JPH04203264A - コンデンサ放電式多気筒内燃機関用点火装置 - Google Patents

コンデンサ放電式多気筒内燃機関用点火装置

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JPH04203264A
JPH04203264A JP32578990A JP32578990A JPH04203264A JP H04203264 A JPH04203264 A JP H04203264A JP 32578990 A JP32578990 A JP 32578990A JP 32578990 A JP32578990 A JP 32578990A JP H04203264 A JPH04203264 A JP H04203264A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコンデンサ放電式多気筒内燃機関用点火装置に
関するものである。
[従来の技術] 周知のように、コンデンサ放電式点火装置は、点火コイ
ルと、該点火コイルの1次側に設けられた点火エネルギ
蓄積用コンデンサと、導通した際に点火エネルギ蓄積用
コンデンサの電荷を点火コイルの1次コイルに放電させ
るように設けられたサイリスタとを有するコンデンサ放
電式の点火回路と、内燃機関の点火時期にサイリスタに
トリガ信号を与える点火信号供給回路と、点火エネルギ
ー蓄積用コンデンサを充電する電源とにより構成される
。多気筒内燃機関を点火する場合には、複数の気筒にそ
れぞれ対応する複数の点火回路が設けられる。
この種の点火装置をバッテリにより駆動する場合には、
発振器から得られる駆動パルスによりオンオフ制御され
るスイッチング素子によりトランスの1次電流を断続さ
せてバッテリ電圧を昇圧させる直流コンバータ回路を設
けて、該コンバータ回路の出力により点火エネルギ蓄積
用コンデンサを充電するようにしている。
このように直流コンバータ回路を用いたコンデンサ放電
式点火装置においては、点火エネルギ蓄積用コンデンサ
の充電電圧を検出して、該検出電圧が一定値の基準電圧
に達したときにコンバータ回路のスイッチング素子への
駆動パルスの供給を制御することによって点火エネルギ
蓄積用コンデンザの充電電圧を所定値に制限するように
している。
従来のこの種の点火装置においては、複数の点火回路の
点火エネルギ蓄積用コンデンサの静電容量の値を全て等
しくし、各点火エネルギー蓄積用コンデンサの充電電圧
の値も同じに設定していた。
従って複数の点火回路がそれぞれ出力する点火型圧は等
しい大きさを有し、機関の各気筒に取付けられた点火プ
ラグに同じ大きさの点火電圧が印加されるようになって
いた。
[発明が解決しようとする課題] 2サイクル多気筒内燃機関、特にオートバイ用の2サイ
クル機関においては、機関の配置の都合上容気筒の排気
管の形状を異ならせる場合があり、このような場合には
、排気管の形状の差異に伴って、複数の気筒の点火プラ
グの放電開始電圧に差が生じることがある。複数の気筒
の点火プラグの放電開始電圧の差は数kVにも及ぶこと
がある。
このような場合、点火プラグに火花を飛ばずために必要
な点火電圧の大きさが気筒によって異なることになるが
、従来の点火装置では複数の気筒の点火プラグに供給す
る点火電圧を全て等しくし、その値は複数の気筒のそれ
ぞれの所要の火花電圧の内、最も高い電圧の値に設定し
ていた。
そのため、所要の点火電圧か低い気筒に対応する点火回
路では点火エネルギ蓄積用コンデンザに必要以上に大き
なエネルギが蓄積されることになリ、バッテリの消費が
必要以上に大きくなるという問題かあった。
本発明の目的は、各点火回路の点火エネルギー蓄積用コ
ンデンサに必要以上に大きなエネルギーが蓄積されるの
を防いでバッテリの消費を少なくしたコンデンサ放電式
多気筒内燃機関用点火装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、内燃機関の複数の気筒にそれぞれ対応させて
