JP4936076B2 - 画像読取装置、及び画像読取方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、上述した画像形成装置によると、他の紙種と比べて相対的に少ない光量(少光量)に設定される紙種の場合は、読み取る面の裏側の面に画像が形成されていない場合にも少光量で読み取ってしまうという問題がある。
両面原稿の場合は原稿の両面に画像(文字、図形、記号など)が形成されているので、所定光量で読み取ると裏写りの可能性が高くなる。したがって、両面原稿の場合は所定光量より少ない光量で読み取ることにより裏写りを低減できる。
一方、片面原稿の場合は片面にしか画像が形成されていないので、所定光量で読み取っても裏写りすることはない。裏写りしない場合は所定光量で読み取ることにより階調を精度よく再現できる。よってこの発明によると、光量を適切に設定できる
このように、原稿の片面の読み取りが指定されたときには光源が原稿に照射する光量を所定光量に設定し、原稿の両面の読み取りが指定されたときには光源が原稿に照射する光量を所定光量より少ない光量に設定してもよい。
このように、両面原稿であるか片面原稿であるかを操作者に指定させてもよい。
一般に、読み取る面の裏側の面に形成されている画像の濃度変化の程度が大きいほど裏写りが目立ち易くなる。
この発明によると、他方の面を所定光量より少ない光量で読み取るときの光量を、一方の面に形成されている画像の濃度変化に基づいて設定するので、裏写りの目立ち易さに応じて所定光量より少ない光量を適切に設定できる。
所定光量より少ない光量で読み取ってもなお裏写りが生じている場合もある。
この発明によると、所定光量より少ない光量として照射する光量を操作者が指定できるので、操作者は所定光量より少ない光量で読み取ってもなお裏写りが生じている場合は、所定光量より少ない光量として照射する光量を指定し直して再度読み取ることにより、より裏写りの少ない画像データを得ることができる。
両面原稿であっても、読み取る面の裏側の面に形成されている画像によっては所定光量で読み取っても裏写りしない場合もある。
この発明によると、両面原稿を所定光量で読み取った画像データの裏写りの程度が所定の程度以下の場合は所定光量で読み取った多光量画像データを出力するので、両面原稿であっても階調が精度よく再現された画像データを得ることができる。また、裏写りの程度が所定の程度よりも大きい場合は所定光量より少ない光量で読み取った少光量画像データを出力するので、操作者は裏写りの少ない画像データを得ることができる。
所定光量より少ない光量で白基準板を読み取って出力される画素信号の信号レベルは飽和レベルよりも十分に小さい。このため、所定光量より少ない光量に設定したときは調整を行わなくても画素信号の信号レベルが飽和レベルを超える可能性は小さい。
この発明によると、所定光量より少ない光量に設定したときは調整を行わないので、原稿の読み取りに要する時間を短縮できる。
所定光量より少ない光量に設定する方法としては、発光部の点灯時間を短くする方法と、発光部に供給する電流値を小さくして光源の輝度を下げる方法とがある。
しかしながら、光源の点灯時間を短くすると、原稿の1ライン分の読み取り中に読取手段が原稿に対して副走査方向に相対移動する区間のうち、光源に照射される区間が狭くなる。言い換えると、光源に照射されず読み取られない区間が広くなり、欠落する情報が多くなる。欠落する情報が多くなると、画像データが表す画像を見た者にとって荒い画質に感じられる。
これに対し、発光部に供給する電流値を小さくすることによって設定すると、照射される光の輝度は小さくなるものの、点灯時間を短くしなくてよいので欠落する情報を低減でき、滑らかな画質にすることができる。
点灯時間が長い場合は、電流値が小さくなるにつれて電流値の変化に対して画素信号が変化する割合が高くなるという関係がある。つまり、点灯時間を短くせず電流値を小さくすることによって光量を設定する場合は、電流値を小さくし過ぎると、電流値のわずかな変化によって画素信号が大きく変化することとなり、画素信号が不安定になる。
一方、点灯時間が短い場合は、電流値の変化に対する画素信号の変化はリニアに近くなり、電流値を小さくしても画素信号が安定する。
