JP2010073931A - 発熱体収納装置用冷却装置およびそれを用いた発熱体収納装置 - Google Patents

発熱体収納装置用冷却装置およびそれを用いた発熱体収納装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、送風ファンを正しく駆動することのできる発熱体収納装置用冷却装置を提供することを目的とする。
【解決手段】制御装置15は、受信したPWM信号のエッジを検出して周期情報を生成する周期判断手段18と、初期起動時に生成された周期情報から基本周期情報を生成する基本周期判断手段と、この基本周期情報を格納する周期メモリー手段19と、前記周期情報と基本周期情報とを比較して、受信したPWM信号の有効無効を判定する周期比較手段20と、この周期比較手段20の判定結果によって、受信したPWM信号からデューティ比を算出するPWM信号判断手段21と、このPWM信号判断手段21の信号をもとに送風ファンの運転指示を行う運転指示手段22とを有し、それに対応した運転指示を行い送風ファンを正しく駆動することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、発熱体収納装置に関するものである。
例えば、発熱体収納装置用冷却装置を用いた発熱体収納装置としては携帯電話の基地局があるがこの基地局は、内部に数十アンペア以上の電流が流れる通信機を複数台設け、発生する熱をファンで冷却する構成をしていた。
そして、この発熱体収納装置では、発熱体収納装置用冷却装置は、通信機器側から送信された運転制御信号に基づいてファンを駆動するようにしていた(これに類似する先行文献としては特許文献1を参照)。
特開2000−161875号公報
上記従来の発熱体収納装置においては、通信機器から一定周期ごとにファンの駆動スピードに対応させたデューティ比を持ったパルス信号を送信して、この信号を発熱体収納装置用冷却装置が受信してデューティ比を計算して、ファンの駆動を行っていた。
このような発熱体収納装置では、先にも記載したように内部に設けた通信機器の動作により数十アンペア以上の電流が流れ通信機器の動作に伴いノイズが発生して、発熱体収納装置用冷却装置が受信する信号にそのノイズが重畳されることがある。このため、一定の周期が乱れ、通信機器からの信号を正しく受け取ることができなくなり、ファンを駆動することが困難になることがあった。
そこで、本発明は、ファンを正しく駆動することのできる発熱体収納装置用冷却装置を提供することを目的とするものである。
そして、この目的を達成するめに本発明は、第1環境用の第1吸気口と第1吐出口および第2環境用の第2吸気口と第2吐出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた第1環境用の第1の送風ファンおよび第2環境用の第2の送風ファンと、前記本体ケース内において第1環境の空気と第2環境の空気との熱交換を行う熱交換器と、前記第1および第2の送風ファンの制御を行う制御装置とを備え、前記制御装置は、受信したPWM信号の一定の方向に変化するエッジを連続して検出してその信号の周期情報を生成する周期判断手段と、初期起動時に生成された周期情報から基本周期情報を生成する基本周期判断手段と、この基本周期情報を格納する周期メモリー手段と、前記周期情報と基本周期情報とを比較して、受信したPWM信号の有効無効を判定する周期比較手段と、この周期比較手段の判定結果によって、受信したPWM信号からデューティ比を算出するPWM信号判断手段と、このPWM信号判断手段の信号をもとに前記第1および第2の送風ファンの運転指示を行う運転指示手段とを有する構成としたものであり、基本周期情報と周期情報を周期比較手段で比較することで受信したPWM信号の良否を判定し、PWM信号判断手段で、受信したPWM信号のデューティ比を算出して、それに対応した運転指示を行い第1および第2送風ファンを正しく駆動することができるという所期の目標を達成するものである。
