JP2010068382A - 文書送信装置及び文書送信依頼装置、並びにこれらを用いた文書送信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】文書の画像情報を再送信する際に、利用者が文書の画像情報の読み取り操作を再度やり直す必要がなく、操作性に優れた文書送信装置及び文書送信依頼装置、並びにこれらを用いた文書送信システムを提供する。
【解決手段】通信回線を介して接続された文書送信依頼装置からの送信依頼に応じて、画像記憶部に記憶された文書の画像情報を相手装置に送信する送信部と、前記送信部による送信処理が正常に終了しなかった場合に、少なくとも前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を識別する識別符号からなる再送信情報を、前記文書送信依頼装置に通知する再送信情報通知部とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】通信回線を介して接続された文書送信依頼装置からの送信依頼に応じて、画像記憶部に記憶された文書の画像情報を相手装置に送信する送信部と、前記送信部による送信処理が正常に終了しなかった場合に、少なくとも前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を識別する識別符号からなる再送信情報を、前記文書送信依頼装置に通知する再送信情報通知部とを備える。
【選択図】図1
Description
この発明は、文書送信装置及び文書送信依頼装置、並びにこれらを用いた文書送信システムに関するものである。
近年、LANやインターネット等を含むネットワーク技術の急速な普及及び発展等に伴い、FAX等の単なる端末機によって文書情報を送受信するのに留まらず、ネットワークを介して接続されたコピー機能やFAX機能等を備えた画像形成装置に、文書情報の送信を依頼するリモート文書送信システムに関する技術が種々提案されている。
従来、このようなリモート文書送信システムに関する技術として、本出願人は、例えば、特開平05−300355号公報や特開2007−086970号公報等に開示された技術を既に提案している。
上記特開平05−300355号公報に係る文書送信装置は、再送信を指示するコントロールシートであることを示す情報、相手先電話番号および送信モードからなる管理情報を含むバーコード情報、ならびに送信文書の内容を示す情報からなるモニタレポートを作成するモニタレポート作成手段と、前記モニタレポート作成手段で作成されたモニタレポートのバーコード情報を読取り、そのバーコード情報に含まれている情報を解読する手段と、前記バーコード情報の解読結果に従って相手局を呼出し、該モニタレポートと共に読取られた再送信文書の画情報を相手局に送信する送信手段とを具備するように構成したものである。
また、上記特開2007−086970号公報に係るジョブ処理装置は、複数のジョブ処理を連携させた連携処理を実行する連携システム内のジョブ処理装置であって、
連携処理の指示書に従ってジョブ処理を実行するジョブ処理部と、
ジョブ処理の処理状況を確認する処理状況確認部と、
を有し、
連携処理の依頼元であるジョブ依頼装置の要求に応じてジョブ処理の実行状況情報をジョブ依頼装置へ提供するように構成したものである。
連携処理の指示書に従ってジョブ処理を実行するジョブ処理部と、
ジョブ処理の処理状況を確認する処理状況確認部と、
を有し、
連携処理の依頼元であるジョブ依頼装置の要求に応じてジョブ処理の実行状況情報をジョブ依頼装置へ提供するように構成したものである。
ところで、この発明が解決しようとする課題は、文書の画像情報を再送信する際に、利用者が文書の画像情報の読み取り操作を再度やり直す必要がなく、操作性に優れた文書送信装置及び文書送信依頼装置、並びにこれらを用いた文書送信システムを提供することにある。
すなわち、請求項1に記載された発明は、図1に示すように、通信回線2を介して接続された文書送信依頼装置100からの送信依頼に応じて、画像記憶部140に記憶された文書の画像情報を相手装置300に送信する送信部270と、
前記送信部270による送信処理が正常に終了しなかった場合に、少なくとも前記画像記憶部140に記憶された文書の画像情報を識別する識別情報からなる再送信情報を、前記文書送信依頼装置100に通知する再送信情報通知部210とを備えたことを特徴とする文書送信装置200である。
前記送信部270による送信処理が正常に終了しなかった場合に、少なくとも前記画像記憶部140に記憶された文書の画像情報を識別する識別情報からなる再送信情報を、前記文書送信依頼装置100に通知する再送信情報通知部210とを備えたことを特徴とする文書送信装置200である。
さらに、請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の文書送信装置において、
前記送信部による送信処理が正常に終了しなかった場合に、前記文書送信依頼装置から再送信要求を受信する再送信要求受信部を更に備え、
前記送信部は、前記再送信要求受信部が前記文書送信依頼装置から再送信要求を受信すると、前記再送信情報に基づいて、前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を識別して相手装置に再送信することを特徴とする文書送信装置である。
前記送信部による送信処理が正常に終了しなかった場合に、前記文書送信依頼装置から再送信要求を受信する再送信要求受信部を更に備え、
前記送信部は、前記再送信要求受信部が前記文書送信依頼装置から再送信要求を受信すると、前記再送信情報に基づいて、前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を識別して相手装置に再送信することを特徴とする文書送信装置である。
又、請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載の文書送信装置において、
前記文書送信依頼装置から送信されてくる文書の画像情報を記憶する画像記憶部と、
前記文書送信装置の画像記憶部に再送信すべき文書の画像情報が残存していない場合には、前記再送信情報に基づいて、前記文書送信依頼装置に対して文書の画像情報を要求する画像情報要求部とを備えたことを特徴とする文書送信装置である。
