JP4887247B2 - 帯電装置 - Google Patents

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Description

この発明は、帯電装置に関し、詳しくは画像形成装置の感光体を帯電させるのに用いられる帯電装置に関する。
この発明に関連する従来技術としては、画像形成装置の感光体の表面を均一に帯電させるための帯電装置であって、鋸刃状の放電部材と、鋸刃状の放電部材に没入しながら転がって放電部材を清掃する清掃ローラと、清掃部材を軸支し放電部材に沿って移動させる移動部材と、スプリングで付勢された清掃ローラの軸をスプリングの付勢力に抗して押すことにより前記ローラを軸方向に変位させるカムとアームを備える帯電装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−211940号公報
複写機に代表されるような電子写真方式の画像形成装置では、均一に帯電させられた感光体の表面を選択的に露光することにより形成すべき画像に対応した静電潜像を感光体の表面に形成し、形成された静電潜像をトナーで顕像化し、顕像化されたトナー像を記録紙に転写することにより画像を形成している。
従来、感光体の表面を均一に帯電させるための帯電装置としては、直径60〜80μm程度の細いタングステンワイヤを用いた帯電装置が用いられていたが、所定の放電効率を維持するためにはワイヤに付着したトナーや紙粉等の塵芥を除去する定期的なクリーニングが不可欠であった。
ワイヤのクリーニングは、清掃ローラをワイヤに押し当てながら前記ローラをワイヤに沿って移動させる方法が主流であったが、ワイヤの直径が上記の通り極めて細く機械的強度が弱いため、ワイヤが劣化している場合には清掃ローラを押し当てた際にワイヤが切断されるといった不具合があった。
そこで、近年は断線の恐れがない鋸刃状の放電部材が前記ワイヤに代えて用いられるようになっている。しかし鋸刃状の放電部材も、繰り返し使用されると感光体と対向する鋸刃状の先端部にトナーや紙粉等の塵芥が付着することには変わりなく、所定の放電効率を維持するためには定期的なクリーニングが必要である。
鋸刃状の放電部材をクリーニングする手法としては、ゴムなどの弾性を有する清掃ローラを用い、清掃ローラを放電部材の鋸刃状部分に没入させながら転がして放電部材に沿って移動させることにより、鋸刃状の先端部に付着した塵芥を強制的に剥離させて除去する手法が利用されている。
しかし、単に清掃ローラを放電部材に沿って移動させるだけでは、常に清掃ローラの同じ部分でクリーニングを行うことになり、清掃ローラが所望のクリーニング性能を発揮する期間、すなわち清掃ローラのライフが短くなるという問題が生じる。
このような問題に対処するため、上述の特許文献1に記されているように、清掃ローラをその軸方向に変位させることにより、常に清掃ローラの同じ部分でクリーニングを行うのではなく、異なる部分もクリーニングに使用して清掃ローラのライフを長くする方法が提案されている。
清掃ローラを軸方向に変位させるための構成としては、上述の特許文献1にも記されているように、カムとアームとから構成される駆動機構を設け、スプリングで付勢された清掃ローラの回転軸を前記駆動機構のアームで押すことにより、清掃ローラをその軸方向に変位させる構成が提案されている。
しかしながら、上記のように清掃ローラの回転軸をスプリングで付勢し、付勢された回転軸をカムによって駆動されるアームで押すといった構成では、清掃ローラをその軸方向に変位させるために必要となる部品点数が多く、また構成が複雑となり帯電装置の大型化を招いてしまう。
このため、もっと簡易な構成で清掃ローラをその軸方向に変位させることが求められている。
この発明は以上のような事情を考慮してなされたものであり、より簡易な構成で清掃ローラをその軸方向に変位させることができる帯電装置を提供するものである。
この発明は、鋸刃状の放電部を一部に有する細長い放電部材と、弾性を有し放電部に没入しながら転がって放電部を清掃する清掃ローラと、清掃ローラを回転可能に支持し放電部材に沿って移動させる移動部材と、放電部材の両端に相当する位置にそれぞれ配置され清掃ローラが放電部材の端に移動させられてきたときに清掃ローラをその軸方向に押して変位させる第1および第2変位部材とを備える帯電装置を提供するものである。
