JP2010081982A - ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】中間位置の設定を容易に行うことができ、作業効率を向上すること。
【解決手段】布押さえ機構と、押さえモータ11と、操作ペダル70と、制御手段100と、を備えるミシン1において、入力により、中間位置を設定する中間位置設定モードと、縫製を行う縫製モードとに切り替えるモード切替手段と、押さえモータに設けられ、布押さえの高さを検出する検出手段12と、中間位置設定モードにおいて、布押さえを下降させた場合に、布押さえが被縫製物に当接して下降が停止したときの検出手段によって検出された布押さえの高さから針板上に載置された被縫製物の厚さを算出する布厚算出手段100と、算出された布厚を記憶する記憶手段104と、を備え、制御手段は、縫製モードにおいて、布押さえを下降させる際に、記憶された布厚に応じた中間位置で押さえを停止させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、布押さえ機構を備えるミシンに関する。
布押さえが昇降可能に設けられ、かかる布押さえが下降することにより、針板上の布(被縫製物)を押さえる布押さえ機構を備えるミシンが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
布押さえ機構により布を押さえる際には、布を針板上の正しい位置にセットした後、布押さえを下降させる。このとき、布を正しい位置にセットするために、上方にある布押さえを一気に下降させるのではなく、布の上面より少し上方の中間位置で一旦停止させる。これにより、布のセット位置を確認できるようになり、正しい位置に布をセットすることができるようになる。
中間位置は、針板からの高さとして設定され、操作パネルからユーザが任意の値を設定でき、例えば、布厚に応じて中間位置を自由に変えることができる。
中間位置の設定後、操作ペダルを踏み込んで布押さえを下降させていくと、中間位置に到達した時点で布押さえの下降は停止する。ここで、布のセット位置を確認した後、操作ペダルを踏み込むことにより布押さえは中間位置から布を押さえる位置まで下降する。
特開2006−102400号公報
しかし、上記のような方法で中間位置を設定する際には、布厚が相違する被縫製物に変えるたびに布厚に対応した中間位置を算出し、操作パネルからその中間位置を設定入力操作を行う必要があり、作業が煩雑であった。また、作業が煩雑になることにより、作業効率が低下するという問題もあった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、中間位置の設定を容易に行うことができ、作業効率を向上することができるミシンを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、針板上に下降して被縫製物を押さえつける布押さえ(21)を有し、当該布押さえを昇降可能に支持する布押さえ機構(20)と、
前記布押さえ機構を動作させる駆動源となる押さえモータ(11)と、
操作により前記押さえモータを駆動させて前記布押さえを下降させる操作ペダル(70)と、
前記布押さえの下降時において、予め設定された中間位置で前記布押さえを停止させるように前記押さえモータの駆動を制御する制御手段(100)と、を備えるミシン(1)において、
入力により、中間位置を設定する中間位置設定モードと、縫製を行う縫製モードとに切り替えるモード切替手段(82)と、
前記布押さえの高さを検出する検出手段(12)と、
前記中間位置設定モードにおいて、前記操作ペダルの操作により前記布押さえを下降させた場合に、当該布押さえが被縫製物に当接して下降が停止したときの前記検出手段によって検出された前記布押さえの高さから針板上に載置された被縫製物の厚さを算出する布厚算出手段(100)と、
前記布厚算出手段により算出された布厚を記憶する記憶手段(104)と、を備え、
前記制御手段は、前記縫製モードにおいて、前記操作ペダルの操作により前記布押さえを下降させる際に、前記記憶手段に記憶された布厚に応じた中間位置で前記押さえを停止させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミシンにおいて、補正値を記憶する補正値記憶手段(104)を備え、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された布厚に前記補正値を加算した位置を中間位置として設定することを特徴とする。
ここで、補正値は、予め補正値記憶手段に記憶しておいてもよいし、中間位置の設定時にユーザにより入力するものであってもよい。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のミシンにおいて、前記検出手段は、前記押さえモータに設けたエンコーダ(12)を有し、
