JP2010076821A - 合成樹脂製ブローボトル - Google Patents

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Toshimasa Tanaka
敏正 田中
Hiroaki Imai
宏明 今井
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Abstract

【課題】側面強度と座屈強度の改善された合成樹脂製ブローボトルを提案する。
【解決手段】内容物の注出開口を形成する口頚部1と、この口頚部1につながり容器の底部へ向けて拡径する肩部2と、この肩部2の下端につながりボトルの最大外径を保持してその内側に内容物の充填空間を形成する胴部3と、この胴部3の末端につながる底部4とを一体的に成形した合成樹脂製のブローボトルにおいて、前記胴部3の肩部境界域及び底部境界域の少なくとも一方に、胴部3の周壁に沿い間欠的に配列された複数の短尺傾斜リブ5、6を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、合成樹脂製ブローボトルに関するもので、ボトルの側面における強度(径方向における強度)を維持しつつ座屈強度(高さ方向における強度)をより一層高めようとするものである。
ペットボトルなどの合成樹脂製の容器は、ブロー成形によって製造されており効率的な生産が可能であるとともにガラス製の壜と比べ取り扱いも比較的容易であることから、薬剤、化粧料、酒、飲料あるいは調味料等を入れる容器として多用されており、そのサイズ、形状も多岐にわたっている。
最近、この種の容器にあっては、ゴミの削減を図り自然環境を良好に維持する観点から、ボトル一本当たりの材料の使用量を減らすべくボトル壁厚を薄肉化(軽量化)する要求が高まっており、ボトルの側面強度、座屈強度をいかに向上させるかが技術的な課題になっていて、この点に関する先行技術としては容器の肩部と胴部との境界に、胴部の周りに沿って周回する環状の凸部を設け、この環状の凸部の両側に環状の溝部を形成したボトル型容器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−104343号公報
本発明の課題は、容器の側面強度のみならず座屈強度を高めることができる新規なブローボトルを提案するところにある。
本発明は、内容物の注出開口を形成する口頚部と、この口頚部につながり容器の底部へ向けて拡径する肩部と、この肩部の下端につながりボトルの最大外径を保持してその内側に内容物の充填空間を形成する胴部と、この胴部の末端につながる底部とを一体的に成形した合成樹脂製のブローボトルであって、
前記胴部の肩部境界域及び底部境界域の少なくとも一方に、胴部の周壁に沿い間欠的に配列された複数の短尺傾斜リブを設けたことを特徴とする合成樹脂製ブローボトルである。
本発明にしたがう合成樹脂製ブローボトルの短尺傾斜リブは、直線的に伸延するか、または曲線を描いて伸延する細溝にて構成するのが望ましく、容器の外表面へ向けて突出する凸部であってもかまわない。
短尺傾斜リブを、胴部の上部(肩部近傍域)及び下部(底部近傍域)の少なくとも一方において間欠的に配列することによりリブの合計周長を延長できること、及び当該リブ形成部分における胴部外形の径変化が生じないことから、側面荷重に対する抵抗と上下方向からの荷重に対する抵抗を同時に高めることができる。
短尺傾斜リブは、容器の充填空間内に向けて凸となる細溝(容器の内方へ向けて突出する凸部)にて構成するが、溝深さはさほど深くせずとも強度の向上に寄与することになるため、ブロー成形時(加熱処理の前後において二回のエアー吹込みを行うダブルブロー成形)に生じがちであった材料の噛み込み等の不具合を回避することが可能となり品質の安定化を図ることができる。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1〜3は本発明にしたがう合成樹脂製ブローボトルの実施の形態を示した図であり、図4(a)(b)及び図5(a)〜(c)は図1のA−A断面〜E−E断面を示した図である。
図における1は内容物の注出口を形成する口頚部、2は口頚部1につながり容器の底部へ向けて拡径する肩部、3は肩部2の下端につながるとともにボトルの最大外径を保持してその内側に内容物の充填空間を形成する胴部、4は胴部3の末端につながる底部である。底部4は下側に向けて縮径する周壁4aと、この周壁4aの下端につながる底板4bからなっており、口径部1、肩部2、胴部3及び底部4はブロー成形(シングルブロー成形、ダブルブロー成形等)により一体に成形されている。
また、5は胴部3の、肩部2の境界域に設けられた短尺傾斜リブ(上短尺傾斜リブ)、6は胴部3の、底部4の境界域に設けられた短尺傾斜リブ(下短尺傾斜リブ)である。これら短尺傾斜リブ5、6は場合によっては何れか一方に設けることができるものであって、胴部3の周壁に沿い間欠的に配列されている。上下に設ける場合においては傾きが相互に逆向きであってもかまわず、短尺傾斜リブ5、6が形成された胴体部分がボトルの最大外径を有する部分になっている。