この発明によれば、清掃ローラが放電部材の端に移動させられてきたときに清掃ローラをその軸方向に押して変位させる第1および第2放電部材が放電部材の両端に相当する位置にそれぞれ設けられるので、簡易な構成で清掃ローラをその軸方向に変位させることができる。
この発明による帯電装置は、鋸刃状の放電部を一部に有する細長い放電部材と、弾性を有し放電部に没入しながら転がって放電部を清掃する清掃ローラと、清掃ローラを回転可能に支持し放電部材に沿って移動させる移動部材と、放電部材の両端に相当する位置にそれぞれ配置され清掃ローラが放電部材の端に移動させられてきたときに清掃ローラをその軸方向に押して変位させる第1および第2変位部材とを備えることを特徴とする。
この発明による帯電装置において、前記清掃ローラは移動部材を貫通する回転軸を有し、前記第1および第2変位部材は、放電部材の端に移動させられてきた清掃ローラの回転軸の軸端に当接して清掃ローラをその軸方向に変位させるために、放電部材の長手方向に対して傾斜した作用面をそれぞれ有することが好ましい。
このような構成によれば、清掃ローラが放電部材の端に移動させられてきたときに、放電部材の長手方向に対して傾斜した作用面が清掃ローラの回転軸の軸端に当接することにより、清掃ローラがその軸方向に押されて変位させられる。
よって、カムやアームなどの複雑な駆動機構を用いることなく、放電部材の両端に相当する位置に、放電部材の長手方向に対して傾斜した作用面を配置するという至って簡易な構成で清掃ローラをその軸方向に変位させることができ、帯電装置の小型化を図るうえで非常に好ましい構成となる。
第1および第2変位部材が放電部材の長手方向に対して傾斜した作用面をそれぞれ有する上記構成において、帯電装置は、清掃ローラの軸方向の変位量を調整する第1および第2調整部をさらに備え、第1および第2調整部は変位部材の作用面が回転軸の軸端に当接し始める位置を調整することにより清掃ローラの軸方向の変位量をそれぞれ調整することが好ましい。
このような構成によれば、第1および第2変位部材が清掃ローラをその軸方向に変位させる変位量を第1および第2調整部によってそれぞれ調整することにより清掃ローラの周面全体を放電部の清掃により有効に利用できるようになる。これにより、清掃ローラが所望の清掃能力を発揮する期間、すなわち清掃ローラのライフをよりいっそう長くすることが可能となる。
清掃ローラの軸方向の変位量をそれぞれ調整する第1および第2調整部をさらに備える上記構成において、前記第1調整部は、放電部材に対する第1変位部材の作用面の位置を放電部材の長手方向に沿って移動させる位置調整機構であってもよい。
清掃ローラの軸方向の変位量をそれぞれ調整する第1および第2調整部をさらに備える上記構成において、前記第2調整部は、回転軸の長さを変化させる軸長調整機構であってもよい。
これらの構成により、作用面の位置が放電部材の長手方向に沿って移動させられるか、或いは、回転軸の長さが変化させられると、清掃ローラが放電部材に沿って移動させられてきたときに、その回転軸の軸端と作用面とが接触し始める位置(タイミング)も自ずと変化することとなる。
清掃ローラが放電部材に沿って移動させられてきたときに、回転軸の軸端と作用面とが接触し始めるタイミングを早めに設定すると、回転ローラの変位量は大きくなり、逆に回転軸の軸端と作用面とが接触し始めるタイミングを遅く設定すると、回転ローラの変位量は小さくなる。
放電部材に対する作用面の位置を変化させるか、或いは、回転軸の長さを変化させるという極めてシンプルな手法で清掃ローラの軸方向に対する変位量を調整できるので、この発明の目的である簡易な構成を維持しつつ、清掃ローラの変位量を確実に調整でき、非常に使い勝手のよい構成となる。
なお、第1調整部を作用面の位置調整機構とし、第2調整部を回転軸の軸長調整機構とすることにより、例えば、この発明による帯電装置が画像形成装置に搭載されたときに、帯電装置の一端が画像形成装置の背面側に位置してしまうような場合でも、画像形成装置の正面側からのメンテナンスで放電部材の両端における清掃ローラの軸方向への変位量を調整できるようになる。
この発明は別の観点からみると、この発明による上述の帯電装置を備えた画像形成装置を提供するものでもある。
このような画像形成装置によれば、帯電装置のメンテナンスが容易になり、使い勝手のよい画像形成装置を提供できる。
以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1〜6に基づいて、この発明の実施例による帯電器(帯電装置)が搭載された画像形成装置について説明する。図1は、実施例による画像形成装置の全体構成を示す説明図である。
