JP2010077927A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】排気還流通路へのデポジットの堆積等に起因する調量弁の開度に対する排気の還流量の減少を適切に判定し、排気の還流量に対応した適切な点火時期を設定することのできる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】電子制御装置100は、ノッキングの発生を抑制しつつ効率的な機関運転が実現されるようにEGRバルブ44の開度に基づいて推定される排気の還流量に応じて点火時期を設定するとともに、ノックセンサ66によってノッキングの発生が検出された場合には点火時期を遅角させる一方、ノッキングの発生が検出されなかった場合には点火時期を進角させるフィードバック制御を実行する。電子制御装置100は、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高い旨の判定がなされたときに還流量に応じて設定する点火時期を遅角側に補正する。
【選択図】図1
【解決手段】電子制御装置100は、ノッキングの発生を抑制しつつ効率的な機関運転が実現されるようにEGRバルブ44の開度に基づいて推定される排気の還流量に応じて点火時期を設定するとともに、ノックセンサ66によってノッキングの発生が検出された場合には点火時期を遅角させる一方、ノッキングの発生が検出されなかった場合には点火時期を進角させるフィードバック制御を実行する。電子制御装置100は、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高い旨の判定がなされたときに還流量に応じて設定する点火時期を遅角側に補正する。
【選択図】図1
Description
この発明は、排気の一部を燃焼室に還流させる排気還流通路及び同排気還流通路を通じて還流させる排気の量を調量する調量弁を有する排気還流機構を備え、前記調量弁の開度を制御して排気の還流量を制御するとともに、前記調量弁の開度に基づいて推定される還流量に応じて点火時期を変更する内燃機関の制御装置に関する。
内燃機関には、排気の一部を燃焼室に還流させる排気還流通路と、同排気還流通路を通じて還流される排気の量を調量する調量弁とからなる排気還流機構を備えているものがある。こうした排気還流機構を備える内燃機関にあっては、機関運転状態に応じて調量弁の開度を調整して排気の一部を燃焼室に還流させることにより、部分負荷時の吸気管負圧を低減させ、燃料消費量を低減させることができる。
また、内燃機関にはシリンダブロック等に振動を検出するノックセンサが設けられており、内燃機関の制御装置はこのノックセンサの検出信号に基づいてノッキングの発生を判定するノック判定を行うとともに、ノック判定の結果に基づいて点火時期をフィードバック制御している。具体的には、ノッキングの発生が判定されたときには点火時期を所定量だけ遅角させる一方、ノッキングの発生が判定されなかったときには点火時期を所定量だけ進角させる。このようにノック判定を繰り返し、その結果に基づいて点火時期をフィードバック制御することにより、ノッキングの発生を抑制しながら効率的な機関運転を実現させることができるようになる。
ところで、燃焼室に排気が還流されると燃焼室における燃焼温度が低下するため、ノッキングが発生しにくくなる。これにより、排気を還流させているときには上記のフィードバック制御を通じて点火時期が徐々に進角されることとなる。そのため、このように点火時期が進角されているときに、排気の還流が停止されたり還流量が急に減少されたりして燃焼室における燃焼温度が急に上昇すると、ノッキングが発生してしまうことがある。
こうした排気の還流量の変化に起因するノッキングの発生を抑制すべく、特許文献1に記載の内燃機関の制御装置にあっては、排気の還流量に基づいて点火時期を変更するようにしている。例えば排気の還流量を調量する調量弁の開度に基づいて排気の還流量を推定し、推定される排気の還流量に応じて点火時期を設定する。具体的には、排気の還流量が多いときには点火時期を進角側に設定する一方、排気の還流量が少ないときには点火時期を遅角側に設定してノッキングの発生を抑制する。このように排気の還流量に基づいて点火時期を変更すれば、排気の還流量に対応して変化するノッキングの発生しやすさを予め考慮して点火時期を設定することができるようになるため、ノッキングの発生を好適に抑制することができる。
特開2007‐16609号公報
特開平4‐347355号公報
ところが、排気還流通路にデポジット等が堆積すると調量弁の開度が同一の場合であっても排気の還流量が減少してしまう。そのため、上記のように調量弁の開度に基づいて推定される排気の還流量に応じて点火時期を変更するようにしている場合には、推定される排気の還流量が実際の還流量からずれてしまい、点火時期を適切に設定することができなくなってしまう。
これに対して、排気還流通路へのデポジットの堆積等に起因する還流量の減少を判定することができれば、これに基づいて調量弁の開度に対応する点火時期の設定値を補正して適切に点火時期を設定することができるようになる。
デポジットの堆積等に起因する還流量の減少を判定する方法の一例としては、特許文献2に記載の内燃機関の制御装置のように、調量弁を開弁して排気を還流させているときの吸気管負圧と、調量弁を閉弁して排気を還流させていないときの吸気管負圧とを比較する方法が知られている。この方法にあっては、調量弁を開弁して排気を還流させているときの吸気管負圧と、調量弁を閉弁して排気を還流させていないときの吸気管負圧との差を算出し、この差が小さいときにはデポジットの堆積等によって排気還流通路が詰まっている旨を判定する。しかしながら、排気を還流させているときの吸気管負圧と、排気を還流させていないときの吸気管負圧との差はそれほど大きくない上に、吸気管負圧は調量弁の開度の変化のみならず機関運転状態の変化によっても変化する。そのため、このように調量弁の開閉に伴う吸気管負圧の変化を監視する方法では、調量弁を開弁しているにも拘わらず排気が還流しなくなっているような状態を判定することはできるものの、調量弁の開度に対する還流量が僅かに減少しているような状態を判定することは難しい。すなわち、このように吸気管負圧を監視する方法では、デポジットの堆積等に起因して還流量が減少していることを適切に判定することはできないため、調量弁の開度に対応する点火時期の設定値を補正して適切に点火時期を設定することは困難であった。
