JP2010079207A - 二輪車シミュレーション装置 - Google Patents

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幸夫 宮丸
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Abstract

【課題】降車した運転者の足踏み動作を、運転者の体格や足踏みの位置に影響を受けずに、確実に検出する。
【解決手段】自転車シミュレーション装置10は、運転者が操作する模擬自転車12と、模擬自転車12の操作に基づく情景を表示するモニタ82と、運転者の体の振動を検出する歩行検出部300とを有する。歩行検出部300により、運転者の体の振動を検出したときに、二輪車と該二輪車を押し歩きする人物の画像をモニタ82に表示させる。歩行検出部300は、模擬自転車12のハンドル28の一部にカールコード55を介して接続され、運転者の体の一部に装着される。
【選択図】図7

Description

本発明は、交通安全教育、ゲーム及び体力トレーニング等の用途に用いられる二輪車シミュレーション装置に関する。
飛行機、自動車、自動二輪車、自転車等の運転を模擬体験するために、それぞれの乗り物に対応したシミュレーション装置が提案され、その一部が実用化されている。シミュレーション装置では、模擬走行速度に応じて変化する走行風景を前方に表示すると臨場感が一層向上して好適である。
二輪車を運転する際、交差点等の一時停止時に運転者は足を着き、また歩道等の歩行者専用路では押し歩くこととなっており、自動車等の運転と異なり運転者がシート上で常に同じ姿勢でいるとは限らない。このような足着き動作や押し歩き動作は、二輪車シミュレーション装置は特に交通安全教育上の用途に好適である。
本出願人は、降車した運転者が足踏みをしてマットスイッチを踏むことによって押し歩き動作モードとして、二輪車及び該二輪車を押し歩きする人物の画像をモニタに表示させて、押し歩き動作を模擬的に実現できる二輪車シミュレーション装置を提案している(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。マットスイッチは、右足踏み部と左足踏み部に分かれていると、左右の足の動きを個別に検知して、歩行動作をより正確に検出できる。
特開2005−292172号公報 特開2005−292552号公報
前記特許文献1及び特許文献2記載の二輪車シミュレーション装置では、降車した運転者が歩行を模して足踏みすることにより、二輪車の押し歩きをする画像が表示されて、臨場感があり、特に安全教育上の用途に好適である。
しかしながら、マットスイッチを用いて模擬歩行動作を行う場合には、いくつかの事項が指摘されている。
すなわち、模擬歩行をする際、足踏みをするのはマットスイッチの上でなければならず、その踏み位置が限定されており、モニタの画像に意識を集中していると足位置がずれてしまう場合がある。特に、マットスイッチが右足踏み部と左足踏み部に分かれていると、その中間部分は不感帯となり、足踏み動作を検出しにくい。
また、床面に置かれたマットスイッチは、載置位置がずれてしまうこともある。
さらに、二輪車シミュレーション装置は子供も大人も運転をする機会があり、子供と大人では足の大きさや左右の足の間隔が異なるが、1枚のマットスイッチではこのような差異に対応が困難である。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、降車した運転者の模擬歩行を一層確実に検出することのできる二輪車シミュレーション装置を提供することを目的とする。
本発明に係る二輪車シミュレーション装置は、運転者が操作する模擬二輪車と、前記模擬二輪車の操作に基づく情景を表示する表示部と、前記運転者の体の振動を検出する歩行検出部と、を有することを特徴とする。
このように、運転者の体の振動を検出する歩行検出部によれば、体格や足踏みの位置に影響を受けずに、一層確実な歩行検出をすることができる。
前記歩行検出部は、錘体と、該錘体を弾性付勢する弾性体と、前記錘体が前記弾性体の弾性力に抗して揺れることによって作用する錘動作反応部とを有し、前記運転者の体の一部に装着されていてもよい。歩行検出部は、このような簡便構成により実現でき、確実な足踏み検出が可能となる。
