JP2010086643A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1個のデータの書き込みと2つのリードポートによるデータの読み出しを同時に行うことが可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】一対の駆動トランジスタD1、D2、一対の負荷トランジスタL1、L2、一対の伝送トランジスタF1、F2、一対の読み出し専用伝送トランジスタFR1、FR2、一対の読み出し専用駆動トランジスタDR1、DR2が設けられたビットセルにおいて、書き込み用ワード線WWL、第1読み出し用ワード線RWL1、第2読み出し用ワード線RWL2、一対の書き込み用ビット線WBLt、WBLc、第1読み出し用ビット線RBL1、第2読み出し用ビット線RBL2を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は半導体記憶装置に関し、特に、1個のライトポートおよび2個のリードポートを持つSRAMのビットセルの構成に適用して好適なものである。
SRAMはリフレッシュ動作が要求されないため、DRAMに比べて消費電力が低く、動作速度も速いことから、コンピュータのキャッシュメモリや携帯用電子製品に広く使われている。ここで、画像処理や通信処理などで用いられるシステム・オン・チップにおいては、処理の高速化を図るために、2つのA、Bポートから同時にアクセスできるデュアルポートSRAMを搭載したいという要求がある。このデュアルポートSRAMは、シングルポートSRAMのビットセルにさらに一対の伝送トランジスタを付加することで実現されている。
また、例えば、特許文献1には、2ポートSRAMにおいて、記憶ノードに電位を相補的に保持するラッチ回路と、記憶ノードとビット線との間にそれぞれ配され、ワード線の活性化に応じてオンされるアクセストランジスタと、記憶ノードと接地電位との間にそれぞれ設けられ、ワード線の活性化に応じてオンされる書込みアクセストランジスタおよびサブビット線に応じてオンされる記憶レベル駆動トランジスタと、ワード線の活性化に応じてオンされる書込みアクセストランジスタおよびサブビット線に応じてオンされる記憶レベル駆動トランジスタとを設けることで、データ保持安定性と書込みマージンとを両立させる方法が開示されている。
しかしながら、従来の2ポートSRAMでは、書き込みと読み出しを同時に行うことはできるが、各ビットセルに2本のワード線しか配されていないため、1個のデータの書き込みと2つのリードポートによるデータの読み出しを同時に行うことができないという問題があった。
特開2005−25863号公報
そこで、本発明の目的は、1個のデータの書き込みと2つのリードポートによるデータの読み出しを同時に行うことが可能な半導体記憶装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様によれば、第1の駆動トランジスタと、第2の駆動トランジスタと、前記第1の駆動トランジスタと直列に接続された第1の負荷トランジスタと、前記第2の駆動トランジスタと直列に接続された第2の負荷トランジスタと、前記第1の駆動トランジスタのゲートと前記第1の負荷トランジスタのゲートと前記第2の駆動トランジスタのドレインと前記第2の負荷トランジスタのドレインにドレインが接続された第1の伝送トランジスタと、前記第1の駆動トランジスタのドレインと前記第1の負荷トランジスタのドレインと前記第2の駆動トランジスタのゲートと前記第2の負荷トランジスタのゲートにドレインが接続された第2の伝送トランジスタと、前記第1の駆動トランジスタのゲートと前記第1の負荷トランジスタのゲートと前記第2の駆動トランジスタのドレインと前記第2の負荷トランジスタのドレインにドレインが接続された第1の読み出し専用伝送トランジスタと、前記第1の駆動トランジスタのドレインと前記第1の負荷トランジスタのドレインと前記第2の駆動トランジスタのゲートと前記第2の負荷トランジスタのゲートにドレインが接続された第2の読み出し専用伝送トランジスタと、前記第1の伝送トランジスタのゲートと前記第2の伝送トランジスタのゲートに接続された書き込み用ワード線と、前記第1の読み出し専用伝送トランジスタのゲートに接続された第1読み出し用ワード線と、前記第2の読み出し専用伝送トランジスタのゲートに接続された第2読み出し用ワード線と、前記第1の伝送トランジスタのソースに接続された第1書き込み用ビット線と、前記第2の伝送トランジスタのソースに接続された第2書き込み用ビット線と、前記第1の読み出し専用伝送トランジスタのソースに接続された第1読み出し用ビット線と、前記第2の読み出し専用伝送トランジスタのソースに接続された第2読み出し用ビット線とを備えることを特徴とする半導体記憶装置を提供する。
また、本発明の一態様によれば、第1の駆動トランジスタと、第2の駆動トランジスタと、前記第1の駆動トランジスタと直列に接続された第1の負荷トランジスタと、前記第2の駆動トランジスタと直列に接続された第2の負荷トランジスタと、前記第1の駆動トランジスタのゲートと前記第1の負荷トランジスタのゲートと前記第2の駆動トランジスタのドレインと前記第2の負荷トランジスタのドレインにドレインが接続された第1の伝送トランジスタと、前記第1の駆動トランジスタのドレインと前記第1の負荷トランジスタのドレインと前記第2の駆動トランジスタのゲートと前記第2の負荷トランジスタのゲートにドレインが接続された第2の伝送トランジスタと、前記第1の駆動トランジスタのゲートと前記第1の負荷トランジスタのゲートと前記第2の駆動トランジスタのドレインと前記第2の負荷トランジスタのドレインにゲートが接続された第1の読み出し専用駆動トランジスタと、前記第1の駆動トランジスタのドレインと前記第1の負荷トランジスタのドレインと前記第2の駆動トランジスタのゲートと前記第2の負荷トランジスタのゲートにゲートが接続された第2の読み出し専用駆動トランジスタと、前記第1の読み出し専用駆動トランジスタのドレインにドレインが接続された第1の読み出し専用伝送トランジスタと、前記第2の読み出し専用駆動トランジスタのドレインにドレインが接続された第2の読み出し専用伝送トランジスタと、前記第1の伝送トランジスタのゲートと前記第2の伝送トランジスタのゲートに接続された書き込み用ワード線と、前記第1の読み出し専用伝送トランジスタのゲートに接続された第1読み出し用ワード線と、前記第2の読み出し専用伝送トランジスタのゲートに接続された第2読み出し用ワード線と、前記第1の伝送トランジスタのソースに接続された第1書き込み用ビット線と、前記第2の伝送トランジスタのソースに接続された第2書き込み用ビット線と、前記第1の読み出し専用伝送トランジスタのソースに接続された第1読み出し用ビット線と、前記第2の読み出し専用伝送トランジスタのソースに接続された第2読み出し用ビット線とを備えることを特徴とする半導体記憶装置を提供する。