この発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は排気還流通路へのデポジットの堆積等に起因する調量弁の開度に対する排気の還流量の減少を適切に判定し、排気の還流量に対応した適切な点火時期を設定することのできる内燃機関の制御装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、排気の一部を燃焼室に還流させる排気還流通路及び同排気還流通路を通じて還流する排気の還流量を調量する調量弁を有してなる排気還流機構と、ノッキングの発生を検出するノック判定手段とを備え、ノッキングの発生を抑制しつつ効率的な機関運転が実現されるように前記調量弁の開度に基づいて推定される排気の還流量に応じて点火時期を設定するとともに、前記ノック判定手段によってノッキングの発生が検出された場合には前記設定された点火時期を遅角させる一方、ノッキングの発生が検出されなかった場合には前記設定された点火時期を進角させるフィードバック制御を実行する内燃機関の制御装置において、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度と、排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度とを比較し、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高い旨の判定がなされたときに前記還流量に応じて設定する点火時期を遅角側に補正することをその要旨とする。
請求項1に記載の発明は、排気の一部を燃焼室に還流させる排気還流通路及び同排気還流通路を通じて還流する排気の還流量を調量する調量弁を有してなる排気還流機構と、ノッキングの発生を検出するノック判定手段とを備え、ノッキングの発生を抑制しつつ効率的な機関運転が実現されるように前記調量弁の開度に基づいて推定される排気の還流量に応じて点火時期を設定するとともに、前記ノック判定手段によってノッキングの発生が検出された場合には前記設定された点火時期を遅角させる一方、ノッキングの発生が検出されなかった場合には前記設定された点火時期を進角させるフィードバック制御を実行する内燃機関の制御装置において、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度と、排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度とを比較し、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高い旨の判定がなされたときに前記還流量に応じて設定する点火時期を遅角側に補正することをその要旨とする。
ノッキングの発生を抑制しつつ効率的な機関運転が実現されるように排気の還流量に応じて点火時期を設定していれば、排気の還流量が変化した場合でもそれに起因するノッキングの発生を好適に抑制することができる。そのため、調量弁の開度に基づいて排気の還流量が適切に推定されている場合には、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度と排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度との間には差が生じにくい。
ところが、排気還流通路にデポジットが堆積すると調量弁の開度が同一の場合であっても排気の還流量が減少するため、調量弁の開度に基づいて推定される排気の還流量と実際の排気の還流量との間にずれが生じてしまう。その結果、調量弁の開度に基づいて推定される排気の還流量に応じて点火時期を設定しているにも拘わらず、ノッキングが発生しやすくなり、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気を還流させていないときのノッキングの発生頻度よりも高くなる。
これに対して上記請求項1に記載の発明では、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高い旨の判定がなされたときには、調量弁の開度に基づいて推定される排気の還流量に応じて設定する点火時期を遅角側に補正するようにしている。こうした構成によれば、吸気管負圧の変化を監視する方法では判定することが難しかったデポジットの堆積に起因する排気の還流量の減少を、ノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高くなったこと基づいて判定することができるようになる。そして、上記構成のようにこの判定に基づいて点火時期を遅角側に補正することにより、排気の還流量の減少に起因するノッキングの発生を抑制することができるようになる。すなわち、上記請求項1に記載の構成によれば、排気還流通路へのデポジットの堆積等に起因する調量弁の開度に対する排気の還流量の減少を適切に判定し、排気の還流量に対応した適切な点火時期を設定することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、前記フィードバック制御を通じて変更された点火時期の遅角量の積算値に対応する値をノック学習値として記憶する内燃機関の制御装置であって、排気を還流させている期間に更新されるノック学習値と、排気の還流を停止している期間に更新されるノック学習値とを各別に記憶し、これら両ノック学習値を比較してその比較結果に基づいて排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高いか否かを判定する請求項1に記載の内燃機関の制御装置である。
点火時期は、ノッキングの発生が検出される度にフィードバック制御を通じて所定量ずつ遅角される。したがって、点火時期の遅角量の積算値に対応する値として、点火時期の遅角量に基づいて更新されるノック学習値は、その値の大きさがノッキングの発生頻度に対応したものとなる。そのため、請求項2に記載の発明によるように、排気を還流させている期間に更新されたノック学習値と、排気の還流を停止している期間に更新されたノック学習値とを各別に記憶し、これらのノック学習値を比較する構成を採用すれば、その比較結果に基づいて排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高いか否かを判定することができる。
例えば、点火時期の遅角量が大きいときほどノック学習値の値が小さくなる場合には、排気を還流させている期間に更新されたノック学習値が排気の還流を停止している期間に更新されたノック学習値よりも小さいことに基づいて排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高い旨を判定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の内燃機関の制御装置において、前記排気を還流させている期間に更新されたノック学習値と、前記排気の還流を停止している期間に更新されたノック学習値とを機関回転速度の大きさに基づいて区分された機関運転領域毎にそれぞれ記憶し、同一の機関運転領域において記憶されたノック学習値同士を比較して前記機関運転領域毎に前記還流量に応じて設定される点火時期を補正することをその要旨とする。