また、発熱体収納装置から電源を供給されて駆動する構成としたものであり、発熱体収納装置の起動時に通信機の起動に合わせて起動させることができるので、基本周期情報を正しく生成して、周期メモリー手段へ格納して、ファンを正しく駆動することができる。
また、周期メモリー手段に格納した基本周期情報は、発熱体収納装置の起動時に上書きされて格納される構成としたものであり、発熱体収納装置用冷却装置の設置時に現場にて容易に基本周期情報を周期メモリー手段へ格納して、ファンを正しく駆動することができる。
また、発熱体収納装置の起動時に受信したPWM信号を所定の回数受信して基本周期情報を生成する基本周期判断手段を備えたものであり、平均値を算出してより確かな基本周期情報を周期メモリー手段へ格納して、これをもとに受信したPWM信号の「有効」「無効」を確実に判断して、ファンを正しく駆動することができる。
また、発熱体収納装置の起動時に受信したPWM信号を所定の時間受信して基本周期情報を生成する基準情報を生成する周期判断手段を備えたものであり、平均値を算出してより確かな基本周期情報を周期メモリー手段へ格納して、これをもとに受信したPWM信号の「有効」「無効」を確実に判断してファンを正しく駆動することができる。
また、基本周期判断手段は、発熱体収納装置の起動時に受信したPWM信号のから周期情報のうち最大値と最小値を除いて基本周期情報を生成する最大最小除去手段を備えたものであり、平均化して生成する基本周期情報の精度が向上して、より正しく運転指令の「有効」「無効」の判定して、ファンを正しく駆動することができる。
また、一定方向に変化するエッジを連続して検出し、その時間の間隔が所定の間隔よりも大きいときは、無効とする周期情報判断手段を備えたものであり、より早くノイズの影響を受けた信号を無視して次の信号の受信に備えて、ファンを正しく駆動することができる。
また、一定方向に変化するエッジを連続して検出し、その時間間隔が所定の間隔よりも小さいときは、無効とする周期情報判断手段を備えたものであり、より早くノイズの影響を受けた信号を無視して次の信号の受信に備えて、ファンを正しく駆動することができる。
また、発熱体収納装置用冷却装置を備えた発熱体収納装置を構成するものであり、通信機からの運転指令を正しく受信して、正しく第1および第2の送風ファンの駆動を行うことができる発熱体収納装置用冷却装置とそれを用いた発熱体収納装置を提供することができる。
以上のように本発明は、第1環境用の第1吸気口と第1吐出口および第2環境用の第2吸気口と第2吐出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた第1環境用の第1の送風ファンおよび第2環境用の第2の送風ファンと、前記本体ケース内において第1環境の空気と第2環境の空気との熱交換を行う熱交換器と、前記第1および第2の送風ファンの制御を行う制御装置とを備え、前記制御装置は、受信したPWM信号の一定の方向に変化するエッジを連続して検出してその信号の周期情報を生成する周期判断手段と、初期起動時に生成された周期情報から基本周期情報を生成する基本周期判断手段と、この基本周期情報を格納する周期メモリー手段と、前記周期情報と基本周期情報とを比較して、受信したPWM信号の有効無効を判定する周期比較手段と、この周期比較手段の判定結果によって、受信したPWM信号からデューティ比を算出するPWM信号判断手段と、このPWM信号判断手段の信号をもとに前記第1および第2の送風ファンの運転指示を行う運転指示手段とを有する構成としたものであるので、基本周期情報と周期情報を周期比較手段で比較することで受信したPWM信号の良否を判定し、PWM信号判断手段で、受信したPWM信号のデューティ比を算出して、それに対応した運転指示を行い第1および第2送風ファンを正しく駆動することを可能とした発熱体収納装置用冷却装置および発熱体収納装置を提供することができる。
