JP2012076355A - 化粧シート - Google Patents

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Abstract

【課題】接着剤層の劣化を抑制し、層間剥離が生じない、意匠性の高い化粧シートを提供する。
【解決手段】基材2上に接着剤層3、着色層4、透明樹脂層6をこの順に配してなる化粧シート1であって、着色層4中に光輝性顔料を含み、該光輝性顔料が単一金属又は単一金属酸化物からなり、かつ該光輝性顔料の平均粒子径が25μm未満であることを特徴とする化粧シート1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車や住宅の内外装用や電化製品の装飾用として好適な化粧シートに関する。詳しくは、優れたメタリックな外観を自動車や住宅、並びに電化製品等に付与し得る光輝性顔料を含む化粧シートに関する。
自動車や住宅等の内外装材や携帯電話などの電化製品に用いられる化粧シートには、耐候性や耐熱性が求められる。特に光輝性顔料を絵柄模様層に有する化粧シートにおいては、通常の絵柄インキを用いた場合に比較して、シート層間の強度が低下するという問題があった。
そこで、光輝性顔料を用いてもシート層間強度が低下しない化粧シートとして、基材上に絵柄模様層、接着剤層、透明樹脂層をこの順に設け、絵柄模様層に粒径が1〜15μmの範囲で分布する光輝性顔料を用いた化粧シートが提案されている(特許文献1、特許請求の範囲参照)。そして、該化粧シートによれば、外装用途を想定した耐光性試験を行っても、シート層間強度が極度に低下しない光輝性意匠を有する高耐候複層化粧シートが得られるとされている。
しかしながら、特許文献1に記載の化粧シートは、長時間の紫外線等の照射によって、接着剤層が劣化し、接着剤層の部分から層間剥離が生じるという問題があった。
一方、従来から提案されている、基材層と光輝性層が積層され、基材層と光輝性層の間に接着剤層が配されている光輝性化粧シート(特許文献2参照)は、紫外線等が光輝性層を透過した後に接着剤層に照射されるため、接着剤層の劣化が比較的抑制される。
しかしながら、依然として光輝性層を透過した紫外線等によって、接着剤層は劣化が生じ、十分な耐候性が得られていないというのが現状であった。
特開2009−285960号公報 特開2004−284019号公報
本発明は上記問題点に鑑み、接着剤層の劣化に起因する層間剥離を抑制した耐候性に優れ、かつ意匠性に優れた化粧シートを提供することを目的とするものである。
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、外光に対して、接着剤層の上に、光輝性顔料を含む着色層を配し、かつ特定の光輝性顔料を用いることで、上記課題を解決し得ることを見出した。本発明はかかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、基材上に接着剤層、着色層、透明樹脂層をこの順に配してなる化粧シートであって、着色層中に光輝性顔料を含み、該光輝性顔料が単一金属又は単一金属酸化物からなり、かつ該光輝性顔料の平均粒径が25μm未満であることを特徴とする化粧シートを提供するものである。
本発明によれば、優れた耐候性と意匠性を有する化粧シートを得ることができる。
本発明の化粧シートの構成を示す模式図である。
以下、図1を参照しつつ、本発明の化粧シートの構成について詳細に説明する。本発明の化粧シート1は、基材2上に接着剤層3、着色層4、所望により設けられる絵柄層5、及び透明樹脂層6をこの順に配してなる。
[基材]
本発明の化粧シートにおける基材2としては、通常化粧シートに用いられるものであれば、特に制限はなく、ポリオレフィン樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリイミド樹脂などからなるものが好ましく挙げられる。
基材の厚さとして、特に制限はないが、耐久性及び汎用性の観点から、通常20〜200μm程度、好ましくは30〜150μmの範囲である。
また、該基材は、基材と他の層との層間密着性や、各種の被着材との接着性の強化などのためのプライマー層や、裏面プライマー層を形成するなどの処理を施してもよい。プライマー層の形成に用いられる材料としては特に限定されず、アクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリウレタン、塩素化ポリプロピレン、塩素化ポリエチレンなどが挙げられる。なお、裏面プライマー層に用いられる材料は被着材によって、適宜選択される。
[接着剤層]