以上説明したように、本発明によれば、1個のデータの書き込みと2つのリードポートによるデータの読み出しを同時に行うことが可能な半導体記憶装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係る半導体記憶装置について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置のビットセルの回路構成を示す図である。
図1において、半導体記憶装置として用いられるSRAMのビットセルには、一対の駆動トランジスタD1、D2、一対の負荷トランジスタL1、L2、一対の伝送トランジスタF1、F2、一対の読み出し専用伝送トランジスタFR1、FR2、一対の読み出し専用駆動トランジスタDR1、DR2が設けられている。なお、負荷トランジスタL1、L2としては、Pチャンネル電界効果トランジスタ、駆動トランジスタD1、D2、伝送トランジスタF1、F2、読み出し専用伝送トランジスタFR1、FR2、読み出し専用駆動トランジスタDR1、DR2としては、Nチャンネル電界効果トランジスタを用いることができる。
また、このビットセルには、書き込み用ワード線WWL、第1読み出し用ワード線RWL1、第2読み出し用ワード線RWL2、一対の書き込み用ビット線WBLt、WBLc、第1読み出し用ビット線RBL1、第2読み出し用ビット線RBL2が設けられている。
ここで、駆動トランジスタD1と負荷トランジスタL1とは互いに直列接続されることでCMOSインバータが構成されるとともに、駆動トランジスタD2と負荷トランジスタL2とは互いに直列接続されることでCMOSインバータが構成されている。そして、これらの一対のCMOSインバータの出力と入力とが互いにクロスカップリングされることでフリップフロップが構成されている。
また、伝送トランジスタF1のドレインには、駆動トランジスタD1のゲートと負荷トランジスタL1のゲートと駆動トランジスタD2のドレインと負荷トランジスタL2のドレインが接続されている。
また、伝送トランジスタF2のドレインには、駆動トランジスタD1のドレインと負荷トランジスタL1のドレインと駆動トランジスタD2のゲートと負荷トランジスタL2のゲートが接続されている。
また、読み出し専用駆動トランジスタDR1のゲートには、駆動トランジスタD1のゲートと負荷トランジスタL1のゲートと駆動トランジスタD2のドレインと負荷トランジスタL2のドレインが接続されている。
また、読み出し専用駆動トランジスタDR2のゲートには、駆動トランジスタD1のドレインと負荷トランジスタL1のドレインと駆動トランジスタD2のゲートと負荷トランジスタL2のゲートが接続されている。
また、読み出し専用伝送トランジスタFR1のドレインには、読み出し専用駆動トランジスタDR1のドレインが接続され、読み出し専用伝送トランジスタFR2のドレインには、読み出し専用駆動トランジスタDR2のドレインが接続されている。
また、書き込み用ワード線WWLには、伝送トランジスタF1、F2のゲートが接続されている。また、第1読み出し用ワード線RWL1には、読み出し専用伝送トランジスタFR1のゲートが接続されている。また、第2読み出し用ワード線RWL2には、読み出し専用伝送トランジスタFR2のゲートが接続されている。
また、書き込み用ビット線WBLt、WBLcには、伝送トランジスタF1、F2のソースがそれぞれ接続されている。また、第1読み出し用ビット線RBL1には、読み出し専用伝送トランジスタFR1のソースが接続されている。また、第2読み出し用ビット線RBL2には、読み出し専用伝送トランジスタFR2のソースが接続されている。
そして、ライトポートからビットセルにアクセスする場合、書き込み用ワード線WWLおよび書き込み用ビット線WBLt、WBLcを介して、伝送トランジスタF1、F2を動作させることでビットセルを選択することができ、そのビットセルにライトポートからデータを書き込むことができる。
また、第1リードポートからビットセルにアクセスする場合、第1読み出し用ワード線RWL1および第1読み出し用ビット線RBL1を介して、読み出し専用伝送トランジスタFR1を動作させることでビットセルを選択することができ、そのビットセルから第1リードポートにデータを読み出すことができる。
また、第2リードポートからビットセルにアクセスする場合、第2読み出し用ワード線RWL2および第2読み出し用ビット線RBL2を介して、読み出し専用伝送トランジスタFR2を動作させることでビットセルを選択することができ、そのビットセルから第2リードポートにデータを読み出すことができる。
これにより、10個のトランジスタをビットセルに設けることで、1個のライトポートおよび2個のリードポートをSRAMに持たせることができ、1個のデータの書き込みと2つのリードポートによるデータの読み出しを同時に行わせることが可能となる。
なお、読み出し専用駆動トランジスタDR1を設けることにより、伝送トランジスタF1と読み出し専用伝送トランジスタFR1とが同時にオンしている場合においても、第1読み出し用ビット線RBL1の電位と書き込み用ビット線WBLtの電位とが干渉するのを防止することが可能となる。また、読み出し専用駆動トランジスタDR2を設けることにより、伝送トランジスタF2と読み出し専用伝送トランジスタFR2とが同時にオンしている場合においても、第2読み出し用ビット線RBL2の電位と書き込み用ビット線WBLcの電位とが干渉するのを防止することが可能となる。
図2は、本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置のビットセルのレイアウト構成を示す平面図である。
図2において、半導体基板S1上には、ゲート電極G1〜G6が配置されている。ここで、ゲート電極G1〜G3は横方向に並べて配置されるとともに、ゲート電極G4〜G6は横方向に並べて配置されている。また、ゲート電極G1〜G3とゲート電極G4〜G6とは互いに回転対称になるように縦方向に並べて配置されている。
そして、ゲート電極G1の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D1、D1´が半導体基板S1に形成されることで、図1の読み出し専用伝送トランジスタFR1が構成されている。また、ゲート電極G2の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D2、D2´が半導体基板S1に形成されることで、図1の伝送トランジスタF1が構成されている。
