JP2010068168A - 受信装置、中継ケーブル及び電源装置 - Google Patents

受信装置、中継ケーブル及び電源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、例えばディジタルテレビジョン放送を受信可能な携帯電話に適用して、種々にデザインを変更することが可能であって、広い周波数帯域で十分な利得を確保することができるようにする。
【解決手段】本発明は、信号SAL、SAR、電力の伝送に供するケーブル10を多芯同軸ケーブルとし、外部装置3側では被覆線SSを開放端とし、本体装置34側では増幅回路35を介して被覆線SSをコネクタ12に接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受信装置、中継ケーブル及び電源装置に関し、例えばディジタルテレビジョン放送を受信可能な携帯電話に適用することができる。本発明は、信号、電力の伝送に供するケーブルを多芯同軸ケーブルとし、外部装置側では被覆線を開放端とし、本体装置側では増幅回路を介して被覆線をコネクタに接続することにより、種々にデザインを変更することが可能であって、広い周波数帯域で十分な利得を確保することができるようにする。
従来、携帯電話等の携帯機器では、各種放送波の受信機能を有するものが提供されている。このような携帯機器では、携帯性を損なわないようにし、安定に放送波を受信することが求められる。このため携帯機器に使用するアンテナは、小型、高利得、無指向性であり、構成が簡単であることが求められている。このため従来、イヤホンアンテナを使用して放送波を受信する方法が提案されている。ここでイヤホンアンテナは、イヤホンのケーブルをアンテナとして機能させるアンテナである。
このイヤホンアンテナに関して、特許第4026648号、特許第3933148号には、中継ケーブルを介して携帯電話にイヤホンを接続し、この中継ケーブルを同軸伝送路として機能させる構成が提案されている。この構成によれば、本体装置から一定距離だけ離間した部位をアンテナとして機能させることができ、本体装置からのノイズの影響を低減することができる。これら特許第4026648号、特許第3933148号には、この中継ケーブルのイヤホン側端に増幅回路を設け、イヤホンのケーブルに誘起した高周波信号を増幅する構成が提案されている。
すなわち図23は、この特許第4026648号、特許第3933148号に開示の手法を適用した携帯電話システムを示す図である。この携帯電話システム1は、中継ケーブル2を介して、イヤホン3が本体装置である携帯電話4に接続される。このためイヤホン3は、ケーブル6の一端に3ピンのプラグ7が接続され、ケーブル6の他端に右チャンネル及び左チャンネル用のスピーカ8R及び8Lが接続される。中継ケーブル2は、ケーブル10の一端に、イヤホン3のプラグ7を接続するジャック11が設けられ、ケーブル10の他端に、プラグ12が設けられる。携帯電話4は、例えばディジタルテレビジョン放送の受信機能を有し、側面に、プラグ12を接続するジャック13が設けられる。
ここでケーブル10は、いわゆる多芯同軸ケーブルであり、複数の芯線ケーブルLL、LG、LRを被覆線SSで被覆して作成される。中継ケーブル2は、芯線ケーブルLL、LR、LGがそれぞれ左チャンネルオーディオ信号SALのホット側、右チャンネルオーディオ信号SARのホット側、左チャンネルオーディオ信号SAL及び右チャンネルオーディオ信号SARに共通のアースに割り当てられる。中継ケーブル2は、これらの芯線ケーブルLL、LG、LRの、イヤホン側端がジャック11の対応する端子11L、11G、11Rに接続される。中継ケーブル2は、アースに割り当てられた芯線ケーブルLGについては、図示しないインダクタ等により高周波的に遮断して対応する端子11Gに接続し、この高周波的に遮断した部位に、増幅回路14が配置される。ここで増幅回路14は、イヤホン3のケーブル6に誘起された高周波信号のうち、携帯電話4で受信する周波数帯域の高周波信号を増幅して芯線ケーブルLGに出力する。これに対して被覆線SSは、イヤホン側端が何れの部位にも接続されていない開放端とされる。
中継ケーブル2は、このケーブル10のプラグ12側端が、プラグ12に設けられた配線基板15を介してプラグ12の対応する端子に接続される。ここでプラグ12は、偏平形状による10ピンの多極プラグである。プラグ12は、長手方向に10個の端子が密接して連続する。以下においては、この長手方向の一端からの順番を示す数字によりプラグ12の各端子を示す。
中継ケーブル2は、この配線基板15上において、高周波を遮断する高周波遮断回路16、17、18を介して、それぞれ芯線ケーブルLR、LL、LGがプラグ12の対応する端子(4、5、10)に接続される。また被覆線SSがプラグ12のアース端子(10)に接続される。なおプラグ12は、アンテナ入力用のアース端子(10)と、オーディオ信号用のアース端子(6)とが設けられる。これらのアース端子(6、10)は、携帯電話4において、それぞれ個別に接地される。この図23において、数字3により示す端子は、中継ケーブル2の接続検出用の端子である。端子(3、6)は、中継ケーブル2では、配線基板15上で短絡されてアースに接続される。また中継ケーブル2は、アース用の芯線ケーブルLGがプラグ12のアンテナ端子(1)に接続される。なお高周波遮断回路は、例えばフェライトビーズを使用したチップインダクタにより構成される。
