JP2010066136A - 自動ドア用反射型センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型化が可能でドア枠(無目)と一体感を有し、床面に照射されるスポット光の位置をも調整できるようにした、特に家庭用自動ドアに好適な反射型センサを提供する。
【解決手段】発光素子41および受光素子51をそれらの光軸Xを中心として仮想的に第1発光面41a,第2発光面41b、第1受光面51a,第2受光面51bに区分けし、第1発光面41aと第1対物レンズ42との間,第2発光面41bと第1対物レンズ42との間の各発光路40a,40b内に、発光素子41から出射される光を平行光として第1対物レンズ42に向かわせる第1レンズ素子43,第2レンズ素子44を選択的に配置可能にするとともに、第1受光面51aと第2対物レンズ52との間,第2受光面51bと第2対物レンズ52との間の各受光路50a,50b内に、第2対物レンズ52より平行光として入射される反射光を各受光面51a,51bに向けて集光する第3レンズ素子53,第4レンズ素子54を選択的に配置可能にする。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動ドア用反射型センサに関し、さらに詳しく言えば、薄型化が可能で自動ドアのドア枠(無目)と一体感を有し、ドア枠周りの美観を損なうことなく設置し得る、特に家庭用自動ドアに好適な反射型センサに関するものである。
自動ドア用反射型センサは、発光素子および第1対物レンズを有する発光部と、受光素子および第2対物レンズを有するを有する受光部とを対として備える。通常、発光素子には赤外線発光ダイオードが用いられ、受光素子にはフォトダイオードが用いられる。また、第1対物レンズ,第2対物レンズには、例えば焦点距離が同一である凸レンズが用いられる。
通常、自動ドア用反射型センサは、自動ドアの無目に取り付けられ、自動ドアの出入り口近傍の床面を監視領域とし、その監視領域に向けて発光部側の発光素子より第1対物レンズを介して光を照射し、監視領域からの反射光を受光部側の第2対物レンズを介して受光素子で受光する。
監視領域内に人などの物体がいる場合といない場合とでは、反射光量(受光素子の受光量)が変動するため、その変動を捉えて自動ドアの駆動エンジンに対して開閉信号を出力する。
発光素子から出射された光は、第1対物レンズを介してスポット光として監視領域の床面に照射される。スポット光単位での検知を可能とするため、例えば第1対物レンズと第2対物レンズがともに単眼レンズである場合、発光部側にn×m個の発光素子が配置されるとすれば、受光部側にも同じくn×m個の受光素子が配置される。
施工現場において、監視領域に対するスポット光群の調整を行う場合、例えば特許文献1に記載されているように、自動ドアの踏み込み方向の位置調整は、第1対物レンズと第2対物レンズの角度を変えることにより行うようにしている。
そのため、従来の自動ドア用反射型センサは、上記レンズ系を角度調整可能とする分、筐体が厚くなるため、無目に取り付けた場合、その存在が目立つことになる。
オフィスビルや共同集合住宅などの公共性の高い大型建物の場合には、自動ドア用反射型センサが大きく目立つ存在であったとしても、さほど問題はない。
一方、近年では、一般家庭(特に要介護者がいる一般家庭)にも、例えばトイレや浴室等のドアに自動ドアが普及されつつあるが、その自動ドアセンサに上記のような主に大型建物用として開発された自動ドア用反射型センサを用いることは、一般家庭ではともすると圧迫感を覚えることがあり、また、室内環境との調和をはかることが難しいことから、好ましくない。
そこで、一般家庭用の自動ドアセンサを薄型として無目に違和感なく取り付けられるようにする場合には、次のような問題が生ずる。これについて、図9(a),(b)により説明する。図9(a)は発光素子とそのレンズ系とを示す模式図、図9(b)はセンサの筐体を薄型にしたときを示す模式的な断面図である。
図9(a)に示すように、発光素子1から出射された光は広がりをもって対物レンズ2に至り、対物レンズ2を通ることによりスポット光とされて図示しない監視領域の床面に向けて照射される。