画像形成装置の全体構成とその動作
この発明の実施例による帯電器6が搭載された画像形成装置100は、原稿をスキャンして得られた画像データ、或いは、外部から入力された画像データに応じて所定の記録用紙(シート)にモノクロ画像を形成するものである。
図1に示されるように、画像形成装置100は、自動原稿送り装置(ADF)1、画像読取部2、光書込ユニット3、現像器4、感光体5、帯電器6、クリーナユニット7、転写ユニット8、定着ユニット9、用紙搬送路10、給紙トレイ11および排紙トレイ12とから主に構成されている。
画像読取部2は、主に、光源ホルダー13、ミラー群14、およびCCD15とから構成されている。
ADF1から送られてくる原稿をスキャンする場合、光源ホルダー13およびミラー群14は静止した状態で、原稿の画像をスキャンする。
ADF1から原稿が搬送されてくると、光源ホルダー13の光源から原稿に光が照射され、原稿から反射された光がミラー群14を介して光路変換されCCD15に結像され、電子的な画像データに変換される。
帯電器6は、感光体5の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、実施例の画像形成装置100では、チャージャー型の帯電器6を用いている。
また、この実施例では光書込ユニット3として、レーザ照射部16a,16bおよびミラー群17a,17bを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)を用いているが、発光素子をアレイ状に並べたEL書き込みヘッドやLED書き込みヘッドを用いることもできる。
光書込ユニット3は、高速印字処理に対応するために、2つのレーザ照射部16a,16bを備えた2ビーム方式を採用しており、照射タイミングの高速化に伴う負担が軽減されている。
そして、入力された画像データに応じてレーザ照射部16a,16bからレーザ光を照射し、ミラー群17a,17b介して帯電器6によって均一に帯電された感光体5を露光することにより、感光体5の表面に画像データに応じた静電潜像が形成される。
感光体5の近傍に配された現像器4は、感光体5の表面に形成された静電潜像を黒トナーで顕像化するものである。
また、感光体5の周囲に配されたクリーナユニット7は、現像・画像転写後に感光体5の表面に残留したトナーを除去・回収するものである。
画像形成装置100は、全体を統合制御する図示しない制御部を備えている。
制御部は、CPU、CPUが実行する制御プログラムを格納するROM、CPUにワークエリアを提供するRAM、制御データを保持する不揮発性メモリ、画像形成装置100の各部検知手段からの信号が入力される入力回路、画像形成装置100の各部駆動機構を作動させるアクチュエータやモータを駆動させるドライバ回路、レーザ照射部16a,16bを駆動する出力回路などから構成される。
上述のように、感光体5の表面に顕像化された静電像は、搬送されてくる用紙に対して転写ユニット8から静電像が有する電荷と逆極性の電界が印加されることにより記録用紙上に転写される。
例えば、静電像が(−)極性の電荷を有している場合、転写ユニット8の印加極性は(+)極性となる。
転写ユニット8の転写ベルト19は、駆動ローラ20、従動ローラ21および他のローラで張架され、所定の抵抗値(例えば、1×109〜1×1013Ω・cmの範囲)を有している。
感光体5と転写ベルト19との接触部には導電性を有し転写電界を印加することが可能な弾性導電性ローラ22が配置されている。
転写ユニット8で記録用紙上に転写された静電像(未定着トナー)は、定着ユニット9に搬送されることにより、未定着トナーが溶融し記録用紙上に定着する。
定着ユニット9は、加熱ローラ23,加圧ローラ24を備えており、加熱ローラ23の内周部には加熱ローラ23の表面を所定温度(定着温度:概ね160〜200℃)とする熱源が内蔵されている。
他方、加圧ローラ24は、加熱ローラ23に対して所定圧で圧接するようにその両端に図示しない加圧部材が配置されている。
これにより加熱ローラ23と加圧ローラ24との圧接部(定着ニップ部と呼ばれる)において、搬送されてくる記録用紙上の未定着トナーを加熱ローラ23で加熱して溶融させ、圧接部でトナーを記録用紙に押圧して記録用紙上に定着させる。
複数の給紙トレイ11は、画像形成に使用する記録用紙を蓄積しておくためのトレイであり、実施例の画像形成装置100では、装置の下方に設けられている。
