JP2010073764A - 移動ステージ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 干渉計から発射される測定波を反射させる反射体の面積を小さくすることができる技術を提供する。
【解決手段】 移動ステージ装置10は、固定フレーム12と第1〜第3フレームとステージ26と第1干渉計18と第1〜第3ミラーと移動量算出装置を備える。第1フレーム24は固定フレーム12に対してX軸方向に、第2フレームは第1フレーム24に対してY軸方向に、ステージ26は第2フレームに対してZ軸方向に、それぞれ直線移動可能である。第1干渉計18は固定フレーム12に、第1ミラー34は第1フレーム24に、第2ミラーは第2フレームに、第3ミラー38はステージ26に、それぞれ取り付けられている。第1干渉計18からX軸方向に発射されたレーザ光18aは、第1ミラー34、第2ミラー、第3ミラー38に反射されて、第1干渉計18に入射する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固定フレームに対して移動可能なステージを有する移動ステージ装置に関する。詳細には、移動ステージ装置の固定フレームに対する移動量を測定する技術に関する。
物体を支持するステージが固定フレームに対して移動可能に設けられている移動ステージ装置が知られている。移動ステージ装置は、例えば、半導体装置の製造や検査に用いられる場合がある。この場合、ステージ上の半導体装置の位置を高い精度で調整する必要がある。このことから、ステージの移動量を正確に把握する必要がある。ステージの移動量を高精度に測定する技術が、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1の移動ステージ装置では、ステージは、ステージ定盤(固定フレーム)に対してX軸、Y軸、Z軸の3軸に移動可能に設けられている。固定フレームに対するステージの移動量は、干渉計を用いて測定されている。干渉計は、ステージに固定されたミラー(反射体)にレーザ光(測定波)を発射し、ミラーから反射したレーザ光を受光する。干渉計と反射体とを用いることによって、ステージの移動量を高い精度で測定することができる。
特開2002−319541号公報
ステージの移動量を高い精度で測定するためには、反射体は、入射した測定波を所定の方向に正確に反射させる必要がある。このため、反射体の加工精度(反射体の反射面の精度、反射体が取り付けられる取付部分の面精度)、反射体と取付部分との取り付け精度等を高くしなければならない。特許文献1の移動ステージ装置では、反射体は、干渉計から発射される測定波の方向と異なる方向に移動可能となっている。この構成では、反射体は、少なくとも干渉計に対する反射体の可動距離分の長さが必要となる。反射体の寸法が大きくなると、反射体の加工精度を高くするために、加工時間とコストが増大する。
本発明は上述した事情を鑑みてなされたものであり、反射体の寸法をできるだけ小さくすることができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の移動ステージ装置は、固定フレームと第1可動フレームと第2可動フレームと第3可動フレームと第1干渉計と第1反射体と第2反射体と第3反射体と移動量測定装置と移動量算出装置を備えている。第1可動フレームは、固定フレームに対して第1方向に直線移動可能である。第2可動フレームは、第1可動フレームに対して第2方向に直線移動可能である。第3可動フレームは、ステージを有しており、第2可動フレームに対して第3方向に直線移動可能である。第1干渉計は、固定フレームに取り付けられており、第1方向に沿って測定波を発射する。第1反射体は、第1可動フレームに取り付けられており、第1干渉計に対して第1方向に位置する。第1反射体は、第1方向から入射した測定波を第2方向に反射するとともに第2方向から入射した測定波を第1方向に反射する。第2反射体は、第2可動フレームに取り付けられており、第1反射体に対して第2方向に位置する。第2反射体は、第2方向から入射した測定波を第3方向に反射するとともに第3方向から入射した測定波を第2方向に反射する。第3反射体は、第3可動フレームに取り付けられており、第2反射体に対して第3方向に位置する。第3反射体は、第3方向から入射した測定波を逆向きに反射する。移動量測定装置は、ステージの第1方向への移動量と第2方向への移動量との和を測定する。移動量算出装置は、第1干渉計によって測定されるステージの第1方向への移動量と第2方向への移動量と第3方向への移動量との和と移動量測定装置によって測定されるステージの第1方向への移動量と第2方向への移動量との和からステージの第3方向への移動量を算出する。