上記したように、そのスポット光の自動ドアの踏み込み方向の位置調整は、対物レンズ2の角度を図9(a)の矢印D方向に振って行うようにしている。そのため、従来では、筐体に対物レンズ2を移動させるに見合うだけの厚さが必要となる。
ところで、図9(b)に示すように、センサの筐体3を薄くし、対物レンズ2も筐体3内に収まるようにレンズ幅を狭くする場合、発光素子1から出射される光のうち、主として中央部分の光束Aのみが対物レンズ2を通過し、左右の光束B,Cは有効に使用することができない。
したがって、監視領域の床面には中央部分の光束Aによるスポット光が照射されるが、そのスポット光は径が小さいばかりでなく、その径の大きさは固定で、自動ドアに対する進入方向にスポット光を延ばすこともできない、という問題が生ずる。
特開2004−317202号公報(図15,16等参照)
したがって、本発明の課題は、薄型化が可能で自動ドア装置のドア枠(無目)と一体感を有し、ドア枠周りの美観を損なうことなく設置し得るとともに、監視領域の床面に照射されるスポット光の位置をも調整できるようにした、特に家庭用自動ドアに好適な反射型センサを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されているように、自動ドア近傍の床面を監視領域として、上記監視領域に向けて第1対物レンズを介して光を照射する発光素子を有する発光部と、上記監視領域からの反射光を第2対物レンズを介して受光する受光素子を有する受光部と、内部に上記発光部と上記受光部とが並置された状態で収納され上記自動ドアの無目に配置される外装筐体とを含む自動ドア用反射型センサにおいて、上記発光素子の発光面および上記受光素子の受光面を、それらの光軸を中心として仮想的に第1発光面,第2発光面、第1受光面,第2受光面に区分けして、上記第1発光面と上記第1対物レンズとの間および上記第2発光面と上記第1対物レンズとの間の各発光路には、それぞれ可動手段により上記各発光路内に選択的に配置され、上記発光素子から出射される光を平行光として上記第1対物レンズに向かわせる第1レンズ素子,第2レンズ素子が設けられ、上記第1受光面と上記第2対物レンズとの間および上記第2受光面と上記第2対物レンズとの間の各受光路には、それぞれ可動手段により上記各受光路内に選択的に配置され、上記第2対物レンズより平行光として入射される上記反射光を上記各受光面に向けて集光する第3レンズ素子,第4レンズ素子が設けられていることを特徴としている。
本発明では、請求項2に記載されているように、光の授受関係で、上記第1発光面と上記第1受光面とが対応し、上記第2発光面と上記第2受光面とが対応しているとして、上記第1発光面側の上記第1レンズ素子と上記第1受光面側の上記第3レンズ素子とが同期して同じ位置に動かされ、上記第2発光面側の上記第2レンズ素子と上記第2受光面側の上記第4レンズ素子とが同期して同じ位置に動かされる。
本発明では、請求項3に記載されているように、上記第1ないし第4の各レンズ素子には、それぞれシリンドリカルレンズを軸方向に2分割した半割シリンドリカルレンズが好ましく採用される。
また、請求項4に記載されているように、上記各レンズ素子に用いられる半割シリンドリカルレンズは、その一端側が回転支軸を介して上記発光部と上記受光部とに支持され、上記光路に対してほぼ直角として上記光路内に配置される使用位置と、上記光路から外れた不使用位置との間で回転可能である。
本発明は、請求項5に記載されているように、上記外装筐体が、上記無目の底壁面のほぼ全体を目隠しできる厚さの薄い扁平な箱体からなり、上記箱体に上記発光部と上記受光部とが並置された状態で収納されていることを特徴としている。
また、本発明は、請求項6に記載されているように、上記箱体には、上記発光部と上記受光部との間で光の授受を行うための開口部として、上記発光部および上記受光部の各光軸と対向する端面に形成された第1開口部と、上記端面に隣接する少なくとも一方の側面に形成された第2開口部とが形成されており、上記箱体内には、上記発光部および上記受光部の各光軸を上記第1開口部もしくは上記第2開口部のいずれか一方に選択的に向かわせるための光軸変更手段が設けられ、当該自動ドア用反射型センサが上記無目の底壁面もしくは側壁面のいずれか一方に配置可能としたことを特徴としている。