本発明の化粧シートにおける接着剤層3を構成する接着剤としては、通常化粧シートで用いられる接着剤を用いることができ、その厚さは0.1〜20μm程度である。
接着剤としては、特に制限はなく、例えば、ウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤等が挙げられ、なかでも、ウレタン系接着剤が接着力等の点で好ましい。なお、この様なウレタン系接着剤としては、2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤などがあり、2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤は、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、アクリルポリオール等の各種ヒドロキシル基含有化合物と、トリレンジイソシアネートやヘキサメチレンジイソシアネート等の各種ポリイソシアネート化合物を含む2液硬化型ウレタン樹脂を利用した接着剤である。
また、アクリル−ポリエステル−塩酢ビ系樹脂なども加熱により容易に接着性を発現し、高温での使用でも接着強度を維持し得る好適な接着剤である。
接着剤層は、これら樹脂等からなる接着剤組成物を用いて、塗工法など公知の層形成法で形成することが出来る。
[着色層]
本発明の化粧シートは、着色層4中に光輝性顔料を含むことが特徴である。光輝性顔料とは、光の干渉によって光輝性を有するものであり、パール顔料、蓄光性顔料、メタリック顔料などがあるが、本発明で用いる光輝性顔料は、単一金属又は単一金属酸化物からなる、いわゆるメタリック顔料である。なお、ここでいう単一金属には合金も含まれる。
金属としては、金、銀、白金、パラジウム、ニッケル、銅、アルミニウム、クロム、真鍮、錫などが挙げられ、これらのうち光輝性が高く、安価である点からアルミニウムが好ましい。
本発明においては、酸化チタン又は酸化鉄で被覆された鱗片形状アルミナ顔料、酸化チタン又は酸化鉄で被覆された雲母顔料などの、いわゆるパール顔料は効果を奏さない。パール顔料は、紫外線を遮断する能力がなく、紫外線を透過するために、紫外線が接着剤層3に到達し、接着剤層の劣化を抑制することができない。また、特許文献2に開示される光輝性ガラスフレークについても、上記パール顔料と同様に、紫外線を遮断する能力がなく、接着剤層の劣化を抑制することができない。
また、本発明で用いる光輝性顔料は、その平均粒径が25μm未満であることを要する。該粒径が25μm以上であると、上記と同様に、紫外線を十分に遮蔽することができず、接着剤層の劣化を抑制することができない。
一方、本発明における光輝性顔料の平均粒径の下限値については特に制限はないが、十分な光輝性が得られるとの観点から1μm程度であることが好ましい。
以上の観点から、本発明で用いる光輝性顔料の平均粒径は8〜20μmの範囲が好ましく、8〜15μmの範囲がさらに好ましい。
さらに、本発明の光輝性顔料は樹脂により被覆されていることが好ましい。樹脂により被覆されることで、耐薬品性が向上する。樹脂で被覆された光輝性顔料としては、例えば、市販品として、東洋アルミニウム(株)製アルペーストFタイプなどがある。
着色層4は、光輝性顔料のバインダーとして透明性の高い熱可塑性樹脂を含有することが好ましい。該熱可塑性樹脂としては、本発明の効果を奏する範囲で特に制限はなく、ウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル−スチレン樹脂(AS樹脂)、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられる。これらのうち、耐候密着性の点から、ウレタン樹脂及びアクリル樹脂が好ましく、特にアクリルポリオールを含有するウレタン樹脂が好ましい。また、透明性と機械的強度に優れる点から、ポリカーボネート系ウレタン樹脂を含有することが好ましい。
ウレタン樹脂としては、2液硬化型ウレタン樹脂を好適に用いることができる。2液硬化型ウレタン樹脂は、ポリオール成分とポリイソシアネート成分とを反応させて得られる、末端に水酸基を有する樹脂であり、ポリオール成分としてはポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、アクリルポリオールなどが好ましく挙げられる。これらのなかでも、ポリオール成分にアクリルポリオールを含有するウレタン樹脂が好ましく、アクリルポリオールとポリエステルポリオールを用いた共重合体、アクリルポリオールとポリカーボネートポリオールを用いた共重合体、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール及びポリカーボネートポリオールを用いた共重合体などが特に好ましい。