前記歩行検出部は、前記模擬二輪車のハンドルの一部又はその近傍部(例えば、ステムやヘッドチューブ)にコードを介して接続され、前記運転者の体の一部に装着されていてもよい。このような構成によれば、例えば、歩行検出部を運転者の腰や脚に装着することにより、乗車時及び降車時ともハンドルの近くになり、コードを無駄に長くする必要がなく、運転及び足踏み動作の支障にならない。
前記コードは、弾性伸縮コードであってもよい。弾性伸縮コードによれば、弾性的に必要十分な長さに調整されて一層好適である。
前記歩行検出部により、前記運転者の体の振動を検出したときに、二輪車と該二輪車を押し歩きする人物の画像を前記表示部に表示させてもよい。これにより、歩道等における二輪車の押し歩き動作を表示部に模擬実現することができる。
前記模擬二輪車のシートに、前記運転者が着座していることを検出する着座検出部を有し、前記着座検出部の信号により、前記シートに前記運転者が着座していると判断されるときには、前記二輪車と該二輪車を押し歩きする前記人物の画像の前記表示部に対する表示を禁止してもよい。これにより、運転者が降車して足踏みをしているときに限定して二輪車の押し歩き動作を模擬実現することができる。
本発明に係る二輪車シミュレーション装置によれば、運転者の体の振動を検出する歩行検出部を用いることにより、体格や足踏みの位置に影響を受けずに、一層確実な歩行検出をすることができる。
以下、本発明に係る二輪車シミュレーション装置について実施の形態として自転車シミュレーション装置10を挙げ、添付の図1〜図14を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る自転車シミュレーション装置10は模擬自転車(模擬二輪車)12と、制御ユニット14とを有する。以下の説明では、図1を基準として矢印X1方向を前方、矢印X2方向を後方とする。
以下、自転車シミュレーション装置10において左右に1つずつ設けられた機構については、左のものの番号符号に「L」を付し、右のものの番号符号に「R」を付すことにより区別して説明する。
先ず、模擬自転車12について説明する。模擬自転車12は、フレーム22と、該フレーム22にシートピラー23を介して接続されたサドル(シート)24と、フレーム22のヘッドチューブ22aを支軸として回動可能なハンドル28と、ヘッドチューブ22aを固定支持するスタンドとしての2本のフロントフォーク30と、フレーム22の後端部に回転自在に支持された後輪32とを有する。ハンドル28は、ヘッドチューブ22aに対して昇降調整が可能である。
サドル24は、シートピラー23の上部に設けられたクランプ23aを緩めることにより該シートピラー23の延在方向に高さ調整が可能である。シートピラー23の延在方向、つまり矢印A方向は、上方に向かって斜め後方に向かう方向であり、詳細にはフレーム22に対して上下方向で、且つ上方に向かって後方に寄る方向である。
サドル24には、運転者が着座していることを検出する着座スイッチ(着座検出部)25が設けられている。
フロントフォーク30の先端には横方向に延在するパイプ34が設けられており、該パイプ34が床に接地している。後輪32はスタンドを兼ねている。また、模擬自転車12は、クランク軸の左右に連結された一対のクランク38と、該クランク38の先端に設けられたペダル40と、右のクランク38に設けられたフロントスプロケット42と、該フロントスプロケット42からチェーン44を介して回転駆動されるリアスプロケット46と、該リアスプロケット46からワンウェイクラッチを介して回転駆動される鉄製のフライホイール48と、該フライホイール48を制動するドラムブレーキ50と、ハンドル28に設けられたブレーキレバー52とを有する。右のブレーキレバー52の近傍には、所定の入力操作を行う手元スイッチユニット53が設けられている。手元スイッチユニット53からは適度な長さのカールコード(弾性伸縮コード)55を介して歩行検出部300が設けられている。歩行検出部300を接続する手段としては、カールコード55以外にも、弾性的に自動巻き取りが可能なリール式コードであってもよい。
手元スイッチユニット53は赤、黄、青の3連スイッチ53aと、上下左右に押し込み指示をする方向スイッチ53bとを有する。歩行検出部300の構成については後述する。
さらに、模擬自転車12は、フライホイール48の回転速度を検出する速度ピックアップ54と、ハンドル28の舵角を検出する舵角センサ58と、ブレーキワイヤを介してブレーキレバー52の操作量を検出する回転センサ60とを有する。ブレーキワイヤは途中で分岐しており、一方は回転センサ60、他方はドラムブレーキ50に接続されており、ブレーキレバー52を操作することによって、回転センサ60によりその操作量が検出されるとともに、ドラムブレーキ50によりフライホイール48が制動されることになる。フロントフォーク30には、コントローラ62が設けられている。