携帯電話4は、内蔵のチューナー19のアンテナ入力端に、ジャック13のアンテナ入力端子を接続する。これにより携帯電話システム41は、中継ケーブル2を同軸伝送路として機能させ、イヤホン3のケーブル6に誘起された高周波信号をチューナー19に入力して所望の放送波を受信する。またこのとき増幅回路14により高周波信号を増幅し、チューナー19に入力する高周波信号の利得を増大させる。携帯電話4は、中継ケーブル2の接続検出用の端子(3)の電位により、中継ケーブル2の接続を検出する。また携帯電話4は、中継ケーブル2の接続が検出されると、内蔵のスピーカに代えてオーディオ信号SAL及びSARをジャック13の対応する端子に出力し、これによりイヤホン3にオーディオ信号SAL及びSARを出力する。
特許第4026648号 特許第3933148号
ところで図23に示す構成では、本体装置から一定距離だけ離間した部位をアンテナとして機能させることができ、本体装置からのノイズの影響を低減することができる。しかしながら当該部位は、イヤホン3を装着した際に人体に接触し易い部位であり、これにより図23の構成は、アンテナの特性が人体の影響を受け易くなる。
これにより図23の構成では、いわゆる1セグによりディジタルテレビジョン放送を受信する場合には、実用に供することができるものの、広い周波数帯域で十分な利得を確保する場合には、実用上未だ不十分な問題があった。なおこのように広い周波数帯域で十分な利得を確保する場合は、例えば移動体において、解像度の向上等を目的に、ディジタルテレビジョン放送における複数のセグメントを受信する場合である。
また図23の構成において、十分な利得を確保して増幅回路14を安定に動作させる為には、イヤホン3のケーブル6を一定の長さに固定しておくことが必要となる。従って図23の構成は、種々にデザインを変更することが困難な問題があり、ユーザーの好みに合ったイヤホンを使用することが困難になる。
これらの問題を解決する1つの方法として、図23との対比により図24に示すように、中継ケーブルの被覆線をアンテナとして機能させ、携帯電話24側に増幅回路を設ける方法が考えられる。すなわち図24の携帯電話システム21では、中継ケーブル2、携帯電話4に代えて中継ケーブル22、携帯電話24が適用される。中継ケーブル22は、アース用の芯線ケーブルLGのジャック11側端が、直接、ジャック11の対応する端子11Gに接続される。また被覆線SSのジャック11側端が何れの部位にも接続されていない開放端とされる。また被覆線SSの携帯電話24側端は、配線基板15上で、プラグ12のアンテナ端子(1)にだけ接続される。
これによりこの携帯電話システム21は、中継ケーブル22の被覆線SSをアンテナとして機能させ、この被覆線SSに誘起された高周波信号を携帯電話24に入力する。携帯電話24は、増幅回路25によりジャック13のアンテナ端子から入力する高周波信号を所定利得で増幅した後、チューナー19に入力する。
この図24の構成によれば、中継ケーブル22の被覆線SSがアンテナとして機能することにより、人体による影響を低減することができる。その結果、イヤホン3のケーブル6の長さが種々に異なる場合でも、アンテナの特性の変化を防止することができる。従って種々にデザインを変更することが可能であり、これによりユーザーにおいて、好みに合ったイヤホンを使用することができる。
しかしながら図24の構成では、携帯電話24に増幅回路25を設けたことにより、内部ノイズの影響を受け、受信感度が低下する。これにより結局、図24の構成においても、広い周波数帯域で十分な利得を確保することが困難な問題がある。なおこの問題を解決するために増幅回路25をジャック13の近傍に配置する方法も考えられる。しかしながらこの場合、携帯電話24におけるレイアウトが著しく制限されることになる。その結果、設計の自由度が格段的に低下し、小型化、薄型化することが著しく困難になる。またシールドが複雑になる欠点もある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、種々にデザインを変更することが可能であって、広い周波数帯域で十分な利得を確保することができる受信装置、中継ケーブル及び電源装置を提案しようとするものである。
上記の課題を解決するため請求項1の発明は、受信装置に適用して、本体装置と、コネクタを介して前記本体装置に接続され、前記本体装置と外部装置との間で、信号及び又は電力を伝送する中継ケーブルとを有し、前記中継ケーブルが、複数の芯線ケーブルと、前記複数の芯線ケーブルを被覆する被覆線とを有する多芯同軸ケーブルであり、前記芯線ケーブルにより前記信号及び又は電力を伝送し、前記被覆線の前記外部装置側端が開放端とされ、前記被覆線の前記本体装置側端が、前記被覆線に誘起された高周波信号を増幅する増幅回路を介して、前記コネクタのアンテナ入力端子に接続され、前記本体装置は、内蔵のチューナーのアンテナ入力端に、前記コネクタのアンテナ入力端子を接続し、前記本体装置側の被覆線に誘起された高周波信号により前記チューナーで所望の放送波を受信する。