この発明によると、電流値を所定値まで下げた後は、光源の点灯時間を短くすることによって目標とする所定光量より少ない光量に設定するので、画質を滑らかにしつつ画素信号を安定させることができる。
この発明によると、光量を適切に設定できる
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。
(1)画像読取装置の電気的構成
図1は、イメージスキャナ1(画像読取装置の一例)を簡略化して示す模式図である。イメージスキャナ1は原稿の両面を読み取り可能なフラットベッド型のイメージスキャナである。
原稿カバー13は第1プラテンガラス11を覆う閉姿勢と第1プラテンガラス11を開放する開姿勢とに回動可能に筐体10に連結されている。原稿カバー13はADF14(自動原稿供給装置)、原稿トレイ15、排出トレイ16などを備えている。
インタフェース部31(出力手段の一例)はUSBインタフェースやネットワークインタフェースなどで構成されている。
両面に画像が形成されている両面原稿の場合は、多光量(所定光量の一例)で読み取ると裏面に形成されている画像が画像データに写り込む所謂裏写りが起き易くなる。
一方、片面にのみ画像が形成されている片面原稿の場合は、多光量で読み取っても裏写りすることはない。少光量(所定光量より少ない光量の一例)で読み取るよりも多光量で読み取った方が階調をより精度よく再現できるので、裏写りしない場合は多光量で読み取ることが望ましい。
そこで、本実施形態では、両面原稿を読み取る場合は光源24の光量を相対的に少ない少光量に設定し、片面原稿を読み取る場合は相対的に多い多光量に設定する。
原稿の両面の読み取りが指定された場合は、原稿は両面原稿である可能性が高い。一方、片面の読み取りが指定された場合は、片面原稿を読み取るのか両面原稿の一方の面のみを読み取るのかまでは判定できないものの、両面の読み取りが指定された場合に比べて片面原稿である可能性が高い。
そこで、本実施形態では、両面の読み取りが指定された場合は両面原稿であると判定し、片面の読み取りが指定された場合は片面原稿であると判定する。
光源24の光量を少光量に設定する方法としては、多光量のときよりも光源24の点灯時間を短くする方法と、多光量のときよりも光源24に供給する電流値を小さくして光源24の輝度を下げる方法とがある。
しかしながら、光源24の点灯時間を短くすると、原稿の1ライン分の読み取り中にイメージセンサ23が原稿に対して副走査方向に相対移動する区間のうち、光源24に照射される区間が狭くなる。言い換えると、光源24に照射されず読み取られない区間が広くなり、欠落する情報が多くなる。欠落する情報が多くなると、生成された画像データが表す画像を見た者にとって荒い画質に感じられる。
そこで、本実施形態では、点灯時間は短くせずに、電流値を小さくすることによって光量を小さくする。
一般に、光量を設定した場合は、その後に光量の調整を行う。具体的には、設定した光量で白基準板32を読み取り、出力される画素信号の信号レベルが飽和レベルを超えている場合は光量を一定量だけ少なくして再度白基準板32を読み取る。これを、画素信号の信号レベルが飽和レベル以下になるまで繰り返すことによって光量を調整する。
しかしながら、光量を設定する度に光量の調整を行うと時間がかかる。そこで、本実施形態では、多光量に設定したときのみ調整を行い、少光量に設定したときは調整を行わない。少光量で白基準板32を読み取って出力される画素信号の信号レベルは飽和レベルよりも十分に小さいので、少光量に設定したときは調整を行わなくても画素信号の信号レベルが飽和レベルを超える可能性は小さい。したがって、少光量に設定したときは調整を行わないようにすると、少光量で原稿を読み取るときの原稿の読み取りに要する時間を短縮できる。
図2は、原稿を読み取る処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、操作者が操作部30を操作して原稿の両面を読み取るか又は片面を読み取るかを指定した後、読み取りを指示すると開始される。
S101では、制御部29は両面の読み取りが指定されたか片面の読み取りが指定されたかを判定し、片面の読み取りが指定された場合はS102に進み、両面の読み取りが指定された場合はS107に進む。
S103では、制御部29は光源24の光量の調整を行う。この調整は、具体的には制御部29から光量の調整を指示されたイメージセンサ制御部27によって行われる。
