JP2010066496A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯電部材の清掃中に電源が切られた後,次に電源が入れられたときに,中断されていた清掃動作の進行状況に応じて,その清掃動作を継続させるか否かを切り換えることのできる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】当該画像形成装置の電源が入れられたときに,当該画像形成装置の電源が切られたときに清掃動作が実行中であったか否かを判断する(S11)。そして,清掃動作が実行中であったと判断されたとき(S11のYes側),不揮発性記憶手段に記憶された移動時間が予め設定された継続判定時間以上である場合は(S13のYes側),前記移動時間から残りの清掃動作を継続させ(S14),前記移動時間が前記継続判定時間未満であると判断された場合は(S13のNo側),前記清掃動作を中止させる(S15〜S18)。
【選択図】図6

Description

本発明は,像担持体の表面を帯電させるべく長尺状に形成された帯電部材を備えてなる電子写真方式の画像形成装置に関し,特に,その帯電部材に清掃部材を摺動させることにより該帯電部材の清掃を行う清掃機構を備えてなる画像形成装置に関するものである。
従来から,プリンタ装置や複写機,ファクシミリ装置,これらの複合機などの電子写真方式の画像形成装置には,像担持体の表面を帯電させる帯電装置に設けられた放電ワイヤなどの長尺状の帯電部材を自動清掃する清掃機構を有するものがある(例えば,特許文献1参照)。具体的に,前記清掃機構では,モータ等を用いた駆動機構によって清掃部材が帯電部材の長手方向に摺動されることにより該帯電部材が清掃される。
ここで,前記清掃機構によって帯電部材の清掃動作が行われている途中で当該画像形成装置の電源が切られると,その帯電部材上で清掃部材が停止することになる。このとき,次に当該画像形成装置の電源が入れられた場合には,清掃部材を初期位置に戻し,初めから再度清掃動作を行うことが考えられるが,その動作中はコピー処理やプリントアウト処理などの画像形成動作を行うことができないため,ユーザは,電源投入後,画像形成装置が使用可能になるまでに長い待ち時間を強いられるという問題がある。
これに対し,例えば特許文献1には,清掃動作中に清掃部材の移動距離などをEEPROM(不揮発性メモリ)に記憶しておき,電源のOFF/ONがなされた場合には,そのEEPROMに記憶された移動距離などの情報に基づいて清掃動作を継続させることが開示されている。このような構成では,電源が切られる前に実行中であった清掃動作を継続させることができるため,清掃部材を戻して初めから清掃動作を行う場合に比べて,電源投入後,画像形成装置が使用可能になるまでの待ち時間を短くすることができる。
特開平7−28311号公報
ところで,ユーザが画像形成装置の電源を入れる場合には,該画像形成装置ができるだけ早く使用可能な状態になることが望まれることが多い。しかしながら,前記特許文献1に記載されているように,帯電部材の清掃中に当該画像形成装置の電源が切られた後,次に電源が入れられたとき,その清掃動作を必ず継続させる構成では,その清掃動作の開始から間もない時点で中断していた場合には,その清掃動作を初めから実行する場合とほとんど変わらない時間が,画像形成装置が使用可能になるまでの待ち時間となる。即ち,帯電部材の清掃中に電源が切られた後,次に電源が入れられたとき,その清掃動作を継続させることが必ずしも望ましいとは限らない。
従って,本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,帯電部材の清掃中に電源が切られた後,次に電源が入れられたときに,中断されていた清掃動作の進行状況に応じて,その清掃動作を継続させるか否かを切り換えることのできる画像形成装置を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明は,像担持体の表面を帯電させる長尺状の帯電部材と,清掃部材を前記帯電部材に接触させながら該帯電部材の長手方向に移動させることにより前記帯電部材を清掃する清掃手段とを備えてなる画像形成装置に適用されるものであって,下記の(1)〜(4)を備えてなることを特徴とする画像形成装置として構成される。
(1)前記清掃手段による清掃動作の実行中に,前記清掃部材の初期位置からの移動時間を計時して不揮発性記憶手段に記憶する移動時間記憶処理手段。
(2)当該画像形成装置の電源が切られたときに前記清掃手段による清掃動作が実行中であったか否かを,次に当該画像形成装置の電源が入れられたときに判断する清掃中断判定手段。
(3)前記清掃中断判定手段によって前記清掃手段による清掃動作が実行中であったと判断されたとき,前記不揮発性記憶手段に記憶された前記移動時間が予め設定された継続判定時間以上であるか否かを判断する継続判定手段。
(4)前記継続判定手段によって前記移動時間が前記継続判定時間以上であると判断された場合は,前記清掃手段による前記移動時間から残りの清掃動作を継続させ,前記継続判定手段によって前記移動時間が前記継続判定時間未満であると判断された場合は,前記清掃動作を中止させて前記清掃手段によって前記清掃部材を前記初期位置に移動させた後,予め設定された余暇時間が経過するまでの間に当該画像形成装置に対する操作入力がなされないことを条件に前記清掃手段による清掃動作を再実行させる清掃中断復帰制御手段。
