読み取りが指定された場合はS102に進み、両面の読み取りが指定された場合はS107に進む。
S102では、制御部29は光源24の光量を多光量に設定する。この設定は、具体的には制御部29から多光量に設定するよう指示されたイメージセンサ制御部27によって行われる。イメージセンサ制御部27は多光量に設定するよう指示されると、光源24の点灯時間、及び光源24に供給する電流の電流値を多光量に応じた値に設定する。
S103では、制御部29は光源24の光量の調整を行う。この調整は、具体的には制御部29から光量の調整を指示されたイメージセンサ制御部27によって行われる。
S104では、制御部29は多光量で白基準板32を読み取ってシェーディング補正データを生成する。
S105では、制御部29はADF14を制御して原稿を多光量で読み取り、多光量画像データを生成する。
S106では、制御部29は生成した多光量画像データを多光量で生成したシェーディング補正データを用いて補正する。
S107では、制御部29は光源24の光量を少光量に設定する。具体的には、イメージセンサ制御部27は光源24の点灯時間、及び光源24に供給する電流の電流値を少光量に応じた値に設定する。この設定において、イメージセンサ制御部27は点灯時間については多光量のときと同じ時間に設定し、電流値を小さくすることによって少光量に設定する。
S108では、制御部29は少光量で白基準板32を読み取ってシェーディング補正データを生成する。
S109では、制御部29はADF14を制御して原稿の両面を少光量で読み取り、少光量画像データを生成する。
S110では、制御部29は生成した少光量画像データを少光量で生成したシェーディング補正データを用いて補正する。
次に、両面原稿を少光量で読み取った場合の効果を、多光量で読み取った場合と比較しつつ説明する。
図3(A)はある両面原稿の一方の面(「表面」という)と他方の面(「裏面」という)を示す模式図である。
図3(B)は、表面を多光量で読み取って出力された画像データが表す画像と、裏面を多光量で読み取って出力された画像データが表す画像を示す模式図である。
図3(C)は、表面を少光量で読み取って出力された画像データが表す画像と、裏面を少光量で読み取って出力された画像データが表す画像を示す模式図である。
図3(B)に示す裏面の画像データと図3(C)に示す裏面の画像データとを比較するとわかるように、両面原稿の場合には少光量で読み取った方が裏写りを低減できる。
(5)実施形態の効果
以上説明した本発明の実施形態1に係るイメージスキャナ1によると、原稿が両面原稿であるか又は片面原稿であるかを判定し、両面原稿と判定された場合は光源24の光量を少光量に設定し、片面原稿と判定された場合は多光量に設定するので、両面原稿の場合は裏写りを低減でき、一方、片面原稿の場合は階調を精度よく再現できる。
よってイメージスキャナ1によると、光量を適切に設定できる
更に、イメージスキャナ1によると、原稿が両面原稿であるか又は片面原稿であるかを両面の読み取りが指定されたか又は片面の読み取りが指定されたかによって判定するので、高い精度で判定できる。
更に、イメージスキャナ1によると、多光量に設定されたときは光源24の光量の調整を行い(S103)、少光量に設定されたときは光量の調整を行わないので、原稿の読み取りに要する時間を短縮できる。
更に、イメージスキャナ1によると、少光量に設定するとき、点灯時間を短くするのではなく電流値を小さくすることによって少光量に設定するので、欠落する情報を低減でき、滑らかな画質にすることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図4ないし図5によって説明する。
実施形態2では、両面原稿の他方の面を少光量で読み取るときの光量を、一方の面に形成されている画像の濃度変化に基づいて設定する。
(1)濃度変化
一般に、読み取る面の裏面に形成されている画像の濃度変化の程度が大きいほど裏写りが目立ち易くなる。例えば、前述した図3(A)に示す両面原稿を例に説明すると、一方の面(表面)には多くの文字が形成されているので、濃度の切り替わりが多く、したがって濃度変化が大きいといえる。これに対し、他方の面(裏面)は表面に比べて濃度変化が小さい。そして、表面を少光量で読み取った画像データは図3(C)に示すように裏面の矩形領域が薄らと裏写りする程度であるのに対して、裏面を同じ少光量で読み取った画像データは図3(C)に示すように読み取る面(裏面)に文字は一切ないにも関わらず文字が映っている。
このように、一方の面に形成されている画像の濃度変化の程度が大きいと、他方の面を読み取って生成した画像データにおいて裏写りが目立ち易い。このため、少光量で読み取るにしても、読み取る面の裏側の面に形成されている画像の濃度変化の程度が大きい場合はより少ない光量で読み取った方が望ましく、逆に、濃度変化の程度が小さい場合は裏写りが目立ち難いので、階調の再現性が低下しないよう、必要以上に光量を少なくしない方が望ましい。
したがって、両面原稿の他方の面を少光量で読み取るときの光量を、一方の面に形成されている画像の濃度変化に基づいて設定するようにすると、裏写りの目立ち易さに応じて少光量を適切に設定できる。