この移動ステージ装置では、第1から第3可動フレームが直線移動することによって、ステージは、固定フレームに対して第1から第3方向に移動可能となっている。第1干渉計から第1方向に沿って発射された測定波は、第1反射体によって、第2方向に反射される。第1反射体によって第2方向に反射された測定波は、第2反射体によって、第3方向に反射される。第2反射体によって第3方向に反射された測定波は、第3反射体によって、逆方向に反射される。第3反射体によって逆方向に反射された測定波は、第2反射体によって第2方向に反射され、第1反射体によって第1方向に反射されて、第1干渉計に受容される。これにより、第1干渉計は、ステージの固定フレームに対する第1方向に沿った移動量と第2に方向に沿った移動量と第3方向に沿った移動量の和を測定する。移動量測定装置は、ステージの固定フレームに対する第1方向に沿った移動量と第2方向に沿った移動量との和を測定する。移動量算出装置は、第1干渉計の測定結果と移動量測定装置の測定結果から、ステージの固定フレームに対する第3方向に沿った移動量の移動量を算出する。
第1反射体は、固定フレームに対して第1方向に直線移動可能な第1可動フレームに取り付けられている。この結果、第1反射体は、第1干渉計に対して、第1方向に直線移動可能となる。一方において、ステージが固定フレームに対して第2、第3方向に沿って移動しても、第1干渉計に対する第1反射体の位置は変わらない。第1反射体は第1干渉計に対して第1方向に設けられているので、第1反射体を、ステージの第1から第3方向に沿った可動範囲に合わせて、可動距離に応じた長さにしなくてもよい。同様に、第2反射体は、第1反射体に対して、第2方向に直線移動可能となっている。第2反射体は第1反射体に対して第2方向に設けられているので、第2反射体を、ステージの第1から第3方向に沿った可動距離に応じた長さにしなくてもよい。第3反射体は、第2反射体に対して、第3方向に直線移動可能となっている。第3反射体は第2反射体に対して第3方向に設けられているので、第3反射体を、ステージの第1から第3方向に沿った可動距離に応じた長さにしなくてもよい。第1から第3反射体の寸法を比較的に小さくすることができる。
この移動ステージ装置では、移動量測定装置は、第2干渉計と第4反射体と第5反射体を備えることが好ましい。第2干渉計は、固定フレームに取り付けられており、第1方向に沿って測定波を発射することが好ましい。第4反射体は、第1可動フレームに取り付けられており、第2干渉計に対して第1方向に位置することが好ましい。第4反射体は、第1方向から入射した測定波を第2方向に反射するとともに第2方向から入射した測定波を第1方向に反射することが好ましい。第5反射体は、第2可動フレームに取り付けられており、第4反射体に対して第2方向に位置することが好ましい。第5反射体は、第2方向から入射した測定波を逆向きに反射することが好ましい。
この構成では、移動量測定装置によって、高精度に、ステージの固定フレームに対する第1方向に沿った移動量と第2方向に沿った移動量との和を測定することができる。この移動量測定装置では、第2干渉計から発射された測定波は、ステージが第1から第3方向に沿って移動しても、第4反射体に入射する位置は変化しない。このことから、第4反射体は、ステージの第1から第3方向に沿った可動距離に応じて長くしなくてもよい。同様に、第4反射体で反射された測定波は、ステージが第1から第3方向に沿って移動しても、第5反射体に入射する位置は変化しない。このことから、第5反射体は、ステージの第1から第3方向に沿った可動距離に応じて長くしなくてもよい。第4、第5反射体の寸法を比較的に小さくすることができる。
上記した移動ステージ装置では、ステージは、固定フレームに対して、3方向に移動可能である。しかしながら、上記した技術は、ステージが固定フレームに対して、2方向に移動可能な移動ステージ装置に適用することができる。即ち、移動ステージ装置は、固定フレームと第1可動フレームと第2可動フレームと第1干渉計と第1反射体と第2反射体と移動量測定装置と移動量算出装置を備える。第1可動フレームは、固定フレームに対して第1方向に直線移動可能である。第2可動フレームは、ステージを有しており、第1可動フレームに対して第2方向に直線移動可能である。第1干渉計は、固定フレームに取り付けられており、第1方向に沿って測定波を発射する。第1反射体は、第1可動フレームに取り付けられており、第1干渉計に対して第1方向に位置する。第1反射体は、第1方向から入射した測定波を第2方向に反射するとともに第2方向から入射した測定波を第1方向に反射する。第2反射体は、第2可動フレームに取り付けられており、第1反射体に対して第2方向に位置する。第2反射体は、第2方向から入射した測定波を逆向きに反射する。移動量測定装置は、ステージの第1方向への移動量を測定する。移動量算出装置は、第1干渉計によって測定されるステージの第1方向への移動量と第2方向への移動量との和と移動量測定装置によって測定されるステージの第1方向への移動量からステージの第2方向への移動量を算出する。
