JP2010078296A - 吸収ヒートポンプ - Google Patents

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一孝 西田
Takahiro Yoshida
貴博 吉田
Shingo Nagasawa
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Abstract

【課題】暖房運転の低負荷時に、逆放熱を知らせる警報表示装置を備えた吸収ヒートポンプを提供すること。
【解決手段】再生器1、凝縮器2、蒸発器3、吸収器4を管接続して冷媒循環路及び吸収液循環路を設けると共に冷媒ポンプ9及び吸収液ポンプ17を設置し、再生器1内を通過する駆動熱源管5を設けると共に、蒸発器3内を通過する熱源水管12を設け、更に吸収器4内を通過した後に凝縮器2内を通過して負荷に接続された温水管7を設けた吸収ヒートポンプにおいて、前記熱源水管12における蒸発器3より上流側に熱源水入口温度を検知する熱源水入口側温度センサ13を設けると共に、蒸発器3より下流側に熱源水出口温度を検知する熱源水出口側温度センサ14を設ける。この場合は、前記熱源水出口温度が熱源水入口温度よりも高くなった時に逆放熱を知らせる警報表示装置20を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸収ヒートポンプに関するものである。
一般に、吸収ヒートポンプは、再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器を管接続して冷媒循環路及び吸収液循環路を設けると共に冷媒ポンプ及び吸収液ポンプを設置し、前記再生器内を通過する駆動熱源管を設けると共に、前記蒸発器内を通過する熱源水管を設け、更に前記吸収器内を通過した後に前記凝縮器内を通過して負荷に接続された温水管を設けた構成のものである。そして、温水管に供給される温水が、吸収器内を通過する際に、この吸収器に隣接する蒸発器から蒸発して吸収器に流入する冷媒蒸気が吸収液に吸収される時の吸収熱によって温められると共に、凝縮器を通過する際に、この凝縮器に隣接する再生器から蒸発して凝縮器に流入する冷媒蒸気が凝縮する時の凝縮熱によって温められ、温度上昇した温水が例えば暖房機等の負荷に供給されて暖房する。
上記吸収ヒートポンプは、再生器には駆動熱源管を介して例えば高温の蒸気等の熱源流体を供給し、蒸発器には熱源水管を介して例えばボイラ等から排水される温水等の熱源水を供給し、この熱源水が蒸発器を通過する際に、前記冷媒蒸気を介して熱源水から熱を汲み上げて有効利用するものである。
このような吸収ヒートポンプの先行文献としては、例えば特許文献1等がある。
特開平8−233391
前記吸収ヒートポンプにおいては、熱源水から効率良く熱を汲み上げることが重要であるが、暖房機等の負荷が低下しこの負荷から温水管入口側に戻される温水の温度が上昇している時に、前記熱源水の入口側温度が低下してくると当該熱源水から熱を汲み上げられないばかりか、吸収器を通過する温水から逆に蒸発器の熱源水側に放熱することがある。このような放熱現象(以下、逆放熱と称する)が発生すると、ヒートポンプとしての機能が失われるばかりか熱損失になってしまう。
本発明は、上記の逆放熱を防止したいという市場の要求に応えるべくなれたものであり、逆放熱を知らせる警報表示装置を備えた吸収ヒートポンプを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、本発明の請求項1は、再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器を管接続して冷媒循環路及び吸収液循環路を設けると共に冷媒ポンプ及び吸収液ポンプを設置し、前記再生器内を通過する駆動熱源管を設けると共に、前記蒸発器内を通過する熱源水管を設け、更に前記吸収器内を通過した後に前記凝縮器内を通過して負荷に接続された温水管を設けた吸収ヒートポンプにおいて、
