JP3081314B2 - 吸収冷凍機の制御装置 - Google Patents

吸収冷凍機の制御装置

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JP3081314B2 JP03301230A JP30123091A JP3081314B2 JP 3081314 B2 JP3081314 B2 JP 3081314B2 JP 03301230 A JP03301230 A JP 03301230A JP 30123091 A JP30123091 A JP 30123091A JP 3081314 B2 JP3081314 B2 JP 3081314B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷/暖房運転などに使
用する吸収冷凍機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、再生器、凝縮器、蒸発器、吸
収器などを配管接続して構成される吸収冷凍機が冷房装
置や給湯・暖房装置として汎用されており、特開昭64
−107066号公報には冷却水の出入口の温度および
冷水の出入口の温度を検出し、この検出した温度と予め
定めた定格値との偏差を求め、この偏差値を解消する方
向に入熱と溶液量を制御することにより、負荷変動に対
する追従性を良好にする吸収冷凍機の運転制御方法の提
案がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開昭6
4−107066号公報に提案された吸収冷凍機の運転
制御方法においては、現地で運転する際に冷水流量や冷
却水流量が減少して設計流量が確保されないと、次のよ
うに安全装置が作動して運転が停止される。冷水流量の
減少…蒸発器内の冷媒の蒸発温度が低下し、冷媒の蒸発
量が減少するため、吸収器で吸収液に吸収される冷媒の
量が減少するので吸収液濃度が高くなり、高温再生器に
おける液温も高くなる。この結果、濃度高、温度高異常
を検知する安全装置が作動して運転が停止される。冷却
水流量減少…凝縮器内の冷媒の凝縮温度が上昇するた
め、高温再生器の内圧が上昇し、高温再生器の液温も高
くなる。この結果、圧力、温度高異常を検知する安全装
置が作動して運転が停止される。すなわち、上記運転制
御方法においては、冷水流量が減少したり、冷却水流量
が減少した場合には、その結果として生じる吸収液の異
常な高濃度や、高温再生器の異常な高温・高圧が検知で
きるだけで、その原因である冷水流量や冷却水流量の減
少を適確に指摘することができなかったため、正常な運
転状態に復帰させることができないと云う問題点があ
り、この点の解決が課題とされていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するためになされたもので、再生器、凝縮
器、蒸発器、吸収器などを配管接続して構成される吸収
冷凍機の制御装置であって、冷却水の吸収器への流入温
度と凝縮器からの流出温度との温度差を検出すると共
に、冷水の蒸発器への流入温度と蒸発器からの流出温度
との温度差を検出し、前記冷却水の流入/流出温度差と
前記冷水の流入/流出温度差との比を演算により算出
し、この比が予め定めた所定範囲から上に外れたとき冷
却水流量減少の警告信号を出力することを特徴とする吸
収冷凍機の制御装置であり、再生器、凝縮器、蒸発器、
吸収器などを配管接続して構成される吸収冷凍機の制御
装置であって、冷却水の吸収器への流入温度と凝縮器か
らの流出温度との温度差を検出すると共に、冷水の蒸発
器への流入温度と蒸発器からの流出温度との温度差を検
出し、前記冷却水の流入/流出温度差と前記冷水の流入
/流出温度差との比を演算により算出し、この比が予め
定めた所定範囲から下に外れたとき冷水流量減少の警告
信号を出力することを特徴とする吸収冷凍機の制御装置
であり、再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器などを配管接
続して構成される吸収冷凍機の制御装置であって、冷却
水の吸収器への流入温度と凝縮器からの流出温度との温
度差を検出すると共に、冷水の蒸発器への流入温度と蒸
発器からの流出温度との温度差を検出し、前記冷却水の
流入/流出温度差と前記冷水の流入/流出温度差との比
を演算により算出し、この比が予め定めた所定範囲から
上に外れたとき冷却水流量減少の警告信号を出力し、予