本発明によれば,前記継続判定時間を適宜設定しておくことにより,当該画像形成装置の電源が入れられたときに,前記移動時間が前記継続判定時間以上であるか否かに応じて,前記清掃手段による清掃動作を継続させるか否かを切り換えることができる。
例えば,前記継続判定時間を,前記清掃手段による清掃動作の半分の終了に要する移動時間に設定しておくことにより,前記清掃動作が半分終了していた場合には,残りの清掃動作を継続して実行させ,半分まで終了していない場合には,該清掃動作を中止して当該画像形成装置を早期に使用可能状態に移行させることができる。
具体的に,前記清掃手段が,前記清掃部材を前記初期位置から前記帯電部材の長手方向に往復させることにより該帯電部材を清掃するものである場合には,前記継続判定時間が,前記清掃部材が前記初期位置から前記帯電部材の他端部に到達するまでに要する時間であることが考えられる。
他方,前記帯電部材の両端部各々が前記清掃部材の初期位置として設定されてなり,前記清掃手段が,前記清掃部材を前記初期位置の一方から他方に移動させることにより該帯電部材を清掃するものである場合には,前記継続判定時間が,前記清掃部材が二つの前記初期位置の中間位置に到達するまでに要する時間であることが考えられる。
また,前記移動時間記憶処理手段が,前記移動時間を示す情報として,前記清掃手段による前記清掃部材の前記初期位置からの移動が開始されてから予め設定された所定時間経過ごとに所定値ずつ加算する数値を前記不揮発性記憶手段に記憶するものであって,前記継続判定手段が,前記不揮発性記憶手段に記憶された前記数値に基づいて,前記移動時間が前記継続判定時間以上であるか否かを判断するものであることが考えられる。例えば,前記移動時間に対応する数値は,前記移動時間自体を示すものであること(この場合,所定時間=所定値)や,前記移動時間を簡易な他の数値に置き換えたものであることが考えられる。
但し,この場合,前記不揮発性記憶手段に記憶される数値は,前記所定時間ごとに記憶されるものであるため,その数値に対応する時間だけ前記清掃手段を駆動させて前記清掃部材を前記初期位置に向けて移動させると,その清掃部材の戻り位置は該初期位置から前記所定時間の範囲で前後に変動することになる。具体的には,前記清掃部材が前記初期位置に到達しないことや,前記清掃部材が前記初期位置に達した状態から更に前記清掃手段が駆動されて該清掃手段に過負荷が作用することが考えられる。そのため,前記清掃部材が前記初期位置に達したか否かを検出するセンサが必要になる。
そこで,前記清掃手段によって前記清掃部材が前記初期位置に向けて移動されるとき,該清掃部材が前記初期位置に達した状態で更に前記清掃手段が駆動された場合に,該清掃手段による前記清掃部材への駆動力の伝達を吸収して該清掃部材を前記初期位置に維持する駆動力吸収手段を更に備える構成が望ましい。そして,前記清掃中断復帰制御手段を,前記清掃手段による前記清掃動作を継続させる場合は,前記不揮発性記憶手段に記憶された前記数値に対応する移動時間から残りの清掃動作に要する時間だけ前記清掃手段による清掃動作を継続させ,前記清掃手段による前記清掃動作を中止して前記清掃部材を前記初期位置に移動させる場合には,前記不揮発性記憶手段に記憶された前記数値に更に前記所定値を足した数値に対応する時間だけ前記清掃手段によって前記清掃部材を前記初期位置に移動させるように構成する。これにより,前記清掃部材を前記初期位置に確実に到達させると共に,前記清掃部材が前記初期位置に到達した後も継続して前記清掃手段が駆動されることによる該清掃手段への過負荷の作用を防止することができるため,前記清掃部材が前記帯電部材の初期位置に戻ったことを検出するためのセンサを省略することが可能である。
本発明によれば,前記継続判定時間を適宜設定しておくことにより,当該画像形成装置の電源が入れられたときに,前記移動時間が前記継続判定時間以上であるか否かに応じて,前記清掃手段による清掃動作を継続させるか否かを切り換えることができる。
例えば,前記継続判定時間を,前記清掃手段による清掃動作の半分の終了に要する移動時間に設定しておくことにより,前記清掃動作が半分終了していた場合には,残りの清掃動作を継続して実行させ,半分まで終了していない場合には,該清掃動作を中止して当該画像形成装置を早期に使用可能状態に移行させることができる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。なお,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の画像形成部Xの概略構成を説明するための要部模式図,図2は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の画像形成部Xに設けられた帯電装置12の概略構成を説明するための要部模式図,図3は帯電装置12に設けられた駆動力吸収機構Zの一例を説明するための要部模式図,図4は帯電部材清掃処理の手順の一例を説明するためのフローチャート,図5は帯電部材清掃処理によって実行される清掃動作の一例を説明するための図,図6は清掃中断復帰処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
