JP2010068373A - 画像処理装置及び画像処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】処理負荷が高い画像処理であっても、処理性能を高めることが可能な画像処理技術を提供する。
【解決手段】OCRアプリは、画像処理装置がマスタ機となる場合、OCR処理を複数のジョブに細分化し、細分化したジョブを実行させる画像処理装置をケイパビリティ情報に基づいて選定する。そして、OCRアプリは、選定した画像処理装置のOCRエンジンを起動させてOCR処理を実行させ、処理後に、当該OCRエンジンを停止させる。また、OCRアプリは、画像処理装置がスレーブ機となる場合、マスタ機からの要求に応じてOCR処理を実行し、当該OCR処理の結果をマスタ機に送信する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像処理の全部又は一部をネットワークに接続された他の画像処理装置に割り振ったり、ネットワークに接続された他の画像処理装置の画像処理の全部又は一部を代行したりする画像処理装置及び画像処理システムに関するものである。
従来より、ネットワークに接続された画像形成装置同士が互いに機能を補完し合い、画像形成装置個々の機能を高める技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また複数の融合機(MFP)を接続し、一台のMFPで読み取った原稿画像を複数のMFPで出力することにより、システム全体の生産性を高めようという連結コピー機能や重連コピー機能が実用に供されている。また、ネットワーク上のプリンタ群をグループ化し、そのうち1つをメインのプリンタとし、他のプリンタをメインのプリンタの管理下に統合し、この統合されたプリンタそれぞれが有する資源を仮想的に1つの資源として共有することにより、ネットワーク上のプリンタを効率的に稼動させる技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005―74881号公報 特開2005−209027号公報
しかし、特許文献1〜2に示される画像処理装置においては、印刷処理のみに限定して分散処理を行っていた。このため、例えばOCR(Optical Character Recognition:光学的文字認識)のような機器内のCPUに対して処理負荷を与える画像処理を実行する時にも、処理性能を高めることができる画像処理装置が望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、処理負荷が高い画像処理であっても、処理性能を高めることが可能な画像処理装置及び画像処理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、本発明は、画像処理を行う画像処理装置であって、少なくとも1つの他の画像処理装置とネットワークを介して接続され、画像処理を指示するユーザからの画像処理指示の入力を受け付ける入力受付手段と、前記画像処理指示によって指示された前記画像処理を複数の画像処理ジョブに細分化する細分化手段と、細分化された前記画像処理ジョブを実行させる第1画像処理装置を、前記少なくとも1つの他の画像処理装置の中から選定する装置選定手段と、前記画像処理ジョブの実行を要求する処理要求を前記第1画像処理装置に送信する送信手段と、前記画像処理ジョブの対象となる画像を前記第1画像処理装置に送信する画像送信手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、画像処理を行う画像処理装置であって、少なくとも1つの他の画像処理装置とネットワークを介して接続され、画像処理の全部又は一部である画像処理ジョブの実行を要求する処理要求を他の画像処理装置から受信する受信手段と、前記処理要求によって実行が要求された前記画像処理ジョブの対象となる画像を前記他の画像処理装置から受信する画像受信手段と、前記画像に対して前記画像処理ジョブを実行する実行手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、マスタ機となる1つの画像処理装置と、スレーブ機となる少なくとも1つの画像処理装置とがネットワークを介して接続され、マスタ機となる画像処理装置は、画像処理を指示するユーザからの画像処理指示の入力を受け付ける入力受付手段と、前記画像処理指示によって指示された前記画像処理を複数の画像処理ジョブに細分化する細分化手段と、細分化された前記画像処理ジョブを実行させる第1画像処理装置を、スレーブ機となる画像処理装置の中から選定する装置選定手段と、前記画像処理ジョブの実行を要求する処理要求を前記第1画像処理装置に送信する送信手段と、前記画像処理ジョブの対象となる画像を前記第1画像処理装置に送信する画像送信手段とを備え、スレーブ機となる画像処理装置は、画像処理の全部又は一部である画像処理ジョブの実行を要求する処理要求をマスタ機となる画像処理装置から受信する受信手段と、前記処理要求によって実行が要求された前記画像処理ジョブの対象となる画像を前記マスタ機となる画像処理装置から受信する画像受信手段と、前記画像に対して前記画像処理ジョブを実行する実行手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、処理負荷が高い画像処理であっても、処理性能を高めることが可能になる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置及び画像処理システムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
(1)構成