前記布厚算出手段は、前記押さえモータが前記布押さえを下死点まで下降させる指令信号と前記エンコーダにより検出される実際の回転角度とのずれが生じた時点を布押さえが被縫製物に当接した位置として認識することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のミシンにおいて、前記制御手段は、前記中間位置設定モードにおいて、前記操作ペダルの操作により前記布押さえを下降させる際に、前記押さえモータに通電する駆動電流を減少させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、モード切替手段の入力により中間位置設定モードに切り替えると、布厚算出手段は、操作ペダルの操作により布押さえを下降させた場合に、布押さえが被縫製物に当接して下降が停止したときの検出手段によって検出された布押さえの高さとから針板上に載置された被縫製物の厚さを算出する。そして、算出された布厚は、記憶手段に記憶される。すなわち、中間位置を設定する場合には、モード切替手段により中間位置設定モードに切り替えた後、布押さえが被縫製物に当接するまで下降するように操作ペダルを操作することで、そのときの押さえモータの駆動量から布厚を算出することができる。
そして、布厚を記憶手段に記憶させることにより、縫製モードで縫製を行う際には、制御手段が記憶手段に記憶された布厚に応じた中間位置で押さえを停止させる。
これにより、ユーザは、モード切替手段による切り替えと操作ペダルの操作だけで中間位置を設定することができ、中間位置を変更しない限り同じ条件で縫製を継続することができる。
よって、中間位置の設定を容易に行うことができ、作業効率を向上することができる。
請求項2に記載の発明によれば、制御手段は、記憶手段に記憶された布厚に補正値記憶手段に記憶された補正値を加算した位置を中間位置として設定する。
これにより、布押さえが被縫製物に近接した位置で停止することが無くなる。そのため、被縫製物のセット位置の確認時において、被縫製物が布押さえに引っかかることが無く、セット位置を修正する際にもスムーズに作業することができるようになる。
また、針板や布押さえとの摩擦が小さい被縫製物は補正値を小さくし、逆に摩擦が大きな被縫製物は補正値を大きくする等して、中間位置における被縫製物の上面と布押さえとの間隔を自由に設定することができる。
また、検出した布厚とは別に補正値を持つことで、布厚を検出しなおした場合でも
自動的に補正されるため、中間位置設定時に毎回考慮する必要がない。
請求項3に記載の発明によれば、布厚算出手段は、押さえモータが布押さえを下死点まで下降させる指令信号とエンコーダにより検出される実際の回転角度とのずれが生じた時点を布押さえが被縫製物に当接した位置として認識し、被縫製物の布厚を算出する。すなわち、布押さえが被縫製物の上面に当接することにより、布押さえはそれ以上下降することができず、布押さえを下降させようとする押さえモータへの指令と、実際の押さえモータの回転角度との間にずれが生じることとなる。
このずれが生じた時点を布押さえが被縫製物に当接した位置として捉えることにより、その時の押さえモータの回転角度から布厚を算出することができる。
請求項4に記載の発明によれば、制御手段により押さえモータに通電する駆動電流を減少させることができるため、押さえモータに発生する回転トルクを小さくすることができる。これにより、布押さえによる被縫製物への押圧力を小さくすることができる。
すなわち、被縫製物が柔らかい場合には、布押さえが被縫製物に当接しても被縫製物が変形することにより布押さえはさらに下降し、正確な布厚を算出することができない場合がある。このような場合に、押さえモータに通電する駆動電流を減少させて発生するトルクを小さくすることで、布押さえは、被縫製物に当接した地点で被縫製物を変形させることなく停止させることができる。
よって、布厚の算出の精度を高めることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係るミシンの最良の実施形態について詳細に説明する。
ミシン1は、各構成を保持し或いは格納する図示しないミシン機枠を備えており、かかるミシン機枠はミシン1の全体において下部に位置するベッド部と、ベッド部の長手方向の一端部において上方に立設された縦胴部と、縦胴部の上端部からベッド部と同方向に延設されたアーム部とを備えている。
以下の説明において、ミシン1を水平面に置いた状態で、水平且つベッド部の長手方向に平行となる方向をY軸方向とし、水平且つY軸方向に直交する方向をX軸方向とし、X軸及びY軸方向に直交する方向をZ軸方向とする。
<ミシンの構成>
ミシン1は、針板10上に下降して被縫製物たる布を保持する布押さえ21を昇降可能に支持する布押さえ機構20と、布押さえ21の下降動作の駆動源となる押さえモータ(ステッピングモータ)11と、押さえモータ11の回転駆動力を布押さえ機構20に付与する動力伝達機構50と、踏み込み操作により押さえモータ11を駆動させて布押さえ21を下降させる操作ペダル70と、ミシンの各部の駆動制御を行う制御装置100と、を備えている。