設けられた複数のコンデンサ放電式点火回路と、バッテ
リの電圧を昇圧する直流コンバータ回路とを備えた多気
筒内燃機関用点火装置に係わるものである。
コンデンサ放電式の各点火回路は、点火コイルの1−次
側に設けた点火エネルギー蓄積用コンデンサの電荷をサ
イリスクを通して点火コイルの1次コイルに放電させる
ことにより対応する気筒の点火プラグに点火電圧を供給
するものである。
また本発明は、少なくとも」つの気筒で点火火花を生じ
させるためにその気筒の点火プラグに印加すべき所要点
火電圧が他の気筒の所要点火電圧と異なっている多気筒
内燃機関を点火する点火装置を対象とする。
本発明においては、少なくとも1つの気筒に対応する点
火回路の点火エネルギー蓄積用コンデンサの静電容量を
他の点火回路の点火エネルギー蓄積用コンデンサの静電
容量と異なる大きさに設定して、各点火回路が出力する
点火電圧を対応する気筒の所要点火電圧にほぼ等しくす
るようにした。
本発明ではまた、少なくとも1つの気筒に対応する点火
回路の点火エネルギー蓄積用コンデンサの充電電圧を他
の点火回路の点火エネルギー蓄積用コンデンサの充電電
圧と異なる大きさに設定して、各点火回路が出力する点
火電圧を対応する気筒の所要点火電圧にほぼ等しくする
ようにしても良い。
上記のように各点火回路の点火エネルギー蓄積用コンデ
ンサの充電電圧を設定するためには、例えば複数の点火
回路のそれぞれの点火エネルギー蓄積用コンデンサの充
電電圧を検出する充電電圧検出回路と、該充電電圧検出
回路により検出された各点火回路の点火エネルギー蓄積
用コンデンサの充電電圧が対応する気筒の所要点火電圧
に相応した大きさに達したときに前記コンバータ回路の
出力を停止させるコンバータ回路制御回路とを設ければ
よい。
[作 用] コンデンサ放電式の点火回路においては、点火エネルギ
蓄積用コンデンサの静電容量を01充電電圧をVcとし
たとき、点火コイルの2次コイルに発生する電圧■2は
、コンデンサに蓄積されるエネルギ(1/2) CVc
 2の平方根にほぼ比例する。
本発明の点火装置のように、少なくとも1つの点火回路
の点火エネルギ蓄積用コンデンサの静電容量を他の点火
回路の点火エネルギー蓄積用コンデンサの静電容量と異
ならせるか、または少なくとも1.つの点火回路の点火
エネルギー蓄積用コンデンザの充電電圧を他の点火回路
の点火エネルギー蓄積用コンデンサの充電電圧と異なら
せて、各点火回路の出力電圧を各気筒の所要の点火電圧
にはぼ等しい大きさとするととと、各点火回路の出力電
圧が過大になるのを防ぐことができる。従って点火エネ
ルギー蓄積用コンデンサに過大なエネルギーが蓄積され
るのを防ぐことができ、バッテリの無駄な消費を防ぐこ
とかできる。
また直流コンバータ回路は必要以上の出力を発生する必
要が無いため、該コンバータ回路の小形化を図ることが
できる。
[実施例] 以下添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は2気筒内燃機関用点火装置に本発明を適用した
一実施例を示したもので、同図において]は一端が接地
された1−次コイル1aと2次コイル]bとを有する点
火コイルである。1次コイル1aの両端にはカソードを
接地側に向けたダイオードDIが並列接続されている。
1次コイル1aの非接地側端子には点火エネルギ蓄積用
コンデンサC1の一端が接続され、該コンデンサC1の
他端と接地間にはカソードを接地側に向けたサイリスタ
S1と抵抗R1とが並列接続されている。サイリスタS
1のゲートカソード間にはコンデンサC3と抵抗R3と
か並列接続されている。これらによりコンデンサ放電式
の第1の点火回路2が構成されている。
同様に、1次コイル3a及び2次コイル3bを有する点
火コイル3、ダイオードD2、点火エネルギ蓄積用コン
デンサC2、サイリスタS2、抵抗R2、コンデンサC
4及び抵抗R4により、第1−の点火回路2と同様の第