図1は、本実施の形態にかかる画像処理システムの構成の1例を示す図である。本実施の形態においては、複数台の画像処理装置201〜205がネットワークを介して接続されている。ネットワークとは、公衆回線や専用回線を経由して外部と接続するWAN(Wide Area Network:広域通信網)と、同一敷地内でネットワークを構築するLAN(Local Area Network:構内通信網)に分類される方式のうちの、いずれの方式であってもよい。また、ネットワークにはインターネットを利用してもよく、この場合、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)による接続であってもよいし、無線による接続であってもよい。尚、以降、画像処理装置201〜205を各々区別する必要がない場合には、単に画像処理装置という。本実施の形態においては、これらの複数の画像処理装置201〜205のうち任意のいずれか1つがマスタ機となり、その他の画像処理装置はスレーブ機となる。マスタ機となる画像処理装置及びスレーブ機となる画像処理装置は動的に変わりえる。
図2は、本実施の形態にかかる画像処理装置の構成を示す図である。この画像処理装置は、印刷データを所定のプロセスに従って記録紙に作像するためのエンジン101と、所定のページ記述言語に従って印刷データを変換し、本体あるいはドライバなどに設定されている印刷補正モードにしたがってビデオデータに変換してエンジン101に送るコントローラ102とを備える。コントローラ102は、RAM103、ASIC104、CPU105、フォントROM106、エンジンI/F107、HDD(ハードディスクドライブ)108、ROM109及びNIC(Network Interface Card)110を備えている。CPU105は、このコントローラ全体を制御プログラムに従って統括的に制御する。RAM103は、CPU105による制御処理時のワーキングメモリや、当該画像処理装置に接続される情報処理装置(図示せず)からのデータをページ単位に管理して一時記憶するバッファや、バッファに記憶されたデータを実際の印字パターンに変換してビデオデータで記憶するビットマップメモリなどとして使われる。ROM109は、CPU105の制御プログラムが読み出し可能な状態で記憶されている。フォントROM106は、実際に使われる様々なフォント情報が記憶されている。エンジンI/F107は、コントローラ102からエンジン101への制御信号や、エンジン101からコントローラ102へのエンジンステータス信号のやり取りを行なうためのインタフェースである。エンジン101は、例えば、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニット等である。HDD108は、文書データとその関連情報、印刷データなどを記憶しておくためのものである。NIC110は、ネットワーク接続のためのインタフェースである。また、画像処理装置は、画像処理を指示するユーザからの指示入力を受け付ける操作パネル(図示せず)を備える。
図3〜4は、画像処理装置のソフトウェア構成を示す図であり、図3は電源起動時の状態を示しており、図4はOCRアプリを利用した時の状態を示している。図3においては、画像処理装置は、OS(オペレーティングシステム)、NFSサーバ、NFSクライアント、Java(登録商標) VM、OCRアプリ及びリモートプログラム起動デーモンを有する。同図に示されるように、電源起動時には、マスタ機及びスレーブ機共にOCRエンジンはまだ起動していない。一方、図4では、電源起動後に、マスタ機/スレーブ機の双方でOCRエンジンが起動されていることが示されている。同図において、OSは全てのハードウェア資源を管理し、システム上で動作している全てのプロセスに対して実行環境を提供するモジュールである。NFSサーバはネットワークファイルサーバ機能を提供するモジュールである。NFSクライアントはネットワークファイルサーバ上のファイルにアクセスする機能を提供するモジュールである。Java(登録商標) VMはJava(登録商標)プログラムに対して仮想的な実行環境を提供するモジュールである。
OCRアプリは、画像処理装置がマスタ機となる場合、操作パネルにGUIによって図15に示されるような操作画面を表示してユーザからの指示入力を受け付けて、スキャナで読み取った原稿に対して文字認識を行うOCR処理の実行を制御するモジュールである。また、OCRアプリは、OCR処理を複数のジョブに細分化し、細分化したジョブを実行させる画像処理装置をステータス情報及びケイパビリティ情報に基づいて選定する。尚、説明の便宜上、ここで細分化したジョブについてもOCR処理という。
ステータス情報とは、OCRエンジンの負荷状態を示す情報であり、例えば、OCRエンジンが受付可能な、OCR処理を要求するコマンド(OCR処理要求)の最大数(maxreq)と、受付済みのOCR処理要求(reqcnt)の数とを示す。ケイパビリティ情報とは、画像処理装置の画像処理能力を示す情報であり、例えば、画像処理性能の尺度(processSpeed)や、OSが管理しているRAM103などのメモリのフリーエリアサイズ(freeMem)や、実行可能言語(acceptLang)などの情報を含む。図5は、ケイパビリティ情報テーブルを示す図である。同図に示されるように、他の画像処理装置をそれぞれ識別可能な識別情報とケイパビリティ情報とが対応付けて記憶される。識別情報とは、例えば、IPアドレスなどである。また、自身の識別情報については、‘localhost’として他の画像処理装置の識別情報と区別している。ステータス情報及びケイパビリティ情報に基づいた具体的な選定方法については後述の動作欄で説明する。
