JP2011179717A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転開始時の実際の室外温度や室内温度に近い温度に基づいて消費電力量を予測できる空気調和機を提供すること。
【解決手段】過去の運転履歴または運転スケジュールにより空気調和機の運転開始時刻を予測する運転開始時刻予測手段116と、室内ファン130および室外ファン230の回転を運転開始時刻より所定時間前に開始する第1のタイミングと、第1のタイミングと運転開始時刻の間で室内温度センサ120および室外温度センサ220により室内温度および室外温度を検出する第2のタイミングとを決定するタイミング決定手段113と、第1のタイミングで室内ファン130および室外ファン230の回転を開始した後、第2のタイミングで室内温度および室外温度を検出する予備運転手段114と、室内温度および室外温度に基づいて、運転開始時の予測消費電力量を算出する消費電力量算出手段115とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機に関し、消費電力量を予測するものに関する。
従来から、室内温度と室外温度に基づいて消費電力量を予測する機能を備えた空気調和機が知られている。このような空気調和機は、図5に示すように、室内温度予測手段16、外気偏差演算手段4、室内偏差演算手段5、空調機動作予測手段6、空調機データベース7およびエネルギー消費量予測手段8を備えている。
外気偏差演算手段4では、最高外気温Tmaxと室内温度設定値Tsの偏差emax、最低外気温Tminと室内温度設定値Tsの偏差eminをそれぞれ演算し、室内偏差演算手段5では、室内温度予測手段16で予測された本日の運転開始時の室内温度Trと室内温度設定値Tsの偏差erを演算するようになっている。
空調機動作予測手段6では、偏差emax、偏差eminおよび偏差erに基づいて、本日の運転時間帯の1時間毎のファン回転数F1〜Fiを予測するようになっている。そして、エネルギー消費量予測手段8では、空調機動作予測手段6で予測された1時間毎のファン回転数F1〜Fiを、空調機データベース7に記憶されたファン回転数とこれに対応する消費電力量を照らし合わせて、1日のトータル消費電力量を予測するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の技術では、外気温度(室外温度)や室内温度は予測値になっているため、運転開始時の実際の外気温度や室内温度と比べて温度誤差があり、消費電力量の予測精度が悪くなるという問題点があった。そこで、運転開始時に外気温度と室内温度を測定することが考えられるが、測定される温度は空気調和機の室外機と室内機の各筐体内の温度になっているため、依然として、運転開始時の実際の外気温度や室内温度と比べて温度誤差が生じるという問題点があった。
特開平7−324794号公報(第3頁−第5頁、第6図)
本発明は上記問題点に鑑み、運転開始時の実際の室外温度や室内温度に近い温度に基づいて消費電力量を予測できる空気調和機を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、室内温度センサと室内ファンとを備える室内機と、室外温度センサと室外ファンとを備える室外機とを備えた空気調和機において、過去の運転履歴または運転スケジュールにより前記空気調和機の運転開始時刻を予測する運転開始時刻予測手段と、前記室内ファンおよび前記室外ファンの回転を前記運転開始時刻より予め定められた所定時間前に開始する第1のタイミングと、同第1のタイミングと前記運転開始時刻の間で前記室内温度センサおよび前記室外温度センサにより室内温度および室外温度を検出する第2のタイミングとを決定するタイミング決定手段と、前記第1のタイミングで前記室内ファンおよび前記室外ファンの回転を開始した後、前記第2のタイミングで前記室内温度センサおよび前記室外温度センサにより室内温度および室外温度を検出する予備運転手段と、前記室内温度および前記室外温度に基づいて、運転開始時の予測消費電力量を算出する消費電力量算出手段とを備えることを特徴とする構成となっている。
本発明によれば、タイミング決定手段で決定されたタイミングに基づき、運転開始前に室内温度と室外温度を検出することによって、運転開始時の実際の室外温度や室内温度に近い温度を検出することができる。このため、検出温度に基づいて消費電力量を予測できるので、消費電力量の予測精度を高めることができる。