請求項7に記載されているように、請求項6における上記光軸変更手段は、上記箱体に設けられた角度可変の反射ミラーであることが好ましい。
本発明によれば、発光素子の発光面および受光素子の受光面を、それらの光軸を中心として仮想的に第1発光面,第2発光面、第1受光面,第2受光面に区分けして、第1発光面と第1対物レンズとの間および第2発光面と第1対物レンズとの間の各発光路には、それぞれ可動手段により各発光路内に選択的に配置され、発光素子から出射される光を平行光として第1対物レンズに向かわせる第1レンズ素子,第2レンズ素子が設けられ、第1受光面と第2対物レンズとの間および第2受光面と第2対物レンズとの間の各受光路には、それぞれ可動手段により各受光路内に選択的に配置され、第2対物レンズより平行光として入射される反射光を各受光面に向けて集光する第3レンズ素子,第4レンズ素子が設けられていることにより、外装筐体を薄型にしても、発光素子の第1発光面,第2発光面から出射される光を有効として監視領域の床面に向けて照射することができる。
光の授受関係で、第1発光面と第1受光面とが対応し、第2発光面と第2受光面とが対応しているとして、第1発光面側の第1レンズ素子と第1受光面側の第3レンズ素子とを発光路,受光路内に位置させることにより、スポット光の幅を自動ドアに対する進入方向に沿っていずれか一方の側に延ばすことができ、また、第2発光面側の第2レンズ素子と第2受光面側の第4レンズ素子とを発光路,受光路内に位置させることにより、スポット光の幅を自動ドアに対する進入方向に沿っていずれか他方の側に延ばすことができる。また、第1ないし第4のレンズ素子をともに発光路,受光路内に位置させることにより、スポット光の幅を自動ドアに対する進入方向に沿って一方の側と他方の側とに延ばすことができる。
また、第1ないし第4の各レンズ素子に、それぞれシリンドリカルレンズを軸方向に2分割した半割シリンドリカルレンズを用いることにより、シリンドリカルレンズ自体入手が容易でかつ安価であるため、部品コストを安価に抑えることができる。
また、各半割シリンドリカルレンズについては、その一端側を回転支軸を介して発光部と受光部とに支持させ、光路に対してほぼ直角として光路内に配置される使用位置と、光路から外れた不使用位置との間で回転可能とすることにより、各レンズ素子の可動手段の構成を簡素化することができる。
また、外装筐体を薄型にするにしても、外装筐体を無目の底壁面のほぼ全体を目隠しできる厚さの薄い扁平な箱体として、その内部に発光部と受光部とを並置して状態で収納することにより、自動ドアのドア枠(無目)と一体感を有し、ドア枠周りの美観を損なうことなく設置し得る、特に家庭用自動ドアに好適な反射型センサを提供することができる。
また、外装筐体の薄型化された箱体に、発光部と受光部との間で光の授受を行うための開口部として、発光部および受光部の各光軸と対向する端面に形成された第1開口部と、その端面に隣接する少なくとも一方の側面に形成された第2開口部とを形成し、箱体内に、発光部および上記受光部の各光軸を第1開口部もしくは第2開口部のいずれか一方に選択的に向かわせるための光軸変更手段を設けることにより、この自動ドア用反射型センサを無目の底壁面もしくは側壁面のいずれか一方に配置することができる。
また、外装筐体内に設けられる光軸変更手段として、角度可変の反射ミラーを用いることにより、構成のより一層の簡素化と低コスト化をはかることができる。
次に、図1ないし図8により、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
まず、図1の外観斜視図を参照して、本発明の自動ドア用反射型センサ10は、内部に後述するセンサ本体30(例えば、図3参照)が収納される扁平な箱体からなる外装筐体11を備える。なお、以下の説明において、自動ドア用反射型センサを単に「自動ドアセンサ」と言うことがある。
図2(a),(b)を併せて参照して、この実施形態に係る外装筐体11は、図2(a)に示すように、自動ドア装置の無目22の側壁面22aに取り付けることもできるし、図2(b)に示すように、無目22の底壁面22bにも取り付けることもできる。
