JP2010082905A - 化粧シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ポリオレフィン系基材2シート上に、樹脂成分として、ポリカーボネート系ウレタン−アクリルポリオール共重合体及びポリエステル系ウレタンを含む樹脂成分と、顔料の固形分の質量/前記樹脂成分の固形分の質量(P/V比)が、1〜3である顔料を含有する、着色インキを塗布することにより形成された、塗布量が1〜10g/m3である、着色層3bを有する化粧シート。
【選択図】図1
Description
1. 樹脂成分としてポリカーボネート系ウレタン−アクリルポリオール共重合体及びポリエステル系ウレタンを含む着色層を有する化粧シート。
2. 前記着色層が顔料を含有し、且つ、前記着色層中における顔料の固形分の質量/前記樹脂成分の固形分の質量(P/V比)が、1〜3である上記項1に記載の化粧シート。
3. 前記着色層が、前記樹脂成分及び前記顔料を含有する着色インキを塗布することにより形成され、その塗布量が1〜10g/m3である上記項2に記載の化粧シート。
4. ポリオレフィン系基材シート及び前記着色層を順に積層してなる上記項1〜3のいずれかに記載の化粧シート。
5. 前記基材シート、前記着色層、絵柄層及び透明性表面保護層を順に積層してなる上記項4に記載の化粧シート。
6. 上記項1〜5のいずれかに記載の化粧シートを被着材に貼着してなる化粧材。
7. 外装用又は浴室用である上記項6に記載の化粧材。
基材シートとしては、熱可塑性樹脂を用いて形成されたフィルムが使用でき、例えばアクリル樹脂、ポリエステル樹脂(PET)、ポリオレフィン系樹脂等が好ましく、特にポリオレフィン系樹脂を用いて形成されるオレフィン系基材シートが好ましい。
本発明の化粧シートは、ポリカーボネート系ウレタン−アクリルポリオール共重合体及びポリエステル系ウレタンを樹脂成分として用い形成された着色層を有する。
前記着色層の上(おもて面)には、絵柄層が形成される。
前記絵柄層の上には、必要に応じて、透明性接着剤層を形成してもよい。透明性接着剤層は、透明性のものであれば特に限定されず、無色透明、着色透明、半透明等のいずれも含む。この接着剤層は、絵柄模様層と透明性樹脂層とを接着するために形成される。
前記絵柄層(又は前記透明性接着剤層)の上には、必要に応じて透明性樹脂層を形成してもよい。透明性樹脂層は、透明性のものであれば特に限定されず、無色透明、着色透明、半透明等のいずれも含む。
前記絵柄層(透明性接着剤層又は透明性樹脂層)の上には、透明性表面保護層が形成されている。
本発明の化粧シートのおもて面には、必要に応じてエンボス模様を付してもよい。エンボス模様は、例えば、公知のエンボスロールにより付与できる。例えば、エンボスロールを用いて100〜180℃で透明性表面保護層側から押圧することにより、所望のエンボス模様を賦型できる。エンボス模様としては、木目板導管溝、石板表面凹凸、布表面テクスチャア、梨地、砂目、ヘアライン、万線条溝等がある。
本発明の化粧材は、前記化粧シートを被着材に貼着してなるものである。本発明の化粧材は、積層された前記化粧シートの着色層がポリオレフィン系基材シートに対して優れた耐久密着性を有するので、雨、水道水等に曝される環境下でも好適に使用できる。例えば、外壁、屋根等の外装用、浴室用等として好適に用いられる。
図1に示す構成の化粧シートを以下の方法により製造した。
着色インキの塗布量を3g/m2とした以外は実施例1と同様の方法により、化粧シートを作製した。
着色インキの塗布量を6g/m2とした以外は実施例1と同様の方法により、化粧シートを作製した。
着色インキの塗布量を10g/m2とした以外は実施例1と同様の方法により、化粧シートを作製した。
ポリカーボネート系ウレタン−アクリルポリオール共重合体とポリエステル系ウレタンとの含有割合(前記ポリカーボネート系ウレタン−アクリルポリオール共重合体/前記ポリエステル系ウレタン)を、重量比で70/30とした以外は実施例3と同様の方法により、化粧シートを作製した。
ポリカーボネート系ウレタン−アクリルポリオール共重合体とポリエステル系ウレタンとの含有割合(前記ポリカーボネート系ウレタン−アクリルポリオール共重合体/前記ポリエステル系ウレタン)を、重量比で60/40とした以外は実施例3と同様の方法により、化粧シートを作製した。
着色インキのP/V比が2になるように樹脂成分と顔料の配合割合を変えた着色インキを用いる以外は実施例3と同様の方法により、着色層3bを形成し、化粧シートを作製した。