前記文書送信依頼装置から送信されてくる文書の画像情報を記憶する画像記憶部と、
前記文書送信装置の画像記憶部に再送信すべき文書の画像情報が残存していない場合には、前記再送信情報に基づいて、前記文書送信依頼装置に対して文書の画像情報を要求する画像情報要求部とを備えたことを特徴とする文書送信装置である。
更に、請求項4に記載された発明は、請求項3に記載の文書送信装置において、
前記文書送信装置の画像記憶部に再送信すべき文書の画像情報が残存していない場合には、前記再送信情報に基づいて、前記文書送信依頼装置の画像記憶部に記憶された文書の画像情報を、前記画像情報要求部の要求により取得して相手装置に送信することを特徴とする文書送信装置である。
前記文書送信装置の画像記憶部に再送信すべき文書の画像情報が残存していない場合には、前記再送信情報に基づいて、前記文書送信依頼装置の画像記憶部に記憶された文書の画像情報を、前記画像情報要求部の要求により取得して相手装置に送信することを特徴とする文書送信装置である。
また、請求項5に記載された発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の文書送信装置において、
前記再送信情報通知部は、前記再送信情報を最初に文書の送信依頼を行った前記文書送信依頼装置以外の他の文書送信依頼装置に対して通知することを特徴とする文書送信装置である。
前記再送信情報通知部は、前記再送信情報を最初に文書の送信依頼を行った前記文書送信依頼装置以外の他の文書送信依頼装置に対して通知することを特徴とする文書送信装置である。
さらに、請求項6に記載された発明は、文書の画像情報を読取る画像読取部と、
前記画像読取部によって読取られた文書の画像情報を記憶する画像記憶部と、
前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を相手装置に送信する送信処理を、通信回線を介して接続された文書送信装置に依頼する送信処理依頼部と、
前記文書送信装置による送信処理が正常に終了しなかった場合に、少なくとも前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を識別する識別情報からなる再送信情報を、前記文書送信装置から受信する再送信情報受信部と、
前記再送信情報受信部で受信した再送信情報の画像を出力する再送信画像出力部とを備えたことを特徴とする文書送信依頼装置である。
前記画像読取部によって読取られた文書の画像情報を記憶する画像記憶部と、
前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を相手装置に送信する送信処理を、通信回線を介して接続された文書送信装置に依頼する送信処理依頼部と、
前記文書送信装置による送信処理が正常に終了しなかった場合に、少なくとも前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を識別する識別情報からなる再送信情報を、前記文書送信装置から受信する再送信情報受信部と、
前記再送信情報受信部で受信した再送信情報の画像を出力する再送信画像出力部とを備えたことを特徴とする文書送信依頼装置である。
又、請求項7に記載された発明は、請求項6に記載の文書送信依頼装置において、
前記再送信画像出力部から出力された前記再送信情報画像を前記画像読取部で読み取り、当該画像読取部で読み取られた前記再送信情報画像から、前記文書送信装置によって送信処理が完了しなかった文書を再送信するための再送信情報を抽出する再送信情報抽出部と、
前記再送信情報抽出部によって抽出された再送信情報に基づいて、前記文書送信装置に対して文書の画像情報の再送信を要求する再送信要求部とを備えたことを特徴とする文書送信依頼装置である。
前記再送信画像出力部から出力された前記再送信情報画像を前記画像読取部で読み取り、当該画像読取部で読み取られた前記再送信情報画像から、前記文書送信装置によって送信処理が完了しなかった文書を再送信するための再送信情報を抽出する再送信情報抽出部と、
前記再送信情報抽出部によって抽出された再送信情報に基づいて、前記文書送信装置に対して文書の画像情報の再送信を要求する再送信要求部とを備えたことを特徴とする文書送信依頼装置である。
更に、請求項8に記載された発明は、請求項6又は7に記載の文書送信依頼装置において、
前記文書送信装置から送信結果情報を受信する送信結果情報受信部と、
前記送信結果情報受信部で受信した送信結果情報の画像を出力する送信結果画像出力部を備えたことを特徴とする文書送信依頼装置である。
前記文書送信装置から送信結果情報を受信する送信結果情報受信部と、
前記送信結果情報受信部で受信した送信結果情報の画像を出力する送信結果画像出力部を備えたことを特徴とする文書送信依頼装置である。
また、請求項9に記載された発明は、請求項6乃至8のいずれかに記載の文書送信依頼装置において、
前記再送信情報受信部で受信した再送信情報を、前記送信結果情報受信部で受信した送信結果情報に付加する付加手段を備えたことを特徴とする文書送信依頼装置である。
前記再送信情報受信部で受信した再送信情報を、前記送信結果情報受信部で受信した送信結果情報に付加する付加手段を備えたことを特徴とする文書送信依頼装置である。
さらに、請求項10に記載された発明は、文書の画像情報を相手装置へ送信する文書送信装置と、
前記文書送信装置と通信回線を介して接続され、前記文書送信装置に対して指定した相手装置に文書の画像情報の送信を依頼する文書送信依頼装置とからなり、
前記文書送信装置は、
前記文書送信依頼装置からの送信依頼に応じて、画像記憶部に記憶された文書の画像情報を相手装置に送信する送信部と、
前記送信部による送信処理が正常に終了しなかった場合に、少なくとも前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を識別する識別情報からなる再送信情報を、前記文書送信依頼装置に通知する再送信情報通知部とを備え、
前記文書送信依頼装置は、
文書の画像情報を読取る画像読取部と、
前記画像読取部によって読取られた文書の画像情報を記憶する画像記憶部と、
前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を相手装置に送信する送信処理を、通信回線を介して接続された文書送信装置に依頼する送信処理依頼部と、