そのため、外装筐体11には、内蔵されているセンサ本体30から下方の図示しない自動ドア装置の床面(監視領域)に向けて光を照射する第1,第2のスリット状に形成された2つの開口部12,13を有している。
第1開口部12は外装筐体11の所定の端面11aに配置され、第1開口部13は外装筐体11の端面11aに隣接する側面11bに配置されている。
外装筐体11は、自動ドア装置の無目22と一体感を有し、ドア枠周りの美観を損なうことなく設置し得るようにするため、無目22の底壁面22aのほぼ全体を目隠しできる間口(横寸法W)および奥行き(縦寸法L)を備えることが好ましい。厚さ(高さH)については可能なかぎり薄くすることが好ましい。
例えば、図3(c)に示されている片開きの引き戸式ドア用途の場合の実寸法例として、外装筐体11の大きさは、例えば間口75cm,奥行き6.5cm,厚さ1.6cm程度が好ましく選択される。
次に、図3(a)〜(c)を参照して、外装筐体11内に収納されるセンサ本体30の構成を説明する。図3(a)はセンサ本体30の模式的な正面図,図3(b)はセンサ本体30の模式的な左側面図,図3(c)は自動ドアセンサ10を片開き引き戸式の自動ドア21を有する自動ドア装置20に取り付けた状態を示す斜視図である。
図3(a)に示すように、センサ本体30は、上辺に基板32を有するセンサ筐体31を備える。センサ筐体31の内部は、仕切り壁31cにより2つの部屋31a,31bに分割されており、一方の部屋31aに発光部40が設けられ、他方の部屋31bに受光部50が設けられる。
発光部40は、発光素子41と第1対物レンズ42とを備える。この実施形態において、発光素子41には赤外線発光ダイオードが用いられ、この例では3つの発光素子41が基板32に実装されている。第1対物レンズ42は、単眼凸レンズからなる対物レンズで部屋31aの光出射用開口部に嵌着されている。
受光部50は、受光素子51と第2対物レンズ52とを備える。この実施形態において、受光素子にはフォトダイオードが用いられ、この例では発光素子41と同数の3つの受光素子51が基板32に実装されている。第2対物レンズ52は、単眼凸レンズからなる対物レンズで部屋32aの受光用開口部に嵌着されている。
図3(c)を参照して、自動ドア21の入口側(踏み込み方向側)近傍の床面Fが監視領域に設定され、発光部40の各発光素子41から第1対物レンズ42を介して監視領域の床面Fに赤外線のスポット光Sp1が照射され、その反射光が第2対物レンズ52を介して各受光素子51に入射される。
ところで、上記したように外装筐体11の厚さHを薄くすることに伴い、図3(b)に示すように、センサ筐体31の厚さを薄くし、第1対物レンズ42,第2対物レンズ52もセンサ筐体31内に収まるようにレンズ幅を狭くすると、先の図9(b)で説明したように、発光素子41から出射される光のうち、主として中央部分の光束Aのみが第1対物レンズ42を通過し、左右の光束B,Cは有効に使用することができない。
そのため、監視領域の床面Fには中央部分の光束Aによるスポット光SP1が照射されるが、そのスポット光SP1は径が小さいばかりでなく、その径の大きさは固定で、自動ドア21に対する進入方向に沿ってスポット光の幅を延ばすこともできない、という問題が生ずる。
この点を解決するため、本発明では、発光部40に第1,第2の2つのレンズ素子43,44を設け、また、受光部50にも第3,第4の2つのレンズ素子53,54を設ける。
この実施形態によると、発光部40側の第1レンズ素子43と受光部50側の第3レンズ素子53には、図7に示すように、シリンドリカルレンズ60を軸方向に2分割した一方の半割シリンドリカルレンズ61が用いられ、また、発光部40側の第2レンズ素子44と受光部50側の第4レンズ素子54には、他方の半割シリンドリカルレンズ62が用いられる。
図3(b)において、各発光素子41および各受光素子51の光軸をX−Xとして、各発光素子41の発光面を光軸X−Xを中心として仮想的に右側の第1発光面41aと左側の第2発光面41bとに区分けする。
