JP2010073764A - 移動ステージ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 移動ステージ装置10は、固定フレーム12と第1〜第3フレームとステージ26と第1干渉計18と第1〜第3ミラーと移動量算出装置を備える。第1フレーム24は固定フレーム12に対してX軸方向に、第2フレームは第1フレーム24に対してY軸方向に、ステージ26は第2フレームに対してZ軸方向に、それぞれ直線移動可能である。第1干渉計18は固定フレーム12に、第1ミラー34は第1フレーム24に、第2ミラーは第2フレームに、第3ミラー38はステージ26に、それぞれ取り付けられている。第1干渉計18からX軸方向に発射されたレーザ光18aは、第1ミラー34、第2ミラー、第3ミラー38に反射されて、第1干渉計18に入射する。
【選択図】 図1
Description
特許文献1の移動ステージ装置では、ステージは、ステージ定盤(固定フレーム)に対してX軸、Y軸、Z軸の3軸に移動可能に設けられている。固定フレームに対するステージの移動量は、干渉計を用いて測定されている。干渉計は、ステージに固定されたミラー(反射体)にレーザ光(測定波)を発射し、ミラーから反射したレーザ光を受光する。干渉計と反射体とを用いることによって、ステージの移動量を高い精度で測定することができる。
この移動ステージ装置においても、ステージの第1方向と第2方向の移動に関係なく、各反射体の特定の位置に測定波が入射する。この移動ステージ装置によれば、各反射体の寸法を比較的に小さくすることができる。
この構成によれば、移動量測定装置によって、ステージの固定フレームに対する第1方向に沿った移動量をより高精度に測定することができる。また、第3反射体の寸法を比較的に小さくすることができる。
(形態1)第1から第3方向は、互いに直交していてもよく、直交していなくてもよい。
(形態2)移動ステージ装置は、固定フレームに取り付けられており、第1方向に沿って測定波を発射する第3干渉計と、第1可動フレームに取り付けられており、第3干渉計に対して第1方向に位置するとともに第1方向から入射した測定波を逆向きに反射する第6反射体と、をさらに備えていてもよい。この構成によれば、ステージの第1方向の移動量を高精度に測定することができる。また、この構成では、測定波は、ステージの移動に関係なく、第6反射体の特定の位置に入射する。この構成によれば、第6反射体の寸法を比較的に小さくすることができる。
制御装置11は、第1干渉計18による測定結果から第2干渉計20による測定結果を減算することによって、ステージ26のZ軸方向における移動量を算出する。
図4は、第1実施例の変形例の移動ステージ装置100の平面図を示す。以下では、移動ステージ装置10と相違する点について説明する。移動ステージ装置10と同様の構成については、図1と同一の符号を付して、重複する説明を省略する(第2実実施例も同様)。
移動ステージ装置100は、第3干渉計14、第4干渉計16、第5干渉計22、及び、第6ミラー30、第7ミラー32を備えていない。一方において、移動ステージ装置100は、第6干渉計102と第8ミラー104を備えている。
図5は、第2実施例の移動ステージ装置200の平面図を示す。移動ステージ装置200では、ステージ26は、固定フレーム12に対してZ軸方向に移動不能である。即ち、移動ステージ装置200では、ステージ26は、固定フレーム12に対してXY平面上で移動可能である。移動ステージ装置200では、干渉計14、16によってステージ26のX軸方向における移動量と、ステージ26の回転角度を測定することができる。また、移動ステージ装置200では、制御装置11は、第2干渉計20によって測定されたステージ26のX軸方向における移動量とY軸方向における移動量との和から干渉計14、16によって測定されたステージ26のX軸方向における移動量を減算することによって、ステージ26のY軸方向における移動量を算出することができる。
移動ステージ装置200によれば、XY平面上で移動可能なステージ26において、比較的大きい寸法のミラーを少なくすることができる。
図6は、第2実施例の変形例の移動ステージ装置300の平面図を示す。以下では、移動ステージ装置100、200と相違する点について説明する。移動ステージ装置100、200と同様の構成については、図4、5と同一の符号を付して、重複する説明を省略する。移動ステージ装置300では、第6干渉計102によってステージ26のX軸方向における移動量を測定することができる。また、移動ステージ装置300では、制御装置11は、第2干渉計20によって測定されたステージ26のX軸方向における移動量とY軸方向における移動量との和から第6干渉計102によって測定されたステージ26のX軸方向における移動量を減算することによって、ステージ26のY軸方向における移動量を算出することができる。これにより、比較的大きい寸法のミラーを設けることなく、高精度にステージ26の移動量を測定する移動ステージ装置300を実現することができる。
例えば、第1実施例において、ステージ26が固定フレーム12に対して回転しない場合、第3干渉計14、第4干渉計16、及び、第6ミラー30を設けなくてもよい。この場合、第5干渉計22によって、ステージ26のY軸方向の移動量を測定することができる。また、第2干渉計20によって測定されたステージ26のX方向に沿った移動量とステージ26のY軸方向に沿った移動量の合計から、第5干渉計22によって測定されたステージ26のY軸方向の移動量を減算することによって、ステージ26のX軸方向の移動量を算出することができる。