前記文書送信装置による送信処理が正常に終了しなかった場合に、少なくとも前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を識別する識別情報からなる再送信情報を、前記文書送信装置から受信する再送信情報受信部と、
前記再送信情報受信部で受信した再送信情報の画像を出力する再送信画像出力部とを備えたことを特徴とする文書送信システムである。
前記文書送信装置と通信回線を介して接続され、前記文書送信装置に対して指定した相手装置に文書の画像情報の送信を依頼する文書送信依頼装置とからなり、
前記文書送信装置は、
前記文書送信依頼装置からの送信依頼に応じて、画像記憶部に記憶された文書の画像情報を相手装置に送信する送信部と、
前記送信部による送信処理が正常に終了しなかった場合に、少なくとも前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を識別する識別情報からなる再送信情報を、前記文書送信依頼装置に通知する再送信情報通知部とを備え、
前記文書送信依頼装置は、
文書の画像情報を読取る画像読取部と、
前記画像読取部によって読取られた文書の画像情報を記憶する画像記憶部と、
前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を相手装置に送信する送信処理を、通信回線を介して接続された文書送信装置に依頼する送信処理依頼部と、
前記文書送信装置による送信処理が正常に終了しなかった場合に、少なくとも前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を識別する識別情報からなる再送信情報を、前記文書送信装置から受信する再送信情報受信部と、
前記再送信情報受信部で受信した再送信情報の画像を出力する再送信画像出力部とを備えたことを特徴とする文書送信システムである。
請求項1に記載された発明によれば、文書の画像情報を再送信する際に、利用者が文書の画像情報の読み取り操作を再度やり直すことなく再送信を可能とする再送信情報の通知を文書送信依頼装置側で受け取ることができる。
さらに、請求項2に記載された発明によれば、文書送信依頼装置から再送信要求を受信すると、文書の画像情報を再送信する際に、利用者が文書の画像情報の読み取り操作を再度やり直す必要がなく、操作性を向上させることができる。
又、請求項3に記載された発明によれば、文書の画像情報を再送信する際に、文書送信装置の画像記憶部に記憶された文書の画像情報をそのまま利用することができ、当該文書送信装置の画像記憶部に再送信すべき文書の画像情報が残存していない場合にのみ、文書送信依頼装置に対して文書の画像情報を要求すれば良い。
更に、請求項4に記載された発明によれば、文書送信装置の画像記憶部に再送信すべき文書の画像情報が残存していない場合にのみ、文書送信依頼装置から文書の画像情報を取得して相手装置に送信することができる。
また、請求項5に記載された発明によれば、最初に文書の送信依頼を行った文書送信依頼装置が使用中の場合であっても、他の文書送信依頼装置を利用して、利用者が文書の画像情報の読み取り操作を再度やり直すことなく、文書の画像情報を再送信することができ、操作性が向上する。
さらに、請求項6に記載された発明によれば、文書送信装置に対して文書の画像情報の再送信を依頼する際に、利用者が文書の画像情報の読み取り操作を再度やり直す必要がなく、操作性を向上させることができる。
又、請求項7に記載された発明によれば、文書送信装置に対して文書の画像情報の再送信を依頼する際に、利用者が文書の画像情報の読み取り操作を再度やり直す必要がないばかりか、相手装置の電話番号等を再度入力する必要もない。
更に、請求項8に記載された発明によれば、利用者が文書送信装置による送信結果を目視によって確認することができる。
また、請求項9に記載された発明によれば、利用者が文書送信装置による送信結果を目視によって確認した上で、文書送信装置に対して文書の画像情報の再送信を依頼する際に、利用者が文書の画像情報の読み取り操作を再度やり直す必要がないばかりか、相手装置の電話番号等を再度入力する必要もない。
さらに、請求項10に記載された発明によれば、文書の画像情報を再送信する際に、利用者が文書の画像情報の読み取り操作を再度やり直す必要がなく、操作性を向上させることができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係る文書送信装置及び文書送信依頼装置を適用した文書送信システムを示すものである。
図2はこの発明の実施の形態1に係る文書送信装置及び文書送信依頼装置を適用した文書送信システムを示すものである。
図2において、1は文書送信システムを示すものであり、この文書送信システム1は、企業や店舗等の内部に設置されたLAN等の通信回線2を介して、ISDN(Integrated Services Digital Network )や一般電話回線であるPSTN(Public Switched Telephone Networks)等の公衆回線を含むIP(Internet Protocol )通信可能なネットワーク3に接続された文書送信装置としての画像形成装置200、文書送信依頼装置としての画像形成装置100、400と、相手装置としての画像形成装置300を備えている。これらの複数の画像形成装置100、200、300、400のうち、画像形成装置100、200、400は、企業や店舗等に設置された機器などのように、LAN等の通信回線2を介して互いに接続されているのに対して、画像形成装置300は、通信網としてのIPネットワーク3を介して他の画像形成装置100、200、300と互いに接続されている。なお、通信網3としては、IPネットワークに限らず、他のネットワークを用いても良い。
また、上記複数の画像形成装置100、200、300、400のうち、画像形成装置200、300は、FAX機能付きの複写機やプリンターなどのように、FAXによる文書情報の送受信機能を備えている一方、画像形成装置100、400は、FAX機能がない複写機やプリンターなどのように、FAXによる文書情報の送受信機能を備えていない画像形成装置となっている。