また、ミシン1は、縫い針を保持して上下動を行わせる上下動機構、針板の下方において縫い針に挿通された上糸に下糸を絡げる釜機構、布押さえ機構20を介して布押さえ21を針板10上面に沿って移動させて針落ち位置を任意に行わせる布移動機構等のように縫製に必要となる各種の機構を備えているが、これらは周知のものなので図示及びその説明は省略する。
(布押さえ機構)
図1〜図4に示すように、布押さえ機構20は、その基端部を布移動機構に保持されると共にその先端部側をX−Y平面に沿った任意の位置に位置決めされる支持フレーム22と、布押さえ21の下側に位置して布押さえ21との間で布地を保持する下板23と、布押さえ21の一端部に立設された押さえ保持部材24と、支持フレーム22の先端部に設けられると共に押さえ保持部材24を介して布押さえ21を昇降可能に支持するガイド枠25と、支持フレーム22に揺動可能に支持されると共に揺動により一端部で押さえ保持部材24に対して昇降の移動力を付与する一対の揺動棹26と、ミシン機枠により上下動可能に支持された押圧板27と、支持フレーム22の上部で揺動可能に支持されると共に一端部が押圧板27の下面と接する揺動部材28と、揺動部材28の他端部と各揺動棹26の他端部とを上下について同方向に連動させる第一及び第二のリンク体29,30とを備えている。
布押さえ21は長方形状の枠体であり、四辺の内側は大きく開口されている。かかる開口部の内側で保持された布地に対して針落ちが行われ、縫製が行われるようになっている。
これに対応して下板23も布押さえ21とほぼ同一大の長方形状の枠部を有し、布押さえ21と同様に大きく開口されている。さらに、下板23は、その長辺の中間に相当する部位から短辺と平行に伸びる延設部を有し、当該延設部の先端部で布移動機構に保持されている。そして、支持フレーム22の先端部と共に、長方形状の枠部側がX−Y平面に沿った任意の位置に位置決めされるようになっている。
支持フレーム22は、ミシンベッド部の上面に配設され、前述したようにその基端部が布移動機構に保持されて、その先端部は基端部に対して上方から徐々に前方に向かうように延設されている。なお、この支持フレーム22の長手方向(延設方向)はY軸方向に沿うようにベッド部上に設けられている。
押さえ保持部材24は、略L字状に形成されており、その一端部が布押さえ21に固定連結され、その他端部はガイド枠25に支持されている。
ガイド枠25は、支持フレーム22の先端部に固定装備されており、押さえ保持部材24の他端部をスライド可能に支持するガイド溝を備えている。かかるガイド溝がZ軸方向(上下方向)に沿うようにガイド枠25は支持フレーム22に装備されている。これにより、支持フレーム22に対して布押さえ21は昇降動作を行うことが可能となっている。
各揺動棹26は、支持フレーム22を挟むようにして設けられており、それぞれほぼY軸方向に沿った状態で支持フレーム22に支持されている。また、各揺動棹26は、その長手方向中間部においてX軸方向に沿った軸を中心に支持フレーム22に揺動可能に支持されており、その揺動を行う一端部が、ガイド枠25に支持された押さえ保持部材24の他端部に設けられた貫通穴に挿入されている。従って、揺動棹26の揺動によりその一端部が上下動すると、押さえ保持部材24を介して布押さえ21も上下動を行うようになっている。また、各揺動棹26は、その軸支部分において、図示しないねじりコイルバネにより布押さえ21が上方に向かって移動する方向に常時付勢されている。
押圧板27は、長方形状の平板であり、その上面中央に垂直に固定立設された支持軸27aを備えている。かかる支持軸27aは丸棒状であり、ミシン機枠に固定装備された円筒状のメタル軸受け32に挿通され、当該支持軸27aを介して押圧板27はZ軸方向に沿って昇降可能に支持されている。
また、支持軸27aは、その上端部がメタル軸受け32から上方に突出しており、当該支持軸27aの上端部には、その半径方向両側にピン27bが設けられている。各ピン27bは、動力伝達機構50に係合して下方への押圧力の入力を受けるためのものである。
揺動部材28は、Y軸方向に沿った状態で支持フレーム22上部に配設されている。揺動部材28は、その長手方向中間部においてX軸方向に沿った軸を中心に支持フレーム22に揺動可能に支持されており、その揺動により上下動する一端部は押圧板27の下面の中央部に当接する配置となっている。
一方、揺動部材28の他端部は二つのリンク体29,30を介して各揺動棹26の他端部(布押さえ21とは逆側の端部)に連結されている。各揺動棹26はねじりコイルバネによりその他端部が下方に付勢されているため、二つのリンク体29,30を介して揺動部材28の他端部も下方に付勢される。これにより、揺動部材28の一端部はねじりコイルバネの弾性をもって上方に向かって付勢されることとなり、その結果、押圧板27は常に上方に押し上げられた状態を維持することとなる。
