JP2010074737A - 受信機及び受信機における受信チャンネル切り替え方法 - Google Patents

受信機及び受信機における受信チャンネル切り替え方法 Download PDF

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Abstract

【課題】キーレスエントリシステムやイモビライザーシステムの受信機において、妨害波の影響を低く抑えることと、省電力化を図ることができる受信機を実現すること。
【解決手段】検波回路122は、メインCPU13で設定された1つの受信チャンネルの信号を復調し、セルフポーリング機能回路123は、T1区間で間欠的に起動されて、検波回路122からの受信チャンネルの信号が起動信号か否かを判定し、起動信号であればメインCPU13に対してクロック切替えを指示する割り込み信号を出力し、メインCPU13は、セルフポーリング機能回路123で起動信号が受信されるまでは周波数の低いサブクロックで動作し、割り込み信号が与えられると周波数の高いメインクロックで動作し、現在の受信チャンネルの受信状況を判断し、受信状況が悪ければ受信チャンネルを別の受信チャンネルに切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用通信装置において送信機から複数チャンネルを使用して送信される信号をチャンネルを切り替えて受信する受信機に関する。
携帯機からリモコン操作で車両ドアのロック/アンロックを行うキーレスエントリシステム、電子的なキー照合によってエンジン始動を行えるイモビライザーシステムが知られている。キーレスエントリシステムやイモビライザーシステムは、データを送信する送信機(携帯機)と、該送信機から送信されたデータを受信して所定の処理を行う受信機(車両搭載機)とを備える。送信機はユーザの操作によって動作することから必ずしも未使用時の省電力化を行う必要はないが、受信機は送信機から送信されるデータを何時でも受信できるようにする必要があるため、データ非受信時の省電力化を図る必要がある。
図6は、待機時の省電力化を図った従来の受信機の概略構成を示すブロック図である。図6に示す受信機は、受信IC(Integrated Circuit)100と、メインCPU(Central Processing Unit)105と、低速のサブクロック(32kHz)を供給するサブクロック部106と、高速のメインクロック(16MHz)を供給するメインクロック部107とを主な構成要素として構成されている。受信IC100は、検波回路101、タイマ102、判定回路103及びセルフポーリング機能回路104から構成される。
タイマ102と判定回路103は検波回路101に接続されている。検波回路101は、図7の波形図に示すように、タイマ102からの時間情報を基に間欠的に起動状態となる。判定回路103は、検波回路101が起動したときに検波回路101で検波された受信データを取り込んで例えば数パルスの矩形波等、特定データレートのデータからなる起動信号が受信されているか否かを判定するものであり、A/D (Analog to Digital) 変換などはしないので消費電力は抑えられている。起動信号が受信されていなければ検波回路101をスリープ状態にし、以降起動信号が受信するまで該動作を繰り返す。そして、起動信号が受信されると検波回路101を起動状態に維持すると共にメインCPU105を起動させる。メインCPU105の起動はセルフポーリング機能回路104が行う。メインCPU105は、サブクロック状態では起動信号を入力及び判定が可能であり、またクロック切替が可能である。従って起動信号が入力されることで動作クロックをサブクロック(32kHz)からメインクロック(16MHz)に切り替えて高速で動作を開始して起動信号に後続するデータ信号を受信する。メインCPU105は、待機状態へ移行するとメインクロックからサブクロックに切り替える。検波回路101は間欠的な起動であり、また、メインCPU105がメインクロックで動作するのは判定回路103が起動信号を受信したと判定しセルフポーリング機能回路104によって起動された場合である。これにより、待機時における省電力化が図れる。
ところで、図6に示す受信機は一種類の信号(即ち1チャンネルの信号)を受信する方式を採っていることから、妨害波があった場合に受信できなくなる可能性がある。妨害波によりデータ受信できない期間が発生しないようにする必要がある。この問題を回避するために、周波数の異なる複数の信号を切り替えて受信するようにした提案がある(例えば、特許文献1参照)。