また請求項7の発明は、中継ケーブルに適用して、複数の芯線ケーブルと、前記複数の芯線ケーブルを被覆する被覆線とを有する多芯同軸ケーブルと、前記多芯同軸ケーブルの一端に設けられ、前記多芯同軸ケーブルを本体装置に接続する本体装置側のコネクタと、前記多芯同軸ケーブルの他端に設けられ、前記多芯同軸ケーブルを外部装置に接続する外部装置側のコネクタとを有し、前記芯線ケーブルにより、前記本体装置と外部装置との間で、信号及び又は電力を伝送し、前記被覆線の前記外部装置側端が開放端とされ、前記被覆線の前記本体装置側端が、前記被覆線に誘起された高周波信号を増幅する増幅回路を介して、前記本体装置側のコネクタのアンテナ入力端子に接続され、前記本体装置に内蔵のチューナーのアンテナ入力端に接続される。
また請求項10の発明は、電源装置に適用して、本体装置の電源を生成する電源部と、一端に設けられたコネクタを介して、前記電源部で生成された電源を前記本体装置に供給するケーブルとを有し、前記ケーブルが、複数の芯線ケーブルと、前記複数の芯線ケーブルを被覆する被覆線とを有する多芯同軸ケーブルであって、前記芯線ケーブルにより、前記電力を伝送し、前記被覆線の前記外部装置側端が開放端とされ、前記被覆線の前記本体装置側端が、前記被覆線に誘起された高周波信号を増幅する増幅回路を介して、前記本体装置側のコネクタのアンテナ入力端子に接続され、前記本体装置に内蔵のチューナーのアンテナ入力端に接続される。
請求項1、請求項7、請求項10の構成により、被覆線の外部装置側端を開放端とし、被覆線の本体装置側端を、増幅回路を介して、本体装置側のコネクタのアンテナ入力端子に接続し、本体装置に内蔵のチューナーのアンテナ入力端に接続すれば、被覆線をアンテナとして機能させ、被覆線より外部機器側の影響を有効に回避して種々の放送波を受信することができる。従って外部機器を種々に変更して種々にデザインを変更することが可能となる。また外部機器側はアンテナとして機能しないことから、人体等による影響を回避することができ、増幅回路により利得を増大させて、広い周波数帯域で十分な利得を確保して安定に動作することができる。また本体装置側に増幅回路を設ける場合に比して、本体装置の内部ノイズによる影響が低減され、これによっても広い周波数帯域で十分な利得を確保して安定に動作することができる。
本発明によれば、種々にデザインを変更することが可能であって、広い周波数帯域で十分な利得を確保することができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。なお説明は、以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.第4の実施の形態
5.第5の実施の形態
6.変形例
<第1の実施の形態>
[実施の形態の構成]
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話システムを示す斜視図である。この携帯電話システム31は、中継ケーブル32及びイヤホン3によるイヤホンアンテナによりディジタルテレビジョン放送を受信する。このため携帯電話システム31は、中継ケーブル32を介して、イヤホン3が本体装置である携帯電話34に接続される。なおこの図2において、図23及び図24と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。
図1は、図23及び図24との対比により携帯電話システム31を示す接続図である。この携帯電話システム31において、中継ケーブル32は、プラグ12のアンテナ端子(1)と被覆線SSの本体装置側端との間に増幅回路35が設けられ、被覆線SSに誘起された高周波信号をこの増幅回路35で増幅してプラグ12のアンテナ端子(1)に入力する。この携帯電話システム31は、この増幅回路35に関する構成が異なる点を除いて、図24の携帯電話システム21と同一に構成される。これによりこの携帯電話システム31は、中継ケーブル32の被覆線SSをアンテナとして機能させ、この被覆線SSに誘起された高周波信号によりチューナー19で放送波を受信する。
図3は、配線基板15上の構成を詳細に示す接続図である。この配線基板15上において、芯線ケーブルLR、LL、LGは、それぞれ高周波遮断回路16、17、18を介してプラグ12の対応する端子(4:SAR、5:SAL、10:RF GND)に接続される。
増幅回路35は、入力側にπ型のマッチング回路36が設けられ、このマッチング回路36を介して被覆線SSが接続される。これにより中継ケーブル32は、増幅回路35の入力端において、被覆線SSによるアンテナとの間で整合が図られ、アンテナ損失が低減される。すなわちマッチング回路36は、インダクタ36A及びコンデンサ36Bを順次介して被覆線SSに誘起された高周波信号を増幅回路35に入力する。マッチング回路36は、インダクタ36A及びコンデンサ36Bの接続中点、増幅回路35の入力端が、それぞれコンデンサ36C、インダクタ36Dを介して高周波遮断回路18のプラグ12側端に接続される。
また増幅回路35は、カップリングコンデンサ37を介して出力端がプラグ12の対応する端子(1:ANT)に接続される。またこのカップリングコンデンサ37のプラグ12側端が、高周波遮断回路38を介して高周波遮断回路18のプラグ12側端に接続される。また増幅回路35は、インダクタ39を介して、プラグ12の電源端子(9:Vcc)に電源端子が接続され、対応するグランド端子が、高周波遮断回路18のプラグ12側端に接続される。これにより増幅回路35は、プラグ12を介して供給される電源により動作して、被覆線SSに誘起された高周波信号を増幅して端子(1:ANT)に出力する。
