JP2010065606A - コンデンサ充放電式点火装置 - Google Patents

コンデンサ充放電式点火装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010065606A
JP2010065606A JP2008232685A JP2008232685A JP2010065606A JP 2010065606 A JP2010065606 A JP 2010065606A JP 2008232685 A JP2008232685 A JP 2008232685A JP 2008232685 A JP2008232685 A JP 2008232685A JP 2010065606 A JP2010065606 A JP 2010065606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ignition
capacitor
circuit
charge
charge detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008232685A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Henmi
敏行 邉見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2008232685A priority Critical patent/JP2010065606A/ja
Publication of JP2010065606A publication Critical patent/JP2010065606A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】
点火周期が短くなっても点火コンデンサの充電不足を解消ないし抑制できるコンデンサ充放電式点火装置を提供する。
【解決手段】
(1)二次巻線132と点火回路16との間に設けられ、二次巻線を流れる電流が点火コンデンサを充電する向きに流れるときにのみ導通する電力移送用一方向導通素子19と、(2)点火コンデンサ163が充放電するときは充放電し、点火コンデンサが放電終了するときに同時に放電終了する充電検出コンデンサ181を有する充電検出回路18と、(3)電力変換用スイッチ14をオン・オフ駆動し、充電検出回路18の充電検出コンデンサ181が所定電圧まで充電されたときにはオン・オフ駆動を停止する駆動回路15とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、点火コンデンサの充電を検出するための回路を備えた内燃機関の点火装置に関し、点火周期が短くなっても(点火サイクルが高速になっても)点火コンデンサの充電不足を解消ないし抑制できるコンデンサ充放電式点火装置に関する。
従来、コンデンサ式充放電点火装置が種々知られている(特許文献1等参照)。図8に示すように、この種のコンデンサ充放電式点火装置8は、直流電源81と、キースイッチ82と、トランス83と、電力変換用トランジスタ84と、駆動回路85と、点火回路86と、点火制御回路87と、充電検出回路88とを備えている。
コンデンサ充放電式点火装置8においてキースイッチ82がオンされると、駆動回路85は、駆動信号(ベース信号)S2を送出して電力変換用トランジスタ84のオン・オフを行なう。これにより、直流電源81からの電力がトランス一次巻線831側からトランス二次巻線832側に移送される。
点火回路86は、ダイオード861と、サイリスタ862と、点火コンデンサ863と、点火コイル864と、点火プラグ865とからなる。図8では、点火コンデンサ863の電圧をVC1で示してある。点火制御回路87は、サイリスタ862のゲートGにターンオン信号およびターンオフ信号(ゲート信号S1)を出力する。充電検出回路88は、充電検出ダイオード881とCR並列回路882との接続回路からなる。CR並列回路882は充電検出コンデンサ8821と、充電検出用抵抗回路8822(抵抗ra,rb)との並列回路からなる。
図9(A),(B)に、図8のコンデンサ充放電式点火装置8の定常動作時における、サイリスタ862のゲート信号S1と、電力変換用トランジスタ84のベース信号S2と、点火コンデンサ863の充電電圧VC1と、充電検出コンデンサ8821の充電電圧VC2との関係を示す。なお、図9(A)は点火周期が比較的長い場合を、図9(B)は点火周期が比較的短い場合を示している。
電力変換用トランジスタ84のオン・オフにより、ダイオード861を介して点火コンデンサ863が充電され、これとともに、充電検出ダイオード881を介して充電検出コンデンサ8821も充電される(図9(A)のt1,t2間参照)。