濃度変化が大きいか否かは、例えば生成された画像データのエッジ(隣り合う画素間の画素濃度の差が一定値以上である場所)の数から判定できる。例えば、原稿において主走査方向に延びる一つの仮想直線上を見たとき、濃度変化が大きい原稿の場合は仮想直線上におけるエッジの数が多くなる。一方、濃度変化が小さい画像の場合はエッジの数が少なくなる。このように、エッジの数は濃度変化の大きさを判定する際の一つの指標として用いることができる。
(2)少光量で読み取るときの光量
少光量で読み取るときの光量を濃度変化に応じて変更する場合、前述したように電流値を小さくすることによって光量を少なくするようにすると、電流値が小さい領域において画素信号が不安定になる場合がある。
図4は、電流値と画素信号の信号レベルとの関係を示すグラフであって、実線は点灯時間が長い場合を示しており、破線は点灯時間が短い場合を示している。点灯時間が長いと、電流値が小さい領域において電流値の変化に対して画素信号が大きく変化するという特性が表れる。つまり、点灯時間が長いと、電流値が小さい領域において外乱などによる電流値のわずかな乱れによって画素信号が大きく変化することになり、画素信号が不安定になる。
これに対し、点灯時間が短いと、電流値が小さい領域においても電流値の変化に対する画素信号の変化は比較的小さい。つまり、点灯時間が短いと、電流値が小さい領域において外乱などが起きても画素信号が大きく変化することはなく、画素信号が安定する。
そこで、実施形態2では、電流値を所定値まで下げても目標とする少光量に至らない場合は、電流値を所定値まで下げた後、光源24の点灯時間を短くすることによって目標とする少光量に設定する。これにより、画質を滑らかにしつつ画素信号を安定させることができる。
(3)読み取り処理の流れ
図5は、実施形態2に係る読み取り処理の流れを示すフローチャートである。ここでは片面原稿を読み取る場合の流れは省略し、両面原稿を読み取る場合の流れのみを示す。また、ここでは実施形態1と実質的に同一の処理には同一の符号を付して説明を省略する。
S201では、原稿の一方の面を読み取って画像データを生成する。
S202では、制御部29は生成した画像データの濃度変化を解析する。
具体的には例えば、制御部29は主走査方向に延びる数本のライン、及び副走査方向に延びる数本のラインをサンプルとして抽出し、抽出したライン上のエッジの数を集計する。そして、集計した数が所定数以上であれば濃度変化が大きいと判定し、所定数未満であれば濃度変化は小さいと判定する。なお、斜め方向に伸びる仮想直線上のエッジの数を集計してもよい。どの方向のエッジの数を集計するかは適宜選択可能な設計事項である。
S203では、制御部29は少光量として照射する光量を、S202で解析した解析結果に基づいて設定する。
S204では、原稿の他方の面を読み取って画像データを生成する。
以上説明した実施形態2に係るイメージスキャナによると、両面原稿の他方の面を少光量で読み取るときの光量を、一方の面に形成されている画像の濃度変化に基づいて設定するので、裏写りの目立ち易さに応じて少光量を適切に設定できる。
更に、実施形態2に係るイメージスキャナによると、電流値を所定値まで下げた後は、光源24の点灯時間を短くすることによって目標とする少光量に設定するので、画質を滑らかにしつつ画素信号を安定させることができる。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図6によって説明する。
実施形態3では、両面原稿であるか又は片面原稿であるかを操作者が直接指定する。
実施形態3に係るイメージスキャナは、ADF14を備えておらず、第1プラテンガラス11に載置されている原稿のみを読み取るように構成されたものである。すなわち、原稿を自動で裏返して両面を読み取る機能を備えておらず、そのため原稿の両面を読み取るか又は片面を読み取るかを操作者が指定する手段は設けられていない。したがって、両面の読み取りが指定された場合は両面原稿であり、片面の読み取りが指定された場合は片面原稿であるというような判定をすることはできない。
そこで、実施形態3では、両面原稿であるか又は片面原稿であるかを操作者が直接指定するためのボタンを操作部30に設け、操作者が両面原稿を指定した場合は両面原稿であると判定し、片面原稿を指定した場合は片面原稿であると判定する。
図6は、実施形態3に係る読み取り処理の流れを示すフローチャートである。図示するフローチャートはS301を除いて実施形態1のフローチャートと実質的に同一である。ここでは実施形態1と同一の処理には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
S301では、制御部29は操作者により両面原稿が指定されたか片面原稿が指定されたかを判定し、片面原稿が指定された場合はS102に進み、両面原稿が指定された場合はS107に進む。
以上説明した実施形態3に係るイメージスキャナによると、両面原稿であるか又は片面原稿であるかを操作者に指定させることにより、両面原稿であるか片面原稿であるかを判定できる。
<実施形態4>
次に、本発明の実施形態4を説明する。
実施形態4では、少光量として設定する光量を操作者が指定する。