まず,図1を用いて,本発明の実施の形態に係る画像形成装置に設けられた画像形成部Xの概略構成について説明する。なお,本発明の実施の形態に係る画像形成装置は,例えばプリンタ装置や複写機,ファクシミリ装置,これらの複合機などである。前記画像形成装置は,ここで説明する画像形成部Xの他にも,一般的な画像形成装置が具備する給紙カセットや操作表示部,定着装置,制御装置,その他の構成部品を備えるが,これらについては従来と異なるところがないため,ここでは説明を省略する。また,複数色に対応する複数の前記画像形成部Xを備えてなり,その画像形成部X各々で形成されるトナー像を重ね合わせて転写するタンデム方式の画像形成装置であってもよい。
図1に示すように,前記画像形成部Xは,像を担持する感光体ドラム11(像担持体の一例)や,前記感光体ドラム11の表面を一様に帯電させる帯電装置12,前記帯電装置12によって帯電された前記感光体ドラム11上にレーザ光を照射して静電潜像を形成する露光装置13,前記静電潜像にトナーを付着させることにより該静電潜像をトナー像として現像する現像装置14,搬送経路16上に搬送される記録紙を前記感光体ドラム11と共に圧接しながら回転することにより該感光体ドラム11上のトナー像を記録紙に転写する転写ローラ15などを備えて構成されている。
なお,前記転写ローラ15によって記録紙に転写されたトナー像は,該転写ローラ15の記録紙搬送方向の下流側に設けられた不図示の定着装置によって溶融定着される。
次に,図2を用いて,前記帯電装置12の概略構成について説明する。
図2に示すように,前記帯電装置12は,前記感光体ドラム11の表面を帯電させる長尺上の放電ワイヤ121(帯電部材の一例)を有する所謂コロナ放電型の帯電装置である。
前記放電ワイヤ121は,例えばタングステンなどの細線であって,前記帯電装置12において張架部121aで張架されている。前記放電ワイヤ121は,前記感光体ドラム11における画像形成領域よりも長く形成されている。なお,本実施の形態では,帯電部材の一例として放電ワイヤを用いる場合を例に挙げて説明するが,本発明は帯電部材として帯電ローラなどを用いる構成にも適用可能である。
さらに,前記帯電装置12は,CPU等の演算装置又はASICなどの電気回路で構成された制御部120を有している。前記制御部120は,当該画像形成装置を統括的に制御する不図示のメイン制御装置からの制御指示に基づいて前記帯電装置12を制御する。具体的に,前記制御部120は,前記放電ワイヤ121を清掃する後述の帯電部材清掃処理(図4のフローチャート参照)や清掃中断復帰処理(図6のフローチャート参照)などを実行する。なお,前記制御部120によって実行される処理は,該制御部120に換えて前記メイン制御装置(不図示)によって実行されてもかまわない。
また,前記制御部120は,電源が切られても記憶されたデータを保持する不揮発性の記憶メモリ120a(不揮発性記憶手段の一例)を有している。例えば,前記記憶メモリ120aはフラッシュEEPROMなどの半導体メモリである。なお,前記記憶メモリ120aには,前記制御部120によって後述の位置情報Pや清掃フラグFなどが記憶される。
ところで,前記帯電装置12では,前記画像形成部Xで発生する浮遊トナーなどが侵入して前記放電ワイヤ121に付着することがある。前記放電ワイヤ121に浮遊トナーなどが付着すると,前記感光体ドラム11の帯電にムラが生じ,画質が低下するという問題が生じる。
そのため,前記帯電装置12には,前記放電ワイヤ121を自動清掃する清掃機構Y(清掃手段の一例)が設けられている。以下,前記清掃機構Yについて詳述する。
前記清掃機構Yは,図2に示すように,前記放電ワイヤ121に接触した状態で摺動する清掃部材122,前記清掃部材122を前記放電ワイヤ121の長手方向に摺動させるための搬送軸123,及び前記搬送軸123に連結された正逆転可能な清掃モータ124などを有している。また,前記清掃部材122の内周には螺子溝が形成されており,前記搬送軸123の外周にはその螺子溝と螺合される螺子が形成されている。
前記清掃機構Yでは,前記放電ワイヤ121の一端部が,前記清掃部材122が待機するホームポジションA1(初期位置に相当)として設定されており,前記清掃部材122は,前記ホームポジションA1と前記放電ワイヤ121の他端部A2との間で往復移動可能である。なお,前記ホームポジションA1は,少なくとも前記放電ワイヤ121における前記感光体ドラム11の画像形成領域に対応する領域外である。
このように構成された前記清掃機構Yは,前記清掃モータ124の正逆転駆動によって前記搬送軸123を正逆転方向に回転させることにより,該搬送軸123に螺合された前記清掃部材122を前記放電ワイヤ121の長手方向(図2上の左右方向)に往復移動させて該放電ワイヤ121を清掃する。
以下では,前記清掃部材122が前記ホームポジションA1から前記放電ワイヤ121の他端部A2に向けて移動するときの前記清掃モータ124の回転方向を「正転」,前記清掃部材122が前記他端部A2から前記ホームポジションA1に移動するときの前記清掃モータ124の回転方向を「逆転」と称する。
