JP2008187558A - 通信制御装置、及び通信制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通信制御部21は、携帯機10に設定された第1及び第2チャンネルと同等の受信周波数に設定された第1及び第2チャンネルを有している。そして、通信制御部21は、第1チャンネルのみにより、携帯機10から送信される施解錠操作信号の一チャンネルあたりの送信時間よりも短く設定された間隔毎に間欠的に受信待機状態とする。その一方、通信制御部21は、該第1チャンネルにおいて電波を受信したものの、その電波を施解錠操作信号として認識できない場合には、次回の受信待機時において、第1チャンネルと第2チャンネルとによって受信待機状態とする受信チャンネル制御を行う。
【選択図】図1
Description
この車両用通信制御システムでは、車両ユーザによって所持される携帯機と、車両に搭載された通信制御装置との間で無線による相互通信を行わせることにより、車両のドア錠を自動的に施解錠させたり、エンジンの始動を許可したりするようになっている。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信制御装置において、前記通信制御手段は、対応する携帯機からの操作信号に基づく制御を行った場合には、前記携帯機が1回操作された際に送信される操作信号の総送信時間と同等の周期で次回の受信待機状態とすることを要旨とする。
以下、本発明を車両用通信制御システムとして具体化した第1実施形態を図1〜図7に基づき詳細に説明する。
<携帯機10の構成>
携帯機10は無線通信機能を有し、通信制御装置20と相互通信可能となっている。詳しくは、携帯機10は、CPU、ROM、RAM等からなるコンピュータユニットによって構成された制御部11と、その制御部11に電気的に接続された送信部12と、該携帯機10の意匠面に設けられてユーザによって操作可能な操作手段としての操作部13とを備えている。
すなわち、図2(b)に示すように、送信部12は、一つの発振回路41と、それぞれ異なる周波数の複数(ここでは二つ)の振動子(第1振動子42(周波数fa)及び第2振動子43(周波数fb))と、該発振回路41と各振動子42,43との間に設けられた切換スイッチ44とを備えた構成をなしていてもよい。この場合、制御部11から出力される周波数制御信号(切換制御信号)に基づいて切換スイッチ44の接続状態が切り換わり、「発振回路41−第1振動子42」となる接続状態と、「発振回路41−第2振動子43」となる接続状態とが選択的に切り換わる。そして、発振回路41は、選択された振動子42,43の周波数fa,fbに基づいて制御部11からの操作信号を変調し、その変調信号を送信アンテナ12aから外部に送信する。
一方、図1に示すように、通信制御装置20は、CPU、ROM、RAM等からなるコンピュータユニットによって構成された通信制御手段としての通信制御部21と、その通信制御部21に電気的に接続された受信部22とを備えている。
具体的には、受信部22は、スーパーへテロダイン受信機によって構成されている。より具体的には、例えば図4(a)に示すように、受信部22は、受信アンテナ22aから通信制御部21に順に接続された、高周波フィルタ61、高周波増幅器62、イメージキャンセルミキサ63、中間波フィルタ64、中間波増幅器65及び復調回路66と、イメージキャンセルミキサ63に接続された切換スイッチ67と、その切換スイッチ67に接続された第1局部発振器68a及び第2局部発振器68bとを備えている。この例において切換スイッチ67は単極双投型のスイッチによって構成され、通信制御部21からの周波数制御信号(切換制御信号)に基づいて接点の接続状態を切り換えるようになっている。そして、この切換スイッチ67の接続状態の切り換えにより、「イメージキャンセルミキサ63−第1局部発振器68a」となる接続状態と、「イメージキャンセルミキサ63−第2局部発振器68b」となる接続状態とのうちの一方が選択される。また、第1局部発振器68aと第2局部発振器68bとは、それぞれ異なる発振周波数に設定されている。
