JP5328711B2 - 換気装置 - Google Patents

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本発明は、換気装置に関する。
従来、湿度測定手段の測定結果に基づいて換気制御を行う換気装置は、湿度測定手段の測定結果として取得した湿度と設定湿度との比較により、換気扇(換気機構)の運転及び停止を判断していた。また、換気制御の開始時刻及び停止時刻をタイマ設定することにより、限られた時間内においてのみ換気制御するという運転方法を用いてきた。
換気扇の制御方法として、湿度測定手段の測定結果が湿度条件を満足している間(予め設定した湿度未満の間)、換気動作を実施するものが知られている(特許文献1参照)。また、換気扇の自動運転方法として、湿度測定手段による測定結果に基づいて換気運転時間を決定する制御方法も知られている(特許文献2参照)。
特開平11−23027号公報 特開平8−54141号公報
従来の換気装置の場合、湿度条件を満足している間は常に換気運転を実施していた。そのため、十分に換気を実施した後も不必要な換気を続けることとなり、その期間も換気扇の運転によって電力を消費していた。
また、無駄な電力消費を避けるために、湿度条件に応じて換気運転時間を決定する方法では、運転開始時の湿度で運転時間が決定されてしまうため、運転動作中や運転停止後の湿度条件の変化に対応したきめ細やかな換気運転ができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、無駄に電力消費をすることなく、かつ、湿度状態を良好とするために効果的・効率的な換気運転を実行できる換気装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、外気と換気空間内の空気とを換気する換気装置であって、外気の湿度を検出する湿度検出手段と、外気と換気空間内の空気とを交換する換気手段と、換気手段を第1の期間運転させた後に停止させ、換気手段を停止させてから第2の期間が経過した後に、換気手段を停止させた時点での湿度検出手段の検出結果と、換気手段を停止させてから第2の期間が経過した時点での湿度検出手段の検出結果との比較結果に基づいて、換気手段の運転を再開するか否かを決定する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、十分な換気を実施しつつ余分な換気運転による消費電力を抑え、効果的・効率的な換気を実施できるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる換気装置の構成を示す図である。 図2は、実施の形態1にかかる換気装置の動作の流れを示すフローチャートである。 図3は、実施の形態1にかかる換気装置の動作の一例を示す図である。 図4は、実施の形態1にかかる換気装置の動作の別の一例を示す図である。 図5は、従来の換気装置の動作の一例を示す図である。 図6は、実施の形態2にかかる換気装置の動作の流れを示すフローチャートである。 図7は、実施の形態2にかかる換気装置の動作の一例を示す図である。
以下に、本発明にかかる換気装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる換気装置の構成を示す図である。本実施の形態にかかる換気装置は、住宅の床下の空間(換気空間)の空気と屋外の空気とを換気するための換気機構(床下換気扇)4、換気機構4の運転及び停止を制御する制御部2、制御部2及び換気機構4へ電力(商用電源)を供給する電源1、及び屋外の湿度を測定する湿度測定部3を有する。本実施の形態においては、換気装置は、換気空間内の空気をより低湿度の外気と交換することを目的として駆動される。
制御部2は、制御処理部21、記憶部22及びタイマ23を備えている。記憶部22は、換気運転を実行するか否かの基準としての設定湿度、後段で説明する換気単位時間、換気運転の可否を判断するための湿度測定の時間間隔及び湿度測定部3の前回の測定結果(前回湿度)が記憶されており、制御処理部21はこれらの情報に基づいて換気機構4の駆動・停止を制御する。タイマ23は、換気制御に時間的な条件を設定するための装置である。すなわち、タイマ23は換気制御の開始時刻及び終了時刻を設定する。