本発明による空気調和機を示す説明図であり、(A)は全体構成を示すブロック図、(B)は室内制御部に含まれる手段を示す説明図である。 本発明の室内機制御部を示す説明図であり、(A)は記憶手段に備える過去の運転履歴の一例を示す図、(B)はタイミング決定手段の動作を示す説明図である。 本発明の室内機制御部を示す説明図であり、(A)は記憶手段に備える運転スケジュールの一例を示す図、(B)はタイミング決定手段の動作を示す説明図である。 本発明の室内機制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 従来の空気調和機を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。本発明による空気調和機は、図1(A)に示すように、室内機100、室外機200およびリモコン300より構成されている。室内機100は、室内温度を検出する室内温度センサ120と、図示を省略した室内ファンモータの駆動により回転する室内ファン130と、消費電力量を表示する表示部140と、これらを制御する室内機制御部110とを備えている。
室外機200は、室外温度を検出する室外温度センサ220と、図示を省略した室外ファンモータの駆動により回転する室外ファン230と、供給される直流電力を所望の交流電力に変換し、交流電力を与えて圧縮機250を制御するインバータ制御回路240と、インバータ制御回路240の制御により駆動される圧縮機250と、室内機制御部110と連携して、これらを制御する室外機制御部210とを備えている。リモコン300は、室内機100と室外機200を動作させるための各種の指示信号を出力する。
室内機制御部110は、図1(B)に示すように、室内温度と室外温度と室内設定温度に基づいて、運転時の消費電力量を予測する機能を実現する制御手段を有し、この制御手段は、時刻を計時するタイマ手段111と、記憶手段112と、タイミング決定手段113と、予備運転手段114と、消費電力量算出手段115と、運転開始時刻予測手段116とを備えている。なお、室外機200の室外機制御部210内にこれらの手段を備えるようにしてもよい。
タイマ手段111は、電源入時刻、電源切時刻、入タイマ時刻、切タイマ時刻などの時刻を計時する。記憶手段112には、通常運転および後述の予備運転を制御するプログラム112a、通常運転の時間帯や運転モードの過去の運転履歴112b、通常運転のタイマ予約や運転モードの運転スケジュール112c、室内温度や室外温度の検出値112d、後述の予備運転開始タイミングや温度検出タイミングを決定するときに用いられる設定値や、通常運転の開始時において既に設定されている、または、再度設定される室内設定温度の設定値112eが記憶されている。なお、運転履歴112bと運転スケジュール112cは、空気調和機の使用者の手動運転またはスケジュール運転の選択により、いずれか一方が記憶されるようになっていればよい。また、圧縮機250の運転を伴う暖房運転や冷房運転を通常運転とし、圧縮機250の運転を伴わない、通常運転前の送風運転を予備運転とする。
運転開始時刻予測手段116は、運転履歴112bまたは運転スケジュール112cに基づいて、空気調和機の運転開始時刻を予測する。タイミング決定手段113では、予測された運転開始時刻を用いて、運転開始前の室内ファン130と室外ファン230を回転するタイミング(第1のタイミング)と、運転開始前の室内温度と室外温度を検出するタイミング(第2のタイミング)が決定される。予備運転手段114では、決定されたタイミングに基づいて、室内ファン130および室外ファン230を回転させるとともに、室内温度センサ120および室外温度センサ220で室内温度および室外温度を検出させて、記憶手段112に検出値112dとして記憶させる。消費電力量算出手段115では、検出値112dと室内設定温度に基づいて、運転開始時における予測消費電力量が算出される。なお、室内機制御部110内に備えられた図示しないマイコンは、記憶手段112に記憶されたプログラム112aを実行することで、以上説明した各手段の機能を実現する。
次に、図2および図3を用いて、本発明の特徴となる、運転開始時刻予測手段116とタイミング決定手段113と予備運転手段114について説明する。まず、図2(A)の運転履歴112bに基づいて、空気調和機の運転開始時刻を予測し、運転開始前の室内ファン130と室外ファン230を回転するタイミングと、運転開始前の室内温度と室外温度を検出するタイミングを決定する一例を説明する。運転履歴112bとしては、図2(A)に示すように、通常運転日毎に電源入時刻、電源切時刻および運転モードが記憶されており、1日毎に最新の過去1週間分を記憶している。例えば、この運転履歴112bは、1日の朝時間帯と夜時間帯の2回に分けて暖房運転が日々実施された履歴となっている。