ポリエステル系ウレタンを用いずに、ポリカーボネート系ウレタン−アクリルポリオール共重合体を20重量部用いた以外は実施例3と同様の方法により、化粧シートを作製した。
ポリエステル系ウレタンの代わりに、ポリカーボネート系ウレタンを用いた以外は実施例3と同様の方法により、化粧シートを作製した。
ポリカーボネート系ウレタン−アクリルポリオール共重合体を用いずに、ポリエステル系ウレタンを20重量部用いた以外は実施例3と同様の方法により、化粧シートを作製した。
ポリカーボネート系ウレタン−アクリルポリオール共重合体及びポリエステル系ウレタンの代わりに、ポリエステル系ウレタン及びアクリルポリオールを20重量部用いた以外は実施例3と同様の方法により、化粧シートを作製した。
ポリカーボネート系ウレタン−アクリルポリオール共重合体及びポリエステル系ウレタンを用いずに、ポリカーボネート系ウレタン20重量部を用いた以外は、実施例3と同様の方法により化粧シートを作製した。
ポリカーボネート系ウレタン−アクリルポリオール共重合体及びポリエステル系ウレタンの代わりに、前記ポリカーボネート系ウレタン14重量部及び前記アクリルポリオール6重量部を用いた以外は、実施例3と同様の方法により、化粧シートを作製した。
1.耐水性
実施例1〜7及び比較例1〜6において、プライマー層6を形成させるのに先立って、得られた積層体(基材2、絵柄模様層3、透明性接着剤層4及び透明性樹脂層5が順に積層された積層体)の耐水性試験を行った。具体的には、前記積層体中の透明性接着剤層3が十分乾燥した後、それを短手方向の幅が25.4mmとなるようにカットした。その後、前記積層体を構成する前記樹脂シートの一部(基材2と透明性樹脂層5)を剥離することによりT型の試験片を作製した。
基材2と透明性樹脂層5との剥離強度が1.5kgf/25.4mmを超えるものを○、1.0〜1.5kgf/25.4mmのものを△、1.0kgf/25.4mm未満のものを×と評価した。なお、評価が○及び△の化粧シートは、外装用又は浴室用として実用できると思われる。
実施例1〜7及び比較例1〜6において絵柄層3aを印刷後に(透明性接着剤層4及び透明性樹脂層5を形成させずに)得られた積層体を耐候性試験に供じた。耐候性試験の方法は下記通りである。
試験後の積層体の外観を肉眼観察した。
試験後の積層体の印刷層3a上にセロテープ(登録商標)を貼着し、剥離した。着色層3bが剥離せず、当初の意匠性を維持できたものを○、着色層3bが若干剥離したものの、それが当初の意匠性を失うほどではないものを△、着色層3bの剥離が著しく、当初の意匠性を失ったものを×と評価した。なお、評価が○及び△の化粧シートは、外装用又は浴室用として実用できると思われる。
2.基材
3.絵柄模様層
3a.絵柄層
3b.着色層
4.透明性接着剤層
5.透明性樹脂層
6.プライマー層
7.透明性表面保護層
8.裏面プライマー層
Claims (7)
- 樹脂成分としてポリカーボネート系ウレタン−アクリルポリオール共重合体及びポリエステル系ウレタンを含む着色層を有する化粧シート。
- 前記着色層が顔料を含有し、且つ、前記着色層中における顔料の固形分の質量/前記樹脂成分の固形分の質量(P/V比)が、1〜3である請求項1に記載の化粧シート。
- 前記着色層が、前記樹脂成分及び前記顔料を含有する着色インキを塗布することにより形成され、その塗布量が1〜10g/m3である請求項2に記載の化粧シート。
- ポリオレフィン系基材シート及び前記着色層を順に積層してなる請求項1〜3のいずれかに記載の化粧シート。
- 前記基材シート、前記着色層、絵柄層及び透明性表面保護層を順に積層してなる請求項4に記載の化粧シート。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の化粧シートを被着材に貼着してなる化粧材。
- 外装用又は浴室用である請求項6に記載の化粧材。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012076355A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
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2008
- 2008-09-30 JP JP2008252760A patent/JP5169694B2/ja active Active
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