実施例の画像形成装置100は高速印字処理を目的としているため、各給紙トレイ11には定型サイズの記録用紙を500〜1500枚収納可能な容積が確保されている。
また、画像形成装置100の側面には複数種の記録用紙を多量に収納可能な大容量給紙カセット(LCC)25と、主として不定型サイズの印字等に用いる手差しトレイ26が設けられている。
排紙トレイ12は、手差しトレイ26とは反対側の側面に配置されているが、排紙トレイ12に代えて、排紙用紙の後処理装置(ステープル、パンチ処理等々)や、複数段排紙トレイをオプションとして配置することも可能な構成となっている。
帯電器の構成と作用
上述の画像形成装置100に搭載された帯電器6について図2〜6に基づいて説明する。図2は実施例による帯電器の概略的な構成を示す斜視図、図3は第1変位部材が清掃ローラをその軸方向に変位させる作用を説明する説明図、図4は第2変位部材が清掃ローラをその軸方向に変位させる作用を説明する説明図、図5は第1調整部による変位量の調整作用を説明する説明図、図6は第2調整部による変位量の調整作用を説明する説明図である。
図2に示されるように、実施例による帯電器(帯電装置)6は、鋸刃状の放電部27aを中央に有する細長い板状の放電部材27と、シリコンゴムからなり放電部27aに没入しながら転がって放電部27aを清掃する清掃ローラ28と、清掃ローラ28を回転可能に支持し放電部材27に沿って移動させる移動部材29と、放電部材27の両端に相当する位置にそれぞれ配置され清掃ローラ28が放電部材27の端に移動させられてきたときに清掃ローラ28をその軸方向に押して変位させる第1変位部材30および第2変位部材31とから主に構成されている。
図2に示されるように、細長い板状の放電部材27は、そのほぼ中央に感光体5(図1参照)に対して放電を行うための鋸刃状の放電部27aを有し、放電部27aの両端に支持部材32a,32bによって支持される支持部27bを有している。
放電部材27の両端に設けられた支持部27bは、放電部27aのように鋸刃状とされず、単なる板状に構成されている。
また、鋸刃状の放電部27aに没入するように転がされて放電部27aの清掃を行う清掃ローラ28は、清掃ローラ28と一緒に回転する回転軸33を有し、回転軸33は移動部材29のベース34に立設された一対の軸支壁35a,35bを貫通するように回転可能に支持されている。
一対の軸支壁35a,35bはその対向間隔が清掃ローラ28の長さよりも長く設定されている。
このため、清掃ローラ28は、鋸刃状の放電部27aに没入して転がっているときは軸方向に変位できないものの、放電部27aの両端にある支持部27a,27b上では放電部材27と接触せず、一対の軸支壁35a,35bの間で軸方向に自由に移動可能となる。
移動部材29のベース34には移動方向に沿って貫通するように雌ネジが形成され、この雌ネジが正逆回転可能なモータ36によって駆動される駆動シャフト37とねじ対偶をなしている。
このため、モータ36により駆動シャフト37が駆動されると、移動部材29は放電部材27の長手方向に延びるようにガイドシャフト37と平行に並んで設けられたガイドレール44に沿って移動する。
放電部材27の支持部27a,27bを支持する支持部材32a,32bには、移動部材29が放電部材27の前端または後端まで移動させられてきたことを検知する前端検知スイッチ38と後端検知スイッチ39がそれぞれ設けられている。
前端検知スイッチ38と後端検知スイッチ39は、モータ36を駆動制御する制御部40に接続されており、移動部材29が放電部材27の前端まで移動させられて前端検知スイッチ38がオンになると、制御部40は移動部材29が放電部材27の前端まで移動させられたと判断し、モータ36の正転駆動を停止させる。
また、前端検知スイッチ38がオンになっている状態で、放電部材27の清掃要求がなされると、制御部40は移動部材29が放電部材27の前端に位置していると判断し、移動部材29を放電部材27の後端へ向かって移動させるためにモータ36を逆転駆動させる。
図2に示されるように、第1変位部材30および第2変位部材31は、移動部材29によって清掃ローラ28が放電部材27の前端または後端に移動させられてきたときに、清掃ローラ28の回転軸33の軸端に当接して清掃ローラ28をその軸方向に変位させる作用面30a,31bをそれぞれ有している。
第1および第2変位部材30,31の作用面30a,31bは、放電部材27の長手方向に対して傾斜しており、このため第1および第2変位部材30,31は楔形の形状を呈している。