点火コンデンサ863の充電電圧VC1が所定電圧V1に達するまで充電されたことは、充電検出コンデンサ8821の充電電圧VC2が所定電圧V2まで充電されたことを知ることで検出できる。図8では、駆動回路85は充電検出用抵抗回路8822の抵抗ra,rb間の電圧を監視しており、充電電圧VC2が所定電圧V2に達したと判断したときは、電力変換用トランジスタ84をオフする。なお、図9(A),(B)において、点火回路86は、充電電圧VC1が所定電圧V1より低くても、電圧領域Zであれば正常に動作する。
充電検出コンデンサ8821が所定電圧V2まで充電されると、CR並列回路882では充電検出コンデンサ8821の放電が行なわれる。したがって、点火コンデンサ863が所定電圧V1まで充電されても(図9(A)のt2)、駆動回路85は、サイリスタ862がターンオンするまで(図9(A)のt3)、電力変換用トランジスタ84のオン・オフを繰り返す。
点火制御回路87が、サイリスタ862のゲートGにターンオン信号を出力すると(図9(A)のt3参照)、点火コンデンサ863は、瞬時に放電される。また、充電検出コンデンサ8821の充電電圧VC2は、CR並列回路882での放電により徐々に低下する。図8では、駆動回路85は、点火制御回路87から、サイリスタ862がターンオンしたことを示す信号を受け取り、電力変換用トランジスタ84にオフ信号を継続して出力し、充電検出コンデンサ8821が充電されないようにしてある。
この後、点火制御回路87がサイリスタ862のゲートGにターンオフ信号を出力すると(図9(A)のt4)、駆動回路85は電力変換用トランジスタ84のオン・オフを再開する。
特開平10−266936号公報
しかし、サイリスタ862がターンオフすると、点火コンデンサ863の電圧VC1は瞬時にゼロになるが、充電検出コンデンサ8821の電圧VC2は瞬時にゼロにはならず、所定の時定数で徐々に電位は低下する。このため、次の点火のための充電が開始される時点(t4)で、充電検出コンデンサ8821に電荷が残ってしまう(図9(A)のVC2の波形図においてこのときの充電電圧をVaで示す)。
このため、サイリスタ862がターンオフすることで、点火コンデンサ863の充電が再開されても、充電検出コンデンサ8821は、点火コンデンサ863が所定電圧V1に達するより相当早い時期に所定電圧V2に達してしまう(図9(A)のt5,あるいはt1参照)。このため、点火コンデンサ863は充電が十分でないにもかかわらず、駆動回路85は、長いオン・オフ周期でしか電力変換用トランジスタ84にオン・オフ信号を出力せず、したがって、点火コンデンサ863の充電速度は緩慢となる(図9(A)のt1,t2間参照)。
特に、点火プラグ865の点火周期(S1の周期)が短くなると、図9(B)の点火コンデンサ863の充電電圧VC1の波形図に示されるように、充電電圧不足となる。すなわち、点火コンデンサ863の充電電圧VC1が、点火可能な電圧領域Zから下方に外れてしまい(V1で示す)、この結果、点火が正常に行なえないという問題が生じる。
本発明の目的は、上記の問題を解決するために提案されたものであって、点火周期が短くなっても点火コンデンサの充電不足を解消ないし抑制できるコンデンサ充放電式点火装置を提供することにある。
点火コンデンサの充電を検出するための回路を備えた従来のコンデンサ充放電式点火装置では、点火コンデンサが完全に放電しても充電検出コンデンサが十分に放電できない。本発明者は、この点に着目し、点火コンデンサと充電検出コンデンサとの充放電を同時に行い、かつ充電検出コンデンサの充電電荷を点火コンデンサの放電経路と同一経路でグランドに放電させれば、充電検出コンデンサを完全に放電でき、よって、点火周期が短くなっても点火コンデンサの充電不足を解消ないし抑制できる、との知見を得て本発明を完成した。
すなわち、本発明は、〔1〕から〔4〕を要旨とする。
〔1〕 トランス一次巻線に接続された電力変換用スイッチをオン・オフ駆動することで、前記一次巻線にパルス状の直流電力を供給し、当該直流電力をトランス二次巻線側に設けられた点火回路に移送し、当該点火回路において点火コンデンサを充電し、点火スイッチにより充電電荷を放電させて点火コイルを駆動することで、プラグの点火を行なうコンデンサ充放電式点火装置であって、
前記二次巻線と前記点火回路との間に設けられ、前記二次巻線を流れる電流が前記点火コンデンサを充電する向きに流れるとき(点火コンデンサが十分に充電しており、それ以上充電できない場合を含む)にのみ導通する電力移送用一方向導通素子と、
前記点火コンデンサが充放電するときは充放電し、前記点火コンデンサが放電終了するときに同時に放電終了する充電検出コンデンサを有し、前記電力移送用一方向導通素子の前記点火回路側の端子とグランドとの間に接続された充電検出回路と、
前記電力変換用スイッチをオン・オフ駆動し、前記充電検出回路の前記充電検出コンデンサが所定電圧まで充電されたときには当該オン・オフ駆動を停止し、前記充電検出コンデンサが所定電圧まで放電されたときには当該オン・オフ駆動を再開する駆動回路と、