また、ゲート電極G6の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D8、D8´が半導体基板S1に形成されることで、図1の負荷トランジスタL1が構成されている。また、ゲート電極G6の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D9、D9´が半導体基板S1に形成されることで、図1の駆動トランジスタD1が構成されている。また、ゲート電極G6の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D10、D10´が半導体基板S1に形成されることで、図1の読み出し専用駆動トランジスタDR1が構成されている。
また、ゲート電極G4の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D6、D6´が半導体基板S1に形成されることで、図1の読み出し専用伝送トランジスタFR2が構成されている。また、ゲート電極G5の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D7、D7´が半導体基板S1に形成されることで、図1の伝送トランジスタF2が構成されている。
また、ゲート電極G3の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D3、D3´が半導体基板S1に形成されることで、図1の負荷トランジスタL2が構成されている。また、ゲート電極G3の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D4、D4´が半導体基板S1に形成されることで、図1の駆動トランジスタD2が構成されている。また、ゲート電極G3の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D5、D5´が半導体基板S1に形成されることで、図1の読み出し専用駆動トランジスタDR2が構成されている。
ここで、拡散層D1´と拡散層D10´とは互いに接続され、拡散層D2´と拡散層D9´とは互いに接続され、拡散層D4´と拡散層D7´とは互いに接続され、拡散層D5´と拡散層D6´とは互いに接続されている。そして、拡散層D1、D1´、D10、D10´と拡散層D2、D2´、D9、D9´と拡散層D3、D3´と拡散層D8、D8´と拡散層D4、D4´、D7、D7´と拡散層D5、D5´、D6、D6´は、互いに素子分離領域を介して半導体基板S1上で素子分離されている。この素子分離領域としては、例えば、STI構造を用いるようにしてもよいし、LOCOS構造を用いるようにしてもよい。
そして、拡散層D1、D1´、D10、D10´と拡散層D2、D2´、D9、D9´と拡散層D3、D3´と拡散層D8、D8´と拡散層D4、D4´、D7、D7´と拡散層D5、D5´、D6、D6´は、横方向に並べて配置されている。また、拡散層D3、D3´、D4、D4´、D5、D5´にてゲート電極G3が共有され、拡散層D8、D8´、D9、D9´、D10、D10´にてゲート電極G6が共有されている。
そして、ゲート電極G1〜G6上には配線H1〜H14が形成され、配線H11〜H14上には、書き込み用ビット線WBLt、WBLc、第1読み出し用ビット線RBL1および第2読み出し用ビット線RBL2が形成され、書き込み用ビット線WBLt、WBLc、第1読み出し用ビット線RBL1および第2読み出し用ビット線RBL2上には、書き込み用ワード線WWL、第1読み出し用ワード線RWL1および第2読み出し用ワード線RWL2が形成されている。なお、配線H1〜H14は第1層目配線層、書き込み用ビット線WBLt、WBLc、第1読み出し用ビット線RBL1および第2読み出し用ビット線RBL2は第2層目配線層、書き込み用ワード線WWL、第1読み出し用ワード線RWL1および第2読み出し用ワード線RWL1は第3層目配線層を用いることができる。
ここで、書き込み用ビット線WBLt、WBLc、第1読み出し用ビット線RBL1および第2読み出し用ビット線RBL2は縦方向に並べて配置され、書き込み用ワード線WWL、第1読み出し用ワード線RWL1および第2読み出し用ワード線RWL2は横方向に並べて配置されている。また、第1読み出し用ワード線RWL1は、ゲート電極G1〜G3上に配置され、第2読み出し用ワード線RWL2は、ゲート電極G4〜G6上に配置され、書き込み用ワード線WWLは、第1読み出し用ワード線RWL1と第2読み出し用ワード線RWL2との間に配置されている。
また、拡散層D1はコンタクトC1を介して配線H1に接続され、拡散層D2はコンタクトC4を介して配線H3に接続され、拡散層D3はコンタクトC7を介して配線H5に接続され、拡散層D4はコンタクトC2を介して配線H6に接続され、拡散層D5はコンタクトC8を介して配線H6に接続され、拡散層D6はコンタクトC10を介して配線H8に接続され、拡散層D7はコンタクトC13を介して配線H10に接続され、拡散層D8はコンタクトC16を介して配線H12に接続され、拡散層D9はコンタクトC11を介して配線H13に接続され、拡散層D10はコンタクトC17を介して配線H13に接続されている。
また、拡散層D2´、D9´はコンタクトC5を介して配線H4に接続され、拡散層D8´はコンタクトC6を介して配線H4に接続され、拡散層D3´はコンタクトC15を介して配線H11に接続され、拡散層D4´、D7´はコンタクトC14を介して配線H11に接続されている。
また、ゲート電極G1はコンタクトC18を介して配線H14に接続され、ゲート電極G2はコンタクトC3を介して配線H2に接続され、ゲート電極G3はコンタクトC6を介して配線H4に接続され、ゲート電極G4はコンタクトC9を介して配線H7に接続され、ゲート電極G5はコンタクトC13を介して配線H10に接続され、ゲート電極G6はコンタクトC15を介して配線H11に接続されている。
なお、コンタクトC1〜C18は、コンタクトC1〜C18内に導電体が埋め込まれた埋め込みコンタクトを用いることができる。そして、この埋め込みコンタクトは、デュアルダマシン法などを用いることで、配線H1〜H14とともに一括して形成することができる。
また、書き込み用ビット線WBLtは、拡散層D2に接続され、書き込み用ビット線WBLcは、拡散層D7に接続され、第1読み出し用ビット線RBL1は、拡散層D1に接続され、第2読み出し用ビット線RBL2は、拡散層D6に接続されている。また、書き込み用ワード線WWLは、コンタクトC19、C20をそれぞれ介して配線H2、H9にそれぞれ接続され、第1読み出し用ワード線RWL1は、ゲート電極G1に接続され、第2読み出し用ワード線RWL2は、ゲート電極G4に接続されている。