これにより、図3に示されるように、移動部材29によって清掃ローラ28が放電部材27の前端に移動させられると、清掃ローラ28の回転軸33の軸端が第1変位部材30の傾斜した作用面30aに当接し、移動部材29が前端検知スイッチ38に突き当たるまでのさらなる移動の間に、回転軸33の軸端が傾斜した作用面30aに沿って軸方向に押され、清掃ローラ28はその軸方向に変位させられる。
また、図4に示されるように、移動部材29によって清掃ローラ28が放電部材27の後端に移動させられると、清掃ローラ28の回転軸33の軸端(セットスクリュー33a(図6参照))が第2変位部材31の傾斜した作用面31aに当接し、移動部材29が後端検知スイッチ39に突き当たるまでのさら塵芥なる移動の間に、回転軸33の軸端が傾斜した作用面31aに沿って軸方向に押され、清掃ローラ28はその軸方向に変位させられる。
図2に示されるように、帯電器6は、第1および第2変位部材30,31の作用面30a,31bが回転軸33の軸端に当接し始める位置を調整することにより、清掃ローラ28の軸方向の変位量をそれぞれ調整するための第1調整部41および第2調整部42を備えている。
具体的には、図5に示されるように、第1調整部41は、支持部材32aに螺合し、かつ、支持部材32aを貫通するビス43によって構成されている。
第1変位部材30は支持部材32aを貫通するビス43によって支持部材32aに取付けられており、ビス43を時計方向または反時計方向に回転させることにより、支持部材32aと第1変位部材30との間の間隔Dを調整できるように構成されている。
図5(a)に示されるように、ビス43を反時計方向に回転させて支持部材32aと第1変位部材30との間の間隔Dを大きく設定すると、第1変位部材30が放電部材27の後端側へ向かって移動し、作用面30aと回転軸33の軸端との当接開始位置が放電部材27の後端側に変化する。すなわち、作用面30aと回転軸33の軸端とがより早いタイミングで当接するようになる。
これにより、回転軸33の軸端が第1変位部材30の作用面30aに沿って移動する距離が長くなり、これに伴って清掃ローラ28の軸方向への変位量Mも大きくなる。
一方、図5(b)及び(c)に示されるように、ビス43を時計方向に回転させて、支持部材32aと第1変位部材30との間の間隔Dを小さく設定すると、第1変位部材30が放電部材27の前端側へ向かって移動し、それに伴って作用面30aと回転軸33の軸端との当接開始位置が放電部材27の前端側に変化する。
つまり、支持部材32aと第1変位部材30との間の間隔Dが小さく設定されるにしたがって、回転軸33の軸端が第1変位部材30の作用面30aに沿って移動する距離も短くなり、これに伴って清掃ローラ28の軸方向への変位量Mも小さくなる。
また、図6に示されるように、放電部材27の後端側に位置する第2変位部材31の作用面31bが回転軸33の軸端に当接し始める位置を調整するための第2調整部42は、軸心に雌ネジが形成された回転軸33と、回転軸33の雌ネジに螺合して回転軸33の軸長を変化させるセットスクリュー33aとから構成されている。
図6(a)に示されるように、セットスクリュー33aを反時計方向に回転させてセットスクリュー33aの突出長Lを長くすることにより回転軸33の軸長を長く設定すると、第2変位部材31の作用面31aと回転軸33の軸端との当接開始位置が放電部材27の前端側に変化する。すなわち、作用面31aと回転軸33の軸端とがより早いタイミングで当接するようになる。
これにより、回転軸33の軸端が第2変位部材31の作用面31aに沿って移動する距離が長くなり、これに伴って清掃ローラ28の軸方向への変位量Mも大きくなる。
一方、図6(b)及び(c)に示されるように、セットスクリュー33aを時計方向に回転させてセットスクリュー33aの突出長Lを短くすることにより回転軸33の軸長を短く設定すると、作用面31aと回転軸33の軸端との当接開始位置が放電部材27の後端側に変化する。
つまり、回転軸33の軸長が短く設定されるにしたがって、回転軸33の軸端が第2変位部材31の作用面31aに沿って移動する距離も短くなり、これに伴って清掃ローラ28の軸方向への変位量Mも小さくなる。
上述のとおり、第1調整部41はビス43で第1変位部材30の位置を調整することにより放電部材27の前端側における清掃ローラ28の軸方向の変位量Mを調整し、第2調整部42はセットスクリュー33aの突出長Lを変化させることにより回転軸33の軸長を調整し、放電部材27の後端側における清掃ローラ28の軸方向の変位量Mを調整する。