本発明の請求項1記載の発明は、第1環境用の第1吸気口と第1吐出口および第2環境用の第2吸気口と第2吐出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた第1環境用の第1の送風ファンおよび第2環境用の第2の送風ファンと、前記本体ケース内において第1環境の空気と第2環境の空気との熱交換を行う熱交換器と、前記第1および第2の送風ファンの制御を行う制御装置とを備え、前記制御装置は、受信したPWM信号の一定の方向に変化するエッジを連続して検出してその信号の周期情報を生成する周期判断手段と、初期起動時に生成された周期情報から基本周期情報を生成する基本周期判断手段と、この基本周期情報を格納する周期メモリー手段と、前記周期情報と基本周期情報とを比較して、受信したPWM信号の有効無効を判定する周期比較手段と、この周期比較手段の判定結果によって、受信したPWM信号からデューティ比を算出するPWM信号判断手段と、このPWM信号判断手段の信号をもとに前記第1および第2の送風ファンの運転指示を行う運転指示手段とを有するもので、基本周期情報と周期情報を周期比較手段で比較することで受信したPWM信号の良否を判定し、PWM信号判断手段で、受信したPWM信号のデューティ比を算出して、それに対応した運転指示を行い第1および第2送風ファンを駆動するという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、発熱体収納装置から電源を供給されて駆動するもので、発熱体収納装置の起動時に通信機の起動に合わせて起動させることができるので、基本周期情報を正しく生成して、周期メモリー手段へ格納することができる。
また、請求項3記載の発明は、周期メモリー手段に格納した基本周期情報は、発熱体収納装置の起動時に上書きされて格納されるもので、発熱体収納装置用冷却装置の設置時に現場にて容易に基本周期情報を周期メモリー手段へ格納することができる。
また、請求項4記載の発明は、発熱体収納装置の起動時に受信したPWM信号を所定の回数受信して基本周期情報を生成する周期判断手段を備えたもので、平均値を算出してより確かな基本周期情報を周期メモリー手段へ格納して、これをもとに受信したPWM信号の「有効」「無効」を確実に判断することができる。
また、請求項5記載の発明は、発熱体収納装置の起動時に受信したPWM信号を所定の時間受信して基本周期情報を生成する基準情報を生成する基本周期判断手段を備えたもので、平均値を算出してより確かな基本周期情報を周期メモリー手段へ格納して、これをもとに受信したPWM信号の「有効」「無効」を確実に判断することができる。
また、請求項6記載の発明は、基本周期判断手段は、発熱体収納装置の起動時に受信したPWM信号のから周期情報のうち最大値と最小値を除いて基本周期情報を生成する最大最小除去手段を備えたもので、平均化して生成する基本周期情報の精度が向上して、より正しく運転指令の「有効」「無効」の判定ができる。
また、請求項7記載の発明は、一定方向に変化するエッジを連続して検出し、その時間の間隔が所定の間隔よりも大きいときは、無効とする周期情報判断手段を備えたもので、より早くノイズの影響を受けた信号を無視して次の信号の受信に備えることとなる。
また、請求項8記載の発明は、一定方向に変化するエッジを連続して検出し、その時間間隔が所定の間隔よりも小さいときは、無効とする周期情報判断手段を備えたもので、より早くノイズの影響を受けた信号を無視して次の信号の受信に備えることとなる。
また、請求項9記載の発明は、発熱体収納装置用冷却装置を備えた発熱体収納装置を構成するもので、通信機からの運転指令を発熱体収納装置用冷却装置は正しく受信して、正しく第1および第2の送風ファンの駆動を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1において、1はビルディングを示し、その屋上2には携帯電話の基地局3が設けられている。携帯電話の基地局3は発熱体収納装置である箱状のキャビネット4とこのキャビネット4内に設けた複数の通信機5と前記キャビネット4の前面開口部にドアのごとく開閉自在に設けた発熱体収納装置用冷却装置6とにより構成されている。