2の点火回路4が構成されている。
点火コイル1及び3の2次コイル11〕及び3bはそれ
ぞれ高圧コードを介して、図示しない機関の第1及び第
2気筒に取付けられた点火プラグ5及び6に接続されて
いる。
本発明の点火装置か適用される機関においては、排気管
の形状の差異等に起因して、第1気筒の点火プラグ5と
第2気筒の点火プラグ6とては、火花放電を開始させる
ために各点火プラグに印加する必要がある所要点火電圧
(必要にして十分な大−1i、− きざの点火電圧)の大きさが異なっている。
本実施例においては、点火エネルギ蓄積用コンデンサC
I と02の静電容量の値が互いに異なっており、両コ
ンデンサCI及びC2の静電容量が、それぞれ機関の第
1−及び第2気筒の所要の点火電圧の平方根にほぼ比例
する値に設定されている。
点火エネルギ蓄積用コンデンサC1及びC2を充電する
ため、コンバータ主回路7と発振回路8とからなる直流
電圧昇圧用コンバータ回路9が設けられている。コンバ
ータ主回路7はトランス1−0と、電界効果l・ランジ
スタ11−と、ダイオードD3及びD4とからなってい
る。トランス10の1次コイルの一端は負極を接地した
バッテリ12の正極に電源スィッチ13を介して接続さ
れ、トランス10の1次コイルの他端は電界効果トラン
ジスタ11のドレインに接続されている。電界効果l・
ランジスタ11のソースは接地されている。
トランス10の2次コイルの一端は接地され、その他端
にはダイオードD3及びD4とのアノードが共通に接続
されている。ダイオードD3及びD4のカソードはそれ
ぞれ点火エネルギ蓄積用コンデンサC1及びC2の他端
に接続されている。この例では電界効果トランジスタ1
1がコンバータ回路のスイッチング素子を構成している
発振回路8は演算増幅器と抵抗及びコンデンサで構成さ
れた公知の非安定マルチバイブレータからなり、例えば
200 kl(2程度の周波数の矩形波パルスを出力す
る。トランス10の1次コイルの一端と接地間にはコン
デンサC5と安定化電源回路1.4の入力端子とが並列
接続されている。発振回路8は安定化直流電源回路1−
4から得られる定電圧を入力として作動し、該発振回路
の出力パルスはアンド回路15を通して電界効果トラン
ジスタ11のゲートに駆動パルスとして供給される。電
界効果トランジスタ11はこの駆動パルスによりオンオ
フされてトランス1−0の1次電流を断続する。このと
きトランス10の2次コイルに高い電圧が誘起し、この
電圧がダイオードD3及びダイオードD4により整流さ
れてそれぞれ点火エネルギ蓄積用コンデンサCI及びC
2に印加される。
これによりコンデンサC1及びC2が図示の極性に充電
される。
トランス10の2次コイルの両端間にはアノードをトラ
ンス1.0の2次コイルの非接地側に向けたダイオード
D5とコンデンサC6との直列回路が接続され、ダイオ
ードD5とコンデンサC6の共通接続点と接地間には抵
抗R5と抵抗R6の直列回路が接続されている。このダ
イオードD5とコンデンサC6と抵抗R5及び抵抗R6
とによりコンデンサ充電電圧検知回路16が構成されて
おり、抵抗R6の両端には点火エネルギ蓄積用コンデン
サCI及びC2の充電電圧に比例する検出電圧Vcdが
発生する。この検出電圧は比較回路17の反転入力端子
に入力されている。比較回路17の非反転入力端子には
、安定化電源回路1−4の出力電圧を抵抗R7と抵抗R
8とからなる分圧回路により分圧して得た基準電圧■「
が入力されている。この抵抗R7と抵抗R8とからなる
分圧回路により基準電圧発生回路]−8が構成されてい
る。
基準電圧V+は、点火回路2及び4がそれぞれ機関の第
1及び第2気筒の所要点火電圧を発生ずるために必要な
点火エネルギ蓄積用コンデンサC1及びC2の設定充電
電圧Vcsに対応する値に設定されている。
比較回路]7は点火エネルギ蓄積用コンデンサC1及び
C2の充電電圧の検出電圧Vcdと基準電圧Vtとを比
較して、V[>Vcdの時に出力端子の電位が高レベル