セットスクリュー33aの突出長Lを調整する作業は、清掃ローラ28が放電部材27の前端側に位置しているときに、放電部材27の前端側で実施することができる。
これは、第1および第2調整部41,42による調整作業がいずれも放電部材27の前端側、すなわち帯電器6の正面側で実施可能となることを意味し、画像形成装置100(図1参照)に搭載された状態でのメンテナンス性を良好なものとする。
以上、詳細に説明したようにこの発明による帯電装置(帯電器)によれば、非常に簡易な構成で清掃ローラをその軸方向に変位させることができ、清掃ローラの周面全体を放電部材のクリーニングに資することができる。
よって、清掃ローラが所望のクリーニング性能を発揮する期間、すなわち清掃ローラのライフを長くすることができ、良好なメンテナンス性を得ることができる。
この発明の実施例による帯電器(帯電装置)を搭載した画像形成装置の全体的な構成を示す説明図である。 実施例による帯電器(帯電装置)の概略的な構成を示す斜視図である。 実施例による帯電器において、第1変位部材が清掃ローラをその軸方向に変位させる作用を説明する説明図である。 実施例による帯電器において、第2変位部材が清掃ローラをその軸方向に変位させる作用を説明する説明図である。 実施例による帯電器において、第1調整部による変位量の調整作用を説明する説明図である。 実施例による帯電器において、第2調整部による変位量の調整作用を説明する説明図である。
符号の説明
1・・・ADF(自動原稿送り装置)
2・・・画像読取部
3・・・光書込ユニット
4・・・現像器
5・・・感光体
6・・・帯電器
7・・・クリーナユニット
8・・・転写ユニット
9・・・定着ユニット
10・・・用紙搬送路
11・・・給紙トレイ
12,36・・・排紙トレイ
13・・・光源ホルダー
14,17a,17b・・・ミラー群
15・・・CCD
16a,16b・・・レーザ照射部
19・・・転写ベルト
20・・・駆動ローラ
21・・・従動ローラ
22・・・弾性導電性ローラ
23・・・加熱ローラ
24・・・加圧ローラ
25・・・大容量給紙カセット
26・・・手差しトレイ
27・・・放電部材
27a・・・放電部
28・・・清掃ローラ
29・・・移動部材
30・・・第1変位部材
31・・・第2変位部材
30a,31a・・・作用面
32a,32b・・・支持部材
33・・・回転軸
33a・・・セットスクリュー
34・・・ベース
35a,35b・・・軸支壁
36・・・モータ
37・・・駆動シャフト
38・・・前端検知スイッチ
39・・・後端検知スイッチ
40・・・制御部
41・・・第1調整部
42・・・第2調整部
43・・・ビス
44・・・ガイドレール
100・・・画像形成装置
D・・・間隔
L・・・突出長
M・・・変位量

Claims (6)

  1. 鋸刃状の放電部を一部に有する細長い放電部材と、弾性を有し放電部に没入しながら転がって放電部を清掃する清掃ローラと、清掃ローラを回転可能に支持し放電部材に沿って移動させる移動部材と、放電部材の両端に相当する位置にそれぞれ配置され清掃ローラが放電部材の端に移動させられてきたときに清掃ローラをその軸方向に押して変位させる第1および第2変位部材とを備える帯電装置。
  2. 前記清掃ローラは移動部材を貫通する回転軸を有し、前記第1および第2変位部材は、放電部材の端に移動させられてきた清掃ローラの回転軸の軸端に当接して清掃ローラをその軸方向に変位させるために、放電部材の長手方向に対して傾斜した作用面をそれぞれ有する請求項1に記載の帯電装置。
  3. 清掃ローラの軸方向の変位量を調整する第1および第2調整部をさらに備え、第1および第2調整部は第1および第2変位部材の作用面が回転軸の軸端に当接し始める位置を調整することにより清掃ローラの軸方向の変位量をそれぞれ調整する請求項2に記載の帯電装置。
  4. 前記第1調整部は、放電部材に対する第1変位部材の作用面の位置を放電部材の長手方向に沿って移動させる位置調整機構である請求項3に記載の帯電装置。
  5. 前記第2調整部は、回転軸の長さを変化させる軸長調整機構である請求項3に記載の帯電装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の帯電装置を備えた画像形成装置。
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