すなわち、図4(b)に示すように、受信部22は、高周波フィルタ61、高周波増幅器62、イメージキャンセルミキサ63、二つの中間波フィルタ(第1中間波フィルタ64a及び第2中間波フィルタ64b)、中間波増幅器65及び復調回路66と、イメージキャンセルミキサ63に接続された一つの局部発振器68と、該イメージキャンセルミキサ63と各中間波フィルタ64a,64bとの間に接続され、通信制御部21からの周波数制御信号(切換制御信号)に基づいて接点の接続状態を切り換える切換スイッチ69とを備えた構成となっていてもよい。そして、この切換スイッチ67の接続常置aの切り換えにより、「イメージキャンセルミキサ63−第1中間波フィルタ64a」となる接続状態と、「イメージキャンセルミキサ63−第2中間波フィルタ64b」となる接続状態とのうちの一方が選択される。このため、各中間波フィルタ64a,64bの通過周波数を異なる周波数に設定することにより、受信部22は、切換スイッチ69の接続状態に応じて、2種類の異なる周波数の電波を検波可能となる。なお、この例において中間波増幅器65は広帯域対応となっている。
こうした通信制御部21は、携帯機10からの施解錠操作信号を受信するための受信制御を行う。そこで、通信制御部21によって行われる受信制御を図5に示すフローチャートに従って説明する。
次に、このように構成された通信制御装置20の動作を、図6及び図7に示すタイムチャートに従って説明する。なお、ここでは、代表的な4つの受信状況として、「[a]外乱無し時における最良受信タイミング」、「[b]外乱無し時における最悪受信タイミング」、「[c]短時間外乱(第1チャンネル)有り時における最良受信タイミング」、「[d]長時間外乱(第1チャンネル)有り時における最悪受信タイミング」を挙げて説明する。
この場合、通信制御装置20は、まず、第1チャンネルでのみ受信待機状態となる。そして、図6(a)にポイントP1で示すように、携帯機10から送信された施解錠操作信号の第1データフレームのスタートビットの送信と同タイミングで、通信制御装置20の受信待機状態を開始した場合、該通信制御装置20は、その受信待機時において施解錠操作信号の第1データフレームのスタートビットを認識する。このため、通信制御装置20は、該第1データフレームの送信時間(時間T4)の間、第1データフレームの読み込みを行うとともにIDコード照合を行う。
[b]外乱無し時における最悪受信タイミング
この場合も、通信制御装置20は、まず、第1チャンネルでのみ受信待機状態となる。そして、図6(b)にポイントP11で示すように、非受信待機状態になったのと同時のタイミングで、携帯機10から送信された施解錠操作信号の第1データフレームのスタートビットの送信が開始された場合、該通信制御装置20は、ポイントP12で示すように第2間欠時間T2が経過した時点で第1チャンネルによる受信待機状態となる。この時点において通信制御装置20は、施解錠操作信号を受信するものの、該施解錠操作信号のスタートビットを認識できないため、最大で時間T4に設定されたスタートビットのサーチを行う。そしてこの場合、通信制御装置20は、ポイントP13で示すようにサーチ時間T4aが経過した時点で施解錠操作信号の第3データフレームのスタートビットを認識するため、この時点から第3データフレームの読み込みを行うとともにIDコード照合を行う。
この場合も、通信制御装置20は、まず、第1チャンネルでのみ受信待機状態となる。そして、図7(a)にポイントP21で示すように、非受信待機状態になったのと同時のタイミングで、携帯機10から送信された施解錠操作信号の第1データフレームのスタートビットの送信が開始された場合、該通信制御装置20は、ポイントP23で示すように第2間欠時間T2が経過した時点で第1チャンネルによる受信待機状態となる。この時点において通信制御装置20は、施解錠操作信号を受信するものの、該施解錠操作信号のスタートビットを認識できないため、最大で時間T4に設定されたスタートビットのサーチを行う。
この場合も、通信制御装置20は、まず、第1チャンネルでのみ受信待機状態となる。そして、図7(b)にポイントP31で示すように、第1チャンネルのノイズが存在する状況においては、携帯機10から送信された施解錠操作信号の第1データフレームのスタートビットの送信と同タイミングで通信制御装置20の受信待機状態を開始した場合であっても、該通信制御装置20は、第1データフレームのスタートビットを認識できない。このため、通信制御装置20は、ポイントP32で示すように、サーチ時間T4が経過した時点で非受信待機状態となる。このとき、通信制御装置20は、第1チャンネルで電波を受信したものの施解錠操作信号を認識することができなかったため、通信制御部21の内部カウント値Cを「2」に設定する。このため、通信制御装置20は、次回の受信待機時には、第1チャンネルと第2チャンネルとで受信待機状態となる。