両面原稿を読み取る場合、少光量に設定することによって裏写りを低減することができるが、ある操作者にとっては十分といえる程度に裏写りが低減されていても、別の操作者はそれでは十分ではないと考える場合もある。
そこで、実施形態4では、少光量として設定する光量を操作者が指定するためのボタンを操作部30に設け、両面原稿を読み取るとき、操作者が指定した光量を少光量として設定する。
実施形態4は、読み取りを指示する前に操作者が操作部30を操作して少光量として照射する光量を指定することを除いて実施形態1と実質的に同一である。
以上説明した実施形態4に係るイメージスキャナによると、少光量として照射する光量を操作者が指定できるので、操作者は少光量で読み取ってもなお裏写りが生じている場合は、少光量として照射する光量を指定し直して再度読み取ることにより、より裏写りの少ない画像データを得ることができる。
<実施形態5>
次に、本発明の実施形態5を図7によって説明する。
実施形態5では、原稿が両面原稿である場合に、少光量のみで読み取るのではなく、多光量と少光量とでそれぞれ読み取り、より適切な画像データを出力する。
両面原稿であっても、原稿の紙厚が厚い場合、あるいは原稿が光の透過し難い材質である場合などは、多光量で読み取っても裏写りが少ない。多光量で読み取った方が階調をより精度よく再現できるので、裏写りが少ない場合は多光量で読み取ることが望ましい。
そこで、実施形態5では、両面原稿の片面を読み取るとき、多光量と少光量とで合計2度読み取る。そして、多光量で読み取って出力された画素信号に基づいて生成された多光量画像データと、少光量で読み取って出力された画素信号に基づいて生成された少光量画像データとを比較し、多光量画像データの裏写りの程度が所定の程度以下であるか否かを判定する。そして、裏写りの程度が所定の程度以下であると判定された場合は多光量画像データを出力し、所定の程度より多いと判定された場合は少光量画像データを出力する。
この比較は、具体的には例えば多光量画像データの各画素について少光量画像データの対応する画素との画素濃度の差を求めることによって行うことができる。例えば、多光量画像データに裏写りが生じており、一方、少光量画像データには裏写りが生じていない場合、多光量画像データと少光量画像データとでは裏写りが生じている部分の画素の画素濃度に差が生じるはずである。したがって、その差を合計した値が大きいほどはっきりと裏写りしていることになる。つまり、裏写りの程度が所定の程度より多いことになる。
図7(A)及び図7(B)は、実施形態5に係る読み取り処理の流れを示すフローチャートである。図示するフローチャートでは片面原稿を読み取る場合の流れは省略し、両面原稿を読み取る場合の流れのみを示す。
S102からS106では、制御部29は両面原稿を多光量で読み取る。各処理の内容は実施形態1と実質的に同一であるので同一の符号を付して説明は省略する。
S107からS110では、制御部29は両面原稿を少光量で読み取る。各処理の内容は実施形態1と実質的に同一であるので同一の符号を付して説明は省略する。
S401では、制御部29は多光量画像データと少光量画像データとを比較する。
具体的には、制御部29は多光量画像データの各画素について少光量画像データの対応する画素との画素濃度の差を求め、その差を合計した値が所定の閾値以下であるか否かを判定する。制御部29は差を合計した値が所定の閾値以下である場合はS402に進み、所定の閾値より大きい場合はS403に進む。
S402では、制御部29は多光量画像データの裏写りが所定の程度以下であるとして多光量画像データを出力する。
S403では、制御部29は多光量画像データの裏写りが所定の程度より大きいとして少光量画像データを出力する。
以上説明した実施形態5に係るイメージスキャナによると、両面原稿を多光量で読み取った画像データの裏写りの程度が所定の程度以下の場合は多光量画像データを出力するので、両面原稿であっても階調が精度よく再現された画像データを得ることができる。また、裏写りの程度が所定の程度よりも大きい場合は少光量画像データを出力するので、操作者は裏写りの少ない画像データを得ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では画像読取装置としてイメージスキャナを例に説明したが、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能を備えた所謂複合機に本発明を適用してもよい。
(2)上記実施形態1ではスイッチバック方式で両面原稿を読み取るイメージスキャナを例に説明したが、原稿の一方の面側にも他方の面側にも読取部20を設け、原稿の両面を並行して読み取るものであってもよい。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置の模式図。 本発明の一実施形態に係るフローチャート。 両面原稿の一例を示す模式図。 両面原稿を多光量で読み取った画像データの模式図。 両面原稿を少光量で読み取った画像データの模式図。 本発明の一実施形態に係る電流値と画素信号の信号レベルとの関係を示すグラフ。 本発明の一実施形態に係るフローチャート。 本発明の一実施形態に係るフローチャート。 本発明の一実施形態に係るフローチャート。 本発明の一実施形態に係るフローチャート。