プラグ12は、この配線基板15上において、接続検出用の端子(3:SEN)、オーディオ信号用のアース端子(6:GND)が、アース用の端子(10:RF GND)に接続される。プラグ12は、アンテナ入力用の端子(1:ANT)を除いて、アース用の端子(10:RF GND)に接続されていない端子(2、4:SAR、5:SAL、7、8、9:Vcc)の全てが、高周波的に接地される。すなわち配線基板15上において、未使用端子(2、7、8)は、それぞれコンデンサC1、C2、C3を介して高周波遮断回路18のプラグ12側端に接続される。また電源用の端子(9:Vcc)は、コンデンサC4を介して高周波遮断回路18のプラグ12側端に接続される。左チャンネルオーディオ信号用の端子(5:SAL)は、コンデンサC5を介して高周波遮断回路18のプラグ12側端に接続される。右チャンネルオーディオ信号用の端子(4:SAR)は、コンデンサC6を介して左チャンネルオーディオ信号用の端子(5:SAL)と接続され、コンデンサC5及びC6を介して接地される。
図4は、携帯電話34の構成を部分的に示す斜視図であり、ジャック13の背面側の部位を示す図である。ジャック13は、基板実装型のコネクタであり、背面側に各端子が突出して垂直に折れ曲がり、この折れ曲がった各端子の先端を配線基板の対応するランドに半田付けして実装される。なおこの図4においては、図3においてプラグ12の各端子に設定した数字を、対応するジャック13の各端子に設け、各端子の対応関係を示す。
携帯電話34は、アンテナ入力用の端子(1)を除いて、端子の根元部分で、各端子のランド間にコンデンサC11〜C18が配置され、アンテナ入力用の端子(1)を除いて各端子が高周波的に接地される。携帯電話34は、このジャック13の実装に関する構成が異なる点を除いて、図23について上述した携帯電話4と同一に構成される。
[実施の形態の動作]
以上の構成において、この携帯電話システム31(図1及び図2)では、ユーザーの操作に応動してチューナー19が動作を立ち上げ、このチューナー19で受信されたオーディオ信号SAL及びSARが図示しない内蔵スピーカから出力される。
携帯電話システム31では、携帯電話34に中継ケーブル32が接続されると、接続検出用の端子(3)がアース電位に立ち下がり、オーディオ信号SAL及びSARが内蔵スピーカに代えて中継ケーブル32に出力される。携帯電話システム31では、このオーディオ信号SAL及びSARが中継ケーブル32の芯線ケーブルLL、LR、LGを介してイヤホン3のケーブル6に供給され、このオーディオ信号SAL及びSARによりイヤホン3のスピーカ8L及び8Rが駆動される。携帯電話システム31では、これにより中継ケーブル32を介してイヤホン3にオーディオ信号SAL、SARが伝送され、チューナー19で受信した放送波の音声がイヤホン3によりユーザーに提供される。
携帯電話システム31では、このようにして中継ケーブル32を介してイヤホン3にオーディオ信号SAL、SARを伝送している状態で、中継ケーブル32のケーブル10、イヤホン3のケーブル6に各種の高周波信号が誘起される。
ここで携帯電話システム31では、このオーディオ信号SAL及びSARを伝送する中継ケーブル2のケーブル10が被覆線SSにより囲まれた多芯同軸ケーブルとされ、この被覆線SSのイヤホン3側が開放端とされる。またこの被覆線SSの携帯電話34側端が、増幅回路35を介して携帯電話34のチューナー19に接続される。これにより携帯電話システム31では、中継ケーブル32の被覆線SSがモノポールアンテナとして機能し、このモノポールアンテナに誘起された高周波信号により所望の放送波を受信する。またイヤホン3のケーブル6については、アンテナとして機能しないように設定される。
ここで携帯電話システム31では、中継ケーブル32を介して携帯電話34にイヤホン3が接続されていることにより、イヤホン3を装着した場合に、人体に接触し易いイヤホン3のケーブル6については、アンテナとして機能しないように設定される。
これにより携帯電話システム31では、ジャック11に形状、ケーブル長等の異なる種々のイヤホン3を接続して何らアンテナとして機能を損なわないようにすることができ、種々にデザインを変更することが可能となる。従ってユーザーの好みに合わったイヤホンを使用することが可能となる。
またイヤホン3のケーブル6については、アンテナとして機能しないように設定さることから、携帯電話システム31では、アンテナの特性が人体によって影響を受けないようにすることができる。従って増幅回路35により利得を増大させて、広い周波数帯域で十分な利得を確保して安定に動作することができる。
この携帯電話システム31では、この増幅回路35が中継ケーブル32のプラグ12側端に設けられていることにより、増幅回路を携帯電話に設ける場合(図24参照)のような内部ノイズの影響を有効に回避することができる。これによってもこの携帯電話システム31では、広い周波数帯域で十分な利得を確保して安定に動作することができる。また増幅回路を携帯電話に設ける場合に比して、携帯電話34における設計の自由度を十分に確保し、さらには携帯電話34を小型化、薄型化することができ、さらにシールドの構成を簡略化することができる。
しかしながら中継ケーブル32のプラグ12側端に増幅回路35を設ける場合には、増幅回路35で利得の増大した高周波信号が、プラグ12、ジャック13を順次介して携帯電話34に入力することになる。その結果、図5に示すように、プラグ12の端子間容量、ジャック13の端子間容量、携帯電話34の内部配線等により、増幅回路35の入力側に帰還する高周波信号の信号レベルが増大する恐れがある。その結果、増幅回路35の利得を増大させると増幅回路35が発振し、結局、広い周波数帯域で十分な利得を確保して安定に動作できなくなる恐れがある。