運転開始時刻予測手段116は、図2(B)に示すように、運転履歴112bの電源入時刻を参照して、過去1週間分の運転時間帯を調べ、各日の電源入時刻の差が、例えば、2時間以内の運転を運転時間帯の区分である「運転A」とする。その他の運転時間帯の区分も同様に、「運転B」とする。もし、1日のうちで、その他の運転時間帯があれば、順次、「運転C」、「運転D」、・・・と区分する。このように、区分された「運転A」と「運転B」において、それぞれ最も早い電源入時刻を検索し、これを予想電源入タイミング(予測される空気調和機の運転開始時刻)とする。予想電源入タイミングは、「運転A」では時刻6:30、「運転B」では時刻17:30と予測される。タイミング決定手段113は、予想電源入タイミングの所定時間前、例えば、第1設定値である10分前の時刻を算出し、これを予備運転開始タイミング(第1のタイミング)と決定する。予備運転開始タイミングは、第1設定値(10分)が設定値112eとして予め記憶され、この第1設定値を用いて算出される。したがって、予備運転開始タイミングは、「運転A」では時刻6:20、「運転B」では時刻17:20と決定される。また、予想電源入タイミングの所定時間前、例えば、第2設定値である2分前の時刻を算出し、これを温度検出タイミング(第2のタイミング)と決定する。温度検出タイミングは、第2設定値(2分)が設定値112eとして予め記憶され、この第2設定値を用いて算出される。したがって、温度検出タイミングは、「運転A」では時刻6:28、「運転B」では時刻17:28と決定される。なお、「運転A」や「運転B」の他に「運転C」などの運転パターンがあれば、同様に、各運転パターン毎に記憶する。
予備運転手段114は、タイマ手段111で計時される時刻が、タイミング決定手段113で決定された予備運転開始タイミングである時刻6:20(「運転A」の時間帯)、時刻17:20(「運転B」の時間帯)になった時、室内ファン130および室外ファン30へ回転を指示するとともに、温度検出タイミングである時刻6:28(「運転A」の時間帯)、時刻17:28(「運転B」の時間帯)になった時、室内温度センサ120および室外温度センサ220で検出された検出温度を入力し、これを記憶手段112に検出値112dとして記憶させる。なお、室内温度センサ120および室外温度センサ220の検出温度の入力は、室内ファン130および室外ファン230の回転開始から予測される空気調和機の運転開始時刻までのタイミングになっており、本実施例では、第1設定値(10分)と第2設定値(2分)の差、8分の時間差を置いたタイミングとなっている。これは、室内ファン130および室外ファン230の回転による送風で、室内温度センサ120および室外温度センサ220の近傍の空気が攪拌され、周囲との温度差を無くした状態で検出温度を入力するためである。なお、予備運転手段114は、検出温度の入力後、速やかに室内ファン130および室外ファン230を停止させる。
そして、室内機制御部110は、リモコン300からの通常運転開始を示す電源入信号を、例えば、時刻7:00や時刻18:30に入力した時、これを実際の電源入タイミング(実際の空気調和機の運転開始時刻)とするとともに通常運転を開始させ、室内ファン130および室外ファン230を回転させ、圧縮機250を駆動させる。また、実際の電源入タイミングは、図2(B)に示すように、「運転A」では時刻7:00、「運転B」では時刻18:30を電源入時刻とし、記憶手段112に運転履歴112bとして記憶される。なお、実際の電源入タイミングは、必ずしも予想電源入タイミングと一致するとは限らないので、本実施例では、実際の電源入タイミングは、予想電源入タイミングから遅れて、実際の通常運転開始を示す電源入信号が入力された場合を示している。
この実際の電源入タイミングでは、消費電力量算出手段115は、電源入信号を入力した時(運転開始時)、記憶手段112に記憶された検出値112dである室内温度および室外温度の検出温度と室内設定温度とに基づき、1時間当たりの予測消費電力量を算出する。この予測消費電力量は、空気調和機の定格消費電力に、記憶手段112の設定値112eである室内設定温度と、検出値112dである室内温度との温度差に応じて設定された係数と、検出値112dである室内温度と室外温度との温度差に応じて設定された係数とを掛けることで算出される。なお、予測消費電力量の算出方法はこの実施例に限らず、その他の算出方法であってもよい。さらに、消費電力量算出手段115は、予測消費電力量を算出し、この予測消費電力量を表示部140に表示させ、空気調和機の使用者に知らせるようにしている。