なお、上述したリンク体29は支持フレーム22により揺動可能に支持されており、第二のリンク体30は第一のリンク体29の揺動端部と揺動部材28の他端部と連結している。また、第一のリンク体29の揺動端部は、引っ張りバネ31により揺動棹26の他端部と圧接するように連結されている。かかる引っ張りバネ31は前述したねじりコイルバネよりも強力であり、当該ねじりコイルバネに抗して第一のリンク体29の揺動端部が上方に揺動する場合、揺動棹26の他端部も上方に引っ張り上げることが可能となっている。
布押さえ機構20は、通常は、その揺動棹26がねじりコイルバネにより布押さえ21を上方に引き上げる方向に付勢されている。つまり、外力が付与されない限り、布押さえ21と下板23とは離間した状態が維持される。
また、動力伝達機構50により、押圧板27の支持軸27aが下方に押圧されると、揺動部材28の一端部が下降して他端部は上昇し、各リンク部材29,30を介して揺動棹26の他端部も上方に引き上げる。これにより、布押さえ21は下方に押圧され、布押さえ21と下板23との間で布地が保持された状態となる。
(動力伝達機構)
図1〜図4に示すように、動力伝達機構50は、押さえモータ11の出力軸11aに設けられ、出力軸11aの回転と共に回転するカム51と、略L字状に形成され、その屈曲部に挿通された揺動軸52に軸支された押さえ駆動リンク53と、押さえ駆動リンク53の一端に設けられ、カム51の外周に当接するカムフォロア54と、押さえ駆動リンク53の他端に回転自在に連結され、押さえ駆動リンク53の揺動と共に動作する押さえ連結リンク56と、押さえ連結リンク56に一端が連結された揺動リンク57と、揺動リンク57の他端に挿通されて揺動リンク57に固定された押さえリンク軸58と、押さえリンク軸58に軸支された二つの押さえ腕59,59と、を備えている。
カム51は、押さえモータ11の出力軸11aに固定されており、出力軸11aの軸心から外周までの距離が滑らかに変化するように形成されている。この外周の形状は、押さえ駆動リンク53の揺動タイミングに合致するように形成される。
揺動軸52は、ミシン機枠に回転自在に固定されている。
押さえ駆動リンク53は、揺動軸52に固定されており、揺動軸52を揺動中心として揺動する。押さえ駆動リンク53が揺動するのは、カム51の回転によるカムフォロア54のカム51外周に沿った移動するためである。カムフォロア54は、押さえ駆動リンク53の一端に固定されているため、カムフォロア54がカム51の回転に伴って移動すると、その移動は揺動軸52を中心とした押さえ駆動リンク53の揺動に変換される。
押さえ連結リンク56は、Y方向にほぼ沿うように配置されている。押さえ連結リンク56は、押さえ駆動リンク53の他端に連結されているので、押さえ駆動リンク53が揺動すると、押さえ連結リンク56もその他端の揺動と共に同方向に揺動する。
揺動リンク57は、その長手方向が押さえ連結リンク56の延在方向に交差するように配置されている。
押さえリンク軸58は、軸線がX方向に沿うように配置されている。
押さえ腕59,59は、その面方向が互いに平行になるように一端が押さえリンク軸58に軸支され、固定されている。押さえ腕59,59の他端は、それぞれピン27bの上方に延びるように形成され、押さえリンク軸58の回動により押さえ腕59,59の他端が下降してピン27bを下方に押すことができる。
(操作ペダル)
図5、図6に示すように、操作ペダル70は、三つ設けられており、それぞれ制御装置100に接続されている。操作ペダル70を踏み込むことによる操作信号は、制御装置100に送信され、制御装置100は、受信した操作信号に基づいて押さえモータ11を駆動させ、布押さえ21を昇降させる。また、操作ペダル70には、縫製開始のスイッチとなるものもある。
図6に示すように、操作ペダル70Aは、布押さえ21が最上昇位置(上死点)にあるときに操作すると、布押さえ21が中間位置まで下降する。操作ペダル70Aは、布押さえ21が中間位置にあるときに操作すると、布押さえ21が最下降位置(布を押さえている位置)まで下降する。操作ペダル70Aは、布押さえ21が最下降位置にあるときに操作すると、布押さえ21が中間位置まで上昇する。
図6に示すように、操作ペダル70Bは、布押さえ21が最上昇位置にあるときに操作すると、布押さえ21が最下降位置まで下降する。操作ペダル70Bは、布押さえ21が中間位置にあるときに操作すると、布押さえ21が最下降位置まで下降する。操作ペダル70Bは、布押さえ21が最下降位置にあるときに操作すると、布押さえ21が最上昇位置まで上昇する。
図6に示すように、操作ペダル70Cは、縫製開始を指示するスタートペダルであり、布押さえ21が最上昇位置又は中間位置にあるときに操作しても、布押さえ21は昇降しない。操作ペダル70Cは、布押さえ21が最下降位置にあるときに操作すると、縫製を開始する。
(制御装置)
図5に示すように、制御装置100は、ミシン1の各種処理、駆動制御を行うCPU101と、CPU101の作業エリアとなるRAM102と、縫製データやプログラムが記憶されたROM103と、随時更新されるデータが記憶されるEEPROM104とを備えている。