前記発熱体収納装置用冷却装置6は、図2に示すように、外気(第1環境)用の第1吸気口7と第1吐出口8およびキャビネット4内(第2環境)用の第2吸気口9と第2吐出口10を有する本体ケース11と、この本体ケース11内に設けられた外気(第1環境)用の第1の送風ファン12およびキャビネット4内(第2環境)用の第2の送風ファン13と、前記本体ケース11内において外気(第1環境)の空気とキャビネット4内(第2環境)の空気との熱交換を行う熱交換器14とを備えている。
また、発熱体収納装置用冷却装置6は、第1の送風ファン12と第2の送風ファン13を制御する制御装置15を備え、この制御装置15は、通信機5と通信線16で接続されている。
また、制御装置15は、前記通信機5とともにキャビネット4に供給される外部電源(図示せず)を変換した直流電源(図示せず)に接続される。
さらに、制御装置15は、通信線16に接続されて入力されるPWM信号に含まれる一定の方向へ変化するエッジを連続して検出するPWM信号エッジ検出手段17と、このPWM信号エッジ検出手段17の検出した連続するエッジの間隔を計測してPWM信号の周期情報を生成する周期判断手段18と、初期起動時に生成された周期情報から基本周期情報を生成する(言い換えると基本周期判断を行う)基本周期判断手段18Aと前記基本周期情報を格納する周期メモリー手段19とから構成される。さらに、制御装置15は、前記周期判断手段18と周期メモリー手段19に接続して前記周期情報と前記基本周期情報とを比較して受信したPWM信号の有効無効を判定する周期比較手段20と、この周期比較手段20に接続して前記有効無効の判定結果によって、受信したPWM信号からデューティ比を算出するPWM信号判断手段21と、このPWM信号判断手段21に接続して算出されたデューティ比をもとに第1の送風ファン12および第2の送風ファン13の運転指示を行う運転指示手段22と、この運転指示手段22の指示に基づいて第1の送風ファン12と第2の送風ファン13を別々に運転させるインバーター23とを備えたものである。
そして、基本周期判断手段18Aは、図4に示すようなアルゴリズムを有するものである。すなわち、連続するエッジの時間間隔を計測するエッジ間隔計測手段24と、あらかじめ設定した所定の回数に対して前記時間間隔を計測した回数をカウントするカウント手段25と、計測した時間間隔の平均値を算出する平均化手段26と、この平均値を周期メモリー手段19へ格納する格納手段27とを有したものである。また、この格納手段27は特に、前記平均値を周期メモリー手段19へ上書きして格納するものである。
さて、以上のような構成によれば、キャビネット4内で通信機5の動作にともなって、通信線16を伝わって、通信機5から発熱体収納装置用冷却装置6へ運転指令として図5(a)に示すようなPWM信号が送信されてくる。すなわち、所定の周期T内に所定時間tだけ「Hi」となるパルスを形成した信号であって、そのパルス幅を運転指令の内容に応じて変化させた信号が送信される。
そして、図5(c)に示すように発熱体収納装置用冷却装置6内の制御装置15は、この信号をPWM信号判断手段21で読み込みt/Tの比率であるデューティ比を算出して、そのデューティ比に対応する回転数で、第1の送風ファン12および第2の送風ファン13を駆動することとなる。
ところが、図5(b)通信機5では1GHzといった高周波信号を増幅などの処理しており、この高周波信号の処理の際に発生する電気的ノイズにより、通信線16にもその影響が出て、ノイズとなってPWM信号判断手段21に伝達してしまう。
しかし、以上のような状況のなかでも確実に運転指令を受信するために、本実施例は、あらかじめ基本周期情報を生成しておいて、運転指令の受信のたびに受信信号の周期情報と比較してその信号の有効無効を判断することが極めて有効となる。
すなわち、携帯電話の基地局3のキャビネット4に通信機5と発熱体収納装置用冷却装置6を設置し、キャビネット4から電源を供給されて駆動するように構成し、電源が供給されてこれらの運転を開始したときに、その起動時に発熱体収納装置用冷却装置6は、図4に示すフローチャートのようにして受信するPWM信号から基本周期判断を行い、これを基本周期情報を周期メモリー手段19に上書き保存しておくものである。