S104では、制御部29は多光量で白基準板32を読み取ってシェーディング補正データを生成する。
S106では、制御部29は生成した多光量画像データを多光量で生成したシェーディング補正データを用いて補正する。
S107では、制御部29は光源24の光量を少光量に設定する。具体的には、イメージセンサ制御部27は光源24の点灯時間、及び光源24に供給する電流の電流値を少光量に応じた値に設定する。この設定において、イメージセンサ制御部27は点灯時間については多光量のときと同じ時間に設定し、電流値を小さくすることによって少光量に設定する。
S109では、制御部29はADF14を制御して原稿の両面を少光量で読み取り、少光量画像データを生成する。
S110では、制御部29は生成した少光量画像データを少光量で生成したシェーディング補正データを用いて補正する。
図3(A)はある両面原稿の一方の面(「表面」という)と他方の面(「裏面」という)を示す模式図である。
図3(B)は、表面を多光量で読み取って出力された画像データが表す画像と、裏面を多光量で読み取って出力された画像データが表す画像を示す模式図である。
図3(B)に示す裏面の画像データと図3(C)に示す裏面の画像データとを比較するとわかるように、両面原稿の場合には少光量で読み取った方が裏写りを低減できる。
以上説明した本発明の実施形態1に係るイメージスキャナ1によると、原稿が両面原稿であるか又は片面原稿であるかを判定し、両面原稿と判定された場合は光源24の光量を少光量に設定し、片面原稿と判定された場合は多光量に設定するので、両面原稿の場合は裏写りを低減でき、一方、片面原稿の場合は階調を精度よく再現できる。
よってイメージスキャナ1によると、原稿の紙種に応じてLED(光源)の光量を設定する従来の技術に比べて、光量を適切に設定できる
次に、本発明の実施形態2を図4ないし図5によって説明する。
実施形態2では、両面原稿の他方の面を少光量で読み取るときの光量を、一方の面に形成されている画像の濃度変化に基づいて設定する。
一般に、読み取る面の裏面に形成されている画像の濃度変化の程度が大きいほど裏写りが目立ち易くなる。例えば、前述した図3(A)に示す両面原稿を例に説明すると、一方の面(表面)には多くの文字が形成されているので、濃度の切り替わりが多く、したがって濃度変化が大きいといえる。これに対し、他方の面(裏面)は表面に比べて濃度変化が小さい。そして、表面を少光量で読み取った画像データは図3(C)に示すように裏面の矩形領域が薄らと裏写りする程度であるのに対して、裏面を同じ少光量で読み取った画像データは図3(C)に示すように読み取る面(裏面)に文字は一切ないにも関わらず文字が映っている。
したがって、両面原稿の他方の面を少光量で読み取るときの光量を、一方の面に形成されている画像の濃度変化に基づいて設定するようにすると、裏写りの目立ち易さに応じて少光量を適切に設定できる。
少光量で読み取るときの光量を濃度変化に応じて変更する場合、前述したように電流値を小さくすることによって光量を少なくするようにすると、電流値が小さい領域において画素信号が不安定になる場合がある。
図5は、実施形態2に係る読み取り処理の流れを示すフローチャートである。ここでは片面原稿を読み取る場合の流れは省略し、両面原稿を読み取る場合の流れのみを示す。また、ここでは実施形態1と実質的に同一の処理には同一の符号を付して説明を省略する。
S201では、原稿の一方の面を読み取って画像データを生成する。
S202では、制御部29は生成した画像データの濃度変化を解析する。
具体的には例えば、制御部29は主走査方向に延びる数本のライン、及び副走査方向に延びる数本のラインをサンプルとして抽出し、抽出したライン上のエッジの数を集計する。そして、集計した数が所定数以上であれば濃度変化が大きいと判定し、所定数未満であれば濃度変化は小さいと判定する。なお、斜め方向に伸びる仮想直線上のエッジの数を集計してもよい。どの方向のエッジの数を集計するかは適宜選択可能な設計事項である。
S204では、原稿の他方の面を読み取って画像データを生成する。
次に、本発明の実施形態3を図6によって説明する。
実施形態3では、両面原稿であるか又は片面原稿であるかを操作者が直接指定する。