機関回転速度が変化すると吸入空気量や排気の流量も変化する。そのため、デポジットの堆積等に起因する排気の還流量の減少度合は機関回転速度によって変化することがあり、デポジットの堆積等に起因する排気の還流量の減少がノッキングの発生頻度に及ぼす影響の大きさも機関回転速度によって変化することがある。そのため、機関回転速度が大きく異なる状態でそれぞれ更新されたノック学習値を比較した場合には、推定された還流量と実際の排気の還流量とずれに起因するノッキングの発生頻度の違いを正確に比較することができず、デポジットの堆積等に起因する排気の還流量の減少を的確に判定できないおそれがある。これに対して上記請求項3に記載の発明では、排気を還流させている期間に更新されたノック学習値と、排気の還流を停止している期間に更新されたノック学習値とを機関回転速度の大きさに基づいて区分された複数の機関回転領域毎に記憶するようにしている。そして、同一の機関運転領域において記憶されたノック学習値同士を比較することにより、機関運転領域毎に点火時期を補正するようにしている。これにより、比較されるノック学習値間における機関回転速度の違いに起因する上記のような判定結果への影響が小さくなり、ノッキング発生頻度の差に基づいて調量弁の開度に対する還流量の減少をより正確に判定することができるようになる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置において、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高い旨の判定がなされる度に前記還流量に応じて設定される点火時期を所定量ずつ遅角側に補正することをその要旨とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置において、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高いときほど、前記還流量に応じて設定される点火時期を遅角側に補正することをその要旨とする。
推定される排気の還流量に応じて設定される点火時期の具体的な補正方法としては、上記請求項4に記載されているように、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高い旨の判定がなされる度に点火時期を所定量ずつ遅角側へ補正する構成を採用することができる。
こうした構成を採用すれば、ノッキングの発生頻度の比較を機関運転中に繰り返し実行することにより、ノッキングの発生頻度の差がなくなるまで、すなわち推定される排気の還流量と実際の排気の還流量とのずれに起因するノッキングの発生が解消されるまで徐々に点火時期が遅角側へ補正されるようになり、ノッキングの発生を的確に抑制することができるようになる。
また、上記請求項5に記載されているように排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高いときほど、点火時期を遅角側へ補正する構成を採用することもできる。
こうした構成を採用すれば、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度と排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度との乖離が大きく、推定される排気の還流量と実際の還流量とのずれが大きいことが推定されるときほど、点火時期が遅角側へ補正されるようになる。そのため、推定される排気の還流量と実際の排気の還流量とのずれの大きさに対応する態様で点火時期を遅角側へ補正することができ、ノッキングの発生をより好適に抑制することができるようになる。
以下、この発明にかかる内燃機関の制御装置を、内燃機関を統括的に制御する電子制御装置として具現化した一実施形態について、図1〜3を参照して説明する。
図1は本実施形態にかかる電子制御装置100とその制御対象である内燃機関10の概略構成を示している。図1に示されるように内燃機関10のシリンダブロック11に形成された気筒12には、ピストン13が摺動可能に収容されている。そして、ピストン13はコネクティングロッド15を介してクランクシャフト16と連結されている。また、シリンダブロック11には各気筒12を取り囲むように機関冷却水が循環するウォータジャケット14が形成されている。
図1は本実施形態にかかる電子制御装置100とその制御対象である内燃機関10の概略構成を示している。図1に示されるように内燃機関10のシリンダブロック11に形成された気筒12には、ピストン13が摺動可能に収容されている。そして、ピストン13はコネクティングロッド15を介してクランクシャフト16と連結されている。また、シリンダブロック11には各気筒12を取り囲むように機関冷却水が循環するウォータジャケット14が形成されている。
図1に示されるようにシリンダブロック11の上部にはシリンダヘッド17が組み付けられており、気筒12の内周面、ピストン13の上面及びシリンダヘッド17の内壁面によって燃焼室18が区画形成されている。シリンダヘッド17には、燃焼室18内に突出するように点火プラグ19が設けられているとともに、燃焼室18と連通する吸気ポート21及び排気ポート22が形成されている。そして、シリンダヘッド17における吸気ポート21の開口部近傍には燃焼室18内にその先端部が突出するように燃料噴射弁20が設けられている。
吸気ポート21は、図示しない吸気マニホルドと接続されて吸気通路30の一部を形成している。また、排気ポート22は、図示しない排気マニホルドと接続されて排気通路40の一部を形成している。尚、図1に示されるように吸気通路30には、モータ33aによって駆動されて燃焼室18に導入される吸気の量を調量するスロットルバルブ33が設けられている。
図1に示されるようにシリンダヘッド17には、吸気通路30と燃焼室18とを連通・遮断する吸気バルブ31と、排気通路40と燃焼室18とを連通・遮断する排気バルブ41とが設けられている。各バルブ31,41は図示しないバルブスプリングの付勢力によって閉弁方向に常に付勢されている。また、シリンダヘッド17の内部には吸気バルブ31を駆動する吸気カムシャフト32と、排気バルブ41を駆動する排気カムシャフト42がそれぞれ回動可能に支持されている。これら吸気カムシャフト32及び排気カムシャフト42は、図示しないタイミングチェーンを介してクランクシャフト16と連結されており、クランクシャフト16が1回転するのに伴ってこれら吸気カムシャフト32及び排気カムシャフト42がそれぞれ2回転するようになっている。これにより、機関運転時にクランクシャフト16が回転すると、吸気カムシャフト32及び排気カムシャフト42が回転し、吸気カムシャフト32の作用により吸気バルブ31が開弁方向にリフトされ、排気カムシャフト42の作用により排気バルブ41が開弁方向にリフトされる。
図1に示されるように本実施形態の内燃機関10には、排気通路40を流れる排気の一部を吸気通路30に還流させる排気還流通路としてEGR通路43が設けられている。そして、EGR通路43には吸気通路30に再循環させる排気の量を調量する調量弁としてEGRバルブ44が設けられており、これらEGR通路43とEGRバルブ44とによって排気還流機構が形成されている。
