JP2010069030A - 電気カミソリ洗浄器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気カミソリとの通信や洗浄中の電気カミソリの駆動のために必要最低限の電池残量を確保できる電気カミソリ洗浄器を提供する。
【解決手段】電気カミソリ90が挿入される洗浄槽30と、洗浄水を収容する貯溜槽20と、洗浄槽に洗浄水を供給するポンプ機構40と、貯溜槽に洗浄水を還流する排水管46と、を具えた電気カミソリ洗浄器であって、該電気カミソリ洗浄器10を制御する制御手段80と電源部とを有しており、制御手段及び電源部に電気的に接続され、電気カミソリのヘッド部を洗浄槽に挿入した状態で電気カミソリに充電を行なう充電ポート70,71と、電気カミソリのマイコンと通信を行なう通信ポート72とを具えた電気カミソリ洗浄器において、制御手段80は、電気カミソリの電池残量が所定値以下である場合には、通信ポートから電気カミソリのマイコン97を駆動させる電力を供給し、電気カミソリと通信を行なうようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気カミソリを洗浄する電気カミソリ洗浄器に関するものであり、より具体的には、電気カミソリに充電を行なう充電ポートと、電気カミソリと通信する通信ポートを有する電気カミソリ洗浄器に関する。
電気カミソリを使用すると、ヘッド部の外刃や内刃、ヘッド部の内部等に髭くず、脂肪、タンパク質、垢、汗等が付着したり溜まる。そのまま放置すると、電気カミソリの切れ味が低下するだけでなく、雑菌等が発生するなど不衛生である。このため、電気カミソリを定期的に洗浄し、清潔な状態を維持することが要求される。
そこで、非使用時に電気カミソリを自動的に洗浄する電気カミソリ洗浄器が提案されている(例えば特許文献1参照)。
電気カミソリ洗浄器は、電気カミソリが装着された際に、電気カミソリの着脱、電気カミソリの機種、電気カミソリの電池残量等を、電気カミソリと通信を行なうことによって判別している。
また、洗浄中に、電気カミソリのオン、オフを繰り返し、内刃の往復運動によって、洗浄効果を高める洗浄コースを設定したものもある。
特開2005−312489号公報
電気カミソリの電池残量が所定値以下又は実質的にゼロである場合、電気カミソリを電気カミソリ洗浄器に装着しても、通信を行なうことができず、洗浄を開始することができない。そこで、電気カミソリ洗浄器側の充電用のポートに常に電圧を印加することで、この問題を解消することも可能ではあるが、ユーザの誤使用等により充電ポート間が短絡してしまうことがある。
また、電気カミソリ洗浄器と電気カミソリの通信は、パルス信号により行なわれているが、パルス信号による通信は、ノイズ等の外部変化により誤作動を生ずる虞れがある。
さらに、洗浄中に電気カミソリのオン、オフを繰り返す洗浄コースでは、電気カミソリの電池残量が所定値以下であれば、電気カミソリを駆動することができない問題があり、所望の洗浄効果を得られないことがあった。
本発明の目的は、電気カミソリを装着したときに、電気カミソリとの通信や洗浄中の電気カミソリの駆動のために必要最低限の電池残量を確保することのできる電気カミソリ洗浄器を提供するものである。
電気カミソリのヘッド部が挿入される洗浄槽と、洗浄水を収容する貯溜槽と、該貯溜槽から洗浄槽に洗浄水を供給するポンプ機構と、洗浄槽から貯溜槽に洗浄水を還流する排水管と、を具えた電気カミソリ洗浄器であって、該電気カミソリ洗浄器を制御する制御手段と電源部とを有しており、制御手段及び電源部に電気的に接続され、電気カミソリのヘッド部を洗浄槽に挿入した状態で電気カミソリに充電を行なう充電ポートと、電気カミソリのマイコンと通信を行なう通信ポートと、を具えた電気カミソリ洗浄器において、
制御手段は、電気カミソリの電池残量が所定値以下である場合には、通信ポートから電気カミソリのマイコンを駆動させる電力を供給し、電気カミソリと通信を行なうようにした。
制御手段は、電気カミソリの電池残量が所定値以下である場合には、洗浄の際に電気カミソリを駆動させるために必要な最低限の電力を充電ポートから電気カミソリに供給して充電を行なうことが望ましい。
また、制御手段は、定電圧直流信号により通信ポートを介して電気カミソリと通信を行なうことが望ましい。