次に、図3(A)の運転スケジュール112cに基づいて、空気調和機の運転開始時刻を予測し、運転開始前の室内ファン130と室外ファン230を回転するタイミングと、運転開始前の室内温度と室外温度を検出するタイミングを決定する一例を説明する。運転スケジュール112cとしては、図3(A)に示すように、通常運転日毎に入タイマ時刻、切タイマ時刻および運転モードが予め記憶されている。例えば、この運転スケジュール112cは、1日の朝時間帯と夜時間帯の2回に分けて暖房運転を日々実施するためのスケジュールとなっている。
運転開始時刻予測手段116は、図3(B)に示すように、通常運転日に、運転スケジュール112cの入タイマ時刻を参照して、通常運転日と同じ日付の入タイマ時刻を調べ、運転時間帯の区分である「運転A」とする。その他の運転時間帯の区分も同様に、「運転B」とする。もし、1日のうちで、その他の運転時間帯があれば、順次、「運転C」、「運転D」、・・・と区分する。このように、区分された「運転A」と「運転B」において、それぞれの入タイマ時刻を実際の電源入タイミング(予測される空気調和機の運転開始時刻)とする。実際の電源入タイミングは、「運転A」では時刻6:00、「運転B」では時刻18:00と予測される。タイミング決定手段113は、上述の運転履歴112bによるタイミング決定の一例と同様に、実際の電源入タイミングとなる入タイマ時刻の第1設定値である10分前の時刻を算出し、これを予備運転開始タイミング(第1のタイミング)と決定する。したがって、予備運転開始タイミングは、「運転A」では時刻5:50、「運転B」では時刻17:50と決定される。また、上述の運転履歴112bによるタイミング決定の一例と同様に、実際の電源入タイミングとなる入タイマ時刻の第2設定値である2分前の時刻を算出し、これを温度検出タイミング(第2のタイミング)と決定する。したがって、温度検出タイミングは、「運転A」では時刻5:58、「運転B」では時刻17:58と決定される。
なお、運転開始時刻予測手段116で参照される運転スケジュール112cに替えて、リモコン300からのリモコン信号による通常のタイマ予約の入タイマ時刻を記憶するようにしてもよい。この場合、運転開始時刻予測手段116は、この入タイマ時刻を参照して、入タイマ時刻を実際の電源入タイミングと予測し、タイミング決定手段113は、入タイマ時刻の所定時間前の時刻を、予備運転開始タイミング、温度検出タイミングと決定する。
予備運転手段114は、上述の運転履歴112bによるタイミング決定の一例と同様に、タイマ手段111で計時される時刻が、タイミング決定手段113で決定された予備運転開始タイミングである時刻5:50(「運転A」の時間帯)、時刻17:50(「運転B」の時間帯)になった時、室内ファン130および室外ファン230へ回転を指示するとともに、温度検出タイミングである時刻5:58(「運転A」の時間帯)、時刻17:58(「運転B」の時間帯)になった時、室内温度センサ120および室外温度センサ220で検出された検出温度を入力し、これを記憶手段112に検出値112dとして記憶させる。
そして、室内機制御部110は、通常運転開始を示す入タイマ時刻となった時、これを実際の電源入タイミング(実際の空気調和機の運転開始時刻)とするとともに通常運転を開始させ、室内ファン130および室外ファン230を回転させ、圧縮機250を駆動させる。また、実際の電源入タイミングは、図3(B)に示すように、「運転A」では時刻6:00、「運転B」では時刻18:00を電源入時刻とし、記憶手段112に運転履歴112bとして記憶される。
この実際の電源入タイミングでは、消費電力量算出手段115は、入タイマ時刻となった時(運転開始時)、上述の運転履歴112bによるタイミング決定の一例と同様に、記憶手段112に記憶された検出値112dである室内温度および室外温度の検出温度と室内設定温度とに基づき、1時間当たりの予測消費電力量を算出する。
なお、室内機制御部110に使用電力料金算出手段を追加し、記憶手段112に設定値112eとして、予め単位電力料金として、例えば22円/kwhを記憶しておき、使用電力料金算出手段では、消費電力量算出手段115で算出された予測消費電力量に単位電力料金を乗じて、1時間当たりの予測使用電力料金を算出するようにし、この予測使用電力料金を表示部140に表示させてもよい。
次に、図4を用いて、本発明の特徴となる室内機制御部110の処理手順を説明する。図4において、Sはステップを、数字はステップ番号をそれぞれ表す。なお、この処理手順は、記憶手段112に記憶された通常運転および予備運転を制御するプログラム112aを図示しないマイコンが実行することで実現される。図4に示すように、室内機制御部110は、リモコン300からのリモコン信号の入力の有無を判断する(S1)。室内機制御部110は、リモコン信号の入力が有れば(S1−YES)、S2に移行し、リモコン信号の入力が無ければ(S1−NO)、S9に移行する。