また、上述のように、ポリカーボネートポリオールを含有する共重合体は、透明性と機械的強度の点から好ましい。
アクリルポリオールは、アクリルモノマーにヒドロキシル基が導入されたものである。アクリルモノマーとしては、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸−n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸−n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル等が挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上を併用することができる。すなわち、アクリルポリオールは、上記アクリルモノマーに(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル等のヒドロキシル基含有のアクリルモノマーを共重合させて合成することができる。これらのアクリルポリオールは架橋剤としての機能を果たす。
また、2液硬化型ウレタン樹脂のポリイソシアネート成分としては、例えば、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、n−イソシアネートフェニルスルホニルイソシアネート、o又はp−イソシアネートフェニルスルホニルイソシアネート等の芳香族イソシアネート;1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族イソシアネート;イソホロンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂環式イソシアネート、及びこれらの付加体、多量体などを、単独使用又は2種以上使用する。これらの中でも、良好な耐候密着性を与える点で、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族イソシアネート、或いはイソホロンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂環式イソシアネートが好ましい。
また、着色層4には、上記光輝性顔料の他に、他の着色剤を含有させることもでき、無機顔料及び有機顔料を用いることができる。無機顔料としては、酸化チタン、酸化鉄、コバルトブルー、酸化クロム、カーボンブラック、酸化亜鉛、炭酸カルシウムなどが挙げられる。一方、有機顔料としては、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キクナリドン系顔料などが挙げられる。
なお、着色層で用いられる顔料の含有量は、着色層に含有される樹脂100質量部に対して、0.1〜20質量部程度である。
また、着色層の厚さは、1〜20μmであることが好ましい。1μm以上であると、紫外線の遮蔽に有利であり、20μm以下であると密着性の点で有利である。以上の観点から、着色層の厚さは、3〜15μmであることがさらに好ましい。
着色層4には、耐候剤を含有させることが紫外線を遮蔽する観点から好ましい。耐候剤としては、紫外線吸収剤(UVA)及び光安定剤から選ばれる少なくとも1種を含有させることが好ましい。
紫外線吸収剤としては、無機系、有機系のいずれでもよく、無機系紫外線吸収剤としては、平均粒径が5〜120nm程度の二酸化チタン、酸化セリウム、酸化亜鉛などを好ましく用いることができる。また、有機系紫外線吸収剤としては、例えばベンゾトリアゾール系、具体的には、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、ポリエチレングリコールの3−[3−(ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオン酸エステルなどが挙げられる。
光安定剤としては、例えばヒンダードアミン系(以下「HALS」と記載する。)、具体的には2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2’−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレートなどが挙げられる。また市販品としては、チバスペシャリティケミカルズ製、商品名「チヌビン123」などが挙げられる。
紫外線吸収剤及び/又は光安定剤の含有量は、着色層を構成する樹脂100質量部に対して、0.1〜10質量部が好ましく、1〜10質量部がより好ましく、3〜10質量部がさらに好ましい。紫外線吸収剤及び/又は光安定剤の含有量が上記範囲内であれば、該吸収剤等がブリードアウトすることなく、また十分な紫外線吸収能が得られるので、優れた耐候性が得られる。