図8は、周波数の異なる複数の信号を切り替えて受信するようにした受信機の概略的な構成図である。図8に示す受信機は、受信IC200とメインCPU204とから構成される。受信IC200は、検波回路201、タイマ202及び判定回路203から構成される。なお図示を省略した送信機は、周波数の異なる2つのチャンネル(チャンネルCH1、チャンネルCH2)を切り替えて同一信号をデータ送信するものとする。検波回路201はPLL(Phase Locked Loop)205を有しており、受信チャンネルの設定が可能となっている。PLL205が局部発振信号を決定しているので、メインCPU204がPLL205に対してチャンネルCH1とチャンネルCH2の設定を行う。
受信機は常に起動状態であり、信号を受信していない場合には、図9に示すように、タイマ202からの時間情報を基に定期的にCH切り替えが必要かの確認を行う。この確認においてはチャンネルCH1とチャンネルCH2の2チャンネルを切り替えて受信し受信した信号強度の小さいほうのチャンネルをノイズの少ないと判断して該受信チャンネルに設定し、送信機に該ノイズの少ないチャンネルでの送信を要求する。そして信号を受信した状態においてはコードを判定し判定できない場合にはCHの切替を行う。すなわち、メインCPU204は常に起動した状態になっている。なぜなら、受信チャンネルの切り換えにおいてはA/D変換による強度の確認、PLL205に対する受信チャンネルの設定及び切り替えを実行し、受信チャンネルを設定した後には所定のコードか否かの判定を行っている為である。なお、特許文献1には送信機からチャンネルCH1とチャンネルCH2の2チャンネルの周波数を切り替えて送信すると共にチャンネルCH1とチャンネルCH2の2チャンネルを切り替えて受信する構成も開示されている。
このように、ノイズの少ないチャンネルを選択して送信する、或いは送信機からの送信データを2つの受信チャンネルで受信することで、一方の受信チャンネルでデータの受信に失敗しても他方の受信チャンネルでデータの受信を行うことができる可能性があり、妨害波の影響を低く抑えることができる。
特開2008−101344号公報
しかしながら、上述した特許文献1記載の受信機は、周波数の異なる複数の信号を切り替えて受信できるようにすることで妨害波の影響を低く抑えることができる反面、常にメインCPUを起動させているので、1チャンネル対応の受信機と比べて、消費電力が増大する問題がある。
なお、受信機を間欠動作させ、1回の起動中にチャンネルCH1とチャンネルCH2の2チャンネルの周波数を切り替えて受信するようにした場合には、妨害波の影響を抑えると同時に特許文献1の記載の技術に較べて消費電力を抑えることは可能である。しかし間欠受信のたびに、メインCPUをメインクロックで動作させる必要があり、該動作によって受信回路のチャンネル設定を行うと共に所定のコードか否かの判定を行う為、十分に消費電力を低減させる事は難しいという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、妨害波の影響を低く抑えることができるとともに、省電力化を図ることができる受信機を提供することを目的とする。
本発明の受信機は、複数の受信チャンネルを設定可能な受信回路と、前記受信回路から出力される信号を復調する検波回路と、受信チャンネルを固定したままで前記検波回路出力に所定パターンの信号が含まれているか否か所定の間欠周期で間欠的に判定し、所定パターンの信号が含まれていれば割り込み信号を出力するサブ制御回路と、前記サブ制御回路から割り込み信号が入力されるまでは動作クロック周波数の低いスリープ状態となっていて、前記間欠周期よりも長い所定時間経過すると動作クロック周波数の高い起動状態となり現在の受信チャンネルでの受信状況を判定し、受信状況に応じて前記受信回路に別の受信チャンネルを設定するメイン制御回路とを具備することを特徴とする。
また本発明の受信機における受信チャンネル切り替え方法は、送信機から複数チャンネルを使用して送信される送信信号を受信するステップと、現在の受信チャンネルで受信された信号を復調するステップと、受信チャンネルを固定したままで復調された信号に所定パターンの信号が含まれているか否か所定の間欠周期で間欠的に判定し、所定パターンの信号が含まれていれば割り込み信号を出力するステップと、前記割り込み信号が出力されるまではメイン制御回路をスリープ状態となし、前記間欠周期よりも長い時間経過するとメイン制御回路を立ち上げて現在の受信チャンネルでの受信状況を判定し、受信信号が有り且つ所定パターンと識別できなければ別の受信チャンネルを設定するステップとを具備することを特徴とする。