さらに,前記清掃機構Yには,該清掃機構Yの清掃モータ124が逆転駆動されることによって前記清掃部材122が前記ホームポジションA1に向けて移動されるとき,該清掃部材122が前記ホームポジションA1に達した状態で更に前記清掃機構Yの清掃モータ124が逆転駆動される場合に,該清掃機構Yの清掃モータ124による前記清掃部材122への駆動力の伝達を吸収し,該清掃部材122を前記ホームポジションA1の位置に維持させるための駆動力吸収機構Z(駆動力吸収手段の一例)が設けられている。なお,当該駆動力吸収機構Zと同様の機構が前記他端部A2にも設けられていてもよい。
ここで,図3の模式図を用いて,前記駆動力吸収機構Zの一例について説明する。なお,ここで説明する前記駆動力吸収機構Zは,単なる一例に過ぎず同様の動作を行うものであればその他の構成であってもかまわない。
図3(a)に示すように,前記駆動力吸収機構Zでは,前記ホームポジションA1に,バネ21(弾性部材の一例)を介して押圧部材22が設けられている。また,前記搬送軸123の前記ホームポジションA1側の端部には,螺子が形成されていない非螺子領域123aが設けられている。なお,前記搬送軸123は,前記ホームポジションA1及び前記他端部A2によって回転可能に軸支されており,前記押圧部材22に貫挿されている。
このように構成された前記駆動力吸収機構Zでは,前記清掃モータ124が逆転駆動されることによって前記清掃部材122が前記他端部A2側から前記ホームポジションA1に向けて移動され,該清掃部材122が該ホームポジションA1に到達すると,該清掃部材122は前記押圧部材22に接触する(図3(b)参照)。
そして,更に前記清掃機構Yの清掃モータ124が逆転駆動されて前記搬送軸123が回転し,前記清掃部材122が前記ホームポジションA1側に移動しようとすると,該清掃部材122によって前記押圧部材22が押圧されて前記バネ21が縮むことになる(図3(c)参照)。
その後,続けて前記清掃機構Yの清掃モータ124が逆転駆動されて前記搬送軸123が回転されると,前記清掃部材122が前記搬送軸123の非螺子領域123aに達し,前記清掃部材122の内周に形成された螺子溝の後端と前記搬送軸123の外周に形成された螺子の先端とが離れる。これにより,前記清掃部材122は,該清掃部材122に形成された螺子溝の後端が前記搬送軸123に形成された螺子の最後の一周の始点部に接触する位置まで(図3(b)参照),前記バネ21の弾性力によって戻されることになる。なお,前記清掃部材122の戻り位置や戻り幅は,前記清掃部材122の螺子溝及び前記搬送軸123の螺子の螺旋形状によって予め定めることができる。
従って,前記清掃機構Yでは,前記清掃部材122が前記ホームポジションA1に到達した後,更に前記清掃機構Yによって前記清掃部材122が前記ホームポジションA1側に移動された場合でも,その駆動力は,前記駆動力吸収機構Zによって前記清掃部材122が上述の動作(図3(b),図3(c)参照)を繰り返すことにより吸収され,該清掃部材122は前記ホームポジションA1の位置で維持される。また,前記清掃モータ124の駆動力が前記駆動力吸収機構Zによって吸収されるため,該清掃モータ124に過負荷が作用することもない。
次に,図4のフローチャートに従って,図5を参照しつつ,前記制御部120によって実行される帯電部材清掃処理の手順の一例について説明する。なお,図4中のS1,S2,…は処理手順(ステップ)の番号を表している。
ここでは,説明の便宜上,前記清掃機構Yによって行われる清掃動作の開始から終了までに要する時間が30秒であって,上記清掃部材122が上記ホームポジションA1から前記他端部A2に移動するまでに要する時間,即ち清掃動作が半分終了するまでに要する時間が15秒であることが既知であるものとする。
(ステップS1)
まず,図4に示すように,ステップS1において,前記制御部120は,前記画像形成装置のメイン制御装置(不図示)からの前記放電ワイヤ121の清掃開始要求を待ち受ける(S1のNo側)。そして,前記制御部120によって,前記清掃開始要求がなされたと判断されると(S1のYes側),処理はステップS2に移行する。
例えば,前記清掃開始要求は,前記画像形成装置のメイン制御装置(不図示)において前記放電ワイヤ121の清掃動作の実行条件が満たされたと判断された場合に,前記画像形成装置の制御装置(不図示)から前記制御部120に送信される。ここに,前記放電ワイヤ121の清掃動作の実行条件は,前回の当該帯電部材清掃処理終了後からの印字出力枚数が予め設定された少なくとも一枚以上の所定枚数に達したことや,前記画像形成装置においてユーザ操作によって清掃開始要求がなされたことなどである。もちろん,前記制御部120が,前記放電ワイヤ121の清掃動作の実行条件が満たされたか否かを判断する構成であってもよい。
(ステップS2〜S3)
ステップS2では,前記制御部120は,前記記憶メモリ120aに記憶された清掃フラグFを“1”にセットする。この清掃フラグFは,前記清掃機構Yによる清掃動作が実行中であるか否かを示すものであって,“1”が清掃実行中,“0”が清掃未実行を表す。
これにより,以後,前記制御部120は,前記記憶メモリ120aに記憶された前記清掃フラグFの値を参照することで,当該画像形成装置における清掃動作が実行中であることを知得することが可能となる。なお,前記清掃フラグFの初期値は“0”であり,一連の当該帯電部材清掃処理が終了する際に,前記制御部120によってリセットされる(S10)。