電気カミソリの電池残量が所定値以下である場合に、制御手段が通信ポートから電気カミソリのマイコンを駆動させるために必要な最低限の電力を供給することで、電気カミソリ洗浄器と電気カミソリとの安定した通信を行なうことができる。これにより、電気カミソリの着脱や機種、充電状態等を判別することができ、続く洗浄コースに移行することができる。
また、電気カミソリの電池残量が所定値以下である場合に、洗浄の際に電気カミソリを駆動するために必要な最低限の電力を充電ポートから供給し、充電を行なうことで、洗浄中に電気カミソリをオン、オフする効果的な洗浄を行なうことができる。
さらに、制御手段から通信ポートを介して行なわれる電気カミソリとの通信に定電圧直流信号を用いることにより、ノイズ等の外部変化による誤作動等の影響を受けにくい安定した通信を行なうことができる。
図1は、本発明の電気カミソリ洗浄器(10)に電気カミソリ(90)を装着した要部構成図である。図に示すように、電気カミソリ洗浄器(10)は、洗浄水Lを貯溜する貯溜槽(20)と、電気カミソリ(90)のヘッド部(92)が挿入されて、ヘッド部(92)を洗浄する洗浄槽(30)と、貯溜槽(20)から洗浄槽(30)へ洗浄水Lを送給するポンプ機構(40)、洗浄槽(30)から貯溜槽(20)へ洗浄水Lを戻す排水管(46)、洗浄槽(30)内に向けて乾燥用の空気流を生じさせるファン(50)と、該ファン(50)を駆動するファン用モータ(52)を具える。
洗浄槽(30)には、電気カミソリ(90)を洗浄槽(30)に装着した状態で、電気カミソリ(90)の充電用接点(93)(94)及び通信用接点(95)と電気的に接続される充電ポート(70)(71)及び通信ポート(72)が臨出している。
さらに、電気カミソリ洗浄器(10)には、使用者の視認し易い位置に洗浄の開始ボタン(88)と運転状態を表示する表示手段(89)が配備されている。
上記電気カミソリ洗浄器(10)は、後述する制御手段(80)により制御される。
貯溜槽(20)には、洗浄水Lとして水道水を使用したときに、該水道水を電気分解して電解水を生成する電解手段となる一対の電極板(60)(62)と、該電極板の一方(62)と対をなし、貯溜槽(20)中の洗浄水Lのレベル(水位)を検知する検知用電極板(64)が配備され、また、洗浄槽(30)に連繋された排水管(46)からの洗浄水を濾過するフィルタ(22)が配備されている。
電解手段である電極板(60)(62)は、貯溜槽(20)の中央よりも下側まで伸びており、検知用電極板(64)は、電極板(60)(62)よりも短く構成され、電極板(60)(62)よりも下端が上側に位置するように配置されている。
電極板(60)(62)は、少なくとも対向面にTi等の導電性及び耐腐食性にすぐれるコーティングを施すことが望ましい。
なお、検知用電極板(64)は、部品点数を削減するために、電極板(62)と対をなし、これら電極板(62)(64)間の電流を測定することで洗浄水Lのレベルを検知しているが、検知用電極板(64)を一対として、電極板(60)(62)とは別に設けてもよい。
電解手段は、洗浄水Lとして洗浄剤入りの洗浄液を使用するタイプの電気カミソリ洗浄器では不要である。
また、洗浄水Lのレベルを測定不要の構成とする場合、検知用電極板も不要である。
洗浄槽(30)は、電気カミソリ(90)のヘッド部(92)を収容する凹部を有しており、ヘッド部(92)に向けて洗浄水を放出できる位置にポンプ機構(40)に連繋された開口(32)が形成されている。また、洗浄槽(30)の下部には排水管(46)が接続されている。
洗浄槽(30)の上部側面には、乾燥用の空気流を洗浄槽(30)の内部に導く通気孔(34)が開設されており、該通気孔(34)の外側に、通気孔(34)に空気を送り込むファン(50)が配備されている。
通気口(34)の上側には、前記充電ポート(70)(71)及び通信ポート(72)が洗浄槽(30)の内側方向に向けて臨出している。
ポンプ機構(40)は、モータ(42)により駆動し、貯溜槽(20)内の洗浄水Lを吸込口(44)から吸い上げて、洗浄槽(30)に放出する。
なお、吸込口(44)は、電極板(60)(62)に接近して設けることが望ましい。これにより、電極板(60)(62)により電気分解された高濃度の電解水を吸込口(44)から吸い上げて、洗浄槽(30)に供給することができる。