尚、OCRアプリは、画像処理装置の選定の前に、ネットワーク上に存在するスレーブ機を確認し、このスレーブ機と自身とを含む画像処理装置の中から、細分化したOCR処理を実行させる画像処理装置をケイパビリティ情報に基づいて選定する。図6は、画像処理装置の識別情報を記憶する他機検索結果テーブルを例示する図である。そして、OCRアプリは、選定した画像処理装置のOCRエンジンを起動させてOCR処理を実行させ、処理後に、当該OCRエンジンを停止させる。また、OCRアプリは、画像処理装置がスレーブ機となる場合、マスタ機からの要求に応じてOCR処理を実行し、当該OCR処理の結果を、指定されたメールアドレスに対してメール送信する。
OCRエンジンはOCR処理を実行するモジュールである。尚HDD108には複数のJava(登録商標)プログラムとプログラムの実行に必要なファイルを圧縮したJAR(Java(登録商標) ARchive)ファイルやOCR処理を実行するために必要となる文字パターンファイルや辞書ファイル等が格納されている。リモートプログラム起動デーモンは、電源投入時に起動される常駐プロセスであり、OCRアプリからの指示に従って、OCRエンジンの実行を開始したり、停止したりするモジュールである。またリモートプログラム起動デーモンは、他の画像処理装置からの要求に応じて、自身の画像処理能力を示すケイパビリティ情報を送信する。また、リモートプログラム起動デーモンは、他の画像処理装置からケイパビリティ情報を取得し、これをケイパビリティ情報テーブルに記憶する。尚、以降、リモートプログラム起動デーモンのことをrpld(Remote Program Launch Daemon)と表記する場合がある。
図7はOCRアプリが動作している画像処理装置と同一の画像処理装置(ローカルノードという)、すなわちマスタ機側でOCRエンジンを起動する際のモジュール間の関連を示す図である。一方、図8はOCRアプリが動作している画像処理装置とは異なる画像処理装置(リモートモードという)、すなわちスレーブ機側でOCRエンジンを起動する際のモジュール間の関連を示す図である。いずれの場合でもOCRプロセスが対象となる画像処理装置上で動作しているリモートプログラム起動デーモンに対してOCRエンジンの起動を要求するコマンド(OCRエンジン起動要求)が送信されることにより、OCRエンジンが起動する。尚、ローカルノードとリモートモードとを各々区別する必要がない場合には単にノードと記載する場合がある。図9はスレーブ機側がファイルサーバ上のファイルやマスタ機側のファイルにアクセスする際の経路を示す図である。同図においては、スレーブ機側で動作しているプログラムがNFSクライアントに対してファイルアクセス要求を発行することにより、ファイルサーバ上のファイルやマスタ機側のHDDに格納されているファイルにアクセスすることができるように構成されていることが示されている。なお、図7〜9においては説明図が繁雑になるのを避けるために、スレーブ機側のHDDとNFSサーバとを省略している。
(2)動作
次に、本実施の形態にかかる画像処理装置のリモートプログラム起動デーモンによる処理の手順について図10を用いて説明する。リモートプログラム起動デーモンを実行する画像処理装置は、他の画像処理装置からコマンドを受信したか否かを判断し(ステップS1)、当該判断結果が肯定的である場合、受信したコマンドの種別を判断する(ステップS2)。当該コマンドが、ケイパビリティを要求するケイパビリティ要求である場合、画像処理装置は、自身に記憶されているケイパビリティ情報を他の画像処理装置に送信する(ステップS3)。図11は、ケイパビリティ要求のデータ構成を例示する図である。また、受信されたコマンドが、プロセスの起動を要求するプロセス起動要求である場合、画像処理装置は、指定されたプロセス(プログラム)の実行を開始する(ステップS4)。図12は、プロセス起動要求のデータ構成を例示する図である。また、受信されたコマンドが、プロセスの停止を要求するプロセス停止要求である場合、画像処理装置は、指定されたプロセス(プログラム)の実行を停止する(ステップS5)。図13は、プロセス停止要求のデータ構成を例示する図である。
次に、本実施の形態にかかる画像処理装置のOCRアプリによりOCR処理を制御する処理の手順について図14を用いて説明する。ユーザが原稿を画像処理装置の図示せぬADF上に設置し、図15に示される操作パネルに表示された操作画面上のスタートキー34を押下することにより(ステップS10:YES)、処理が開始される。ここでOCRアプリを実行する画像処理装置はマスタ機となりローカルノードとなる。そしてマスタ機である画像処理装置は、OCRエンジン起動処理を実行して、自身のOCRエンジンを起動し(ステップS11)、原稿画像を読み取る原稿読み取り処理を実行し(ステップS12)、読み取った原稿画像のOCR処理を実行し(ステップS13)、OCR処理の結果をメール送信し(ステップS14)、OCRエンジンの停止を要求するOCRエンジン停止処理を実行する(ステップS15)。
次に、図14のステップS11で画像処理装置が実行するOCRエンジン起動処理の手順について図16を用いて説明する。マスタ機となる画像処理装置は、rpldを介してOCRエンジンを起動すると(ステップS20)、ネットワーク上に存在している他の画像処理装置であるスレーブ機を検索する(ステップS21:他機検索処理)。次いで、マスタ機は、ステップS20での検索の結果該当するスレーブ機のそれぞれからケイパビリティ情報を取得すると共に自身のケイパビリティ情報を取得する(ステップS22:ケイパビリティ情報取得処理)。そして、マスタ機は、ステップS21で取得したケイパビリティ情報を用いてOCR処理を実行させる画像処理装置を選定する(ステップS23:OCR依頼先決定処理)。ここで選定の候補となる画像処理装置にはマスタ機自身も含まれる。次いで、マスタ機は、選定した画像処理装置に対してOCRエンジンの起動を要求する(ステップS24)。尚、OCRエンジンを停止する時に備え、マスタ機は、OCRエンジン起動処理時にはOCRエンジンの起動を要求した対象のスレーブ機を識別するための識別情報をRAM103などのメモリに記憶する。