あるいは、例えば、第1実施例において、第5干渉計22と第7ミラー32を設けなくてもよい。
また、上記した各実施例では、各干渉計から2本のレーザ光が発射されている。しかしながら、各干渉計から発射されるレーザ光は、1本であってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
12:固定フレーム
14:第3干渉計
16:第4干渉計
18:第1干渉計
20:第2干渉計
22:第5干渉計
24:第1フレーム
26:ステージ
28:第2フレーム
34:第1ミラー
36:第4ミラー
38:第3ミラー
40:第5ミラー
42:第2ミラー
Claims (4)
- 固定フレームと、
固定フレームに対して第1方向に直線移動可能な第1可動フレームと、
第1可動フレームに対して第2方向に直線移動可能な第2可動フレームと、
ステージを有しており、第2可動フレームに対して第3方向に直線移動可能な第3可動フレームと、
固定フレームに取り付けられており、第1方向に沿って測定波を発射する第1干渉計と、
第1可動フレームに取り付けられており、第1干渉計に対して第1方向に位置しており、第1方向から入射した測定波を第2方向に反射するとともに第2方向から入射した測定波を第1方向に反射する第1反射体と、
第2可動フレームに取り付けられており、第1反射体に対して第2方向に位置しており、第2方向から入射した測定波を第3方向に反射するとともに第3方向から入射した測定波を第2方向に反射する第2反射体と、
第3可動フレームに取り付けられており、第2反射体に対して第3方向に位置するとともに第3方向から入射した測定波を逆向きに反射する第3反射体と、
ステージの第1方向への移動量と第2方向への移動量との和を測定する移動量測定装置と、
第1干渉計によって測定されるステージの第1方向への移動量と第2方向への移動量と第3方向への移動量との和と移動量測定装置によって測定されるステージの第1方向への移動量と第2方向への移動量との和からステージの第3方向への移動量を算出する移動量算出装置、
を備える移動ステージ装置。 - 移動量測定装置は、
固定フレームに取り付けられており、第1方向に沿って測定波を発射する第2干渉計と、
第1可動フレームに取り付けられており、第2干渉計に対して第1方向に位置しており、第1方向から入射した測定波を第2方向に反射するとともに第2方向から入射した測定波を第1方向に反射する第4反射体と、
第2可動フレームに取り付けられており、第4反射体に対して第2方向に位置しており、第2方向から入射した測定波を逆向きに反射する第5反射体、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の移動ステージ装置。 - 固定フレームと、
固定フレームに対して第1方向に直線移動可能な第1可動フレームと、
ステージを有しており、第1可動フレームに対して第2方向に直線移動可能な第2可動フレームと、
固定フレームに取り付けられており、第1方向に沿って測定波を発射する第1干渉計と、
第1可動フレームに取り付けられており、第1干渉計に対して第1方向に位置しており、第1方向から入射した測定波を第2方向に反射するとともに第2方向から入射した測定波を第1方向に反射する第1反射体と、
第2可動フレームに取り付けられており、第1反射体に対して第2方向に位置するとともに第2方向から入射した測定波を逆向きに反射する第2反射体と、
ステージの第1方向への移動量を測定する移動量測定装置と、
第1干渉計によって測定されるステージの第1方向への移動量と第2方向への移動量との和と移動量測定装置によって測定されるステージの第1方向への移動量からステージの第2方向への移動量を算出する移動量算出装置、
を備える移動ステージ装置。 - 移動量測定装置は、
固定フレームに取り付けられており、第1方向に沿って測定波を発射する第2干渉計と、
第1可動フレームに取り付けられており、第2干渉計に対して第1方向に位置するとともに第1方向から入射した測定波を逆向きに反射する第3反射体、
を備えることを特徴とする請求項3に記載の移動ステージ装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63277926A (ja) * | 1987-05-11 | 1988-11-15 | Canon Inc | 測長装置 |
JPH11325832A (ja) * | 1998-05-19 | 1999-11-26 | Nikon Corp | 位置測定方法および位置測定装置並びに露光装置 |
JP2002319541A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-10-31 | Canon Inc | レーザ干渉干渉計システムを含む露光装置 |
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2008
- 2008-09-17 JP JP2008237419A patent/JP4978597B2/ja not_active Expired - Fee Related
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