ここで、第1読み出し用ワード線RWL1と第2読み出し用ワード線RWL2との間に書き込み用ワード線WWLを配置することにより、1個のデータの書き込みと2個のデータの読み出しを同時に行わせることが可能となり、10個のトランジスタをビットセルに設けた場合においても、1個のライトポートおよび2個のリードポートをSRAMに持たせることができる。
なお、図2の実施形態では、図1の負荷トランジスタL1の拡散層D8、D8´と図1の駆動トランジスタD1の拡散層D9、D9´とを分離するとともに、図1の負荷トランジスタL2の拡散層D3、D3´と図1の駆動トランジスタD2の拡散層D4、D4´とを分離し、配線H4を介して拡散層D8´と拡散層D9´とを接続するとともに、配線H11を介して拡散層D3´と拡散層D4´とを接続する方法について説明したが、拡散層D8´と拡散層D9´とを直接接続し、拡散層D3´と拡散層D4´とを直接接続するようにしてもよい。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態に係る半導体記憶装置のビットセルのレイアウト構成を示す平面図である。
図3において、半導体基板S2上には、ゲート電極G51〜G56が配置されている。ここで、ゲート電極G51、G53は、同一直線上に配置され、ゲート電極G52、G55は、ゲート電極G51、G53が配置された直線とは異なる直線上に配置され、ゲート電極G54、G56は、ゲート電極G51、G53およびゲート電極G52、G55がそれぞれ配置された直線とは異なる直線上に配置されている。また、ゲート電極G51〜G53とゲート電極G54〜G56とは互いに回転対称になるように縦方向に並べて配置されている。
そして、ゲート電極G51の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D51、D51´が半導体基板S2に形成されることで、図1の伝送トランジスタF1が構成されている。また、ゲート電極G52の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D52、D52´が半導体基板S2に形成されることで、図1の読み出し専用伝送トランジスタFR1が構成されている。
また、ゲート電極G56の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D58、D58´が半導体基板S2に形成されることで、図1の負荷トランジスタL1が構成されている。また、ゲート電極G56の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D59、D59´が半導体基板S2に形成されることで、図1の読み出し専用駆動トランジスタDR1が構成されている。また、ゲート電極G56の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D60、D60´が半導体基板S2に形成されることで、図1の駆動トランジスタD1が構成されている。
また、ゲート電極G54の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D56、D56´が半導体基板S2に形成されることで、図1の伝送トランジスタF2が構成されている。また、ゲート電極G55の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D57、D57´が半導体基板S2に形成されることで、図1の読み出し専用伝送トランジスタFR2が構成されている。
また、ゲート電極G53の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D53、D53´が半導体基板S2に形成されることで、図1の負荷トランジスタL2が構成されている。また、ゲート電極G53の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D54、D54´が半導体基板S21に形成されることで、図1の読み出し専用駆動トランジスタDR2が構成されている。また、ゲート電極G53の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D55、D55´が半導体基板S2に形成されることで、図1の駆動トランジスタD2が構成されている。
ここで、拡散層D51´と拡散層D60´とは互いに接続され、拡散層D52´と拡散層D59´とは互いに接続され、拡散層D54´と拡散層D57´とは互いに接続され、拡散層D55´と拡散層D56´とは互いに接続されている。そして、拡散層D51、D51´、D60、D60´と拡散層D52、D52´、D59、D59´と拡散層D53、D53´と拡散層D58、D58´と拡散層D54、D54´、D57、D57´と拡散層D55、D55´、D56、D56´は、互いに素子分離領域を介して半導体基板S2上で素子分離されている。この素子分離領域としては、例えば、STI構造を用いるようにしてもよいし、LOCOS構造を用いるようにしてもよい。
そして、拡散層D51、D51´、D60、D60´と拡散層D52、D52´、D59、D59´と拡散層D53、D53´と拡散層D58、D58´と拡散層D54、D54´、D57、D57´と拡散層D55、D55´、D56、D56´は、横方向に並べて配置されている。また、拡散層D53、D53´、D54、D54´、D55、D55´にてゲート電極G53が共有され、拡散層D58、D58´、D59、D59´、D60、D60´にてゲート電極G56が共有されている。
そして、ゲート電極G51〜G56上には配線H51〜H64が形成され、配線H51〜H64上には、書き込み用ビット線WBLt、WBLc、第1読み出し用ビット線RBL1および第2読み出し用ビット線RBL2が形成され、書き込み用ビット線WBLt、WBLc、第1読み出し用ビット線RBL1および第2読み出し用ビット線RBL2上には、書き込み用ワード線WWL、第1読み出し用ワード線RWL1および第2読み出し用ワード線RWL1が形成されている。なお、配線H51〜H64は第1層目配線層、書き込み用ビット線WBLt、WBLc、第1読み出し用ビット線RBL1および第2読み出し用ビット線RBL2は第2層目配線層、書き込み用ワード線WWL、第1読み出し用ワード線RWL1および第2読み出し用ワード線RWL1は第3層目配線層を用いることができる。
