JP2010065716A - 異物侵入防止機能付き管継手 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体部から突出させた内筒部と、内筒部の外周側に接続管の挿入部を形成するように所定の間隔を隔てて同心円状の外筒部を有する管継手であって、内筒部先端と外筒部先端との間に生じる接続管を挿入するための先端開口部(A)を塞ぐように異物侵入防止部材を装着してあり、当該異物侵入防止部材は弾力性を有するとともに、接続管を挿入すると接続管の先端部によって押し込まれ、挿入部の底部に移動するものであることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
差し込みタイプの管継手としては接続管の外側で止水シールするインコアタイプと、内側で止水シールする内筒付タイプの大きくは2種類が存在する。
内筒付タイプの管継手であっては、例えば図5に示すように内筒部111の外周にOリング等のシール部材121を装着し、この内筒部の外周側に接続管の挿入部を有するように袋ナット112等にて外筒部を形成した管継手で説明すると、この接続管1を差し込むための挿入部に異物2が侵入しやすく、また深く、間隔の狭い空間になっているために侵入した異物を取り除くのが困難で、この部分に異物が侵入したままの状態で接続管を差し込むと、内筒部の外周に装着してあるOリング121に傷付けたり、接続管の差し込み深さが不充分になり、最悪の場合には水モレが発生する恐れがあった。
また、接続管の先端が斜めに切断されているような場合にあっては、図5(c),(d)に示すように、接続管1の斜めになっている切断面1bに、Oリングが入りにくく、図5(c)に示した例ではOリング121の下側の部分が先に接続管1の先端内側に当接するために、Oリングが上方に浮き上がるためにOリング121の上側部分がねじれたり、Oリング溝からはみ外してしまう問題があった。
従って、Oリングのシール圧を高くするために外径を接続管1の内径より大きくしたい要望に十分に対応できなかった。
さらには、挿入部の底部に接続管の先端が部分的に当接した状態になり、この部分に隙間が生じる問題があった。
しかし、この保護キャップは保護キャップを取り付けるための部品が追加的に必要となるだけでなく、配管接続時には保護キャップを取り外さなければならないものである。
ここで、異物侵入防止部材は内筒部と外筒部とで形成したドーナツ状の先端開口部に挿入保持できる程度の弾力性を有していれば材質は特に問わない。
例えば、スポンジ状の樹脂成形体、軟質ゴム系の成形体等が例として挙げられる。
このように、異物侵入防止部材に、例えば、グリース等の潤滑剤を塗布しておくと、接続管の挿入に伴ってこの異物侵入防止部材が内筒部の外周に沿って奥に押し込まれる。
なお、潤滑剤はOリングに塗布してあってもよい。
これにより、Oリングの表面を清浄にしつつ容易に奥深く挿入できる。
また、弾力性のある異物侵入防止部材が接続管の先に押されながら内筒部の外周に沿って移動するので、接続管の先が斜めに切断されていても異物侵入防止部材が接続管よりも先にOリングをその内側に呑み込むので、Oリングの浮き上がりやかみ込み不具合を防止できる。
さらには、異物侵入防止部材に弾力性があるので、接続管の差し込み先端がやや斜めに切断されていても管継手の挿入部の溝底部に密着する際に先端形状に合致して圧縮変形するため、シール性が向上する。
接続管は樹脂製でもアルミ管等の金属製でもよい。
ここで、接続管がアルミ管(アルミ管を芯材にして外周及び内周が樹脂被覆された複合管)である場合には、弾力性のある異物侵入防止部材にて電気絶縁される作用を有する。
また本継手にあっては、外筒部又は本体部に接続管の接続を確認するための確認穴を形成してあると、接続管の差し込みによって押し込まれた異物侵入防止部材を確認穴を介して外部から目視確認でき、正しく接続管が挿入されたか否かの確認も容易である。
特に、Oリングの浮き上がりやかみ込み不具合を防止できる点でも接続管の差し込みが容易になる。
また、異物侵入防止部材が奥まで正しく押し込まれたか否かを確認穴から目視確認でき、接続管の先端が斜めに切断されていてもそれを吸収できる効果もある。
なお、図1に示した例は袋ナット12bを締め込むことで接続管1とのシール性を確保するタイプを示したが、袋ナットと割リングの組み合せからなるワンタッチ差し込みタイプのものでもよいことはいうまでもない。