後輪32のハブ軸には、右側方に一部が接地する後方スタンド64が接続され、該後方スタンド64の端部には弾性部66aを介してポール66が立設されている。ポール66の上端には、後方の状況を表示するランプ66bが設けられている。
図1及び図2に示すように、制御ユニット14は、4本のパイプの脚70a、70b、70c及び70dを有する表示部スタンド70をベースに構成されている。脚70a〜70dは下方に向けて開脚した安定した形状であり、左側の脚70aと脚70b、及び右側の脚70cと脚70dはそれぞれ下方の接地パイプ71L及び71Rを介して接続された1本のパイプであり、曲げ加工により構成されている。これにより、構成が簡便になるとともに、接地部が広くなる。
後方の脚70a及び70cは、前方に向けてやや傾斜し、前方の脚70b及び70dは、後方に向けてやや傾斜し、その先端部が脚70a及び70bの上端よりやや下方部分に溶接で固定されている。表示部スタンド70の上方部分には、脚70aと脚70bを接続する横バー70eと、該横バー70eを下端部とし、脚70a及び70bの先端部を上端として接続された正面視で垂直のステー70f及び70gとが設けられており、強度が確保されている。
制御ユニット14は、表示部スタンド70と、床面近くに設けられて四隅を表示部スタンド70に固定された広い下台74と、中間高さよりやや上方に設けられて四隅を表示部スタンド70に固定されたやや小さい上台76と、下台74と2本のフロントフォーク30とを接続する一対の固定具77とを有する。
このように、模擬自転車12と表示部スタンド70とを固定具77で固定することにより、双方の安定性が向上するとともに、模擬自転車12を基準としたモニタ82の位置決めがなされる。固定具77は、ボルトにより模擬自転車12と表示部スタンド70とを固定しており、搬送時等には簡便に分解可能である。
制御ユニット14は、さらに、下台74に載置された主制御部78と、上台76よりも上方で後方の脚70a及び70cによって支持されている表示部ユニット80とを有する。主制御部78は、自転車シミュレーション装置10の全体的な制御を行うものであり、例えばパーソナルコンピュータで構成される。
表示部ユニット80は、後方の脚70a及び70cに沿ってやや斜めに固定され、運転者からの視認性がよい。表示部ユニット80は、モニタ(主表示部)82と、モニタ82の周囲を囲って支持する枠体86とを有する。枠体86は、モニタ82の背面部を固定する背面プレート88とを有する。モニタ82は、汎用の液晶モニタ(プラズマモニタ、ELモニタ等でもよい。)であって、スピーカ94が設けられている。
図3に示すように、コントローラ62は、入力インタフェース部100と、CPU(Central Processing Unit)102と、第1通信部104とを有する。第1通信部104は主制御部78の第2通信部106と接続されており、主制御部78との間でリアルタイムの通信を行う。入力インタフェース部100は、速度ピックアップ54、舵角センサ58、回転センサ60、着座スイッチ25及び歩行検出部300は、コントローラ62に接続されており、信号の入力を行う。CPU102は、上記の電気的構成要素の信号を処理又は変換して第1通信部104を介して主制御部78へ伝達する。
主制御部78は、模擬運転の状況を設定する状況設定部110と、走行状況に応じた演算処理を行う演算処理部112と、モニタ82の表示制御を行う表示制御部114と、スピーカ94の音響出力を行う音響ドライバ116と、運転者に対して所定の警告を行う警告部118と、データの読み書きが可能な記憶部120とを有する。
演算処理部112では、例えば、コントローラ62を介して取得した速度ピックアップ54の信号に基づいて模擬走行速度Vを求めるとともに、舵角センサ58から得られた信号に基づいて模擬走行方向を求め、シミュレーション上における現在位置を設定する。記憶部120には、演算処理部112で求められる現在位置に対応した情景の画像又は該画像を構成するためのポリゴンデータ等が記録された画像データベース120aが設けられている。
警告部118では、例えば、回転センサ60、着座スイッチ25及び歩行検出部300等から得られる信号に基づいて、運転者の操作が適切であるか否かを判断し、不適当な操作であるときに所定の警告を行う。この警告は、モニタ82の画面上に文字として表示し、又はスピーカ94から音声として警告する。