次に、図14のステップ13で画像処理装置が実行するOCR処理の手順について図17を用いて説明する。ここではマスタ機となる画像処理装置は、読み取った原稿画像の1ページ毎にOCR処理を実行可能な画像処理装置を検索してその中からOCR処理を実行させる画像処理装置を選定し、選定した画像処理装置に対してOCR処理の実行を要求する。具体的には、マスタ機は、処理対象のページnを‘1’とし(ステップS30)、次いで、nページ目の原稿画像を取り出し(ステップS31)、OCR処理を実行可能な画像処理装置を検索する(ステップS32:OCR処理ノード検索処理)。尚、検索対象の画像処理装置には、マスタ機自体も含まれる。そして、該当の画像処理装置がある場合(ステップS33:YES)、マスタ機は、該当の画像処理装置に対してOCR処理を要求するコマンド(OCR処理要求)を送信する(ステップS34)。図18は、OCR処理要求のデータ構成を例示する図である。そして、マスタ機は、OCR処理要求に応じて応答コマンド(OCR処理応答)を当該画像処理装置から受信すると(ステップS35)、当該OCR処理応答が、OCR処理の実行が可能であることを示すか否かを判断する(ステップS36)。図19は、OCR処理応答のデータ構成を例示する図である。処理対象のページnを1つ増加させ(ステップS37)、この次のページが存在するか否かを判断する(ステップS38)。当該判断結果が否定的である場合は、ステップS32に進み、当該判断結果が否定的である場合は、次いで、マスタ機は、OCR処理が完了か否かを判断し(ステップS39)、当該判断結果が肯定的である場合には、OCR処理を終了する。
次に、図14のステップ15で画像処理装置が実行するOCRエンジン停止処理の手順について図20を用いて説明する。マスタ機となる画像処理装置は、自信のOCRエンジンに対して、OCRエンジンの停止を要求するコマンド(OCRエンジン停止コマンド)を送信して、OCRエンジンを停止させる(ステップS40)。また、マスタ機は、OCRエンジン起動処理時にメモリに記憶しておいた識別情報によって識別される全てのスレーブ機に対して、OCRエンジンの停止を要求するコマンドを送信して、OCRエンジンを停止させる(ステップS41)。
次に、図18のステップ32で画像処理装置が実行するOCR処理ノード検索処理の手順について図21を用いて説明する。マスタ機は、OCRエンジンの実行を要求した対象の全ての画像処理装置に対して、現在のOCRエンジンのステータス情報を要求するコマンド(ステータス情報要求)を送信する(ステップS50)。図22は、ステータス情報要求のデータ構成を例示する図である。そして、マスタ機は、ステータス情報要求に応じてステータス情報を含むステータス応答を受信し(ステップS51)、OCRエンジンの実行を要求した対象の全ての画像処理装置からステータス応答を受信した場合(ステップS52:YES)、OCR処理を実行可能な画像処理装置かあるか否かを判断する(ステップS53)。図23は、ステータス応答のデータ構成を例示する図である。そして、ステップS53の判断結果が肯定的である場合、マスタ機は、OCR処理を実行させる画像処理装置を以下のようにして選定する(ステップS54)。図23に示される‘reqcnt < maxreq’の条件を満たしている画像処理装置の中から、最も画像処理性能が高い画像処理装置を選定する。もし複数の画像処理装置が同一の画像処理性能を有する場合には、リモートノードよりもローカルノードを優先し、さらに複数のリモートノードが同一の画像処理性能を持っていた場合には、その中からランダムに画像処理装置を選定する。そして、マスタ機は、選定結果を返す(ステップS55)。ステップS53の判断結果が否定的である場合、マスタ機は、選定可能な画像処理装置がない旨を返す(ステップS56)。
次に、図17のステップ21で画像処理装置が実行する他機検索処理の手順について図24を用いて説明する。マスタ機は、スレーブ機の存在を確認するコマンド(スレーブ機存在確認要求)を画像処理システムに接続される画像処理装置に対してブロードキャストする(ステップS60)。図25は、スレーブ機存在確認要求のデータ構成を例示する図である。そして、マスタ機は、当該スレーブ機確認要求に対する応答として、スレーブ機である旨を示しIPアドレスを含む応答コマンド(スレーブ機存在確認応答)を他の画像処理装置から所定の時間内に受信すると(ステップS61)、当該応答コマンドに含まれるIPアドレスを他機検索結果テーブル(図6参照)に記憶する(ステップS62)。図26は、スレーブ機存在確認応答のデータ構成を例示する図である。尚、スレーブ機存在確認応答を所定の時間内に受信できなかった場合は(ステップS63:YES)、処理を終了する。
次に、図17のステップ22で画像処理装置が実行するケイパビリティ情報取得処理の手順について図27を用いて説明する。マスタ機となる画像処理装置は、自身のrpldに対してケイパビリティ要求を送信する(ステップS70)。そして、マスタ機は、他機検索結果テーブルに登録されている全ての他の画像処理装置のrpldに対してケイパビリティ要求を送信する(ステップS71)。そして、マスタ機は、所定の時間内に、ケイパビリティ要求に応じてケイパビリティ情報を含むケイパビリティ応答を受信すると(ステップS72:YES)、ケイパビリティ情報をケイパビリティ情報テーブルに登録する(ステップS73)。図28はケイパビリティ応答である応答コマンドを例示する図である。尚、マスタ機は、所定の時間内にケイパビリティ応答を受信できなかった場合(ステップS64:YES)、処理を終了する。