前記熱源水管における蒸発器より上流側に熱源水入口温度を検知する熱源水入口側温度センサを設けると共に、蒸発器より下流側に熱源水出口温度を検知する熱源水出口側温度センサを設け、前記熱源水出口温度が熱源水入口温度よりも高くなった時に、逆放熱を知らせる警報表示装置を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2は、再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器を管接続して冷媒循環路及び吸収液循環路を設けると共に冷媒ポンプ及び吸収液ポンプを設置し、前記再生器内を通過する駆動熱源管を設けると共に、前記蒸発器内を通過する熱源水管を設け、更に前記吸収器内を通過した後に前記凝縮器内を通過して負荷に接続された温水管を設けた吸収ヒートポンプにおいて、
前記熱源水管における蒸発器より上流側に熱源水入口温度を検知する熱源水入口側温度センサを設けると共に、前記温水管における吸収器より上流側に温水入口温度を検知する温水入口側温度センサを設け、前記熱源水入口温度が温水入口温度よりも一定温度以上低くなった時に、逆放熱を知らせる警報表示装置を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項3は、再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器を管接続して冷媒循環路及び吸収液循環路を設けると共に冷媒ポンプ及び吸収液ポンプを設置し、前記再生器内を通過する駆動熱源管を設けると共に、前記蒸発器内を通過する熱源水管を設け、更に前記吸収器内を通過した後に前記凝縮器内を通過して負荷に接続された温水管を設けた吸収ヒートポンプにおいて、
前記蒸発器の底部に溜まる冷媒液の温度を検知する冷媒液温度センサと、前記吸収器の底部に溜まる稀吸収液の温度を検知する稀吸収液温度センサを設け、前記蒸発器の冷媒液温度が吸収器の稀吸収液温度よりも一定温度以上低くなった時に、逆放熱を知らせる警報表示装置を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項4は、再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器を管接続して冷媒循環路及び吸収液循環路を設けると共に冷媒ポンプ及び吸収液ポンプを設置し、前記再生器内を通過する駆動熱源管を設けると共に、前記蒸発器内を通過する熱源水管を設け、更に前記吸収器内を通過した後に前記凝縮器内を通過して負荷に接続された温水管を設けた吸収ヒートポンプにおいて、
前記蒸発器の底部に溜まる冷媒液の温度を検知する冷媒液温度センサと、前記吸収器の底部に溜まる稀吸収液の温度を検知する稀吸収液温度センサと、前記熱源水管における蒸発器より上流側に熱源水入口温度を検知する熱源水入口側温度センサと、前記温水管における吸収器より上流側に温水入口温度を検知する温水入口側温度センサとを設け、前記蒸発器の冷媒液温度と吸収器の稀吸収液温度から吸収器における稀吸収液濃度を算出し、この稀吸収液濃度をパラメータとして、熱源水入口温度と温水入口温度との関係から逆放熱を知らせる警報表示装置を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項5は、請求項1乃至4のいずれかの吸収ヒートポンプにおいて、前記再生器内へ駆動熱源を循環する駆動熱源ポンプを停止させると共に、所定時間の稀釈運転を行って停止することを特徴とする。
上記請求項1の発明によれば、前記熱源水出口温度が熱源水入口温度よりも高くなった時に、逆放熱を知らせる警報表示装置を備えたので、吸収ヒートポンプの逆放熱を早期に発見することができ、且つ早期に適切に対応することができる。
上記請求項2の発明によれば、前記熱源水入口温度が温水入口温度よりも一定温度以上低くなった時に、逆放熱と判定して警報表示装置を作動させることができる。これにより、吸収ヒートポンプの逆放熱を早期に発見することができ、且つ早期に適切に対応することができる。
上記請求項3の発明によれば、前記蒸発器の冷媒液温度が吸収器の稀吸収液温度よりも一定温度以上低くなった時に、逆放熱と判定して警報表示装置を作動させることができる。これにより、吸収ヒートポンプの逆放熱を早期に発見することができ、且つ早期に適切に対応することができる。