この構成によれば、メイン制御回路をスリープ状態にして1つの受信チャンネルで間欠受信動作し、間欠周期よりも長い時間経過するとメイン制御回路を立ち上げて現在の受信チャンネルでの受信状況を判定するので、現在の受信チャンネルでの受信状況が悪ければ別の受信チャンネルに切り替えることができ、妨害波の影響を低く抑えることができるとともに、省電力化を図ることができる。
上記受信機において、前記メイン制御回路は、現在の受信チャンネルでの受信状況を判定する場合、受信チャンネルで受信信号を所定の信号と判定できず、受信チャンネルでの受信信号の受信品質と閾値とを比較し、受信品質が閾値以下であれば前記受信回路に別の受信チャンネルを設定するようにしても良い。
本発明によれば、妨害波の影響を低く抑えることができるとともに、省電力化を図ることができる受信機を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る受信機の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態の受信機1は、送信機から2つのチャンネル(チャンネルCH1、チャンネルCH2)を切り替えて送信される送信信号を、所定周期で間欠的に受信する。受信機1は、アンテナ10と、フィルタ11と、受信IC12と、メインCPU13と、第2タイマ14と、16MHzのメインクロック部15と、32kHzのサブクロック部16とを備えている。受信IC12は、受信回路121と、検波回路122と、サブ制御回路となるセルフポーリング機能回路123と、第1タイマ124とを備えており、受信回路121は、混合器1211、VCO(Voltage Controlled Oscillator)1212、PLL1213及びIF(Intermediate Frequency)フィルタ1214を備えている。
フィルタ11は、チャンネルCH1及びチャンネルCH2の周波数を含む帯域フィルタであり、アンテナ10から入力する信号のうちCH1及びチャンネルCH2の信号を通過させる。受信IC12は、受信回路121に設定された方の受信チャンネルの信号を受信し、検波回路122で復調してメインCPU13へ出力する。受信回路121は、PLL1213に与えられるチャンネルデータにしたがってVCO1212の発振周波数が制御される。なおPLL1213に与えられるチャンネルデータは図示を省略したメモリに保管され次にチャンネルデータが与えられて書き替えられるまでは該CHデータで動作する。混合器1211はVCO1212から入力する局部発振信号とフィルタ11を通過した受信信号とを混合して受信チャンネルのIF信号に変換する。受信チャンネルのIF信号をIFフィルタ1214で取り出して検波回路122へ入力する。混合器1211に入力する局部発振信号の周波数によってIF信号に変換される周波数が決まる。受信回路121は、受信チャンネルCH1の信号を受信するためのチャンネルデータがPLL1213に設定された場合には受信チャンネルCH1のIF信号に変換するように動作し、受信チャンネルCH2の信号を受信するためのチャンネルデータがPLL1213に設定された場合には受信チャンネルCH2のIF信号に変換するように動作する。検波回路122は、受信回路121で受信された1つの受信チャンネルの信号を復調し、復調した信号をセルフポーリング機能回路123へ出力すると共にメインCPU13へ出力する。メインCPU13はサブクロック状態では起動信号を入力及び判定が可能であり、またクロック切替が可能である。
信号を受信していない状態においては、セルフポーリング機能回路123と、第1タイマ124、第2タイマ14は常に動作状態となっており、CPU13はサブクロック16により動作している。受信回路121及び検波回路122は第1タイマ124からの時間情報を基に間欠的に起動状態になる。すなわち、図2に示す区間T1で起動状態になり、区間T2でスリープ状態となる。第1タイマ124は、起動区間T1とスリープ区間T2(間欠受信間隔)とを計時するのに用いられる。セルフポーリング機能回路123は、受信回路121及び検波回路122が起動状態のときに検波回路122から出力される信号が所定信号パターンの起動信号か否かを判定し、起動信号が検出された場合には受信回路121、検波回路122を所定の間起動状態に維持すると共にメインCPU13に対してクロック切替えを指示する割り込み信号出力し、起動信号に続いて送信されるデータ信号の所定の処理をする。なおセルフポーリング機能回路123は従来例と同様、例えば数パルスの矩形波等、特定データレートのデータからなる起動信号が受信されているか否かを判定するものであり、A/D (Analog to Digital) 変換などはしないので消費電力は抑えられている。また、データ信号はロック、アンロック、ロックアンロックの情報収集などの指令信号と、送信信号を送信した携帯機のIDからなり、メインCPU13はメインクロックで、指令信号が何の指令かを判定し、又IDが所定のIDかの認証等を行なう。なおデータ信号はこれには限定されない。