を備えたことを特徴とするコンデンサ充放電式点火装置。
〔2〕 前記充電検出回路は、一端が前記電力移送用一方向導通素子と前記前記点火回路との間に接続され、他端がグランドに接続された前記充電検出コンデンサと、当該充電検出コンデンサに並列接続された充電検出用抵抗回路とからなり、
前記駆動回路は、前記充電検出用抵抗回路から前記充電検出コンデンサが所定電圧以上であることを示す信号を受け取ったときは前記オン・オフ駆動を停止し、前記充電検出コンデンサが前記所定電圧以下であることを示す信号を受け取ったときは当該オン・オフ駆動を再開することを特徴とする〔1〕に記載のコンデンサ充放電式点火装置。
〔3〕 前記点火回路は、
前記電力移送用一方向導通素子に順極性で接続された点火回路用一方向導通素子と、
一端が前記点火回路用一方向導通素子の電流出力端子に接続され他端がグランドに接続された点火スイッチと、
一端が前記点火回路用一方向導通素子の電流入力端子に接続され他端が点火コイルの入力端子に接続された前記点火コンデンサと、
を有するコンデンサ充放電式点火装置であって、
さらに、前記点火スイッチを制御する点火制御回路を備えたことを特徴とする〔1〕または〔2〕に記載のコンデンサ充放電式点火装置。
〔4〕 前記点火回路が、前記電力移送用一方向導通素子と前記充電検出回路との接続点に複数接続されていることを特徴とする〔1〕から〔3〕の何れかに記載のコンデンサ充放電式点火装置。
本発明によれば、点火コンデンサと充電検出コンデンサとの充放電を同時に行い、かつ充電検出コンデンサの充電電荷を点火コンデンサの充電電荷と同様、同一経路で(点火スイッチを介して)グランドに放電するようにしたので、充電検出コンデンサを完全に放電できる。これにより、点火周期が短くなっても点火コンデンサの充電不足を解消ないし抑制できるようになる。
以下、図1の基本構成図および図2(A),(B)の動作説明図により本発明の基本的な実施形態(単気筒内燃機関用のコンデンサ充放電式点火装置)を説明する。図1において、コンデンサ充放電式点火装置1Aは、トランス13と、電力変換用スイッチ14と、駆動回路15と、点火回路16と、点火制御回路17と、充電検出回路18と、電力移送用一方向導通素子19とを備えている。
駆動回路15は、トランス13の一次巻線131に接続された電力変換用スイッチ14をオン・オフ駆動することで、直流電源11から一次巻線131にパルス状の直流電力を供給し、当該直流電力をトランス13の二次巻線132側に移送する。電力変換用スイッチ14は、典型的にはバイポーラトランジスタ等の電流制御素子であるが、これには限定されない。二次巻線132側に設けられた点火回路16では、点火コンデンサ163を充電し、点火制御回路17により点火スイッチ162をオンする。これにより、点火コンデンサ163の充電電荷を放電させて点火コイル164を駆動し、点火プラグ165の点火を行なう。図2(A)は点火周期が比較的長い場合を、図2(B)は点火周期が比較的短い場合を示している。図2(A),(B)では、点火スイッチ162のオン・オフ状態をMON/OFFで、点火コンデンサ163の充電電圧をV1で、充電検出コンデンサ181の充電電圧をV2で示す。
電力移送用一方向導通素子19は、二次巻線132と点火回路16との間に設けられ、二次巻線132を流れる電流が点火コンデンサ163を充電する向きに流れるとき(点火コンデンサ163が充電飽和しているような場合も含む)にのみ導通することで、点火コンデンサ163の充電を担保している。
充電検出回路18は、充電検出コンデンサ181を有している。充電検出コンデンサ181は、点火コンデンサ163が充放電するときは充放電を行ない、点火コンデンサ163が放電を終了したときに、同時に放電を終了する。すなわち、点火コンデンサ163の充電電荷と、充電検出コンデンサ181の充電電荷とは、同一の点火スイッチ162を介して(同一経路)でグランドGNDに放電する。
この充電検出回路18は、電力移送用一方向導通素子19の点火回路16側の端子とグランドGNDとの間に接続される。
駆動回路15は、電力変換用スイッチ14をオン・オフ駆動し(図2(A),(B)には駆動回路15が送出する制御信号は示さない)、充電検出コンデンサ181が所定電圧V2まで充電されたときには電力変換用スイッチ14のオン・オフ駆動を停止し、充電検出コンデンサ181が所定電圧V2まで放電されたときには当該オン・オフ駆動を再開する(図2(A),(B)には示さない参照)。
本発明では、充電検出コンデンサ181の充電電荷は、点火コンデンサ163の充電電荷の放電と同時に、点火スイッチ162を介して(同一経路)でグランドGNDに放電される。これにより、点火コンデンサ163の充電電荷が完全放電されると同時に、充電検出コンデンサ181も完全放電される(図2(A),(B)のVC1,VC2参照)。