(1)施解錠操作信号は優先順位が高いチャンネルから順に携帯機10から送信されるため、通信制御装置20は、優先順位の低い第2チャンネルで送信された施解錠操作信号を受信する前に、優先順位の高い第1チャンネルで送信された施解錠操作信号に相当する電波を必ず受信することとなる。すなわち、通信制御装置20は、第1チャンネルで送信された施解錠操作信号に相当する電波を受信しないまま第2チャンネルで送信された施解錠操作信号を受信することはない。そして、通信制御装置20は、第1チャンネルのみによって受信待機状態となり、その第1チャンネルによって電波を受信できない状況にあっては、次回の受信待機時においても、該第1チャンネルのみによる受信待機状態となる。これに対し、該第1チャンネルによって電波を受信したものの、その電波を操作信号として認識できない場合に、次回の受信待機時において第2チャンネルによっても受信待機状態となる。このため、第1チャンネルによって受信可能な電波にノイズ等の外乱が混入している状況下にあっても、通信制御装置20は、第2チャンネルによって携帯機からの操作信号を受信することができ、携帯機10との通信を確実に行うことができる。よって、ノイズ等の外乱に起因する通信不良の発生を抑制することができる。しかも、通信制御装置20は、通常は第1チャンネルでのみ受信待機状態となるため、受信待機に必要な通信制御装置20の電力消費量も低く維持することができる。しかも、受信した電波が操作信号として認識されない場合には、その時点からではなく、次回の受信待機時において第2チャンネルによる受信待機状態となるため、電力消費量をより一層低く維持することができる。
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図8〜図11に基づいて説明する。ここでは第1実施形態と相違する点を主に述べ、共通する点については同一部材番号を付すのみとしてその説明を省略する。
図9〜図11に示すように、携帯機10から送信される操作信号は、第1実施形態と同様に第1チャンネル及び第2チャンネルで送信される。ただし、各チャンネルで送信される操作信号は、第1実施形態とは異なり、まずプリアンブルコードが送信された後に、IDコード及び操作コードからなるデータフレームが送信される。すなわち、第1チャンネルにおいてはプリアンブルコードが送信された後に第1データフレームが送信され、その第1データフレームに続いて第2チャンネルによってプリアンブルコード及び第2データフレームが送信される。なお、図9(a)に示すように、本実施形態において、一チャンネルにおけるプリアンブルコードの送信時間Taは、データフレームの送信時間Tbの約2倍に設定されている。また、通信制御部21の受信待機周期Tは、最悪の受信待機タイミングにおいてもプリアンブルコードを受信可能となる周期、すなわち、前記第2間欠時間T2が、プリアンブルコードの送信時間から該プリアンブルコードの最低受信時間T5を減算した時間よりも短くなるように設定されている。
次に、こうした第2実施形態の通信制御装置20の動作を、図9〜図11に示すタイムチャートに従って説明する。
この場合、通信制御装置20は、まず、第1チャンネルでのみ受信待機状態となる。そして、図9(a)にポイントP41で示すように、非受信待機状態になったのと同時のタイミングで、携帯機10から送信された施解錠操作信号の第1チャンネルの送信が開始された場合、該通信制御装置20は、ポイントP42で示すように第2間欠時間T2が経過した時点で第1チャンネルによる受信待機状態となる。この時点において通信制御装置20は、施解錠操作信号のプリアンブルコードの受信(サーチ)を開始し、受信した無線信号が対応するプリアンブルコードであるか否かを判断する。そして、通信制御装置20は、対応するプリアンブルコードを認識した場合には、ポイントP43で示すように、続いて第1データフレームを受信する。その結果、通信制御装置20は、ポイントP44で示すように、IDコード照合が成立すると、施解錠コードに基づいてドアロック装置23に施解錠信号を出力してドア錠を施錠または解錠させる。