次に、表示部ユニット80の枠体86について説明する。
図4及び図5に示すように、枠体86は、モニタ82の周囲を囲う上下一対の水平バー250a、250b及び左右一対の垂直バー252a、252bと、水平バー250aと水平バー250bとを接続している背面プレート88とを有する。背面プレート88は、少なくとも水平バー250aと水平バー250bとを接続している構成であれば安定するが、さらに垂直バー252a、252bに接続されていてもよい。
背面プレート88は、モニタ82の背面を安定して保持するように側面視で略台形であり、ステー70f及び70gに取り付けるための複数のスタンド取付孔256と、モニタ82の背面に接続するための複数の対モニタ取付孔258とを有する。モニタ82の背面には、対モニタ取付孔258に対応する複数のねじ孔260が設けられている。
対モニタ取付孔258及び複数のねじ孔260はVESA規格(Video Electronics Standard Association)に準拠している(例えば、VESA75やVESA100等)。図2及び図4では、煩雑とならないように、対モニタ取付孔258に対してねじを四隅部だけ示している。
枠体86は、背面プレート88のVESA規格に基づいた対モニタ取付孔258によりモニタ82を汎用的に且つ確実に保持することができるとともに、モニタ82の周囲を囲う枠構造であり、安定してモニタ82を保持することができる。枠体86の基本的な構成部材は、水平バー250a、250b、垂直バー252a、252b及び背面プレート88であり、簡便且つ廉価である。
図6及び図7に示すように、歩行検出部300は十分に小型軽量であって、側面のクリップ302により運転者の体(例えば、ベルト部分や脚部分)に正しい向きで装着可能である。歩行検出部300には、シンボル303により取付向きが明示されている。歩行検出部300は、カールコード55を介してハンドル28の手元スイッチユニット53に接続されていることから、例えば、運転者の腰に装着することにより、乗車時及び降車時ともハンドル28の近くになり、カールコード55を無駄に長くする必要がなく、運転及び足踏み動作の支障にならない。カールコード55は、運転者の装着位置に合わせて弾性伸縮自在であって、必要十分な長さに調整されて好適である。運転者が左側に降車することを考慮して、手元スイッチユニット53は、ハンドル28の左側に設けてもよい。足踏み動作を一層確実に検出するためには、歩行検出部300を運転者の脚に装着してもよい。
図8に示すように、歩行検出部300は、一端部を揺動可能に軸支された可動アーム306と、可動アーム306の他端に設けられた磁石308と、可動アーム306の可動範囲を制限する第1ストッパ310a及び第2ストッパ310bと、可動アーム306を弾性付勢して第1ストッパ310aに当接させるワイヤスプリング(弾性体)312と、可動アーム306が第2ストッパ310bの位置まで揺動したとき(図8の仮想線参照)に磁石308によってオンとなるリードスイッチ(錘動作反応部)314とを有する。リードスイッチ314はノーマルオープンである。磁石308は錘体としても作用し、歩行検出部300を装着した運転者が上下動をすることによって磁石308もワイヤスプリング312の弾性力に抗して揺れ、可動アーム306が第2ストッパ310bの位置まで達し、磁石308は略上下方向に変位する。このように、歩行検出部300は、いわゆる歩数計と同じ原理の簡便構成にすることができ、確実な足踏み検出が可能となる。
歩行検出部300によれば、降車した運転者が足踏み動作をすることによって、磁石308が上下動をしてリードスイッチ314がオン及びオフを繰り返すことになり、主制御部78又はコントローラ62においてリードスイッチ314のオン/オフ信号に基づいて運転者の足踏み動作を検出することができる。リードスイッチ314は、錘体の動作に直接的又は間接的に反応する素子であればよく、例えば半導体加速度センサや、磁石308に反応するホール素子や、錘の重量によって接触して作用されるメカニカルスイッチや、非接触で反応する光学的スイッチ等を用いてもよい。磁石308は錘体とは別体にして、例えば可動アーム306の途中に設けてもよい。
次に、このように構成される自転車シミュレーション装置10の作用について説明する。