次に,ステップS3では,前記制御部120は,前記清掃機構Yの清掃モータ124を正転駆動させることにより,前記清掃部材122を前記ホームポジションA1から他端部A2に向けて移動させる(図5の移動方向R1)。
(ステップS4〜S6)
そして,前記制御部120は,前記清掃機構Yによる清掃動作の実行中,前記清掃部材122の前記ホームポジションA1からの移動時間を計時し,予め設定された所定時間経過する毎に(S4のYes側),前記記憶メモリ120aに記憶された位置情報Pを所定値ずつ加算して(S5),前記記憶メモリ120aの位置情報Pを更新する(S6)。ここに,前記ステップS4〜S6の処理を実行するときの前記制御部120が移動時間記憶処理手段に相当する。なお,前記所定時間の経過は,前記制御部120で実行される計時処理や,前記制御部120に設けられたタイマー回路などによって検出される。
前記位置情報Pは,前記清掃部材122の移動時間に対応する数値を示すものであり,その初期値は“0”であって,一連の当該帯電部材清掃処理が終了する際に,前記制御部120によってリセットされる(S10)。
なお,本実施の形態では,前記清掃部材122の移動時間として,所定時間ごとに加算する2ビットで表現可能な前記位置情報Pを用いることで前記記憶メモリ120aに記憶する情報量を抑制しているが,これに限られず,前記清掃部材122の移動時間をそのまま前記記憶メモリ120aに記憶することも他の実施例として考えられる。
ここでは,前記所定時間が3秒であって,前記所定値が“1”であるものとする。この場合,図5に示すように,前記位置情報Pの数値“1”,“2”,…“10”は,前記清掃部材122の移動時間“3秒”,“6秒”,…“30秒”を示す。
このように前記清掃部材122の移動中に前記記憶メモリ120aに記憶される前記位置情報Pは,当該画像形成装置の電源が切られても,該記憶メモリ120aに記憶された状態で保持される。
(ステップS7)
そして,前記制御部120は,ステップS7において,前記清掃部材122が前記放電ワイヤ121の他端部A2に到達しているか否かを,前記記憶メモリ120aに記憶された前記位置情報Pに基づいて判断する。具体的に,前記制御部120は,前記記憶メモリ120aに記憶された前記位置情報Pが,前記清掃部材122が前記他端部A2に到達するために要する時間である15秒に対応する数値“5”以上であるか否かによって判断する。
ここで,前記清掃部材122が前記他端部A2に到達していると判断されると(S7のYes側),処理はステップS8に移行するが,前記清掃部材122が前記他端部A2に到達していない間は(S7のNo側),処理は前記ステップS4に戻されて前記清掃モータ124の正転駆動が継続される。
(ステップS8〜S10)
ステップS8では,前記制御部120は,前記清掃モータ124を逆転駆動させる。なお,既に前記清掃モータ124が逆転駆動されている場合には,その状態が継続される。これにより,前記清掃部材122が前記他端部A2に到達した後は,前記清掃モータ124の逆転駆動によって,前記清掃部材122が前記他端部A2から前記ホームポジションA1に向けて移動する(図5の移動方向R2)。
その後,ステップS9において,前記制御部120は,前記清掃部材122が前記ホームポジションA1に到達したか否かを,前記記憶メモリ120aに記憶された前記位置情報Pに基づいて判断する。具体的に,前記制御部120は,前記記憶メモリ120aに記憶された前記位置情報Pが,前記清掃機構Yによる清掃動作の終了までに要する時間である30秒に対応する数値“10”に達したか否かによって判断する。
ここで,前記清掃動作が終了していないと判断されている間は(S9のNo側),処理は前記ステップS4に戻され,前記清掃モータ124の逆転駆動が継続される。
他方,前記清掃機構Yによる清掃動作が終了したと判断されると(S9のYes側),処理はステップS10に移行し,前記制御部120によって前記清掃フラグF及び前記位置情報Pがリセットされ(S10),一連の当該帯電部材清掃処理は終了する。
このように,前記画像形成装置では,前記制御部120によって前記帯電部材清掃処理(図4のフローチャート参照)が実行されることにより,前記清掃機構Yによる前記放電ワイヤ121の清掃が行われる。
ところで,前記帯電部材清掃処理の実行中,即ち前記清掃機構Yによる清掃動作の実行中に,前記画像形成装置の電源が切られた場合には,該清掃動作が中断されることになる。この場合,前記清掃部材122は,前記放電ワイヤ121上における画像形成領域に対応する位置で停止する。そのため,次に前記画像形成装置の電源が入れられたときには,前記清掃部材122を前記ホームポジションA1に戻さなければ,当該画像形成装置による画像形成動作(複写処理やプリント処理など)を実行することができない。
そこで,当該画像形成装置では,当該画像形成装置の電源が入れられたとき,前記制御部120によって,前記清掃部材122を前記ホームポジションA1に移動させるための清掃中断復帰処理(図6のフローチャート参照)が実行される。ここに,係る清掃中断復帰処理を実行するときの前記制御部120が清掃中断復帰制御手段に相当する。