ここで、換気単位時間について説明する。十分な換気を行うのに必要な時間は、「換気空間容量(m)」と、「換気機構の時間当たりの換気能力(m/h)」とに基づいて、おおよその時間として算出可能である。この時間を「換気単位時間」と定義する。ただし、実際の換気空間には、空気の流れが不十分な部分(空気の移動が生じにくい部分)も存在するため、多少の余裕度を含めて換気単位時間を決定することが好ましい。ただし、換気時間を長くしたからといって、空気の流れが不十分な部分の換気が完全に実施される訳ではないため、必要以上の余裕度を含めることは好ましいことではない。
本実施の形態においては、換気運転開始後、換気単位時間(第1の期間)が経過した時点で換気運転を停止する。その後、一定時間(第2の期間)の後、前回換気運転終了時の湿度と現時点での湿度とを比較し、より良い環境に移行できる場合のみ、換気運転を再開する。湿度条件を満足しつつも悪い環境への移行が予想される場合は、換気は停止を維持し、さらに一定時間(第3の期間)後に湿度状態を観測するという状態遷移を繰り返す。
図2は、実施の形態1にかかる換気装置の動作の流れを示すフローチャートである。換気装置の電源がONされると(ステップS1)、制御処理部21は、初期設定として、設定湿度Hcや湿度測定間隔Taなどを設定する(ステップS2)。次に、制御処理部21は、タイマ23に設定されている換気制御の開始時刻と終了時刻との間の時間(換気制御時間)内であるか否かを判断する(ステップS3)。換気制御時間内でなければ(ステップS3/No)、制御処理部21は、換気制御時間内になるまで待機する。換気制御時間内であれば(ステップS3/Yes)、制御処理部21は、湿度測定部3の検出結果を取得する(ステップS4)。制御処理部21は、湿度測定部3から取得した湿度検出結果が示す現在の湿度が設定湿度Hc未満であるか否かを判断する(ステップS5)。現在の湿度が設定湿度Hc未満でなければ(ステップS5/No)、ステップS3に進み、制御処理部21は換気制御時間内であるか否かを判断する。現在の湿度が設定湿度Hc未満であるならば(ステップS5/Yes)、制御処理部21は換気機構4を駆動して換気運転を開始する(ステップS6)。そして、湿度測定部3の湿度検出結果を取得しその時点での湿度を前回湿度として記憶部22に記憶させる(ステップS7)。
制御処理部21は、湿度測定部から取得した湿度検出結果が示す現在の湿度が設定湿度Hc未満であるか否かを判断する(ステップS8)。現在の湿度が設定湿度Hc未満でなければ(ステップS8/No)、換気機構4を停止させ、換気運転を停止する(ステップS9)。現在の湿度が設定湿度Hc未満であるならば(ステップS8/Yes)、タイマ23に設定されている換気制御時間内であるか否かを判断する(ステップS10)。換気制御時間内でなければ(ステップS10/No)、制御処理部21は換気機構4を停止させ、換気運転を停止する(ステップS9)。換気制御時間内であるならば(ステップS10/Yes)、制御処理部21は、換気運転を開始してから換気単位時間Tu(第1の期間)が経過したか否かを判断する(ステップS11)。換気運転を開始してから換気単位時間Tuが経過していなければ(ステップS11/No)、ステップS8に進み、制御処理部21は現在の湿度が設定湿度Hc未満であるか否かを判断する。換気運転を開始してから換気単位時間Tuが経過していれば(ステップS11/Yes)、制御処理部21は換気機構4を停止させ、換気運転を停止させる(ステップS12)。そして、湿度測定部3の湿度測定結果を取得して、その時点での湿度を前回湿度として記憶部22に記憶させる(ステップS13)。