図9のステップS1において、所定の運転開始操作がなされたかを確認する。運転開始操作がなされるまでの間はステップS1で待機して所定の省電力モード(例えば、モニタ82をオフにする)にしておく。
ステップS2において、模擬運転を開始し画面82a上に所定の開始画面(図10参照)を表示する。この開始画面では、停止した自転車の画像と該自転車の横に起立した運転者である人物の画像を表示する。また、この画面82aに、「模擬運転を開始します。サドルに座ってペダルを漕いでください。」という文字を画面82aに表示させ、又は同様の言葉の音声をスピーカ94から発する(以下、まとめて「指示を行う」という)。さらに、「子供用体験コースはハンドルを左に、大人用体験コースはハンドルを右に操作してください。」という指示を行う。
この後、舵角センサ58の信号に基づき、ハンドル28が左に操作されていると認識される場合には子供用体験コースであって、運転者は子供であると判定される。また、右に操作されていると認識される場合には大人用体験コースであって、運転者は大人であると判定され、それぞれコースに応じた所定のフラグをセットする。
ステップS3において、着座スイッチ25がオンとなったか否かを確認し、オンであるときにはステップS4へ移り開始画面を終了するとともに、自転車の画像と該自転車に乗った人物の画像を表示し、オフであるときにはステップS6へ移る。
ステップS4において、所定の走行条件が成立しているか否かを確認する。走行条件が成立しているときにはステップS5の走行モードへ移り、走行条件が不成立であるときにはステップS8へ移る。
ステップS6において、模擬運転の状況が、横断歩道等の歩行者優先路又は歩道等の歩行者専用路を通過する場合であるか否かを確認する。歩行者優先路又は歩行者専用路を通過する場合には、ステップS7の歩行モードへ移り、それ以外の場合にはステップS8へ移る。
ステップS8において、所定の終了条件が成立しているか否かを確認する。終了条件が成立している場合には模擬運転を終了し、条件が不成立である場合にはステップS3へ戻り模擬運転を続行する。また、ステップS5、S7の処理の終了後においてもステップS3へ戻る。
模擬運転を終了する場合には、前記ステップS1と同様に、着座スイッチ25の信号を確認する。着座スイッチ25がオフとなり、さらに所定の終了操作がなされたことにより模擬運転を終了し、所定の省電力モード等のスタンバイ状態に戻る。
次に、走行モードについて説明する。走行モードとは、運転者がサドル24に座りながらペダル40を漕ぐとともにハンドル28を操作して、模擬走行を行うためのモードである。
図11に示すように、走行モード(図9のステップS5)では、先ず、ステップS101において、データ入力処理を行う。この入力処理では各センサ類の信号を読み取る。このうち、アナログ信号については所定のAD変換を行い、デジタル化したデータを読み込む。
また、この入力処理では、速度ピックアップ54から入力されるデータをFV変換して模擬的な走行速度Vを求める。この際、想定されるギア段が高いときには、FV変換により求められたフライホイール48の回転速度に対してギア段に対応した速度係数を乗算して走行速度Vを求める。
さらに、必要に応じて走行距離、最大速度、平均速度、走行時間等を求め、画面82aに表示するとよい(図12参照)。
ステップS102において、所定の音声認識部の作用下に音声入力処理を行い、所定のマイクロホンから入力された運転者の音声を認識し、所定の対応処理を行う。
ステップS103において、フライホイール48に対する負荷制御を行う。この負荷制御では、模擬運転の状況が加速時又は登坂時である場合には負荷を増大させ、平坦走行時又は下り走行時である場合には負荷を軽減させる。また、回転センサ60の信号に略比例させて負荷を増大させる。回転センサ60の信号はブレーキ操作と連動することから、これらのブレーキ操作により負荷が増大して制動作用を奏する。
ステップS104において、走行状況がコーナリング(曲がり角の走行及びUターン等を含む)中である場合に所定のコーナ制御を行う。
ステップS105においては、所定の条件を調べることにより走行モードを終了するか否かを判断する。続行する場合には前記ステップS101へ戻る。
一方、図11に示した走行モードの処理とは別に、マルチタスク処理によって表示制御部114の処理が同時並行的に実行される。この表示制御部114では、走行モードの実行部とデータの授受を行いながら実行され、画面82aに表示する情景を変更するための制御を行う。この表示制御では、前記ステップS101で求めた走行速度V及び、舵角センサ58により検出されるハンドル28の舵角θHに基づいて画面82aに表示する情景をリアルタイムで変更し、図12に示すような走行画面を表示する。この表示制御部114は歩行モードにおいてもマルチタスクとして同時並行的に実行され、画面82aの表示をリアルタイムで行う。