この移動ステージ装置においても、ステージの第1方向と第2方向の移動に関係なく、各反射体の特定の位置に測定波が入射する。この移動ステージ装置によれば、各反射体の寸法を比較的に小さくすることができる。
この移動ステージ装置では、移動量測定装置は、第2干渉計と第3反射体を備えることが好ましい。第2干渉計は、固定フレームに取り付けられており、第1方向に沿って測定波を発射することが好ましい。第3反射体は、第1可動フレームに取り付けられており、第2干渉計に対して第1方向に位置することが好ましい。第3反射体は、第1方向から入射した測定波を逆向きに反射することが好ましい。
この構成によれば、移動量測定装置によって、ステージの固定フレームに対する第1方向に沿った移動量をより高精度に測定することができる。また、第3反射体の寸法を比較的に小さくすることができる。
本発明によると、反射体を小さくすることができる。これにより、反射体の反射面の加工精度、反射体が取り付けられる取付部の精度、反射体の取付精度のそれぞれを、比較的容易に高精度にすることができる。これにより、移動ステージ装置の製造コストを削減することができる。
以下に、本実施例の主たる形態を列記する。
(形態1)第1から第3方向は、互いに直交していてもよく、直交していなくてもよい。
(形態2)移動ステージ装置は、固定フレームに取り付けられており、第1方向に沿って測定波を発射する第3干渉計と、第1可動フレームに取り付けられており、第3干渉計に対して第1方向に位置するとともに第1方向から入射した測定波を逆向きに反射する第6反射体と、をさらに備えていてもよい。この構成によれば、ステージの第1方向の移動量を高精度に測定することができる。また、この構成では、測定波は、ステージの移動に関係なく、第6反射体の特定の位置に入射する。この構成によれば、第6反射体の寸法を比較的に小さくすることができる。
本発明を具現化した実施例に係る移動ステージ装置を図面を参照して説明する。図1は、移動ステージ装置10の平面図を示す。図2は、移動ステージ装置10の正面図を示す。移動ステージ装置10は、固定フレーム12と、第1フレーム24と、第2フレーム28と、ステージ26と、第1〜第5干渉計14〜22と、第1〜第7ミラー30〜42と、制御装置11を備えている。
固定フレーム12は、ステージ定盤12bと干渉計支持部材12aを備えている。ステージ定盤12bには、干渉計支持部材12aが固定されている。ステージ定盤12bには、第1フレーム24がX軸方向にスライド可能に取り付けられている。第1フレーム24は、レール24aと2個の支持部材24bを備えている。支持部材24bは、ステージ定盤12bのY方向における両端に1個ずつ配置されている。一方の支持部材24bは、X軸方向において、他方の支持部材24bと同一の位置に位置する。2個の支持部材24bは、ステージ定盤12bのX軸方向に平行な側面に沿ってスライド可能となっている。支持部材24bは、アクチュエータ(図示省略)によって駆動される。2個の支持部材24bの間には、レール24aが配置されている。レール24aは、Y軸方向に平行に配置されている。レール24aは、そのY軸方向の両端が支持部材24bによって支持されている。
レール24aには、第2フレーム28がY軸方向にスライド可能に取り付けられている。第2フレーム28は、レール24aに沿って移動する。第2フレーム28は、アクチュエータ(図示省略)によって駆動される。第2フレーム28の上方には、伸縮機構44を介してステージ26が取り付けられている。ステージ26は、伸縮機構44がZ軸方向に伸縮することによって、第2フレーム28に対してZ軸方向に直線移動可能となる。伸縮機構44は、アクチュエータ(図示省略)によって伸縮される。また、ステージ26は、伸縮機構44に対してXY平面上において回動可能となっている。ステージ26は、アクチュエータ(図示省略)によって回動される。ステージ26は、ステージ定盤12bの上面と平行に配置されている。ステージ26上には、対象物50(例えば、半導体装置)が戴置されている。制御装置11は、各アクチュエータの駆動を制御する。