[白色ベタ層]
本発明の化粧シートでは、接着剤層3と着色層4の間に白色ベタ層を有することが好ましい(図示せず)。白色ベタ層は、本発明の化粧シートの意匠性を高める目的で所望により設けられる層であり、基材2上の表面の色を整えることで基材の着色、色むらを隠蔽する目的、及び光輝性顔料の輝度を高める目的で用いられる。
白色ベタ層の形成に用いられるインキとしては、バインダーにチタン白又はアンチモン白を含有させ、その他所望により、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤などを適宜混合したものが使用される。該バインダーとしては特に制限はなく、例えば、ポリウレタン系樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル系共重合体樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル/アクリル系共重合体樹脂、塩素化ポリプロピレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ブチラール系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ニトロセルロース系樹脂、酢酸セルロース系樹脂などの中から任意のものが、1種単独で又は2種以上を混合して用いられる。
この白色ベタ層は厚さ1〜20μm程度である。
[絵柄層]
本発明の化粧シートは、所望により、絵柄層5を着色層4の上に有していてもよい。絵柄層は基材に装飾性を与えるものであり、種々の模様をインキと印刷機を使用して印刷することにより形成される。模様としては、木目模様、大理石模様(例えばトラバーチン大理石模様)等の岩石の表面を模した石目模様、布目や布状の模様を模した布地模様、タイル貼模様、煉瓦積模様等があり、これらを複合した寄木、パッチワーク等の模様もある。これらの模様は通常の黄色、赤色、青色、および黒色のプロセスカラーによる多色印刷によって形成される他、模様を構成する個々の色の版を用意して行う特色による多色印刷等によっても形成される。
絵柄層の形成は、通常はインキを用い、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷、グラビアオフセット印刷、インキジェットプリント等の公知の印刷法等で形成できる。また、絵柄層に用いる絵柄インキとしては、バインダーに顔料、染料などの着色剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤などを適宜混合したものが使用される。
[透明樹脂層]
本発明の化粧シートは、着色層4の上に透明樹脂層6を有する。透明樹脂層は、透明性を有していれば特に制限はなく、例えば、(メタ)アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、(メタ)アクリル酸エステル−オレフィン共重合体樹脂、塩化酢酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA樹脂)、アイオノマー樹脂、オレフィン−αオレフィン共重合体樹脂などが挙げられ、これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
[表面保護層]
本発明の化粧シートでは、耐擦傷性等を付与するために、上記透明樹脂層6の上に表面保護層を設けてもよい(図示せず)。表面保護層は、透明樹脂層の上に直接又は他の層を介して、硬化性樹脂を含有する樹脂組成物を塗工し、これを架橋硬化したもので構成される。架橋硬化された硬化性樹脂を含有することで、化粧シートの表面特性を向上させることができる。
ここで用いられる硬化性樹脂としては、電離放射線硬化性樹脂や2液硬化性樹脂などの熱硬化性樹脂が用いられ、これらを複数用いる、例えば、電離放射線硬化性樹脂と熱硬化性樹脂を併用する、いわゆるハイブリッドタイプであってもよい。
これらのうち、表面保護層を形成する樹脂の架橋密度を高め、表面の耐摩耗性や耐擦傷性を向上させ得るとの観点から、電離放射線硬化性樹脂が好ましく、また、無溶媒で塗工することができ、取り扱いが容易との観点から、電子線硬化性樹脂がさらに好ましい。
一方、加工性を考慮した場合には、硬化性樹脂として後に詳述する2液硬化性樹脂を用いることが好ましい。
(電離放射線硬化性樹脂)