次に、歩行モードについて説明する。歩行モードとは、歩行者専用路等で自転車を押し歩くためのモードであり、例えば、他の歩行者等の迷惑とならないような押し歩きを習得するためのモードである。
図13に示すように、歩行モード(図9のステップS9)では、ステップS201及びステップS202において、所定のデータ入力処理、音声入力処理を行う。
次いで、ステップS203において、走行速度Vが0であるか否かを確認する。走行速度Vが0でないときには、ステップS204において警告処理を行い、その後ステップS201へ戻る。つまり、走行速度Vが0となるまでステップS201〜S204を連続的に行いながら待機する。走行速度Vが0であるときには次のステップS205へ移る。
ステップS204における警告処理とは、例えば、「ブレーキをかけて停止して下さい。」等の指示を行う。また、模擬運転の状況が、交差点等における停止線をオーバしたと判断されたときには、より高レベルの警告として、大きい音量の警告や、より強調された表示の警告を行い、又は模擬運転を中断するようにしてもよい。
ステップS203において走行速度Vが0であるときには、ステップS205において、運転者が歩行しているか否かを確認し、歩行を検知したときにはステップS206へ移り、それ以外のときにはステップS208へ移る。
運転者の歩行の有無及びその歩行速度は、歩行検出部300から得られるパルス信号に基づいて行われる。すなわち、歩行検出部300のリードスイッチ314が定常的にオフであれば停止状態であり、オン・オフを繰り返していれば歩行状態であり、その周期が歩行速度を示すことになる。
このような模擬歩行をする際、足踏みをするのはカールコード55が伸びる範囲内であればその踏み位置が限定されず、モニタ82の画面82aに意識を集中することにより足位置が次第にずれてしまっても、足踏み動作を継続的に検出することができる。特に、マットスイッチのように右足踏み部と左足踏み部の位置が限定されていないことから、足踏みの位置が左右方向にずれても不感帯はなく、足踏み動作を検出することができる。
また、マットスイッチのように床面に置くべき部材はなく、載置の際の位置決め、床面が傾斜していても、その後の位置ずれの懸念がない。歩行検出部300は、該床面の凹凸に影響されることなく歩行検出が可能である。
さらに、自転車シミュレーション装置10は子供も大人も運転をする機会があり、子供と大人では足の大きさや左右の足の間隔が異なるが、歩行検出部300ではこのような体格差の影響がない。
ところで、図9に示すように、歩行モード(ステップS7)は、着座スイッチ25に基づく判断(ステップS3)で、該着座スイッチ25の信号により、サドル24に運転者が着座していないときに実行される。すなわち、サドル24に運転者が着座していると判断されるときには、走行モード(ステップS5)は実行されず、二輪車と該二輪車を押し歩きする人物の画像(図14参照)の表示は禁止される。これにより、運転者が降車して足踏みをしているときに限定して二輪車の押し歩き動作を模擬実現することができる。
ステップS206においては、表示制御部114により降車した運転者が自転車を押し歩きしている画像を画面82aに表示する(図14参照)。このとき、舵角センサ58により検出される舵角θHに基づいて画面82a上の自転車の進行方向を変更させてもよい。また、押し歩きと押し走りの区別を判断して前進速度を変更させてもよい。
ステップS207において、歩行モードが解除されたか否かを確認し、非解除であるときにはステップS201へ戻り歩行モードの処理を続行し、解除されたときには歩行モードの処理を終了する。歩行モードは、例えば、押し歩きをしている歩道又は横断歩道の終端部に達したときに解除される。
ステップS208において、前記ステップS207と同様に、歩行モードが解除されたか否かを確認し、解除されたときには歩行モードの処理を終了し、非解除であるときにはステップS205へ戻る。
なお、例えば、手元スイッチユニット53の操作等に基づく所定条件下では、歩行モードは前進動作ではなく、後退押し歩き動作としてもよい。