メインCPU13は、セルフポーリング機能回路123から起動信号が与えられるまでは周波数の低いサブクロックで動作し、セルフポーリング機能回路123から割り込み信号が与えられると周波数の高いメインクロックで動作する。また、メインCPU13は、図2に示すように、第2タイマ14からの時間情報を基に、セルフポーリング機能回路123の間欠受信周期(T1+T2)よりも十分に長い周期T3で立ち上がりメインクロックで動作して現在の受信チャンネルでの受信状況を判断する。ここで、メインCPU13が自律的に立ち上がる周期T3は間欠受信周期(T1+T2)の数倍程度とし、受信回路121、検波回路122の起動タイミングに同期させる。メインCPU13は、セルフポーリング機能回路123から割り込み信号が与えられることなく時間T3が経過した時点でメインクロックに切り換えて動作開始する。そして、現在の受信チャンネルで所定のコードかどうかを判定し、所定のコードで無いと判定した場合には受信品質を判断し、受信品質が閾値以下であれば受信チャンネルを別の受信チャンネルに切り替える。なお、ノイズが所定のレベル以上の場合は受信品質が閾値以下である、と判断し、具体的には、所定のコードを検知できずRSSI値が所定値以上,SN比が所定値より低い場合に、受信品質が閾値以下である、と判断する。受信チャンネルの切り替えは、メインCPU13内の受信チャンネル切り替え回路131がチャンネルデータを生成して受信回路121のPLL1213に設定することで実現される。周期T3が長いほどメインCPU13の起動回数を減らせるので消費電力を低減できるが、現在の受信チャンネルにノイズがある場合には応答性能が低下する。
図3は、受信機1に対してチャンネルCH1とチャンネルCH2とでデータ送信を行う携帯機に設けられた送信機の概略的な構成図である。送信機2は、アンテナ20と、電力増幅器21と、発振器22と、PLL位相同期回路23と、CPU24と、基準の発振器25と、分周期26とを備える。不図示のスイッチ操作に応じてCPU24から例えば100MHz及び102MHzのチャンネル設定信号として100MHz用PLLデータ或いは102MHz用PLLデータが順次出力される。PLL位相同期回路23は、発振器22の出力を分周期26で分周した信号と、所定の周波数に設定された基準発振器25の信号を比較し、その値が一致するように発振器22へ電圧或いは電流の出力を与える。分周期26はCPU24からのチャンネル設定信号に応じてPLL位相同期回路23から信号を出力し、分周数が変化する。即ち、CPU24からPLL位相同期回路23に対して送信チャンネルの設定が行われる。PLL位相同期回路23から出力された信号に応じて発振器22から100MHz及び102MHzのチャンネルCH1とチャンネルCH2の信号が得られ、これらの信号が電力増幅器21で増幅されてアンテナ20より連続して出力される。送信機2から送信される送信信号は上述のようにプリアンブル信号からなる起動信号とデータ信号とから構成されるが、それには限定されず、また1つのチャンネルでの起動信号送信区間は受信機1での間欠受信周期よりも長くすることが望ましい。なお、送信器から2つの周波数の信号を送信する方法は上記の回路だけには限定されず、他の周知の回路を用いても良い。
本実施の形態の受信機1は、送信機2から連続して送信されたチャンネルCH1とチャンネルCH2の送信信号の一方を受信する。すなわち、例えば受信チャンネルCH1が設定された場合は、送信機2からのチャンネルCH1の信号を間欠受信動作する。