実施形態3に係るイメージスキャナは、ADF14を備えておらず、第1プラテンガラス11に載置されている原稿のみを読み取るように構成されたものである。すなわち、原稿を自動で裏返して両面を読み取る機能を備えておらず、そのため原稿の両面を読み取るか又は片面を読み取るかを操作者が指定する手段は設けられていない。したがって、両面の読み取りが指定された場合は両面原稿であり、片面の読み取りが指定された場合は片面原稿であるというような判定をすることはできない。
以上説明した実施形態3に係るイメージスキャナによると、両面原稿であるか又は片面原稿であるかを操作者に指定させることにより、両面原稿であるか片面原稿であるかを判定できる。
次に、本発明の実施形態4を説明する。
実施形態4では、少光量として設定する光量を操作者が指定する。
両面原稿を読み取る場合、少光量に設定することによって裏写りを低減することができるが、ある操作者にとっては十分といえる程度に裏写りが低減されていても、別の操作者はそれでは十分ではないと考える場合もある。
そこで、実施形態4では、少光量として設定する光量を操作者が指定するためのボタンを操作部30に設け、両面原稿を読み取るとき、操作者が指定した光量を少光量として設定する。
次に、本発明の実施形態5を図7によって説明する。
実施形態5では、原稿が両面原稿である場合に、少光量のみで読み取るのではなく、多光量と少光量とでそれぞれ読み取り、より適切な画像データを出力する。
両面原稿であっても、原稿の紙厚が厚い場合、あるいは原稿が光の透過し難い材質である場合などは、多光量で読み取っても裏写りが少ない。多光量で読み取った方が階調をより精度よく再現できるので、裏写りが少ない場合は多光量で読み取ることが望ましい。
S102からS106では、制御部29は両面原稿を多光量で読み取る。各処理の内容は実施形態1と実質的に同一であるので同一の符号を付して説明は省略する。
S107からS110では、制御部29は両面原稿を少光量で読み取る。各処理の内容は実施形態1と実質的に同一であるので同一の符号を付して説明は省略する。
具体的には、制御部29は多光量画像データの各画素について少光量画像データの対応する画素との画素濃度の差を求め、その差を合計した値が所定の閾値以下であるか否かを判定する。制御部29は差を合計した値が所定の閾値以下である場合はS402に進み、所定の閾値より大きい場合はS403に進む。
S403では、制御部29は多光量画像データの裏写りが所定の程度より大きいとして少光量画像データを出力する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
20…読取部(読取手段)
24…光源(発光部)
27…イメージセンサ制御部(設定手段、調整手段)
29…制御部(入力手段、設定手段、読取指定手段、原稿指定手段、濃度変化解析手段、少光量指定手段、裏写り判定手段、出力手段、調整手段)
30…操作部(読取指定手段、原稿指定手段、少光量指定手段)
31…インタフェース部(出力手段)
32…白基準板
Claims (7)
- 光源と、
前記光源からの光に照射された原稿を読み取って画素信号を出力する読取手段と、
両面に画像が形成されている両面原稿の指定、又は、片面にのみ画像が形成されている片面原稿の指定を受付ける入力手段と、
前記入力手段で片面原稿の指定を受付けたときには前記光源が前記原稿に照射する光量を所定光量に設定し、前記入力手段で両面原稿の指定を受付けたときには前記光源が前記原稿に照射する光量を前記所定光量より少ない光量に設定する設定手段と、
前記入力手段で両面原稿の指定を受付けたときに、前記原稿の一方の面を前記読取手段によって前記所定光量より少ない光量で読み取って出力された画素信号に基づいて生成された画像データの所定のライン上のエッジの数が所定数以上であるか否かを判断する濃度変化解析手段と、
を備え、
前記設定手段は、前記入力手段で両面原稿の指定を受付けたときであって当該両面原稿の他方の面を前記読取手段によって読み取るとき、前記濃度変化解析手段によって前記エッジの数が前記所定数以上であると判定された場合は、前記光源が当該両面原稿に前記所定光量より少ない光量として照射する光量を、前記エッジの数が前記所定数未満であると判定された場合に前記光源が当該両面原稿に前記所定光量より少ない光量として照射する光量よりも少ない光量に設定する、画像読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置であって、