電離放射線硬化性樹脂とは、電磁波または荷電粒子線の中で分子を架橋、重合させ得るエネルギー量子を有するもの、すなわち、紫外線または電子線などを照射することにより、架橋、硬化する樹脂を指す。具体的には、従来電離放射線硬化性樹脂として慣用されている重合性モノマー及び重合性オリゴマーないしはプレポリマーの中から適宜選択して用いることができる。
代表的には、重合性モノマーとして、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つ(メタ)アクリレート系モノマーが好適であり、中でも多官能性(メタ)アクリレートが好ましい。なお、ここで「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート又はメタクリレート」を意味し、他の類似するものも同様の意である。多官能性(メタ)アクリレートとしては、分子内にエチレン性不飽和結合を2個以上有する(メタ)アクリレートであればよく、特に制限はない。これらの多官能性(メタ)アクリレートは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
次に、重合性オリゴマーとしては、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つオリゴマー、例えばエポキシ(メタ)アクリレート系、ウレタン(メタ)アクリレート系、ポリエステル(メタ)アクリレート系、ポリエーテル(メタ)アクリレート系などが挙げられる。ここで、エポキシ(メタ)アクリレート系オリゴマーは、例えば、比較的低分子量のビスフェノール型エポキシ樹脂やノボラック型エポキシ樹脂のオキシラン環に、(メタ)アクリル酸を反応しエステル化することにより得ることができる。また、このエポキシ(メタ)アクリレート系オリゴマーを部分的に二塩基性カルボン酸無水物で変性したカルボキシル変性型のエポキシ(メタ)アクリレートオリゴマーも用いることができる。ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマーは、例えば、ポリエーテルポリオールやポリエステルポリオールとポリイソシアネートの反応によって得られるポリウレタンオリゴマーを、(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。ポリエステル(メタ)アクリレート系オリゴマーとしては、例えば多価カルボン酸と多価アルコールの縮合によって得られる両末端に水酸基を有するポリエステルオリゴマーの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより、あるいは、多価カルボン酸にアルキレンオキシドを付加して得られるオリゴマーの末端の水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。ポリエーテル(メタ)アクリレート系オリゴマーは、ポリエーテルポリオールの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。
さらに、重合性オリゴマーとしては、他にポリブタジエンオリゴマーの側鎖に(メタ)アクリレート基をもつ疎水性の高いポリブタジエン(メタ)アクリレート系オリゴマー、主鎖にポリシロキサン結合をもつシリコーン(メタ)アクリレート系オリゴマー、小さな分子内に多くの反応性基をもつアミノプラスト樹脂を変性したアミノプラスト樹脂(メタ)アクリレート系オリゴマー、あるいはノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、脂肪族ビニルエーテル、芳香族ビニルエーテル等の分子中にカチオン重合性官能基を有するオリゴマーなどがある。
本発明においては、前記多官能性(メタ)アクリレートなどとともに、その粘度を低下させるなどの目的で、単官能性(メタ)アクリレートを、本発明の目的を損なわない範囲で適宜併用することができる。これらの単官能性(メタ)アクリレートは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明における硬化性樹脂組成物には、紫外線吸収剤及び/又は光安定剤を含有させることが、本発明の化粧シートに耐候性を付与する点で好ましい。
紫外線吸収剤及び光安定剤としては、前述のものと同様のものを用いることができる。
紫外線吸収剤及び/又は光安定剤の含有量は、硬化性樹脂100質量部に対して、1〜25質量部が好ましく、2〜15質量部がより好ましく、3〜10質量部がさらに好ましい。吸収剤等の含有量が上記範囲内であれば、該吸収剤等がブリードアウトすることなく、また十分な紫外線吸収能が得られるので、優れた耐候性が得られる。