更に内燃機関10には、機関運転状態を検出する各種のセンサが設けられている。例えば、シリンダブロック11に設けられた水温センサ60はウォータジャケット14を循環している機関冷却水の温度である機関冷却水温THWを検出する。クランクシャフト16の近傍に設けられたクランク角センサ61は機関回転速度NE及びクランク角CAを検出する。図示しないアクセルペダルに設けられたアクセルポジションセンサ62はアクセル操作量ACCPを検出する。スロットルポジションセンサ63はスロットルバルブ33の開度であるスロットル開度TAを検出する。吸気通路30に設けられるエアフロメータ64は燃焼室18に導入される吸入空気量GAを検出する。吸気カムシャフト32の近傍に設けられたカムポジションセンサ65は、吸気カムシャフト32の回転位相に対応した信号を出力する。シリンダブロック11に設けられたノックセンサ66は内燃機関10の振動を検出する。そして、これらの各種センサ60〜66は内燃機関10を統括的に制御する電子制御装置100に電気的に接続されている。
電子制御装置100は、機関制御にかかる各種演算処理を実施する中央演算処理装置(CPU)、機関制御用のプログラムやデータが記憶された読み込み専用メモリ(ROM)、演算処理の結果等を一時的に記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)等を備えて構成されている。そして、電子制御装置100は、上記各種センサ60〜66の検出信号を読み込み、各種演算処理を実行し、その結果に基づいて内燃機関10を統括的に制御する。
具体的には、機関回転速度NE及びアクセル操作量ACCPに基づいてモータ33aを制御することにより、スロットルバルブ33を駆動して吸入空気量GAを調量する。また、これと併せて目標燃料噴射量を設定し、燃料噴射弁20を駆動して燃料噴射量Qを調量する。また、電子制御装置100は機関回転速度NEや負荷率KLに基づいてEGRバルブ44の開度を制御し、燃焼室18に還流させる量を調量する。
また、電子制御装置100は、点火時期制御値Tを算出し、この点火時期制御値Tに基づいて点火時期を制御する。尚、点火時期制御値Tは、下記の式(1)に示されるように基本点火時期制御値Tbase、進角補正量AD、フィードバック補正量FB、ノック学習値AGを加算することにより算出される。尚、ここでは点火時期制御値Tの値が大きいほど点火時期が進角されるようになっている。
T =Tbase+Tegr+FB+AG …式(1)
基本点火時期制御値Tbaseは、点火時期をノッキングが発生する限界まで進角させた状態(ノック限界)から所定の遅角余裕代の分だけ遅角させたときの点火時期に対応する値として設定される値であり、吸入空気量GAと負荷率KLとに基づいて算出される。
基本点火時期制御値Tbaseは、点火時期をノッキングが発生する限界まで進角させた状態(ノック限界)から所定の遅角余裕代の分だけ遅角させたときの点火時期に対応する値として設定される値であり、吸入空気量GAと負荷率KLとに基づいて算出される。
本実施形態の内燃機関10にあっては排気の還流量Qegrに応じて進角補正量ADを設定し、上記式(1)に示されるように基本点火時期制御値Tbaseに進角補正量ADを加算することにより、排気の還流量Qegrの変化によるノッキングの発生を抑制しつつ最大の燃焼効率を得るように点火時期制御値Tを変更する。このとき電子制御装置100は、機関回転速度NEとEGRバルブ44の開度とに基づいて排気の還流量Qegrを推定し、推定される還流量Qegrに対応する進角補正量ADを設定する。より具体的には、電子制御装置100は、機関回転速度NEとEGRバルブ44の開度とを変数としてこれらの値に基づいて推定される排気の還流量Qegrを算出する演算マップを参照することにより、排気の還流量Qegrを推定する。そして、推定された排気の還流量Qegrに対応する進角補正量ADを算出する。尚、ここでは推定された排気の還流量Qegrが多いときほど進角補正量ADは大きな値に設定され、排気の還流量Qegrが少ないときほど進角補正量ADは小さな値に設定される。
フィードバック補正量FBは、ノックセンサ66によるノッキング判定の結果に基づいて変更される。具体的には機関運転中に繰り返し実行されるノッキング判定を通じて、ノッキングの発生が検出された場合にはフィードバック補正量FBが所定量Aだけ減少される。一方で、ノッキングの発生が検出されなかった場合にはフィードバック補正量FBが所定量Bだけ増大される。すなわち、上記式(1)に示されるようにフィードバック補正量FBを基本点火時期制御値Tbaseに加算することにより、ノッキングの発生が検出される度に点火時期制御値Tが所定量Aずつ遅角される一方、ノッキングの発生が検出されなかった場合にはその度に点火時期制御値Tが所定量Bずつ進角されるようになっている。
ノック学習値AGは、定常的な点火時期制御のずれを学習するための値であり、フィードバック補正量FBの変化量が所定量C以上になる度に更新される。尚、所定量Cは所定量A及び所定量Bよりも大きな値に設定されている。具体的には、ノッキングが継続的に発生してフィードバック補正量FBが所定量C以上減少したときには、そのときまでのフィードバック補正量FBの変化量が学習値としてノック学習値AGに加算されてノック学習値AGが更新され、フィードバック補正量FBが初期値にリセットされる。すなわち、ノック学習値AGは、ノッキング判定を通じて増減されるフィードバック補正量FBが遅角側又は進角側の一方に偏って変化したときに更新される値である。したがってノック学習値AGは、フィードバック制御を通じて変更された点火時期の遅角量の積算値に対応する値でもあり、この値が小さいほどノッキングの発生頻度が高いことが示される。
ところで、EGR通路43にデポジット等が堆積するとEGRバルブ44の開度が同一の場合であってもEGR通路43を通じて燃焼室18に還流される排気の量が減少してしまう。そのため、EGR通路43にデポジット等が堆積し、実際に還流される排気の量が減少してしまうと、上記のように予め用意された演算マップを参照することによってEGRバルブ44の開度に基づいて排気の還流量Qegrを推定しても、その値が実際の排気の還流量からずれてしまう。その結果、還流量Qegrに基づいて進角補正量ADを算出し、これを基本点火時期制御値Tbaseに加算して点火時期制御値Tを補正しても点火時期を適切に設定することができなくなってしまう。
そこで、本実施形態にあっては、ノック学習値AGの値に基づいてEGRバルブ44の開度に対する実際の還流量の減少を判定し、これに基づいて点火時期制御値Tを補正するようにしている。
以下、図2及び図3を参照してこうしたノック学習値AGに基づく点火時期制御値Tの補正にかかる制御について説明する。尚、図2はノック学習値保存制御にかかる一連の処理の流れを示すフローチャートである。このノック学習値保存制御は電子制御装置100によって機関運転中に所定の制御周期で繰り返し実行される。