次に、図4に示すフロー図を参照して、本実施の形態の受信機1の動作を説明する。最初に受信チャンネルCH1の設定を行う(ステップS1)。図4に示す例では受信チャンネルにチャンネルCH1を設定する。メインCPU13のチャンネル切り替え部131が、受信IC12のPLL1213にチャンネルデータを送信して受信チャンネルCH1を受信可能な発振周波数を設定する(ステップS2)。これにより、受信IC12が受信チャンネルCH1の信号の受信が可能となる。CPU13は、受信IC12のPLL1213に受信チャンネルCH1を設定した後、図2のA点において受信IC12の受信回路121、検波回路122をスリープ状態に設定し、第1タイマ124をゼロにリセットして第1タイマ124で(T2)の計時をスタートさせる(ステップS3)。第1タイマ124のスタートに続き、メインCPU13をサブクロックモードに設定して、第2タイマ14をゼロにリセットして第2タイマ14でT3の計時をスタートさせる(ステップS4)。
第2タイマ14をスタートさせた後、第1タイマ124のカウント値がT2と等しくなったかどうか判定し(ステップS5)、T2と等しくなった場合、受信IC12の受信回路121、検波回路122をスリープ状態から起動状態に切り替える(ステップS6)。そして、起動開始からT1経過するまで受信チャンネルCH1にて信号受信し(ステップS7)、起動信号が受信されたか否か判定する(ステップS8)。即ち、間欠受信で起動された場合、検波回路122から出力される受信チャンネルCH1の信号が特定データレートのデータ(所定信号パターン)の起動信号か否かを判定している。特定データレートのデータ(起動信号)が受信された場合は、メインCPU13にクロック切り替えを指示する割り込み信号を出力する(ステップS9)。メインCPU13に割り込み信号が出力されると、メインCPU13は起動して、周波数の低いサブクロックから周波数の高いメインクロックにクロック切り替えを行い、起動信号に続いて送信されてくるデータ信号を高速クロックで所定のデータ信号か否かの判定を行う受信動作を開始する(ステップS10)。このように、最初に設定した受信チャンネルCH1で起動信号を正常に受信できた場合は、受信チャンネルを切り替えることなく起動信号によってメインCPU16を起動することができる。このため、間欠受信の度に、メインCPU13を起動して2つのチャンネルに切り換えて受信する場合に比べて省電力化が図られる。
T1の間欠受信動作期間中に起動信号を受信しなかった場合は、ステップS7からステップS3へ移行し、次の間欠受信タイミングまでスリープ状態となる。
ここで、間欠受信動作期間中に起動信号を受信できない要因として2つある。1つは送信機2が送信信号を送信していない場合であり、もう一つは最初に設定した受信チャンネルCH1にノイズ等が存在して1つの受信チャンネルCH1の間欠受信だけでは起動信号を正常に受信できない場合である。
本発明は消費電力を増大させることなく後者の場合に適切に受信チャンネルを切り替えられるように間欠受信周期よりも十分に長い周期T3でメインCPU13を起動させて現在の受信チャンネルでの受信状況を判定し、受信状況から受信チャンネルの切り替えの要否を判断している。すなわち、1つの受信チャンネルCH1で間欠受信を複数回繰り返しても起動信号が受信されない場合は、第1タイマ124と同時にゼロクリアした第2タイマ14の計時が時間T3となるまで間欠受信を繰り返し(ステップS15)、T3となった時点でメインCPU13をメインクロックモードに設定する(ステップS16)。即ち、メインCPU13をT3という長い周期で1回立ち上げて、メインクロック15で動作させる。メインCPU13は現在の受信チャンネルCH1で受信信号があるか否かの判断、すなわち起動信号に続いて送信されるデータ信号が所定のコードの信号か否かの判定をする(ステップS10)。送信機2が現在の受信チャンネルCH1と同一チャンネルで信号送信している場合に、CH1と同じ周波数で且つ特定データレートのデータで起動信号と見分けが付かないノイズが重なる場合がある。その場合はノイズの影響を受けてデータ所定のコードかは判定できず、ある大きさの強度の受信信号が検出される。そこで、受信信号が検出された場合は、さらに受信品質としてRSSI値を測定し、RSSI値と閾値とを比較する(ステップS12)。RSSI値が閾値よりも大きい場合は、データ信号がノイズの影響で正常に受信されていない可能性が高いので、現在の受信チャンネルCH1から別の受信チャンネルCH2へ切り替える(ステップS13)。受信チャンネル切り替え回路131が変更先の受信チャネルとなるチャンネルCH2のチャンネルデータをPLL1213へ入力して受信チャンネルCH1から受信チャンネルCH2に切り替える(ステップS14)。ステップS12においてRSSI値が閾値より小さい場合は、たまたま起動信号と同じ特定データレートのノイズを受信しただけである、と見なしてステップS3に戻る。