次に、図17のステップ23で画像処理装置が実行するOCR依頼先決定処理の手順について図29を用いて説明する。マスタ機となる画像処理装置は、OCR処理を実行させる画像処理装置を選定するための引数として‘sel’を’−1’に設定し(ステップS80)、次いで、図5に示したケイパビリティ情報テーブルにおけるレコード番号(No)を’i’としてこれを’0’に設定する(ステップS81)。そして、マスタ機は、ケイパビリティ情報テーブルにおけるi番目のレコードが空であるか否かを判断する(ステップS82)。当該判断結果が否定的である場合、i番目のレコードにおける空きメモリサイズが、OCRエンジンの実行に必要となるメモリサイズ以上であるか否かを判断する(ステップS83)。OCRエンジンの実行に必要となるメモリサイズは、予め定められており、その値は例えばHDD108に記憶されている。当該判断結果が肯定的である場合、マスタ機は、i番目のレコードにおける実行可能言語がOCR処理の実行可能な言語(ここでは、Java(登録商標)である)であるか否かを判断する(ステップS84)。当該判断結果が肯定的である場合、マスタ機は、’sel’が’−1’か否かを判断する(ステップS85)。当該判断結果が否定的である場合、マスタ機は、i番目のレコードにおける画像処理性能の値が、’sel’の値をレコード番号とするレコードにおける画像処理性能の値より大きいか否かを判断する(ステップS86)。当該判断結果が肯定的である場合、マスタ機は、’sel’の値を’i’の値に設定し(ステップS87)、次いで、’i’の値を1つインクリメントして(ステップS88)、ステップS82に進む。ステップS85の判断結果が肯定的である場合は、ステップS87に進む。ステップS83,S84,S85の判断結果が各々否定的である場合は、ステップS88に進む。ステップS82の判断結果が肯定的である場合は、マスタ機は、’sel’の値を返す(ステップS89)。
この結果、この’sel’ 値をレコード番号とするレコードにおけるIPアドレスによって識別される画像処理装置が、OCR処理を実行させる画像処理装置として選定される。このようにして、マスタ機は、OCRエンジンの実行に必要となるメモリ容量を上まわるフリーメモリが残っている画像処理装置の中で、最も画像処理性能が高い画像処理装置機を選定する。尚選定する画像処理装置は複数であっても良い。
次に、本実施の形態にかかる画像処理装置がOCRエンジンにより実行する処理の手順について図30を用いて説明する。OCRエンジンを実行している画像処理装置は、OCRアプリからコマンドを受信すると(ステップS90)、当該コマンドの種別を判断して(ステップS92)、種別に応じた処理を実行する。当該コマンドがOCR処理要求である場合、画像処理装置は、現在の受付済みOCR処理要求数とOCR処理要求の最大受付可能数とを比較して、前者が後者よりも小さいか否かを判断する(ステップS92)。前者が後者よりも小さい場合(ステップS92:YES)、OCR処理要求を受け入れ可能であり、この場合、画像処理装置は、「要求受付成功」である旨をOCRアプリに対して通知し(ステップS93)、ステップS90で受信したOCR処理要求を登録する(ステップS94)。そして、画像処理装置は、当該OCR処理要求よりも前に受信されたOCR処理要求に応じた画像転送処理を実行している最中か否かを判断し(ステップS95)、当該判断結果が否定的である場合に、ステップS90で受信したOCR処理要求に応じた原稿画像を受信する画像転送処理を開始する(ステップS96)。即ち、画像処理装置は、画像転送処理を実行している最中に、OCR処理を要求する新たなコマンドを受信した場合、当該コマンドをキューイングし、実行中の画像転送処理が終わった時に、当該コマンドに応じた新たな画像転送処理を開始する。一方、ステップS92で前者が後者以上である場合(ステップS92:NO)、OCR処理要求を受付することが不可能であり、この場合、画像処理装置は、「要求受付失敗」である旨をOCRアプリに対して通知する(ステップS98)。また、ステップS90で受信したコマンドがステータス要求である場合、画像処理装置は、当該コマンドを送信した画像処理装置に対して、現在の受付済みOCR処理要求数とOCR処理要求の最大受付可能数とを通知する(ステップS97)。
また、ステップS90でコマンドが受信されていない場合、画像処理装置は、画像転送処理が完了したか否かを判断し(ステップS99)、当該判断結果が肯定的である場合、OCR処理を実行している最中か否かを判断する(ステップS100)。当該判断結果が否定的である場合、画像処理装置は、OCR処理を開始し(ステップS101)、次いで、画像転送待ちの要求があるか否かを判断する(ステップS102)。当該判断結果が肯定的である場合、画像処理装置は、画像転送処理を開始する(ステップS103)。ステップS100の判断結果が肯定的である場合は、ステップS102に進む。ステップS99の判断結果が否定的である場合、画像処理装置は、OCR処理が完了したか否かを判断する(ステップS104)。当該判断結果が肯定的である場合、画像処理装置は、OCR処理要求を送信したOCRアプリに対して、OCR処理の結果を示すOCR処理結果を通知する(ステップS105)。図31はOCR処理結果を例示する図である。次いで、画像処理装置は、OCR処理待ちの要求があるか否かを判断し(ステップS106)、当該判断結果が肯定的である場合、OCR処理を開始する(ステップS107)。このようにして、画像処理装置は、原稿画像の受信が完了する毎に実際のOCR処理を実行し、他の画像処理装置から転送される原稿画像を受信する画像転送処理を開始する。尚、OCR処理の内容については既知の技術であるため、その詳細な説明は省略する。
図32は、上述したOCRアプリが実行される場合にマスタ機とスレーブ機とでコマンドが送受信される様子を模式的に示す図である。なお原稿画像についてOCR処理を実行する箇所については全てのコマンドを図示するとあまりに繁雑な図となってしまうため、代表的なコマンドのみを示している。同図においては、原稿画像の1,3ページ目についてはマスタ機がOCR処理を実行し、2ページ目についてはマスタ機からスレーブ機に対してOCR処理が要求されて当該スレーブ機がOCR処理を実行していることが示されている。