そこで携帯電話システム31では(図4)、ジャック13の付け根部分で、アンテナ入力用の端子(1)を除く各端子のランド間にコンデンサC11〜C18が配置され、アンテナ入力用の端子(1)を除いて各端子が高周波的に接地される。これにより携帯電話システム31では、図6において矢印A及びBにより示すように、アンテナ入力用の端子(1)以外の端子に漏出した高周波信号をアースにバイパスさせ、増幅回路35の入力側への帰還量を低減する。
またプラグ12側では(図3)、アンテナ入力用の端子(1:ANT)を除いて、空端子をも含む全ての端子が、コンデンサC1〜C6により高周波的に接地される。これにより図6において矢印Cにより示すように、プラグ12側においても、アンテナ入力用の端子(1)以外の端子に漏出した高周波信号をアースにバイパスさせ、増幅回路35の入力側への帰還量を低減する。
これらにより携帯電話システム31では、増幅回路35の入力側への帰還量を低減し、増幅回路35の利得を増大させた場合にあっても、十分に発振を防止できるように構成され、これにより広い周波数帯域で十分な利得を確保して安定に動作することができる。
またこれらのコンデンサC1〜C6、C11〜C18により、携帯電話システム31では、携帯電話34で発生したノイズの混入も低減することができ、これによっても安定に広い周波数帯域で十分な利得を確保して動作することができる。
なお増幅回路の利得が十分に大きい場合には、この実施例のように、プラグ12側及びジャック11側の双方で、アンテナ端子以外の端子の全てを高周波的にアースに接続することが必要である。しかしながら増幅回路の利得がそれほど大きく無い場合には、必要に応じてプラグ12側又はジャック11側の一方のみでアンテナ端子以外の端子を高周波的にアースに接続するようにしてもよい。またこれに代えて増幅回路から出力された高周波信号の流入が最も大きな端子についてのみ、高周波的にアースに接続するようにしてもよい。なお携帯電話の内部配線によって異なる場合もあるが、一般に、増幅回路から出力された高周波信号の流入が最も大きな端子は、アンテナ端子に隣接する端子である。従って増幅回路の利得が小さい場合等には、アンテナ端子に隣接する端子についてのみ、コンデンサによりアースに接地してもよい。
図7は、この携帯電話システム31における各周波数の指向性を示す特性曲線図である。この図7において、符号LV及びLHはそれぞれ垂直偏波及び水平偏波の測定結果である。この図7は、イヤホン3を装着した場合の特性であり、携帯電話34を中心に、中継ケーブル32を接続する側の方向が90度の方向である。またこの図7において同心円状のスケールの間隔は10[dB]である。また図8は、この携帯電話システム31のアンテナ利得を示す特性曲線図であり、図9〜図11は、この特性曲線図による特性を詳細に示す図表である。図9は、垂直偏波及び水平偏波の総合の特性を、図10及び図11は、それぞれ垂直偏波及び水平偏波の特性を示す。
これに対して図12〜図16は、図7〜図11との対比により、ロッドアンテナによる測定結果を示す図である。これら図7〜図16によれば、携帯電話システム31では、無指向性に近い指向性により十分な利得を広い周波数帯域で確保できることが判る。
また図17及び図18は、図8及び図13の測定結果の比較を示す特性曲線図及び図表である。なおこの図17及び図18では、UHF帯域におけるテレビジョン放送のチャンネルにより周波数を表し、信号発生器に設けられたアッテネーターの減衰率によりアンテナ利得を示す。この図17及び図18において、符号LONに示す特性は、増幅回路35を動作させた場合の利得であり、符号LOFFにより示す特性は、入力された高周波信号を何ら増幅することなく出力するスルーモードで増幅回路35を動作させた場合の特性である。また符号LRODにより示す特性は、ロッドアンテナによる特性である。
これにより増幅回路35を動作させることにより、ロッドアンテナによる場合に比して、全周波数帯域で7〔dB〕程度、アンテナ利得を増大できることが判る。
[実施の形態の効果]
以上の構成によれば、オーディオ信号の伝送に供するケーブルを多芯同軸ケーブルとし、外部装置であるイヤホン側では被覆線を開放端とし、本体装置側では増幅回路を介して被覆線をコネクタであるプラグに接続することにより、種々にデザインを変更することが可能であって、広い周波数帯域で十分な利得を確保することができる。
またプラグの中継ケーブル側及び本体装置側に、増幅回路から出力されて、増幅回路の入力に帰還する高周波信号をアースにバイパスさせるコンデンサを設けることにより、増幅回路の発振を防止して十分に高周波信号の利得を確保することができ、一段と広い周波数帯域で十分な利得を確保することができる。
より具体的に、このコンデンサを、少なくともアンテナ入力端子に隣接する端子に配置することにより、確実に増幅回路の発振を防止することができる。
<第2の実施の形態>
図19は、図1との対比により本発明の第2の実施の形態に係る携帯電話システム41を示す図である。この携帯電話システム41は、中継ケーブル32に代えて、中継ケーブル42が適用される点を除いて、第1の実施の形態の携帯電話システム31と同一に構成される。