さらに、7は胴部3の周りに沿って成形された減圧吸収壁、8は減圧吸収壁7の相互間に形成され、ボトルの座屈強度を確保する柱部である。
短尺傾斜リブ5、6の端部(5a、5b、6a、6b)は、図示の例ではボトルの軸心Lと径方向(水平方向)Kからずれた方向に指向し、一方の端部が隣接する短尺傾斜リブ5、6の他方の端部と軸心方向(垂直方向)において重なるように配置されており、このような配置によって径方向における強度を維持しながらも座屈強度が高められる。なお、短尺傾斜リブ5、6を中央域とこの中央域の両側に位置する端部域の3つに区分して中央域を図示の如く傾斜させ端部域をそれぞれ水平方向(径方向)あるいは垂直方向に延設してもよい(短尺傾斜リブ5、6の少なくとも一部分に傾斜している領域があればよい)。
図6は従来の一般的なブローボトルの外観を示したものであり、通常、この種のボトルにあっては径方向における強度を確保するため環状リブ(環状溝)9、10を形成し、座屈強度については減圧吸収壁7の相互間に形成される柱部8によって確保していたが、ボトルの薄肉化の程度によっては、該環状リブ9が蛇腹のように作用(ボトルの座屈を引き起こす基点になりやすい)してボトルの座屈強度に影響を与えることも懸念されていたところ、本発明においては、従来のブローボトルに設けられていたような側面強度の改善に寄与する環状リブ9、10は不要となる。
短尺傾斜リブ5、6は胴部3の周壁を内容物の充填空間に向けて凸とする細溝によって構成することが可能であり、さほどの深さを必要としない(従来の環状リブの深さの半分程度でも十分な効果が期待できる)。また、この短尺傾斜リブ5、6はボトルの外観形状に影響を与えない範囲で胴部3の周壁を外側に向けて隆起させることもできる。形状については直線的に伸延するものでもよいし、曲線を描いて伸延するもの、あるいはジグザグ状に伸延するものを適用することが可能であり、この点については限定されない。
本発明にしたがうブローボトルは、一回のエアーの吹込みより所望の製品形状に仕上げるシングルブロー成形法あるいは加熱処理工程を挟んでその前後においてブロー成形を二回行うことによって所望の製品形状に仕上げるダブルブロー成形法により製造すること可能あり、形成法についてもとくに限定はされない。
使用材料が26グラム、内容物の充填容量が500ミリリットルになる図1(短尺傾斜リブのサイズ:長さ33mm、幅3.4mm、深さ2.0mm)、図6(環状リブ9のサイズ:幅4.5mm、深さ3.0mm)に示したポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂製のブローボトル(ダブルブロー成形によるもの)を作成し、ボトルの側面強度(径方向における荷重付加)、座屈強度(高さ方向における荷重付加)について調査(調査部位は図1、図6の何れも胴部の、肩部境界域)したところ、本発明にしたがうブローボトル(図1)は従来タイプのブローボトル(図6)に比較して側面強度(径方向に2mm変位させた状態)が2.4倍向上し、座屈強度については1.4倍向上することが認められた。
側面強度及び座屈強度の高い合成樹脂製のブローボトルが供給できる。
本発明にしたがう合成樹脂製のブローボトルの実施の形態を示した側面図である。 図1の平面を示した図である。 図1の底面を示した図である。 (a)(b)は図1に示したブローボトルのA−A断面、B−B断面を示した図である。 (a)〜(c)は図1に示したブローボトルのC−C断面〜E−E断面を示した図である。 従来のブローボトルの側面を示した図である。
符号の説明
1 口頸部
2 肩部
3 胴部
4 底部
4a 周壁
4b 底板
5 短尺傾斜リブ
6 短尺傾斜リブ
7 減圧吸収壁
8 柱部
9 環状リブ
10 環状リブ

Claims (2)

  1. 内容物の注出開口を形成する口頚部と、この口頚部につながり容器の底部へ向けて拡径する肩部と、この肩部の下端につながりボトルの最大外径を保持してその内側に内容物の充填空間を形成する胴部と、この胴部の末端につながる底部とを一体的に成形した合成樹脂製のブローボトルであって、
    前記胴部の肩部境界域及び底部境界域の少なくとも一方に、胴部の周壁に沿い間欠的に配列された複数の短尺傾斜リブを設けたことを特徴とする合成樹脂製ブローボトル。
  2. 前記短尺傾斜リブは、直線的に伸延するか、または曲線を描いて伸延する細溝からなる、請求項1記載の合成樹脂製ブローボトル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014166857A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Toyo Seikan Kaisha Ltd 合成樹脂製のボトル型容器

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JP2003063514A (ja) * 2001-08-21 2003-03-05 Toyo Seikan Kaisha Ltd 合成樹脂製容器

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