したがって、充電検出コンデンサ181の充電は、完全放電状態から再開されるので、「点火コンデンサ163の充電電圧V1が十分でないのに、充電検出コンデンサ181の充電電圧V2が所定電圧(電力変換用スイッチ14をオン・オフを停止させる電圧)に達してしまい、電力変換用スイッチ14をオン・オフ駆動の周期が長くなる」(図9(B)参照)という事態は生じない。言い換えると、充電検出コンデンサ181の充電は、所定電圧V2に達するまで、電力変換用スイッチ14のオン・オフ駆動が停止されることなく行なわれるので、充電電圧VC2の上昇勾配は高くなる。したがって、点火スイッチ162の点火周期が短くなっても(点火制御回路17が点火スイッチ162に送出するオン・オフ制御信号のサイクルが高速になっても)、点火コンデンサ163の充電不足を解消ないし抑制できる(図2(B)参照)。
図3に図1の電力移送用一方向導通素子に、点火回路を2つ設けた実施形態(二気筒内燃機関用のコンデンサ充放電式点火装置)を示す。図3のコンデンサ充放電式点火装置1Bでは、電力移送用一方向導通素子19と充電検出回路18との接続点に、2つの点火回路16A,16Bが接続されている。図3の実施形態では点火回路16A,16Bの点火タイミングを同一としてあるが、各点火タイミングにズレが生じるようにもできる。
以下、図4、図5(A),(B)、図6および図7(A),(B)により、図1のコンデンサ充放電式点火装置をより具体的に示した実施形態を説明する。図4において、コンデンサ充放電式点火装置1Cは、直流電源11と、キースイッチ12と、トランス13と、電力変換用スイッチ(パワートランジスタ)14と、駆動回路15と、点火回路16と、点火制御回路17と、充電検出回路18と、電力移送用一方向導通素子19とを備えている。
キースイッチ12がオンされると、直流電源11は、トランス13に接続される。駆動回路15は、電力変換用スイッチ14を連続してオン・オフし、直流電源11からの電力が一次巻線131側から二次巻線132側に移送される。図4では、駆動回路15が電力変換用スイッチ14のベース端子Bに出力する信号(ベース電流)をS2で示す。
点火回路16は、二次巻線132側に設けられており、点火回路用一方向導通素子161と、点火スイッチ(サイリスタ)162と、点火コンデンサ163と、点火コイル164と、点火プラグ165とからなる。点火回路用一方向導通素子161は、点火コンデンサ163の充電を担保するために設けられるもので、そのカソードKは点火コンデンサ163の一端に接続されている。点火コンデンサ163の他端は点火コイル164の一次巻線1641に接続され、点火コイル164の二次巻線1642は点火プラグ165に接続されている。点火コイル164の一次巻線1641と二次巻線1642との接続点はグランドGNDに接続されている。
点火スイッチ162のアノードAは、点火回路用一方向導通素子161のカソードK(点火コンデンサ163の前記一端側)に接続され、カソードKがグランドGNDに接続されている。図4では、点火コンデンサ163の電圧をVC1で示してある。
電力移送用一方向導通素子(ダイオード)19は、二次巻線132を流れる電流が点火コンデンサ163を充電する向きに流れるときにのみ導通する。電力移送用一方向導通素子19のカソードKは、点火回路用一方向導通素子161のアノードAに接続されるとともに、充電検出回路18の一端に接続されている。
充電検出回路18は、CR並列回路であり、充電検出コンデンサ181と充電検出用抵抗回路182(抵抗raとrbとからなる)とが並列接続されて構成されている。充電検出回路18の他端は(電力移送用一方向導通素子19のカソードKに接続されている側とは反対側の端子)はグランドGNDに接続されている。
点火制御回路17は、点火スイッチ162のゲートGにターンオン信号およびターンオフ信号(制御信号S1)を出力する。
図4のコンデンサ充放電式点火装置1Cでは、キースイッチ12がオン状態にされると、駆動回路15から電力変換用スイッチ14にパルス状の制御信号(ベース電流)S2が連続して供給され、電力変換用スイッチ14はオン・オフを繰り返す。このとき、点火スイッチ162はオフ状態とされている。
図5(A),(B)に、コンデンサ充放電式点火装置1Cが定常動作しているときの、点火スイッチ162のゲート信号S1と、電力変換用スイッチ14の駆動信号S2と、点火コンデンサ163の充電電圧VC1と、充電検出コンデンサ181の充電電圧VC2との関係を示す。なお、図5(A)は比較的点火周期が長い場合を示し、(B)は比較的点火周期が短い場合を示す図である。
電力変換用スイッチ14のオン・オフにより、一次巻線131に供給される直流電力は二次巻線132側に移送され、電力移送用一方向導通素子19および点火回路用一方向導通素子161を介して点火コンデンサ163が充電されるとともに、電力移送用一方向導通素子19を介して充電検出コンデンサ181も充電される(図5(A)のt1,t2間参照)。