上記請求項4の発明によれば、前記蒸発器の冷媒液温度と吸収器の稀吸収液温度から吸収器における稀吸収液濃度を算出し、この稀吸収液濃度をパラメータとして、熱源水入口温度と温水入口温度との関係から逆放熱を判定して警報表示装置を作動させることができる。これにより、吸収ヒートポンプの逆放熱を早期に発見することができ、且つ早期に適切に対応することができる。
上記請求項5の発明によれば、警報表示装置での報知と共に、吸収ヒートポンプは駆動熱源管を介して再生器へと駆動熱源を循環させる当該駆動熱源管に設けられた駆動熱源ポンプを停止し、冷媒ポンプ及び吸収液ポンプの運転を所定時間継続させる稀釈運転を行うことで、当該吸収ヒートポンプ内を循環する吸収液の結晶を防止して停止状態に至ることができる。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る吸収ヒートポンプの第1実施形態を示す構成図である。図1において、1は再生器、2は再生器1に隣接して設けられた凝縮器、3は蒸発器、4は蒸発器3に隣接して設けられた吸収器である。この場合、吸収液として臭化リチウム水溶液が、冷媒として水がそれぞれ使用される。
前記再生器1には、駆動熱源管5を介して例えばボイラから排出された170℃程度の蒸気が通過するようにしてあり、前記吸収器4に接続された稀吸収液管6により再生器1に戻される稀吸収液を加熱して冷媒蒸気を蒸発分離させる。
再生器1で蒸発分離した冷媒蒸気は、隣接する凝縮器2で当該凝縮器2内を通過する温水管7の温水に放熱して凝縮し、冷媒液となって凝縮器2の底部に溜まる。前記温水管7は、凝縮器2より上流側が前記吸収器4内を通過するようにしてあり、凝縮器2より下流側は図示を省略した暖房機等の負荷に接続される。
凝縮器2の底部に溜まる冷媒液は、第1冷媒液管8を通って蒸発器3内に供給されて底部に溜まり、この底部に溜まる冷媒液は、冷媒ポンプ9により第2冷媒液管10を通って蒸発器3内の上部に設けられた冷媒液散布器11から散布される。
12は蒸発器3内を通過する熱源水管であり、例えば工場等から排出される温水(40℃程度)を熱源水として利用し、前記冷媒液散布器11から散布される冷媒液に放熱して蒸発させ、この放熱により温度が下って蒸発器3から出される。この熱源水管12の蒸発器3より上流側に熱源水入口温度を検知する熱源水入口側温度センサ13を設けると共に、蒸発器3より下流側に熱源水出口温度を検知する熱源水出口側温度センサ14を設けてある。
蒸発器3で蒸発した冷媒蒸気は、隣接する吸収器4内に流入し、前記再生器1で冷媒の蒸発分離により濃度が濃くなった濃吸収液が濃吸収液管15を通って吸収器4内の上部に設けられた吸収液散布器16から散布される濃吸収液に吸収されて底部に溜まる。
吸収器4で冷媒蒸気を吸収して濃度が薄くなった稀吸収液は、吸収器4の底部から吸収液ポンプ17により前記稀吸収液管6を介して再生器1に戻される。稀吸収液管6の途中には熱交換器18が設けられ、この熱交換器18において、吸収器4から再生器1に戻る稀吸収液が、再生器1から吸収器4の吸収液散布器16に供給される濃吸収液との間で熱交換して温められる。
このように構成された吸収ヒートポンプにおいて、前記温水管7の入口側に供給される温水は、吸収器4内を通過する際に蒸発器3側から流入する冷媒蒸気の吸収熱によって温められると共に、凝縮器2を通過する際に再生器1側から流入する冷媒蒸気の凝縮熱により温められることにより、所定の温度(例えば80℃)に上昇して図示を省略した暖房機等の負荷に供給される。
前記吸収器4で蒸発器3側から流入する冷媒蒸気から熱を汲み上げて吸収ヒートポンプとしての機能を発揮させるが、前記の暖房機等の負荷が低負荷になると、この負荷から温水管7の入口側に戻される温水の温度が高くなる。このような低負荷時において、前記熱源水入口側の熱源水の温度が低下してくると、冷媒蒸気の発生量が減少して熱源水から熱を汲み上げられないばかりか、吸収器4を通過する温水から蒸発器3の熱源水側に放熱することがある。このような逆放熱現象が発生すると、吸収ヒートポンプとしての機能が失われるばかりか熱損失になってしまう。