め定めた所定範囲から下に外れたとき冷水流量減少の警
告信号を出力することを特徴とする吸収冷凍機の制御装
置である。
【0005】
【作用】請求項1に係わる吸収冷凍機の制御装置におい
ては、運転中、冷却水の流量が例えば冷却水の流路に設
けられたフィルターの詰まりなどの原因によって減少
し、凝縮器から流出する冷却水温度が上昇すると、冷却
水の流入/流出温度差が拡大するため、冷水の流入/流
出温度差との比が予め定めた所定範囲から上の方に外れ
る事態が生じる。このとき、冷却水の流量が減少してい
るとの警告信号が表示装置などに出力されるので、冷却
水を送るポンプの回転数を増加させたり、弁の開度を拡
大するなどの措置を講じることにより、冷却水流量が速
やかに増加して正常な状態に復帰する。
【0006】請求項2に係わる吸収冷凍機の制御装置に
おいては、運転中、冷水の流量が例えば冷却水の流路に
設けられたフィルターの詰まり、あるいは冷水を送るポ
ンプのキャビテーションなどの原因によって減少し、蒸
発器から流出する冷水温度が降下すると、冷水の流入/
流出温度差が拡大するため、冷却水の流入/流出温度差
との比が予め定めた所定範囲から下の方に外れる事態が
生じる。このとき、冷水の流量が減少しているとの警告
信号が表示装置などに出力されるので、冷水を送るポン
プの回転数を増加させたり、弁の開度を拡大するなどの
措置を講じることにより、冷水流量が速やかに増加して
正常な状態に復帰する。
【0007】請求項3に係わる吸収冷凍機の制御装置に
おいては、運転中、冷却水の流量が何らかの原因によっ
て減少し、凝縮器から流出する冷却水温度が上昇する
と、冷却水の流入/流出温度差が拡大するため、冷水の
流入/流出温度差との比が予め定めた所定範囲から上の
方に外れる。このようなときには冷却水の流量が減少し
ているとの警告信号が表示装置などに出力されるので、
冷却水を送るポンプの回転数を増加させたり、弁の開度
を拡大するなどの措置を講じることにより、冷却水流量
が速やかに増加して正常な状態に復帰する。また、運転
中に冷水の流量が何らかの原因によって減少し、蒸発器
から流出する冷水温度が降下すると、冷水の流入/流出
温度差が拡大するため、冷却水の流入/流出温度差との
比が予め定めた所定範囲から下の方に外れるので、冷水
を送るポンプの回転数を増加させたり、弁の開度を拡大
するなどの措置を講じることにより、冷水流量が速やか
に増加して正常な状態に復帰する。
【0008】
【実施例】
(実施例1)図1は、吸収冷凍機の構成と、これに組み
込んだ本発明の制御装置の構成とを示したものである。
吸収冷凍機は高温再生器11、低温再生器12、凝縮器
13、蒸発器14、吸収器15、高温熱交換器16およ
び低温熱交換器17が配管接続された構成であり、本実
施例の制御装置は温度検出器51、52、53、54
と、データ処理器55とからなる構成である。なお、符
号P1は吸収液(例えば、臭化リチウム水溶液)を循環
させるためのポンプであり、符号P2は冷媒液(例え
ば、水)を循環させるためのポンプであり、符号P3は
冷却水を送るためのポンプであり、符号P4は冷水を送
るためのポンプである。また、符号B1、B2、B3は
それぞれの管路に設置した弁(例えば、電磁弁)であ
る。そして、弁B1、弁B2および弁B3は冷水供給時
に開き、温水供給時に閉じる冷暖切替用の弁である。
【0009】前記温度検出器51と52は、吸収器1
5、凝縮器13を経由して配管された冷却水管21の内
部を流れる冷却水の温度を検出するための温度センサー
(例えば、熱電対)であり、温度検出器51が吸収器1
5の流入口側に、温度検出器52が凝縮器13の流出口
側に設置されている。また、前記温度検出器53と54
は、蒸発器14を経由して配管された冷水管22の内部
を流れる冷水の温度を検出するための温度センサーであ
り、温度検出器53が蒸発器14の流入口側に、温度検
出器54がその流出口側に設置されている。
【0010】前記データ処理器55は、前記温度検出器
51、52、53、54それぞれが検出する温度データ
を受け取って、吸収器15に流入する冷却水温度と凝縮
器13から流出する冷却水温度との差、および蒸発器1
4に流入する冷水流入温度と蒸発器15から流出する冷
水流出温度との差を先ず演算し、続いて前記冷却水の流
入/流出温度差と前記冷水の流入/流出温度差との比を
演算算出する。そして、この算出した温度差比が、吸収
冷凍機の特性などを考慮して予め設定した所定の数値範