(論理値「1」)になり、■r≦Vcdの時に出力端子
の電位か低レベル(論理値「O」)になる。この例では
比較回路1−7から得られる高レベルの信号が動作指令
信号として用いられ、比較回路17から得られる低レベ
ルの信号が停止指令信号として用いられている。比較回
路エフの出力はアンド回路]−5に入力されている。
この例ではアンド回路15により、動作指令信号が発生
したときに発振回路8からスイッチング素子(電界効果
トランジスタ1−1)に駆動パルスを供給し、停止指令
信号が発生しているときに該駆動パルスの供給を停止す
る駆動パルス供給制御回路19が構成されている。
内燃機関の回転角度情報及び速度情報を得るため、機関
の回転に同期して回転するリラクタ20aを有するロー
タ20と該ロータの回転に伴って生ずる磁束変化により
電圧を誘起する信号コイル21及び22とを備えた信号
発電機が設けられ、信号コイル21の出力及び信号コイ
ル22の出力がそれぞれ安定化電源回路14を電源とす
る点火位置制御回路23及び24に入力されている。
上記信号発電機と点火位置制御回路23及び24とによ
り点火信号供給回路25が構成されている。
点火位置制御回路23及び24はそれぞれ各回転速度に
おける機関の第1気筒及び第2気筒の点火位置を演算し
てサイリスタS1及びS2のゲートにそれぞれトリガ信
号Vli及びV12を供給する。
点火位置制御回路23及び24は機関の点火特性に応じ
て種々の構成をとるが、本発明においてはこの点火位置
制御回路の構成は任意である。
サイリスタS1及びS2のゲートはそれぞれ比較回路2
6及び27の反転入力端子に接続され、比較回路26及
び27の非反転入力端子には安定化直流電源回路14の
出力電圧を抵抗R9と抵抗R1,Oとからなる分圧回路
により分圧して得た基準電圧Vrgが共通に入力されて
いる。比較回路26及び27はそれぞれサイリスタS1
及びS2のゲートカソード間電圧Vgkと基準電圧V+
gとを比較してV rg> V gkの時に高レベル(
論理値「1」)の信号を出力し、V+g≦Vgkの時に
低レベル(論理値「0」)の信号を出力する。基準電圧
V+gの値はサイリスタS1及びS2のトリガレベルよ
りも低く設定されていて、信号V11及びV12がサイ
リスタS1及びS2のトリガレベルに達する前に比較回
路26及び27の出力がそれぞれ低レベルになるように
設定しである。比較回路26及び27の出力信号はそれ
ぞれアンド回路15に入力されている。
本実施例においては、第1の点火回路2及び第2の点火
回路4のコンデンサC1及びC2を同じ設定充電電圧V
c+まで充電するものとし、両コンデンサCf、、C2
の静電容量を異ならせである。
即ち第1の点火回路の点火エネルギ蓄積用コンデンサC
1の静電容量は、第1の気筒の所要点火電圧に相応した
値に設定され、コンデンサCIを設定電圧Vcsまで充
電することにより該コンデンサに蓄積したエネルギー(
1/2) CI (V cs) 2を点火コイル1の1
次コイルに放出させたときに、点火コイル1の2次コイ
ルに第1の気筒の所要点火電圧が誘起するようしである
また第2の点火回路の点火エネルギ蓄積用コンデンサC
2の静電容量は、第2の気筒の所要点火電圧に相応した
値に設定され、コンデンサC2を設定電圧Vcsまで充
電することにより該コンデンサに蓄積したエネルギー(
1/2) C2(V cs) 2を点火コイル3の1次
コイルに放出させたときに、点火コイル3の2次コイル
に第2の気筒の所要点火電圧が誘起するようしである。
次に上記実施例の動作を説明する。
サイリスタS1及びS2にそれぞれトリ力信号Vtl及
びV12  が与えられていない時には比較回路26及
び27の出力は論理値が「1−」の状態にある。また点
火エネルギ蓄積用コンデンザC1及びC2の端子電圧が
点火に必要かつ十分な所望の充電電圧Vcs以下で充電
電圧の検出電圧Vcdが基準電圧V[よりも低い時には
、比較回路17の出力は論理値が「」」の状態になって