以下,図6のフローチャートに従って,図5を参照しつつ,前記制御部120によって実行される清掃中断復帰処理の手順の一例について説明する。なお,図6中のS11,S12,…は,処理手順(ステップ)の番号を表している。
(ステップS11)
まず,図6に示すように,ステップS11において,前記制御部120は,当該画像形成装置の電源が切られたときに前記帯電部材清掃処理(図4のフローチャート参照)が実行中であったか否か,即ち前記清掃機構Yによる清掃動作が実行中であったか否かを判断する。このように,当該画像形成装置の電源が切られたときに前記清掃機構Yによる清掃動作が実行中であったか否かを,次に当該画像形成装置の電源が入れられたときに判断する処理を実行する前記制御部120が清掃中断判定手段に相当する。
具体的に,前記制御部120は,前記記憶メモリ120aに記憶された前記清掃フラグFが“1”にセットされているか否かによって判断する。前記清掃フラグFが“1”にセットされている場合には,前回の前記帯電部材清掃処理(図4のフローチャート参照)が正常に終了されずに中断されたと判断する。
ここで,前記清掃フラグFが“1”であって,前記清掃機構Yによる清掃動作の実行中に前記画像形成装置の電源が切られたと判断されると(S11のYes側),処理はステップS12に移行する。なお,前記清掃フラグFが“0”である場合には(S11のNo側),当該清掃中断復帰処理は終了される。
(ステップS12〜S13)
そして,前記制御部120は,前記記憶メモリ120aに記憶された前記位置情報Pを読み出し(S12),その位置情報Pが前記清掃機構Yによる清掃動作の半分以上が終了したことを示す数値“5”以上であるか否か,即ち前記清掃部材122の移動時間が“15秒”以上であるか否かを判断する(S13)。ここに,前記位置情報Pの数値“5”に対応する移動時間が継続判定時間に相当し,前記ステップS12の処理を実行するときの前記制御部120が継続判定手段に相当する。なお,前記位置情報Pの数値“5”は,前記清掃部材122が前記ホームポジションA1から前記他端部A2に到達するまでに要する移動時間である“15秒”に対応するものである(図5(b)参照)。
ここで,前記位置情報Pが“5”以上であると判断された場合には(S13のYes側),清掃動作の半分以上が終了していると判断されて処理はステップS14に移行し,前記位置情報Pが“5”未満であると判断された場合には(S13のNo側),前記清掃部材122が前記他端部A2に未だ到達しておらず,清掃動作の半分以上が終了していないと判断され,処理はステップS15に移行する。
(ステップS14)
ステップS14では,前記制御部120は,前記記憶メモリ120aに記憶された前記位置情報Pから残りの清掃動作を再開させることにより,当該画像形成装置の電源が切られる前に実行されていた清掃動作を継続して実行させ,その後,当該清掃中断復帰処理を終了させる。
具体的に,ステップS14では,前記制御部120は,前記帯電部材清掃処理(図4のフローチャート参照)における前記ステップS8から処理を再開させることにより,前記位置情報Pが示す移動時間から残りの時間(ここでは30秒から前記位置情報Pに対応する移動時間を引いた時間)だけ,前記清掃機構Yによる清掃動作を継続させる。
ここで,前記ステップS8から再開された前記帯電部材清掃処理においては,前記記憶メモリ120aに記憶された前記位置情報Pからの清掃動作が開始されるため,例えば前記清掃部材122が前記位置情報Pの“6”,“7”の間に対応する移動時間“18秒”以上“21秒”未満の位置に存在し,前記記憶メモリ120aに記憶された前記位置情報Pが“6”である場合,その清掃動作は,前記位置情報Pである“6”からの残りの時間だけ行われることになる。即ち,前記位置情報P“6”に対応する移動時間“18秒”から清掃終了時間“30秒”までの“12秒”の間,前記清掃部材122が前記ホームポジションA1に向けて移動することになる。従って,その再開された前記帯電部材清掃処理では,前記清掃部材122が少なくとも前記ホームポジションA1に到達する。
このとき,前記清掃部材122が前記ホームポジションA1に到達した後も前記清掃機構Yの清掃モータ124の駆動が継続することがあるが,前述したように,前記清掃機構Yには前記駆動力吸収機構Zが採用されているため,前記清掃部材122が前記ホームポジションA1に到達した後であっても,該清掃部材122は前記清掃モータ124に過負荷を作用させることなく前記ホームポジションA1の位置に保持される。
(ステップS15〜S18)
一方,ステップS15では,前記制御部120は,当該画像形成装置の電源が切られる前に実行されていた前記帯電部材清掃処理を中止させ,前記清掃機構Yの清掃モータ124を逆転駆動させることによって前記清掃部材122を前記ホームポジションA1に移動させる。このとき,前記制御部120は,前記記憶メモリ120aに記憶された前記位置情報Pに基づいて,前記清掃部材122を前記ホームポジションA1に戻すように前記清掃機構Yの清掃モータ124を逆転駆動させる。