点火コンデンサ163の充電電圧VC1が所定電圧V1に達するまで充電されたかは、充電検出コンデンサ181の充電電圧VC2が所定電圧V2まで充電されたかにより知ることができる。図4では、駆動回路15は充電検出用抵抗回路182のra,rb間の電圧Vrを監視しており、充電電圧VC2が所定電圧V2に達したと判断したときは、電力変換用スイッチ14をオフする。なお、点火回路16はV1より低い電圧であっても、所定の電圧範囲(図5(A)では、電圧領域Zで示す)であれば正常に動作する。
点火コンデンサ163の所定電圧V1まで充電されると、充電検出コンデンサ181も、V1とほぼ同じ電圧(所定電圧V2)まで充電される(図5(A)のt2)。点火コンデンサ163および充電検出コンデンサ181が充電されるときに、二次巻線132側を流れる電流の様子を図7(A)に示す。充電検出回路18には、図6に示すように充電検出コンデンサ181の放電経路(矢印で示す)が形成されるので、駆動回路15は、点火スイッチ162がターンオンするまで(図5(A)のt3参照)、電力変換用スイッチ14のオン・オフを繰り返す。
点火制御回路17が点火スイッチ162のゲートGにターンオン信号を出力すると(図5(A)のt3参照)、点火コンデンサ163の蓄積電荷はグランドGNDに放電され充電電圧VC1がゼロとなる。このとき、点火コイル164の一次巻線1641に電流が流れ、これが点火コイル164の二次巻線1642に誘導起電力となり、点火プラグ165の放電が行なわれる。また、これと同時に、充電検出コンデンサ181の蓄積電荷、点火回路用一方向導通素子161および点火スイッチ162を介して放電され、充電電圧VC2がゼロとなる(図5(A)t3参照)。点火コンデンサ163および充電検出コンデンサ181が放電されるときに、二次巻線132側を流れる電流の様子を図7(B)に示す。
図4のコンデンサ充放電式点火装置1Cでは、点火スイッチ162がオン状態にあるときは、駆動回路15は、点火制御回路17から、その旨を示す信号を受け取り、電力変換用スイッチ14にオフ信号を出力している。したがって、この場合には、一次巻線131および二次巻線132には電流は流れない。なお、点火スイッチ162がオン状態にあるときであても、駆動回路15が電力変換用スイッチ14にオン・オフ信号を出力するようにできる。この場合、一次巻線131および二次巻線132に電流が流れ、二次巻線132を流れる電流は、電力移送用一方向導通素子19、点火回路用一方向導通素子161および点火スイッチ162を介してグランドGNDに流れる。
この後、点火制御回路17が点火スイッチ162のゲートGにターンオフ信号を出力すると(図5(A)のt4)、駆動回路15が電力変換用スイッチ14のオン・オフを再開する。
図4の実施形態では、充電検出コンデンサ181の充電電荷を点火コンデンサ163の充電電荷と同様、点火スイッチ162を介してグランドGNDに放電するようにしている。よって、図5(B)に示すよう点火周期が短い場合であっても、点火コンデンサ163は途切れることなく充電されるので、充電不足を解消ないし抑制できる。
上記の実施形態では、直流電源11を二次電池で示してあるが、本発明は、これに限定されず、直流電源11は、コンデンサや直流発電機から構成されていてもよい。
また、本実施形態においては図示しなかったが、トランス13として三次巻線を有するものを使用し、三次巻線の誘導起電力を電源として駆動回路15を駆動して、制御信号(ベース電流)S2を生成するように構成することもできる。また、直流電源11からの電力により、駆動回路15を駆動するようにしてもよい。
本発明の基本的な実施形態(単気筒内燃機関用のコンデンサ充放電式点火装置)を示す回路構成図である。 図1のコンデンサ充放電式点火装置の動作説明図であり、(A)は点火周期が比較的長い場合を、(B)は点火周期が比較的短い場合を示す波形図である。 本発明の実施形態(二気筒内燃機関用のコンデンサ充放電式点火装置)を示す回路構成図である。 図1のコンデンサ充放電式点火装置のより具体的な実施形態を示す回路構成図である。 図4のコンデンサ充放電式点火装置が定常動作しているときの、点火スイッチのゲート信号と、電力変換用スイッチの駆動信号と、点火コンデンサの充電電圧と、充電検出コンデンサの充電電圧との関係を示す波形図であり、(A)は点火周期が比較的長い場合を、(B)は点火周期が比較的短い場合を示す図である。。 充電検出回路に形成される充電検出コンデンサの充電電荷の放電経路を示す回路説明図である。 (A)は点火コンデンサおよび充電検出コンデンサが充電されるときに、二次巻線側を流れる電流の様子をに示す図、(B)は点火コンデンサおよび充電検出コンデンサが放電されるときに、二次巻線側を流れる電流の様子を示す図である。 従来のコンデンサ式充放電点火装置を示す回路構成図である。 図8の従来のコンデンサ充放電式点火装置の動作説明図であり、(A)は点火周期が比較的長い場合を、(B)は点火周期が比較的短い場合を示す波形図である。