図33は、上述したOCR処理を実行する場合にマスタ機とスレーブ機とでコマンドと原稿画像とが送受信される様子を模式的に示す図である。ここでは、OCRエンジンのOCR処理要求の最大受付可能数が‘1’であるとする。この例では、OCRエンジンがOCR処理要求を受信すると、上述の画像転送処理を実行しその原稿画像に対するOCR処理が完了するまでは新たなOCR処理要求を受け付けることができない。このため、同図においては、各ページの原稿画像に対してOCR処理を実行している間には画像転送時間分の空き時間が生じてしまっており、各画像処理装置のCPUが効率的に利用されていないことが示されている。
図34は、上述したOCRエンジンのOCR処理要求の最大受付可能数が‘2’であるとき、OCR処理を実行する場合にマスタ機とスレーブ機とでコマンドと原稿画像とが送受信される様子を模式的に示す図である。この例では、OCRエンジンがOCR処理要求を受信すると、上述の画像転送処理を実行しその原稿画像に対するOCR処理を実行している最中に、新たなOCR処理要求を受け付けて、新たな画像転送処理を実行することができる。このため、1ページ分の原稿画像のデータの転送時間がOCR処理に掛かる時間以内に収まる場合には、OCR処理を連続的に実行することが可能となり、各画像処理装置のCPUが効率的に利用されることが示されている。
図35は、画像処理装置が、複数のOCR処理要求を受信した場合に、OCRエンジン側でそれらのOCR処理要求をキューイングして管理している様子を示す図である。それぞれのOCR処理要求にはリクエストIDが割り振られ、その進行状態(ステート)が例えばRAM103などのメモリにテーブルとして記憶される。ステートには「画像転送待ち」、「画像転送中」、「OCR待ち」、「OCR中」が定義されており、この順に状態が遷移していくことを示している。
以上のようにして、本実施の形態においては、印刷処理以外の画像処理であるOCR処理についても複数の画像処理装置が分散して実行することが可能になる。従って、処理負荷が高い画像処理であっても、処理性能を高めることができ、画像処理装置の使い勝手が向上する。また、ネットワーク上のどの画像処理装置であっても、分散処理による性能向上の恩恵を受けることができるため、画像処理装置の使い勝手が向上する。
また、スレーブ機が元々備えていない画像処理機能であっても、マスタ機からスレーブ機に対して画像処理を要求することができる。このため、ネットワーク上に新旧の画像処理装置が混在していて各画像処理装置が備えている機能が異なっている場合であっても、分散処理による性能向上の恩恵を受けることができ、画像処理システムとしての使い勝手が向上する。
また、画像処理装置がネットワークファイルサーバ機能を有するため、例えば、スレーブ機となる画像処理装置は、OCR処理を実行するためのプログラムをマスタ機となる画像処理装置からダウンロードすることにより取得することもできる。また、あるマスタ機のみが備えている機能を実現するプログラムファイルをそのマスタ機にのみ格納しておくようにすることもできる。この場合、機器管理者がプログラムの更新を行う場合の作業負荷も軽減される。このため、画像処理装置の使い勝手が向上する。また、ネットワークファイルサーバ機能を提供するための専用サーバを用意する必要がなくなるため、画像処理システムの使い勝手が向上する。
また、ある機能を実現しているプログラムを実行するために必要なファイル(例えばOCR処理の場合、文字パターンファイルや辞書ファイル等)を一元管理することが可能となるため、画像処理システムの使い勝手が向上する。
また、各スレーブ機に採用されているCPUやOSが混在している場合であって、一種類のプログラムファイルを用意しておけばよいため、画像処理システムの使い勝手が向上する。またマスタ機とスレーブ機とのCPUやOSが異なっている場合であっても、マスタ機からスレーブ機の間で分散処理を実行することが可能となる。このため、画像処理システムとしての使い勝手が向上する。
また、分散処理を行う各画像処理装置の画像処理性能が異なっている場合であっても、その性能に応じた処理を分担することができる。このため、画像処理システム全体としての生産性が向上する。
また、各スレーブ機の負荷状態や要求の受け入れ能力に従って画像処理要求を発行することが可能となる。このため、画像処理システム全体としての処理効率が向上する。従って、画像処理システム全体としての生産性が向上する。
また、スレーブ機としての役割を果たしえる画像処理装置が複数存在しているような場合に、例えばCPUの性能が高い装置に処理を分担することが可能となる。このため、画像処理システム全体としての生産性が向上する。
また、次の画像処理要求を伝えるための通信オーバーヘッドを前の画像処理時間の中に隠蔽することが可能となる。このため、画像処理システム全体としての生産性が向上する。
また、マスタ機側では必要な時にのみオンデマンドでプログラムを実行しているため、メモリやCPUの能力を有効に活用することができるようになる。このため、画像処理装置の低コスト化を図ることができる。
[変形例]
なお、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、以下に例示するような種々の変形が可能である。
上述した実施の形態において、画像処理装置で実行される各種モジュール(プログラム)を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また当該各種プログラムを、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。