なお、図示の実施例では、便宜上、通信回線2を介して互いに接続された3台の画像形成装置100、200、400、及びネットワーク3を介して接続された1台の画像形成装置300が図示されているが、通信回線2及びネットワーク3を介して接続された画像形成装置の台数は、これらに限定されないことは勿論である。
上記複数の画像形成装置100、200、300、400のうち、FAX機能付きの画像形成装置200、300は、例えば、図3に示すように、システム制御部210、310、IPネットワーク通信制御部220、320、画像処理部230、330、画像記憶部としての画像蓄積部240、340、画像読取部としてのスキャナー部250、350、画像出力部としてのプリンター部260、360、送信部としてのFAX部270、370、操作部/表示部280、380、RAM290、390とを備えている。
尚、上記FAX機能付きの画像形成装置200、300は、図3に示すように、同様に構成されているが、ここでは、画像形成装置200について説明する。
上記システム制御部210は、画像形成装置200全体の動作を制御するものであり、他のIPネットワーク通信制御部220、画像処理部230、画像蓄積部240、スキャナー部250、プリンター部260、FAX部270、操作部/表示部280、RAM290と、システムバス201を介して互いに接続されている。システム制御部210は、例えば、図示しないCPUと、当該CPUによって後述する動作を実行させるプログラムを記憶したROMやパラメータ等を記憶したRAM等から構成されている。
このシステム制御部210は、FAX部270による送信処理が正常に終了しなかった場合に、文書送信依頼装置の画像蓄積部に記憶された文書の画像情報を識別する識別符号からなる再送信情報を、文書送信依頼装置に通知する再送信情報通知部としての機能や、FAX部270による送信処理が正常に終了しなかった場合に、文書送信依頼装置から再送信要求を受信する再送信要求受信部としての機能、当該画像形成装置200の画像蓄積部240に再送信すべき文書の画像情報が残存していない場合には、再送信情報に基づいて、文書送信依頼装置に対して文書の画像情報を要求する画像情報要求部としての機能などをすべて備えている。また、上記システム制御部210は、再送信情報を最初に文書の送信依頼を行った文書送信依頼装置以外の他の文書送信依頼装置に対して通知する機能をも備えている。
また、IPネットワーク通信制御部220は、IP(Internet Protocol )を用いて他の画像形成装置と通信を行うものであり、HTTP(HyperText Transfer Protocol )やSIP(Session Initiation Protocol )等のトランスポートプロトルコルを用いた制御を行うトランスポートプロトコル制御部221と、インターネットのトランスポートとネットワーク層とのプロトコルを制御するTCP/UDP/IP制御部222と、データリンク層以下の物理層の通信制御を行うネットワークインターフェース223とから構成されている。
画像処理部230は、スキャナー部250から読み込まれた画像データや、FAX部270で受信した画像データに対して、符号化や復号化、あるいは画像の拡大や縮小等の画像処理を行うものである。
画像蓄積部240は、スキャナー部250から読み込まれた画像データや、FAX部270で受信した画像データそのものや、画像処理部230で画像処理が施された画像データなどを蓄積するものである。その際、この画像蓄積部240は、蓄積する画像データに付加される個々のデータを識別する識別符号とともに、画像データを蓄積する。
スキャナー部250は、原稿の画像等を所定の解像度で読み取るものであり、プリンター部260は、画像データに基づいて、電子写真方式やインクジェット方式などによって、所定の解像度で画像を記録するものである。
FAX部270は、IPネットワーク通信制御部220及び通信網3を介して、他の画像形成装置300の電話番号に対して画像蓄積部240に蓄積された文書の画像情報を、G3モードやG4モードなど予め定められた送信モードで送信したり、受信したりするファクシミリ通信を行うものである。
操作部/表示部280は、画像形成装置200を操作するための各種のキー及び表示器を備えたユーザーインターフェースからなるものである。
RAM290は、システムデータや他の画像形成装置300のアドレスや電話番号(FAX番号)等の通信情報等を記憶するメモリ部である。
また、上記複数の画像形成装置100、200、300、400のうち、FAX機能無しの画像形成装置100、400は、例えば、図4に示すように、システム制御部110、410、IPネットワーク通信制御部120、420、画像処理部130、430、画像蓄積部140、440、スキャナー部150、450、プリンター部160、460、操作部/表示部180、480、RAM190、490とを備えており、FAX部は備えていない。
これらのシステム制御部110、410、IPネットワーク通信制御部120、420、画像処理部130、430、画像蓄積部140、440、スキャナー部150、450、プリンター部160、460、操作部/表示部180、480、RAM190、490は、基本的に画像形成装置200等と同様に構成されている。
尚、上記FAX機能なし画像形成装置100、400は、図4に示すように、同様に構成されているが、ここでは、画像形成装置100について説明する。
上記システム制御部110は、画像蓄積部140に記憶された文書の画像情報を相手装置に送信する送信処理を、通信回線2を介して接続された文書送信装置としての画像形成装置200に依頼する送信処理依頼部としての機能や、画像形成装置200による送信処理が正常に終了しなかった場合に、少なくとも画像蓄積部140に記憶された文書の画像情報を識別する識別符号からなる再送信情報を、画像形成装置200から受信する再送信情報受信部としての機能、プリンター部160から出力された再送信情報画像をスキャナー部150で読み取り、このスキャナー部150で読み取られた再送信情報画像から、画像形成装置200によって送信処理が完了しなかった文書を再送信するための再送信情報を抽出する再送信情報抽出部としての機能、再送信情報抽出部によって抽出された再送信情報に基づいて、画像形成装置200に対して文書の画像情報の再送信を要求する再送信要求部としての機能、画像形成装置200から送信結果情報を受信する送信結果情報受信部としての機能、再送信情報受信部で受信した再送信情報を、送信結果情報受信部で受信した送信結果情報に付加する付加手段としての機能などを備えている。