前記読取手段は前記原稿の両面の読み取り、及び、前記原稿の片面の読み取りを実行する構成であり、
前記入力手段は前記原稿の両面を読み取るか又は片面を読み取るかの指定を操作者から受付けるものであり、
前記設定手段は、前記入力手段で前記原稿の片面の読み取りが指定されたときには前記光源が前記原稿に照射する光量を前記所定光量に設定し、前記入力手段で前記原稿の両面の読み取りが指定されたときには前記光源が前記原稿に照射する光量を前記所定光量より少ない光量に設定する、画像読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置であって、
前記入力手段は前記原稿が両面原稿であるか又は片面原稿であるかの指定を操作者から受付けるものであり、
前記設定手段は、前記入力手段で片面原稿が指定されたときには前記光源が前記原稿に照射する光量を前記所定光量に設定し、前記入力手段で両面原稿が指定されたときには前記光源が前記原稿に照射する光量を前記所定光量より少ない光量に設定する、画像読取装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
前記光源が前記原稿を照射する際の光量を、前記読取手段で白基準板を読み取って前記読取手段から出力される画素信号の信号レベルが飽和レベルを超えない光量に調整する調整手段を備え、
前記調整手段は、前記設定手段によって前記光源が前記原稿を照射する光量が前記所定光量に設定されたときは前記調整を行い、前記光源が前記原稿を照射する光量が前記所定光量より少ない光量に設定されたときは前記調整を行わない、画像読取装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
前記光源は発光色が互いに異なる複数の発光部を順に発光させるものであり、
前記設定手段は、前記発光部に供給する電流の電流値を設定することによって前記光源が前記原稿に照射する光の光量を設定するものであり、前記入力手段で両面原稿が指定された場合に前記発光部に供給する電流値を、前記入力手段で片面原稿が指定された場合に前記発光部に供給する電流値よりも小さい値に設定する、画像読取装置。 - 請求項5に記載の画像読取装置であって、
前記設定手段は、前記発光部に供給する電流の電流値を所定値まで下げても前記光源が前記原稿に照射する光の光量が目標とする前記所定光量より少ない光量に至らない場合は、前記発光部に供給する前記電流の電流値を前記所定値まで下げた後、前記発光部の点灯時間を短くすることによって前記目標とする前記所定光量より少ない光量に設定する、画像読取装置。 - 光源と、前記光源からの光に照射された原稿を読み取って画素信号を出力する読取手段とを備える画像読取装置を用いた画像読取方法であって、
両面に画像が形成されている両面原稿の指定、又は、片面にのみ画像が形成されている片面原稿の指定を受付ける入力段階と、
前記入力段階で片面原稿の指定を受付けたときには前記光源が前記原稿に照射する光量を前記所定光量に設定し、前記入力段階で両面原稿の指定を受付けたときには前記光源が前記原稿に照射する光量を前記所定光量より少ない光量に設定する設定段階と、
前記入力段階で両面原稿の指定を受付けたときに、前記原稿の一方の面を前記読取手段によって前記所定光量より少ない光量で読み取って出力された画素信号に基づいて生成された画像データの所定のライン上のエッジの数が所定数以上であるか否かを判断する濃度変化解析段階と、
を含み、
前記設定段階において、前記入力段階において両面原稿の指定を受付けたときであって当該両面原稿の他方の面を前記読取手段によって読み取るとき、前記濃度変化解析手段によって前記エッジの数が前記所定数以上であると判定された場合は、前記光源が当該両面原稿に前記所定光量より少ない光量として照射する光量を、前記エッジの数が前記所定数未満であると判定された場合に前記光源が当該両面原稿に前記所定光量より少ない光量として照射する光量よりも少ない光量に設定する、画像読取方法。
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