上述の実施の形態においては、複数の画像処理装置で分散して実行する画像処理をOCR処理としたが、これに限らず、例えば画像圧縮処理、読み取り画像のスキュー(傾き)補正処理などの画像処理であっても良い。
上述の実施の形態においては、OCR処理を実行するためのプログラムは、Java(登録商標)プログラムであるとしたが、これに限らず、その他のスクリプト言語で記述されたプログラムであっても良い。
一実施の形態にかかる画像処理システムの構成の1例を示す図である。 同実施の形態にかかる画像処理装置の構成を示す図である。 同実施の形態にかかる画像処理装置のソフトウェア構成を示す図である。 同実施の形態にかかる画像処理装置のソフトウェア構成を示す図である。 同実施の形態にかかるケイパビリティ情報テーブルを示す図である。 同実施の形態にかかる他機検索結果テーブルを例示する図である。 同実施の形態にかかるモジュール間の関連を示す図である。 同実施の形態にかかるモジュール間の関連を示す図である。 同実施の形態にかかるスレーブ機側がファイルサーバ上のファイルやマスタ機側のファイルにアクセスする際の経路を示す図である。 同実施の形態にかかる画像処理装置のリモートプログラム起動デーモンによる処理の手順を示すフローチャートである。 同実施の形態にかかるケイパビリティ要求のデータ構成を例示する図である。 同実施の形態にかかるプロセス起動要求のデータ構成を例示する図である。 同実施の形態にかかるプロセス停止要求のデータ構成を例示する図である。 同実施の形態にかかる画像処理装置のOCRアプリによりOCR処理を制御する処理の手順を示すフローチャートである。 同実施の形態にかかる操作パネルを例示する図である。 同実施の形態にかかるOCRエンジン起動処理の手順を示すフローチャートである。 同実施の形態にかかるOCR処理の手順を示すフローチャートである。 同実施の形態にかかるOCR処理要求のデータ構成を例示する図である。 同実施の形態にかかるOCR処理応答のデータ構成を例示する図である。 同実施の形態にかかるOCRエンジン停止処理の手順を示すフローチャートである。 同実施の形態にかかるOCR処理ノード検索処理の手順を示すフローチャートである。 同実施の形態にかかるステータス情報要求のデータ構成を例示する図である。 同実施の形態にかかるステータス応答のデータ構成を例示する図である。 同実施の形態にかかる他機検索処理の手順を示すフローチャートである。 同実施の形態にかかるスレーブ機存在確認要求のデータ構成を例示する図である。 同実施の形態にかかるスレーブ機存在確認応答のデータ構成を例示する図である。 同実施の形態にかかるケイパビリティ情報取得処理の手順を示すフローチャートである。 同実施の形態にかかるケイパビリティ応答である応答コマンドを例示する図である。 同実施の形態にかかるOCR依頼先決定処理の手順を示すフローチャートである。 同実施の形態にかかる画像処理装置がOCRエンジンにより実行する処理の手順を示すフローチャートである。 同実施の形態にかかるOCR処理結果を例示する図である。 同実施の形態にかかるOCRアプリが実行される場合にマスタ機とスレーブ機とでコマンドが送受信される様子を模式的に示す図である。 同実施の形態にかかるOCR処理を実行する場合にマスタ機とスレーブ機とでコマンドと原稿画像とが送受信される様子を模式的に示す図である。 同実施の形態にかかるOOCRエンジンのOCR処理要求の最大受付可能数が‘2’であるとき、OCR処理を実行する場合にマスタ機とスレーブ機とでコマンドと原稿画像とが送受信される様子を模式的に示す図である。 同実施の形態にかかる画像処理装置が、複数のOCR処理要求を受信した場合に、OCRエンジン側でそれらのOCR処理要求をキューイングして管理している様子を示す図である。
符号の説明
101 エンジン
102 コントローラ
103 RAM
104 ASIC
105 CPU
106 フォントROM
107 エンジンI/F
108 HDD
109 ROM
201,201,202,203,204,205 画像処理装置

Claims (19)

  1. 画像処理を行う画像処理装置であって、
    少なくとも1つの他の画像処理装置とネットワークを介して接続され、
    画像処理を指示するユーザからの画像処理指示の入力を受け付ける入力受付手段と、
    前記画像処理指示によって指示された前記画像処理を複数の画像処理ジョブに細分化する細分化手段と、
    細分化された前記画像処理ジョブを実行させる第1画像処理装置を、前記少なくとも1つの他の画像処理装置の中から選定する装置選定手段と、
    前記画像処理ジョブの実行を要求する処理要求を前記第1画像処理装置に送信する送信手段と、
    前記画像処理ジョブの対象となる画像を前記第1画像処理装置に送信する画像送信手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記装置選定手段は、前記画像処理ジョブの進行状態に従って、前記第1画像処理装置を動的に選定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記装置選定手段は、前記少なくとも1つの他の画像処理装置の負荷状態に従って、前記第1画像処理装置を動的に選定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記装置選定手段は、
    前記少なくとも1つの他の画像処理装置が受付可能な画像処理要求の最大数及び受付済の画像処理要求の数を示すステータス情報を取得する第1取得手段と、
    取得された前記ステータス情報を用いて、前記第1画像処理装置を選定する第1選定手段とを有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記装置選定手段は、