同様に、各受光素子51の受光面を光軸X−Xを中心として仮想的に右側の第1受光面51aと左側の第2受光面51bとに区分けする。
また、図3(b)において、発光部40側における第1発光面41aから第1対物レンズ42に至る光経路を第1発光路40aとし、第2発光面41bから第1対物レンズ42に至る光経路を第2発光路40bとする。
同様に、受光部50側における第1受光面51aと第2対物レンズ52との間の光経路を第1受光路50aとし、第2受光面51bと第2対物レンズ52との間の光経路を第2受光路50bとする。
第1レンズ素子43は、第1発光路40a内に選択的に配置され、第2レンズ素子44は、第2発光路40b内に選択的に配置される。また、第3レンズ素子53は、第1受光路50a内に選択的に配置され、第4レンズ素子54は、第2受光路50b内に選択的に配置される。
なお、図3(b)では、各発光素子41と各受光素子51,第1レンズ素子43と第3レンズ素子53,第2レンズ素子44と第4レンズ素子54,第1発光路40aと第1受光路50a,第2発光路40bと第2受光路50bは、それぞれは重なった位置にあり、図3(b)の右側は図3(a)における紙面の裏側に対応し、図3(b)の左側は図3(a)における紙面の表側に対応する。
この実施形態において、各レンズ素子43,44,53,54は、それらの各一端(図3(a)における上端)が回転支軸33,34,35,36を介してセンサ筐体31に回動可能に支持される。図3(a)(b)には、各レンズ素子43,44,53,54が各光路から外れた位置(不使用位置)にある状態が図示されている。
この状態から、床面F上に照射されるスポット光SPの幅を広げるには、例えば図4(a),(b)に示すように、第1レンズ素子43と第3レンズ素子53とを回動させて第1発光路40a内,第1受光路50a内にそれらの光路に対してほぼ直角として使用位置に配置する。なお、図4(b)において、第2レンズ素子44,第4レンズ素子54は作図の都合上省略されている。
これにより、発光素子41の右側の第1発光面41aから出射される光は、第1レンズ素子43にて平行光となり第1対物レンズ42を介して監視領域の床面Fに向けて照射され、図4(c)に示すように、自動ドア21に対する進入方向(踏み込み方向)Eに沿って、発光素子41の中央部分から出射される光によるスポット光SP1の手前側にスポット光SP2が照射される。
このスポット光SP2の床面Fでの反射光は、第2対物レンズ52を介して平行光として受光部50に入射され、第3レンズ素子53により受光素子51の第1受光面51aに向けて集光される。このようにして、第1対物レンズ42,第2対物レンズ52の角度等を調整することなく、床面Fに形成されるスポット光SP1の幅を自動ドア21に対する進入方向Eに沿ってSP1+SP2のように広げることができる。
これに対して、図5(a),(b)に示すように、第2レンズ素子44と第4レンズ素子54とを回動させて第2発光路40b内,第2受光路50b内にそれらの光路に対してほぼ直角として使用位置に配置すると、発光素子41の左側の第2発光面41bから出射される光は、第2レンズ素子44にて平行光となり第1対物レンズ42を介して監視領域の床面Fに向けて照射される。なお、図5(b)において、第1レンズ素子43,第3レンズ素子53は作図の都合上省略されている。
これにより、図5(c)に示すように、自動ドア21に対する進入方向Eに沿って、発光素子41の中央部分から出射される光によるスポット光SP1の後ろ側(ドア側)にスポット光SP3が照射される。
このスポット光SP3の床面Fでの反射光は、第2対物レンズ52を介して平行光として受光部50に入射され、第4レンズ素子54により受光素子51の第2受光面50bに向けて集光される。このようにして、第1対物レンズ42,第2対物レンズ52の角度等を調整することなく、床面Fに形成されるスポット光SP1の幅を自動ドア21に対する進入方向Eに沿ってSP1+SP3のように広げることができる。
また、別の例として、図6(a),(b)に示すように、第1レンズ素子43を第1発光路40a内に配置するとともに、第2レンズ素子44を第2発光路40b内に配置し、同様に、第3レンズ素子53を第1受光路50a内に配置するとともに、第3レンズ素子54を第2受光路50b内に配置すると、上記した図4の例と図5の例とが合わさった状態となる。