上述したように、本実施の形態に係る自転車シミュレーション装置10によれば、運転者の体の振動を検出する歩行検出部300を用いることにより、体格や足踏みの位置に影響を受けずに、一層確実な歩行検出をすることができる。
また、歩行検出部300により、運転者の体の振動を検出したときに、二輪車と該二輪車を押し歩きする人物の画像をモニタ82の画面82aに表示させることにより、歩道等における二輪車の押し歩き動作を表示部に模擬実現することができる。
なお、設計条件(例えば、信号待ち足着き検知用)によっては、自転車シミュレーション装置10に対して、特許文献1及び特許文献2記載の二輪車シミュレーション装置におけるマットスイッチを組み合わせて用いてもよい。この場合、マットスイッチは片足検知用又は両足検知用のいずれでもよい。
本発明に係る二輪車シミュレーション装置は、自動二輪車用のシミュレーション装置に適用可能であることはもちろんである。
本発明に係る二輪車シミュレーション装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本実施形態に係る自転車シミュレーション装置の斜視図である。 制御ユニットを斜め前方から見た斜視図である。 本実施形態に係る自転車シミュレーション装置の概略ブロック図である。 制御ユニットを斜め前方から見た分解斜視図である。 枠体の背面図である。 ハンドル、手元スイッチユニット及び歩行検出部の接続状態を示す図である。 本実施形態に係る自転車シミュレーション装置で、降車した運転者が足踏み動作をしている状態の斜視図である。 歩行検出部の内部の構成を示す図である。 自転車シミュレーション装置を用いて、自転車の模擬運転を行う方法のメインルーチンのフローチャートである。 開始画面を示す図である。 走行モードのフローチャートである。 走行モードにおける画面上の表示である。 歩行モードのフローチャートである。 歩行モード中の画面上の表示である。
符号の説明
10…自転車シミュレーション装置(二輪車シミュレーション装置)
12…模擬自転車(模擬二輪車)
14…制御ユニット 22…フレーム
24…サドル 25…着座スイッチ
28…ハンドル 30…フロントフォーク
52…ブレーキレバー 53…手元スイッチユニット
55…カールコード(弾性伸縮コード) 70…表示部スタンド
78…主制御部 80…表示部ユニット
300…歩行検出部 302…クリップ
306…可動アーム 308…磁石
310a…第1ストッパ 310b…第2ストッパ
312…ワイヤスプリング 314…リードスイッチ

Claims (6)

  1. 運転者が操作する模擬二輪車と、
    前記模擬二輪車の操作に基づく情景を表示する表示部と、
    前記運転者の体の振動を検出する歩行検出部と、
    を有することを特徴とする二輪車シミュレーション装置。
  2. 請求項1記載の二輪車シミュレーション装置において、
    前記歩行検出部は、錘体と、
    該錘体を弾性付勢する弾性体と、
    前記錘体が前記弾性体の弾性力に抗して揺れることによって作用する錘動作反応部と、
    を有し、
    前記運転者の体の一部に装着されることを特徴とする二輪車シミュレーション装置。
  3. 請求項1又は2記載の二輪車シミュレーション装置において、
    前記歩行検出部は、前記模擬二輪車のハンドルの一部又はその近傍部にコードを介して接続され、
    前記運転者の体の一部に装着されることを特徴とする二輪車シミュレーション装置。
  4. 請求項3記載の二輪車シミュレーション装置において、
    前記コードは、弾性伸縮コードであることを特徴とする二輪車シミュレーション装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の二輪車シミュレーション装置において、
    前記歩行検出部により、前記運転者の体の振動を検出したときに、二輪車と該二輪車を押し歩きする人物の画像を前記表示部に表示させることを特徴とする二輪車シミュレーション装置。
  6. 請求項5記載の二輪車シミュレーション装置において、
    前記模擬二輪車のシートに、前記運転者が着座していることを検出する着座検出部を有し、
    前記着座検出部の信号により、前記シートに前記運転者が着座していると判断されるときには、前記二輪車と該二輪車を押し歩きする前記人物の画像の前記表示部に対する表示を禁止すること特徴とする二輪車シミュレーション装置。
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