図4のステップ4から6で、エッジ間隔計測手段24が受信したPWM信号の立ち上がりエッジ間の検出時間差を検出する。さらに、ステップ7に示すように、平均化手段26は、複数回の検出時間差から平均値を算出する。
また、ステップ2にてカウント手段25にてあらかじめ設定した所定の回数(例えば20回)に対して、検出時間差の検出回数をカウントすることとなる。そして、所定の回数(例えば20回)となると、ステップ8にて格納手段27は、周期メモリー手段19に検出時間差の平均値を上書き格納してPWM信号の基本周期判断を終了することとなる。
その後、通信機5が携帯電話機の送受信を開始して、その動作によりキャビネット4内の温度が上昇すると、発熱体収納装置用冷却装置6に対して、運転指令を送信する。
発熱体収納装置用冷却装置6は通信線16を通じて、図5に示すPWM信号を受信して、その信号のPWM信号エッジ検出手段17は、立ち上がりエッジを検出して、周期判断手段18により第1番目のエッジと第2番目のエッジの間隔から前記PWM信号の周期を計測して周期情報を生成する。そして、周期比較手段20は、この周期情報とあらかじめ周期メモリー手段19へ格納した基本周期情報とを比較して、受信したPWM信号の「有効」「無効」を判定して、PWM信号判断手段21へ送付することとなる。一方、PWM信号判断手段21は、受信した信号の立ち上がりエッジから立ち下りエッジまでの「Hi」レベルの時間tと立ち上がりから次の立ち上がりまでの時間Tを計測して、t/Tなるデューティ比を算出する。
そして、前記PWM信号判断手段21の判断結果が「有効」であるときは、運転指示手段22へ前記デューティ比に基づいて第1の送風ファン12と第2の送風ファン13の回転数を運転指示手段22へ送信する。運転指示手段22は、インバーター23を駆動して第1の送風ファン12と第2の送風ファン13の回転数は、正しく制御されることとなる。また、前記PWM信号判断手段21の判断結果が「無効」となったときは、PWM信号判断手段21は、第1の送風ファン12および第2の送風ファン13の回転数の指示は変更せずに前回のままとして運転指示手段22へ送信することなり、新たな回転数の指示は行わない。すなわち、ノイズの影響を受けた信号の運転指令は無視されることとなり、誤った駆動をしてしまうことを防止することができる。
また、PWM信号を所定の回数受信して基本周期情報を生成することで、より確かな基本周期情報を周期メモリー手段19へ格納して、これをもとに受信したPWM信号の「有効」「無効」を確実に判断することができる。
また、発熱体収納装置用冷却装置6は、キャビネット4から電源を供給されて駆動する構成としているので、キャビネット4の起動時に通信機5の起動に合わせて起動させることができるので、基本周期情報を正しく生成して、周期メモリー手段19へ格納することができる。
また、基本周期情報は、周期メモリー手段19へ上書きをして格納する構成としているので、発熱体収納装置用冷却装置6の設置時に現場にて容易に基本周期情報を周期メモリー手段19へ格納することができる。すなわち、上書きでなく書き込みを行う場合は、電源の遮断の際に既に格納されている情報の消去作業が必要であり、これ確実に行うためには、電源が遮断された後に一定時間電源電圧を確保するバッテリー等の電源がさらに必要となり、設置現場での装置構成が大掛かりになってしまう。しかしながら、本実施の形態のように、上書きする構成とすることで、このような電源を用意することが不要となる。
