JP2010080334A - 補強部材付き電線 - Google Patents

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Abstract

【課題】被覆電線の伸びを抑制する。
【解決手段】補強部材付き電線10は、被覆電線11の板状接続部15と補強部材20の板状補強部22とを積層させ、それぞれに開口された取付孔14,23同士を同心状に整合させた状態でボルト等の取付部材30を貫通させて、相手側端子部と接続させることを特徴とする。上記の補強部材20により、被覆電線11が折れ曲がったり、破損することが防止される。また、芯線12を端子金具に圧着する従来の方法のように、被覆電線11が長さ方向に伸びることがなく、補強部材付き電線10をキャビティに収容してもはみ出すことがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、補強部材付きの電線に関する。
自動車に使用される被覆電線を相手側のコネクタと接続する場合には、例えば、被覆電線に端子金具を取り付け、その端子金具を介して相手側のコネクタの端子部と導通接続がなされる。この端子金具の取付に際しては、一般的に、被覆電線の露出した芯線を端子金具に圧着接続することが行われている。
例えば、底板部の側縁から立ち上げた一対のバレル部を有するオープンバレル型の端子金具をアンビル上に載置して、その底板部に芯線を宛がい、端子金具の上方に配したクリンパを降下させる。すると、バレル部が芯線を包み込むように徐々に変形するとともに、バレル部の先端部が芯線を押し潰すように芯線に食い込み、圧着が行われる。(特許文献1参照)。
また、端子金具として、被覆電線の芯線が円筒形状のクローズドバレル部に挿入されてかしめられるクローズドバレル型を用いることもできる。これによれば、カシメ片の強度を充分に確保することが困難なオープンバレル型端子金具を使用するよりも、より強い強度で芯線をかしめることが可能になる(特許文献2参照)。
特開2007−12341公報 特開2006−120384公報
しかし、上述したようにバレル部により芯線を押圧する方法では、芯線の軸方向に伸びが生じ易く、これにより、端子金具全体としても伸びが生じることになる。このような端子金具の伸びにより、端子金具がコネクタ等のキャビティに収容された場合に、キャビティからはみ出す等の不具合が懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、被覆電線が軸方向に伸びることなく相手側端子部と接続可能とされる補強部材付き電線を提供することを目的とする。
本発明に係る補強部材付き電線は、単芯線を絶縁被覆してなる被覆電線の前記単芯線の露出した端部が取付孔の開口された略環状形をなす板状接続部とされているとともに、前記被覆電線には、前記絶縁被覆部分を支持する電線支持部と、前記被覆電線の軸方向に沿って前記電線支持部と並んで設けられ、前記被覆電線の板状接続部と積層可能かつ、取付孔の開口された板状補強部とからなる補強部材が取り付けられており、前記板状接続部の取付孔および前記板状補強部の取付孔を同心状に整合させた状態で前記取付孔に貫通させたボルト等の取付部材によって相手側端子部と接続されるところに特徴を有する。
本発明の補強部材付き電線によれば、被覆電線の芯線を太い単芯線とし、ボルト等の取付部材を単芯線の端部に設けられた取付孔に貫通させることにより相手側接続端子部と導通接続させる構成である。しかも、この被覆電線には補強部材が取り付けられているので、被覆電線が折れ曲がったり、破損することが防止される。また、芯線を端子金具に圧着する従来の方法のように、被覆電線が長さ方向に伸びることがなく、補強部材付き電線をキャビティに収容してもはみ出すことがない。
また、補強部材に段差部を設けることにより、補強部材を被覆電線の絶縁被覆部分と板状接続部部分の双方に密着状態とすることができるから、被覆電線を効果的に補強することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態の補強部材付き電線10について、図1〜図3を参照して説明する。
本実施形態の補強部材付き電線10は、例えば電気自動車において走行用の動力源を構成するバッテリ、インバータ、モータなどの装置(図示せず)の間に配索されるものである。
図1に示すように、被覆電線11はアルミ製の単芯線12を絶縁被覆13により被覆してなり、露出された端部は後述する取付ボルト30を挿通するための取付孔14が開口された略環状形で扁平な板状接続部15とされている。この板状接続部15は、図2に示すような露出された単芯線12の端部を鍛造することにより形成される。