このノック学習値保存制御が開始されると図2に示されるように、電子制御装置100はまずステップS100において、機関回転速度NEとEGRバルブ44の開度とに基づいて推定された排気の還流量Qegrが基準量X以上であるか否かを判定する。尚、基準量Xは、還流量Qegrがこの基準量X以上であることに基づいて、ノッキングの発生しやすさに影響が生じる程度の量の排気が還流されていることを判定するための閾値として設定されている。
そして、ステップS100において、還流量Qegrが基準量X以上である旨の判定がなされた場合(ステップS100:YES)には、ステップS110へと進み、ノック学習値AGの更新が完了したか否かを判定する。すなわち、還流量Qegrが基準量X以上の状態にある期間においてノック学習値AGが新たに更新されたか否かを判定する。
ステップS110において、ノック学習値AGの更新が未だに完了していない旨の判定がなされた場合(ステップS110:NO)には、電子制御装置100はこの一連の処理を一旦終了する。
一方、ステップS110において、ノック学習値AGの更新が完了した旨の判定がなされた場合(ステップS110:YES)には、ステップS120へと進み、ここで更新されたノック学習値AGをEGR実行時学習値AGonとしてRAMに保存し、EGR実行時学習値AGonを更新する。こうしてEGR実行時学習値AGonを更新すると電子制御装置100は、この一連の処理を一旦終了する。
一方で、ステップS100において、排気の還流量Qegrが基準量X未満である旨の判定がなされた場合(ステップS100:NO)には、ステップS105へと進み、還流量Qegrが「0」であるか否かを判定する。
ステップS105において、還流量Qegrが「0」ではない旨の判定がなされた場合(ステップS105:NO)には、電子制御装置100はこの一連の処理を一端終了する。一方、ステップS105において、還流量Qegrが「0」である旨の判定がなされた場合(ステップS105:YES)、すなわち排気の還流が停止されている旨の判定がなされた場合にはステップS115へと進み、ノック学習値AGの更新が完了したか否かを判定する。すなわち、排気の還流が停止されている期間にノック学習値AGが更新されたか否かを判定する。
ステップS115において、ノック学習値AGの更新が未だに完了していない旨の判定がなされた場合(ステップS115:NO)には、電子制御装置100はこの一連の処理を一旦終了する。
一方、ステップS115において、ノック学習値AGの更新が完了した旨の判定がなされた場合(ステップS115:YES)には、ステップS125へと進み、ここで更新されたノック学習値AGをEGR停止時学習値AGoffとしてRAMに保存し、EGR停止時学習値AGoffを更新する。こうしてEGR停止時学習値AGoffを更新すると電子制御装置100は、この一連の処理を一旦終了する。
このように図2に示されるノック学習値保存処理を通じて電子制御装置100は、排気を還流させているときに更新されたノック学習値AGをEGR実行時学習値AGonとして記憶する一方、排気の還流を停止しているときに更新されたノック学習値AGをEGR停止時学習値AGoffとして記憶する。
次に図3を参照してEGR実行時学習値AGonとEGR停止時学習値AGoffとを比較して、その比較結果に基づいて進角補正量ADを補正する進角補正量補正制御について説明する。尚、図3は進角補正量補正制御にかかる一連の処理の流れを示すフローチャートである。この進角補正量補正制御は、電子制御装置100によってEGR実行時学習値AGon又はEGR停止時学習値AGoffが更新される度に繰り返し実行される。
この進角補正量補正制御が開始されると、電子制御装置100は図3に示されるようにステップS200においてEGR停止時学習値AGoffからEGR実行時学習値AGonを減算し、その値が所定量Y以上であるか否かを判定する。すなわち、EGR実行時学習値AGonがEGR停止時学習値AGoffよりも所定量Y以上小さいか否かを判定する。尚、所定値Yは、ステップS200を通じてEGR実行時学習値AGonがEGR停止時学習値AGoffよりも確実に小さくなっていることを判定することできるように、これら学習値AGon,AGoffの誤差の範囲に基づいてその大きさが設定されている値である。すなわち上記ステップS200では、EGR停止時学習値AGoffからEGR実行時学習値AGonを減算し、その値が所定量Y以上であるか否かを判定することにより、EGR実行時学習値AGonがEGR停止時学習値AGoffよりも小さくなっているか否かを判定している。
ステップS200において、EGR停止時学習値AGoffからEGR実行時学習値AGonを減算した値が所定量Y以上である旨の判定がなされた場合(ステップS200:YES)、すなわちEGR実行時学習値AGonがEGR停止時学習値AGoffよりも小さくなっている旨の判定がなされた場合には、ステップS210へと進む。
そして、ステップS210において、電子制御装置100は、還流量Qegrに対応して設定される進角補正量ADが所定量Dだけ小さくなるように上記演算マップを変更し、進角補正量ADを減少させる。すなわち、機関回転速度NEとEGRバルブ44の開度とに基づいて算出される還流量Qegrの値が所定量だけ小さくなるように演算マップを更新し、これによって還流量Qegrに対応して設定される進角補正量ADを所定量Dだけ減少させる。
一方で、ステップS200において、EGR停止時学習値AGoffからEGR実行時学習値AGonを減算した値が所定量Y未満である旨の判定がなされた場合(ステップS200:NO)、すなわちEGR実行時学習値AGonがEGR停止時学習値AGoffよりも小さくなっている旨の判定がなされなかった場合には、電子制御装置100はこの一連の処理を一旦終了する。
フィードバック制御を通じてノッキングの発生が検出される度にフィードバック補正量FBは所定量Aずつ減少され、点火時期は所定量ずつ遅角される。したがって、点火時期の遅角量の積算値に対応する値として、フィードバック補正量FBに基づいて更新されるノック学習値AGは、その値が小さいほどノッキングの発生頻度が高いことを示すものとなる。
これに対して、本実施形態では、排気を還流させている期間に更新されたノック学習値AGをEGR実行時学習値AGonとして記憶する一方、排気の還流を停止している期間に更新されたノック学習値AGをEGR停止時学習値AGoffとして記憶し、これらの学習値AGon,AGoffを比較するようにしている。そのため、EGR実行時学習値AGonがEGR停止時学習値AGoffよりも小さいことに基づいて排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高い旨を判定することができる。
そして、上述したように本実施形態の進角補正量補正制御にあっては、EGR実行時学習値AGonがEGR停止時学習値AGoffよりも小さい旨の判定がなされる度にEGRバルブ44の開度に基づいて算出される進角補正量ADを所定量Dずつ減少させるようにしている。すなわち、本実施形態によれば、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高い旨の判定がなされたときに還流量Qegrに応じて設定される点火時期が遅角側に補正されるようになる。