本発明の化粧シートの表面保護層を構成する樹脂組成物中には、その性能を阻害しない範囲で、上記以外の各種添加剤を含有することができる。各種添加剤としては、例えば重合禁止剤、架橋剤、帯電防止剤、接着性向上剤、酸化防止剤、レベリング剤、チクソ性付与剤、カップリング剤、可塑剤、消泡剤、充填剤、溶剤などが挙げられる。
表面保護層を形成するための、樹脂組成物の塗工は、硬化後の厚さが通常1〜20μm程度となるように、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコートなどの公知の方式、好ましくはグラビアコートにより行う。また、優れた耐候性とその持続性、さらには透明性と防汚性とを得る観点から、硬化後の厚さは、好ましくは2〜20μmである。
本発明において、電離放射線樹脂組成物の塗工により形成した未硬化樹脂層は、電子線、紫外線などの電離放射線を照射して架橋硬化することで、表面保護層となる。ここで、電離放射線として電子線を用いる場合、その加速電圧については、用いる樹脂や層の厚みに応じて適宜選定し得るが、通常加速電圧70〜300kV程度で未硬化樹脂層を硬化させることが好ましい。
照射線量は、電離放射線硬化性樹脂の架橋密度が飽和する量が好ましく、通常5〜300kGy(0.5〜30Mrad)、好ましくは10〜50kGy(1〜5Mrad)の範囲で選定される。
電子線源としては、特に制限はなく、例えばコックロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは直線型、ダイナミトロン型、高周波型などの各種電子線加速器を用いることができる。
また、電離放射線として紫外線を用いる場合には、波長190〜380nmの紫外線を含むものを放射する。紫外線源としては特に制限はなく、例えば高圧水銀燈、低圧水銀燈、メタルハライドランプ、カーボンアーク燈などが用いられる。
また、表面保護層は、凹部を有していてもよい。表面保護層に凹部を施す方法については特に制限はなく、例えばエンボス加工により施される。エンボス加工は、公知の枚葉又は輪転式のエンボス機を使用する通常の方法により行えばよい。
[プライマー層]
本発明の化粧シートでは、透明樹脂層6と上記表面保護層との間にプライマー層を有することが好ましい(図示せず)。プライマー層は、透明樹脂層6と表面保護層の密着性を向上させる目的で形成される透明又は半透明な層である。プライマー層の厚さについては、通常、0.5〜20μm程度であり、好ましくは、1〜5μmの範囲である。
プライマー層には、耐候剤を含有させることが紫外線を遮蔽する観点から好ましい。耐候剤としては、紫外線吸収剤及び光安定剤から選ばれる少なくとも1種を含有させることが好ましく、紫外線吸収剤及び光安定剤としては、前述のものと同様のものを用いることができる。
紫外線吸収剤及び/又は光安定剤の含有量は、バインダー樹脂100質量部に対して、5〜40質量部が好ましく、5〜30質量部がより好ましく、5〜25質量部がさらに好ましい。紫外線吸収剤及び/又は光安定剤の含有量が上記範囲内であれば、該吸収剤等がブリードアウトすることなく、また十分な紫外線吸収能が得られるので、優れた耐候性が得られる。
[本発明の化粧シートの製造方法]
本発明の化粧シートは、上述のように、特許文献1に開示される化粧シートと、層構成が異なり、接着剤層の上に着色層があるために、特許文献1に開示される方法により製造することはできない。すなわち、特許文献1では、基材上に光輝性顔料を含有する絵柄模様層を印刷し、これと透明樹脂層を、接着剤層を介してラミネートして形成するのに対し、本発明の化粧シートは、透明樹脂層6の裏面に着色層4をバックプリントし、該着色層上に接着剤層3を塗工するか、又は基材2上に接着剤層3を塗工して、基材2と透明樹脂層6を、接着剤層3を介してラミネートするものである。
ラミネートの方法としては、従来の方法を用いることができ、例えば、熱ラミネート、ドライラミネート、共押し出しによるラミネート等の方法を用いることができる。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、この例によってなんら限定されるものではない。
(評価方法)
(1)紫外線遮蔽性能
実施例及び比較例で得られたシートを、分光光度計(株式会社日立ハイテクノロジーズ製 「型番:U−4000」)で紫外線(波長領域 350〜380nm)のカット率を測定し、下記の基準で評価したものを紫外線遮蔽製性能の評価とした。
(評価基準)
◎;紫外線カット率 80%以上
○;紫外線カット率 50%以上〜80%未満
△;紫外線カット率 40%以上〜50%未満
×;紫外線カット率 40%未満
(2)耐候性(外観の評価)