いる。このときは発振回路からパルスが発生ずる毎にア
ンド回路15のアンド条件が成立するため、該アンド回
路1−5を通して電界効果トランジスタ11のゲートに
駆動パルスが与えられ、電界効果トランジスタ↑1−が
オンオフを繰返してトランス]Oの2次コイルに高電圧
が誘起する。この電圧がそれぞれダイオードD3及びD
4を通して点火エネルギ蓄積用コンデンサC1及びC2
に印加されるため、該コンデンサは図示の極性に充電さ
れてその端子電圧が上昇していく。コンデンサC1及び
C2の端子電圧が所望の充電電圧Vcs以上になって検
出電圧Vcdが基準電圧V「以上になると、比較回路1
−7の出力が論理値「0」の状態になり、アンド回路1
5からの駆動パルスの出力が停止して電界効果トランジ
スタ1−コが遮断状態になる。従ってコンバータ主回路
7の動作が停止し、該コンデンサC1及びC2の端子電
圧は共に設定充電電圧■ciに保持される。
機関の第1気筒の点火装置で点火位置制御回路23から
サイリスクS1のゲートにトリ力信号V11が供給され
ると、該サイリスタS1のゲートカソード間電圧Vgk
が上昇していくが、この電圧■gkは該サイリスクS1
のトリガレベルに達する前に基準電圧V+g以上になっ
て比較回路26の出力は論理値が「0」の状態となり、
次いでサイリスクS1のゲートカソード間電圧Vgkが
該サイリスタのトリガレベルに達すると該サイリスタS
1が導通して点火エネルギ蓄積用コンデンサC1の電荷
を点火コイル1−の1−次コイル1aに放電させる。
このコンデンサCIの放電により点火コイル1の2次コ
イル1bに点火電圧が誘起し、点火プラグ5に火花が生
じて第1気筒が点火される。サイリスタS1が導通して
コンデンサCIが放電すると、該サイリスタS1にアノ
ード電流が流れるので、該サイリスクのゲートカソード
間に電圧降下が生じ、該電圧降下によりコンデンサC3
が充電されるためサイリスクS1のゲーI・カソード間
電圧■gkは基準電圧V+g以上に保たれる。サイリス
タS1のアノード電流が消滅してもコンデンサC3の電
荷は抵抗R3を通して一定の時定数で放電し、該コンデ
ンサC3の端子電圧は一定時間基準電圧Vrg以上にな
っている。従って比較回路26の出力はサイリスタS1
にアノード電流が流れている間は勿論、該サイリスタの
アノード電流が消滅した後も一定時間論理値が「0」の
状態を保持し、この間アンド回路1−5が電界効果トラ
ンジスタ1−1−への駆動パルスの供給を停止してコン
バータ主回路7の動作を停止させる。従ってサイリスタ
S1の転流を確実に行わせることができる。
次いで機関の第2気筒の点火位置で点火位置制御回路2
4からサイリスタS2にトリガ信号V12が供給される
と、」上記と同様に作動してサイリスタS2が導通する
。サイリスクS2が導通ずると点火エネルギ蓄積用コン
デンサC2の電荷か点火コイル3の1次コイル3aに放
電し、このとき2−2]、−一 次コイル3bに誘起した点火電圧で点火プラグ6に火花
が生じて第2気筒が点火される。この場合にも比較回路
27の出力は、サイリスタS2のアノード電流が流れて
いる間は勿論、該サイリスタのアノード電流が消滅した
後も一定時間論理値か「0」の状態を保持し、サイリス
タS2の転流を確実に行わせることができる。
次に、第2図は本発明を2気筒内燃機関用点火装置に適
用した他の実施例を示したもので、同図において第1図
と相当する部分には第1図と同じ符号が付しである。本
実施例においては、第1の点火回路2の点火エネルギ蓄
積用コンデンザCIの静電容量と第2の点火回路4の点
火エネルギ蓄積用コンデンサC2の静電容量とを同じ値
(C)に設定し、両コンデンサC1及びC2の充電電圧
を異なる値V csl及びV cs2に設定して、該コ
ンデンサC1及びC2にそれぞれ蓄積されるエネルギ(
1/2)C(VcslN 2及び(1/2) C(Vc
s2)2の大きさをそれぞれ機関の第1気筒及び第2気
筒の所要点火電圧を発生させるのに必要な大きさに−2