ステージ26には、そのY軸方向に平行な側面に第6ミラー30が取り付けられている。第6ミラー30のY軸方向の長さは、ステージ26のY軸方向の長さと略同一である。また、ステージ26には、そのX軸方向に平行な側面に第7ミラー32が取り付けられている。第7ミラー32のX軸方向の長さは、ステージ26のX軸方向の長さと略同一である。
干渉計支持部材12aには、第1〜第5干渉計14〜22が固定されている。第1〜第5干渉計14〜22は、測定波であるレーザ光を発射し、所定のミラーによって反射されたレーザ光を受光する。受光されたレーザ光は、第1〜第5干渉計14〜22内で分岐された参照波であるレーザ光と干渉して干渉縞を生成する。干渉縞の変化によって、移動量を測定することができる。なお、第1〜第5干渉計14〜22は、共通のレーザ光発生器(図示省略)で発生したレーザ光を発射する。第3干渉計14は、X軸方向に沿ってレーザ光14aを発射する。第3干渉計14から発射されたレーザ光14aは、第6ミラー30で逆向きに反射される。第3干渉計14は、第6ミラー30で逆向きに反射されたレーザ光14aを受光する。これにより、ステージ26の基準位置からの固定フレーム12に対するX軸方向に沿った移動量(以下、単に、ステージ26のN軸方向における移動量(Nは、X、Y、Zのいずれかである。))を測定することができる。基準位置は、適宜設定することができる。
第4干渉計16は、X軸方向に沿ってレーザ光16aを発射する。第4干渉計16から発射されたレーザ光16aは、第6ミラー30で逆向きに反射される。第4干渉計16は、第6ミラー30で逆向きに反射されたレーザ光16aを受光する。これにより、ステージ26のX軸方向における移動量を測定することができる。また、第3干渉計14と第4干渉計16によって、ステージ26の固定フレーム12に対する基準位置からの回転角度を測定することができる。
第5干渉計22は、X軸方向に沿ってレーザ光22aを発射する。第5干渉計22から発射されたレーザ光22aは、第7ミラー32で逆向きに反射される。第5干渉計22は、第7ミラー32で逆向きに反射されたレーザ光22aを受光する。これにより、ステージ26のY軸方向における移動量を測定することができる。
第1干渉計18は、X軸方向に沿ってレーザ光18aを発射する。第1干渉計18から発射されたレーザ光18aは、第1ミラー34でY軸方向に反射される。Y軸方向に反射されたレーザ光18aは、第2ミラー42でZ軸方向に反射される。Z軸方向に反射されたレーザ光18aは、第3ミラー38で逆向きに反射される。第3ミラー38で逆向きに反射されたレーザ光18aは、第2ミラー42と第1ミラー34に反射されて、第1干渉計18に到達する。第1干渉計18は、第1ミラー34で反射されたレーザ光18aを受光する。これにより、ステージ26のX軸方向における移動量と、ステージ26のY軸方向における移動量と、ステージ26のZ軸方向における移動量の合計を測定することができる。
第2干渉計20は、X軸方向に沿ってレーザ光20aを発射する。第2干渉計20から発射されたレーザ光20aは、第4ミラー36でY軸方向に反射される。Y軸方向に反射されたレーザ光20aは、第5ミラー40で逆向きに反射される。第5ミラー40で逆向きに反射されたレーザ光20aは、第4ミラー36に反射されて、第2干渉計20に到達する。第2干渉計20は、第4ミラー36で反射されたレーザ光20aを受光する。これにより、ステージ26のX軸方向における移動量と、ステージ26のY軸方向における移動量の合計を測定することができる。各測定結果は、制御装置11に送信される。
制御装置11は、第1干渉計18による測定結果から第2干渉計20による測定結果を減算することによって、ステージ26のZ軸方向における移動量を算出する。
図3は、ステージ26が第1位置P1にある場合と第2位置P2にある場合を示す。ステージ26が第1位置P1にある場合とは、ステージ26がX軸方向の可動範囲の一方の限界に位置するとともにY軸方向の可動範囲の一方の限界に位置する場合である。ステージ26が第2位置P2にある場合とは、ステージ26がX軸方向の可動範囲の他方の限界に位置するとともにY軸方向の可動範囲の他方の限界に位置する場合である。
第6ミラー30は、ステージ26が固定フレーム12に対して移動するのに伴って移動する。一方において、第3干渉計14、第4干渉計16は、固定フレーム12に対して移動しない。この関係から、第6ミラー30は、ステージ26のY軸方向における可動範囲に応じて、Y軸方向に長くする必要がある。同様に、第6ミラー30は、ステージ26のZ軸方向における可動範囲に応じて、Z軸方向に長くする必要がある。