実施例及び比較例で得られたシートを、アイスーパーUVテスター(岩崎電気株式会社製)にセットし、ライト条件(照度:60mW/cm2、ブラックパネル温度:63℃、湿度:50%RH)で20時間、結露条件(照度:0mW/cm2、ブラックパネル温度:30℃、湿度:98%RH)で4時間、水噴霧条件(結露条件の前後30秒間)で放置し、シートの黄変やクラック、白化が見られるまでの時間で評価を行った。
◎;試験時間800時間まで、外観変化なし
○;試験時間600時間まで、外観変化なし
△;試験時間400時間まで、外観変化なし
×;試験時間400時間までに、黄変やクラック、白化が発生
(3)耐候性試験後のピーリング強度
実施例及び比較例で得られたシートを、アイスーパーUVテスター(岩崎電気株式会社製)にセットし、ライト条件(照度:60mW/cm2、ブラックパネル温度:63℃、湿度:50%RH)で20時間、結露条件(照度:0mW/cm2、ブラックパネル温度:30℃、湿度:98%RH)で4時間、水噴霧条件(結露条件の前後30秒間)で150時間放置する耐候試験を行った後のシートについて、テンシロン万能試験機(RTC−1250A型、株式会社オリエンテック製)を用いてピーリング強度を測定し、該耐候試験前と比べて該耐候試験後のピーリング強度の変化について、下記の基準で評価した。
○;75%以上の強度を保った。
△;50%以上75%未満の強度に低下した。
×;50%未満の強度に低下した。
(4)耐薬品性
実施例及び比較例で得られたシートを、JIS K 6744 7.5に準拠して試験を実施し、外観を下記の基準で評価した。
○;外観に変化無し
△;外観に一部変化が見られる
×;外観に著しい変化が見られる
(5)輝度感
実施例及び比較例で得られたシートを、目視にて輝度感の評価を行い、下記の基準で評価した。
◎;輝度感がきわめて高い
○;輝度感が高い
×;輝度感が低い
実施例1
基材2として、ポリプロピレン樹脂(厚さ80μm)からなる樹脂シートを準備し、該基材2上に接着剤組成物を塗工し、厚さ5μmの接着剤層3を設けた。接着剤組成物は、主剤であるポリエステル系樹脂(大日精化工業(株)製「セイカボンドE−295LNT」)18質量部、硬化剤であるイソシアネート(大日精化工業(株)製「セイカボンドC−56」)2質量部、及び溶媒である酢酸エチル、40質量部からなる。
次に、透明樹脂層6を構成するポリプロピレン樹脂シート(厚さ80μm)の裏面に、厚さ6μmの着色層4を施した。着色層を構成する着色剤組成物としては、アクリルポリオールとポリエステル系ウレタンの混合物からなるバインダー100質量部に対して、平均粒径10μmのアルミニウム粉からなる光輝性顔料を23質量部含有するもの(昭和インク工業(株)製「シルバーTMK」(商品名))を用いた。なお、光輝性顔料の塗布量は、1.1g/m2と計算される。
次いで、該透明樹脂層を構成する樹脂シートの表面側に、厚さ3μmのプライマー層を設けた。該プライマー層を構成する樹脂はウレタンアクリレートからなり、該ウレタンアクリレート100質量部に対して、紫外線吸収剤(BASFジャパン株式会社製、商品名「チヌビン479」/「チヌビン400」の混合物(混合比1:4))4質量部、HALS(BASFジャパン株式会社製、商品名「チヌビン123」)1質量部を含有する。
次に、該プライマー層の上に、表面保護層を形成するための塗膜を設けた。該表面保護層を構成する電離放射線硬化性樹脂組成物としては、カプロラクトン系ウレタンアクリレートオリゴマー(2官能、分子量:約1000)100質量部に対して、EB反応性光安定剤(BASFジャパン株式会社製、商品名「サノールLS−3410」1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニルメタクリレート)を6質量部、トリアジン系紫外線吸収剤(BASFジャパン株式会社製、商品名「チヌビン479」)を1質量部含有するものを用いた。その後、165keV及び5Mrad(50kGy)の条件で電子線を照射して上記塗膜を架橋硬化させることにより、表面保護層(5g/m2)を形成させた。
上記基材用樹脂シートと透明樹脂層用樹脂シートを、接着剤層と着色層が接するようにしてドライラミネートし、本発明の化粧シートを得た。
該化粧シートについて、上記評価方法にて評価した結果を第1表に示す。
実施例2
実施例1において、着色剤組成物として、アクリルポリオールとポリカーボネート系ウレタンの共重合体からなるバインダー100質量部に対して、平均粒径10μmのアルミニウム粉からなる光輝性顔料を23質量部含有するもの(昭和インク工業(株)製「シルバーH」(商品名))を用いたこと以外は、実施例1と同様にして化粧シートを得た。実施例1と同様に評価した結果を第1表に示す。
実施例3