ただし、上記FAX機能無しの画像形成装置100、400は、FAX部を有しておらず、ファクシミリ機能は備えていないものの、スキャナー部150、450で読み取った文書の画像情報を、画像蓄積部140、440に一旦蓄積し、当該画像蓄積部140、440に蓄積された文書の画像情報を、通信回線2で互いに接続された画像形成装置200へ送信したり、あるいは画像形成装置100から画像形成装置400へ、又、画像形成装置400から画像形成装置100へ送信する画像情報送信機能は、備えている。これらの画像情報送信機能は、システム制御部110及びIPネットワーク通信制御部120によって実現されている。
尚、重ねて述べれば、FAX機能無しの画像形成装置100、400は、通信網3を介して、FAX機能によって文書の画像情報を画像形成装置300等に送信する機能は備えていない。
この実施の形態では、上記画像形成装置200、300は、図3に示すように、通信回線2を介して接続された文書送信依頼装置としての画像形成装置100からの送信依頼に応じて、例えば、画像形成装置100の画像蓄積部140に記憶された文書の画像情報を相手装置としての画像形成装置300に送信する送信部としてのFAX部270を備えている。上記FAX部270は、画像蓄積部240に記憶された文書の画像情報を、操作部/表示部のユーザーインターフェース280から入力された相手装置としての画像形成装置400のFAX番号に対して、指定された送信モードで送信する機能を有している。
また、画像形成装置200のシステム制御部210は、FAX部270による送信処理が正常に終了したか否かを判別し、FAX部270による送信処理が正常に終了しなかった場合には、その送信結果と画像蓄積部240に記憶された文書の画像情報を識別する識別符号からなる再送信情報を、文書送信依頼装置としての画像形成装置100に対して通知する再送信情報通知部を備えている。この再送信情報通知部は、例えば、システム制御部210によって構成される。
さらに、上記画像形成装置200は、FAX部270による送信処理が正常に終了しなかった場合に、文書送信依頼装置としての画像形成装置100等から再送信要求を受信する再送信要求受信部を備えており、この再送信要求受信部が画像形成装置100等から再送信要求を受信すると、FAX部270は、画像蓄積部240に蓄積された文書の画像情報を相手装置としての画像形成装置300等に再度送信するように構成されている。再送信要求受信部は、例えば、システム制御部210やIPネットワーク通信制御部220によって構成される。
又、上記画像形成装置200は、文書送信依頼装置から送信されてくる文書の画像情報を記憶する画像蓄積部240と、画像蓄積部240に再度送信すべき文書の画像情報が残ってしない場合には、文書送信依頼装置に対して文書の画像情報を要求する画像情報要求部とを備えている。この画像情報要求部も、例えば、システム制御部210によって構成される。
更に、上記文書送信依頼装置としての画像形成装置100は、画像形成装置200のFAX部270による送信処理が正常に終了しなかった場合に、その送信結果と画像蓄積部240に記憶された文書の画像情報を識別する識別情報からなる再送信情報としてのジョブチケットと、送信結果情報としてのモニターレポートを、画像形成装置200から受信する機能を備えている。
また、上記文書送信依頼装置としての画像形成装置100は、図5又は図6に示すように、画像形成装置200から受信した再送信情報としてのジョブチケット510と、送信結果情報としてのモニターレポート520が、プリンター部160によって記録用紙500上に記録して出力する機能を備えている。
上記再送信情報としてのジョブチケット510は、モニターレポート520と別個に出力するように構成しても良いが、この実施の形態では、図5又は図6に示すように、ジョブチケット510をモニターレポート520に付加した状態で出力するように構成されている。
また、上記ジョブチケット510は、判読可能な文字や数字等から構成しても良いが、プライバシーや個人情報保護等の観点から、画像蓄積部140に記憶された文書の画像情報を識別する識別情報としての識別符号、及び画像蓄積部240に記憶された文書の画像情報を識別する識別情報としての識別符号、更には送信パラメータ(送信先のFAX番号や画質など)は、図5に示すように、一次元や二次元のバーコード511や、暗号化されたウオーターマーク512として、モニターレポート520の一部や、図6に示すように、モニターレポート520の全体に背景として付加するように構成されている。なお、識別情報は、識別符号に限らず、識別可能な情報からなるものであれば良い。
上記モニターレポート520としては、図5又は図6に示すように、例えば、送信日時521、送信先522、送信結果523、送信文書の第1ページの画像を縮小したサムネイル524等を記録したものが用いられる。送信結果523としては、「送信完了」、「良好」、「要再送信」等が表示される。
以上の構成において、この実施の形態に係る文書送信装置及び文書送信依頼装置を適用した文書送信システムでは、次のようにして、文書の画像情報を再送信する際に、利用者が文書の画像情報の読み取り操作を再度やり直す必要がなく、操作性に優れたものとなっている。
いま、この実施の形態に係る文書送信システム1において、図2に示すように、FAX機能を備えていない文書送信依頼装置としての画像形成装置100から、FAX機能を備えた相手装置としての画像形成装置300に対して、当該画像形成装置100の画像読取部150で読み取った文書の画像情報をFAX送信するにあたり、画像形成装置100は、FAX機能を備えた文書送信装置としての画像形成装置200に対して文書の画像情報の送信を依頼し、当該画像形成装置200から文書の画像情報を画像形成装置300に送信する場合について説明する。
上記文書送信依頼装置としての画像形成装置100では、図7に示すように、ユーザがユーザインターフェース(UI)である操作部/表示部180を操作して、文書の画像情報のFAX送信を依頼する送信依頼先、ここでは画像形成装置200を指定する送信依頼先情報が入力されるとともに(ステップ101)、送信先である相手装置の画像形成装置300の電話番号○○−○○○○−○○○○や文書の圧縮状態を指示する送信モード等からなる送信パラメータが入力される(ステップ102)。