その後、制御処理部21は、タイマ23に設定されている換気制御時間内であるか否かを判断する(ステップS14)。換気制御時間内でなければ(ステップS14/No)、ステップS3へ進み、制御処理部21は、換気制御時間内になるまで待機する。換気制御時間内であれば(ステップS14/Yes)、制御処理部21は、換気運転を停止してから湿度測定間隔Ta(第2の期間)が経過したか否かを判断する(ステップS15)。換気運転を停止してから湿度測定間隔Taが経過していなければ(ステップS15/No)、ステップS14へ進み、制御処理部21は換気制御時間内であるか否かを判断する。換気運転を停止してから湿度測定間隔Taが経過していれば(ステップS15/Yes)、制御処理部21は、湿度測定部3の検出結果を取得する。また、記憶部22に記憶させている前回湿度を読み出す。そして、湿度測定部3から取得した湿度を前回湿度として記憶部22に記憶させる(ステップS16)。制御処理部21は、湿度測定部から取得した湿度検出結果が示す現在の湿度が記憶部22から読み出した前回湿度未満であるか否かを判断する(ステップS17)。現在の湿度が記憶部22から読み出した前回湿度未満でなければ(ステップS17/No)、ステップS14に進み、制御処理部21は換気制御時間内であるか否かを判断する。ステップS17からステップS14へ進んだ場合は、ステップS15においては、制御処理部21は、前回湿度を測定してから第3の期間としての湿度測定間隔Taが経過したか否かを判断する。一方、現在の湿度が記憶部22から読み出した前回湿度未満であるならば(ステップS17/Yes)、ステップS5に進み、制御処理部21は現在の湿度が設定湿度Hc未満であるか否かを判断する。
本実施の形態にかかる換気装置は、上記の動作を行うことで、換気運転開始後、換気単位時間が経過した時点で換気運転を停止し、一定時間の後、前回換気運転終了時の湿度と現時点での湿度とを比較し、より良い環境に移行できる場合のみ、換気運転を再開する。湿度条件を満足しつつも悪い環境への移行が予想される場合は、換気は停止を維持し、さらに一定時間後に湿度状態を観測するという状態遷移を繰り返す。
本実施の形態にかかる換気装置の動作を具体例を挙げて説明する。図3は、換気装置の動作の一例を示す図である。時刻Tにおいて、タイマ23に設定された開始時刻となったため、制御処理部21は、湿度測定部3から湿度検出結果(H)を取得する。制御処理部21は、湿度Hを記憶部22に記憶されている設定湿度Hcと比較する。Hc>Hであるため、制御処理部21は、換気機構4を駆動して換気運転を開始する。制御処理部21は、湿度Hを前回湿度として記憶部22に記憶させる。
時刻Tにおいて、換気運転開始から第1の期間としての換気単位時間(Tu)が経過したため、制御処理部21は、換気機構4を停止させて換気運転を中止する。制御処理部21は、湿度検出部3から湿度検出結果(H)を取得し、前回湿度として記憶部22に記憶させる。
時刻Tにおいて、換気運転の停止から一定時間(第2の期間としての湿度測定間隔Ta)が経過したため、制御処理部21は、換気運転の再開の可否を判断する。制御処理部21は、湿度測定部3から湿度検出結果(H)を取得する。制御処理部21は、湿度Hを記憶部22に記憶されている前回湿度Hと比較する。H>Hであるため、制御処理部21は、換気機構4を駆動して換気運転を開始する。制御処理部21は、湿度Hを前回湿度として記憶部22に記憶させる。
時刻Tにおいて、換気運転開始から第1の期間としての換気単位時間(Tu)が経過したため、制御処理部21は、換気機構4を停止させて換気運転を中止する。制御処理部21は、湿度検出部3から湿度検出結果(H)を取得し、前回湿度として記憶部22に記憶させる。
時刻Tにおいて、換気運転の停止から一定時間(第2の期間としての湿度測定間隔Ta)が経過したため、制御処理部21は、換気運転の再開の可否を判断する。制御処理部21は、湿度測定部3から湿度検出結果(H)を取得する。制御処理部21は、湿度Hを記憶部22に記憶されている前回湿度Hと比較する。H>Hであるため、制御処理部21は、換気運転の実行を不可と判断し、換気運転を再開しない。制御処理部21は、湿度Hを前回湿度として記憶部22に記憶させる。
時刻Tにおいて、換気運転の実行不可と判断してから一定時間(第3の期間としての湿度測定間隔Ta)が経過したため、制御処理部21は、換気運転の再開の可否を判断する。制御処理部21は、湿度測定部3から湿度検出結果(H)を取得する。制御処理部21は、湿度Hを記憶部22に記憶されている前回湿度Hと比較する。H>Hであるため、制御処理部21は、換気運転の実行を不可と判断し、換気運転を再開しない。制御処理部21は、湿度Hを前回湿度として記憶部22に記憶させる。