一方、被覆電線11へ組み付ける補強部材20は、アルミ製よりも高い強度が得られる銅合金製であり、被覆電線11の絶縁被覆13部分を支持する電線支持部21と、被覆電線11の軸方向に沿って電線支持部21と並んで設けられる板状補強部22とからなる。より具体的には、図1に示すように、電線支持部21は底板部25と、この底板部25の左右両側から延出され立ち上げられた一対のバレル部26,26とからなり、板状補強部22は、外周面にネジ山31が形成された取付ボルト30を挿通可能な取付孔23が開口された板状部からなる。また、この板状補強部22の基部(底板部25との境目付近)には、バレル部26,26の立ち上げ方向に板状補強部22が一段高くなるような高低差を有する段差部27が、例えばプレス加工によって形成されている。これにより、補強部材20の板状補強部22は、被覆電線11の板状接続部15と積層可能な構成とされている。
次に、本発明の被覆電線11と補強部材20の組み付け方法および相手側端子部との接続方法について説明する。
組み付けの際には、まず、被覆電線11の板状接続部15および補強部材20の板状補強部22の取付孔14,23同士を同心状に整合させ、積層させた状態で、被覆電線11の絶縁被覆13部分を補強部材20のバレル部26,26の間に設置する。そして、バレル部26,26を芯線側に湾曲させることにより、被覆電線11が離脱や位置ずれしないように保持する。
次に、連通された取付孔14,23を相手側端子に設けられた取付孔35と同心状に整合させる。そして、取付部材としてのボルト30をこれらの取付孔14,23に貫通させ、相手側端子の取付孔35内にねじ込む。これにより、ボルト30のネジ山31が取付孔35内のネジ溝36と螺合し、被覆電線11と相手側端子とが導通された状態となる。
このように、本発明の補強部材付き電線10によれば、かしめの行程を要さずに被覆電線11とを相手側端子部と接続することができるので、被覆電線11や補強部材20が軸方向に延びてしまうことがない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、被覆電線11の単芯線12を環状の板状接続部15としたが、これに限らず、例えばC字形状やU字形状等であってもよく(図4参照)、要はボルト等の取付部材を貫通できる構成であればよい。
(2)上記実施形態では、補強部材20を被覆電線11と相手側接続部との間に配置する構成としたが、これに限らず、被覆電線11を相手側端子部との間に挟む込むように配置してもよく、要は被覆電線を補強できる配置であればどのような形態でもよい。
本発明の一実施形態の補強部材付き電線の分解斜視図 単芯線の被覆電線の斜視図 同じく一部破断側面図 他の実施形態の被覆電線の斜視図
符号の説明
10…補強部材付き電線
11…被覆電線
12…芯線
13…絶縁被覆
14…取付孔
15…板状接続部
20…補強部材
21…電線支持部
22…板状補強部
23…取付孔
30…取付部材

Claims (2)

  1. 単芯線を絶縁被覆してなる被覆電線の前記単芯線の露出した端部が取付孔の開口された略環状形をなす板状接続部とされているとともに、
    前記被覆電線には、前記絶縁被覆部分を支持する電線支持部と、前記被覆電線の軸方向に沿って前記電線支持部と並んで設けられ、前記被覆電線の板状接続部と積層可能かつ、取付孔の開口された板状補強部とからなる補強部材が取り付けられており、
    前記板状接続部の取付孔および前記板状補強部の取付孔を同心状に整合させた状態で前記取付孔に貫通させたボルト等の取付部材によって相手側端子部と接続されることを特徴とする補強部材付き電線。
  2. 前記補強部材の板状補強部の基部に段差部が設けられることにより、前記被覆電線の板状接続部と前記補強部材の板状補強部とが積層可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の補強部材付き電線。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012209028A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Kyoho Mach Works Ltd バスバー

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