符号の説明
1A,1B,1C コンデンサ充放電式点火装置
11 直流電源
12 キースイッチ
13 トランス
14 電力変換用スイッチ
15 駆動回路
16,16A,16B 点火回路
17 点火制御回路
18 充電検出回路
19 電力移送用一方向導通素子
131 一次巻線
132 二次巻線
161 点火回路用一方向導通素子
162 点火スイッチ
163 点火コンデンサ
164 点火コイル
165 点火プラグ
181 充電検出コンデンサ
182 充電検出用抵抗回路
1641 点火コイルの一次巻線
1642 点火コイルの二次巻線

Claims (4)

  1. トランス一次巻線に接続された電力変換用スイッチをオン・オフ駆動することで、前記一次巻線にパルス状の直流電力を供給し、当該直流電力をトランス二次巻線側に設けられた点火回路に移送し、当該点火回路において点火コンデンサを充電し、点火スイッチにより充電電荷を放電させて点火コイルを駆動することで、プラグの点火を行なうコンデンサ充放電式点火装置であって、
    前記二次巻線と前記点火回路との間に設けられ、前記二次巻線を流れる電流が前記点火コンデンサを充電する向きに流れるときにのみ導通する電力移送用一方向導通素子と、
    前記点火コンデンサが充放電するときは充放電し、前記点火コンデンサが放電終了するときに同時に放電終了する充電検出コンデンサを有し、前記電力移送用一方向導通素子の前記点火回路側の端子とグランドとの間に接続された充電検出回路と、
    前記電力変換用スイッチをオン・オフ駆動し、前記充電検出回路の前記充電検出コンデンサが所定電圧まで充電されたときには当該オン・オフ駆動を停止し、前記充電検出コンデンサが所定電圧まで放電されたときには当該オン・オフ駆動を再開する駆動回路と、
    を備えたことを特徴とするコンデンサ充放電式点火装置。
  2. 前記充電検出回路は、一端が前記電力移送用一方向導通素子と前記前記点火回路との間に接続され、他端がグランドに接続された前記充電検出コンデンサと、当該充電検出コンデンサに並列接続された充電検出用抵抗回路とからなり、
    前記駆動回路は、前記充電検出用抵抗回路から前記充電検出コンデンサが所定電圧以上であることを示す信号を受け取ったときは前記オン・オフ駆動を停止し、前記充電検出コンデンサが前記所定電圧以下であることを示す信号を受け取ったときは当該オン・オフ駆動を再開することを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ充放電式点火装置。
  3. 前記点火回路は、
    前記電力移送用一方向導通素子に順極性で接続された点火回路用一方向導通素子と、
    一端が前記点火回路用一方向導通素子の電流出力端子に接続され他端がグランドに接続された点火スイッチと、
    一端が前記点火回路用一方向導通素子の電流入力端子に接続され他端が点火コイルの入力端子に接続された前記点火コンデンサと、
    を有するコンデンサ充放電式点火装置であって、
    さらに、前記点火スイッチを制御する点火制御回路を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のコンデンサ充放電式点火装置。
  4. 前記点火回路が、前記電力移送用一方向導通素子と前記充電検出回路との接続点に複数接続されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のコンデンサ充放電式点火装置。
JP2008232685A 2008-09-10 2008-09-10 コンデンサ充放電式点火装置 Pending JP2010065606A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008232685A JP2010065606A (ja) 2008-09-10 2008-09-10 コンデンサ充放電式点火装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008232685A JP2010065606A (ja) 2008-09-10 2008-09-10 コンデンサ充放電式点火装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010065606A true JP2010065606A (ja) 2010-03-25

Family