排水管(46)は、ポンプ機構(40)の吸い上げ能力に比して口径が大きく形成されることが望ましく、これにより、洗浄槽(30)内には洗浄水が溜まらないようにしている。
充電ポート(70)(71)及び通信ポート(72)は、導電性線材を屈曲してバネ性を持たせて形成することができる。その他導電性部材をバネ等により付勢した構成とすることもできる。
制御手段(80)は、図2に示すように、CPU(81)を主体として構成される。CPU(81)には、メモリ(82)、電源(83)、ポンプ機構(40)のモータ(42)を制御するモータ制御回路(84)、電極板(60)(62)及び検知用電極板(64)に電圧を印加すると共に電極板(62)(64)間の電流を測定する電極制御回路(85)、ファン用モータ(52)を制御するファン用モータ制御回路(87)、充電ポート(70)(71)に供給される電力を制御する充電制御回路(73)、及び、通信ポート(72)への信号を送受信する通信制御回路(74)が図示の如く接続されている。なお、通信制御回路(74)については、電気カミソリ(90)の構成を説明した後、詳述する。
また、CPU(81)には、使用者が操作する洗浄開始ボタン(88)及び運転状況を表示するLED等の表示手段(89)が接続されている。洗浄開始ボタン(88)は、電気カミソリ洗浄器(10)の適所に配備することができる。
メモリ(82)には、洗浄コース、その他電気カミソリ洗浄器(10)の動作に必要なプログラム等が記憶されている。
表示手段(89)は、図1及び図3に示すように、1又は複数のLED(89a)(89b)から構成することができる。LED(89a)(89b)は、図3に示すように、点灯を制御するトランジスタ(100)(101)のベース電圧のパルスデューティ比を変化させることで、LED(89a)(89b)の光度を変化させて、電気カミソリ洗浄器(10)の動作モード、動作内容を表示するようにすることができる。これにより、LED数を削減することができる。
電気カミソリ(90)は、背面側に設けられた凹みに充電用接点(93)(94)及び通信用接点(95)が臨出しており、これらの接点(93)(94)(95)は、図2に示すようにマイコン(97)に接続されている。充電用接点(93)(94)は、マイコン(97)を介して充電可能なバッテリ(98)に電気的に接続されている。
なお、電気カミソリ(90)にも図示省略する表示手段を配備することができる。上記と同様に、複数のLEDから表示手段を構成した場合、点灯を制御するトランジスタのベース電圧のパルスデューティ比を変化させることで、LEDの光度を変化させて、電気カミソリ(90)の状態やモード、動作内容、バッテリ(98)の残量等を表示するようにすることができる。
電気カミソリ(90)を洗浄槽(30)に装着すると、図1及び図2に示すように、電気カミソリ洗浄器(10)側の充電ポート(70)(71)と通信ポート(72)が、電気カミソリ(90)側の充電用接点(93)(94)と通信用接点(95)に夫々電気的に接続される。
以下、制御手段(80)の通信制御回路(74)について詳述する。
図4は、電気カミソリ洗浄器(10)の通信ポート(72)を含む通信制御回路(74)と、電気カミソリ(90)の通信用接点(95)の各入出力部の回路図である。
通信制御回路(74)は、電源(83)から通信ポート(72)へ低電力を常時印加するようにしておくことが望ましい。具体的には、低電力とは、電気カミソリ洗浄器(10)の通信ポート(72)と電気カミソリ(90)の通信用接点(95)が電気的に接続された状態で、電気カミソリ(90)のバッテリ(98)に通信に必要な所定の電池残量が残存していないときに、通信ポート(72)及び通信用接点(95)を介して、電気カミソリ洗浄器(10)の電源(83)から電気カミソリ(90)のバッテリ(98)に充電が行なわれる閾値となる電力を意味する。つまり、バッテリ(98)に、通信に必要な電力が残存している場合には、通信ポート(72)側に印加される電力に比して、通信用接点(95)側に印加される電力の方が高くなるから、充電は行なわれないが、バッテリ(98)の残量が少ない場合には、通信ポート(72)側の電力が高くなるため、通信ポート(72)を介してバッテリ(98)に充電が行なうことができる。これにより、バッテリ(98)への充電は、通信ポート(72)側の電力と通信用接点(95)側の電力が一致するまで、即ち、通信に最低限必要な電力がバッテリ(98)に充電されるまで行なわれることとなる。