時刻Tにおいて、湿度検出部3の検出結果が設定湿度Hcを超える状態となる。このため、これ以降の時点で制御処理部21が換気運転の再開の可否を判断する場合には、換気運転の実行を不可と判断する。
時刻Tにおいて、タイマ23に設定された停止時刻となったため、制御処理部21は換気制御を終了する。
図4は、換気装置の動作の別の一例を示す図である。時刻T10において、タイマ23に設定された開始時刻となったため、制御処理部21は、湿度測定部3から湿度検出結果(H10)を取得する。制御処理部21は、湿度H10を記憶部22に記憶されている設定湿度Hcと比較する。Hc>H10であるため、制御処理部21は、換気機構4を駆動して換気運転を開始する。制御処理部21は、湿度H10を前回湿度として記憶部22に記憶させる。
時刻T11において、換気運転開始から第1の期間としての換気単位時間(Tu)が経過したため、制御処理部21は、換気機構4を停止させて換気運転を中止する。制御処理部21は、湿度検出部3から湿度検出結果(H11)を取得し、前回湿度として記憶部22に記憶させる。
時刻T12において、換気運転の停止から一定時間(第2の期間としての湿度測定間隔Ta)が経過したため、制御処理部21は、換気運転の再開の可否を判断する。制御処理部21は、湿度測定部3から湿度検出結果(H12)を取得する。制御処理部21は、湿度H12を記憶部22に記憶されている前回湿度H11と比較する。H12>H11であるため、制御処理部21は、換気運転の実行を不可と判断し、換気運転を再開しない。制御処理部21は、湿度H12を前回湿度として記憶部22に記憶させる。
時刻T13において、換気運転の実行不可と判断してから一定時間(第3の期間としての湿度測定間隔Ta)が経過したため、制御処理部21は、換気運転の再開の可否を判断する。制御処理部21は、湿度測定部3から湿度検出結果(H13)を取得する。制御処理部21は、湿度H13を記憶部22に記憶されている前回湿度H12と比較する。H13>H12であるため、制御処理部21は、換気運転の実行を不可と判断し、換気運転を再開しない。制御処理部21は、湿度H13を前回湿度として記憶部22に記憶させる。
時刻T14おいて、湿度検出部3の検出結果が設定湿度Hcを超える状態となる。このため、これ以降の時点で制御処理部21が換気運転の再開の可否を判断する場合には、換気運転の実行を不可と判断する。
時刻T15において、タイマ23に設定された停止時刻となったため、制御処理部21は換気制御を終了する。
換気運転停止又は前回の湿度測定から次の湿度測定までの時間間隔(湿度測定間隔Ta)は、湿度の変化が明確に現れるように、1時間程度の単位で実施することが好ましいが、数分単位の短い間隔や、1時間よりも長い間隔で実施しても構わない。
比較のために、従来の換気装置の動作について説明する。図5は、従来の換気装置の動作の一例を示す図である。外気湿度の変化の仕方は図3と同様である。従来の換気装置は、十分な換気を実施した後も換気運転を継続するため、湿度条件は満足しつつも湿度条件の悪い状態へ変化している場合(設定湿度以下ではあるが外気の湿度が上昇している場合)においても換気を継続実施してしまう。すなわち、時刻T20において換気運転を開始した後、時刻T21において外気湿度が増大し始めたにも係わらず換気運転を継続し、時刻T22において外気湿度が設定湿度を上回った時点で換気運転を停止する。このような換気制御は、一度下がった床下の湿度を再び上昇させてしまうこととなり、無駄に電力を消費することとなる。
本実施の形態にかかる換気装置は、換気運転開始後、換気単位時間が経過した時点で換気運転を停止することにより、十分な換気を実施しつつ余分な換気運転による消費電力を低減できる。
また、換気運転を停止してから一定時間経過後に湿度を測定し、換気運転終了時の湿度との比較結果に基づいて換気運転の再開の可否を判断するため、効果的・効率的な換気を実施できる。すなわち、外気の方が床下よりも湿度が高いと想定される状況の場合は、換気運転を再開しないため、床下の湿度を効率良く低下させることができる。
さらに、検出湿度と設定湿度との比較による運転及び停止の制御や、タイマ運転による運転及び停止の制御と組み合わせることによって、さらに消費電力を抑えた効果的・効率的な換気を実施できる。
実施の形態2.