管継手10は、外周形状を6角ナット形状にした本体部14から内筒部11を円筒状に突出させ、内筒部11とは反対側に雄ねじ部15を形成し、中心軸に沿って通水孔16を有している。
内筒部11の外周側には、接続管1を差し込むための挿入部13を形成するように所定の間隔を設けて同心円状の外筒基部12aを有し、この外筒基部12aに雄ねじ部を形成し、この部分に螺合して、締め付けられるように袋ナット12bを設けた。
本実施例では外筒基部12aと袋ナット12bとで接続管1の外周側を保持する外筒部12となっている。
袋ナット12bは先端部に向けて内径が縮径されていて、内側に設けた割リング22が袋ナット12bの雌ねじ部12cを締め込むことで縮径し、接続管の外周部を締め付けるようになっている。
挿入部13を形成するためのドーナツ状の溝において、その底部13aは外形形状がナット状の本体部14までに至っていて、本体部14に設けた確認穴17と連通している。
確認穴17は挿入部の底部13a付近から放射状に外部に連通した穴になっている。
未使用(接続管差し込み前)の管継手10には内筒部の先端11aと外筒部(袋ナット)の先端12dとでドーナツ状の先端開口部Aが形成されていて、この先端開口部Aにドーナツ状の異物侵入防止部材30を嵌め込んである。
従って、管継手10は通常、図1(b)の状態で保管運搬されることになる。
この状態では先端開口部Aから異物が内部に侵入するのを効果的に防止している。
異物侵入防止部材30は弾力性に富んだ例えば、絶縁性のある発泡ウレタン製でできている。
これにより、異物侵入防止部材30はこの先端開口部Aに軽く圧縮保持され、ドーナツ状の先端開口部を完全に塞いでいる。
この状態では、確認穴17から異物侵入防止部材30を目視確認できる。
異物侵入防止部材30はその外観斜視図を図3に示すようにドーナツ状になっていて、グリース等の潤滑剤を塗布してある。
なお、必ずしも潤滑剤を塗布する必要はないが、このように潤滑剤を塗布してあると、図1(b)に示すように接続管1の先端1aで異物侵入防止部材30を奥側に押し込みやすくなるだけでなく、Oリング22の表面を清浄にする作用が生じる。
圧縮変形代にて吸収できる範囲ではあるが、図2(c)に示すように接続管1の先端の切断バラツキを吸収することができる。
これにより、挿入部の底部における止水性も向上する。
外筒部12は本体部14に、螺合(12c)していて、確認穴17は外筒部の側面に設けられている。
このタイプの管継手の場合には、挿入部13に突出するように歯付座金40が取り付けられているので内筒部11と外筒部12との先端開口部Aは歯付座金40と内筒部11との間の隙間に相当することになる。
この場合にも図4(c)に示すように異物侵入防止部材30は弾力性を有しているので図4(d)に示すように容易に接続管1を差し込むことができる。
2 異物
10 管継手
11 内筒部
11a Oリング溝
12 外筒部
12a 外筒基部
12b 袋ナット
13 挿入部
13a 底部
14 本体部
15 雄ねじ部
16 通水孔
17 確認穴
21 Oリング
22 割リング
30 異物侵入防止部材
A 先端開口部
Claims (5)
- 本体部から突出させた内筒部と、内筒部の外周側に接続管の挿入部を形成するように所定の間隔を隔てて同心円状の外筒部を有する管継手であって、
内筒部先端と外筒部先端との間に生じる接続管を挿入するための先端開口部(A)を塞ぐように異物侵入防止部材を装着してあり、
当該異物侵入防止部材は弾力性を有するとともに、接続管を挿入すると接続管の先端部によって押し込まれ、挿入部の底部に移動するものであることを特徴とする管継手。 - 内筒部の外周にはOリングを装着してあり、異物侵入防止部材又はOリングには潤滑剤を塗布してあることを特徴とする請求項1記載の管継手。
- 外筒部は、外筒基部に形成した雄ねじ部に袋ナットを螺合し、当該袋ナットとの内側に接続管抜け止め用の割リングを配設したことを特徴とする請求項1又は2記載の管継手。
- 外筒部の内側に接続管抜け止め用の歯付座金を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の管継手。
- 外筒部又は本体部に接続管の接続を確認するための確認穴を形成したことを特徴とする請求項3又は4記載の管継手。
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