この場合も、図9(b)にポイントP51で示すように、第1チャンネルで受信待機状態となるタイミングと、携帯機10から送信された施解錠操作信号の第1チャンネルの送信タイミングとが同タイミングの場合、通信制御装置20は、即座に受信を開始し、該受信した無線信号のプリアンブルコードのサーチを開始する。そして、通信制御装置20は、プリアンブルコードの最低受信時間T5を経過して該プリアンブルコードの認識を完了した後も継続して該プリアンブルコードを受信し続け、ポイントP52で示す時点で第1データフレームを受信する。その結果、通信制御装置20は、ポイントP53で示すように、IDコード照合が成立すると、施解錠コードに基づいてドアロック装置23に施解錠信号を出力してドア錠を施錠または解錠させる。
この場合も、通信制御装置20は、まず第1チャンネルでのみ受信待機状態となる。そして、図10(a)にポイントP61で示すように、非受信待機状態になったのと同時のタイミングで、携帯機10から送信された施解錠操作信号の第1チャンネルの送信が開始された場合、該通信制御装置20は、ポイントP63で示すように第2間欠時間T2が経過した時点で再び第1チャンネルによる受信待機状態となる。この時点において通信制御装置20は、施解錠操作信号を受信するはずであるものの、同図にポイントP62で示すように、第2間欠時間T2が経過するまでの間に第1チャンネルのノイズが混入していると、施解錠操作信号のプリアンブルコードを認識できない場合がある。こうした場合、通信制御装置20は、最大サーチ時間T6(>T5)の間は受信待機状態を維持する。そして、この最大サーチ時間T6の間にプリアンブルコードを認識できない場合には、ポイントP64で示すように非受信待機状態となる。
この場合も、通信制御装置20は、まず、第1チャンネルでのみ受信待機状態となる。そして、図10(b)にポイントP71で示すように、第1チャンネルのノイズが存在する状況においては、携帯機10から送信された施解錠操作信号のプリアンブルコードの送信と同タイミングで受信待機状態となった場合であっても、該通信制御装置20は、該プリアンブルコードを認識できない。このため、通信制御装置20は、ポイントP72で示すように、プリアンブルコードの最大サーチ時間T6が経過した時点で非受信待機状態となる。このとき、通信制御装置20は、第1チャンネルで電波を受信したもののプリアンブルコードを認識することができなかったため、通信制御部21の内部カウント値Cを「2」に設定する。このため、通信制御装置20は、次回の受信待機時には、第1チャンネルと第2チャンネルとで受信待機状態となる。
ところで、一般にプリアンブルコードは単純なコード構成となっていることから、通信制御装置20は、ノイズを受信した場合であっても、偶発的にそのノイズに基づいてプリアンブルコードを認識してしまう可能性がある。そこで、こうした場合における通信制御装置20の受信制御を、図11を用いて説明する。
(4)通信制御部21は、第1チャンネルで受信した電波に基づいてプリアンブルコードを認識できたもののIDコード照合が成立できなかった場合には、即座に第2チャンネルでの受信待機状態に切り換える。このため、第2チャンネルで送信される携帯機10からの施解錠操作信号を確実に受信・認識することができ、高い通信信頼性を得ることができる。
・ 前記第1実施形態においても所定の条件を満たした場合にあっては、通信制御部21は、第2実施形態と同様に、即座に次段の受信チャンネルでの受信待機状態に切り換わるようになっていてもよい。具体的には、例えば図12に示すように、前記第2間欠時間T2とサーチ時間T4とを加算した時間(T2+T4)が、第1チャンネルの送信時間と同等またはそれ以上の場合には、通信制御部21は、同図にポイントP91で示すように、即座に第2チャンネルでの受信待機に切り換える制御を行うようになっていてもよい。