換気運転停止又は前回の湿度測定から次の湿度測定までの時間間隔(湿度測定間隔Ta)は、湿度の変化が明確に現れるように、1時間程度の単位で実施することが好ましいが、数分単位の短い間隔や、1時間よりも長い間隔で実施することも可能である。
ただし、短い間隔で湿度測定を実施し換気運転の実行可否を判断した場合、運転停止時間が短い間隔となってしまう可能性があり、消費電力を十分に低減できないことがある。逆に、長い間隔で湿度測定を実施し換気運転の実行可否を判断した場合は、換気実施の判断をする機会が少なくなってしまう。
このため、本実施の形態においては、次回の湿度測定までの時間間隔(第2の期間)を換気運転停止時の湿度に基づいて可変とする。具体的には、運転開始時よりも運転停止時の方が低湿度であれば、湿度環境がより良い状態で換気されているため、次回の湿度測定までの時間間隔を長くする。逆に、運転開始時よりも運転停止時の方が高湿度であれば、次回の湿度測定までの間隔を短くする。
本実施の形態にかかる換気装置の構成は実施の形態1と同様である。図6は、実施の形態2にかかる換気装置の動作の流れを示すフローチャートである。換気装置の電源がONされると(ステップS1)、制御処理部21は、初期設定として、設定湿度Hcなどを設定する(ステップS2’)。ステップS3〜S13の動作は実施の形態1と同様である。ステップS13で現在の湿度を測定した後、制御処理部21は、前回湿度と現在の湿度とに基づいて湿度測定間隔をTa又はTaに決定する(ステップS13’)。
その後、制御処理部21は、タイマ23に設定されている換気制御時間内であるか否かを判断する(ステップS14)。換気制御時間内でなければ(ステップS14/No)、ステップS3へ進み、制御処理部21は、換気制御時間内になるまで待機する。換気制御時間内であれば(ステップS14/Yes)、制御処理部21は、換気運転を停止してから湿度測定間隔(Ta又はTa)が経過したか否かを判断する(ステップS15)。換気運転を停止してから湿度測定間隔が経過していなければ(ステップS15/No)、ステップS14へ進み、制御処理部21は換気制御時間内であるか否かを判断する。換気運転を停止してから第2の期間としての湿度測定間隔Ta又はTaが経過していれば(ステップS15/Yes)、制御処理部21は、湿度測定部3の検出結果を取得する。また、記憶部22に記憶させている前回湿度を読み出す。そして、湿度測定部3から取得した湿度を前回湿度として記憶部22に記憶させる(ステップS16)。制御処理部21は、湿度測定部から取得した湿度検出結果が示す現在の湿度が記憶部22から読み出した前回湿度未満であるか否かを判断する(ステップS17)。現在の湿度が記憶部22から読み出した前回湿度未満であるならば(ステップS17/Yes)、ステップS5に進み、制御処理部21は現在の湿度が設定湿度Hc未満であるか否かを判断する。
換気運転停止後、湿度測定間隔Ta又はTaが経過した時点での湿度が、換気運転停止時の湿度以上である場合(ステップS17/No)、制御処理部21は、タイマ23に設定されている換気制御時間内であるか否かを判断する(ステップS18)。換気制御時間内でなければ(ステップS18/No)、ステップS3に進み、制御処理部21は、換気制御時間内になるまで待機する。換気制御時間内であれば、制御処理部21は、換気運転を停止してから第3の期間としての湿度測定間隔Taが経過したか否かを判断する(ステップS19)。前回の湿度測定時から湿度測定間隔Taが経過していなければ(ステップS19/No)、ステップS18へ進み、制御処理部21は換気制御時間内であるか否かを判断する。前回の湿度測定から湿度測定間隔Taが経過していれば(ステップS19/Yes)、制御処理部21は、湿度測定部3の検出結果を取得する。また、記憶部22に記憶させている前回湿度を読み出す。そして、湿度測定部3から取得した湿度を前回湿度として記憶部22に記憶させる(ステップS20)。制御処理部21は、湿度測定部から取得した湿度検出結果が示す現在の湿度が記憶部22から読み出した前回湿度未満であるか否かを判断する(ステップS21)。現在の湿度が記憶部22から読み出した前回湿度未満でなければ(ステップS21/No)、ステップS18に進み、制御処理部21は換気制御時間内であるか否かを判断する。現在の湿度が記憶部22から読み出した前回湿度未満であるならば(ステップS21/Yes)、ステップS5に進み、制御処理部21は現在の湿度が設定湿度Hc未満であるか否かを判断する。