制御装置100には、押さえモータ11と、押さえモータ11の回転角度を検出して布押さえ21の高さ(位置)を検出する検出手段としての押さえエンコーダ12とが接続されている。押さえエンコーダ12によって検出された押さえモータ11の回転角度は制御装置100に送信され、布押さえ21の下降量又は上昇量が算出される。なお、前記検出手段としては押さえエンコーダ12に限定されず、例えば布押さえ21を上下移動する部材として支持軸27aの高さ(位置)を電気的に検出するスライドボリューム(図示せず)により構成してもよい。
制御装置100には、ミシン1の主軸を回転させるミシンモータ13と、ミシンモータ13の回転角度を検出する主軸エンコーダ14とが接続されている。
制御装置100には、X方向に布移動機構を駆動するX軸モータ15と、X軸モータ15の回転角度を検出するX軸エンコーダ16とが接続されている。
制御装置100には、Y方向に布移動機構を駆動するY軸モータ17と、Y軸モータ17の回転角度を検出するY軸エンコーダ18とが接続されている。
制御装置100には、ユーザからの操作入力、指示入力がなされると共に、ユーザに報知すべき情報を表示する操作パネル80が接続されている。
図7に示すように、操作パネル80には、縫製画面が表示される。この縫製画面には、種々の入力を行うためのボタンが表示されており、タッチパネルで構成されている。すなわち、ユーザが表示されたボタンをタッチすることにより、そのアイコンに対応する設定を行うことができる。
縫製画面には、布押さえ21を縫い始めまで戻す原点復帰ボタン81、入力により中間位置を設定する中間位置設定モードと、縫製を行う縫製モードに切り替えるモード切替手段としてのモード切替ボタン82等が表示されている。
ROM103には、布押さえ21の位置に対する各操作ペダル70を操作したときの布押さえ21の昇降、停止位置に関するプログラムが記憶されている。
ROM103には、CPU101により実行されることで、モード切替ボタン82により中間位置設定モードに切り替えた場合において、操作ペダル70Aの操作により布押さえ21を下降させた場合に、当該布押さえ21が布の上面に当接して下降が停止したときの押さえエンコーダ12によって検出された押さえモータ11の回転角度と、下降前の布押さえ21の針板からの初期高さとから針板上に載置された布の厚さを算出する機能を実現する布厚算出プログラムが記憶されている。すなわち、制御装置100は、布厚算出手段として機能する。
また、CPU101による布厚算出プログラムの実行過程において、布押さえ21が布に当接したことは、押さえモータ11が布押さえ21を下死点まで下降させる指令信号と押さえエンコーダ12により検出される実際の回転角度とのずれが生じた時点を布押さえ21が布に当接した位置として認識する。これは、布押さえ21が布に当接することにより、布押さえ21の下降が遮られるため、押さえモータ11への指令信号は出力され続けるものの、押さえエンコーダ12により検出される回転角度は増加しないためである。
EEPROM104には、CPU101による布厚算出プログラムの実行により算出された布厚データが記憶される。すなわち、EEPROM104は、記憶手段として機能する。
EEPROM104には、補正値が記憶される。ここで、補正値とは、検出された布厚に相当する高さよりも少し上方で布押さえ21を停止させるために設定される値であり、布の柔らかさ、布の厚さ等によって予めユーザによって設定される。もちろん、途中で補正値を変更できるように操作パネル80から設定できるようにもなっている。
従って、中間位置とは、検出された布厚に相当する高さに補正値を加算した針板上面からの高さである。
ROM103には、CPU101により実行されることで、縫製モードにおいて、操作ペダル70Aの操作により布押さえ21を下降させる際に、EEPROM104に記憶された布厚に応じた中間位置で布押さえ21を停止させる制御プログラムが記憶されている。具体的には、CPU101は、布厚算出プログラムの実行により算出された布厚にEEPROM104に記憶された補正値を加算してその位置を中間位置とし、この位置で布押さえ21を停止させる。すなわち、CPU101が制御プログラムを実行することにより、制御装置100は、制御手段として機能する。
また、制御プログラムは、CPU101により実行されることで、中間位置設定モードにおいて、操作ペダル70Aの操作により布押さえ21を下降させる際に、押さえモータ11に通電する通常電流による駆動電流を減少電流に減少させる機能を有する。これは、押さえモータへ11の駆動電流を減少電流に減少させることで、押さえモータ11の駆動トルクを減少させ、布を押さえつける力を減少させるためである。布を押さえつける力を減少させることにより、布押さえ21が布に当接すると、布押さえ21が布を押し込む前にその下降が停止するので、布厚の検出精度を高めることができるという利点がある。
<押さえモータの制御>
押さえモータ11は、制御装置100によるフィードバック制御により駆動が制御される。