従って、通信に必要なバッテリ(98)の残量がない又は少ない状態でも、通信に必要な電力をバッテリ(98)に充電でき、電気カミソリ洗浄器(10)と電気カミソリ(90)との通信が可能となる。
なお、洗浄の際に、電気カミソリ(90)をオン、オフして、洗浄効果を高める洗浄を行なう場合において、電気カミソリ(90)のバッテリ(98)の残量が、その駆動に必要な残量に満たない場合、充電ポート(70)(71)から充電用接点(93)(94)を介してバッテリ(98)に必要な最低限の充電を行なうことが望ましい。これにより、バッテリ(98)の残量が少ない場合でも、電気カミソリ(90)をオン、オフする洗浄を行なうことができ、洗浄効果を高めることができる。
通信制御回路(74)は、通信用信号として、電源(83)から通信ポート(72)に定電圧の直流信号を印加することが望ましい。これにより、パルス信号等の通信に比してノイズ等の外部変化に対し、安定した通信を実現できる。
また、通信制御回路(74)には、図4に示すように、通信ポート(72)と接続される分圧用の抵抗(102)を配備し、電気カミソリ(90)の通信用接点(95)にも同様に分圧用の抵抗(103)を配備することが望ましい。
通信ポート(72)と通信用接点(95)が接続されると、分圧用抵抗(102)(103)によって、電源(83)から通信ポート(72)に供給される出力電圧(例えば5V)と、通信用接点(95)からの入力電圧が一定値(例えば2.5V)に減少される。この電圧変化を通信制御回路(74)側の電圧読取ポート(104)にて読み取ることにより、電気カミソリ洗浄器(10)に電気カミソリ(90)が接続されたことを認識できる。
さらに、通信制御回路(74)は、充電ポート(70)(71)から充電用接点(93)(94)に電力を供給する充電時に、通信ポート(72)に一定電圧を出力しておくことで、電気カミソリ洗浄器(10)側に電気カミソリ(90)が正常に接続されており、充電状態にあることを認識させることもできる。
充電制御回路(73)は、電気カミソリ(90)の充電用接点(93)(94)が充電ポート(70)(71)に接続されたときに、充電ポート(70)(71)に電圧を発生させるようになし、電圧の変化に基づいて、洗浄時の駆動信号と認識させることで、洗浄を開始する構成とすることもできる。
なお、電気カミソリ(90)のマイコン(97)には、通信用接点(95)に一定電圧を出力させておくことで、電気カミソリ洗浄器(10)側に電気カミソリ(90)が接続されており、充電状態であることを認識させることもできる。
図1及び図2に示す電気カミソリ洗浄器(10)のポンプ用モータ(42)とファン用モータ(52)は、図5に示すように、グランドG側に低抵抗(106)を直列に接続し、駆動時のグランドとモータ(42)(52)・低抵抗(106)間の電圧値を監視することで、モータ(42)(52)の短絡や開放、その他、回路構成素子の故障を判定することができる。具体的には、制御手段(80)は、モータ(42)(52)が駆動状態の場合に、監視電圧値が一定値以上であれば、モータ(42)(52)が短絡していると判断し、逆に、監視電圧値が一定以下であればモータ(42)(52)が開放していると判断する。
上記により、電気カミソリ洗浄器(10)を長期に亘って使用しても、部品やモータ(42)(52)の故障を検知でき、表示手段(89)に故障警告等を行なうことができる。
なお、図5に示すように、制御手段(80)にサーミスタ(107)を配備し、電気カミソリ洗浄器(10)内の温度を監視することで、発煙や発火に至る前に故障を検知して、異常発熱を回避したり、故障を判定することもできる。この場合、図6に示すように、サーミスタ(107)は、制御手段(80)の基板(108)上の発熱の懸念される部品(109)(例えばトランジスタ等)の近傍、又は、基板(108)の中央に配備することが望ましい。発熱懸念部品(109)に隣接して、又は、発熱懸念部品(109)の基板(108)の裏面にサーミスタ(107)を設ける場合、発熱懸念部品(109)とサーミスタ(107)との間にパターン(108a)を引いて、伝熱性能を高めることで、検知速度を上げることができる。
これにより、発熱懸念部品(109)にヒューズやポジスタ素子等を多数配備することなく、安価で、より広い範囲の異常を検知することが可能となる。