ここで、書き込み用ビット線WBLt、WBLc、第1読み出し用ビット線RBL1および第2読み出し用ビット線RBL2は縦方向に並べて配置され、書き込み用ワード線WWL、第1読み出し用ワード線RWL1および第2読み出し用ワード線RWL1は横方向に並べて配置されている。また、第1読み出し用ワード線RWL1は、ゲート電極G51、G53上に配置され、第2読み出し用ワード線RWL2は、ゲート電極G54、G56上に配置され、書き込み用ワード線WWLは、ゲート電極G52、G55上に配置されている。
また、拡散層D51はコンタクトC51を介して配線H51に接続され、拡散層D52はコンタクトC53を介して配線H53に接続され、拡散層D53はコンタクトC55を介して配線H55に接続され、拡散層D54はコンタクトC57を介して配線H56に接続され、拡散層D55はコンタクトC58を介して配線H56に接続され、拡散層D56はコンタクトC61を介して配線H58に接続され、拡散層D57はコンタクトC63を介して配線H60に接続され、拡散層D58はコンタクトC65を介して配線H62に接続され、拡散層D59はコンタクトC67を介して配線H63に接続され、拡散層D60はコンタクトC68を介して配線H63に接続されている。
また、拡散層D51´、D60´はコンタクトC69を介して配線H54に接続され、拡散層D58´はコンタクトC66を介して配線H54に接続され、拡散層D53´はコンタクトC56を介して配線H61に接続され、拡散層D55´、D56´はコンタクトC59を介して配線H61に接続されている。
また、ゲート電極G51はコンタクトC70を介して配線H64に接続され、ゲート電極G52はコンタクトC52を介して配線H52に接続され、ゲート電極G53はコンタクトC54を介して配線H54に接続され、ゲート電極G54はコンタクトC60を介して配線H57に接続され、ゲート電極G55はコンタクトC62を介して配線H59に接続され、ゲート電極G56はコンタクトC64を介して配線H61に接続されている。
なお、コンタクトC51〜C70は、コンタクトC51〜C70内に導電体が埋め込まれた埋め込みコンタクトを用いることができる。そして、この埋め込みコンタクトは、デュアルダマシン法などを用いることで、配線H51〜H64とともに一括して形成することができる。
また、書き込み用ビット線WBLtは、拡散層D51に接続され、書き込み用ビット線WBLcは、拡散層D56に接続され、第1読み出し用ビット線RBL1は、拡散層D52に接続され、第2読み出し用ビット線RBL2は、拡散層D57に接続されている。また、書き込み用ワード線WWLは、ゲート電極G51、G54に接続され、第1読み出し用ワード線RWL1は、ゲート電極G52に接続され、第2読み出し用ワード線RWL2は、ゲート電極G55に接続されている。
ここで、第1読み出し用ワード線RWL1と第2読み出し用ワード線RWL2との間に書き込み用ワード線WWLを配置することにより、1個のデータの書き込みと2個のデータの読み出しを同時に行わせることが可能となり、1個のライトポートおよび2個のリードポートをSRAMに持たせることができる。
また、第1読み出し用ワード線RWL1下にゲート電極G51、G53を配置し、第2読み出し用ワード線RWL2下にゲート電極G54、G56を配置し、書き込み用ワード線WWL下にゲート電極G52、G55を配置することで、ゲート電極G51、G53間の間隔を狭めることが可能となるとともに、ゲート電極G54、G56間の間隔を狭めることが可能となる。このため、ユニットの縦方向の寸法を増大させることなく、ユニットの横方向の寸法を減少させることが可能となり、SRAMの集積度を向上させることが可能となるとともに、書き込み用ワード線WWL、第1読み出し用ワード線RWL1および第2読み出し用ワード線RWL2の長さを短くすることが可能となる。この結果、書き込み用ワード線WWL、第1読み出し用ワード線RWL1および第2読み出し用ワード線RWL2の抵抗を低下させることが可能となり、書き込み用ワード線WWL、第1読み出し用ワード線RWL1および第2読み出し用ワード線RWL2の電位の立ち上がりの傾きを急峻化することが可能となることから、SRAMの動作速度を向上させることができる。
なお、図3の実施形態では、ゲート電極G51、G53を同一直線上に配置し、ゲート電極G51、G53が配置された直線とは異なる直線上にゲート電極G52、G55を配置し、ゲート電極G51、G53およびゲート電極G52、G55がそれぞれ配置された直線とは異なる直線上にゲート電極G54、G56を配置する方法について説明したが、ゲート電極G51、G52が互いに異なる直線上に配置されるとともに、ゲート電極G54、G55が互いに異なる直線上に配置されていればよい。例えば、ゲート電極G51、G54を同一直線上に配置し、ゲート電極G51、G54が配置された直線とは異なる直線上にゲート電極G52、G53を配置し、ゲート電極G51、G54およびゲート電極G52、G53がそれぞれ配置された直線とは異なる直線上にゲート電極G55、G56を配置するようにしてもよい。
また、図3の実施形態では、図1の負荷トランジスタL1の拡散層D58、D58´と図1の駆動トランジスタD1の拡散層D60、D60´とを分離するとともに、図1の負荷トランジスタL2の拡散層D53、D53´と図1の駆動トランジスタD2の拡散層D55、D55´とを分離し、負荷トランジスタL1の拡散層D58、D58´と駆動トランジスタD1の拡散層D60、D60´との間に読み出し専用駆動トランジスタDR1の拡散層D59、D59´を配置するとともに、負荷トランジスタL2の拡散層D53、D53´と駆動トランジスタD2の拡散層D55、D55´との間に読み出し専用駆動トランジスタDR2の拡散層D54、D54´を配置する方法について説明したが、負荷トランジスタL1の拡散層D58、D58´と駆動トランジスタD1の拡散層D60、D60´とを互いに隣接させて配置するとともに、負荷トランジスタL2の拡散層D53、D53´と駆動トランジスタD2の拡散層D55、D55´とを互いに隣接させて配置するようにしてもよい。
(第3実施形態)
図4は、本発明の第3実施形態に係る半導体記憶装置のビットセルの回路構成を示す図である。
図4において、半導体記憶装置として用いられるSRAMのビットセルには、一対の駆動トランジスタD11、D12、一対の負荷トランジスタL11、L12、一対の伝送トランジスタF11、F12、一対の読み出し専用伝送トランジスタFR11、FR12が設けられている。なお、負荷トランジスタL11、L12としては、Pチャンネル電界効果トランジスタ、駆動トランジスタD11、D12、伝送トランジスタF11、F12、読み出し専用伝送トランジスタFR11、FR12としては、Nチャンネル電界効果トランジスタを用いることができる。