具体的に,前記制御部120は,前記記憶メモリ120aに記憶された前記位置情報Pの数値に“1”を足した数値に対応する移動時間だけ前記清掃モータ124を逆転駆動させることにより,前記清掃部材122を前記ホームポジションA1に移動させる。例えば,前記清掃部材122が前記位置情報Pの“2”,“3”の間に対応する位置に存在し,前記記憶メモリ120aに記憶された前記位置情報Pが“2”である場合には,前記位置情報Pである“2”に“1”を足した“3”に対応する移動時間“9秒”だけ前記清掃モータ124が逆転駆動され,前記清掃部材122が前記ホームポジションA1に向けて移動することになる。従って,前記清掃部材122は,確実に前記ホームポジションA1に到達することになる。
但し,このような動作では,前記清掃部材122が前記ホームポジションA1に到達した後も前記清掃機構Yの清掃モータ124の逆転駆動が継続することがある。しかしながら,前述したように,前記清掃機構Yには前記駆動力吸収機構Zが採用されているため,前記清掃部材122が前記ホームポジションA1に到達した後であっても,該清掃部材122は前記清掃モータ124に過負荷を作用させることなく前記ホームポジションA1の位置に保持される。
そして,前記制御部120は,前記清掃フラグF及び前記位置情報Pをリセットした後(S16),予め設定された余暇時間が経過するまでの間に当該画像形成装置に対する操作入力がなされたか否かを判断する(S17)。
当該画像形成装置に対する操作入力がなされない状態で前記余暇時間が経過した場合には(S17のYes側),そのことを条件に前記制御部120は前述した帯電部材清掃処理(図4のフローチャート参照)を前記ステップS1から実行(再実行)させ(S18),当該清掃中断復帰処理を終了させる。
なお,前記余暇時間が経過するまでに,当該画像形成装置に対して画像形成処理などの動作要求がなされている間は(S17のNo側),前記ステップS17で処理が待機する。そのため,ユーザは,前記余暇時間の間,当該画像形成装置を使用して複写処理やプリント処理などの画像形成処理を実行させることができる。
以上,説明したように,前記画像形成装置では,前記制御部120によって前記清掃中断復帰処理(図6のフローチャート参照)が実行されることにより,前記清掃機構Yによる清掃動作の実行中に該画像形成装置の電源が切られた後,次に当該画像形成装置の電源が入れられたときに,その清掃動作の進行状況(移動時間が継続判定時間以上であるか否か)に応じて,そのまま清掃動作を継続させるか,或いは,その清掃動作を中止して前記清掃部材122を前記ホームポジションA1に移動させることにより当該画像形成装置を早期に使用可能な状況に移行させるかを切り換えることができる。
なお,本実施の形態では,前記清掃機構Yにおける前記清掃部材122の移動時間を所定時間経過ごとに前記記憶メモリ120aに記憶させる構成を例に挙げて説明したが,前記清掃部材122の移動時間を随時前記記憶メモリ120aに記憶させる構成も考えられる。この場合には,その移動時間に基づいて前記清掃部材122を前記ホームポジションA1に位置決めすることが可能であるため,前記駆動力吸収機構Zを省略することも可能である。また,前記清掃部材122の位置を検出するセンサなどを設ける必要もない。
さらに,本実施の形態では,前記清掃機構Yが,前記清掃部材122を前記放電ワイヤ121に往復移動させることによって該放電ワイヤ121を清掃するものである場合について説明したが,本発明は,前記清掃部材122を前記放電ワイヤ121の一方から他方に片道移動させることによって該放電ワイヤ121を清掃するものであってもよい。即ち,前記放電ワイヤ121の両端部各々を,前記清掃部材122の待機位置として設定しておき,前記清掃部材122をその二つの待機位置の一方から他方に交互に片道移動させればよい。
この場合には,前記画像形成装置の電源が切られたときに,前記清掃部材122が前記放電ワイヤ121の中間位置よりも進んでいたか否かによって,その次に前記画像形成装置の電源が入れられたときに,その清掃動作を継続させるか,清掃動作を中止させるかを切り換えればよい。前記の例で言えば,前記位置情報Pの数値が,前記清掃部材122が前記中間位置に到達するまでに要する移動時間(継続判定時間の一例)に対応する数値以上であるか否かに応じて,該清掃部材122を前記放電ワイヤ121の両端部の待機位置のいずれに移動させるかを決定すればよい。この場合,前記清掃部材122が前記放電ワイヤ121の中間位置よりも進んでいる場合には,その清掃動作における進行方向の端部に設けられた待機位置まで移動され,中間位置よりも手前にある場合には,その進行方向と反対方向の待機位置まで戻されることになる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の画像形成部の概略構成を説明するための要部模式図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の画像形成部に設けられた帯電装置の概略構成を説明するための要部模式図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の帯電装置に設けられた駆動力吸収機構の概略構成を説明するための要部模式図。 帯電部材清掃処理の手順の一例を説明するためのフローチャート。 帯電部材清掃処理によって実行される清掃動作の一例を説明するための図。 清掃中断復帰処理の手順の一例を説明するためのフローチャート。
符号の説明
11:感光体ドラム(像担持体の一例)
12:帯電装置
120:制御部
120a:記憶メモリ(不揮発性記憶手段の一例)
121:放電ワイヤ(帯電部材の一例)