以上のように、起動信号の間欠受信時にノイズがあって起動信号と識別できない場合は、チャンネル切り替えによって起動信号、データ信号を判別する。起動信号の間欠受信時にノイズが無い、あるいは特定データレートのデータであって起動信号と識別可能でありデータ信号の判定においてノイズ等によって識別できない場合には、直ちにチャンネルを切り替えるようにしている。
そして、ステップS10で所定のデータコードである場合、すなわち、所定のIDであって所定の命令信号を含んでいる場合には、ステップS11で、命令信号に従ってたとえば、ロック、アンロック或いはロックアンロックの状態を検知する為の信号を出力し、送信器から送信された信号に応じた処理を行う。
なお、タイマーの計時が時間T3に達してメインCPU13をメインクロックモードに設定された状態では、起動信号にどのようノイズが重なっているに関わらず、ステップS10で所定のデータコードかの判定を行う。
このように本実施の形態によれば、1つのチャンネルを短い周期(T1+T2)で間欠受信し、間欠受信で起動信号を受信しなかった場合には間欠受信周期よりも十分に長い周期T3でメインCPU13を起動し、現在の受信チャンネルの受信品質が閾値以下ならば別の受信チャンネルに切り替えるようにしたので、妨害波の影響を低く抑えることができるとともに、省電力化を図ることができる。
なお、上述した実施の形態において、受信機1に送信機能を持たせて車両の状態(例えば、ドアのロック/アンロック情報)を送信機2側に送信するようにしてもよい。または上述した送信機2に受信機1と同等の機能を持たせるようにしても良い。
また、上述した実施の形態では、受信IC12のPLL1213で受信信号に混合する局部発振信号の周波数を制御して複数の受信チャンネルCH1、CH2を設定可能にしたが、図5に示すようにチャンネルCH1とチャンネルCH2とに対応して専用の受信回路を設けるようにしても良い。
また、ステップS16においてメインCPU13はメインクロックモードに設定され、現在の受信チャンネルで所定のコードを受信できるかの判断(ステップS10)と、受信品質が所定値以下(ステップS12)かの判断を行なう事によって受信状況を判定し、所定のコードとは判定できず且つ受信品質が閾値以下の場合にはチャンネル変更を行い、よって受信状況に応じて受信回路に別の受信チャンネルを設定したが、受信状況の判定としては所定のコードかどうかの判定のみとしても良い。また、受信状況に応じた受信回路の受信チャンネルの切り替えは、受信品質を考慮せずに所定のコードと判定しない場合には直ちに切り替えるようにしても良い。
図5に示す受信機3は、アンテナ30と、切り替え器31と、フィルタ32及び33と、受信IC34及び35と、切り替え器36と、メインCPU37と、第2タイマ38と、16MHzのメインクロック部39と、32kHzのサブクロック部40とを備えている。チャンネルCH1側のフィルタ32は、チャンネルCH1の信号を通過させる帯域フィルタで構成され、チャンネルCH2側のフィルタ33は、チャンネルCH2の信号を通過させる帯域フィルタで構成される。受信IC34は受信チャンネルCH1の信号を受信し、受信IC35は受信チャンネルCH2の信号を受信する。切り替え器31と36は連動し、受信チャンネルCH1の信号を受信するときはフィルタ32及び受信IC34側に切り替わり、受信チャンネルCH2の信号を受信するときはフィルタ33及び受信IC35側に切り替わる。受信IC34は、受信回路341、検波回路342、第1タイマ343及びセルフポーリング機能回路344を備えている。受信IC35は、受信回路351、検波回路352、第1タイマ353及びセルフポーリング機能回路354を備えている。
受信チャンネルCH1側が選択された場合、受信IC34のセルフポーリング機能回路344は、第1タイマ343からの時間情報を基に間欠的に起動状態になる。セルフポーリング機能回路344は、起動状態のときに検波回路342から出力される受信チャンネルの信号が所定信号パターンの起動信号か否かを判定し、起動信号が受信された場合にはメインCPU37に対してクロック切替えを指示する割り込み信号を出力する。メインCPU37は、セルフポーリング機能回路344で起動信号が受信されるまでは周波数の低いサブクロック40で動作し、セルフポーリング機能回路343から割り込み信号が与えられると周波数の高いメインクロック39で動作する。また、メインCPU37は、第2タイマ38からの時間情報を基に間欠受信周期よりも長い周期T3で起動してメインクロックで動作する。また、メインCPU37は、現在の受信チャンネルの受信状況を判断し、受信状況が悪ければ現在の受信チャンネルを別の受信チャンネルに切り替える。