図8に示すように、制御装置100は、押さえモータ11が停止すべき中間位置の指令P2を行う位置指令部72と、押さえモータ11の駆動においてフィードバック制御を行う押さえモータフィードバック制御部73と、布押さえ21を下降する際の布押さえによる布の押さえ圧の指令を行う押さえ圧指令部74と、中間位置設定モードにおける布押さえ21の下降制御と縫製モードにおける布押さえ21の下降制御とを切り替える指令を行う制御切替指令部75とを備えている。
位置指令部72は、算出された布厚に補正値を加算した高さである中間位置に下降するまでに必要な押さえモータ11の駆動指令パルスを算出して押さえモータフィードバック制御部73に出力する。
押さえモータフィードバック制御部73は、押さえモータ11の駆動制御において押さえエンコーダ12が検出した押さえモータ11の回転角度に基づいてフィードバック制御を行う。
押さえモータフィードバック制御部73は、押さえモータ11の指令速度V2を算出する位置演算部73aと、押さえモータ11の必要トルクT2を算出する速度制御部73cと、押さえエンコーダ12が検出した押さえモータ11の回転角度A2から検出速度S2を算出する速度検出部73dと、速度制御部73cが算出した必要トルクT2と押さえエンコーダ12が検出したモータ位相θ2とから押さえモータ11の出力トルクTe2を算出するトルク管理部73eと、を備えている。
位置演算部73aは、中間位置の指令P2と押さえエンコーダ12が検出した押さえモータ11の回転角度A2との偏差に基づいて、押さえモータ11が中間位置の指令P2の示す回転角度となる回転速度で押さえモータ11が駆動するための指令速度V2を算出する。
速度検出部73dは、直前に検出された押さえモータ11の回転角度A2と最新の回転角度A2との偏差から押さえモータ11の実際の駆動速度である検出速度S2を算出して、速度制御手段73cに出力する。
速度制御部73cは、位置演算部73aから出力された指令速度V2と検出速度S2との偏差に基づいて押さえモータ11の必要トルクT2を算出してトルク管理部73eに出力する。
トルク管理部73eは、速度制御部73cから出力された必要トルクT2を発生させるべく、押さえエンコーダ12が検出するモータ位相θ2に基づき、出力位相補正を行い、それに加え出力電流を調整し、出力トルクTe2がドライブ回路25から出力されるように制御する。これは一般的に知られるパルスモータの駆動方式である。
ドライブ回路76はFET等によって構成されるモータドライバである。ドライブ回路76は出力トルクTe2に基づいて押さえモータ11を駆動する。
押さえ圧指令部74は、布押さえ21による布の押さえ圧を制御するために押さえモータ11に通電する電流値の指令値をトルク管理部73eに出力する。具体的には、モード切替ボタン82により中間位置設定モードに切り替えられている場合に、縫製モードにおける電流量よりも小さい電流を押さえモータ11に通電する指令を行う。これにより、中間位置設定モードにおける押さえモータ11に発生する駆動トルクは小さくなる。
制御切替指令部75は、モード切替ボタン82により、縫製モードに切り替えられている場合には、位置指令部72からの指令に基づいて押さえモータ11のフィードバック制御を行い、中間位置設定モードに切り替えられている場合には、押さえ圧指令部74からの指令に基づいて押さえモータ11のフィードバック制御を行う。従って、中間位置設定モードのときだけ布押さえ21による布の押さえ圧を小さくすることができる。
なお、位置指令部72、押さえモータフィードバック制御部73、押さえ圧指令部74は、図5に示す制御装置100のROM103に記憶されているミシン1の各部を制御するソフトウェアをCPU101が実行することで機能する。
<布押さえの下降動作>
図1〜図4に示すように、押さえモータ11の駆動により出力軸11aがA方向に回転し、カム51の外周に当接するカムフォロア54が移動すると、押さえ駆動リンク53は、揺動軸52を中心にB方向に回転する。揺動軸52のB方向への回転により押さえ連結リンク56は、C方向に移動する。押さえ連結リンク56のC方向への移動により押さえリンク軸58は回転し、押さえ腕59,59の先端は、下方に向けてD方向に移動する。押さえ腕59,59の移動により、押し下げピン27bは、押さえ腕59,59によって下方に押され、押さえ軸27aも下方に向けて移動する。押さえ軸27aの下降により、揺動部材28が押され、第一のリンク体29の先端も下降する。これにより、押さえ保持部材24も下降し、布押さえ21が下降する。
<布押さえの下降制御>
図9に示すように、ユーザにより準備キーがONにされると(ステップS1)、制御装置100は、操作パネル80に縫製画面を表示する(ステップS2)。次に、ユーザにより針板上に布がセットされる(ステップS3)。次いで、制御装置100は、モード切替ボタン82により中間位置設定モードと縫製モードのいずれに切り替えられているかを判断する(ステップS4)。以下、各モードに分けて説明する。
(1)中間位置設定モード