なお、本実施の形態においては、換気運転停止してから湿度測定までの時間間隔(第2の期間)は、前回の湿度測定から次の湿度測定までの時間間隔(第3の期間)と同じである必要はない。換言すると、運転開始時よりも運転停止時の方が低湿度であった場合の次回の湿度測定までの時間間隔と、運転開始時よりも運転停止時の方が高湿度であった場合の次回の湿度測定までの時間間隔と、換気運転を行わなかった場合の次回の湿度測定までの時間間隔とは同じである必要はない。図7は、本実施の形態にかかる換気装置の動作の一例を示す図である。運転開始時よりも運転停止時の方が低湿度であった場合の次回の湿度測定までの時間間隔Taと、運転開始時よりも運転停止時の方が高湿度であった場合の次回の湿度測定までの時間間隔Taと、換気運転を行わなかった場合の次回の湿度測定までの時間間隔Taとはそれぞれ別々の時間である。ただし、換気運転を行わなかった場合の次回の湿度測定までの時間間隔は、運転開始時よりも運転停止時の方が低湿度であった場合の次回の湿度測定までの時間間隔、又は運転開始時よりも運転停止時の方が高湿度であった場合の次回の湿度測定までの時間間隔と同じであっても構わない。換言すると、実施の形態1のように第2の期間と第3の期間とが同じであっても良い。
本実施の形態においては、換気運転停止後から運転再開の可否を判断するまでの時間を、運転開始時及び運転停止時の湿度を比較して決定するため、消費電力を抑えつつ効果的・効率的な換気を行える。
この他については実施の形態1と同様であるため、重複する説明は割愛する。
なお、上記の実施の形態においては、床下換気装置を例として説明したが、浴室換気装置や居室換気装置として同様に実施することも可能である。また、換気運転の再開の可否の判断を、湿度の代わりに温度に基づいて行うことも可能である。
以上のように、本発明にかかる換気装置は、床下などの外気と隔離された空間を換気するのに有用である。
1 電源
2 制御部
3 湿度測定部
4 換気機構
21 制御処理部
22 記憶部
23 タイマ

Claims (7)

  1. 外気と換気空間内の空気とを換気する換気装置であって、
    外気の湿度を検出する湿度検出手段と、
    外気と前記換気空間内の空気とを交換する換気手段と、
    前記換気手段を第1の期間運転させた後に停止させ、前記換気手段を停止させてから第2の期間が経過した後に、前記換気手段を停止させた時点での前記湿度検出手段の検出結果と、前記換気手段を停止させてから第2の期間が経過した時点での前記湿度検出手段の検出結果との比較結果に基づいて、前記換気手段の運転を再開するか否かを決定する制御手段とを有することを特徴とする換気装置。
  2. 前記制御手段は、前記換気手段を停止させてから第2の期間が経過した時点での前記湿度検出手段の検出結果が、前記換気手段を停止させた時点での前記湿度検出手段の検出結果よりも低湿度である場合に、前記換気手段の運転を再開することを特徴とする請求項1記載の換気装置。
  3. 前記制御手段は、前記湿度検出手段の検出結果が、予め設定された閾値を超える場合には、前記換気手段を停止させた時点での前記湿度検出手段の検出結果と、前記換気手段を停止させてから第2の期間が経過した時点での前記湿度検出手段の検出結果との比較結果にかかわらず、前記換気手段の運転を再開させないことを特徴とする請求項1又は2記載の換気装置。
  4. 換気制御開始時刻及び終了時刻を設定する手段を有し、前記制御手段は、換気制御開始時刻から換気制御終了時刻の間の期間にのみ前記換気手段を運転させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の換気装置。
  5. 前記第1の期間は、前記換気空間の容積の空気を外気と交換するのに前記換気手段が要する時間であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の換気装置。
  6. 前記制御手段は、前記換気手段の運転を開始させた際の前記湿度検出手段の検出結果と、前記換気手段を停止させた際の前記湿度検出手段の検出結果とに基づいて、前記第2の期間を決定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の換気装置。
  7. 前記制御手段は、前記換気手段を停止させてから前記第2の期間が経過した時点で前記換気手段の運転を再開させなかった場合には、前記換気手段の運転を再開させないと決定した時点から第3の期間が経過した後に、前記換気手段の運転を再開させないと決定した時点での前記湿度検出手段の検出結果と、前記換気運転を再開させないと決定してから前記第3の期間が経過した時点での前記湿度検出手段の検出結果との比較結果に基づいて、前記換気手段の運転を再開するか否かを決定することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の換気装置。
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