すなわち、図6(c)に示すように、スポット光SP1の手前側と後ろ側とにスポット光SP2,SPが照射され、これによっても、第1対物レンズ42,第2対物レンズ52の角度等を調整することなく、床面Fに形成されるスポット光SP1の幅を自動ドア21に対する進入方向Eに沿ってSP2+SP1+SP3のように広げることができる。
なお、上記実施形態では、各レンズ素子43,44,53,54をセンサ筐体31に対して回動可能としているが、例えば各レンズ素子43,44,53,54をセンサ筐体31の側方からセンサ筐体31内に向けて出没可能(差し込み可能)としてもよい。
次に、図8(a),(b)に示すように、上記センサ本体30は、第1対物レンズ42,第2対物レンズ52側を外装筐体11の端面に形成されている第1開口部12と対向させた状態で外装筐体11内に収納されるが、外装筐体11内には、センサ本体30の光軸(光路)を第1開口部12から外装筐体11の側面に形成されている第2開口部13に切り替える反射ミラー14が回動可能に設けられている。
これによれば、図8(a)に示すように、反射ミラー14を第2開口部13側に回動して第1開口部12を開放することにより、この自動ドアセンサ10を図2(a)に示すように無目22の側壁面22aに取り付けて使用することができる。
これに対して、図8(b)に示すように、反射ミラー14を第1開口部12側に向けてほぼ45度回動させてセンサ本体30の光路を遮る位置とすることにより、センサ本体30の光軸が第2開口部13側に向けられるため、この自動ドアセンサ10を図2(b)に示すように無目22の底壁面22bに取り付けて使用することができる。
なお、図8(a),(b)において、センサ本体30には、各レンズ素子43,44,53,54が省略されている。また、第1開口部12,第1開口部13には、防塵用の適当なフィルムが設けられてよい。
また、外装筐体11の第1開口部12と第2開口部13について、上記実施形態では、第1開口部12と第2開口部13とを個別的に形成しているが、第1開口部12と第2開口部13とをつなげて外装筐体11の端面と側面との角部に配置してもよい。
また、上記実施形態では、各レンズ素子43,44,53,54にシリンドリカルレンズを用いて平行光としているが、発光素子から出射される光を平行光とし、また、対物レンズから入射される床面からの反射光を平行光とし得るレンズであれば、シリンドリカルレンズに代えてそのレンズを使用することができる。
本発明の自動ドア用反射型センサを示す外観斜視図。 (a)上記自動ドア用反射型センサを無目の側壁面に取り付けた状態を示す外観斜視図,(b)上記自動ドア用反射型センサを無目の底壁面に取り付けた状態を示す外観斜視図。 (a)上記自動ドア用反射型センサのセンサ本体を示す模式的な正面図,(b)その模式的な側面図,(c)各レンズ素子を使用しない場合に上記センサ本体によって形成されるスポット光を含む自動ドア装置の外観斜視図。 (a)上記センサ本体の第1使用状態を示す模式的な正面図,(b)その模式的な側面図,(c)上記第1使用状態におけるスポット光を含む自動ドア装置の外観斜視図。 (a)上記センサ本体の第2使用状態を示す模式的な正面図,(b)その模式的な側面図,(c)上記第2使用状態におけるスポット光を含む自動ドア装置の外観斜視図。 (a)上記センサ本体の第3使用状態を示す模式的な正面図,(b)その模式的な側面図,(c)上記第3使用状態におけるスポット光を含む自動ドア装置の外観斜視図。 各レンズ素子に用いられるシリンドリカルレンズを示す斜視図。 (a)上記自動ドア用反射型センサを図2(a)の状態で用いる際の反射ミラーの切り替え状態を示す模式的な断面図,(b)上記自動ドア用反射型センサを図2(b)の状態で用いる際の反射ミラーの切り替え状態を示す模式的な断面図。 (a)自動ドア用反射型センサに用いられる発光素子と対物レンズを示す模式図,(b)従来の自動ドア用反射型センサでセンサ筐体を薄型化した場合を示す模式的な断面図。
符号の説明
10 自動ドア用反射型センサ