この入力操作は、画像形成装置100の操作部/表示部180によって行われ、当該画像形成装置100の操作部/表示部180では、例えば、予め設定された文書送信依頼画面を開くと、画像形成装置100と通信回線2を介して接続された画像形成装置200及び画像形成装置400が表示され、ユーザが画像形成装置200を選択することによって、画像形成装置200を指定する送信依頼先情報が入力される。
続いて、上記画像形成装置100の操作部/表示部180では、文書送信依頼装置を指定すると、送信先である相手装置の画像形成装置300の電話番号○○−○○○○−○○○○や送信モード等からなる送信パラメータを入力する画面が表示され、当該画面を用いて、送信先である相手装置の画像形成装置300の電話番号○○−○○○○−○○○○や送信モード等の送信パラメータの入力操作が完了する。
さらに、上記画像形成装置100では、図7に示すように、送信すべき文書がスキャナー部150によって読み取られ(ステップ103)、読み取られた文書の画像情報は、当該画像形成装置100の画像蓄積部140に一旦蓄積され保存される(ステップ104)。
次に、上記画像形成装置100では、入力した文書送信装置としての画像形成装置200に対して、文書の送信要求が行われるとともに(ステップ105)、当該画像形成装置200に送信先である相手装置の画像形成装置300の電話番号○○−○○○○−○○○○や送信モード等の送信パラメータが送信される(ステップ106)。更に、画像形成装置100では、システム制御部110によって、依頼先としての画像形成装置200に送信すべき文書の画像情報が、当該画像形成装置100の画像蓄積部140から読み出され、IPネットワーク通信制御部120によって送信される(ステップ107)。
その後、上記画像形成装置100では、システム制御部110によって、画像形成装置200からFAX機能によって文書の画像情報を画像形成装置300に送信した送信結果を受信したか否かが判別され(ステップ108)、送信結果を受信していない場合には、送信結果を受信するまで待機する(ステップ108)。
また、上記画像形成装置100では、画像形成装置200から送信結果を受信すると、図5又は図6に示すように、モニターレポート520が作成されて出力され(ステップ109)、リモート文書送信動作が終了する。
この画像形成装置100では、図5又は図6に示すように、モニターレポート520の画像が作成されるとともに(ステップ201)、再送用ジョブチケット510の画像が作成され(ステップ202)、ジョブチケット510の画像がモニターレポート520の画像に付加されて(ステップ203)、プリンター部160によりモニターレポート520としてプリント出力される(ステップ204)。
上記モニターレポート520には、図5又は図6に示すように、送信日時、送信先の名称やFAX番号、更には正常に送信が終了したか否か等の送信結果、更には送信文書のサムネイルが記録される。さらに、上記モニターレポート520には、図5に示すように、二次元バーコード等からなる再送信のための再送情報としての再送用ジョブチケット510が記録される。この再送用ジョブチケット510としては、送信パラメータ、依頼装置に保存された送信文書画像の文書番号(識別符号)、依頼装置に保存された送信文書画像の文書番号(識別符号)などが、二次元バーコードによって記録される。
一方、文書送信装置としての画像形成装置200では、図9に示すように、画像形成装置100から送信依頼を受け付けるとともに(ステップ301)、送信先である画像形成装置300の電話番号○○−○○○○−○○○○や送信モード等からなる送信パラメータが受信される(ステップ302)。更に、上記画像形成装置200では、画像形成装置100から送信文書の画像情報が受信され(ステップ303)、当該送信文書の画像情報が画像蓄積部240に保存される(ステップ304)。
次に、上記画像形成装置200では、画像蓄積部240に保存された文書の画像情報が、FAX部270によって該当する送信先である画像形成装置300にFAX送信され(ステップ305)、依頼元である画像形成装置100に対して送信結果と画像蓄積部240に保存された画像の識別符号 (ID)が送信され(ステップ306)、リモート文書の送信動作が終了する。ここで、画像蓄積部240に保存された画像の識別符号(ID)としては、画像形成装置100の画像蓄積部140に保存された画像の識別符号(ID)と同じものを用いても良いが、異なった識別符号を用いても良い。これらの画像の識別符号は、装置に保存された文書が一意的に識別できる符号を割り当てられるものであれば、如何なる決め方で決定したものであっても良い。例えば、上記画像の識別符号としては、文書の画像が保存されるごとにカウントアップするカウンタの値や、文書の画像の保存日時を元に決めたものなどが用いられる。また、上記画像の識別符号としては、当該識別符号に合わせて、蓄積されている画像形成装置を識別する符号(装置のIPアドレスなど)を付加したものを用いても良い。ただし、異なった識別符号を用いる場合には、画像形成装置100の画像蓄積部140に保存された画像の識別符号(ID)との関係を示す符号が併せて付加される。
以上の送信動作において、上記画像形成装置200から画像形成装置300に対して、画像形成装置100から依頼された文書の画像情報がFAX機能を用いて送信されるが、その際、画像形成装置300が他の画像形成装置との間で画像情報を送受信中であるなど、画像形成装置300が使用中である場合には、予め定められた回数だけ通常の再送信動作が実行される。しかし、予め定められた回数だけ再送信動作を実行しても、画像形成装置300が使用中であるなど、文書情報の送信動作が正常に終了しない場合がある。
この場合には、図7のステップ108に示すように、画像形成装置200から画像形成装置100に対して送信結果が送信され、当該送信結果として要再送信など、送信動作が正常に終了しなかった旨が文書送信依頼装置としての画像形成装置100に対して通知される。
そこで、ユーザーは、画像形成装置100から出力されたモニターレポート520を見ることによって、画像形成装置200に依頼した文書の送信動作が正常に終了しなかったことを知ると、文書の画像情報を画像形成装置300に対して再度送信する本実施の形態の再送信動作を行う。