第7ミラー32は、ステージ26が固定フレーム12に対して移動するのに伴って移動する。一方において、第5干渉計22は、固定フレームに対して移動しない。この関係から、第7ミラー32は、ステージ26のX軸方向における可動範囲に応じて、X軸方向を長くする必要がある。同様に、第7ミラー32は、ステージ26のX軸方向における可動範囲に応じて、X軸方向に長くする必要がある。同様に、第7ミラー32は、ステージ26のZ軸方向における可動範囲に応じて、Z軸方向に長くする必要がある。
第1ミラー34は、第1フレーム24が固定フレーム12に対して移動するのに伴って、X軸方向に沿って直線移動する。第1ミラー34は、第1干渉計18に対してX軸方向に沿って直線移動する。しかしながら、第1ミラー34は、第1干渉計18に対してY軸方向とZ軸方向に沿って移動しない。このことから、第1干渉計18からX軸方向に沿って発射されたレーザ光18aが第1ミラー34に入射する位置は変化しない。また、第2ミラー42は、第1ミラー34に対してY軸方向に配置されており、第3ミラー38によってZ軸方向に反射されたレーザ光18aをY軸方向に反射する。このことから、第2ミラー42からY軸方向に沿って反射されたレーザ光18aが第1ミラー34に入射する位置は変化しない。さらに、第1干渉計18から発射されたレーザ光18aの入射位置と第2ミラー42から反射されたレーザ光18aの入射位置は同一である。以上から、第1ミラー34は、第1干渉計18から発射されるレーザ光18aの照射範囲のみをカバーする大きさであればよい。
第2ミラー42は、第1ミラー34に対してY軸方向のみに移動するため、第1ミラー34からY軸方向に沿って反射されたレーザ光18aが第2ミラー42に入射する位置は変化しない。また、第3ミラー38は、第2ミラー42に対してZ軸方向に配置されており、第2ミラー42によってZ軸方向に反射されたレーザ光18aを逆向きに反射する。このことから、第3ミラー38からZ軸方向に沿って反射されたレーザ光18aが第2ミラー42に入射する位置は変化しない。さらに、第1ミラー34から反射されたレーザ光18aの入射位置と第3ミラー38から反射されたレーザ光18aの入射位置は同一である。以上から、第2ミラー42は、第1ミラー34から反射されるレーザ光18aの照射範囲のみをカバーする大きさであればよい。
第3ミラー38は、第2ミラー42に対してZ軸方向、及び、ステージ26の回動範囲のみに移動するため、第2ミラー42からZ軸方向に沿って反射されたレーザ光18aが第3ミラー38に入射する位置はステージ26の回動に応じて変化する。このことから、第3ミラー38は、ステージ26の回動範囲に応じた寸法であればよい。
第1実施例の移動ステージ装置10によれば、ステージ26のZ軸方向の移動量を算出するために、第1ミラー34、第2ミラー42の寸法は、ステージ26の可動範囲に合わせて大きくする必要がない。第1ミラー34、第2ミラー42は、第1干渉計18から発射されるレーザ光18aの照射範囲をカバーする寸法でよい。また、第3ミラー38は、ステージ26の固定フレーム12に対する回動範囲に応じた寸法であればよい。同様に、第4ミラー36、第5ミラー40の寸法も、ステージ26の可動範囲に合わせて大きくする必要がない。第4ミラー36と第5ミラー40は、第2干渉計20から発射されるレーザ光20aの照射範囲をカバーする寸法でよい。これにより、高精度にステージ26の移動量を測定する移動ステージ装置10において、比較的大きい寸法のミラーを少なくすることができる。
(第1実施例の変形例)
図4は、第1実施例の変形例の移動ステージ装置100の平面図を示す。以下では、移動ステージ装置10と相違する点について説明する。移動ステージ装置10と同様の構成については、図1と同一の符号を付して、重複する説明を省略する(第2実実施例も同様)。
移動ステージ装置100は、第3干渉計14、第4干渉計16、第5干渉計22、及び、第6ミラー30、第7ミラー32を備えていない。一方において、移動ステージ装置100は、第6干渉計102と第8ミラー104を備えている。
第6干渉計102は、干渉計支持部材12aに固定されている。第6干渉計102は、レーザ光発生器から発射されたレーザ光を受光する。第6干渉計102は、X軸方向に沿ってレーザ光を発射する。第8ミラー104は、第1フレーム24に固定されている。第6干渉計102から発射されたレーザ光102aは、第8ミラー104で逆向きに反射される。第6干渉計102は、第8ミラー104で逆向きに反射されたレーザ光104aを受光する。これにより、ステージ26のX軸方向における移動量を測定することができる。制御装置11は、第2干渉計20による測定結果から第6干渉計102による測定結果を減算することによって、ステージ26の固定フレーム12に対する基準位置からのX軸方向に沿った移動量を算出することができる。これにより、第1干渉計18、第2干渉計20及び第6干渉計102によって、ステージ26のX軸方向、Y軸方向、及び、Z軸方向における移動量を測定することができる。