11 外装筐体
12 第1開口部
13 第2開口部
14 反射ミラー
20 自動ドア装置
21 自動ドア
22 無目
30 センサ本体
31 センサ筐体
40 発光部
40a 第1発光路
40b 第2発光路
41 発光素子
41a 第1発光面
41b 第2発光面
42 第1対物レンズ
43 第1レンズ素子
44 第2レンズ素子
50 受光部
50a 第1受光路
50b 第2受光路
51 受光素子
51a 第1受光面
51b 第2受光面
52 第2対物レンズ
53 第3レンズ素子
54 第4レンズ素子
SP1〜SP3 スポット光
X 光軸

Claims (7)

  1. 自動ドア近傍の床面を監視領域として、上記監視領域に向けて第1対物レンズを介して光を照射する発光素子を有する発光部と、上記監視領域からの反射光を第2対物レンズを介して受光する受光素子を有する受光部と、内部に上記発光部と上記受光部とが並置された状態で収納され上記自動ドアの無目に配置される外装筐体とを含む自動ドア用反射型センサにおいて、
    上記発光素子の発光面および上記受光素子の受光面を、それらの光軸を中心として仮想的に第1発光面,第2発光面、第1受光面,第2受光面に区分けして、
    上記第1発光面と上記第1対物レンズとの間および上記第2発光面と上記第1対物レンズとの間の各発光路には、それぞれ可動手段により上記各発光路内に選択的に配置され、上記発光素子から出射される光を平行光として上記第1対物レンズに向かわせる第1レンズ素子,第2レンズ素子が設けられ、
    上記第1受光面と上記第2対物レンズとの間および上記第2受光面と上記第2対物レンズとの間の各受光路には、それぞれ可動手段により上記各受光路内に選択的に配置され、上記第2対物レンズより平行光として入射される上記反射光を上記各受光面に向けて集光する第3レンズ素子,第4レンズ素子が設けられていることを特徴とする自動ドア用反射型センサ。
  2. 光の授受関係で、上記第1発光面と上記第1受光面とが対応し、上記第2発光面と上記第2受光面とが対応しているとして、上記第1発光面側の上記第1レンズ素子と上記第1受光面側の上記第3レンズ素子とが同期して同じ位置に動かされ、上記第2発光面側の上記第2レンズ素子と上記第2受光面側の上記第4レンズ素子とが同期して同じ位置に動かされることを特徴とする請求項1に記載の自動ドア用反射型センサ。
  3. 上記第1ないし第4の各レンズ素子には、それぞれシリンドリカルレンズを軸方向に2分割した半割シリンドリカルレンズが用いられることを特徴とする請求項1または2に記載の自動ドア用反射型センサ。
  4. 上記各レンズ素子に用いられる半割シリンドリカルレンズは、その一端側が回転支軸を介して上記発光部と上記受光部とに支持され、上記光路に対してほぼ直角として上記光路内に配置される使用位置と、上記光路から外れた不使用位置との間で回転可能であることを特徴とする請求項3に記載の自動ドア用反射型センサ。
  5. 上記外装筐体が、上記無目の底壁面のほぼ全体を目隠しできる厚さの薄い扁平な箱体からなり、上記箱体に上記発光部と上記受光部とが並置された状態で収納されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の自動ドア用反射型センサ。
  6. 上記箱体には、上記発光部と上記受光部との間で光の授受を行うための開口部として、上記発光部および上記受光部の各光軸と対向する端面に形成された第1開口部と、上記端面に隣接する少なくとも一方の側面に形成された第2開口部とが形成されており、上記箱体内には、上記発光部および上記受光部の各光軸を上記第1開口部もしくは上記第2開口部のいずれか一方に選択的に向かわせるための光軸変更手段が設けられ、当該自動ドア用反射型センサが上記無目の底壁面もしくは側壁面のいずれか一方に配置可能としたことを特徴とする請求項5に記載の自動ドア用反射型センサ。
  7. 上記光軸変更手段が、上記箱体に設けられた角度可変の反射ミラーからなることを特徴とする請求項6に記載の自動ドア用反射型センサ。
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