その際、ユーザーは、文書の画像情報を画像形成装置300に対して再度送信するに当たり、再送信処理を依頼する画像形成装置を選択する。このとき、文書の画像情報を再送信するにあたって、前回使用した画像形成装置100を用いて再度文書の送信動作を依頼しても勿論良いが、画像形成装置100が使用中である場合には、例えば、同じフロアーに設置された他の画像形成装置400等を用いて、文書の再送信を依頼する操作を行っても良い。
この場合、新たに文書送信依頼装置となった画像形成装置400では、図10に示すように、スキャナー部450によってモニターレポート520が読み取られた後(ステップ401)、システム制御部410によってモニターレポート520のジョブチケット510の内容が解析される(ステップ402)。そして、この画像形成装置400では、ジョブチケット510の解析内容が操作部/表示部180に表示される(ステップ403)。
ユーザーは、送信パラメータを変更したい場合には、操作部/表示部180を操作することによって、送信パラメータが変更される。
次に、上記画像形成装置400では、システム制御部410によって送信パラメータに変更があるか否かが判別され(ステップ404)、ユーザーによって送信パラメータが変更された場合は、当該変更内容に応じて送信パラメータの修正が行なわれる(ステップ405)。そして、上記画像形成装置400では、画像形成装置200に対して再送要求を行い(ステップ406)、依頼先に送信パラメータを送信する(ステップ407)。
そして、上記画像形成装置400では、送信結果を受信したか否かが判別され(ステップ408)、送信結果を受信した場合には、モニターレポート510の作成、出力が行なわれる(ステップ409)。
一方、文書送信装置としての画像形成装置200では、図11に示すように、画像形成装置400から再送信依頼を受け付けるとともに(ステップ501)、送信パラメータが受信される(ステップ502)。
次に、上記画像形成装置200では、当該画像形成装置200の画像蓄積部240に、再送信依頼を受け付けた文書の送信すべき画像情報が残っているか否かが判別され(ステップ503)、画像蓄積部240に送信画像が残っている場合には、再送信画像を画像蓄積部240から取り出した後(ステップ504)、取り出した文書の画像情報を該当する送信先である画像形成装置300にFAX送信し(ステップ505)、依頼元である画像形成装置400に送信結果が送信される(ステップ506)。
また、上記画像形成装置200では、予め定められた時間の経過等によって、当該画像形成装置200の画像蓄積部240に、再送信依頼を受け付けた文書の送信すべき画像情報が残っていない場合は、再送信すべき文書の画像情報を画像形成装置100から取得した後(ステップ507)、当該取得した文書の画像情報を該当する送信先である画像形成装置300にFAX送信し(ステップ505)、依頼元である画像形成装置400に送信結果が送信される(ステップ506)。
なお、上記画像形成装置100では、その画像蓄積部140に文書の画像情報を蓄積している期間が予め設定されるが、当該蓄積期間は、ある程度長く設定するのが望ましい。
このように、上記実施の形態では、文書送信依頼装置としての画像形成装置100から、文書送信装置としての画像形成装置200に、当該画像形成装置100のスキャナー部150で読み取った文書の画像情報を、相手装置としての画像形成装置300へ送信する処理を依頼するにあたり、画像形成装置200は、FAX部270による送信処理が正常に終了しなかった場合に、画像形成装置100の画像蓄積部140に蓄積された文書の画像情報を識別する識別符号を含むジョブチケット510の情報を、画像形成装置100に通知するようになっている。
そのため、上記画像形成装置100は、画像形成装置200に文書の画像情報の再送信を依頼するにあたり、ジョブチケット510の情報を含むモニターレポート510をプリントし、当該モニターレポート510をスキャナー部150で読み取るだけで、画像形成装置200に対して文書の画像情報の再送信依頼を行うことができる。
したがって、ユーザーは、複数ページに渡る文書であっても、モニターレポート510を画像形成装置100又は画像形成装置400のスキャナー部150で読み取るだけで、画像形成装置200に文書の画像情報の再送信依頼を行うことができ、操作性に優れたものとなっている。
また、ユーザーは、送信すべき文書が手元にない場合であっても、モニターレポート510さえあれば、文書の画像情報の再送信依頼を行うことができ、この点でも操作性に優れたものとなっている。
1:文書送信システム、2:通信回線、3:ネットワーク、100:画像形成装置(文書送信依頼装置)、140:画像記憶部、200:画像形成装置(文書送信装置)、210:システム制御部、270:FAX部(送信部)、300:画像形成装置(相手装置)、400:画像形成装置(文書送信依頼装置)。
Claims (10)
- 通信回線を介して接続された文書送信依頼装置からの送信依頼に応じて、画像記憶部に記憶された文書の画像情報を相手装置に送信する送信部と、
前記送信部による送信処理が正常に終了しなかった場合に、少なくとも前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を識別する識別情報からなる再送信情報を、前記文書送信依頼装置に通知する再送信情報通知部とを備えたことを特徴とする文書送信装置。 - 請求項1に記載の文書送信装置において、
前記送信部による送信処理が正常に終了しなかった場合に、前記文書送信依頼装置から再送信要求を受信する再送信要求受信部を更に備え、
前記送信部は、前記再送信要求受信部が前記文書送信依頼装置から再送信要求を受信すると、前記再送信情報に基づいて、前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を識別して相手装置に再送信することを特徴とする文書送信装置。 - 請求項1又は2に記載の文書送信装置において、
前記文書送信依頼装置から送信されてくる文書の画像情報を記憶する画像記憶部と、
前記文書送信装置の画像記憶部に再送信すべき文書の画像情報が残存していない場合には、前記再送信情報に基づいて、前記文書送信依頼装置に対して文書の画像情報を要求する画像情報要求部とを備えたことを特徴とする文書送信装置。 - 請求項3に記載の文書送信装置において、