2= 設定している。そのため、点火エネルギ蓄積用コンデン
サC1を充電するために第1のコンバータ主回路7Aと
発振回路8きからなる第1.の直流電圧昇圧用コンバー
タ回路が設けられ、また点火エネルギ蓄積用コンデンサ
C2を充電するために第2のコンバータ主回路7Bと発
振回路8とからなる第2の直流電圧用昇圧用コンバータ
回路が設けられている。
第Jのコンバータ主回路7AはトランスIOAと電界効
果トランジスタ]1−八とダイオードD3とにより構成
され、また第2のコンバータ主回路7Bはトランス]、
、 OBと電界効果トランジスタ11BとダイオードC
4とにより構成されている。
トランスIOA及びIOBの各一端は電源スイッチ1−
3を通して負極を接地したバッテリ12の正極に共通に
接続されている。ダイオードD3及びD4の各カソード
はそれぞれ点火エネルギ蓄積用コンデンサC1及びC2
の他端に接続されている。
この例では電界効果トランジスタIIA及び1−1−B
がそれぞれ第1及び第2のコンバータ回路のスイツチン
グ素子を構成している。
発振回路8の出力パルスがそれぞれアンド回路15A及
び15Bを通して電界効果トランジスタ11A及び1−
IBの各ゲートにそれぞれ駆動パルスとして供給される
と、電界効果トランジスタ11A及び11.Bがオンオ
フしてそれぞれトランス1−OA及びIOBの1次電流
を断続し、このときトランスIOA及び1. OBの2
次コイルにそれぞれ誘起した高電圧はダイオードD3及
びD4を通して点火エネルギ蓄積用コンデンサc1及び
C2に印加される。これによりコンデンサc1及びC2
が図示の極性に充電される。
この例ではアンド回路15A及び]、 5 Bによりそ
れぞれ駆動パルス供給制御回路19A及び19Bが構成
されている。
コンバータ主回路7A及び7Bの各出方端子と接地間に
はそれぞれ、充電電圧検出回路1.6 A及び1−6B
が接続されている。充電電圧検出回路16Aは、抵抗R
5Aと抵抗R6Aとからなる分圧回路からなっていて、
点火エネルギ蓄積用コンデンサCIの充電電圧を検出し
て検出電圧V cdlを出力する。また充電電圧検出回
路16Bは抵抗R511と抵抗R6Bとからなる分圧回
路からなっていて、点火エネルギ蓄積用コンデンサC2
の充電電圧を検出して検出電圧V cd2を出力する。
この例では充電電圧検出回路1.6 A及び16Bをそ
れぞれ構成する分圧回路の分圧比が等しく設定されてい
る。
検出電圧Vcdl及びVcd2はそれぞれ比較回路】、
7A及び17Bの反転入力端子に入力されている。比較
回路17Aの非反転入力端子には、安定化直流電源]、
4の出力電圧を抵抗R7Aと抵抗R3Aとからなる分圧
回路により分圧して得た基準電圧V+Iが入力され、比
較回路17Bの非反転入力端子には安定化電源14の出
力電圧を抵抗R7Bと抵抗R8Bとからなる分圧回路に
より分圧して得た基準電圧VT2が入力されている。
この例では抵抗R7Aと抵抗R8Aとからなる分圧回路
により基準電圧発生回路1.8 Aが構成され、抵抗R
7’Bと抵抗R8Bとからなる分圧回路により基準発生
回路18Bが構成されている。
基準電圧V[l及びV「2はそれぞれ第1の気筒及び第
2の気筒の所要点火電圧を得るために必要な点火エネル
ギ蓄積用コンデンサc1及びC2の所要充電電圧Vcs
l及びV C32に対応する値に設定されている。
比較回路17Aの出力はアンド回路15Aに人力されて
いる。比較回路17Aの入力がV+DVcdlの時には
該比較回路から動作指令信号が出力され、アンド回路1
5Aから駆動パルスが出力されてコンバータ主回路7A
が作動し、■r1≦Vcd1の時にアンド回路15Aか
ら停止指令信号が出力されるとアンド回路15Aからの
駆動パルスの供給が停止してコンバータ主回路の作動が
停止する。これにより点エネルギ蓄積用コンデンザc1
は所望の充電電圧Vc+l まで充電される。
同様に、比較回路17Bの入力がVr2>Vcd2の時
にはアンド回路1.5 Bから駆動パルスが出力されて