実施例1において、着色剤組成物として、アクリルポリオールとポリカーボネート系ウレタンの共重合体からなるバインダー100質量部に対して、アルミニウム粉に対して表面樹脂コートした平均粒径10μmの光輝性顔料を23質量部含有するもの(昭和インク工業(株)製「シルバーI」(商品名))を用いたこと以外は、実施例1と同様にして化粧シートを得た。実施例1と同様に評価した結果を第1表に示す。
実施例4
実施例1において、光輝性顔料としてアルミニウム粉の平均粒径が6μmのもの(第1表中ではシルバー(小粒径)と表示)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして化粧シートを得た。実施例1と同様に評価した結果を第1表に示す。
実施例5
実施例1において、着色層4上に白色ベタ層を設け、該白色ベタ層と接着剤層が接するようにして、ドライラミネートしたこと以外は、実施例1と同様にして化粧シートを得た。ここで、白色ベタ層を構成するインキ組成物は、ウレタン樹脂とアクリル樹脂の混合バインダー(7:3)100質量部に、平均粒径1μmの酸化チタン133質量部を含有させたものである。実施例1と同様に評価した結果を第1表に示す。
比較例1
実施例1において、着色層を設けなかったこと以外は、実施例1と同様にして化粧シートを得た。実施例1と同様に評価した結果を第1表に示す。
比較例2
実施例1で用いるのと同様の材料を用い、基材としての樹脂シート上に、着色層を設け、その上に接着剤層を設けた。次に基材用樹脂シートと透明樹脂層用樹脂シートを、接着剤層を介してドライラミネートして化粧シートを得た。該化粧シートは、特許文献1に開示されるのと同様の層構成を有する。
該化粧シートについて、実施例1と同様に評価した結果を第1表に示す。
比較例3
実施例1において、光輝性顔料としてアルミニウム粉の平均粒径が25μmのもの(第1表中ではシルバー(大粒径)と表示)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして化粧シートを得た。実施例1と同様に評価した結果を第1表に示す。
比較例4
光輝性顔料としてパール顔料を用いたこと以外は実施例1と同様にして化粧シートを得た。ここで用いたパール顔料は、雲母を酸化チタンで被覆したものであり、粒径は5〜25μmのものである。なお、パール顔料の塗布量は2.3g/m2とした。実施例1と同様に評価した結果を第1表に示す。
比較例5
光輝性顔料としてガラスフレーク顔料を用いたこと以外は実施例1と同様にして化粧シートを得た。ここで用いたガラスフレーク顔料は、ガラスに酸化チタン及びアルミニウム粉をコーティングしたものである(MERCK社製「miraval」、粒径50〜100μm)。なお、ガラスフレーク顔料の塗布量は2.3g/m2とした。実施例1と同様に評価した結果を第1表に示す。
Figure 2012076355
*1 層構成;「正」とは、図1に示す層構成を有するものを指す。すなわち、外光に対し、着色層が接着剤層よりも外光側に位置する構成を示し、「逆」とは、外光に対し、着色層よりも接着剤層が外光側に位置する構成を示す(特許文献1に開示される層構成)。
本発明によれば、優れた耐候性と意匠性を有する化粧シートを得ることができる。該化粧シートは、自動車や住宅等の特に外装材として有用である。
1 化粧シート
2 基材
3 接着剤層
4 着色層
5 絵柄層
6 透明樹脂層

Claims (7)

  1. 基材上に接着剤層、着色層、透明樹脂層をこの順に配してなる化粧シートであって、着色層中に光輝性顔料を含み、該光輝性顔料が単一金属又は単一金属酸化物からなり、かつ該光輝性顔料の平均粒子径が25μm未満であることを特徴とする化粧シート。
  2. 前記光輝性顔料が樹脂により被覆されている請求項1に記載の化粧シート。
  3. 前記着色層が熱可塑性樹脂を含み、該熱可塑性樹脂が少なくともポリカーボネート系ウレタン樹脂を含有する請求項1又は2に記載の化粧シート。
  4. 前記着色層が紫外線吸収剤及び/又は光安定剤を含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の化粧シート。
  5. 前記接着剤層と着色層の間に白色ベタ層を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の化粧シート。
  6. 透明樹脂層の上にさらに表面保護層を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の化粧シート。
  7. 前記表面保護層が電離放射線硬化性樹脂を架橋硬化してなる請求項6に記載の化粧シート。
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