ここで中継ケーブル42は、中間処理部44が設けられる。ここで中間処理部44は、ケーブル10の被覆線SSをこのケーブル10の途中で切断し、被覆線SSを本体装置側の被覆線SSAと外部装置側の被覆線SSBとに分離する部位である。この実施例において、中間処理部44は、ケーブル10の外皮を部分的に除去して被覆線SSを露出させた後、この被覆線SSを部分的に除去することにより、被覆線SSのみ切断して作成される。中間処理部44は、その後、外皮を除去した部位を含む一定の範囲を樹脂により被覆して作成される。
ケーブル10は、イヤホン3側の被覆線SSBが何れの部位にも接続されてない状態に設定される。また本体装置側の被覆線SSAは、中間処理部44側端が何れの部位にも接続されてない開放端とされ、本体装置側端が増幅回路35を介してプラグ12のアンテナ端子に接続される。これによりこの携帯電話システム41では、本体装置側の被覆線SSAでモノポールアンテナを構成し、このモノポールアンテナで所望の放送波を受信する。この携帯電話システム41は、この本体装置側の被覆線SSAの長さLが、チューナー19で受信する周波数帯域の中心周波数に対して、約1/4波長の長さに設定される。
この実施例のように、被覆線を途中で切断し、本体装置側の被覆線をアンテナとして機能させる場合でも、実施例1と同様の効果を得ることができる。
<第3の実施の形態>
図20は、本発明の第3の実施の形態の携帯電話システムに適用される中継ケーブルを示す平面図である。この中継ケーブル52は、ディジタルテレビジョン放送を受信可能な携帯電話に適用される。中継ケーブル52は、ケーブル10のイヤホン側端に、リモコン部53が設けられ、このリモコン部53にオフフック、オンフックを操作するスイッチ54、ハンズフリーシステムを構成するマイク55が設けられ、このリモコン部53の端面にジャック11が設けられる。
このリモコン部53に係る構成が異なる点を除いて、この実施の形態の携帯電話及び中継ケーブル52は、上述の第1の実施の形態と同一に構成される。
この実施の形態のように、中継ケーブルの一端にリモコン部を設ける場合にあっても、上述の第1の実施の形態と同一の効果を得ることができる。
<第4の実施の形態>
図21は、本発明の第4の実施の形態に係る携帯電話システムを示す接続図である。この携帯電話システム61は、放送波を利用したダウンロードサービスであるメディアフロー(登録商標)を利用して音楽コンテンツをダウンロードする。この携帯電話システム61は、携帯電話64に充電用電源を供給する電源装置62で、このダウンロードサービスの放送波を受信するアンテナを構成する。
ここで電源装置62は、ケーブル65の両端にそれぞれ電源部66及びコネクタ67が設けられる。ここで電源部66は、商用電源から充電用の電源を生成してケーブル65に出力する。
ケーブル65は、2本の芯線ケーブルLV及びLGを被覆線SSで被覆した多芯同軸ケーブルである。ケーブル65は、電源部66側端が電源部66に直接接続される。またケーブル65は、コネクタ67の背面に設けられた配線基板68を介して、携帯電話64側端がコネクタ67に接続される。ケーブル65は、芯線ケーブルLV及びLGが電源部66で生成した電源の伝送に割り当てられ、配線基板68に設けられたチョークコイル69V及び69Gをそれぞれ介して、芯線ケーブルLV及びLGがそれぞれコネクタ67のホット側電源端子及びコールド側電源端子に接続される。またホット側電源端子に接続される芯線ケーブルLVは、さらに配線基板68に設けられたチョークコイル69Eを介して、コネクタ67のアース端子に接続される。これらチョークコイル69V、69G、69Eにより、携帯電話64は、電源からのノイズ等の進入が防止される。
ケーブル65は、コネクタ67から一定の距離に、中間処理部70が設けられる。ここで中間処理部70は、ケーブル65の被覆線SSをこのケーブル65の途中で切断し、被覆線SSを本体装置側の被覆線SSAと外部装置側の被覆線SSBとに分離する部位である。この実施例において、中間処理部70は、ケーブル65の外皮を部分的に除去して被覆線SSを露出させた後、この被覆線SSを部分的に除去することにより、被覆線SSのみ切断して作成される。
中間処理部70は、その後、ケーブル65を筒形状のコア72に挿通して、この被覆線SSを切断した箇所にコア72が配置された後、樹脂により被覆して作成される。
ケーブル65は、電源部66側の被覆線SSBが何れの部位にも接続されてない状態に設定される。また本体装置側の被覆線SSAは、中間処理部70側端が、何れの部位にも接続されてない開放端とされ、本体装置側端が、増幅回路35を介してコネクタ67のアンテナ端子に接続される。これによりこの携帯電話システム61では、本体装置側の被覆線SSAでモノポールアンテナを構成し、このモノポールアンテナでダウンロードサービスの放送波を受信する。この携帯電話システム61は、この本体装置側の被覆線SSAの長さが、ダウンロードサービスの放送波の波長の、約1/4波長に設定される。
携帯電話64は、コネクタ67を接続するコネクタ73が設けられ、ケーブル65の芯線ケーブルLV及びLGにより伝送された電源をこのコネクタ73を介して電源回路74に入力する。ここで電源回路74は、この電源により内蔵の二次電池を充電する。
チューナー75は、コンデンサ76を介してコネクタ73のアンテナ入力端が接続され、ケーブル65で誘起された高周波信号よりダウンロードサービスの放送波を受信する。携帯電話64は、この受信した放送波を処理して音楽コンテンツを再生し、所定の記録媒体に記録して保持する。またユーザーの操作に応動してこの記録媒体に記録した音楽コンテンツを再生してユーザーに提供する。