中間位置設定モードの場合には、ユーザにより操作ペダル70Aが操作されると(ステップS5)、制御装置100は、押さえモータ11を駆動させて布押さえ21を下降させる(ステップS6)。このとき、制御装置100は、押さえモータ11に縫製モードの通常電流ときよりも駆動電流を小さくして減少電流により通電する。これにより、押さえモータ11の駆動トルクは減少する。やがて、布押さえ21は、布の上面に当接する。このとき、押さえモータ11の駆動トルクが小さいので、布押さえ21による布の押さえ圧は小さくなり、布を必要以上に押さえつけることなく、布押さえ21の下降は停止する。
布押さえ21が布に当接すると、押さえモータ11への指令パルスと押さえエンコーダ12により検出される回転角度にずれが生じ始めるが、制御装置100は、このずれが生じ始めた時点を布押さえ21が布に当接した位置と判断する。このときの押さえエンコーダ12による押さえモータ11の回転角度から布押さえ21の高さを算出し、この高さと下降前における布押さえ21の高さとの差から布厚を算出する(ステップS7)。制御装置100は、算出された布厚をEEPROM104に記憶させる(ステップS7)。制御装置100は、布厚をEEPROM104に記憶させた後、中間位置設定モードを終了させる(ステップS8)。この終了は、ユーザによる指示入力によるものでもよいし、布厚の記憶後自動的に終了させるものであってもよい。そして、制御装置100は、布押さえ21を上死点まで上昇させ、ステップS3に戻る。
(2)縫製モード
縫製モードの場合には、ユーザにより操作ペダル70Aが操作されると(ステップS10)、制御装置100は、押さえモータ11を駆動させて布押さえ21を中間位置まで下降させる(ステップS11)。このときの中間位置は、中間位置設定モードにおいて算出された布厚にEEPROM104に記憶された補正値を加算した位置であり、制御装置100により算出される。
布押さえ21を中間位置で停止させた後、ユーザは、布が正しい位置にセットしているかどうかを確認し、適宜セット位置を修正する。
そして、布が正しい位置にセットできたと確認したとき、ユーザは操作ペダル70Bの操作を行う。操作ペダル70Bの操作により、制御装置100は、布押さえモータ11を駆動させて布押さえ21を布の上面に当接するまで下降させる(ステップS13)。
操作ペダル70Bの操作により、布押さえ21で布を針板上に押さえつけた後、ユーザは、操作ペダル70Cの操作を行う(ステップS14)。
操作ペダル70Cが操作されると、制御装置100は、ROM102に記憶された縫製プログラムに基づき、布への縫製を開始する(ステップS15)。
縫製中、制御装置100は、縫製が終了したか否かを判断する(ステップS16)。そして、制御装置100は、縫製が終了したと判断した場合(ステップS16:YES)、本処理を終了させる。一方、制御装置100は、縫製が終了していないと判断した場合(ステップS16:NO)、ステップS3に戻る。
<作用・効果>
上記のミシン1によれば、操作パネル80におけるモード切替ボタン82の入力により中間位置設定モードに切り替えると、制御装置100のCPU101は、布厚算出プログラムを実行することにより、操作ペダル70Aの操作により布押さえ21を下降させた場合に、布押さえ21が布に当接して下降が停止したときの押さえエンコーダ12によって検出された押さえモータ11の駆動量と下降前の布押さえ21の針板からの初期高さとから針板上に載置された布厚を算出する。そして、算出された布厚は、制御装置100のEEPROM104に記憶される。すなわち、中間位置を設定する場合には、モード切替ボタン82により中間位置設定モードに切り替えた後、布押さえ21が布に当接するまで下降するように操作ペダル70Aを操作することで、そのときの押さえモータ21の駆動量から布厚を算出することができる。
そして、布厚をEEPROM104に記憶させることにより、縫製モードで縫製を行う際には、制御装置100がEEPROM104に記憶された布厚にEEPROM104に記憶された補正値を加算して中間位置とし、この中間位置で布押さえ21を停止させる。
これにより、ユーザは、モード切替ボタン82による切り替えと操作ペダル70Aの操作だけで中間位置を設定することができ、中間位置を変更しない限り同じ条件で縫製を継続することができる。
よって、中間位置の設定を容易に行うことができ、作業効率を向上することができる。
また、布厚に補正値を加算して中間位置とすることにより、布押さえ21が布に近接した位置で停止することが無くなる。そのため、布のセット位置の確認時において、布が布押さえ21に引っかかることが無く、セット位置を修正する際にもスムーズに作業することができるようになる。
また、針板や布押さえ21との摩擦が小さい布は補正値を小さくし、逆に摩擦が大きな布は補正値を大きくする等して、中間位置における布の上面と布押さえ21との間隔を自由に設定することができる。