・ 前記各実施形態において施解錠操作信号は2種類の送信周波数からなる第1及び第2チャンネルで送信され、通信制御装置20は、それら第1及び第2チャンネルで受信可能となっている。しかし、こうしたチャンネル数は3つ以上で構成されていてもよい。例えば、最も優先順位が高い第1チャンネル、次に優先順位が高い第2チャンネル、そして、最も優先順位が低い第3チャンネルの順に施解錠操作信号が送信され、通信制御装置20はそれら3チャンネルで受信可能となっていてもよい。
Claims (6)
- 予め設定された操作が行われた際にその旨を示す操作信号を、それぞれ異なる周波数に設定され且つ優先順位が設定された複数の送信チャンネルで送信可能に構成されるとともに、該操作信号を、一つの送信チャンネルにつき複数回送信し、またはプリアンブルを付加して送信し、且つ前記優先順位が高く設定された送信チャンネルから順に全ての送信チャンネルで送信する携帯機との間で無線通信を行い、受信した該操作信号に基づく制御を行う通信制御装置であって、
前記携帯機に設定された各送信チャンネルと同等に設定された受信チャンネルを有し、それら受信チャンネルのうちの最も優先順位が高く設定された受信チャンネルのみにより、前記各送信チャンネルの一チャンネルあたりの送信時間よりも短く設定された間隔毎に間欠的に受信待機状態とし、該受信チャンネルにおいて無線信号を受信したものの、その無線信号を前記操作信号として認識できない場合には、その時点での受信チャンネルと次の優先順位に設定された受信チャンネルとによって受信待機状態とする受信チャンネル制御を行う通信制御手段を備えることを特徴とする通信制御装置。 - 前記通信制御手段は、受信チャンネルにおいて無線信号を受信したものの、その無線信号を前記操作信号として認識できない場合における、前回の受信待機状態から非受信待機状態とした時点からの経過時間が、前記送信チャンネルの一チャンネルあたりの送信時間よりも短い時間であると判断した際には、次回の受信待機時に、その時点での受信チャンネルと次の優先順位に設定された受信チャンネルとによって受信待機状態とすることを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
- 前記通信制御手段は、対応する携帯機からの操作信号を認識できない状態にあっては、予め設定された単一の周期で間欠的に受信待機状態とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信制御装置。
- 前記通信制御手段は、対応する携帯機からの操作信号に基づく制御を行った場合には、前記携帯機が1回操作された際に送信される操作信号の総送信時間と同等の周期で次回の受信待機状態とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信制御装置。
- 前記通信制御手段は、全ての受信チャンネルで対応する携帯機からの操作信号を認識できない場合には、次回の受信待機時において、最優先の受信チャンネルのみによって受信待機状態とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信制御装置。
- 予め設定された操作が行われた際にその旨を示す操作信号を無線送信する携帯機と、その携帯機との間で無線通信を行い、受信した該操作信号に基づく制御を行う通信制御装置とを備える通信制御システムであって、
前記携帯機は、それぞれ異なる周波数に設定され且つ優先順位が設定された複数の送信チャンネルで前記操作信号を送信可能に構成されるとともに、該操作信号を、一つの送信チャンネルにつき複数回送信し、またはプリアンブルを付加して送信し、且つ前記優先順位が高く設定された送信チャンネルから順に全ての送信チャンネルで送信する送信制御手段を備え、
前記通信制御装置は、前記携帯機に設定された各送信チャンネルと同等に設定された受信チャンネルを有し、それら受信チャンネルのうちの最も優先順位が高く設定された受信チャンネルのみにより、前記各送信チャンネルの一チャンネルあたりの送信時間よりも短く設定された間隔毎に間欠的に受信待機状態とし、該受信チャンネルにおいて無線信号を受信したものの、その無線信号を前記操作信号として認識できない場合には、その時点での受信チャンネルと次の優先順位に設定された受信チャンネルとによって受信待機状態とする受信チャンネル制御を行う通信制御手段を備えることを特徴とする通信制御システム。
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