S2では、室内機制御部110は、入力されたリモコン信号が電源入信号であるか否かを判断し、電源入信号であれば(S2−YES)、S3に移行し、電源入信号でなければ(S2−NO)、S6に移行する。S3では、室内機制御部110は、タイマ手段111で計時された電源入時刻を、記憶手段112に運転履歴112bとして記憶させる。なお、S3のステップにて記憶された電源入時刻は、図2(A)に示す運転履歴112bに反映されて、次回以降の空気調和機の運転開始時刻を予測し、予備運転開始タイミングと温度検出タイミングを決定する際に用いられる。次に、室内機制御部110は、リモコン信号により予め与えられ、記憶手段112の設定値112eとして記憶される室内設定温度や運転モードなどの運転条件に基づき、空気調和機の通常運転を開始し(S4)、消費電力量算出手段115にて予測消費電力量が算出され、この予測消費電力量を表示部140に表示させて(S5)、S1のステップに戻り、S1以降を繰返し実行する。
S6では、室内機制御部110は、入力されたリモコン信号が電源切信号であるか否かを判断し、電源切信号であれば(S6−YES)、S7に移行し、電源切信号でなければ(S6−NO)、S12−1に移行する。S7では、室内機制御部110は、タイマ手段111で計時された電源切時刻を、記憶手段112に運転履歴112bとして記憶させる。次に、室内機制御部110は、空気調和機の通常運転を停止させ(S8)、S1のステップに戻り、S1以降を繰返し実行する。
一方、S1にてリモコン信号の入力が無かった場合、S9では、室内機制御部110は、タイマ手段111で計時される時刻が、タイミング決定手段113で決定された「運転A」、「運転B」、「運転C」などの運転パターンのいずれか1つの予備運転開始タイミングの時刻であるか否かを判断し、予備運転開始タイミングの時刻であれば(S9−YES)、S12に移行し、予備運転開始タイミングの時刻でなければ(S9−NO)、S9−1に移行する。
S9−1では、室内機制御部110は、タイマ手段111で計時される時刻が、記憶手段112に運転スケジュール112cとして記憶された切タイマ時刻であるか否かを判断し、切タイマ時刻であれば(S9−1−YES)、S7に移行し、切タイマ時刻でなければ(S9−1−NO)、S10に移行する。
S10では、室内機制御部110は、タイマ手段111で計時される時刻が、記憶手段112に運転スケジュール112cとして記憶された入タイマ時刻であるか否かを判断し、入タイマ時刻であれば(S10−YES)、S11に移行し、入タイマ時刻でなければ(S10−NO)、S12−1に移行する。S11では、室内機制御部110は、入タイマ時刻を、記憶手段112に運転履歴112bとして記憶させる。このように、タイマ運転であっても、運転履歴112bとして記憶することにより、運転スケジュールの設定が解除された場合でも、運転履歴112bを用いて、空気調和機の運転開始時刻を予測することができ、予備運転開始タイミングや温度検出タイミングを決定することができる。次に、S4のステップ以降を実行する。
また、S9にて予備運転開始タイミングの時刻である場合、S12では、室内機制御部110は、室内ファン130および室外ファン230を回転させるとともに、予備運転開始タイミングの時刻と予測された運転開始時刻の間である温度検出タイミングの時刻になったとき、室内温度センサ120および室外温度センサ220により室内温度と室外温度を検出して、これらの検出温度を、対応する運転パターン(「運転A」、「運転B」、「運転C」など)毎に記憶手段112に検出値112dとして記憶させる。また、S12−1では、室内機制御部110の運転開始時刻予測手段116は、記憶手段112に記憶された、運転履歴112bの電源入時刻、または、運転スケジュール112cの入タイマ時刻に基づいて、各運転パターンにおける空気調和機の運転開始時刻を予測するとともに、予測された運転開始時刻を記憶する。更に、S13では、室内機制御部110のタイミング決定手段113は、予測された運転開始時刻と、記憶手段112に設定値112eとして記憶された第1設定値および第2設定値に基づいて、各運転パターンにおける予備運転開始タイミングの時刻と温度検出タイミングの時刻を決定するとともに、決定された予備運転開始タイミングの時刻と温度検出タイミングの時刻を記憶する。ただし、S6−NOのように、リモコン信号が電源入信号でも電源切信号でもない指示信号となる場合、また、S10−NOのように、リモコン信号の入力が無く、予備運転開始タイミングでもなく、切タイマ時刻でも入タイマ時刻でもないタイミングとなる場合、何もしないでS12−1およびS13のルーチンを抜けるようにしてもよい。