ID=42191395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008232685A Pending JP2010065606A (ja) 2008-09-10 2008-09-10 コンデンサ充放電式点火装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010065606A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102865175A (zh) * 2011-07-07 2013-01-09 曹杨庆 汽油机能量平衡点火电路及平衡控制方法
CN104993546A (zh) * 2015-07-23 2015-10-21 上海神明控制工程有限公司 一种高能点火器用储能电容器充电电路

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04203264A (ja) * 1990-11-29 1992-07-23 Kokusan Denki Co Ltd コンデンサ放電式多気筒内燃機関用点火装置
JPH10259776A (ja) * 1997-03-19 1998-09-29 Kokusan Denki Co Ltd コンデンサ放電式内燃機関用点火装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04203264A (ja) * 1990-11-29 1992-07-23 Kokusan Denki Co Ltd コンデンサ放電式多気筒内燃機関用点火装置
JPH10259776A (ja) * 1997-03-19 1998-09-29 Kokusan Denki Co Ltd コンデンサ放電式内燃機関用点火装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102865175A (zh) * 2011-07-07 2013-01-09 曹杨庆 汽油机能量平衡点火电路及平衡控制方法
CN105673293A (zh) * 2011-07-07 2016-06-15 曹杨庆 汽油机提前角和点火能量双最优点火电路
CN105697213A (zh) * 2011-07-07 2016-06-22 曹杨庆 汽油机能量平衡点火电路及能量控制方法
CN102865175B (zh) * 2011-07-07 2018-06-19 曹杨庆 汽油机能量平衡点火电路及平衡控制方法
CN104993546A (zh) * 2015-07-23 2015-10-21 上海神明控制工程有限公司 一种高能点火器用储能电容器充电电路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950002633B1 (ko) 내연기관용 점화장치 및 방법
US20060021607A1 (en) Engine ignition system
US20120186569A1 (en) Internal combustion engine ignition system
JP6445331B2 (ja) 点火装置
JP5253144B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JP2010065606A (ja) コンデンサ充放電式点火装置
JP6470066B2 (ja) 点火装置
JP5295305B2 (ja) 点火装置
JP4221208B2 (ja) 点火装置および点火方法
JP4440490B2 (ja) 内燃機関用点火装置
WO2019163078A1 (ja) 車両用led点灯制御装置、及び、車両用led点灯制御装置の制御方法
JP2007309098A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP4193714B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JP2010101212A (ja) 内燃機関用点火装置
JP2010053780A (ja) 内燃機関の点火装置
JP2821527B2 (ja) イグニション制御装置
JP4367230B2 (ja) コンデンサ放電式内燃機関用点火装置
JP5610456B2 (ja) 内燃機関用点火装置
WO2006104195A1 (ja) 充電装置
JP4379309B2 (ja) 内燃機関の点火システム
JP2007198220A (ja) 内燃機関の無接点点火装置
JP3555635B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JP2002333653A (ja) 発光装置及びカメラ
JP4893477B2 (ja) 内燃機関用の点火装置
JP4274042B2 (ja) 内燃機関用点火装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120904