電気カミソリ(90)についても、充電用のトランジスタ等の発熱懸念部品(110)を、図7に示すように、充電用接点(93)(94)や通信用接点(95)の近傍に配備して、放熱効果を高めることが望ましい。また、半田盛り(112)の箇所に隣接して配置しても放熱効果を高めることができる。
なお、基板(111)上で接点(93)(94)(95)や半田盛り(112)の箇所と、発熱懸念部品(110)との間にパターンを引くことで、伝熱性能を高めて、さらに放熱効果を高めることができる。
これにより、安価且つ余分なスペースを必要としない放熱が可能となる。
電気カミソリ(90)は、上記のように電気カミソリ洗浄器(10)に装着した状態での充電の他、使用者が掴むグリップ部の端部にアダプタ(120)に接続される構成とすることができる。この場合、バッテリ(98)として、ニッケルカドミウム電池又はニッケル水素電池1個(例えば1.2V)をバッテリ(98)として使用すると、マイコン(97)の駆動電圧(例えば1.8V)がバッテリ(98)の電源電圧よりも低くなることがある。このような電気カミソリ(90)では、一般的にパルス充電方式により充電が行なわれる。この際、充電制御用のトランジスタ(121)をオンにすると、充電用のアダプターの出力電圧がバッテリ電圧とほぼ同じ電圧まで低下してしまい、マイコン(97)の動作電圧を下回ってしまうことがあった。そのため、高価な昇圧回路を具備する等の対策が必要であった。
上記課題を解決するために、図8に示すように、アダプタ(120)に接続されたマイコン(97)の電源ライン(122)に、ダイオード(123)とコンデンサ(124)を直列接続することにより、安価且つ少ない部品で、電圧の降下を防止できる。
なお、充電制御用のトランジスタのオン時間を前記コンデンサ(124)のチャージ電圧がマイコン(97)の動作電圧を下回らない十分な時間とすることが望ましい。
電気カミソリ(90)は、内蔵のバッテリ(98)への充電時間を短縮させることが望まれている。一般に、充電時間として1時間30分以上を必要とするリチウムイオン電池等でも、1時間で充電を終了することで、所謂急速充電は可能であるが、バッテリが完全に充電された状態ではないため、電気カミソリ(90)が本来有する最大のパワーを出すことは難しかった。
そこで、制御手段(80)は、電気カミソリ(90)のバッテリ(98)への充電の際に、タイマー手段(図示せず)により、所定の時間(例えば1時間)が経過すると、表示手段(89)に充電完了を表示するが、バッテリ(98)への充電は、バッテリ(98)が完全に充電されるまで継続させることが望ましい。
本明細書において、バッテリ(98)が完全に充電されるとは、図9に示すように、リチウムイオン電池では、定電圧領域で0.02C〜0.05C以下の充電電流となった時点、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池では、図10に示すように、デルタV制御、温度制御、電圧制御がかかった時点を意味する。
充電完了の表示は、リチウムイオン電池では、定電圧領域で所定の充電電流となった時点、又は、定電流領域で一定以上のバッテリ電圧となった時点で行なうようにすることもできる。ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池では、一定以上のバッテリ電圧となった時点、又は、バッテリ表面温度が一定以上となった時点で充電完了表示を行なうようにしてもよい。
なお、電気カミソリ(90)のマイコン(97)によって容量換算することで、電気カミソリ(90)の使用に応じた時間、充電表示をするようにしてもよい。
上記により、所定の充電時間等が経過した時点で充電完了の表示を行ないつつ、使用者が電気カミソリ(90)を電気カミソリ洗浄器(10)から取り外さない限り、バッテリ(98)をほぼ完全に充電された状態まで充電することができる。
電気カミソリ(90)における種々の電圧検出は、図11に示すように、電圧検出IC(130)の電圧入力ポート(IN)にトランジスタ(131)と抵抗(132)によって構成される分圧回路を配備して行なうことができる。トランジスタ(131)を適宜オン、オフ制御することで、1つの電圧検出IC(130)で複数の電圧を検出できる。検出される電圧として、バッテリ(98)の満充電電圧、バッテリ(98)の残量電圧、AC/DCの切替用電圧を例示できる。