囲、例えば0.9〜1.3の範囲と比較され、前記温度
差比が前記所定の範囲から上の方に外れると、冷却水管
21を流れている冷却水の流量が減少していると云う警
告を所望の表示器(図示せず)などに表示し、さらに、
ある所定時間(例えば、0〜30秒間で任意に設定)を
超えて前記所定の数値範囲から外れておれば、データ処
理器55はポンプP3に向かってその回転を上げるため
の制御信号を送り、冷却水管21を流れる冷却水の流量
を増加させる。
【0011】上記保護装置を取り付けた吸収冷凍機にお
いては、冷房運転中、例えば冷却水の流量がフィルター
の詰まりなどによって減少すると、冷却水は吸収器15
および凝縮器13の内部を経由して流れる間に設定値よ
り加熱され、温度検出器52の検出する温度が高くなる
ため、冷却水の流入/流出温度差が設定値より拡大す
る。このため、温度検出器53と54が検出する冷水の
流入/流出温度差との比が拡大し、所定の範囲から下の
方(例えば、0.9以下)に外れると、データ処理器5
5の指令によって、冷却水の流量が減少しているとの警
告が所望の表示器などに正確に表示される。そして、所
定時間が経過しても前記温度差比が前記数値範囲から外
れた状態のままであれば、データ処理器55からポンプ
P3に向かってその回転数を上げるようにとの制御信号
が出力されるので、しばらく運転する内に冷却水の流量
は増大して正常な範囲に復帰する。
【0012】(実施例2)図3は、本発明になる他の制
御装置の一例を示したもので、この実施例のデータ処理
器55は、前記図1と同様に設置した温度検出器51、
52、53、54が検出する温度データを演算処理して
ポンプP4の運転を制御する構成となっている。そし
て、他の構成は前記した図1と同様であるので、図1の
実施例で説明した部分についての説明は、重複をさける
ためここでは説明を省略した。
【0013】この場合のデータ処理器55も、前記温度
検出器51、52、53、54それぞれが検出する温度
データを受け取って、吸収器15に流入する冷却水温度
と凝縮器13から流出する冷却水温度との差、および蒸
発器14に流入する冷水流入温度と蒸発器15から流出
する冷水流出温度との差を先ず演算し、続いて前記冷却
水の流入/流出温度差と前記冷水の流入/流出温度差と
の比を演算算出する。そして、算出した前記温度差の比
を、吸収冷凍機の特性などを考慮して予め設定した所定
の数値範囲、例えば0.9〜1.3の範囲と比較する。
前記温度差比が所定の範囲より下の方に外れると、冷水
管22を流れている冷水の流量が減少していると云う警
告を表示器などに表示し、さらに、ある所定時間(例え
ば、0〜30秒間で任意に設定)を超えて前記所定の数
値範囲から外れておれば、ポンプP4に向かってその回
転を上げるための制御信号を送り、冷水管22を流れる
冷水の流量を増加させる。
【0014】上記保護装置を取り付けた吸収冷凍機にお
いては、冷房運転中、例えば冷水流量がポンプP4のキ
ャビテーションなどによって減少すると、冷水は蒸発器
14の内部を経由して流れる間に設定値より温度が下が
り、温度検出器54の検出する温度が低くなるので、冷
水の流入/流出温度差が設定値より拡大する。このた
め、温度検出器51と52が検出する冷却水の流入/流
出温度差との比が拡大し、データ処理器55によって、
冷水の流量が減少しているとの警告が所望の表示器など
に正確に表示される。そして、所定時間が経過しても前
記温度差比が前記数値範囲から外れた状態のままであれ
ば、データ処理器55からポンプP4に向かってその回
転数を上げるようにとの制御信号が出力されるので、し
ばらく運転する内に冷水の流量が増大して正常な範囲に
復帰する。
【0015】(実施例3)図4は、本発明になる他の制
御装置の一例を示したもので、この実施例のデータ処理
器55は、前記図1などと同様に設置した温度検出器5
1、52、53、54が検出する温度データを演算処理
してポンプP3およびP4を運転する構成となってい
る。そして、他の構成は前記した図1などと同様である
ので、図1の実施例で説明した部分についての説明は、
重複をさけるため省略した。
【0016】この場合のデータ処理器55は、前記温度
検出器51、52、53、54それぞれが検出する温度
データを受け取って、吸収器15に流入する冷却水温度
と凝縮器13から流出する冷却水温度との差、および蒸
発器14に流入する冷水流入温度と蒸発器15から流出