また、CPU101が布厚算出プログラムを実行する際においては、押さえモータ11が布押さえ21を下死点まで下降させる指令信号と押さえエンコーダ12により検出される実際の回転角度とのずれが生じた時点を布押さえ21が布に当接した位置として認識し、布厚を算出する。すなわち、布押さえ21が布の上面に当接することにより、布押さえ21はそれ以上下降することができず、布押さえ21を下降させようとする押さえモータ11への指令と、実際の押さえモータ11の回転角度との間にずれが生じることとなる。
このずれが生じた時点を布押さえ21が布に当接した位置として捉えることにより、その時の押さえモータ11の回転角度から布厚を算出することができる。
また、中間位置設定モードで布厚を算出する際には、制御装置100により押さえモータ11に通電する駆動電流を減少電流に減少させることができるため、押さえモータ11に発生する駆動トルクを小さくすることができる。これにより、布押さえ21による布への押圧力を小さくすることができる。
すなわち、布が柔らかい場合には、布押さえ21が布に当接しても布が変形することにより布押さえ21はさらに下降し、正確な布厚を算出することができない場合がある。このような場合に、押さえモータ11に通電する駆動電流を減少させて発生する駆動トルクを小さくすることで、布押さえ21は、布に当接した地点で布を変形させることなく停止させることができる。よって、布厚の算出の精度を高め、合わせて補正値の値を生地の材質に合わせた値にすることで、算出された中間位置の値を布に当接しないセット位置の調整に最適な値にすることができる。
ミシンの布押さえ機構の構成を示す斜視図。 図1において、布押さえ近傍の拡大図。 図1において、押さえモータ近傍の拡大図。 図1において、押圧板近傍の拡大図。 ミシンの制御系の構成を示すブロック図。 各操作ペダルを操作した場合における布押さえの動作を説明する一覧図である。 操作パネルに表示される縫製画面の一例を示す図。 押さえモータフィードバック制御部の処理機能を示すブロック図。 中間位置の設定から縫製までの処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 ミシン
11 押さえモータ
12 押さえエンコーダ(検出手段)
20 布押さえ機構
21 布押さえ
70 操作ペダル
70A 操作ペダル
70B 操作ペダル
70C 操作ペダル
82 モード切替ボタン(モード切替手段)
100 制御装置(制御手段)
104 EEPROM(記憶手段、補正値記憶手段)

Claims (4)

  1. 針板上に下降して被縫製物を押さえつける布押さえを有し、当該布押さえを昇降可能に支持する布押さえ機構と、
    前記布押さえ機構を動作させる駆動源となる押さえモータと、
    操作により前記押さえモータを駆動させて前記布押さえを下降させる操作ペダルと、
    前記布押さえの下降時において、予め設定された中間位置で前記布押さえを停止させるように前記押さえモータの駆動を制御する制御手段と、を備えるミシンにおいて、
    入力により、中間位置を設定する中間位置設定モードと、縫製を行う縫製モードとに切り替えるモード切替手段と、
    前記布押さえの高さを検出する検出手段と、
    前記中間位置設定モードにおいて、前記操作ペダルの操作により前記布押さえを下降させた場合に、当該布押さえが被縫製物に当接して下降が停止したときの前記検出手段によって検出された前記布押さえの高さから針板上に載置された被縫製物の厚さを算出する布厚算出手段と、
    前記布厚算出手段により算出された布厚を記憶する記憶手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記縫製モードにおいて、前記操作ペダルの操作により前記布押さえを下降させる際に、前記記憶手段に記憶された布厚に応じた中間位置で前記押さえを停止させることを特徴とするミシン。
  2. 補正値を記憶する補正値記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された布厚に前記補正値を加算した位置を中間位置として設定することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記検出手段は、前記押さえモータに設けたエンコーダを有し、
    前記布厚算出手段は、前記押さえモータが前記布押さえを下死点まで下降させる指令信号と前記エンコーダにより検出される実際の回転角度とのずれが生じた時点を布押さえが被縫製物に当接した位置として認識することを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
  4. 前記制御手段は、前記中間位置設定モードにおいて、前記操作ペダルの操作により前記布押さえを下降させる際に、前記押さえモータに通電する駆動電流を減少させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のミシン。
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