この携帯電話システム61は、配線基板68及びコネクタ73の根元において、実施例1と同様に、アンテナ入力端子以外の全ての端子が、コンデンサにより高周波的に接地される。
この実施の形態によれば、電源装置に適用して、電源を伝送するケーブルを多芯同軸ケーブルにより作成すると共に、途中でこの多芯同軸ケーブルの被覆線のみ切断して本体装置側のみアンテナとして機能させる場合でも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第5の実施の形態>
図22は、本発明の図5の実施の形態に係る携帯電話システムを示す接続図である。この携帯電話システム81は、電源装置62、携帯電話64に代えて、電源装置82、携帯電話84が適用される。
また電源装置82は、配線基板68上において、コールド側電源用の芯線ケーブルLGが高周波遮断回路85を介して被覆線SSAに接続され、さらにチョークコイル69Gを介してコネクタ67のコールド側電源端子に接続される。被覆線SSAは、増幅回路35を介してコネクタ67のアンテナ入力端に接続される。電源装置82は、これらコールド側電源用の芯線ケーブルLG及び被覆線SSAの構成が異なる点を除いて、第4の実施の形態の電源装置62と同一に構成される。
携帯電話84は、コネクタ73のアンテナ入力端が高周波遮断回路86を介して接地され、さらにコンデンサ86を介してチューナー75のアンテナ入力端に接続される。携帯電話84は、このチューナー75のアンテナ入力に係る構成が異なる点を除いて、第4の実施の形態の携帯電話64と同一に構成される。
これによりこの実施の形態のように、第4の実施の形態と異なる接続により電源装置のケーブルを携帯電話のチューナーに接続し、このケーブルの本体装置側の被覆線をモノポールアンテナとして機能させるようにしても、第4の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<変形例>
なお上述の実施の形態においては、被覆線の長さをディジタルテレビジョン放送の周波数に対応する長さ、ダウンロードサービスの放送波に対応する長さに設定する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、各種の放送波を受信する場合に広く適用することができる。具体的に、例えば中心周波数200〔MHz〕によるVHF帯域を受信する場合には、アンテナとして機能させる部位の長さが約400〔mm〕となるように中間処理部を設定して、VHF帯域の放送波を受信することができる。
また上述の第2、第4及び第5の実施の形態においては、イヤホン側及び電源部側の被覆線については、長さを特に設定しない場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、これらイヤホン側の被覆線及び電源部側の被覆線の長さの設定により、本体装置側の被覆線によるモノポールアンテナの特性を向上させるようにしてもよい。具体的に、本体装置側の被覆線で受信する受信周波数に対して、イヤホン側の被覆線及び電源部側の被覆線で妨害波を抑圧するフィルタ回路を構成することにより、イヤホンのケーブル、電源部で受信した妨害波の混入を低減することができる。なおこの場合、例えばイヤホン側の被覆線及び電源部側の被覆線の長さを妨害波の波長の1/2波長とし、これら電源部側の被覆線をスタブと機能させてフィルタ回路を構成することができる。
また上述の第1及び第2の実施の形態においては、コネクタを使用して着脱可能にイヤホンと接続する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、いわゆる作り付けにより着脱困難にイヤホンを接続する場合にも広く適用することができる。
また上述の第4、第5の実施の形態においては、電源部から延長するケーブルをアンテナとして機能させる場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、イヤホンアンテナの場合と同様に、中継ケーブルを介して電源部から延長するケーブルを本体装置に接続するようにして、この中継ケーブルをアンテナとして機能させるように構成してもよい。
また上述の実施の形態においては、イヤホン、電源のケーブルをアンテナとして使用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばUSBにより各種の外部機器を本体装置に接続する場合等、各種の外部機器にオーディオ信号、ビデオ信号等の各種信号を伝送する場合に広く適用することができる。
また上述の実施の形態においては、本発明を携帯電話システムに適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、放送波の受信機能を備えた携帯音楽プレイヤー等、種々の受信装置に広く適用することができる。