する冷水流出温度との差を先ず演算し、続いて前記冷却
水の流入/流出温度差と前記冷水の流入/流出温度差と
の比を演算して算出する。そして、算出した前記温度差
の比を、吸収冷凍機の特性などを考慮して予め設定した
所定の数値範囲、例えば0.9〜1.3の範囲と比較
し、前記温度差比が所定の範囲より上方に外れると、冷
却水管21を流れている冷却水の流量が減少していると
云う警告を表示器などに表示し、ある所定時間を超えて
も前記所定の数値範囲から外れておれば、ポンプP3に
向かってその回転を上げるための制御信号を送り、冷却
水管21を流れる冷却水の流量を増加させ、前記温度差
比が逆に所定の範囲より下側に外れると、冷水管22を
流れている冷水の流量が減少していると云う警告を表示
器などに表示し、ある所定時間を超えても前記所定の数
値範囲から外れてたままであると、ポンプP4に向かっ
てその回転を上げるための制御信号を送って冷水管22
を流れる冷水の流量を増加させる。
【0017】したがって、上記保護装置を取り付けた吸
収冷凍機においては、冷房運転中、例えば冷却水の流量
が何らかの要因によって減少すると、冷却水は吸収器1
5および凝縮器13の内部を経由して流れる間に設定値
より加熱され、温度検出器52の検出する温度が高くな
るため、冷却水の流入/流出温度差が設定値より拡大す
る。このため、温度検出器53と54が検出する冷水の
流入/流出温度差との比が拡大し、データ処理器55に
よって、冷却水の流量が減少しているとの警告が所望の
表示器などに表示され、所定の時間が経過しても前記温
度差比が前記数値範囲から外れた状態のままであれば、
データ処理器55からポンプP3に向かってその回転数
を上げるようにとの制御信号が出力されるので、しばら
く運転する内に冷却水の流量は増大して正常な範囲に復
帰する。
【0018】また、冷房運転中に冷水流量が何らかの要
因によって減少すると、冷水は蒸発器14の内部を経由
して流れる間に設定値より温度が下がり、温度検出器5
4の検出する温度が低くなるので、冷水の流入/流出温
度差が設定値より拡大し、このため温度検出器51と5
2が検出する冷却水の流入/流出温度差との比が拡大
し、データ処理器55によって、冷水の流量が減少して
いるとの警告が所望の表示器などに表示され、所定時間
が経過しても前記温度差比が前記数値範囲から外れた状
態のままであれば、データ処理器55からポンプP4に
向かってその回転数を上げるようにとの制御信号が出力
されるので、しばらく運転する内に冷水の流量が増大し
て正常な範囲に復帰する。
【0019】このように、本発明の保護装置を取り付け
た吸収冷凍機においては、冷却水、冷水の何れが減少し
たときにも正確に判別して警告表示が行われるので、対
応するポンプに流量増加のための制御信号を出力するこ
とが可能であり、短時間の内に正常な運転に復帰させる
ことができる。
【0020】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではないので、特許請求の範囲記載の趣旨を逸脱しな
い範囲で他の構成とすることもできる。例えば、冷却水
と冷水それぞれについての流入/流出温度差は、上記実
施例においては何れも流入口と流出口それぞれに温度検
出手段を取り付け、これら温度検出手段それぞれが検出
する温度データに基づいて必要な温度差を演算して求め
たが、例えば、温度に対する特性が直線的なCA熱電対
の基準接点を流入口側に、温接点を流出口側にそれぞれ
絶縁を考慮して設置し、その熱起電力を測定することに
よって流入/流出温度差を直接検出することも可能であ
る。このような方法により、冷却水、冷水それぞれの流
入/流出温度差を直接検出する場合には、データ処理器
55は温度差比のみを演算算出し、予め設定した所定の
数値範囲と比較する機能を有するものとなる。
【0021】また、データ処理器55の制御信号によっ
て冷却水と冷水の流量を増加させる方法をしては、実施
例に示したようにポンプP3とP4にその回転数を制御
する信号を出力するほか、冷却水管21あるいは冷水管
22の適宜の位置に制御弁などを設置してこれに開閉信
号を出力し、流量制御することも可能である。
【0022】また、上記実施例においては吸収冷凍機が
冷房装置として使用される場合について説明したが、吸
収冷凍機本体は冷水管22の内部に都市部の河川水など
を流すと、都市河川水は近年ヒートアイランド現象のた
め冬期においても12℃程度の温度があるので、冷却水