また、このビットセルには、書き込み用ワード線WWL、第1読み出し用ワード線RWL1、第2読み出し用ワード線RWL1、一対の書き込み用ビット線WBLt、WBLc、第1読み出し用ビット線RBL1、第2読み出し用ビット線RBL2が設けられている。
ここで、駆動トランジスタD11と負荷トランジスタL11とは互いに直列接続されることでCMOSインバータが構成されるとともに、駆動トランジスタD12と負荷トランジスタL12とは互いに直列接続されることでCMOSインバータが構成されている。そして、これらの一対のCMOSインバータの出力と入力とが互いにクロスカップリングされることでフリップフロップが構成されている。
また、伝送トランジスタF11のドレインには、駆動トランジスタD11のゲートと負荷トランジスタL11のゲートと駆動トランジスタD12のドレインと負荷トランジスタL12のドレインが接続されている。
また、伝送トランジスタF12のドレインには、駆動トランジスタD11のドレインと負荷トランジスタL11のドレインと駆動トランジスタD12のゲートと負荷トランジスタL12のゲートが接続されている。
また、読み出し専用伝送トランジスタFR11のドレインには、駆動トランジスタD11のゲートと負荷トランジスタL11のゲートと駆動トランジスタD12のドレインと負荷トランジスタL12のドレインが接続されている。
また、読み出し専用伝送トランジスタFR12のドレインには、駆動トランジスタD11のドレインと負荷トランジスタL11のドレインと駆動トランジスタD12のゲートと負荷トランジスタL12のゲートが接続されている。
また、書き込み用ワード線WWLには、伝送トランジスタF11、F12のゲートが接続されている。また、第1読み出し用ワード線RWL1には、読み出し専用伝送トランジスタFR11のゲートが接続されている。また、第2読み出し用ワード線RWL2には、読み出し専用伝送トランジスタFR12のゲートが接続されている。
また、書き込み用ビット線WBLt、WBLcには、伝送トランジスタF11、F12のソースがそれぞれ接続されている。また、第1読み出し用ビット線RBL1には、読み出し専用伝送トランジスタFR11のソースが接続されている。また、第2読み出し用ビット線RBL2には、読み出し専用伝送トランジスタFR12のソースが接続されている。
そして、ライトポートからビットセルにアクセスする場合、書き込み用ワード線WWLおよび書き込み用ビット線WBLt、WBLcを介して、伝送トランジスタF11、F12を動作させることでビットセルを選択することができ、そのビットセルにライトポートからデータを書き込むことができる。
また、第1リードポートからビットセルにアクセスする場合、第1読み出し用ワード線RWL1および第1読み出し用ビット線RBL1を介して、読み出し専用伝送トランジスタFR11を動作させることでビットセルを選択することができ、そのビットセルから第1リードポートにデータを読み出すことができる。
また、第2リードポートからビットセルにアクセスする場合、第2読み出し用ワード線RWL2および第2読み出し用ビット線RBL2を介して、読み出し専用伝送トランジスタFR12を動作させることでビットセルを選択することができ、そのビットセルから第2リードポートにデータを読み出すことができる。
これにより、8個のトランジスタをビットセルに設けることで、1個のライトポートおよび2個のリードポートをSRAMに持たせることができ、1個のデータの書き込みと2つのリードポートによるデータの読み出しを同時に行わせることが可能となる。
図5は、本発明の第3実施形態に係る半導体記憶装置のビットセルのレイアウト構成を示す平面図である。
図5において、半導体基板S3上には、ゲート電極G21〜G26が配置されている。ここで、ゲート電極G21〜G23は横方向に並べて配置されるとともに、ゲート電極G24〜G26は横方向に並べて配置されている。また、ゲート電極G21〜G23とゲート電極G24〜G26とは互いに回転対称になるように縦方向に並べて配置されている。
そして、ゲート電極G21の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D21、D21´が半導体基板S3に形成されることで、図4の読み出し専用伝送トランジスタFR11が構成されている。また、ゲート電極G22の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D22、D22´が半導体基板S3に形成されることで、図4の伝送トランジスタF11が構成されている。
また、ゲート電極G23の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D23、D23´が半導体基板S3に形成されることで、図4の負荷トランジスタL11が構成されている。また、ゲート電極G23の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D24、D24´が半導体基板S3に形成されることで、図4の駆動トランジスタD11が構成されている。
また、ゲート電極G24の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D25、D25´が半導体基板S3に形成されることで、図4の読み出し専用伝送トランジスタFR12が構成されている。また、ゲート電極G25の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D26、D26´が半導体基板S3に形成されることで、図4の伝送トランジスタF12が構成されている。
また、ゲート電極G26の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D27、D27´が半導体基板S3に形成されることで、図4の負荷トランジスタL12が構成されている。また、ゲート電極G26の両側にそれぞれ配置されるようにして拡散層D28、D28´が半導体基板S3に形成されることで、図4の駆動トランジスタD12が構成されている。
ここで、拡散層D21、D21´と拡散層D22、D22´と拡散層D23、D23´と拡散層D24、D24´と拡散層D25、D25´、D26、D26´と拡散層D27、D27´と拡散層D28、D28´は、互いに素子分離領域を介して半導体基板S3上で素子分離されている。この素子分離領域としては、例えば、STI構造を用いるようにしてもよいし、LOCOS構造を用いるようにしてもよい。