以上説明した実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)ノッキングの発生を抑制しつつ効率的な機関運転が実現されるように排気の還流量Qegrに応じて点火時期制御値Tを設定していれば、実際の排気の還流量が変化した場合でもそれに起因するノッキングの発生を好適に抑制することができる。そのため、EGRバルブ44の開度に基づいて排気の還流量Qegrが適切に推定されている場合には、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度と排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度との間には差が生じにくい。
(1)ノッキングの発生を抑制しつつ効率的な機関運転が実現されるように排気の還流量Qegrに応じて点火時期制御値Tを設定していれば、実際の排気の還流量が変化した場合でもそれに起因するノッキングの発生を好適に抑制することができる。そのため、EGRバルブ44の開度に基づいて排気の還流量Qegrが適切に推定されている場合には、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度と排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度との間には差が生じにくい。
ところが、EGR通路43にデポジットが堆積するとEGRバルブ44の開度が同一の場合であっても実際の排気の還流量が減少するため、EGRバルブ44の開度に基づいて推定される排気の還流量Qegrと実際の排気の還流量との間にずれが生じてしまう。その結果、EGRバルブ44の開度に基づいて推定される排気の還流量Qegrに応じて点火時期制御値Tを設定しているにも拘わらず、ノッキングが発生しやすくなり、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気を還流させていないときのノッキングの発生頻度よりも高くなる。
これに対して上記実施形態では、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高い旨の判定がなされたときには、EGRバルブ44の開度に基づいて推定される排気の還流量Qegrに応じて設定する点火時期を遅角側に補正するようにしている。こうした構成によれば、吸気管負圧の変化を監視する方法では判定することが難しかったデポジットの堆積に起因する排気の還流量の減少を、ノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高くなったこと基づいて判定することができるようになる。そして、この判定に基づいて点火時期を遅角側に補正することにより、これに起因するノッキングの発生を抑制することができるようになる。すなわち、上記実施形態の構成によれば、EGR通路43へのデポジットの堆積等に起因するEGRバルブ44の開度に対する実際の排気の還流量の減少を適切に判定し、排気の還流量に対応した適切な点火時期を設定することができるようになる。
(2)上述したようにノック学習値AGは、その値が小さいほどノッキングの発生頻度が高いことを示すものとなる。そのため、上記実施形態のように排気を還流させている期間に更新されたノック学習値AGと、排気の還流を停止している期間に更新されたノック学習値AGとをそれぞれEGR実行時学習値AGon、EGR停止時学習値AGoffとして各別に記憶し、これらの値を比較する構成を採用すれば、EGR実行時学習値AGonがEGR停止時学習値AGoffよりも小さいことに基づいて排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高い旨を判定することができるようになる。
(3)排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高い旨の判定がなされる度に還流量Qegrに応じて設定される点火時期を所定量ずつ遅角側へ補正するようにしている。そのため、ノッキングの発生頻度の比較を繰り返し実行することにより、ノッキングの発生頻度の差がなくなるまで、すなわち推定される還流量Qegrと実際の排気の還流量とのずれに起因するノッキングの発生が解消されるまで徐々に点火時期が遅角側へ補正されるようになり、ノッキングの発生を的確に抑制することができる。
尚、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・機関回転速度NEが変化すると吸入空気量GAや排気の流量も変化する。そのため、デポジットの堆積等に起因する実際の排気の還流量の減少度合は機関回転速度NEによって変化することがあり、デポジットの堆積等に起因する還流量の減少がノッキングの発生頻度に及ぼす影響の大きさも機関回転速度NEによって変化することがある。
・機関回転速度NEが変化すると吸入空気量GAや排気の流量も変化する。そのため、デポジットの堆積等に起因する実際の排気の還流量の減少度合は機関回転速度NEによって変化することがあり、デポジットの堆積等に起因する還流量の減少がノッキングの発生頻度に及ぼす影響の大きさも機関回転速度NEによって変化することがある。
そのため、機関回転速度NEが大きく異なる状態でそれぞれ更新された学習値AGon,AGoffを比較した場合には、推定された還流量Qegrと実際の排気の還流量とずれに起因するノッキングの発生頻度の違いを正確に比較することができず、デポジットの堆積等に起因する実際の排気の還流量の減少を的確に判定できないおそれがある。
これに対して機関回転速度NEに応じて機関運転領域を低回転領域ARL、中回転領域ARM、高回転領域ARH等に複数に区分し、これら複数に区分された各機関運転領域に対応するようにEGR実行時学習値AGonとEGR停止時学習値AGoffとをそれぞれ記憶する構成を採用することもできる。こうした構成によれば、同一の機関運転領域において記憶された学習値AGon,AGoff同士を比較して機関運転領域毎に点火時期を補正することにより、比較される学習値AGon,AGoff間における機関回転速度NEの違いによる上記のような判定結果への影響を小さくすることができる。その結果、ノッキング発生頻度の差に基づいてEGRバルブ44の開度に対する実際の排気の還流量の減少をより正確に判定することができるようになる。
・上記実施形態のノック学習値保存制御では、図2を参照して説明したようにまずステップS100を実行し、還流量Qegrが基準量X以上である旨の判定がなされたことに基づいて排気の還流が行われている旨を判定する構成を示した。これに対してステップS100を省略し、図4に示されるようにまずステップS300において還流量Qegrが「0」か否かを判定する構成を採用することもできる。こうした構成を採用した場合には、ステップS300において還流量Qegrが「0」である旨の判定がなされた場合(ステップS300:YES)に還流が停止されている旨の判定がなされて処理がステップS115へと進められる一方、ステップS300において還流量Qegrが「0」ではない旨の判定がなされた場合(ステップS300:NO)に排気の還流が行われている旨の判定がなされて処理がステップS110へと進められるようになる。