前記文書送信装置の画像記憶部に再送信すべき文書の画像情報が残存していない場合には、前記再送信情報に基づいて、前記文書送信依頼装置の画像記憶部に記憶された文書の画像情報を、前記画像情報要求部の要求により取得して相手装置に送信することを特徴とする文書送信装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の文書送信装置において、
前記再送信情報通知部は、前記再送信情報を最初に文書の送信依頼を行った前記文書送信依頼装置以外の他の文書送信依頼装置に対して通知することを特徴とする文書送信装置。 - 文書の画像情報を読取る画像読取部と、
前記画像読取部によって読取られた文書の画像情報を記憶する画像記憶部と、
前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を相手装置に送信する送信処理を、通信回線を介して接続された文書送信装置に依頼する送信処理依頼部と、
前記文書送信装置による送信処理が正常に終了しなかった場合に、少なくとも前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を識別する識別情報からなる再送信情報を、前記文書送信装置から受信する再送信情報受信部と、
前記再送信情報受信部で受信した再送信情報の画像を出力する再送信画像出力部とを備えたことを特徴とする文書送信依頼装置。 - 請求項6に記載の文書送信依頼装置において、
前記再送信画像出力部から出力された前記再送信情報画像を前記画像読取部で読み取り、当該画像読取部で読み取られた前記再送信情報画像から、前記文書送信装置によって送信処理が完了しなかった文書を再送信するための再送信情報を抽出する再送信情報抽出部と、
前記再送信情報抽出部によって抽出された再送信情報に基づいて、前記文書送信装置に対して文書の画像情報の再送信を要求する再送信要求部とを備えたことを特徴とする文書送信依頼装置。 - 請求項6又は7に記載の文書送信依頼装置において、
前記文書送信装置から送信結果情報を受信する送信結果情報受信部と、
前記送信結果情報受信部で受信した送信結果情報の画像を出力する送信結果画像出力部を備えたことを特徴とする文書送信依頼装置。 - 請求項6乃至8のいずれかに記載の文書送信依頼装置において、
前記再送信情報受信部で受信した再送信情報を、前記送信結果情報受信部で受信した送信結果情報に付加する付加手段を備えたことを特徴とする文書送信依頼装置。 - 文書の画像情報を相手装置へ送信する文書送信装置と、
前記文書送信装置と通信回線を介して接続され、前記文書送信装置に対して指定した相手装置に文書の画像情報の送信を依頼する文書送信依頼装置とからなり、
前記文書送信装置は、
前記文書送信依頼装置からの送信依頼に応じて、画像記憶部に記憶された文書の画像情報を相手装置に送信する送信部と、
前記送信部による送信処理が正常に終了しなかった場合に、少なくとも前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を識別する識別情報からなる再送信情報を、前記文書送信依頼装置に通知する再送信情報通知部とを備え、
前記文書送信依頼装置は、
文書の画像情報を読取る画像読取部と、
前記画像読取部によって読取られた文書の画像情報を記憶する画像記憶部と、
前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を相手装置に送信する送信処理を、通信回線を介して接続された文書送信装置に依頼する送信処理依頼部と、
前記文書送信装置による送信処理が正常に終了しなかった場合に、少なくとも前記画像記憶部に記憶された文書の画像情報を識別する識別情報からなる再送信情報を、前記文書送信装置から受信する再送信情報受信部と、
前記再送信情報受信部で受信した再送信情報の画像を出力する再送信画像出力部とを備えたことを特徴とする文書送信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008234439A JP2010068382A (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | 文書送信装置及び文書送信依頼装置、並びにこれらを用いた文書送信システム |
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JP2008234439A JP2010068382A (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | 文書送信装置及び文書送信依頼装置、並びにこれらを用いた文書送信システム |
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JP2008234439A Withdrawn JP2010068382A (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | 文書送信装置及び文書送信依頼装置、並びにこれらを用いた文書送信システム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013255006A (ja) * | 2012-06-05 | 2013-12-19 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、プログラム |
JP2014187669A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Kyocera Document Solutions Inc | 通信装置、通信方法 |
JP2016171595A (ja) * | 2016-06-13 | 2016-09-23 | 富士ゼロックス株式会社 | 中継装置及びfax送受信プログラム |
-
2008
- 2008-09-12 JP JP2008234439A patent/JP2010068382A/ja not_active Withdrawn
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