そして、拡散層D21、D21´と拡散層D22、D22´と拡散層D23、D23´と拡散層D24、D24´は、横方向に並べて配置されるとともに、拡散層D25、D25´、D26、D26´と拡散層D27、D27´と拡散層D28、D28´は、横方向に並べて配置されている。また、拡散層D23、D23´、D24、D24´にてゲート電極G23が共有され、拡散層D27、D27´、D28、D28´にてゲート電極G26が共有されている。
そして、ゲート電極G21〜G26上には配線H21〜H34が形成され、配線H21〜H34上には、書き込み用ビット線WBLt、WBLc、第1読み出し用ビット線RBL1および第2読み出し用ビット線RBL2が形成され、書き込み用ビット線WBLt、WBLc、第1読み出し用ビット線RBL1および第2読み出し用ビット線RBL2上には、書き込み用ワード線WWL、第1読み出し用ワード線RWL1および第2読み出し用ワード線RWL1が形成されている。なお、配線H21〜H34は第1層目配線層、書き込み用ビット線WBLt、WBLc、第1読み出し用ビット線RBL1および第2読み出し用ビット線RBL2は第2層目配線層、書き込み用ワード線WWL、第1読み出し用ワード線RWL1および第2読み出し用ワード線RWL1は第3層目配線層を用いることができる。
ここで、書き込み用ビット線WBLt、WBLc、第1読み出し用ビット線RBL1および第2読み出し用ビット線RBL2は縦方向に並べて配置され、書き込み用ワード線WWL、第1読み出し用ワード線RWL1および第2読み出し用ワード線RWL1は横方向に並べて配置されている。また、第1読み出し用ワード線RWL1は、ゲート電極G21〜G23上に配置され、第2読み出し用ワード線RWL2は、ゲート電極G24〜G26上に配置され、書き込み用ワード線WWLは、第1読み出し用ワード線RWL1と第2読み出し用ワード線RWL2との間に配置されている。
また、拡散層D21はコンタクトC21を介して配線H21に接続され、拡散層D22はコンタクトC23を介して配線H22に接続され、拡散層D23はコンタクトC24を介して配線H23に接続され、拡散層D24はコンタクトC25、C26を介して配線H24に接続され、拡散層D25はコンタクトC27を介して配線H26に接続され、拡散層D26はコンタクトC29を介して配線H27に接続され、拡散層D27はコンタクトC30を介して配線H28に接続され、拡散層D28はコンタクトC31、C32を介して配線H29に接続されている。
また、拡散層D21´はコンタクトC33を介して配線H33に接続され、拡散層D22´はコンタクトC34を介して配線H33に接続され、拡散層D23´はコンタクトC40を介して配線H32に接続され、拡散層D24´はコンタクトC36、C37を介して配線H32に接続され、拡散層D25´はコンタクトC38を介して配線H32に接続され、拡散層D26´はコンタクトC39を介して配線H32に接続され、拡散層D27´はコンタクトC35を介して配線H33に接続され、拡散層D28´はコンタクトC41、C42を介して配線H33に接続されている。
また、ゲート電極G21はコンタクトC44を介して配線H30に接続され、ゲート電極G22はコンタクトC22を介して配線H34に接続され、ゲート電極G23はコンタクトC35を介して配線H33に接続され、ゲート電極G24はコンタクトC43を介して配線H25に接続され、ゲート電極G25はコンタクトC28を介して配線H31に接続され、ゲート電極G26はコンタクトC40を介して配線H32に接続されている。
なお、コンタクトC21〜C44は、コンタクトC21〜C44内に導電体が埋め込まれた埋め込みコンタクトを用いることができる。そして、この埋め込みコンタクトは、デュアルダマシン法などを用いることで、配線H21〜H34とともに一括して形成することができる。
また、書き込み用ビット線WBLtは、拡散層D22に接続され、書き込み用ビット線WBLcは、拡散層D26に接続され、第1読み出し用ビット線RBL1は、拡散層D21に接続され、第2読み出し用ビット線RBL2は、拡散層D25に接続されている。また、書き込み用ワード線WWLは、ゲート電極G22、G25に接続され、第1読み出し用ワード線RWL1は、ゲート電極G21に接続され、第2読み出し用ワード線RWL2は、ゲート電極G24に接続されている。
ここで、第1読み出し用ワード線RWL1と第2読み出し用ワード線RWL2との間に書き込み用ワード線WWLを配置することにより、1個のデータの書き込みと2個のデータの読み出しを同時に行わせることが可能となり、8個のトランジスタをビットセルに設けた場合においても、1個のライトポートおよび2個のリードポートをSRAMに持たせることができる。
なお、図5の実施形態では、ゲート電極G21〜G23を同一直線上に配置し、ゲート電極G21〜G23が配置された直線とは異なる直線上にゲート電極G24〜G26を配置する方法について説明したが、ゲート電極G21、G23を同一直線上に配置し、ゲート電極G21、G23が配置された直線とは異なる直線上にゲート電極G24、G26を配置し、ゲート電極G21、G23およびゲート電極G24、G26がそれぞれ配置された直線とは異なる直線上にゲート電極G22、G25を配置するようにしてもよいし、ゲート電極G22、G23を同一直線上に配置し、ゲート電極G22、G23が配置された直線とは異なる直線上にゲート電極G25、G26を配置し、ゲート電極G22、G23およびゲート電極G25、G26がそれぞれ配置された直線とは異なる直線上にゲート電極G21、G24を配置するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置のビットセルの回路構成を示す図。 本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置のビットセルのレイアウト構成を示す平面図。 本発明の第2実施形態に係る半導体記憶装置のビットセルのレイアウト構成を示す平面図。 本発明の第3実施形態に係る半導体記憶装置のビットセルの回路構成を示す図。 本発明の第3実施形態に係る半導体記憶装置のビットセルのレイアウト構成を示す平面図。
符号の説明
S1〜S3 半導体基板、F1、F2、F11、F12 伝送トランジスタ、D1、D2、D11、D12 駆動トランジスタ、L1、L2、L11、L12 負荷トランジスタ、FR1、FR2、FR11、FR12 読み出し専用伝送トランジスタ、DR1、DR2 読み出し専用駆動トランジスタ、WWL 書き込み用ワード線、RWL1 第1読み出し用ワード線、RWL2 第2読み出し用ワード線、WBLt、WBLc 書き込み用ビット線、RBL1 第1読み出し用ビット線、RBL2 第2読み出し用ビット線、G1〜G6、G21〜G26、G51〜G56 ゲート電極、D1〜D10、D1´〜D10´、D21〜D28、D21´〜D28´、D51〜D60、D61´〜D60´ 拡散層、H1〜H14、H21〜H34、H51〜H64 配線、C1〜C20、C21〜C44、C51〜C70 コンタクト