このような逆放熱現象は、前記熱源水出口側温度センサ14により検知される熱源水出口温度が、熱源水入口側温度センサ13により検知される熱源水入口温度よりも高くなった時点で、逆放熱状態になったと判定することができる。この熱源水出口側温度センサ14及び熱源水入口側温度センサ13による検知信号は制御装置19に入力され、この制御装置19から警報表示装置20に信号が出力されると、当該警報表示装置20が警報を表示する。この警報表示としては、例えばパネル等に表示する他に、ブザー音又は光の点滅等による警報手段により表示し、或はそれらを適宜組み合わせて表示することができる。
従来の吸収ヒートポンプはこのような警報表示装置20がないため、低負荷時に逆放熱状態になってもそれを知ることはできなかったが、この第1実施形態によれば警報表示装置20の警報によって逆放熱状態を早期に発見することができ、且つ図示を省略した熱源水ポンプを停止して逆放熱を防止する等早期に適切に対応することができる。そして、警報表示装置20での報知と共に、吸収ヒートポンプは駆動熱源管5を介して再生器1へと駆動熱源を循環させる当該駆動熱源管5に設けられた駆動熱源ポンプ(図略)を停止し、冷媒ポンプ9及び吸収液ポンプ17の運転を所定時間継続させる稀釈運転を行うことで、当該吸収ヒートポンプ内を循環する吸収液の結晶を防止して停止状態に至るものとなっている。
図2は、本発明に係る吸収ヒートポンプの第2実施形態を示す構成図である。この第2実施形態において、前記第1実施形態と同じ構成要素は前記と同じ符号を付して詳しい説明は省略する。
第2実施形態では、再生器1、凝縮器2、蒸発器3、吸収器4を管接続して冷媒循環路及び吸収液循環路を設けると共に冷媒ポンプ9及び吸収液ポンプ17を設置し、前記再生器1内を通過する駆動熱源管5を設けると共に、前記蒸発器3内を通過する熱源水管12を設け、更に前記吸収器4内を通過した後に前記凝縮器2内を通過して暖房機等の負荷に接続された温水管7を設ける。
又、前記熱源水管12における蒸発器3より上流側に熱源水入口温度を検知する熱源水入口側温度センサ13を設けると共に、前記温水管7における吸収器4より上流側に温水入口温度を検知する温水入口側温度センサ21を設け、前記熱源水入口温度が温水入口温度よりも一定温度以上(例えば、実験により知見した35℃以上)低くなった時に、逆放熱を知らせる警報表示装置20を備えた構成である。
この場合は、熱源水入口側温度センサ13により検知される熱源水入口温度が、温水入口側温度センサ21により検知される温水入口温度よりも一定温度以上低くなった時点で、逆放熱状態になったと判定する。この熱源水入口側温度センサ13及び温水入口側温度センサ21による検知信号は制御装置19に入力され、この制御装置19から警報表示装置20に信号が出力されると、当該警報表示装置20が作動して警報を表示する。この警報は前記と同様に表示することができる。この第2実施形態によれば、警報表示装置20の警報によって逆放熱状態を早期に発見することができ、且つ図示を省略した熱源水ポンプを停止して逆放熱を防止する等早期に適切に対応することができる。そして、警報表示装置20での報知と共に、吸収ヒートポンプは駆動熱源管5を介して再生器1へと駆動熱源を循環させる当該駆動熱源管5に設けられた駆動熱源ポンプ(図略)を停止し、冷媒ポンプ9及び吸収液ポンプ17の運転を所定時間継続させる稀釈運転を行うことで、当該吸収ヒートポンプ内を循環する吸収液の結晶を防止して停止状態に至るものとなっている。
図3は、本発明に係る吸収ヒートポンプの第3実施形態を示す構成図である。この第3実施形態においても、前記第1実施形態と同じ構成要素は前記と同じ符号を付して詳しい説明は省略する。
この第3実施形態では、再生器1、凝縮器2、蒸発器3、吸収器4を管接続して冷媒循環路及び吸収液循環路を設けると共に冷媒ポンプ9及び吸収液ポンプ17を設置し、前記再生器1内を通過する駆動熱源管5を設けると共に、前記蒸発器3内を通過する熱源水管12を設け、更に前記吸収器4内を通過した後に前記凝縮器2内を通過して暖房時等の負荷に接続された温水管7を設ける。
又、前記蒸発器3の底部に溜まる冷媒液の温度を検知する冷媒液温度センサ22と、前記吸収器4の底部に溜まる稀吸収液の温度を検知する稀吸収液温度センサ23を設け、前記蒸発器3の冷媒液温度が吸収器4の稀吸収液温度よりも一定温度以上(例えば35℃以上)低くなった時点で、逆放熱状態となったと判定する。この場合、冷媒液温度センサ22は、第2冷媒液管10における冷媒ポンプ9より上流側に設け、稀吸収液温度センサ23は、稀吸収液管6における吸収液ポンプ17より上流側に設けてある。