第8ミラー104は、第1フレーム24が固定フレーム12に対して移動するのに伴って、X軸方向に沿って直線移動する。即ち、第8ミラー104は、第6干渉計102に対してX軸方向に沿って直線移動する。しかしながら、第8ミラー104は、第6干渉計102に対してY軸方向とZ軸方向に沿って移動しない。このことから、第6干渉計102からX軸方向に沿って発射されたレーザ光102aが第8ミラー104に入射する位置は変化しない。この関係から、第8ミラー104は、第6干渉計102から発射されるレーザ光102aの照射範囲のみをカバーする寸法であればよい。
移動ステージ装置100では、ステージ26の移動に伴って、干渉計からの入射位置が変化するミラー(移動ステージ装置10では、第6ミラー30、第7ミラー32)が配置されていない。即ち、移動ステージ装置100に設けられている各ミラーは、それぞれの干渉計から発射されるレーザ光の照射範囲をカバーする大きさであればよい。これにより、比較的に寸法の大きいサイズのミラーを設けることなく、高精度にステージ26の移動量を測定することができる。移動ステージ装置100の技術は、特に、ステージ26が固定フレーム12に対して回動不能である場合に有用である。
(第2実施例)
図5は、第2実施例の移動ステージ装置200の平面図を示す。移動ステージ装置200では、ステージ26は、固定フレーム12に対してZ軸方向に移動不能である。即ち、移動ステージ装置200では、ステージ26は、固定フレーム12に対してXY平面上で移動可能である。移動ステージ装置200では、干渉計14、16によってステージ26のX軸方向における移動量と、ステージ26の回転角度を測定することができる。また、移動ステージ装置200では、制御装置11は、第2干渉計20によって測定されたステージ26のX軸方向における移動量とY軸方向における移動量との和から干渉計14、16によって測定されたステージ26のX軸方向における移動量を減算することによって、ステージ26のY軸方向における移動量を算出することができる。
移動ステージ装置200によれば、XY平面上で移動可能なステージ26において、比較的大きい寸法のミラーを少なくすることができる。
(第2実施例の変形例)
図6は、第2実施例の変形例の移動ステージ装置300の平面図を示す。以下では、移動ステージ装置100、200と相違する点について説明する。移動ステージ装置100、200と同様の構成については、図4、5と同一の符号を付して、重複する説明を省略する。移動ステージ装置300では、第6干渉計102によってステージ26のX軸方向における移動量を測定することができる。また、移動ステージ装置300では、制御装置11は、第2干渉計20によって測定されたステージ26のX軸方向における移動量とY軸方向における移動量との和から第6干渉計102によって測定されたステージ26のX軸方向における移動量を減算することによって、ステージ26のY軸方向における移動量を算出することができる。これにより、比較的大きい寸法のミラーを設けることなく、高精度にステージ26の移動量を測定する移動ステージ装置300を実現することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、第1実施例において、ステージ26が固定フレーム12に対して回転しない場合、第3干渉計14、第4干渉計16、及び、第6ミラー30を設けなくてもよい。この場合、第5干渉計22によって、ステージ26のY軸方向の移動量を測定することができる。また、第2干渉計20によって測定されたステージ26のX方向に沿った移動量とステージ26のY軸方向に沿った移動量の合計から、第5干渉計22によって測定されたステージ26のY軸方向の移動量を減算することによって、ステージ26のX軸方向の移動量を算出することができる。
あるいは、例えば、第1実施例において、第5干渉計22と第7ミラー32を設けなくてもよい。
また、上記した各実施例では、各干渉計から2本のレーザ光が発射されている。しかしながら、各干渉計から発射されるレーザ光は、1本であってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