管21の内部を流れる冷却水は80℃程度の高温に加熱
されて凝縮器13から流出する。したがって、吸収冷凍
機はこの冷却水を高温熱源とする給湯装置や暖房装置と
しても使用することができるので、本発明の保護装置は
冷暖何れにも使用される吸収冷凍機の保護装置として使
用される。
【0023】さらに、吸収冷凍機の起動時は冷水の流入
/流出温度差小さいため、冷却水の流入/流出温度差と
冷水の流入/流出温度差との比に誤差が生じ易い。この
ため、冷水の温度差は例えば1℃以上、または起動時数
分間運転してから計測を開始させるのが望ましい。ま
た、図2において、燃焼割合が20%以上のときに、上
記比を算出するようにしても良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明になる吸収
冷凍機の制御装置によれば、冷却水や冷水の流量不足を
適確に検知して警告を出力することができるので、この
警告に従って必要な措置を講じることにより正常な運転
に速やかに復帰させることができる。従って、吸収冷凍
機の他の安全装置が誤作動して非常停止させることがな
いので、装置の稼働率が従来のものと比較して大幅に向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の説明図である。
【図2】実施例1における制御例を示す説明図である。
【図3】実施例2の説明図である。
【図4】実施例3の説明図である。
【符号の説明】
11 高温再生器 12 低温再生器 13 凝縮器 14 蒸発器 15 吸収器 16 高温熱交換器 17 低温熱交換器 21 冷却水管 22 冷水管 51 温度検出器 52 温度検出器 53 温度検出器 54 温度検出器 55 データ処理器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−220051(JP,A) 特開 昭63−70055(JP,A) 特開 昭62−116871(JP,A) 特開 平4−151470(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 15/00 306

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器などを
    配管接続して構成される吸収冷凍機の制御装置であっ
    て、冷却水の吸収器への流入温度と凝縮器からの流出温
    度との温度差を検出すると共に、冷水の蒸発器への流入
    温度と蒸発器からの流出温度との温度差を検出し、前記
    冷却水の流入/流出温度差と前記冷水の流入/流出温度
    差との比を演算により算出し、この比が予め定めた所定
    範囲から上に外れたとき冷却水流量減少の警告信号を出
    力することを特徴とする吸収冷凍機の制御装置。
  2. 【請求項2】 再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器などを
    配管接続して構成される吸収冷凍機の制御装置であっ
    て、冷却水の吸収器への流入温度と凝縮器からの流出温
    度との温度差を検出すると共に、冷水の蒸発器への流入
    温度と蒸発器からの流出温度との温度差を検出し、前記
    冷却水の流入/流出温度差と前記冷水の流入/流出温度
    差との比を演算により算出し、この比が予め定めた所定
    範囲から下に外れたとき冷水流量減少の警告信号を出力
    することを特徴とする吸収冷凍機の制御装置。
  3. 【請求項3】 再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器などを
    配管接続して構成される吸収冷凍機の制御装置であっ
    て、冷却水の吸収器への流入温度と凝縮器からの流出温
    度との温度差を検出すると共に、冷水の蒸発器への流入
    温度と蒸発器からの流出温度との温度差を検出し、前記
    冷却水の流入/流出温度差と前記冷水の流入/流出温度
    差との比を演算により算出し、この比が予め定めた所定
    範囲から上に外れたとき冷却水流量減少の警告信号を出
    力し、予め定めた所定範囲から下に外れたとき冷水流量
    減少の警告信号を出力することを特徴とする吸収冷凍機
    の制御装置。
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