上記冷媒液温度センサ22及び稀吸収液温度センサ23による検知信号は制御装置19に入力され、この制御装置19から警報表示装置20に信号が出力されると、当該警報表示装置20が作動して警報を表示する。この警報表示は前記と同様に表示することができる。この第3実施形態によれば、警報表示装置20の警報によって逆放熱状態を早期に発見することができ、且つ図示を省略した熱源水ポンプを停止して逆放熱を防止する等早期に適切に対応することができる。そして、この場合も警報表示装置20での報知と共に、吸収ヒートポンプは駆動熱源管5を介して再生器1へと駆動熱源を循環させる当該駆動熱源管5に設けられた駆動熱源ポンプ(図略)を停止し、冷媒ポンプ9及び吸収液ポンプ17の運転を所定時間継続させる稀釈運転を行うことで、当該吸収ヒートポンプ内を循環する吸収液の結晶を防止して停止状態に至るものとなっている。
図4は、本発明に係る吸収ヒートポンプの第4実施形態を示す構成図である。この第4実施形態においても、前記第1実施形態と同じ構成要素は前記と同じ符号を付して詳しい説明は省略する。
この第4実施形態では、再生器1、凝縮器2、蒸発器3、吸収器4を管接続して冷媒循環路及び吸収液循環路を設けると共に冷媒ポンプ9及び吸収液ポンプ17を設置し、前記再生器1内を通過する駆動熱源管5を設けると共に、前記蒸発器3内を通過する熱源水管12を設け、更に前記吸収器4内を通過した後に前記凝縮器2内を通過して負荷に接続された温水管7を設ける。
又、第2冷媒液管10における冷媒ポンプ9より上流側に、蒸発器3の底部に溜まる冷媒液の温度を検知する冷媒液温度センサ22を設け、稀吸収液管6における吸収液ポンプ17より上流側に、吸収器4の底部に溜まる稀吸収液の温度を検知する稀吸収液温度センサ23を設ける。更に、熱源水管12における蒸発器3より上流側に、熱源水入口温度を検知する熱源水入口側温度センサ13を設けると共に、前記温水管7における吸収器4より上流側に温水入口温度を検知する温水入口側温度センサ21を設ける。
この場合、蒸発器3の冷媒液温度と吸収器4の稀吸収液温度から吸収器4における稀吸収液濃度を算出し、この稀吸収液濃度をパラメータとして、図5に示すように熱源水入口温度と温水入口温度との関係から逆放熱を判定する。例えば、稀吸収液濃度が57%の場合、熱源水入口温度が30℃で温水入口温度が65℃の時、逆放熱限界に当たるので、熱源水入口温度が30℃以下となるか、温水入口温度が65℃以上になった時に逆放熱と判定して警報を表示する。各温度センサの検知信号は、制御装置19に入力され、この制御装置19での演算から警報表示装置20に信号が出力されると、当該警報表示装置20が警報を表示する。この警報表示は前記と同様に表示することができる。この第4実施形態の場合も、警報表示装置20の警報によって逆放熱状態を早期に発見することができ、且つ図示を省略した熱源水ポンプを停止して逆放熱を防止する等早期に適切に対応することができる。そして、警報表示装置20での報知と共に、吸収ヒートポンプは駆動熱源管5を介して再生器1へと駆動熱源を循環させる当該駆動熱源管5に設けられた駆動熱源ポンプ(図略)を停止し、冷媒ポンプ9及び吸収液ポンプ17の運転を所定時間継続させる稀釈運転を行うことで、当該吸収ヒートポンプ内を循環する吸収液の結晶を防止して停止状態に至るものとなっている。
本発明は、吸収ヒートポンプに適用することが可能であり、暖房運転の低負荷時における逆放熱を警報表示することができる。
本発明に係る吸収ヒートポンプの第1実施形態を示す構成図である。 本発明に係る吸収ヒートポンプの第2実施形態を示す構成図である。 本発明に係る吸収ヒートポンプの第3実施形態を示す構成図である。 本発明に係る吸収ヒートポンプの第4実施形態を示す構成図である。 第4実施形態において、稀吸収液濃度をパラメータとして熱源水入口温度と温水入口温度との関係から逆放熱領域を示すグラフである。
符号の説明
1 再生器
2 凝縮器
3 蒸発器
4 吸収器
5 駆動熱源管
6 稀吸収液管
7 温水管
8 第1冷媒液管
9 冷媒ポンプ
10 第2冷媒液管
11 冷媒液散布器
12 熱源水管