符号の説明
1…イメージスキャナ(画像読取装置)
20…読取部(読取手段)
24…光源(発光部)
27…イメージセンサ制御部(設定手段、調整手段)
29…制御部(判定手段、設定手段、読取指定手段、原稿指定手段、濃度変化解析手段、少光量指定手段、裏写り判定手段、出力手段、調整手段)
30…操作部(読取指定手段、原稿指定手段、少光量指定手段)
31…インタフェース部(出力手段)
32…白基準板

Claims (10)

  1. 光源と、
    前記光源からの光に照射された原稿を読み取って画素信号を出力する読取手段と、
    前記原稿が、両面に画像が形成されている両面原稿であるか又は片面にのみ画像が形成されている片面原稿であるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段で両面原稿と判定された場合は前記光源の光量を相対的に少ない少光量に設定し、片面原稿と判定された場合は相対的に多い多光量に設定する設定手段と、
    を備える画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記読取手段は原稿の両面を読み取り可能に構成されており、
    原稿の両面を読み取るか又は片面を読み取るかを操作者が指定するための読取指定手段を備え、
    前記判定手段は、前記読取指定手段で両面の読み取りが指定されると両面原稿であると判定し、片面の読み取りが指定されると片面原稿であると判定する。
  3. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記原稿が両面原稿であるか又は片面原稿であるかを操作者が指定するための原稿指定手段を備え、
    前記設定手段は、前記原稿指定手段で両面原稿が指定されると両面原稿であると判定し、片面原稿が指定されると片面原稿であると判定する。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記読取手段で両面原稿の一方の面を読み取って出力された画素信号に基づいて生成された画像データの濃度変化を解析する濃度変化解析手段を備え、
    前記設定手段は、当該両面原稿の他方の面を読み取るとき、少光量として照射する光量を前記濃度変化解析手段による解析結果に基づいて設定する。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    少光量として照射する光量を操作者が指定するための少光量指定手段を備え、
    前記設定手段は、両面原稿を読み取るとき、少光量として照射する光量を前記少光量指定手段で指定された光量に設定する。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記読取手段は、前記判定手段で両面原稿であると判定された場合は多光量と少光量とで読み取り、
    多光量で読み取って出力された画素信号に基づいて生成された多光量画像データと少光量で読み取って出力された画素信号に基づいて生成された少光量画像データとを比較することにより、前記多光量画像データの裏写りの程度が所定の程度以下であるか否かを判定する裏写り判定手段と、
    前記裏写り判定手段で裏写りの程度が前記所定の程度以下であると判定された場合は前記多光量画像データを出力し、前記所定の程度より多いと判定された場合は前記少光量画像データを出力する出力手段とを備える。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記読取手段で白基準板を読み取って出力される画素信号の信号レベルが飽和レベルを超えないように前記光源の光量の調整を行う調整手段を備え、
    前記調整手段は、前記設定手段によって多光量に設定されたときは前記調整を行い、少光量に設定されたときは前記調整を行わない。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記光源は発光色が互いに異なる複数の発光部を順に発光させるものであり、
    前記設定手段は、少光量のときに前記発光部に供給する電流値を、多光量のときに前記発光部に供給する電流値よりも小さくする。
  9. 請求項8に記載の画像読取装置であって、
    前記設定手段は、電流値を所定値まで下げても目標とする少光量に至らない場合は、電流値を所定値まで下げた後、前記光源の点灯時間を短くすることによって前記目標とする少光量に設定する。
  10. 光源と、前記光源からの光に照射された原稿を読み取って画素信号を出力する読取手段とを備える画像読取装置を用いた画像読取方法であって、
    前記原稿が、両面に画像が形成されている両面原稿であるか又は片面にのみ画像が形成されている片面原稿であるかを判定する判定段階と、
    前記判定段階で両面原稿と判定された場合は前記光源の光量を相対的に少ない少光量に設定し、片面原稿と判定された場合は相対的に多い多光量に設定する設定段階と、
    を含む画像読取方法。
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