すなわち、ノック学習値保存制御は、排気が還流されているか否かを判定し、排気を還流させているときに更新されたノック学習値AGをEGR実行時学習値AGonとして記憶する一方、排気の還流が停止されているときに更新されたノック学習値AGをEGR停止時学習値AGoffとして記憶することのできる構成であればよい。
・上記実施形態ではEGR停止時学習値AGoffからEGR実行時学習値AGonを減算した値が所定値Y以上であることに基づいて、EGR実行時学習値AGonがEGR停止時学習値AGoffよりも小さくなっている旨を判定する構成を示した。これに対して、EGR実行時学習値AGonとEGR停止時学習値AGoffとの大きさを直接比較して、EGR実行時学習値AGonがEGR停止時学習値AGoffよりも小さくなっていることを判定する構成を採用してもよい。
・また、上記実施形態では、ノッキングの発生頻度を比較するためにノック学習値AGの値を利用する構成を示したが、ノッキングの発生頻度を比較する具体的な方法は適宜変更することができる。例えば、ノッキング判定を通じてノッキングの発生が判定される回数を計数し、排気を還流させているときのノッキングの発生回数と、排気の還流を停止しているときのノッキングの発生回数とを比較することにより、ノッキングの発生頻度を比較する構成を採用することもできる。
・上記実施形態では、EGR実行時学習値AGon又はEGR停止時学習値AGoffが更新される度にEGR停止時学習値AGoffとEGR実行時学習値AGonとを比較し、EGR実行時学習値AGonがEGR停止時学習値AGoffよりも小さい旨の判定がなされる度に進角補正量ADを所定量Dずつ減少させる構成を例示した。これに対して、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高いときに点火時期を進角側に補正することのできる構成であれば、その具体的な方法は適宜変更することができる。例えば、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高いときほど、点火時期を遅角側へ補正する構成を採用することもできる。
こうした構成を採用すれば、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度と排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度との乖離が大きく、推定される排気の還流量Qegrと実際の還流量とのずれが大きいことが推定されるときほど、点火時期が遅角側へ補正されるようになる。そのため、推定される排気の還流量Qegrと実際の排気の還流量とのずれの大きさに対応する態様で点火時期を遅角側へ補正することができ、ノッキングの発生を好適に抑制することができるようになる。
・また、排気の還流量Qegrを算出するための演算マップを変更することにより、進角補正量ADを減少させ、EGRバルブ44の開度に基づいて推定される還流量Qegrに対応して設定される点火時期を遅角側に補正する構成を示したが、点火時期を補正する具体的な方法はこうした構成に限定されるものではなく適宜変更することができる。例えば、点火時期を遅角側に補正する補正量を新たに設けてEGR実行時学習値AGonとEGR停止時学習値AGoffとの比較結果に基づいてこの補正量を変更することにより点火時期を遅角側に補正する構成を採用することもできる。
上記実施形態から把握できるその他の技術思想を、以下にその効果とともに記載する。
・排気の一部を燃焼室に還流させる排気還流通路及び同排気還流通路を通じて還流する排気の還流量を調量する調量弁を有してなる排気還流機構と、ノッキングの発生を検出するノック判定手段とを備え、ノッキングの発生を抑制しつつ効率的な機関運転が実現されるように前記調量弁の開度に基づいて推定される排気の還流量に応じて点火時期を設定するとともに、前記ノック判定手段によってノッキングの発生が検出された場合には前記設定された点火時期を遅角させる一方、ノッキングの発生が検出されなかった場合には前記設定された点火時期を進角させるフィードバック制御を実行する内燃機関の制御装置において、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度と、排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度とを比較し、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高いときほど、前記排気還流通路へのデポジットの堆積量が多いことを判定することを特徴とする内燃機関の制御装置。
・排気の一部を燃焼室に還流させる排気還流通路及び同排気還流通路を通じて還流する排気の還流量を調量する調量弁を有してなる排気還流機構と、ノッキングの発生を検出するノック判定手段とを備え、ノッキングの発生を抑制しつつ効率的な機関運転が実現されるように前記調量弁の開度に基づいて推定される排気の還流量に応じて点火時期を設定するとともに、前記ノック判定手段によってノッキングの発生が検出された場合には前記設定された点火時期を遅角させる一方、ノッキングの発生が検出されなかった場合には前記設定された点火時期を進角させるフィードバック制御を実行する内燃機関の制御装置において、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度と、排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度とを比較し、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高いときほど、前記排気還流通路へのデポジットの堆積量が多いことを判定することを特徴とする内燃機関の制御装置。
調量弁の開度に基づいて推定される排気の還流量に応じて点火時期を設定しているにも拘わらず、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気を還流させていないときのノッキングの発生頻度よりも高くなる場合には、排気還流通路にデポジットが堆積して調量弁の開度に基づいて推定される還流量と実際の排気の還流量とがずれてしまっていることが推定される。そして、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高いときほど、調量弁の開度に基づいて推定される還流量と実際の排気の還流量とのずれが大きいことが推定される。そのため、上記構成のように排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高いときほど、排気還流通路へのデポジットの堆積量が多いことを判定することができる。