これにより、従来、異なる種類の電圧を検出するために個々に電圧検出ICを配備していたが、実装部品の削減を達成できる。
本発明は、装着される電気カミソリのバッテリ残量が少ない場合でも、電気カミソリとの通信や洗浄中の電気カミソリの駆動のために必要最低限の電池残量を確保することのできる電気カミソリ洗浄器として有用である。
本発明の電気カミソリ洗浄器の要部構成図である。 電気カミソリ洗浄器及び電気カミソリのブロック図である。 表示手段の回路図である。 通信ポート及び通信用接点近傍の回路図である。 電気カミソリ洗浄器のモータの異常検知及び発熱検知用の回路図である。 電気カミソリ洗浄器の発熱懸念部品とサーミスタを基板上に配置した平面図である。 電気カミソリの発熱懸念部品を半田盛りに接近させ、接点から放熱できるようにした基板の平面図である。 電圧降下を防止できる電気カミソリの回路図である。 リチウムイオン電池の充電特性を示すグラフである。 ニッケル水素電池及びニッケルカドミウム電池の充電特性を示すグラフである。 電気カミソリの電圧検出回路図である。
符号の説明
(10) 電気カミソリ洗浄器
(20) 貯溜槽
(30) 洗浄槽
(40) ポンプ機構
(90) 電気カミソリ

Claims (8)

  1. 電気カミソリのヘッド部が挿入される洗浄槽と、洗浄水を収容する貯溜槽と、該貯溜槽から洗浄槽に洗浄水を供給するポンプ機構と、洗浄槽から貯溜槽に洗浄水を還流する排水管と、を具えた電気カミソリ洗浄器であって、該電気カミソリ洗浄器を制御する制御手段と電源部とを有しており、制御手段及び電源部に電気的に接続され、電気カミソリのヘッド部を洗浄槽に挿入した状態で電気カミソリに充電を行なう充電ポートと、電気カミソリのマイコンと通信を行なう通信ポートと、を具えた電気カミソリ洗浄器において、
    制御手段は、電気カミソリの電池残量が所定値以下である場合には、通信ポートから電気カミソリのマイコンを駆動させる電力を供給し、電気カミソリと通信を行なうことを特徴とする電気カミソリ洗浄器。
  2. 制御手段は、電気カミソリの電池残量が所定値以下である場合には、洗浄の際に電気カミソリを駆動させるために必要な最低限の電力を充電ポートから電気カミソリに供給して充電を行なう請求項1に記載の電気カミソリ洗浄器。
  3. 制御手段は、電源から通信ポートへ電力を常時印加しておく請求項1又は請求項2に記載の電気カミソリ洗浄器。
  4. 電源から通信ポートへ印加される前記電力は、電気カミソリの電池残量が所定位置以下である場合に電源から通信ポートを介して電気カミソリに充電が行なわれる閾値となる電力である請求項3に記載の電気カミソリ洗浄器。
  5. 電気カミソリのヘッド部が挿入される洗浄槽と、洗浄水を収容する貯溜槽と、該貯溜槽から洗浄槽に洗浄水を供給するポンプ機構と、洗浄槽から貯溜槽に洗浄水を還流する排水管と、を具えた電気カミソリ洗浄器であって、該電気カミソリ洗浄器を制御する制御手段と電源部とを有しており、制御手段及び電源部に電気的に接続され、電気カミソリのヘッド部を洗浄槽に挿入した状態で電気カミソリに充電を行なう充電ポートと、電気カミソリのマイコンと通信を行なう通信ポートと、を具えた電気カミソリ洗浄器において、
    制御手段は、定電圧直流信号により通信ポートを介して電気カミソリと通信を行なうことを特徴とする電気カミソリ洗浄器。
  6. 通信ポートは、電圧が一定となるように分圧用抵抗を介して電源部に接続され、電気カミソリ内部には、通信ポートに接続される分圧用抵抗を配備し、制御手段は、通信ポートから電気カミソリへの出力電圧と通信ポートへの電気カミソリからの入力電圧を低減させて、電気カミソリの接続を認識するようにした請求項5に記載の電気カミソリ洗浄器。
  7. 制御手段は、電気カミソリが充電ポートに接続された際に、充電用ポートに電圧を発生させることで、洗浄時の駆動信号と認識する請求項5又は請求項6に記載の電気カミソリ洗浄器。
  8. 制御手段は、充電ポートから電気カミソリに充電を行なう際に、通信ポートに一定電圧を出力させることにより、電気カミソリが接続され、充電が行なわれていることを判別する請求項5乃至請求項7の何れかに記載の電気カミソリ洗浄器。
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