コンバータ主回路7Bが作動し、V+2≦■cd2の時
にアンド回路1.5 Bからの駆動パルスの供給か停止
してコンバータ主回路7Bの作動が停止するので、点火
エネルギ蓄積用コンデンサC2は所望の充電電圧V c
s2まで充電される。
点火信号供給回路25、比較回路26及び比較回路27
、並びに抵抗R9と抵抗RIOからなる分圧回路は、第
1図に示した実施例の場合と同様に作動して機関の第1
気筒及び第2気筒の点火時期にそれぞれサイリスタS1
及びS2を導通させるとともに該サイリスタの転流を確
実に行わせる。
上記実施例においては、それぞれ充電電圧検出回路16
A及び1.6 Bをそれぞれ構成する分圧回路の分圧比
を同じに設定し、これらの検出回路から得られる検出電
圧Vcd1及びV cd2とそれぞれ比較される基準電
圧V+l及びVT2を互いに異なる値に設定するように
2組の基準電圧発生回路18A及び1.8 Bを設けた
が、コンデンサ充電電圧検知回路16Aと1−6Bとを
互いに異なる分圧比を有する分圧回路で構成し、1個の
基準電圧発生回路から得た基準電圧を比較回路1.7A
と1−7Bの各非反転入力端子に共通に入力するように
してもよい。
第1−図及び第2図に示した実施例においては、複数の
点火回路のうちの1つの点火回路の点火エルネギ蓄積用
コンデンサの静電容量と該コンデンサの所望の充電電圧
とのいずれか一方を他の点火回路の充電電圧と異ならせ
るように設定したが、1つの点火回路の点火エネルギ蓄
積用コンデンサの静電容量及び充電電圧の双方を他の点
火回路の点火エネルギ蓄積用コンデンザの静電容量及び
充電電圧とそれぞれ異ならせて、各点火回路の点火エネ
ルギ蓄積用コンデンサに蓄積されるエネルギをそれぞれ
対応する気筒の所要点火電圧に見合った大きさにするよ
うにしてもよい。
本発明を3気筒以上の多気筒内燃機関用点火装置に適用
するためには、機関の各気筒に対応する複数の点火回路
を設けて、少なくとも1つの点火回路の点火エネルギ蓄
積用コンデンサの静電容量及び充電電圧の少なくとも一
方を他の点火回路のものと異ならせることにより、各点
火回路の点火エネルギ蓄積用コンデンサの充電エネルギ
をそれぞれ対応する気筒の所要点火電圧に見合った太き
さとするようにすれば良い。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、少なくとも1つの点火
回路の点火エネルギ蓄積用コンデンサの静電容量または
充電電圧を他の点火回路のものと異ならせて、各点火回
路が出力する点火電圧を対応する気筒の所要点火電圧に
ほぼ等しくするようにしたので、複数の気筒の所要点火
電圧が異なる場合に各点火エネルギ蓄積用コンデンザに
必要以上の過大なエネルギが蓄積されるのを防ぐことが
でき、バッテリの消費電力が必要以上に太き(なるのを
防ぐことができる。
また所要点火電圧が低い点火回路で余分なエネルギーが
消費されることがないため、該点火回路での損失を少な
くして発熱を少なくすることができ、該点火回路の構成
部品として小形のものを用いて装置の小形化を図ること
ができる。
更に、点火回路に過大なエネルギーを供給する必要が無
いことにより、直流コンバータ回路の容量を小さくする
ことができるため、該コンバータ回路の小形化を図るこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す回路図、第2図は本発明
の他の実施例を示す回路図である。 1.3・・点火コイル、1.a、、3a・・・1次コイ
ル、1、b、3b・・・2次コイル、2.4・・・点火
電圧発生回路、5,6・・点火プラグ、7.7A、、7
B・・・コンバータ主回路、8・・・発振回路、9・・
・直流電圧昇圧用コンバータ回路、11.、IIA、I
IB・・・スイッチング素子(電界効果トランジスタ)
、16゜16A、16B・・・コンデンサ充電電圧検知
回路、1.7.17A、17B・・・比較回路、18,