また、本実施の形態のように、PWM信号判断手段21は、受信した信号の立ち上がりエッジから立ち下りエッジまでの「Hi」レベルの時間tと立ち上がりから次の立ち上がりまでの時間Tを計測して、t/Tなるデューティ比を算出するように構成した場合には、デューティ比を算出するための演算は、マイクロコンピュータ(図示せず)を使用しておこなうこととなるためその演算に時間がかかる。そこで、周期判断手段18に一定方向に変化するエッジを連続して検出し、その時間間隔が所定の間隔よりも大きいときに、受信したPWM信号を無効にする構成を加えることで、より早くノイズの影響を受けた信号を無視することができる。また、その時間間隔が所定の間隔よりも小さいときに、受信したPWM信号を無効にする構成を加えることで、より早くノイズの影響を受けた信号を無視することができる。そして、次の信号の受信に備えて、確実に受信を行うことができる。
また、基本周期判断手段18Aは、カウント手段25を備えて、所定の回数(例えば20回)だけ時間間隔を計測して、その平均値を基本周期情報として、周期メモリー手段19へ格納する構成としたが、基本周期判断手段18Bとして、カウント手段25に替えて、図6のステップ2に示すようにあらかじめ所定の時間(例えば1秒間)を設定して、その時間をもとに時間をカウントする時間カウント手段28を備え、所定の時間(例えば1秒間)内に計側した時間間隔の平均値を平均化手段26で算出して、基本周期情報としてもその作用効果に変わりはない。
そして、これらの結果として、通信機からの運転指令を正しく受信して、正しく第1および第2の送風ファンの駆動を行うことができる発熱体収納装置用冷却装置とそれを用いた発熱体収納装置を提供することができる。
(実施の形態2)
さて、本実施の形態では、基本周期判断手段18Cは、検出した時間間隔のなかから最大値と最小値を除いて基本周期情報を生成する最大最小除去手段29を備えたものである。なお、実施の形態1と同一構成部分については、理解を容易にするために、同一符号を用い、その詳細な説明を簡略化する。
すなわち、図6のステップ7に示すように、実施の形態1では、平均化手段26は、複数回の検出時間差から平均値を算出しているが、本実施の形態では、図7に示すように最大最小除去手段29を有し、ステップ6で検出した3回以上の複数回の検出時間差から、ステップ7、8にて最大値を検出し、ステップ9、10にて最小値を検出し、ステップ12において、前記最大値と最小値を除いた検出時間差から平均値を算出して、基本周期情報を生成する。
以上のように、最大最小除去手段29を備えることで、平均化して生成する基本周期情報の精度が向上して、より正しく運転指令の「有効」「無効」の判定ができるようになり、キャビネット4内の空気の排熱をより適切の行うことができる。
なお、本実施の形態では、実施の形態1の図6、すなわち基本周期判断手段18Bに対して、最大最小除去手段29を備えた基本周期判断手段18Cの例を説明したが、図4、すなわち基本周期判断手段18Aに対して最大最小除去手段29を備えた基本周期判断手段の構成としても良い。
以上のように本発明は、第1環境用の第1吸気口と第1吐出口および第2環境用の第2吸気口と第2吐出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた第1環境用の第1の送風ファンおよび第2環境用の第2の送風ファンと、前記本体ケース内において第1環境の空気と第2環境の空気との熱交換を行う熱交換器と、前記第1および第2の送風ファンの制御を行う制御装置とを備え、前記制御装置は、受信したPWM信号の一定の方向に変化するエッジを連続して検出してその信号の周期情報を生成する周期判断手段と、初期起動時に生成された周期情報から基本周期情報を生成する基本周期判断手段と、この基本周期情報を格納する周期メモリー手段と、前記周期情報と基本周期情報とを比較して、受信したPWM信号の有効無効を判定する周期比較手段と、この周期比較手段の判定結果によって、受信したPWM信号からデューティ比を算出するPWM信号判断手段と、このPWM信号判断手段の信号をもとに前記第1および第2の送風ファンの運転指示を行う運転指示手段とを有する構成としたことで、通信機器からの信号を正しく受け取ることができるようになり、ファンを正しく駆動することのできる発熱体収納装置用冷却装置を提供することができる。従って、例えば、通信機器の基地局や、その他屋外設置機器における冷却設備としてきわめて有用なものとなる。