    前記少なくとも1つの他の画像処理装置の画像処理能力を示すケイパビリティ情報を取得する第2取得手段と、
    取得された前記ケイパビリティ情報を用いて、前記第1画像処理装置を選定する第2選定手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理ジョブの実行結果を前記第1画像処理装置から受信する結果受信手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記送信手段は、前記結果受信手段が前記実行結果を受信する前に、新たな前記画像処理ジョブの実行を要求する処理要求を前記第1画像処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記画像送信手段は、前記結果受信手段が前記実行結果を受信する前に、新たな前記画像処理ジョブの対象となる画像を前記第1画像処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記ネットワークを介して他の画像処理装置と共有される記憶手段を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. 画像処理の全部又は一部である画像処理ジョブの実行を要求する処理要求を他の画像処理装置から受信する受信手段と、
    前記処理要求によって実行が要求された前記画像処理ジョブの対象となる画像を前記他の画像処理装置から受信する画像受信手段と、
    前記画像に対して前記画像処理ジョブを実行する実行手段とを更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  11. 画像処理を行う画像処理装置であって、
    少なくとも1つの他の画像処理装置とネットワークを介して接続され、
    画像処理の全部又は一部である画像処理ジョブの実行を要求する処理要求を他の画像処理装置から受信する受信手段と、
    前記処理要求によって実行が要求された前記画像処理ジョブの対象となる画像を前記他の画像処理装置から受信する画像受信手段と、
    前記画像に対して前記画像処理ジョブを実行する実行手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  12. 前記画像処理ジョブを実行するためのプログラムをファイルサーバから取得する取得手段を更に備え、
    前記実行手段は、前記プログラムに従って、前記前記画像処理ジョブを実行する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記実行手段は、前記プログラムに従って、前記前記画像処理ジョブを実行する際、前記ファイルサーバに記憶されているファイルにアクセスする
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記取得手段は、前記画像処理ジョブを実行するためのプログラムであってJava(登録商標)形式のプログラムを取得する
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の画像処理装置。
  15. 前記取得手段は、前記画像処理ジョブを実行するためのプログラムであってスクリプト言語で記述されたプログラムを取得する
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の画像処理装置。
  16. 前記実行手段は、前記処理要求に従って、前記プログラムの実行を動的に開始することにより、前記画像処理ジョブを実行する
    ことを特徴とする請求項12乃至15のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  17. 前記受信手段は、前記画像処理ジョブの実行の終了を要求する停止要求を受信し、
    前記実行手段は、前記停止要求に従って、前記プログラムの実行を動的に終了することにより、前記画像処理ジョブの実行を終了する
    ことを特徴とする請求項12乃至16のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  18. 前記画像処理ジョブの実行結果を前記他の画像処理装置に送信する結果送信手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  19. マスタ機となる1つの画像処理装置と、スレーブ機となる少なくとも1つの画像処理装置とがネットワークを介して接続され、
    マスタ機となる画像処理装置は、
    画像処理を指示するユーザからの画像処理指示の入力を受け付ける入力受付手段と、
    前記画像処理指示によって指示された前記画像処理を複数の画像処理ジョブに細分化する細分化手段と、
    細分化された前記画像処理ジョブを実行させる第1画像処理装置を、スレーブ機となる画像処理装置の中から選定する装置選定手段と、
    前記画像処理ジョブの実行を要求する処理要求を前記第1画像処理装置に送信する送信手段と、
    前記画像処理ジョブの対象となる画像を前記第1画像処理装置に送信する画像送信手段とを備え、
    スレーブ機となる画像処理装置は、
    画像処理の全部又は一部である画像処理ジョブの実行を要求する処理要求をマスタ機となる画像処理装置から受信する受信手段と、
    前記処理要求によって実行が要求された前記画像処理ジョブの対象となる画像を前記マスタ機となる画像処理装置から受信する画像受信手段と、
    前記画像に対して前記画像処理ジョブを実行する実行手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理システム。
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