18A。 1、8 B・・・基準電圧発生回路、19(15)、1
.9A (15A)、19B (1,5B)・・・駆動
パルス供給制御回路(アンド回路)、25・・・点火信
号供給回路、CI、C2・・・点火エネルギ蓄積用コン
デンサ、St、、S2・・・サイリスタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも1つの気筒の点火プラグに印加すべき
    所要点火電圧が他の気筒の点火プラグに印加すべき所要
    点火電圧と異なっている多気筒内燃機関の複数の気筒に
    それぞれ対応させて設けられた複数の点火回路と、バッ
    テリの電圧を昇圧する直流コンバータ回路とを備え、各
    点火回路は点火コイルの1次側に設けた点火エネルギー
    蓄積用コンデンサの電荷をサイリスタを通して点火コイ
    ルの1次コイルに放電させることにより対応する気筒の
    点火プラグに点火電圧を供給するコンデンサ放電式の回
    路からなっているコンデンサ放電式多気筒内燃機関用点
    火装置において、 前記少なくとも1つの気筒に対応する点火回路の点火エ
    ネルギー蓄積用コンデンサの静電容量が他の点火回路の
    点火エネルギー蓄積用コンデンサの静電容量と異なる大
    きさに設定されて、各点火回路が出力する点火電圧が対
    応する気筒の所要点火電圧にほぼ等しく設定されている
    ことを特徴とするコンデンサ放電式多気筒内燃機関用点
    火装置。
  2. (2)少なくとも1つの気筒の点火プラグに印加すべき
    所要点火電圧が他の気筒の点火プラグに印加すべき所要
    点火電圧と異なっている多気筒内燃機関の複数の気筒に
    それぞれ対応させて設けられた複数の点火回路と、バッ
    テリの電圧を昇圧する直流コンバータ回路とを備え、各
    点火回路は点火コイルの1次側に設けた点火エネルギー
    蓄積用コンデンサの電荷をサイリスタを通して点火コイ
    ルの1次コイルに放電させることにより対応する気筒の
    点火プラグに点火電圧を供給するコンデンサ放電式の回
    路からなっているコンデンサ放電式多気筒内燃機関用点
    火装置において、 前記少なくとも1つの気筒に対応する点火回路の点火エ
    ネルギー蓄積用コンデンサの充電電圧が他の点火回路の
    点火エネルギー蓄積用コンデンサの充電電圧と異なる大
    きさに設定されて、各点火回路が出力する点火電圧が対
    応する気筒の所要点火電圧にほぼ等しく設定されている
    ことを特徴とするコンデンサ放電式多気筒内燃機関用点
    火装置。
  3. (3)少なくとも1つの気筒の点火プラグに印加すべき
    所要点火電圧が他の気筒の点火プラグに印加すべき所要
    点火電圧と異なっている多気筒内燃機関の複数の気筒に
    それぞれ対応させて設けられた複数の点火回路と、バッ
    テリの電圧を昇圧する直流コンバータ回路とを備え、各
    点火回路は点火コイルの1次側に設けた点火エネルギー
    蓄積用コンデンサの電荷をサイリスタを通して点火コイ
    ルの1次コイルに放電させることにより対応する気筒の
    点火プラグに点火電圧を供給するコンデンサ放電式の回
    路からなっているコンデンサ放電式多気筒内燃機関用点
    火装置において、 前記複数の点火回路のそれぞれの点火エネルギー蓄積用
    コンデンサの充電電圧を検出する充電電圧検出回路と、
    前記充電電圧検出回路により検出された各点火回路の点
    火エネルギー蓄積用コンデンサの充電電圧が対応する気
    筒の所要点火電圧に相応した大きさに達したときに前記
    コンバータ回路の出力を停止させるコンバータ回路制御
    回路とを具備したことを特徴とするコンデンサ放電式多
    気筒内燃機関用点火装置。
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