本発明の一実施形態の設置例を示す斜視図 同発熱体収納装置用冷却装置の断面図 同制御装置のブロック図 同基本周期判断手段による基本周期情報の生成のアルゴリズムを示すフローチャート 同PWM信号と送風ファンの回転数を表す図((a)PWM信号の図、(b)PWM信号にノイズの影響が出たときの図、(c)PWM信号のデューティ比と回転数の関係を示す図) 同実施の形態1の基本周期判断手段による基本周期情報生成の別のアルゴリズムを示すフローチャート 同実施の形態2の基本周期判断手段による基本周期情報生成のアルゴリズムを示すフローチャート
符号の説明
1 ビルディング
2 屋上
3 携帯電話の基地局
4 キャビネット
5 通信機
6 発熱体収納装置用冷却装置
7 第1吸気口
8 第1吐出口
9 第2吸気口
10 第2吐出口
11 本体ケース
12 第1の送風ファン
13 第2の送風ファン
14 熱交換器
15 制御装置
16 通信線
17 PWM信号エッジ検出手段
18 周期判断手段
18A 基本周期判断手段
18B 基本周期判断手段
18C 基本周期判断手段
19 周期メモリー手段
20 周期比較手段
21 PWM信号判断手段
22 運転指示手段
23 インバーター
24 エッジ間隔計測手段
25 カウント手段
26 平均化手段
27 格納手段
28 時間カウント手段
29 最大最小除去手段

Claims (9)

  1. 第1環境用の第1吸気口と第1吐出口および第2環境用の第2吸気口と第2吐出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた第1環境用の第1の送風ファンおよび第2環境用の第2の送風ファンと、前記本体ケース内において第1環境の空気と第2環境の空気との熱交換を行う熱交換器と、前記第1および第2の送風ファンの制御を行う制御装置とを備え、前記制御装置は、受信したPWM信号の一定の方向に変化するエッジを連続して検出してその信号の周期情報を生成する周期判断手段と、初期起動時に生成された周期情報から基本周期情報を生成する基本周期判断手段と、この基本周期情報を格納する周期メモリー手段と、前記周期情報と基本周期情報とを比較して、受信したPWM信号の有効無効を判定する周期比較手段と、この周期比較手段の判定結果によって、受信したPWM信号からデューティ比を算出するPWM信号判断手段と、このPWM信号判断手段の信号をもとに前記第1および第2の送風ファンの運転指示を行う運転指示手段とを有する発熱体収納装置用冷却装置。
  2. 発熱体収納装置から電源を供給されて駆動する構成とした請求項1記載の発熱体収納装置用冷却装置。
  3. 周期メモリー手段に格納した基本周期情報は、発熱体収納装置の起動時に上書きされて格納される構成とした請求項1記載の発熱体収納装置用冷却装置。
  4. 発熱体収納装置の起動時に受信したPWM信号を所定の回数受信して基本周期情報を生成する周期判断手段を備えた請求項1から3のいずれかに記載の発熱体収納装置用冷却装置。
  5. 発熱体収納装置の起動時に受信したPWM信号を所定の時間受信して基本周期情報を生成する周期判断手段を備えた請求項1から3のいずれかに記載の発熱体収納装置用冷却装置。
  6. 周期判断手段は、発熱体収納装置の起動時に受信したPWM信号のから周期情報のうち最大値と最小値を除いて基本周期情報を生成する最大最小除去手段を備えた請求項4または5記載の発熱体収納装置用冷却装置。
  7. 一定方向に変化するエッジを連続して検出し、その時間の間隔が所定の間隔よりも大きいときは、無効とする周期情報判断手段を備えた発熱体収納装置用冷却装置。
  8. 一定方向に変化するエッジを連続して検出し、その時間間隔が所定の間隔よりも小さいときは、無効とする周期情報判断手段を備えた発熱体収納装置用冷却装置。
  9. 請求項1から8に記載の発熱体収納装置用冷却装置を備えた発熱体収納装置。
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