13 熱源水入口側温度センサ
14 熱源水出口側温度センサ
15 濃吸収液管
16 吸収液散布器
17 吸収液ポンプ
18 熱交換器
19 制御装置
20 警報表示装置
21 温水入口側温度センサ
22 冷媒液温度センサ
23 稀吸収液温度センサ

Claims (5)

  1. 再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器を管接続して冷媒循環路及び吸収液循環路を設けると共に冷媒ポンプ及び吸収液ポンプを設置し、前記再生器内を通過する駆動熱源管を設けると共に、前記蒸発器内を通過する熱源水管を設け、更に前記吸収器内を通過した後に前記凝縮器内を通過して負荷に接続された温水管を設けた吸収ヒートポンプにおいて、
    前記熱源水管における蒸発器より上流側に熱源水入口温度を検知する熱源水入口側温度センサを設けると共に、蒸発器より下流側に熱源水出口温度を検知する熱源水出口側温度センサを設け、前記熱源水出口温度が熱源水入口温度よりも高くなった時に、逆放熱を知らせる警報表示装置を備えたことを特徴とする吸収ヒートポンプ。
  2. 再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器を管接続して冷媒循環路及び吸収液循環路を設けると共に冷媒ポンプ及び吸収液ポンプを設置し、前記再生器内を通過する駆動熱源管を設けると共に、前記蒸発器内を通過する熱源水管を設け、更に前記吸収器内を通過した後に前記凝縮器内を通過して負荷に接続された温水管を設けた吸収ヒートポンプにおいて、
    前記熱源水管における蒸発器より上流側に熱源水入口温度を検知する熱源水入口側温度センサを設けると共に、前記温水管における吸収器より上流側に温水入口温度を検知する温水入口側温度センサを設け、前記熱源水入口温度が温水入口温度よりも一定温度以上低くなった時に、逆放熱を知らせる警報表示装置を備えたことを特徴とする吸収ヒートポンプ。
  3. 再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器を管接続して冷媒循環路及び吸収液循環路を設けると共に冷媒ポンプ及び吸収液ポンプを設置し、前記再生器内を通過する駆動熱源管を設けると共に、前記蒸発器内を通過する熱源水管を設け、更に前記吸収器内を通過した後に前記凝縮器内を通過して負荷に接続された温水管を設けた吸収ヒートポンプにおいて、
    前記蒸発器の底部に溜まる冷媒液の温度を検知する冷媒液温度センサと、前記吸収器の底部に溜まる稀吸収液の温度を検知する稀吸収液温度センサを設け、前記蒸発器の冷媒液温度が吸収器の稀吸収液温度よりも一定温度以上低くなった時に、逆放熱を知らせる警報表示装置を備えたことを特徴とする吸収ヒートポンプ。
  4. 再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器を管接続して冷媒循環路及び吸収液循環路を設けると共に冷媒ポンプ及び吸収液ポンプを設置し、前記再生器内を通過する駆動熱源管を設けると共に、前記蒸発器内を通過する熱源水管を設け、更に前記吸収器内を通過した後に前記凝縮器内を通過して負荷に接続された温水管を設けた吸収ヒートポンプにおいて、
    前記蒸発器の底部に溜まる冷媒液の温度を検知する冷媒液温度センサと、前記吸収器の底部に溜まる稀吸収液の温度を検知する稀吸収液温度センサと、前記熱源水管における蒸発器より上流側に熱源水入口温度を検知する熱源水入口側温度センサと、前記温水管における吸収器より上流側に温水入口温度を検知する温水入口側温度センサとを設け、前記蒸発器の冷媒液温度と吸収器の稀吸収液温度から吸収器における稀吸収液濃度を算出し、この稀吸収液濃度をパラメータとして、熱源水入口温度と温水入口温度との関係から逆放熱を知らせる警報表示装置を備えたことを特徴とする吸収ヒートポンプ。
  5. 前記再生器内へ駆動熱源を循環する駆動熱源ポンプを停止させると共に、所定時間の稀釈運転を行って停止することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の吸収ヒートポンプ。
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