本発明は、例えばディジタルテレビジョン放送を受信可能な携帯電話に適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話システムを示す接続図である。 本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話システムを示す斜視図である。 図1の携帯電話システムにおける配線基板上の説明に供する接続図である。 図1の携帯電話システムにおけるジャック13の部位を部分的に示す斜視図である。 増幅回路の発振の説明に供する図である。 増幅回路の発振防止説明に供する図である。 図1の携帯電話システムによるアンテナの指向性を示す特性曲線図である。 図1の携帯電話システムによるアンテナの利得を示す特性曲線図である。 図8の利得を詳細に示す図表である。 図8の垂直偏波の利得を詳細に示す図表である。 図8の水平偏波の利得を詳細に示す図表である。 ロッドアンテナの指向性を示す特性曲線図である。 ロッドアンテナの利得を示す特性曲線図である。 図13の利得を詳細に示す図表である。 図13の垂直偏波の利得を詳細に示す図表である。 図13の水平偏波の利得を詳細に示す図表である。 図1の携帯電話システムによるアンテナの利得の説明に供する特性曲線図である。 図17の利得を詳細に示す図表である。 本発明の第2の実施の形態の携帯電話システムに適用される中継ケーブルを示す接続図である。 本発明の第3の実施の形態の携帯電話システムに適用される中継ケーブルを示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る携帯電話システムを示す接続図である。 本発明の第5の実施の形態に係る携帯電話システムを示す接続図である。 従来技術による携帯電話システムを示す接続図である。 増幅回路を内蔵した場合の携帯電話システムを示す接続図である。
符号の説明
1、21、31、61、81……携帯電話システム、2、22、32、52……中継ケーブル、3……イヤホン、4、24、34、64、84……携帯電話、7、12……プラグ、10、65……多芯同軸ケーブル、11、13……ジャック、14、25、35……増幅回路、15……配線基板、19、75……チューナー

Claims (10)

  1. 本体装置と、
    コネクタを介して前記本体装置に接続され、前記本体装置と外部装置との間で、信号及び又は電力を伝送する中継ケーブルとを有し、
    前記中継ケーブルが、
    複数の芯線ケーブルと、前記複数の芯線ケーブルを被覆する被覆線とを有する多芯同軸ケーブルであり、
    前記芯線ケーブルにより前記信号及び又は電力を伝送し、
    前記被覆線の前記外部装置側端が開放端とされ、
    前記被覆線の前記本体装置側端が、前記被覆線に誘起された高周波信号を増幅する増幅回路を介して、前記コネクタのアンテナ入力端子に接続され、
    前記本体装置は、
    内蔵のチューナーのアンテナ入力端に、前記コネクタのアンテナ入力端子を接続し、前記被覆線に誘起された高周波信号により前記チューナーで所望の放送波を受信する
    受信装置。
  2. 前記コネクタの前記中継ケーブル側及び又は前記本体装置側に、前記増幅回路から出力されて、前記増幅回路の入力に帰還する高周波信号をアースにバイパスさせるコンデンサが設けられた
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記コンデンサが、少なくとも前記アンテナ入力端子に隣接する前記コネクタの端子に配置された
    請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記中継ケーブルがコネクタにより着脱可能に前記外部機器に接続された
    請求項1に記載の受信装置。
  5. 前記外部装置が、イヤホンである
    請求項1に記載の受信装置。
  6. 前記外部装置が、前記本体装置に充電用電源を供給する電源である
    請求項1に記載の受信装置。
  7. 複数の芯線ケーブルと、前記複数の芯線ケーブルを被覆する被覆線とを有する多芯同軸ケーブルと、
    前記多芯同軸ケーブルの一端に設けられ、前記多芯同軸ケーブルを本体装置に接続する本体装置側のコネクタと、
    前記多芯同軸ケーブルの他端に設けられ、前記多芯同軸ケーブルを外部装置に接続する外部装置側のコネクタとを有し、
    前記芯線ケーブルにより、前記本体装置と外部装置との間で、信号及び又は電力を伝送し、
    前記被覆線の前記外部装置側端が開放端とされ、
    前記被覆線の前記本体装置側端が、前記被覆線に誘起された高周波信号を増幅する増幅回路を介して、前記本体装置側のコネクタのアンテナ入力端子に接続され、前記本体装置に内蔵のチューナーのアンテナ入力端に接続される
    中継ケーブル。
  8. 前記外部装置が、イヤホンである
    請求項7に記載の中継ケーブル。
  9. 前記外部装置が、前記本体装置に充電用電源を供給する電源である
    請求項7に記載の中継ケーブル。
  10. 本体装置の電源を生成する電源部と、
    一端に設けられたコネクタを介して、前記電源部で生成された電源を前記本体装置に供給するケーブルとを有し、
    前記ケーブルが、複数の芯線ケーブルと、前記複数の芯線ケーブルを被覆する被覆線とを有する多芯同軸ケーブルであって、
    前記芯線ケーブルにより、前記電源を伝送し、
    前記被覆線の前記電源部側端が開放端とされ、
    前記被覆線の前記本体装置側端が、前記被覆線に誘起された高周波信号を増幅する増幅回路を介して、前記コネクタのアンテナ入力端子に接続され、前記本体装置に内蔵のチューナーのアンテナ入力端に接続される
    電源装置。
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