受信チャンネルCH2側が選択された場合、受信IC35のセルフポーリング機能回路354は、第1タイマ353からの時間情報を基に間欠的に起動状態になる。セルフポーリング機能回路354は、起動状態のときに検波回路352から出力される受信チャンネルの信号が所定信号パターンの起動信号か否かを判定し、起動信号が受信された場合にはメインCPU37に対してクロック切替えを指示する割り込み信号を出力する。メインCPU37は、セルフポーリング機能回路354で起動信号が受信されるまでは周波数の低いサブクロック40で動作し、セルフポーリング機能回路353から割り込み信号が与えられると周波数の高いメインクロックで動作する。また、メインCPU37は、現在の受信チャンネルの受信状況を判断し、受信状況が悪ければ受信IC35を別の受信IC34に切り替える。
このように、チャンネルCH1とチャンネルCH2とに対応して専用の受信回路を設けることにより、メインCPU37から受信回路(PLL)に対して受信チャンネルを設定する処理が不要になる。
本発明は、キーレスエントリシステムやイモビライザーシステム等における受信機に適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る受信機の概略構成を示すブロック図 図1の受信機の起動状態を示す波形図 図1の受信機に対してデータを送信する送信機の概略構成を示すブロック図 図1の受信機の動作を説明するためのフロー図 図1の受信機の応用例の概略構成を示すブロック図 従来の受信機の概略構成を示すブロック図 図6の受信機の起動状態を示す波形図 従来の他の受信機の概略構成を示すブロック図 図8の受信機の起動状態を示す波形図
符号の説明
1 受信機
2 送信機
10 アンテナ
11 フィルタ
12 受信IC
13 メインCPU
14 タイマ
15 メインクロック
16 サブクロック
20 アンテナ
21 電力増幅器
22 発振器
23 PLL位相同期回路
24 CPU
30 アンテナ
31 切り替え器
32、33 フィルタ
34、35 受信IC
36 切り替え器
37 メインCPU
38、343、353 タイマ
39 メインクロック部
40 サブクロック部
121 受信回路
122 検波回路
123、344、354 セルフポーリング機能回路
124 タイマ
131 受信チャンネル切り替え回路
341、351 受信回路
342、352 検波回路
1211 混合器
1212 VCO
1213 PLL
1214 IFフィルタ

Claims (3)

  1. 複数の受信チャンネルを設定可能な受信回路と、
    前記受信回路から出力される信号を復調する検波回路と、
    受信チャンネルを固定したままで前記検波回路出力に所定パターンの信号が含まれているか否か所定の間欠周期で間欠的に判定し、所定パターンの信号が含まれていれば割り込み信号を出力するサブ制御回路と、
    前記サブ制御回路から割り込み信号が入力されるまでは動作クロック周波数の低いスリープ状態となっていて、前記間欠周期よりも長い所定時間経過すると動作クロック周波数の高い起動状態となり現在の受信チャンネルでの受信状況を判定し、受信状況に応じて前記受信回路に別の受信チャンネルを設定するメイン制御回路と、
    を具備することを特徴とする受信機。
  2. 前記メイン制御回路は、現在の受信チャンネルでの受信状況を判定する場合、受信チャンネルで受信信号を所定の信号と判定できず、且つ、該受信チャンネルで受信信号の受信品質と閾値とを比較し、受信品質が閾値以下であれば前記受信回路に別の受信チャンネルを設定することを特徴とする請求項1記載の受信機。
  3. 送信機から複数チャンネルを使用して送信される送信信号を受信するステップと、
    現在の受信チャンネルで受信された信号を復調するステップと、
    受信チャンネルを固定したままで復調された信号に所定パターンの信号が含まれているか否か所定の間欠周期で間欠的に判定し、所定パターンの信号が含まれていれば割り込み信号を出力するステップと、
    前記割り込み信号が出力されるまではメイン制御回路をスリープ状態となし、前記間欠周期よりも長い時間経過するとメイン制御回路を立ち上げて現在の受信チャンネルでの受信状況を判定し、受信信号が有り且つ所定パターンと識別できなければ別の受信チャンネルを設定するステップと、
    を具備することを特徴とする受信機における受信チャンネル切り替え方法。
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