122:清掃部材
123:搬送軸
123a:非螺子領域
124:清掃モータ
13:露光装置
14:現像装置
15:転写ローラ
16:搬送経路
21:バネ
22:押圧部材
A1:ホームポジション(初期位置の一例)
A2:他端部
S1,S2,…S10:処理手順(ステップ)番号
S11,S12,…S18:処理手順(ステップ)番号
X:画像形成部
Y:清掃機構(清掃手段の一例)
Z:駆動力吸収機構(駆動力吸収手段の一例)

Claims (6)

  1. 像担持体の表面を帯電させる長尺状の帯電部材と,清掃部材を前記帯電部材に接触させながら該帯電部材の長手方向に移動させることにより前記帯電部材を清掃する清掃手段とを備えてなる画像形成装置であって,
    前記清掃手段による清掃動作の実行中に,前記清掃部材の初期位置からの移動時間を計時して不揮発性記憶手段に記憶する移動時間記憶処理手段と,
    当該画像形成装置の電源が切られたときに前記清掃手段による清掃動作が実行中であったか否かを,次に当該画像形成装置の電源が入れられたときに判断する清掃中断判定手段と,
    前記清掃中断判定手段によって前記清掃手段による清掃動作が実行中であったと判断されたとき,前記不揮発性記憶手段に記憶された前記移動時間が予め設定された継続判定時間以上であるか否かを判断する継続判定手段と,
    前記継続判定手段によって前記移動時間が前記継続判定時間以上であると判断された場合は,前記清掃手段による前記移動時間から残りの清掃動作を継続させ,前記継続判定手段によって前記移動時間が前記継続判定時間未満であると判断された場合は,前記清掃動作を中止させて前記清掃手段によって前記清掃部材を前記初期位置に移動させた後,予め設定された余暇時間が経過するまでの間に当該画像形成装置に対する操作入力がなされないことを条件に前記清掃手段による清掃動作を再実行させる清掃中断復帰制御手段と,
    を備えてなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記継続判定時間が,前記清掃手段による清掃動作の半分の終了に要する移動時間である請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記清掃手段が,前記清掃部材を前記初期位置から前記帯電部材の長手方向に往復させることにより該帯電部材を清掃するものであって,
    前記継続判定時間が,前記清掃部材が前記初期位置から前記帯電部材の他端部に到達するまでに要する時間である請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記帯電部材の両端部各々が前記清掃部材の初期位置として設定されてなり,
    前記清掃手段が,前記清掃部材を前記初期位置の一方から他方に移動させることにより該帯電部材を清掃するものであって,
    前記継続判定時間が,前記清掃部材が二つの前記初期位置の中間位置に到達するまでに要する時間である請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記移動時間記憶処理手段が,前記移動時間を示す情報として,前記清掃手段による前記清掃部材の前記初期位置からの移動が開始されてから予め設定された所定時間経過ごとに所定値ずつ加算する数値を前記不揮発性記憶手段に記憶するものであって,
    前記継続判定手段が,前記不揮発性記憶手段に記憶された前記数値に基づいて,前記移動時間が前記継続判定時間以上であるか否かを判断するものである請求項3又は4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記清掃手段によって前記清掃部材が前記初期位置に向けて移動されるとき,該清掃部材が前記初期位置に達した状態で更に前記清掃手段が駆動された場合に,該清掃手段による前記清掃部材への駆動力の伝達を吸収して該清掃部材を前記初期位置に維持する駆動力吸収手段を更に備えてなり,
    前記清掃中断復帰制御手段が,
    前記清掃手段による前記清掃動作を継続させる場合は,前記不揮発性記憶手段に記憶された前記数値に対応する移動時間から残りの清掃動作に要する時間だけ前記清掃手段によって前記清掃部材を前記初期位置に移動させ,
    前記清掃手段による前記清掃動作を中止して前記清掃部材を前記初期位置に移動させる場合には,前記不揮発性記憶手段に記憶された前記数値に更に前記所定値を足した数値に対応する時間だけ前記清掃手段によって前記清掃部材を前記初期位置に移動させるものである請求項5に記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011215259A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Canon Inc 画像形成装置
JP2013190609A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2017194651A (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 シャープ株式会社 画像形成装置

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