次に、S14に移行する。更に、S14では、室内機制御部110は、現在運転中であれば、室内温度が室内設定温度になるようにインバータ制御回路240を介して圧縮機250の運転を制御する通常運転の動作を実行する。現在運転中ではなく、運転待機中であれば、何もしないでこのルーチンを抜け、次に、S1のステップに戻り、S1以降を繰返し実行する。このように、運転履歴112bや運転スケジュール112cから「運転A」、「運転B」、「運転C」などの運転パターンを抽出し、各運転パターン毎に空気調和機の運転開始時刻を予測し、この運転開始時刻から予備運転開始タイミングや温度検出タイミングを決定し、これらの決定されたタイミング毎に対応する処理を行うようになっている。
以上説明してきたS9のステップとS12のステップとに対応するプログラムが室内機制御部110に備えられた図示しないマイコンにより実行されることで実現される機能が、予備運転手段114である。また、同様にして、S12−1のステップに関して実現される機能が、運転開始時刻予測手段116、S13のステップに関して実現される機能が、タイミング決定手段113、S5のステップに関して実現される機能が、消費電力量算出手段115、S3のステップ、S7のステップおよびS11のステップに関して実現される機能が、記憶手段112の一部である。
以上説明してきた本発明による空気調和機によれば、室内機100の室内機制御部110内に、運転履歴112bまたは運転スケジュール112cにより空気調和機の運転開始時刻を予測する運転開始時刻予測手段116と、予測された運転開始時刻前に、予め室内ファン130と室外ファン230を回転させ、室内温度と室外温度を検出するための予備運転を実施するタイミングを決定するタイミング決定手段113を設け、運転開始前に近いタイミングを予測して決定するようになっている。したがって、タイミング決定手段113で決定されたタイミングに基づき、通常運転が開始されると予測される時刻前に、室内温度と室外温度を検出することによって、運転開始時の室外温度と室内温度に近い温度を検出することができる。このため、検出温度に基づいて運転開始時の消費電力量を予測できるので、消費電力量の予測精度を高めることができる。
100 室内機
110 室内機制御部
111 タイマ手段
112 記憶手段
112a プログラム
112b 運転履歴
112c 運転スケジュール
112d 検出値
112e 設定値
113 タイミング決定手段
114 予備運転手段
115 消費電力量算出手段
116 運転開始時刻予測手段
120 室内温度センサ
130 室内ファン
140 表示部
200 室外機
210 室外機制御部
220 室外温度センサ
230 室外ファン
240 インバータ制御回路
250 圧縮機
300 リモコン

Claims (1)

  1. 室内温度センサと室内ファンとを備える室内機と、室外温度センサと室外ファンとを備える室外機とを備えた空気調和機において、過去の運転履歴または運転スケジュールにより前記空気調和機の運転開始時刻を予測する運転開始時刻予測手段と、前記室内ファンおよび前記室外ファンの回転を前記運転開始時刻より予め定められた所定時間前に開始する第1のタイミングと、同第1のタイミングと前記運転開始時刻の間で前記室内温度センサおよび前記室外温度センサにより室内温度および室外温度を検出する第2のタイミングとを決定するタイミング決定手段と、前記第1のタイミングで前記室内ファンおよび前記室外ファンの回転を開始した後、前記第2のタイミングで前記室内温度センサおよび前記室外温度センサにより室内温度および室外温度を検出する予備運転手段と、前記室内温度および前記室外温度に基づいて、運転開始時の予測消費電力量を算出する消費電力量算出手段とを備えることを特徴とする空気調和機。
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JP2013231523A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Azbil Corp 空調制御装置および方法
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JPWO2013190911A1 (ja) * 2012-06-22 2016-05-26 三菱電機株式会社 空気調和システム
CN106705381A (zh) * 2017-01-19 2017-05-24 青岛海尔空调器有限总公司 基于空调的能耗预测方法及预测装置

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