Claims (5)

  1. 第1の駆動トランジスタと、
    第2の駆動トランジスタと、
    前記第1の駆動トランジスタと直列に接続された第1の負荷トランジスタと、
    前記第2の駆動トランジスタと直列に接続された第2の負荷トランジスタと、
    前記第1の駆動トランジスタのゲートと前記第1の負荷トランジスタのゲートと前記第2の駆動トランジスタのドレインと前記第2の負荷トランジスタのドレインにドレインが接続された第1の伝送トランジスタと、
    前記第1の駆動トランジスタのドレインと前記第1の負荷トランジスタのドレインと前記第2の駆動トランジスタのゲートと前記第2の負荷トランジスタのゲートにドレインが接続された第2の伝送トランジスタと、
    前記第1の駆動トランジスタのゲートと前記第1の負荷トランジスタのゲートと前記第2の駆動トランジスタのドレインと前記第2の負荷トランジスタのドレインにドレインが接続された第1の読み出し専用伝送トランジスタと、
    前記第1の駆動トランジスタのドレインと前記第1の負荷トランジスタのドレインと前記第2の駆動トランジスタのゲートと前記第2の負荷トランジスタのゲートにドレインが接続された第2の読み出し専用伝送トランジスタと、
    前記第1の伝送トランジスタのゲートと前記第2の伝送トランジスタのゲートに接続された書き込み用ワード線と、
    前記第1の読み出し専用伝送トランジスタのゲートに接続された第1読み出し用ワード線と、
    前記第2の読み出し専用伝送トランジスタのゲートに接続された第2読み出し用ワード線と、
    前記第1の伝送トランジスタのソースに接続された第1書き込み用ビット線と、
    前記第2の伝送トランジスタのソースに接続された第2書き込み用ビット線と、
    前記第1の読み出し専用伝送トランジスタのソースに接続された第1読み出し用ビット線と、
    前記第2の読み出し専用伝送トランジスタのソースに接続された第2読み出し用ビット線とを備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 第1の駆動トランジスタと、
    第2の駆動トランジスタと、
    前記第1の駆動トランジスタと直列に接続された第1の負荷トランジスタと、
    前記第2の駆動トランジスタと直列に接続された第2の負荷トランジスタと、
    前記第1の駆動トランジスタのゲートと前記第1の負荷トランジスタのゲートと前記第2の駆動トランジスタのドレインと前記第2の負荷トランジスタのドレインにドレインが接続された第1の伝送トランジスタと、
    前記第1の駆動トランジスタのドレインと前記第1の負荷トランジスタのドレインと前記第2の駆動トランジスタのゲートと前記第2の負荷トランジスタのゲートにドレインが接続された第2の伝送トランジスタと、
    前記第1の駆動トランジスタのゲートと前記第1の負荷トランジスタのゲートと前記第2の駆動トランジスタのドレインと前記第2の負荷トランジスタのドレインにゲートが接続された第1の読み出し専用駆動トランジスタと、
    前記第1の駆動トランジスタのドレインと前記第1の負荷トランジスタのドレインと前記第2の駆動トランジスタのゲートと前記第2の負荷トランジスタのゲートにゲートが接続された第2の読み出し専用駆動トランジスタと、
    前記第1の読み出し専用駆動トランジスタのドレインにドレインが接続された第1の読み出し専用伝送トランジスタと、
    前記第2の読み出し専用駆動トランジスタのドレインにドレインが接続された第2の読み出し専用伝送トランジスタと、
    前記第1の伝送トランジスタのゲートと前記第2の伝送トランジスタのゲートに接続された書き込み用ワード線と、
    前記第1の読み出し専用伝送トランジスタのゲートに接続された第1読み出し用ワード線と、
    前記第2の読み出し専用伝送トランジスタのゲートに接続された第2読み出し用ワード線と、
    前記第1の伝送トランジスタのソースに接続された第1書き込み用ビット線と、
    前記第2の伝送トランジスタのソースに接続された第2書き込み用ビット線と、
    前記第1の読み出し専用伝送トランジスタのソースに接続された第1読み出し用ビット線と、
    前記第2の読み出し専用伝送トランジスタのソースに接続された第2読み出し用ビット線とを備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 前記第1の駆動トランジスタのゲートと前記第1の負荷トランジスタのゲートと前記第1の読み出し専用駆動トランジスタのゲートは第1のゲート電極にて共有され、
    前記第2の駆動トランジスタのゲートと前記第2の負荷トランジスタのゲートと前記第2の読み出し専用駆動トランジスタのゲートは第2のゲート電極にて共有されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1の駆動トランジスタのドレインと前記第1の負荷トランジスタのドレインとの間では不純物拡散層が互いに分離され、
    前記第2の駆動トランジスタのドレインと前記第2の負荷トランジスタのドレインとの間では不純物拡散層が互いに分離され、
    前記第1の読み出し専用駆動トランジスタのドレインと前記第1の読み出し専用伝送トランジスタとの間では不純物拡散層が互いに共有され、
    前記第2の読み出し専用駆動トランジスタのドレインと前記第2の読み出し専用伝送トランジスタとの間では不純物拡散層が互いに共有され、
    前記第1の駆動トランジスタのドレインと前記第2の伝送トランジスタのドレインとの間では不純物拡散層が互いに共有され、
    前記第2の駆動トランジスタのドレインと前記第1の伝送トランジスタのドレインとの間では不純物拡散層が互いに共有されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第1の伝送トランジスタのゲート電極と前記第1の読み出し専用伝送トランジスタのゲート電極とは互いに異なる直線上に配置されているとともに、前記第2の伝送トランジスタのゲート電極と前記第2の読み出し専用伝送トランジスタのゲート電極とは互いに異なる直線上に配置されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
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