第1実施例の移動ステージ装置の平面図を示す。 第1実施例の移動ステージ装置の正面図を示す。 第1実施例の移動ステージ装置において、ステージが第1位置と第2位置にある場合を示す。 第1実施例の変形例の移動ステージ装置の平面図を示す。 第2実施例の移動ステージ装置の平面図を示す。 第2実施例の変形例の移動ステージ装置の平面図を示す。
符号の説明
10:移動ステージ装置
12:固定フレーム
14:第3干渉計
16:第4干渉計
18:第1干渉計
20:第2干渉計
22:第5干渉計
24:第1フレーム
26:ステージ
28:第2フレーム
34:第1ミラー
36:第4ミラー
38:第3ミラー
40:第5ミラー
42:第2ミラー

Claims (4)

  1. 固定フレームと、
    固定フレームに対して第1方向に直線移動可能な第1可動フレームと、
    第1可動フレームに対して第2方向に直線移動可能な第2可動フレームと、
    ステージを有しており、第2可動フレームに対して第3方向に直線移動可能な第3可動フレームと、
    固定フレームに取り付けられており、第1方向に沿って測定波を発射する第1干渉計と、
    第1可動フレームに取り付けられており、第1干渉計に対して第1方向に位置しており、第1方向から入射した測定波を第2方向に反射するとともに第2方向から入射した測定波を第1方向に反射する第1反射体と、
    第2可動フレームに取り付けられており、第1反射体に対して第2方向に位置しており、第2方向から入射した測定波を第3方向に反射するとともに第3方向から入射した測定波を第2方向に反射する第2反射体と、
    第3可動フレームに取り付けられており、第2反射体に対して第3方向に位置するとともに第3方向から入射した測定波を逆向きに反射する第3反射体と、
    ステージの第1方向への移動量と第2方向への移動量との和を測定する移動量測定装置と、
    第1干渉計によって測定されるステージの第1方向への移動量と第2方向への移動量と第3方向への移動量との和と移動量測定装置によって測定されるステージの第1方向への移動量と第2方向への移動量との和からステージの第3方向への移動量を算出する移動量算出装置、
    を備える移動ステージ装置。
  2. 移動量測定装置は、
    固定フレームに取り付けられており、第1方向に沿って測定波を発射する第2干渉計と、
    第1可動フレームに取り付けられており、第2干渉計に対して第1方向に位置しており、第1方向から入射した測定波を第2方向に反射するとともに第2方向から入射した測定波を第1方向に反射する第4反射体と、
    第2可動フレームに取り付けられており、第4反射体に対して第2方向に位置しており、第2方向から入射した測定波を逆向きに反射する第5反射体、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の移動ステージ装置。
  3. 固定フレームと、
    固定フレームに対して第1方向に直線移動可能な第1可動フレームと、
    ステージを有しており、第1可動フレームに対して第2方向に直線移動可能な第2可動フレームと、
    固定フレームに取り付けられており、第1方向に沿って測定波を発射する第1干渉計と、
    第1可動フレームに取り付けられており、第1干渉計に対して第1方向に位置しており、第1方向から入射した測定波を第2方向に反射するとともに第2方向から入射した測定波を第1方向に反射する第1反射体と、
    第2可動フレームに取り付けられており、第1反射体に対して第2方向に位置するとともに第2方向から入射した測定波を逆向きに反射する第2反射体と、
    ステージの第1方向への移動量を測定する移動量測定装置と、
    第1干渉計によって測定されるステージの第1方向への移動量と第2方向への移動量との和と移動量測定装置によって測定されるステージの第1方向への移動量からステージの第2方向への移動量を算出する移動量算出装置、
    を備える移動ステージ装置。
  4. 移動量測定装置は、
    固定フレームに取り付けられており、第1方向に沿って測定波を発射する第2干渉計と、
    第1可動フレームに取り付けられており、第2干渉計に対して第1方向に位置するとともに第1方向から入射した測定波を逆向きに反射する第3反射体、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の移動ステージ装置。
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