・排気の一部を燃焼室に還流させる排気還流通路及び同排気還流通路を通じて還流する排気の還流量を調量する調量弁を有してなる排気還流機構と、ノッキングの発生を検出するノック判定手段とを備え、ノッキングの発生を抑制しつつ効率的な機関運転が実現されるように前記調量弁の開度に基づいて推定される排気の還流量に応じて点火時期を設定するとともに、前記ノック判定手段によってノッキングの発生が検出された場合には前記設定された点火時期を遅角させる一方、ノッキングの発生が検出されなかった場合には前記設定された点火時期を進角させるフィードバック制御を実行する内燃機関の制御装置において、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度と、排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度とを比較し、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高いときほど、前記調量弁の開度に対する排気の還流量が減少していることを判定することを特徴とする内燃機関の制御装置。
上述したように排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高いときほど、調量弁の開度に基づいて推定される還流量と実際の排気の還流量とのずれが大きいことが推定される。そのため、上記構成のように排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高いときほど、調量弁の開度に対する排気の還流量が減少していることを判定することもできる。そして、このようにノッキングの判定頻度の比較結果に基づいて調量弁の開度に対する排気の還流量の減少度合を判定する構成を採用すれば、調量弁の開度に基づいて排気の還流量をより正確に把握することができるようになる。またこれにより、排気温度に基づいて排気浄化触媒の触媒床温を推定している場合等にあっては、排気の還流量に基づいて排気浄化触媒に導入される排気の温度をより正確に推定することができるようになり、触媒床温をより正確に推定することができるようになる。
10…内燃機関、11…シリンダブロック、12…気筒、13…ピストン、14…ウォータジャケット、15…コネクティングロッド、16…クランクシャフト、17…シリンダヘッド、18…燃焼室、19…点火プラグ、20…燃料噴射弁、21…吸気ポート、22…排気ポート、30…吸気通路、31…吸気バルブ、32…吸気カムシャフト、33…スロットルバルブ、33a…モータ、40…排気通路、41…排気バルブ、42…排気カムシャフト、43…EGR通路、44…EGRバルブ、60…水温センサ、61…クランク角センサ、62…アクセルポジションセンサ、63…スロットルポジションセンサ、64…エアフロメータ、65…カムポジションセンサ、66…ノックセンサ、100…電子制御装置。
Claims (5)
- 排気の一部を燃焼室に還流させる排気還流通路及び同排気還流通路を通じて還流する排気の還流量を調量する調量弁を有してなる排気還流機構と、ノッキングの発生を検出するノック判定手段とを備え、ノッキングの発生を抑制しつつ効率的な機関運転が実現されるように前記調量弁の開度に基づいて推定される排気の還流量に応じて点火時期を設定するとともに、前記ノック判定手段によってノッキングの発生が検出された場合には前記設定された点火時期を遅角させる一方、ノッキングの発生が検出されなかった場合には前記設定された点火時期を進角させるフィードバック制御を実行する内燃機関の制御装置において、
排気を還流させているときのノッキングの発生頻度と、排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度とを比較し、排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高い旨の判定がなされたときに前記還流量に応じて設定する点火時期を遅角側に補正する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記フィードバック制御を通じて変更された点火時期の遅角量の積算値に対応する値をノック学習値として記憶する内燃機関の制御装置であって、
排気を還流させている期間に更新されるノック学習値と、排気の還流を停止している期間に更新されるノック学習値とを各別に記憶し、これら両ノック学習値を比較してその比較結果に基づいて排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高いか否かを判定する
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。 - 請求項2に記載の内燃機関の制御装置において、
前記排気を還流させている期間に更新されたノック学習値と、前記排気の還流を停止している期間に更新されたノック学習値とを機関回転速度の大きさに基づいて区分された機関運転領域毎にそれぞれ記憶し、同一の機関運転領域において記憶されたノック学習値同士を比較して前記機関運転領域毎に前記還流量に応じて設定される点火時期を補正する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置において、
排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高い旨の判定がなされる度に前記還流量に応じて設定される点火時期を所定量ずつ遅角側に補正する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置において、
排気を還流させているときのノッキングの発生頻度が排気の還流を停止しているときのノッキングの発生頻度よりも高いときほど、前記還流量に応じて設定される点火時期を遅角側に補正する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
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Cited By (4)
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JP2010121507A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
JP2012136960A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Daihatsu Motor Co Ltd | 内燃機関の制御装置 |
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-
2008
- 2008-09-26 JP JP2008248368A patent/JP2010077927A/ja active Pending
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